7~モールモースの騎兵隊~

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7~モールモースの騎兵隊~ - (2006/12/17 (日) 04:03:02) のソース

<strong>7~モールモースの騎兵隊~</strong><br>
&gt;&gt;14-70~71・73~76・90~94・163~168
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<dt><a href="menu:70">70</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/24(木) 17:14:20
ID:RoS4+RIn</font></dt>
<dd>
アクラリンドの大地を治めるアルメセラ王国。その辺境にある小さな村・モールモースに<br>

王国の騎士団が遠征訓練のためにやってきました。しかし団長のダルガールや取り巻きが<br>

やたら威張り散らすので村人からは嫌われています。<br>
そんな騎士団のテントにある雨の夜、村の戦士の少年・バルディバル(バル)がやってきました。<br>

村はずれの森で不気味な声がしたので魔物かもしれないから調べてほしいというのですが、<br>

当然この偉そうな団長が聞く訳ありません。しかしバルがしつこく頼むので見習い騎士である<br>

主人公をよこす事にしました。<br>
主人公とバルの前が森の中の道を進むと、折り重なった木の枝の上に一人の女の子が横たわっていました。<br>

気を失っている女の子をバルの姉・アルゼルに任せ、主人公がテントに戻ろうとすると<br>

一人の小男に声をかけられます。コジキかホームレスかねずみ男かというようなみすぼらしい<br>

男ですが、彼曰く「情報屋」との事。至る所にいる、要するにセーブポイントです。<br>

翌朝。ダルガールが騎士は他の職種より偉いとか他の奴とは関わるなとか余計な説教をしていると、<br>

またもやテントの外からバルの声が。昨夜の女の子に何かあったようですが、ダルガールは<br>

騎士は小間使いではないと一喝。それでもバルは主人公に女の子と団長とどっちが大事なのかと訴えます。<br>

どこぞの知らない奴より上司の方が大事じゃないかとも思いますが、主人公らしく女の子を<br>

選ぶ主人公。帰還後の団長のカミナリを期待しつつ、バルの家に向かうと女の子はまだ<br>

目を覚ましていませんでした。このままでは意識を取り戻さないかも知れないと言うので<br>

バルと一緒に「黄昏の森」にある気付け薬の材料になる4種のキノコを取って来る事に。<br>

「黄昏の森」は先程の森の道の奥にあるそうなのでバルと共に進んでいくと、謎の光るオバケが<br>

突如現れました。しかしここで引く訳にもいかず2人がオバケに立ち向かおうとすると、森の中から幻術師達が姿を現しました。森の妖精か何かにしか見えない幻術師ですが、<br>

どうやら人間みたいです。ちなみに先程のオバケは彼らの幻灯機から出した幻でした。<br>

2人を脅かしたのはソッコルという幻術師。幻術師達の長・バッフルは平和主義者のようですが、<br>

他の幻術師達は里の者を歓迎しないようです。バッフルの命令でソッコル達はしぶしぶ<br>

キノコ探しを手伝う事に。キノコの生えてる所には魔物がいるので、ソッコルは悪態を<br>

つきながらも戦闘の解説をしてくれます。幻術師達の協力で魔物を撃退し、食べると<br>

凍りつくメルバグ茸、目が覚めるほど苦いオーロット茸、火を噴かんばかりに熱くなる<br>

ベルボグ茸、死人も起きるほど辛いペブロット茸の4つを手に入れる事ができました。<br>

どんな薬になるのかちょっと心配ですがめでたしめでたし……とその時、村の方から<br>

何かが壊れるような凄まじい音が。キノコを持って2人は村に急ぎます。<br>

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<a name="a71"></a></dd>
<dt><a href="menu:71">71</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/24(木) 17:15:07
ID:RoS4+RIn</font></dt>
<dd>
主人公とバルが帰還すると、村には人っ子一人いません。しかし村はずれの騎士団の<br>

テントの方で声がします。2人が行ってみるとテントは焼け落ちてめちゃくちゃになっていました。<br>

村人の話によると見た事もない大きな翼を持った魔物が襲ってきたが、村の戦士と騎士団、<br>

それに幻術師達の活躍で追い払ったそうです。騎士団はテントばかり守っていて、しかも<br>

自分達でボヤ出してテントを燃やしたそうですが。<br>
村に戻ると幻術師がいました。これからは里者とも協力しようと語る幻術師達。<br>

また、先程の薬が効いたらしく女の子が目を覚ましたとの事なので、バルの家に戻って話を聞く事に。<br>

彼女は王都ヴィムのカルデロン教会の神官で、名前はフィルリア(フィル)。<br>

とある理由で王都ヴィムから「魔法の石」を運んでいた所、魔物に襲われたとの事。<br>

彼女が取り出した「魔法の石」は不思議な光を放つ模様のついた大きな宝石で、これを7つ<br>

集めれば世界から魔物を一掃できるそうです。村が魔物に襲われたのもおそらくこの<br>

ドラゴンボ……じゃなくて魔法の石のせいではないかとの事。フィルの話に耳を傾けていると、<br>

外で村人達が騒ぐ声が聞こえます。<br>
駆けつけてみると騎士団が荷物をまとめて帰ろうとしている所でした。魔物が現れたと<br>

いうのに村を見捨てるのかと怒る村人達ですが、ダルガールは魔物と戦いに来た訳じゃないと<br>

言って耳を貸しません。結局主人公だけが騎士団を抜けて村に残る事になりました。<br>

そんな主人公にバルは魔物を退治する軍団を作って騎士団を見返してやろうと持ちかけます。<br>

さらに村の戦士や幻術師も協力する事になり、ここに「モールモースの騎兵隊」が誕生しました。<br>

偵察の話によると村を襲った魔物達は村から少し離れた「あかつきの森」にいるそうなので、<br>

騎兵隊の初仕事としてこの連中を退治することになりました。<br>

幻術師達は村を守るため残りましたが、代わりにフィルを迎えに来た教会の神官や僧侶が<br>

協力してくれたおかげで見事、魔物達を退治する事ができました。<br>

魔物の一件が終わったのでフィルはヴィムに帰る事になりましたが、心配になったバルは<br>

ヴィムまで同行して彼女を護衛する事を提案します。モールモースは幻術師と戦士に任せ、<br>

騎兵隊はヴィムへと旅立ちました。<br>
<br>
この時点での陣容:騎士×1、戦士×4、幻術師×3、僧侶×2、神官×2<br>

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<dt><a href="menu:73">73</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/24(木) 17:18:17
ID:RoS4+RIn</font></dt>
<dd>
全く何事もなくヴィムに着いた騎兵隊。先に教会に向かったフィルととりあえず別れ、<br>

