ACECOMBAT ZERO THE BELKAN WAR

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<p><strong>ACECOMBAT ZERO THE BELKAN WAR</strong></p> <p>超簡単に1レスにまとめ part39-357</p> <p>詳細版 part39-335~354,368,369,375,377,379</p> <hr /><dl><dt>357 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/12(木) 22:18:51 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/356"> &gt;&gt;356</a><br /> 超簡単に1レスにまとめると、<br /> ・隣国に侵攻された国が傭兵(プレイヤー)を雇い、その活躍で自国から敵を追い出す。<br />  プレイヤーはこの間に超スゴ腕のパイロットとして敵味方から認識されるように。<br /> ・相手の国に逆侵攻するが焦土作戦で核を使われ涙目。このときプレイヤーの相棒が行方不明に。<br /> ・さすがに自国内で核を使った政府に相手国民も怒り、新政権を立ち上げ終戦調印へ。<br /><br /> ~教科書に載ってる歴史はここまで。以降は空白の半年間の出来事~<br /><br /> ・一部過激派が、終戦直後に武装蜂起してクーデターを起こして核弾頭を準備。<br /> ・核弾頭を抑えるためにプレイヤーの部隊が中心になって敵拠点を制圧するも<br />  沈黙したはずの核ミサイルがなぜか発射されてしまう。<br /> ・行方不明だったプレイヤーの相棒が、戦闘機から核ミサイルの制御をしてたので<br />  弱点をついてこれを撃破。核ミサイルは大気圏外で爆発。<br /> ・核ミサイルの件は各国が隠蔽する。同時に、傭兵であるプレイヤーの事も<br />  (表の)歴史からは抹消される。<br /><br /> ・10年後、ジャーナリストが色々調べて真実に行き当たりドキュメンタリー番組を作成。<br />  取材の過程で「あの傭兵マジパなかったんすよ」っていう証言がいくつも出てくる。<br /><br /> おわり。<br /><br /><hr /></dd> <dt>335 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 1/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:08:01 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>暫定wikiに2~6、Xがあってzeroが無くて寂しかったので、勝手ながらエースコンバット ZERO(PS2)を。<br /> 分岐でいくつかミッション内容が変化するけど物語の大筋は変わらんので適当にチョイス。<br /><br /> 用語類。<br /> ・ウスティオ共和国……プレイヤーはこの国所属の傭兵。<br />  元々は後述のベルカ公国の一部だったが独立した。<br />  独立後に地下資源が見つかりベルカから狙われ、<br />  ゲーム開始時点では山岳地域など一部を除いてほぼベルカの占領下にある。<br /> ・ベルカ公国……極右政党がハバを効かせる軍事国家。伝統の空軍は多数のエースを抱える精鋭部隊。<br />  資源獲得のため隣国のウスティオへ電撃侵攻。<br /> ・B7R……ベルカ国内における「絶対防衛戦略空域」のコードネーム。<br />  直径約400kmの円形の盆地で、強い磁場を持つ鉱山地帯のため地上での部隊運用が困難。(マトモに通信デキネー)<br />  地上で部隊運用ができない≒墜とされたら救助が期待できないため、<br />  戦闘機乗りにとっては階級やら身分やらに関係なく自分の腕だけが頼りである極限の戦場。<br />  この事から上座・下座がない丸形テーブルにかけて『円卓』と呼ばれる。(要はアーサー王のアレ)<br /><br /> 人物。<br /> ・サイファー……プレイヤー。ウスティオ空軍ガルム隊の1番機パイロット、ガルム1として戦場へ。<br /> ・ピクシー……本名ラリー=フォルク。ガルム隊2番機。<br />  凄腕の傭兵パイロットで、戦闘で自機の片翼を無くしながらも機体ごと生還した過去から<br />  『片羽の妖精』又は単に『片羽』と呼ばれる。<br />  自機の片翼を赤く塗装し、敵の間でも名前が知られている。<br /> ・イーグルアイ……ウスティオの空中管制機(AWACS)から色々な指示をしてくれる人。<br /> ・ブレット=トンプソン……2005年時点における、民間のジャーナリスト。<br /><br /></dd> <dt>336 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 2/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:09:19 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>OP(2005年)<br /> ジャーナリストのトンプソンは、1995年に起きたベルカ戦争について疑問を持ち<br /> 終戦から10年経ってようやく公開され始めた資料を調べ始める。<br /> いくつかの資料に共通する、1人の傭兵に関しての記述と<br /> そこに残された「鬼」という単語に興味をもったトンプソン。