田舎者丸出しで辺りをキョロキョロ見回すバルと一緒に一通り街を見物してから<br>

フィルの後を追いました。しかしこの街に限らないのですが建物のパースが凄過ぎて<br>

ぶっちゃけ歪んでます。重力に反してます。絵的にはそれも大きな魅力ですが。<br>

大きな鐘を掲げたカルデロン教会に入って書庫に向かうと、フィルの母・アルウェラが<br>

いました。挨拶を済ませてフィルと共に大聖堂に向かうと関係者以外立ち入り禁止との<br>

事ですが、不審に思いつつも何とか通して貰いました。<br>
大聖堂にいる教会長・クレイドンに魔法の石の事や魔物が増えた事を報告しますが、<br>

クレイドンは魔法の石の事など信じていないようで、腰巾着っぽい側近・ソショネックと共に<br>

フィルをあからさまに邪見にします。フィルによるとクレイドンが嫌な性格になったのも<br>

ソショネックが側近になったのもつい最近だという事です。<br>

3人はやむなくアルウェラの所に戻りました。フィルにせがまれてアルウェラは魔法の石に<br>

ついて語り始めます。ある日、大聖堂の一部が壊れた時に、崩れた壁の中から一冊の古文書と<br>

不思議な光を放つ宝石が出てきました。古文書によると、この世界に伝わる「七人の勇者伝説」の<br>

勇者達が魔物の封印に用いた7つの石の1つがこの石で、1000年で解ける封印を再び<br>

施すには石を集め直さないといけないそうです。<br>
再び魔法の石を集める旅に出るフィルですが、バルは騎兵隊で石探しを手伝う事を提案します。<br>

こうしてフィルと神官・僧侶達をメンバーに加え、石があるという街の一つ、<br>

モルサガルサに向けて騎兵隊は出発しました。<br>
<br>
ヴィムの北に位置する街・モルサガルサは入り口から左右に分かれた街でした。<br>

到着した騎兵隊の前に街の左からは小柄で勝ち気そうな少女、右からは大柄で気弱そうな<br>

男が姿を現し、街の外へ出て行きました。少女はリムリット、男はボルガというようですが、<br>

2人とも何か訳ありのようです。<br>
とりあえずバルは街の右側、主人公とフィルは左側に行く事にします。街の左は魔法使いと<br>

魔女の集う街でしたが、どうやら知恵を重んじる彼らは「剣闘士」を嫌っているようです。<br>

彼らの代表・魔法使いカルカロムはいないようなので情報を集めていると、キルキットという<br>

魔女がリムリットの部屋で何か悩んでいるようでした。彼女はどうやらカルカロムの<br>

娘だったようです。部屋から出るとカルカロムが帰還していましたが、一族の長の証で<br>

ある石をよそ者には渡せないとの事。前にも都から神官が一人来て追い返されたそうです。<br>

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<a name="a74"></a></dd>
<dt><a href="menu:74">74</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/24(木) 17:18:57
ID:RoS4+RIn</font></dt>
<dd>
仕方が無いので街の右側に行ってみると、案の定そこはマッシヴな剣闘士の街でした。<br>