<br /><br /> 「私はこの傭兵を通してベルカ戦争を追いかけることにした。<br />  その先に何かがある。この戦争の隠された姿か、ただのおとぎ話か」<br /><br /> ベルカ戦争の真実を求め、当時の関係者に取材を行う。<br /> 件の傭兵について知りたいトンプソンは、ベルカ戦争当時に彼の相棒だった<br /> 『片羽』ことピクシーにインタビュー。<br /> 国境近くの紛争地帯で今も傭兵として戦っているピクシーが、カメラの前で語り出す。<br /><br /> 「あいつの事か。ああ、知ってる。古い話だ。話せば長くなる……。<br /><br />  あれは雪の降る寒い日だった」<br /><br /></dd> <dt>337 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 3/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:10:11 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年4月2日 ウスティオ共和国 山岳地帯 ヴァレー空軍基地<br /> プレイヤー(サイファー)はガルム隊1番機パイロットとして<br /> ウスティオの最後の砦となったこの基地へ配属される。<br /> ピクシー「(雪が)降ってきたな」<br /> 基地司令部「ガルム隊へ。敵の爆撃機がこの基地に向かっている。これを撃墜せよ」<br /> ピクシー「ガルム2了解。 雪山でベイルアウトは悲惨だ。頼むぜ1番機」<br /> 指示どおり、爆撃機を全機撃墜し、ガルム隊は基地へ帰還。<br /> ピクシー「サイファー、お前とならやれそうだ。よろしく頼む、相棒」<br /><br /><br /> 2005年 インタビュー中<br /> ピクシー「そう あの雪の日が始まりだった。<br />  最初の印象は……そうだな 筋は良かったな」<br /><br /></dd> <dt>338 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 4/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:10:56 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年4月15日<br /> ガルム隊は、ベルカとウスティオを繋ぐ主要道路を奪還するミッションに参加。<br /> ウスティオにとって主要補給路になる国道を無事に確保する事に成功し<br /> 周辺各国の協力も得て連合軍となったウスティオは、ベルカへの反攻を開始。<br /> イーグルアイ「悪運は今日も味方だったな、『片羽』」<br /> ピクシー「翼なしの帰還はもうお断りだ」<br /><br /> 1995年4月20日<br /> ガルム隊は、ベルカ絶対防衛戦略空域 B7R 通称『円卓』の強行偵察任務へ。<br /> 「円卓での交戦規定はただ一つ『生き残れ』」と言われるほどの過酷な戦場。<br /> ベルカ軍パイロット「反応は2機だけだ。あいつら『円卓』を知らないのか?」<br /> 遭遇した敵機を撃墜後、敵エース部隊の一つが増援に来る。<br /> イーグルアイ「ガルム隊へ。撤退は許可できない。迎撃せよ」<br /> ピクシー「だろうな。報酬上乗せだ」<br /> 増援のエース部隊も撃墜したところで、AWACSから通信が入る。<br /> イーグルアイ「連合軍作戦司令部より入電。『連合軍海上部隊は進軍を開始。貴隊の活躍に感謝する』」<br /> ピクシー「なるほど、俺たちは捨て駒だったようだ。   よう相棒、まだ生きてるか?」<br /><br /> その後、連合軍海上部隊の航路を確保するため港に駐留するベルカ軍を殲滅するミッションや<br /> 味方空挺部隊の降下を援護するミッションなどを経て、とうとうウスティオの首都ディレクタスへ。<br /> ここでもベルカ空軍エース部隊の一つと遭遇するが、ガルム隊はこれを撃墜。<br /> 1995年5月13日、首都ディレクタスの解放が実現する。<br /> ピクシー「サイファー、自由を手にする民衆の声が聞こえるか!」<br /><br /></dd> <dt>339 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 5/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:12:00 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「この戦争の本質はここからだ。記事や資料によって捉え方が全く異なる。<br />  戦場はベルカ内部へと移り、『彼』もまた戦争の中心へと押し上げられて行く。<br />  そして私の興味の対象も、戦争から『彼』へと移っていく……」<br /><br /> 1995年5月17日<br /> ウスティオ首都ディレクタスの解放後まもなく、<br /> ベルカによる核兵器開発と、大量破壊兵器『V2』の開発計画が明らかになる。<br /> 連合軍は、核兵器査察と資源権益確保を確実なものとするため<br /> 国境を越えてベルカ国内への進軍を決定した。<br /><br /> ガルム隊の活躍もあり、ベルカ国境防御線の要であるグラティサント要塞が落とされるが<br /> 同時刻、ウスティオ空軍の別動隊が正体不明の攻撃を受け壊滅状態に。<br /> 連合軍司令部はこの謎の攻撃の調査を開始する。<br /><br /> 1995年5月19日<br /> 続いて、ベルカの第二次防衛ラインと目される対空陣地の攻略戦へ。