そしてやっぱりというか、筋肉至上主義の彼らは魔法使いや魔女達を嫌っているようです。<br>

ちなみに彼らはモーニングスターのような鉄球で戦い、剣は使いません。<br>

剣闘士ってのは日本語のアヤで、グラディエーターって奴なんでしょう。<br>

バルと合流して剣闘士達の代表・モルギに話しますが、やっぱり聞いてくれず、さらに<br>

石はもう息子に渡したとの事。とりあえずほとぼりが冷めるまで外に出ようとすると、<br>

一人の剣闘士が駆け込んできました。どうやらボルガはモルギの息子で、リムリットと<br>

共にどこかへ行ってしまったようです。<br>
飛び出して行ったモルギを追って街の入り口に行くと、街中の剣闘士と魔法使い・魔女が<br>

睨み合っていました。お互いに自分の子供を相手側に誘拐されたと思っているようです。<br>

そこにキルキットが顔を出して2人が駆け落ちして近隣のウェリンボールの丘で結婚式を<br>

挙げようとして向かった事を告げました。すると親父2人は子供を取り返せとばかりに<br>

部下を連れて丘に向かいましたが、キルキットはどうしてそっとしてあげられないのかと<br>

嘆きます。見捨ててはおけず、騎兵隊もウェリンボールに向かいました。<br>

ウェリンボールに着くと、2人が入ったと思しき洞窟の前で剣闘士達と魔法使い・魔女達が<br>

倒れていました。洞窟の中の魔物にやられたようです。<br>
騎兵隊も洞窟に入ろうとしますが、カルカロムとモルギが自分の部下の方こそ役に立つと<br>

主張するので、剣闘士と魔法使いと魔女をメンバーに加え、魔物に挑む事になりました。<br>

洞窟の中は空気が薄い上に相手は回復力が高く持久戦は不利ですが、攻撃力の高い剣闘士と<br>

攻撃力・防御力を高める魔法を使う魔法使いと魔女の組み合わせにより撃退する事に成功。<br>

魔物を倒すと洞窟中央の門が開きましたが、バラバラに戦ったカルカロムとモルギは<br>

案の定中にいた魔物に敵わずじまい。仕方なく騎兵隊が中に入ると、ギアルという神官が<br>

ボルガとリムリットの結婚式を執り行っていました。自分たちを連れ戻しに来たと疑う<br>

2人にフィルが魔法の石を見せると、2人もお互いの石を出して見せました。<br>

形は違いますが同じような光を放つ魔法の石が共鳴してより強い光を出し始めると、<br>

ギアルの背後に魔物の影が浮かび上がりました。黒幕はコイツだったようです。<br>

魔物に変身して戦うギアルですが、剣闘士と魔法使いと魔女のタッグには勝てずに<br>

死傷を負って消滅しました。めでたしめでたし……と思いきや、モルギとカルカロムは<br>

まだケンカしてます。どうしようもない親父2人を諌めるボルガとリムリットですが<br>

聞き入れられず、それどころか自分の部下と相手側の部下を組ませた事を根に持って騎兵隊<br>

にも文句をつけてきます。しかし互いの力を合わせる事を学んだ剣闘士達と魔法使い・魔女達は<br>

2人の長を説得し、これからまた戦いが続く事やボルガとリムリットの事も考え、ようやく<br>

モルギとカルカロムも和解し、「鴉と鉄球の街」モルサガルサの対立は解けました。そして<br>

リムリットから2個目、ボルガから3個目の魔法の石を手に入れ、騎兵隊は帰路につきました。<br>

<br>
ちなみに剣闘士か魔法使い・魔女の片方だけでも攻略できますが、セリフの内容等に変化はありません。<br>

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この時点での陣容:騎士×1、戦士×4、幻術師×3、僧侶×2、神官×2、剣闘士×2、魔法使い×2、魔女×2<br>

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<a name="a75"></a></dd>
<dt><a href="menu:75">75</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/24(木) 17:20:24
ID:RoS4+RIn</font></dt>
<dd>
ヴィムに戻った騎兵隊。古文書によると4つ目の石は「のこぎり谷」にあるそうです。<br>

早速、ヴィムの北東の森にある囲まれたのこぎり谷に騎兵隊は向かいます。<br>

谷につくと、今度は谷に住む弓使い達が言い争っています。どこもかしこも争いだらけと<br>

バルは嘆きます。<br>
弓使い達の長・ヴィルマによると聖地・しじまの森の奥の祠に不思議な飾りがあるようです。<br>

早速向かおうとしますが、やはりここにも魔物が住み着いており危ないので許可できないとの事。<br>

仕方が無いので他の弓使い達にも話しかけてみると、若い弓使い達はヴィルマ達年長者と<br>

違って魔物と戦う気満々ですが、彼らもヴィルマの許可無しには森に入れないようです。<br>

再度ヴィルマと交渉しますが余所者だけで森には入れられないと突っぱねられます。<br>

しかし若い弓使い達が一緒に来てくれるというのでヴィルマはしぶしぶ了承してくれました。<br>

森に入ると奥から美しい鎧を纏った女性が姿を現しました。彼女の名はメルレーン。<br>

ある探し物があって森に入ったが、成果はなかったと言って森から出て行きました。<br>

魔物は弓使い達が自分達で止めを刺したいというので、近接攻撃は最小限にして<br>

弓使い達の遠距離攻撃に任せて退治していき、やがて騎兵隊は森の奥の祠に辿り着きました。<br>

周囲に無数の弓矢が奉納されている祠ですが、後から来たヴィルマによると彼女の母親は<br>

魔物が増えた後に弓矢を奉納しに行って亡くなったそうです。ヴィルマが森に入るのを<br>

禁じた理由もそれでした。魔物を完全に追い払うのは無理と諦めきって言うヴィルマに、<br>

フィルは魔法の石を見せました。取り出された石は祠の飾り石に共鳴してお互いに光を放ちます。<br>

これを集めれば魔物を一掃できると話すフィルに、ヴィルマも望みを託して戦い続ける事を<br>

誓いました。こうして他の弓使い達もヴィルマに共感し、森を取り戻す事を決意したのでした。<br>

さらにヴィルマの勧めで若い弓使い達をメンバーに加え、騎兵隊は4つ目の石を手に入れました。<br>

<br>
ちなみにこのゲームのキャラは自分の番になると勝手に攻撃するので、うっかり弓使い<br>

以外が倒そうものなら森の入り口からやり直しです。ワガママな連中です。<br>

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この時点での陣容:騎士×1、戦士×4、幻術師×2、僧侶×2、神官×2、剣闘士×2、<br>

         魔法使い×2、魔女×2、アーチャー(弓使い男)×2、ヴァルキリー(弓使い女)×2<br>

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<a name="a76"></a></dd>
<dt><a href="menu:76">76</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/24(木) 17:21:15
ID:RoS4+RIn</font></dt>
<dd>
のこぎり谷での任務を終え、帰路につこうとした騎兵隊の前にアルウェラ派の僧侶が<br>

駆けつけてきました。話によると何とアルウェラがクレイドンの命により投獄されたとの事。<br>

急いで教会に向かった騎兵隊ですが、大聖堂は立ち入り禁止との事。バルが警備兵を<br>

引きつけ、その間に主人公とフィルが大聖堂に侵入する事に成功しましたが、中には<br>

カルデロンどころか誰もいません。そこで大聖堂から繋がる地下牢に行ってアルウェラと<br>

顔を合わせますが、彼女は教会の法を破っては他の者の理解は得られないと脱獄を拒みます。<br>

やむなく大聖堂に戻った主人公とフィルの耳に話し声が聞こえました。慌てて身を隠すと<br>

ソショネックがクレイドンにアルウェラが教会長の地位を狙っていると吹き込んで<br>

処刑を勧めているのを聞いてしまいます。大聖堂から出たフィルが青ざめていると、<br>

ソショネックが顔を出してアルウェラの処刑が明日に決まった事を告げました。<br>

何を言っても突っぱねられるので、ひとまず書庫でこれからの事を相談していると、<br>

神官の一人から教会には地下の抜け道があることを話されます。バルは勝手に抜け道を<br>

探しに行ってしまったのでフィルや神官と書庫の中を探していると、本の間に挟まっていた<br>

通路図を見つけました。しかしバルはいつまで経っても帰ってきません。<br>

バルを待ち続けていると、夜になってようやく戻ってきました。時間は明日までしかない<br>

というのに何とも迷惑な話ですが、偶然にも丁度いい頃合いになったので、ひとまず<br>

都の外にある抜け道の入り口に向かいます。曲がりくねった通路に現れる魔物を倒して<br>

進んで行くと、地下牢に到着しました。バルの馬鹿力で鍵の保管庫をこじ開け、<br>

見事にアルウェラを救出しますが、彼女はソショネックに以前見た魔物のような気配を<br>

感じていた事を告げます。それを聞いたバルはだったら遠慮無しだとばかりにまた勝手に<br>

行ってしまいました。ここで見つかったらオシマイなので主人公達も追いかけます。<br>

言っちゃなんですが、こいつクビにした方がいいんじゃないでしょうか。<br>

大聖堂を嗅ぎ回っていたバルを見つけ、元の道から帰ろうとしたその時、僧侶や神官が<br>

そこら中からゾロゾロ出てきました。クレイドンとソショネックの罠だったようです。<br>

4つの石を渡せと迫るソショネックですが、フィルが取り出した魔法の石の光を浴びると<br>

彼の背後に巨大な魔物の影が映りました。正体を暴かれたソショネックは皆殺しにして<br>

石を奪ってくれると息巻きますが、なぜかじっくり待ってくれる上に大聖堂の隅っこに<br>

情報屋がいたりするのでセーブしてからいざ決戦です。ソショネックの正体・魔獣エルミは<br>

一定ターンで会心の一撃を出してくる強敵ですが、何とか倒す事に成功。全ての誤解は解け、<br>

クレイドンも教会の全力を挙げて騎兵隊をサポートすると約束してくれました。<br>

しかし古文書に記されている石のありかはあれで最後。手掛かりを失ってしまいましたが、<br>

クレイドンが国の政治を取り仕切っているマルダン大臣を紹介してくれる事になりました。<br>

彼なら何か知っているかもしれません。騎兵隊は城に向かいます。<br>

<br></dd>
<dt><a href="menu:90">90</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/25(金) 00:49:31
ID:SEFCtRpf</font></dt>
<dd>
城の執務室で待っていたマルダン大臣は、恰幅がよく見るからに温厚そうな男でした。<br>

マルダンも石のありかは知りませんでしたが、7人の勇者ゆかりの地について教えてくれました。<br>

ヴィムの南、オトラ山の上に勇者の墓があるそうです。早速騎兵隊がオトラ山に向かおうと<br>

していると、空に大きな虹がかかりました。これは1年に一度の「祝福の日」を現すもので、<br>

この日になると国中の人々が1年分の歳をとって成長あるいは老衰を向かえるそうです。<br>

縁起のいい日を迎え、意気揚々と騎兵隊はオトラ山へと向かいます。<br>

<br>
ヴィムの南西に位置するオトラ山についた騎兵隊ですが、山は高い石壁に囲まれて入る事ができません。<br>

途方に暮れている所に目に入った村に行ってみますが、門の前で現地の人々が争っています。<br>

またかと思いつつも近づいてみようとすると、影のように現れた黒装束の女性達に周りを<br>

囲まれてしまいました。彼女達はニンジャ。この村・クガイの隠れ里を守る者達です。<br>

とりあえず山に入りたいと言ってみますが、聖地であるオトラ山には入れられないと言って<br>

ニンジャ達は立ち去ってしまいました。<br>
とりあえず先程の民族服姿の女性と現地のサムライ達の争いを聞いていると、やがて両者は<br>

決裂して里長のサムライ・カムジは行ってしまい、民族服姿の女性が残されました。<br>

彼女はオトラ山にあるキシュの神殿に住む巫女で、名前はシャリラ。神殿が魔物に襲われて<br>

しまったので昔から協力関係にあった里に助けを求めたのですが、信じてもらえず途方に<br>

くれていました。ならば騎兵隊が助けようとバルが提案しますが、やはり山には入れません。<br>

大聖堂に侵入した時のようにバルが警備の目を引きつけようとしますが、またもや突如現れた<br>

ニンジャに睨みつけられ失敗に終わりました。辺りを探ってみると門の側に穴が開いています。<br>

ここにも警備はいるのですが、子供達の話によると警備が交代する隙に簡単に入れるそうです。<br>

もうそろそろだというので待っていると、本当に隙だらけのまま警備は行ってしまいました。<br>

今だとばかりに穴を抜ける騎兵隊ですが、太ったバルは穴に引っかかってしまい、そうしてる<br>

間に他のサムライに見つかってしまいます。やっぱりこいつクビに(ry<br>

<br>
<br>
<a name="a91"></a></dd>
<dt><a href="menu:91">91</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/25(金) 00:51:14
ID:SEFCtRpf</font></dt>
<dd>
山の中をサムライとニンジャから逃げ続けながら、騎兵隊はキシュの神殿に辿り着きました。<br>

よくあのすばしっこい連中からバルが逃げられたものと感心しますが、それは置いといて神殿の<br>

方を見ると、建物は崩れかけて人っ子一人いません。もう手遅れかと焦っていると、カムジ達が<br>

追いついてきました。問答無用で掟に従い斬ってくれるとシャリラに迫るカムジですが、<br>

そのとき神殿の中から物音がしました。バルが中を覗き込んでみると謎の呪文が聞こえ、<br>

バルは一瞬で石化してしまいます。中から顔を出したのは神殿の長・祈祷師インジャリでした。<br>

カムジ達が掟に従って助けに来るのを待っていたようです。<br>

インジャリによると神殿の奥には勇者の陵墓があるそうですが、魔物が道を塞いでいます。<br>

カムジはシャリラの話を信じなかった事を詫び、インジャリと共に部下を参戦させてくれました。<br>

ちなみにやっぱりここにも情報屋がいます。こいつらの立ち入り禁止の所にホイホイ入る<br>

秘訣を教えてもらいたいものですが、それは置いといて新メンバーを加えて神殿に入ろうと<br>

すると中から漆黒の鎧を纏った男が現れました。魔騎士と名乗る男は不気味ですが、<br>

神殿内の敵の情報を教えてくれました。<br>
戦いは条件の縛りがきつくなっていましたが、攻撃力の高い新メンバーのおかげで切り抜ける<br>

事ができました。そして辿り着いた先にあった穴に、教会の「魔法の石」をはめ込むと扉が開き、騎兵隊は勇者の陵墓へと足を踏み入れました。ちなみにまた中に情報屋がいます。<br>