<br /> この防衛ラインによって連合側の空輸による補給ルートが阻害されていたが<br /> 陣地攻略によりベルカ国内の更なる奥地への侵攻が可能に。<br /> しかしまたも謎の攻撃が連合側の空軍を襲い、陣地攻略作戦は成功したものの被害も甚大。<br /> 謎の攻撃は、ベルカのタウブルグ平原に建造された巨大構造物からの大出力レーザー攻撃と判明する。<br /><br /></dd> <dt>340 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 6/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:16:40 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年5月23日<br /> ミサイル防衛構想の下に開発された ベルカの対空防衛化学レーザー兵器。<br /> コードネーム『エクスキャリバー』。高さ1kmに及ぶレーザー増幅塔を中心に<br /> 周囲にはジャミング施設、対空砲などが複数配備され、強固に守られている。<br /> レーザー反射鏡を備えた航空機や人工衛星を用いての最大有効射程は1200kmにも及び、<br /> これを破壊しなければ今後のベルカ国内での作戦展開が難しくなる。ガルム隊は援軍と共同でこれの攻略に当たる。<br /><br /> PJ「こちらクロウ隊の3番機、PJ。  ガルム隊、可能な限り援護する」<br /> (本名:パトリック=ジェームズ=ベケット。22歳。恋人もち)<br /> ピクシー「たった数機の戦闘機が心強い援軍ね……。<br />  クロウ3へ。落ちるなら俺の見えないところで頼む」<br /> PJ「了解です、任せといて下さい」<br /><br /> エクスキャリバーに直接ミサイルを撃ち込んでも、ジャミングにより逸らされてしまう。<br /> イーグルアイの指示により、まず周辺のジャミング施設と対空砲の破壊を優先する。<br /> 味方パイロット「よし、そのまま『王者の剣』もぶっこ抜くぞ」<br /> イーグルアイ「いける。エクスキャリバーを潰せ。サイファー、君ならできる」<br /> そしてとうとう丸裸になったエクスキャリバーを破壊することに成功。<br /> 味方パイロット「あの剣が抜かれた。やったのはウスティオの1番機!」<br /><br /> タウブルグ平原からベルカの空を制した剣が、爆炎の中に消えていった。<br /><br /></dd> <dt>341 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 7/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:17:07 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年5月28日<br /> 連合軍司令部「B7R、通称『円卓』の存在は、長らくベルカの政治的・軍事的な<br />  強大さの象徴とされていた。しかし、本日決行される作戦により<br />  連合軍はこのB7Rへ大規模な航空部隊による進撃を図る。<br />  ベルカ絶対防衛戦略空域・B7Rへ赴き、これを攻略せよ」<br /><br /> 味方「連合軍航空戦力は既にその40%を損失!   手に負えん! 増援はまだか!」<br /> ピクシー「よし、花火の中へ突っ込むぞ!」<br /> 味方「援軍が来た? どこの隊だ? 識別信号確認……  ガルムだ、援軍はガルム」<br /> ベルカ軍「タウブルグの『剣』を抜いた奴が紛れ込んだ  警戒しろ!」<br /><br /> 「あのウスティオの傭兵  なんて野郎だ!  あいつが戦況をひっくり返してやがる」<br /><br /> 「奴はバケモノか!?」   「悪魔だ……」<br /><br /> 「そんな生易しいものじゃない  ああいうのはな…… 『鬼神』って言うんだよ」<br /><br /> ベルカ軍基地から増援に出たエース部隊も含め、全ての敵機の撃墜が確認される。<br /> B7Rでの激戦が終わり、『円卓』が陥落した。<br /> PJ「すげえ! サイファーが敵機撃墜!」<br /> 味方「円卓が生んだ鬼か…」<br /> ピクシー「よう相棒、まだ生きてるか?」<br /><br /></dd> <dt>342 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 8/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:17:43 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「『鬼神』と呼ばれた傭兵。その凄まじい活躍に心が踊った。<br />  仕事を忘れ、手にした資料を読みふけった。<br />  ――彼が『鬼神』と呼ばれ始めたこの時期、南ベルカに厭戦ムードが漂い出している。<br />  各都市が非武装宣言を行い、連合軍へ無血開城されていく。終戦の足音が近づいていた」<br /><br /> 2005年 ピクシーへのインタビューの続き<br /> ピクシー「場数を踏む度、あいつの強さが目についた。<br />  『鬼神』と呼ばれるのも納得だ。並んで飛ぶこっちは苦労したがな。<br />  出撃のたびに見送りが増えてたな。皆あいつの姿を目に焼き付けようとしてた。