祭壇に置かれた箱を主人公が開けてみると、中には土、火、水、風の4属性について書かれて<br>

いました。人や魔物にはまれに属性を持つ者がいるそうです。さらに続きによるとこの墓の<br>

番人を倒さないと魔法の石は得られないとの事。早速それぞれの墓から出現する番人・ビヴォイに<br>

挑みます。赤、青、黄、緑のビヴォイはそれぞれの属性を強く反映する魔物なので、騎兵隊も<br>

それに合わせてメンバーを変え、残らず倒す事ができました。ビヴォイを倒すと祭壇の下から<br>

5つ目の魔法の石と古文書が出てきました。それによると1000年前の戦いで7人の勇者のうち<br>

4人が戦死してここに葬られ、残りの3人のうち2人はアルメセラの国と教会を興し、残る<br>

1人は姿を消したそうです。ならば国王は勇者の子孫。何か知っているかもしれません。<br>

インジャリから祈祷師と巫女、カムジからサムライとニンジャを預けられ、騎兵隊はヴィムへと<br>

帰還しました。<br>
<br>
この時点での陣容:騎士×1、戦士×4、幻術師×3、僧侶×2、神官×2、剣闘士×2、<br>

         魔法使い×2、魔女×2、アーチャー×2、ヴァルキリー×2<br>

         サムライ×2、ニンジャ×1、祈祷師×1、巫女×1<br>

<br>
ちなみに巫女は米先住民風で、和風のアレとは全くの別物です。<br>

<br>
<br>
<a name="a92"></a></dd>
<dt><a href="menu:92">92</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/25(金) 00:52:06
ID:SEFCtRpf</font></dt>
<dd>
都に戻った騎兵隊は早速マルダンに頼んで国王と面会させて貰う事にしました。国王も石に<br>

ついては何も知らないようでしたが、国の歴史書を管理している騎士団本部に行ってみるよう<br>

勧め、許可状を書いてました。しかし王の警護の騎士達の様子では騎兵隊はあまり歓迎されて<br>

いないようです。街の広場に出ると、マルダンは街の人々と話していました。どうやら彼は<br>

国民から非常に慕われているようです。<br>
マルダンに案内されて騎士団本部前に来ると、のこぎり谷で会ったメルレーンが武具工房に<br>

入ってゆくのが見えました。マルダンによるとメルレーンは工房の学者に養女として育て<br>

られていましたが、その学者が死んで以来工房は彼女しか出入りしていないそうです。<br>

バルが例によってメルレーンの後を追って工房に入ってしまいましたので連れ戻すべく<br>

工房に入ると、メルレーンからキシュの神殿で会った魔騎士の話を聞く事ができました。<br>

彼はウルザークといってメルレーンの育ての親の仇で、彼を倒すためにメルレーンは<br>

武具の研究を続けているそうです。<br>
メルレーンと別れて騎士団本部に入り、ダルガールと対面した騎兵隊ですが、予想通り<br>

ダルガールには魔法の石の話など全く信じて貰えず、たっぷりイヤミを言われて追い返されました。<br>

仕方が無いのでマルダンに教えて貰った裏道を通って教会に戻り、アルウェラに陵墓で見つけた<br>

古文書を渡しました。アルウェラに教会の始祖である勇者シミュエラについて聞きますが、<br>

何も知らないとの返事。残るは行方不明になった勇者キュリクだけですが、アルウェラは<br>

その名に聞き覚えがあるそうです。いわく、まだ彼女が神官見習いにもならない頃に<br>

都に現れて魔物の出現を説いた者がジャリガート・キュリクと名乗ったそうです。<br>

アルウェラによれば彼はヴィムの南東のエルデクエデリの森に隠れ住んでいるとの事。<br>

他に手掛かりのない騎兵隊は早速出かけます。<br>
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<a name="a93"></a></dd>
<dt><a href="menu:93">93</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/25(金) 00:53:57
ID:SEFCtRpf</font></dt>
<dd>
長い旅路を経てようやく辿り着いたエルデクエデリの森は昼も暗く狭い道に草木が生い茂る<br>

不気味な所でした。何とか道なき道を進み続けると、その先に一軒の小屋が建っていました。<br>

とりあえず中に入ってみると人が暮らしている形跡はあるものの誰もいません。<br>

裏口から外に出るとさらに道が続いていましたがそっちにも誰もいない様子。途方に暮れる<br>

騎兵隊の背後からディルワースという老人が声をかけてきました。ジャリガートの知り合い<br>

との事なので話を聞いてみますが、残念ながら留守にしておりいつ帰るかも分からないそうです。<br>

どうしても会わなくてはいけないと食い下がると、ディルワースは裏口から伸びる小道の先に<br>

洞窟があり、ジャリガートはよくそこにいると教えてくれました。<br>

<br>
ウェリンボールにそっくりな洞窟の入り口に着くと、中から魔騎士が出て来て敵の情報や<br>

戦闘の特殊ルールなどを教えてくれました。フィルが貴方はウルザークかと尋ねますが、その<br>

ような名は知らぬと言われます。魔騎士の言った通りいつもなら戦闘終了で回復するダメージが<br>

疲労度として蓄積されていきましたが、騎兵隊は何とか魔物を掃討して奥に辿り着きました。<br>

しかしジャリガートはいません。手ぶらで帰る訳にもいかず正面の巨大な顔の石像を調べて<br>

みると、いきなり石像に話しかけられました。魔法の石を譲るに値する人間かどうかを確かめる<br>

というので、幾つかの質問を全て栄誉は分かち合おうだの金や王座より友愛が大事だのと<br>

いったキレイゴトで答えてやると、石像の後ろからディルワースが姿を現しました。<br>

何と、この老人がジャリガートだったのです……って展開的にバレバレですが、とにかく話を<br>

聞いてみると、1000年前に生き残った3人の勇者は魔物を倒した後に魔法の石を巡って<br>

仲間割れを起こしたそうなので、そんな風にならない人物なら石を譲ってもいいという事<br>

でした。そんな連中でも魔物を封印できたんだからいいじゃんとも思いますが、<br>

とにかく6つ目の石はありがたく受け取りました。<br>
残るは初代国王アルファスの石。ジャリガートによると玉座の下にカギがあるという<br>

言い伝えがあるそうなので、急いで騎兵隊はヴィムに戻りました。<br>

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<a name="a94"></a></dd>
<dt><a href="menu:94">94</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/25(金) 00:54:35
ID:SEFCtRpf</font></dt>
<dd>
謁見の間に着くと、国王だけでなくマルダンとダルガールもいました。玉座を調べたいと<br>

申し出ると国王は快く許可してくれましたが、いくら調べても何も見つかりません。<br>

機嫌を損なった国王をマルダンに任せ、騎兵隊はひとまず退散しました。<br>

流石にもう玉座は調べられませんが、引退した城勤めの人間のために造られた「憩いの間」<br>

という所に行って老人達の話を聞いてみるように勧められます。<br>

憩いの間の老人達に話を聞いてみると、今の城は2、3代前の王の時代に造られたもので、<br>

アルファスの時代の城は一部を除いて取り壊されてしまったそうです。そしてその一部は、<br>

何と騎士団本部として使われているという事です。よりによって一番厄介な場所ですが、<br>

尻込みする訳にもいきません。<br>
覚悟を決めて騎士団本部に赴いた騎兵隊をダルガールは冷たくあしらいますが、大臣の名を<br>

出されるとしぶしぶ了承しました。早速騎兵隊が元は玉座だった団長席を調べてみると、<br>

思った通り椅子の下から地下室に繋がる隠し部屋が現れました。<br>

地下に降りてみた騎兵隊はアルファス王の残した石碑を発見。ジャリガートの言う通り、<br>

生き残った3人の勇者は石を巡って争い、決裂したとの事でした。そして石碑には最後の<br>

魔法の石がはめ込まれていました。これで全ての魔法の石が揃ったのです。<br>

地上に戻るとダルガールに騎士団本部から出たのだから自分によこせと言われますが、<br>

ここは王城だったのだから国王の物だと言うと、それを知らなかったらしく驚いた顔を<br>

されます。この役立たずは放っといて、騎兵隊は国王の元へと向かいました。<br>

世界の平和はもうすぐです。<br>
<br></dd>
<dt><a href="menu:163">163</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/29(火) 02:14:12
ID:QthThOBm</font></dt>
<dd>
騎兵隊の皆が落ち着かない思いで待つ事数日、やがて全ての準備が整い封印の儀が執り行われる<br>

時がやってきました。その前に国王の演説が行われ、騎兵隊を正式な王国の護り手とする事が<br>

宣言されました。そしてアルウェラから主人公、主人公からマルダンへと魔法の石が手渡され、<br>

儀式が始まりました。<br>
マルダンが呪文を唱えると燭台の周りに置かれた石から光が放たれ、そのまま浮かび上がり、<br>

謁見の間を光で満たしていきました。騎兵隊を賞賛する人々により、彼らの名はアクリランドに<br>

末永く語り継がれるでしょう。めでたしめでたし……<br>
<br>
と、その時、7つの魔法の石は突如光を失い落下してしまいます。これで終わりではないのかと<br>

人々はざわめきますが、マルダンは落ち着いた様子で語ります。これは予定通りですが、<br>

終わりではなく始まり、そして……自分はマルダンなどではないと。<br>

そしてマルダンだった男は恐ろしい魔物の形相へと姿を変え、本物のマルダンがとっくに<br>

死んでいる事を告げ、魔物・ナグゾスサールと名乗りました。<br>

騎兵隊に魔法の石を集めさせたのも、封印を施すためではなく解除するためだったのです。<br>

さらにナグゾスサールを取り押さえようとする騎士団の前に魔騎士・ウルザークが現れ<br>

彼らを蹴散らすと、7つの石を粉々に砕いてしまいました。<br>

マルダンの呪文と石の力により封印は解かれ、再封印に必要な石も失われた今、もう芝居は<br>

終わりとばかりにナグゾスサールと魔騎士は天窓から飛び去ってしまいました。<br>

騒然となる人々。国王はこうなったのは全部お前らのせいだと騎兵隊を怒鳴りつけ、騎士団と<br>

共に魔物を討伐に向かうと言い放ちます。そしてクレイドンの説得も空しく、主人公、バル、<br>

フィルの3人は地下牢にぶち込まれてしまいました。<br>
騎士団はもとより、騎兵隊を賞賛していた民衆もこうなると勝手なもので騎兵隊を非難する<br>

者が増え始めます。やがてフィルだけでなくバルさえも気力を失っていきました。<br>

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<a name="a164"></a></dd>
<dt><a href="menu:164">164</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/29(火) 02:16:28
ID:QthThOBm</font></dt>
<dd>
そんなある時、あの女騎士メルレーンが警備の兵を蹴散らして騎兵隊の元にやってきました。<br>