<br />  俺も――もう少し見ていたかった」<br /><br /></dd> <dt>343 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 9/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:18:41 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年6月6日<br /> 連合側は、ベルカの主要工業都市にある軍需産業の工場群を夜間強襲し制圧。<br /> 生産能力を失ったベルカ軍は敗走を続けるが一部の都市では根強い抵抗が続く。<br /> そんな中、AWACSから緊急入電が入る。<br /> イーグルアイ「核を搭載したベルカ爆撃機部隊がウスティオへ向け飛び立った!<br />  ガルム、クロウ隊は迎撃に向かえ」<br /> この部隊を叩くため、ガルム隊はクロウ隊と共に出撃。<br /> PJ「核なんて……絶対に阻止してやる!」<br /> 爆撃機の阻止には成功したが、その戦闘中に視界が白く染まり<br /> 通信が困難になるほどの爆発を確認する。計器類もまともに働いていない。<br /> ベルカ軍の強行派の別働隊が、自国の都市に被害が出るのを覚悟のうえで<br /> 小型戦術核爆弾『V1』計7発を使用したのだった。これによりベルカ南部の7都市が壊滅。<br /> そして、爆発の余波から立ち直りつつあったサイファーが見たものは<br /> 相棒であったはずのピクシーが自機へと向ける銃口だった……。<br /> イーグルアイ「ガルム2、何をしている! それは敵機ではない! 攻撃を中止せよ!」<br /> ピクシー「悪いな、ここでお別れだ……」<br /> サイファー、ピクシー共に撃墜こそされなかったが、戦場の混乱の中、ピクシーは消息を絶つ。<br /><br /> 「まさか自国内で核を使用するとは」という、連合側にとって想定外の事態だったため<br /> 追撃態勢にあった連合軍の混乱と受けたダメージは大きく、<br /> ベルカ残存軍の北部地域への脱出を許してしまう。<br /> ベルカ南部地域はほぼ全域で武装解除を達成するが、北部地域への進軍は一時的に断念された。<br /><br /></dd> <dt>344 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 10/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:19:48 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「当時学生だった私の脳裏にも、あの日のニュース映像は焼きついている。<br />  ベルカの地で、彼らの手により七つの核が起爆した。全てを巻き込んだ壮絶な自決。<br />  ベルカの古き強国主義者は、連合軍の侵入を許せなかったのだろうか?<br />  残された無残な光景。ベルカの人たちは、それをどう見たのだろう……」<br /><br /> 1995年6月13日<br /> 自国内での核使用に反発した国民を中心に、ベルカで暫定的に新政権が発足するも<br /> 北部に脱出した残存軍の抵抗が終わらない。消息を絶ったピクシーの補充要員として<br /> クロウ隊のPJが新たにガルム隊2番機として合流。残存軍の掃討へ向かう。<br /> 掃討作戦のさなか、用途不明の巨大な格納庫が発見されるが、そこに収まるべき兵器は<br /> 発見されなかった。連合軍上層部は引き続き、この巨大格納庫について調査を進めていく。<br /><br /> 2005年 トンプソンの語り<br /> 「1995年6月20日、ベルカ暫定政権と連合側の間で降伏調印式が行われる。<br />  無事に停戦条約が結ばれ「ベルカ戦争」は一応の終結を見る。<br />  戦いの舞台がテーブルの上へと移され、ベルカが開戦に踏み切った最大の理由<br />  「地下資源」を巡る利権について、各国の政治家たちがしのぎを削ることになった。<br />  <br />  こうして、半年の時が流れていく。そして、ここからが隠された真実の歴史。<br />  私はその事実に目を見はった。『彼』を追いかけてきたことに間違いは無かったのだ」<br /><br /></dd> <dt>345 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 10/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:20:53 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年12月15日<br /> 半年前の終戦時に地下に潜り、戦犯を逃れたベルカ軍上級将校らの扇動によりクーデターが発生。<br /> 『国境無き世界』を名乗ったクーデター組織は、コードネーム『XB-0』と呼ばれる<br /> 巨大ガンシップを持ち出し、調印式の舞台となった都市ルーメンを爆撃した。<br /><br /> ウスティオ空軍ヴァレー基地でXB-0の迎撃の準備をしていたサイファーの耳に<br /> 緊急警報が鳴り響く。 「所属不明機が当基地に接近中! 全機ただちにスクランブル……」<br /> 今なお残るベルカ空軍エース部隊に護衛されたXB-0がヴァレー基地を奇襲し基地は大打撃を受ける。<br /> 敵エース「これだけの見世物、観客がいないのが残念だな」<br /> 滑走路で炎上する味方機を横目に、空に上がったガルム隊が見たのは<br /> 半年前まで連合軍として共に戦ったサピン国、オーシア国などの機体が混ざった敵部隊だった。<br /><br /> イーグルアイ「待て、あれはサピン軍の機体だ。友軍だ。