ナグゾスサールと一緒にいたあの魔騎士を倒すのを手伝って欲しいというのです。<br>

今までの戦いの結果が全て裏目に出た騎兵隊は申し出を迷いますが、それでも主人公は戦い<br>

続ける道を選びました。バルとフィルも目を覚まし、主人公と共に戦う事を決意します。<br>

他の人々は討伐に出払っているか部屋の隅っこで震えているかのどっちかなので脱出は容易でしたが、<br>

他の騎兵隊メンバーはもういません。それでも聖騎士の武具を完成させたメルレーンがいます。<br>

さて出発しようかというとき、各地から今まで出会った職種の人々が集まってきました。<br>

騎兵隊が捕まったと聞いて駆けつけたのです。彼らに感謝しつつ騎兵隊は再びメンバーを揃え、<br>

さらに祝福の日を迎え若いメンバーはパワーアップを果たし心機一転。<br>

決戦前にアルウェラの様子を見に行くと、ジャリガートが書庫に来ていました。また、<br>

クレイドンや教会の人々も今まで通り騎兵隊に協力してくれるそうです。<br>

そして騎士団が頼りない事もあって騎兵隊を支持する民衆もまだまだ少なくないようです。<br>

街の広場に集結する国中の職種達。魔物の本拠地と思しきウードルドム山の麓・夜の門を<br>

目指して、モールモースの騎兵隊改めアクリランドの騎兵隊は旅立ちました。<br>

<br>
この時点での陣容:騎士×1、戦士×4、幻術師×3、僧侶×2、神官×2、剣闘士×2、<br>

         魔法使い×2、魔女×2、アーチャー×2、ヴァルキリー×2<br>

         サムライ×2、ニンジャ×1、祈祷師×1、巫女×1、聖騎士×1<br>

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<a name="a165"></a></dd>
<dt><a href="menu:165">165</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/29(火) 02:17:14
ID:QthThOBm</font></dt>
<dd>
騎兵隊の目にウードルドムの不気味な山が見えて来た頃、空から巨大な炎のようなものが<br>

山めがけて落下するのが見えました。<br>
麓の森に着くと騎士達が倒れていました、予想通りかなりの魔物が集まっていましたが、<br>

他の職種とは桁の違う聖騎士メルレーンの実力もあって難なく魔物は片付いて行きました。<br>

道を抜けた所では国王とダルガール、そしてナグゾスサールと魔騎士が対峙していました。<br>

騎士団はほとんど壊滅状態でダルガール含め数名しか残っていません。<br>

国王とダルガールに向かって人間の騙されやすさをナグゾスサールは嘲笑い、そして魔騎士に<br>

2人を殺すよう命じます。しかし危ない所で騎兵隊が到着しました。<br>

ナグゾスサールは高笑いしながら背後にそびえ立つ魔の城を見せつけます。先程降って来た<br>

火の玉の正体はこの城だったようです。魔騎士を残してナグゾスサールは去って行きました。<br>

魔騎士と対峙する騎兵隊ですが、メルレーンは彼を人間に戻すか、さもなくば自分の手で<br>

倒したいと言って一騎打ちを申し出ました。得物を打ち合いながら、自分や父の事を覚えて<br>

いないのかと語りかけるメルレーンですが、魔騎士はメルレーンもその父も、ウルザークと<br>

いう名も知らぬと言い捨てます。そしてメルレーンの剣が一閃、魔騎士を捉えました。<br>

一撃を受けた魔騎士は本来のウルザークの心と記憶を取り戻し、騎兵隊に告げます。<br>

ナグゾスサールは城の中の魔物の復活までは早められなかったので、まだ間に合うかも知れないと。<br>

ウルザークに道案内を任せ、いざ魔の城へ乗り込もうとした騎兵隊を国王が呼び止めました。<br>

国王はダルガールと共に今までの事を詫び、そして心を入れ替えたダルガールの頼みで<br>

ウルザークとの戦いで負傷したメルレーンに代わり騎士達が騎兵隊に加わる事になりました。<br>

<br>
この時点での陣容:騎士×3、戦士×4、幻術師×3、僧侶×2、神官×2、剣闘士×2、<br>

         魔法使い×2、魔女×2、アーチャー×2、ヴァルキリー×2<br>

         サムライ×2、ニンジャ×1、祈祷師×1、巫女×1<br>

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<dt><a href="menu:166">166</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/29(火) 02:18:08
ID:QthThOBm</font></dt>
<dd>
禍々しい尖塔が並ぶ外見だったはずの魔の城ですが、内部はうって変わって広い空間の中を<br>

赤い階段が一直線に伸びていました。ここはもう人間の感覚では捉えきれない場所なのです。<br>

階段を上りきると岩が剥き出しの洞窟が続き、それを抜けると歪んだ柱や床で構成された回廊が<br>

続くという不思議な城の中を騎兵隊は進みます。<br>
回廊を抜けた先には森と見紛うような庭園が広がっていましたが、出口が見つかりません。<br>

なのでとりあえず魔物と戦っていると、掃討し終えた所で曲がりくねった階段が続く所に出ました。<br>

さてお次は何が出るかと思いながら進んでいると、先頭のウルザークが突如おかしな素振りを<br>

見せます。隠してるようですが彼もまたメルレーンとの戦いで傷を負っているようです。<br>

そして道の突き当たりの「黒の門」まで来たその時、とうとうウルザークは倒れてしまいました。<br>

流石に戦うのは無理のようで、君達に託すとか勝つと信じているとか格好つけた事を言った後<br>

最後のナグゾスサールの情報を教えてくれました。いよいよ決戦ですが、ここにも情報屋が<br>

いるのでセーブを(ry 実はコイツラが最強の職種なんじゃないでしょうか。<br>

そしてウルザークが暗号を唱えると、正面の壁が順に消滅して広い空間の入り口が姿を現しました。<br>

疲弊したウルザークを残し、騎兵隊はついにナグゾスサールが待つ死の眠りの間へと足を踏み<br>

入れました。<br>
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<dt><a href="menu:167">167</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/29(火) 02:19:25
ID:QthThOBm</font></dt>
<dd>
中にいたナグゾスサールはまたマルダンの姿に化けており、背後にいるオーラを纏ったような<br>