<br />  サピン軍機へ告ぐ。こちらウスティオ航空師団。攻撃を中止せよ……」<br /> しかし相手の攻撃が止まない。やむを得ず全機撃墜の決断をくだし、<br /> 基地への爆撃を終え離脱していくXB-0を追いかける。<br /> イーグルアイ「操縦席付近を狙え! 奴の操舵を奪うんだ」<br /> ガルム1により撃墜されるXB-0。<br /> PJ「XB-0に致命弾! サイファーだ、サイファーがやった!」<br /><br /> XB-0の撃沈に浮かれるPJの元に、一つの通信が入る。<br /> PJ「何だ、無線で信号が送られてきてる? 解読します。<br />  …………『よう相棒、まだ生きてるか?』……これって……」<br /><br /></dd> <dt>346 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 12/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:22:15 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>↑の名前欄末尾は「11/20」ですスンマセン<br /><br /><br /> 1995年12月31日 11:00<br /> ヴァレー基地司令部<br /> 「当基地を襲撃したクーデター組織は<br />  『国境無き世界』を名乗る、大規模なクーデター軍だということが判明した。<br />   高度に組織化されたこの革命軍の兵士構成は、ベルカはもとよりオーシア、サピンなど<br />  多国籍に及び、多くの兵器を保持していると思われる。<br />  クーデター軍はベルカ北部のムント渓谷にあるアヴァロンダムの地下施設を占拠し<br />  この施設に試作段階の大量破壊兵器『V2』を配備している。<br />  直ちにアヴァロンダムへ向かい、V2を破壊せよ。<br /><br />  なお、ヴァレー空軍基地からムント渓谷までのルートには、B7Rがその行く手を阻む。<br />  B7R及びムント渓谷には、強固なクーデター軍勢力が配備されている可能性が高い。<br />  陸・空、如何なる攻撃にも対応できるよう、搭乗機体は慎重に選べ。<br />  同時に連合軍航空機部隊も別ルートからアヴァロンダムに向かっている。<br /><br />  今作戦は、目標地域においてのV2の破壊と貴機の帰還をもって成功とする。<br />  必ず生還しろ。それ以外は許可しない」<br /><br /></dd> <dt>347 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 13/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:22:48 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>イーグルアイ「B7Rを通過するぞ。最悪の場所だが、最速の近道だ……。<br />  ……エリアB7Rにレーダー反応、敵性航空部隊の接近を確認。<br />  別の空路をとっている暇はない。『円卓』の敵勢力を排除・突破する」<br /><br /> 敵エース「 円卓の鬼神 別の形で会いたかったものだ」<br /> PJ「『円卓』なんてもう意味ないのに。何してんだよ!戦争はとっくに終わってんだよ!」<br /> 敵エース「戦場を知らぬ政治家どもがテーブルについている」<br /> PJ「戦後の話し合いだ。平和な世界を作るための」<br /> 敵エース「醜いパイの奪い合いだ。だから終わりにする」<br /><br /> 最後のエース部隊との激戦を制し、目標地点への飛行を継続。<br /> 敵エース「これが鬼神の飛ぶ空か!」<br /> PJ「サイファーの軌跡を見届ける。必ず」<br /><br /> 空中給油で燃料を補充し、そのまま別ルートからの部隊と合流してアヴァロンダムへ。<br /><br /></dd> <dt>348 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 14/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:23:17 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年12月31日 15:00<br /> 司令部「情報によれば、ダム周辺には強力な対空防衛網が配備されている。<br />  そこで 連合軍航空部隊が 上空で敵対空火器を引き付ける。<br />  ガルム隊は連合軍のアヴァロンダム攻撃部隊と共に、攻撃目標地点まで峡谷沿いに低空侵入せよ。<br />  それが、今作戦を成功に導く為の唯一のルートだ。<br />  『V2』の発射制御装置を破壊すれば、発射は阻止できるはずだ。<br />  V2には 核弾頭が搭載されているものと推測され、この1発による被害は<br />  半年前の7発の戦術核による被害を大きく上回る可能性が高い。発射を必ず食い止めろ。行くぞ!」<br /><br /> イーグルアイ「アヴァロンへは水面を低空で向かえ。上からの進入は狙い撃ちされる。<br />  敵要塞に接近し、十分に近づいたところで高度を上げ、ダムを乗り越えろ」<br /> 味方機「ガルム隊か 待っていたぞ!<br />  アヴァロンまでは俺たちがエスコートする。ついて来い!<br />  上の連中も盛大にやってる。頼むぜ、持ちこたえてくれ!」<br /><br /> 「左翼をやられた、すまない。サベージ4、離脱する!」