少女と何か話しているようでした。騎兵隊への当てつけとしてマルダンの姿をしていたようですが、<br>

フィルに悪趣味と眉をひそめられると高笑いしながら魔物の形相へと戻りました。<br>

さらにナグゾスサールは奇妙な事を言います。人間が我々にどれだけの事を負わせているか<br>

知っているのか、人間と魔物がなぜ憎み合わなければならないのかと。<br>

単純にお前らが襲ってくるからだろと言いたい所ですが、何か深い事情があるのでしょうか。<br>

いずれにせよナグゾスサールは問答を切り上げて襲って来るので、騎兵隊も受けて立ちます。<br>

偶然化けていた割には素顔もどことなくマルダンそっくりなナグゾスサールは、こちらの<br>

HPのほとんどを吸い取る生命力吸収や完全には防御不可能な複数攻撃を駆使する強敵ですが、<br>

長期戦型の陣形を組んで耐え、撃破する事に成功しました。<br>

自らの全力を破られたナグゾスサールはうろたえますが、背後の少女にいずれ立ち戻る日も来る、<br>

今は眠るがよいと言われると頭を下げて姿を消しました。<br>

ナグゾスサールを哀れむ謎の少女。人間とは思えないが、かといって魔物の気配もしない彼女は<br>

眠りの番人・守護者ミオドと名のり、部屋中で折り重なって眠る魔物達を指差します。<br>

ナグゾスサールを倒した事で魔物の復活は防げたと思っていた騎兵隊ですが、目覚めは定めで<br>

あり、防ぐ事はできないとミオドは言います。<br>
魔物のについて語り始めるミオド。彼女によれば魔物は時の始めに人間の敵としてこの世に送り込まれ、<br>

そして人間が1人では弱い事を知っていたため、この世に「不和の種」を撒いたのです。<br>

しかし強大な彼らも1000年もの封印の時に耐える事はできませんでした。そこで魂を壺に<br>

収めてミオドに預け、1000年経ったら解放し元の体に戻す事にしたのです。世界中で出現して<br>

いた魔物は一部の例外的に早く魂が戻った者達だったのでした。<br>

そしてミオドは全ての魔物の魂が入った壺を騎兵隊に見せます。ミオドは当初はこの蓋を<br>

開けて魔物を復活させる予定でしたが、しかしそれではそなたらが報われまい。<br>

そこで趣向を凝らす事にしたと言うと、蓋を開けるのではなく壺を床に叩き付けて割ってしまいました。<br>

無数の魔物の魂が解放されていきますが、それらは部屋にある魔物の体には宿らず世界中に<br>

散らばっていきます。そしてそれぞれの行き先で器を探し、時間をかけて復活するのだと<br>

ミオドは言います。彼女の言う趣向、それは魔物が人間を滅ぼす時代ではなく人間と魔物が<br>

戦い続ける時代を生み出す事でした。これまでに手に入れたものを大事にしろと言い残し、<br>

百年か千年の後、そなたらの血が絶えなければまた会おうとつぶやいてミオドは去って行きました。<br>

まあ、この言葉が実は大ボラだったりする訳ですが……<br>
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<a name="a168"></a></dd>
<dt><a href="menu:168">168</a> <font color="forestgreen"><b><a href=
"mailto:sage">セブン~モールモースの騎兵隊~</a></b></font><font color="#8080FF"
size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2005/03/29(火) 02:21:08
ID:QthThOBm</font></dt>
<dd>
魂の解放と同時に魔の城は崩壊し始めます。騎兵隊は急いで脱出しますが、途中でウルザークが<br>

3人を庇った事で崩壊する城の中に取り残されてしまいます。ウルザークの意志を汲み取り、<br>

騎兵隊は無念に思いながらも城から脱出しました。<br>
騎兵隊が脱出した後、城は完全に崩れた上に水に飲み込まれ、跡には大きな湖だけが残りました。<br>

苦い勝利を噛み締める騎兵隊の前にメルレーンが姿を現しました。躊躇いながらもウルザークが<br>

助からなかった事をメルレーンに伝え、悲嘆に暮れる彼女と共に騎兵隊はヴィムへと帰還しました。<br>

<br>
ヴィムに戻ると街中の人々が騎兵隊を出迎えてくれました。口々に騎兵隊を褒め称える人々と<br>

騎士団やアクリランド中の職種達の合間を抜けて、騎兵隊は謁見の間へと向かいます。<br>

各職種の長達と共に立つ騎兵隊に労いの言葉をかけてくれる国王に、フィルはミオドから聞いた<br>

事を話しました。しかしミオドが言う、これまでに手に入れたもの――皆と協力して立ち向かう<br>

絆を大事にする限り大丈夫と、3人と各種族の長達はこれからも一層の団結を誓いました。<br>

そして彼らに励まされた国王は、騎兵隊の旗の元にこれからも戦い続ける事を宣言するのでした。<br>

さらに国王によって主人公は正式な初代騎兵隊隊長に任命され、バル、フィルも合わせて勇者の<br>

地位が与えられる事になりましたが、3人は称号を放棄する事にして城をこっそり抜け出しました。<br>

皆が協力しようとしている時に祭り上げられるような勇者は要らない、騎兵隊はこれからも<br>

見知らぬ土地に赴いて人々を助けていこうというのが彼らの結論でした。<br>

メルレーンはウルザークを探しに旅に出るそうですが。その結果はまた別のお話です。<br>

アルウェラとジャリガートにも別れを告げ、主人公達も出発しようとしましたが、<br>

バルが自分一人で新たな冒険に出ると言い出したので、彼とも別れる事になりました。<br>

後には主人公とフィルの2人だけが残されました。2人はバルに負けない騎兵隊を2人から<br>

作っていこうと誓い、ヴィムの街を後にしました。<br>
<br>
この後、各地で様々な人々が協力し合い、様々な騎兵隊が生まれる事となったのでした。<br>

<br>
平和な時代は過ぎ去りましたが、人々が心を一つにする事を忘れない限り希望が失われる事はないでしょう。<br>

7つの石を巡るお話は、これでおしまいです。<br>
<br>
<br>
ここまでの話を母親がベッドに横たわる息子に読み聞かせていました。本を読み終え、<br>

母が明かりを消して部屋から出て行くと、少年はベッドから起き上がりました。<br>

窓から差し込む月明かりに照らされる一つの騎士の兜。それをかぶり、窓の外を眺める少年。<br>

彼もまた、新たな物語を紡いでいくのでしょう。<br>
<br>
7~モールモースの騎兵隊~ -END-<br></dd>
</dl>