<br /> 「ギズモ2、踏ん張れ! ガルム隊がV2をヤルまで耐えろ!」<br /> 「ドミノ2が落ちた。攻撃部隊 残機7!」 「ドミノ3も落ちた、攻撃部隊 残機4! 凌げよ!」<br /><br /> 防衛するクーデター軍の猛攻を受け、攻撃部隊が次々に脱落していく中、<br /> サイファーとPJが突破に成功する。<br /> 味方機「2機抜けた!  抜けたのはどいつだ? ガルムか!<br />  全機、上空で攻撃をひきつける!  V2はガルム隊に任せるんだ!」<br /><br /></dd> <dt>349 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 15/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:23:57 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>クーデター軍「V2、リフトオフ準備完了。発射カウントダウン開始」<br /> イーグルアイ「ダムの底に発射制御装置が3箇所ある。そいつを破壊しろ!」<br /> 狭いダムの中で必死に機体を操り、制御装置の破壊を目指す途中で、クーデター軍の演説が流れてくる。<br /> 「戦いは会議室に移った。国境を引きなおすために。その戦が新たな戦いを生む。<br />  軍隊も国家も越え、我々『国境なき世界』は1つになる。<br />  理想のため、民衆のため、制約も争いもない理想の世界だ。<br />  V2でリセットをかける。国境なぞは消し去る!」<br /><br /> 発射までのカウントダウンが始まる中、時間とも戦いながら制御施設の破壊へ。<br /> イーグルアイ「発射制御施設を覆う隔壁が閉まる前に制御装置を破壊しろ!」<br /> クーデター軍「制御施設に損害! モジュールを一部切り離します!」<br /> イーグルアイ「サイファー、トドメを刺すのはお前だ! V2を叩け!未来を終わらせるな」<br /> そして、3つの制御施設を破壊することに成功する。<br /> クーデター軍「制御施設にさらに損害!」<br /> イーグルアイ「V2制御施設の全破壊を確認! これより状況確認に入る。ガルム隊は上空で待機せよ」<br /><br /> PJ「これで戦争も終わる。俺、実は基地に恋人がいるんすよ。<br />  戻ったらプロポーズしようと、花束も買ってあったりして」<br /> イーグルアイ「警告! アンノウン急速接近中!  散会しろ!」<br /> PJ「うあああああっ!」<br /><br /> アヴァロン上空にて、正体不明機からのレーザー攻撃がガルム隊を襲う。<br /> PJはサイファーをかばってレーザーを受け、撃沈。<br /> そして、PJを落とした謎の戦闘機から通信が入る。<br /> ????「戦う理由は見つかったか?        相棒」<br /><br /></dd> <dt>350 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 16/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:24:31 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年12月31日 15:10<br /> 雪が降り始めた中、破壊したはずの制御施設に代わって何者かがV2の発射機構を再起動する。<br /> イーグルアイ「ダメだ! 核サイロの再起動を確認! ガルム隊、作戦続行! 交戦せよ。<br />  状況分析を開始する。それまで持ちこたえろ!」<br /><br /> ピクシー「降ってきたか」<br /> 片翼を赤く塗った機体に乗り、消息不明だったピクシーが攻撃を仕掛けてくる。<br /> ピクシー「不死身のエースってのは戦場に長く居た奴の過信だ。  お前のことだよ、相棒」<br /> イーグルアイ「第一分析終了!  敵機から地上への信号を確認。奴が『V2』発射を握っている!」<br /> ピクシー「ここから境目が見えるか?国境は俺達に何をくれた?全てをやり直す。そのためのV2だ」<br /><br /> 広範囲を巻き込む散弾ミサイルと、自在に振り回せるレーザー砲でサイファーを追い込むピクシー。<br /> 激しい戦闘の中、とうとう地上からV2が発射される。   「時間だ」<br /> イーグルアイ「くそっ! V2の発射を確認!」<br /> ピクシー「歪んだパズルは、一度リセットするべきだ。<br />  このV2で全てを『ゼロ』に戻し、次の世代に未来を託そう」<br /><br /> V2はいわゆるICBMで、一度大気圏外まで上昇してから目的地へ向かう。<br /> 大気圏への再突入の前に、V2の制御を行っているピクシーの機体を墜とす事ができれば、<br /> コントロールを失ったV2はその場で爆散し、地上への被害を防ぐ事が可能。<br /> イーグルアイ「こちらAWACS! 聞け、ガルム1。 敵機体の解析が完了した。<br />  コード名は 『モルガン』。 この機体はECM防御システムで護られている。<br />  唯一の弱点は前方のエアインテークだ。正面角度から攻撃を行いモルガンを撃墜せよ。<br /><br />  今そこで彼を討てるのは君だけだ。   円卓の『鬼神』、幸運を祈る!」<br /><br /></dd> <dt>351 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 17/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:26:19 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>イーグルアイ「V2の大気圏再突入まであと4分」<br /> ピクシー「俺とお前は鏡のようなもんだ。向かい合って、初めて本当の自分に気づく」<br /> イーグルアイ「V2再突入開始まであと3分」<br /> ピクシー「ここで全てが決まる。来い!」<br /> イーグルアイ「V2再突入開始まであと2分」<br /> ピクシー「撃て、臆病者!」<br /><br /> 何度目かのヘッドオン(戦闘機同士の真正面からの撃ち合い)を経て、<br /> 前方エアインテークを通したサイファーの一発が、モルガンの左翼エンジンへ命中する。<br /><br /> ピクシー「C'mooooooooon! (撃て!)」<br /><br /> あわや正面からの激突かと思われるほどの近距離でのすれ違いの直後、モルガンが爆散。<br /> そして、遙か上空にあるV2の核弾頭が爆発する。地上への2度めの核被害は免れた。<br /><br /> イーグルアイ「サイファー、任務完了だ。さあ、帰ろう。俺たちの家へ」<br /><br /> ※余談ですがニコ動見れる人は「sm750590」超オススメ。<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/350">&gt;&gt;350</a>からの場面のリプレイ動画。<br /><br /></dd> <dt>352 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 18/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:27:39 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年<br /> サイファーやピクシーを相手に戦った、ベルカ軍エースパイロット達へのインタビューが続く。<br /><br /> 「『彼』と会ったのはこの空の上だ。あの日のミサイルアラートがまだ耳に残っている。<br />  どこまでも喰らいついてくるんだ。やっと振り切ったと思っても、また直ぐに。<br />  鳴り止まないミサイルアラートの音に、私は初めて恐怖を感じたよ」<br /><br /> 「当時のオレの仕事は、エスケープキラーってやつだ。あの日も逃亡機の撃墜命令が舞い込んできた。<br />  別に特別なことじゃない。あの日の目標は、命令違反をして逃亡したベルカのトップエースだ。<br />  そしてそいつは、わざわざ混戦状態の『円卓』に逃げ込みやがった。噂通りに切れる男だ。<br />  だが問題はそんなことじゃない。  その先に『片羽』と『奴』、噂の化け物コンビが居たことだ。<br />  おかげで目標をロストしちまった。こうなったら、こいつらだけでも叩いてやろうと思った。<br />  それが――オレの運の尽きってやつだ」<br /><br /> 「『鬼神』とはよく言ったものだ。奴が触れたものは全て壊れていったよ。<br />  俺も軍に属していた頃にはエースと呼ばれていた。相手に恐怖を感じたことは無かった。<br />  でも奴との戦闘中、何かが芽生えた。――最初は何か解らなかった。<br />  操縦桿を持つ手が震えているのに気付いて、初めて解った。ああ、これが恐怖なんだと」<br /><br /></dd> <dt>353 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 19/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:29:06 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「これが隠されたもう一つの歴史。『彼』の消息もここで途絶える。<br />  七つの核の影響は大きく、それを目の当たりにした戦勝国達は世界的な軍縮へと進む。<br />  まるで自らへの戒めのように。 また 『V2』の存在も隠蔽される。<br />  終戦後に起きた出来事は人々の記憶から消え、<br />  そして彼らも同時に歴史の闇へ封印されたのだ」<br /><br /> 2005年 ピクシーへのインタビューの続き<br /> ※最終戦で左翼エンジンに被弾した後、機体が爆散する直前に脱出して生き残っている<br /> ピクシー「痛む体を引きずってたどり着いた場所は、あの核の爆心地だったんだ。<br />  何も無い光景。それがなんだか悲しくてしょうがなかった。<br />  でも、そこで強く生きる人々がいた。俺は彼らに助けられたんだ。<br /><br />  世界に境目なんて必要ないかもしれない。しかし無くすだけで変わるんだろうか?<br />  俺はまだ戦場に居る。国境の近くだ。確かめたいんだ、国境の意味を。<br />  そしてそこで生きる人々の意志を。ここに答えなど無いのかもしれない。でも探したいんだ」<br /><br /> (インタビュアーのトンプソンに向かって)<br /> ピクシー「この映像はあいつも見るのか? もし会ったら伝えてくれ。」<br /><br /> (ピクシーがカメラに向き直る)<br /><br /> 「よう 相棒  まだ生きてるか?<br />   それと、ありがとう、戦友。   またな 」<br /><br /><br /></dd> <dt>354 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 20/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:29:38 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>トンプソン「  『円卓の鬼神』<br />  ベルカ戦争を駆け抜け、畏怖と敬意の狭間で生きた戦士。<br />  『彼』はたった数ヶ月の間だけ、空に存在していた。その後の消息は不明。<br />  ついにその人間性までは迫る事が出来なかった。<br />  ただ、『彼』の話をするとき、皆、少し嬉しそうな顔をしていた。<br />  それが 答えなのかもしれない」<br /><br /> トンプソンが取材した内容は、後に報道ドキュメンタリー番組として放送され、<br /> 24.4%という高い視聴率をマークした。<br /><br /> ACE COMBAT ZERO ~THE BELKAN WAR~  完<br /><br /></dd> <dt>368 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/13(金) 10:11:42 ID:XVMaEU620</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/357"> &gt;&gt;357</a><br /> >プレイヤーの相棒が、戦闘機から核ミサイルの制御をしてた<br /> プレイヤーの相棒が悪いやつだったん?<br /><br /></dd> <dt>375 :<a href="mailto:sage"><strong>368</strong></a>:2008/06/13(金) 14:41:23 ID:XVMaEU620</dt> <dd>いや、要約じゃないほうも読んだんだが、<br /> ピクシーが敵に回った理由は、<br /> ベルカの使った核の爆心地の光景と、<br /> そこで生きる人々を見て国境が云々(<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/353">&gt;&gt;353</a>)<br /> だと思うのだけど、<br /> それと、<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/343">&gt;&gt;343</a>の、銃口を向けたってのが<br /> つながらないんだ。もうちょっとこの辺を詳しく教えてくれないか?<br /><br /></dd> <dt>377 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/13(金) 18:04:27 ID:naYgpIKX0</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/375"> &gt;&gt;375</a><br /> >そこで生きる人々を見て<br /> それは最終ミッション後の話。<br /><br /> ピクシーは元々国とかそういう枠組みをあまり快く思ってはおらず<br /> 『国境無き世界』の主要メンバーと面識があり、勧誘も受けていた様子。<br /><br /> ガルム隊を組んでミッションをこなすうちに両者(連合・ベルカ)の<br /> 非情な行動に嫌気が差し始め、核使用の手前のミッションでは<br /> 国という存在に対する愛想がほぼ尽きていた。<br /> そしてベルカの核使用で完全に愛想を尽かす。<br /> 想定外の核使用、およびそれに伴うEMPで連合軍の指揮系統は大混乱<br /> 離反するにはもってこいの状況になると同時に『国境なき世界』の主要メンバーが作戦空域に出現<br /> ピクシーに「迎えに来た」という旨を話し、ピクシーは組織の一員となる事を決意。ガルム1(自機)を攻撃し始める。<br /><br /></dd> <dt>379 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/13(金) 18:17:52 ID:mDR9PCkD0</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/375"> &gt;&gt;375</a><br /> 最初はウスティオ国内からベルカ軍を追い出せば終わると思ってた戦争が<br /> いつのまにか「国境を越えて」ベルカへの逆侵攻に変わっていった事に<br /> 少しずつ疑念を抱いてたのね。<br /> (<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/339">&gt;&gt;339</a>にある「この戦争の本質はここからだ」ってのが、<br />  防衛・解放戦から逆侵攻への転機を表している)<br /><br /> どこら辺かは忘れたけど、まだ味方でいるうちの戦闘中の無線で<br /> Pixy「ここ(空の上って事ね)から見ればどの国も大して変わらん」<br /> とか言ってたりする。この時から既に「国境って大して意味なくね?」と思ってるわけだ。<br /> 後にクーデターに参加するパイロット(<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/349">&gt;&gt;349</a>で「国境なぞは消し去る!」って演説してる人)から<br /> 円卓での戦闘中(<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/341">&gt;&gt;341</a>のミッション中)に、↓こんな無線を投げられたりもしている。<br /> 後で演説する人「考えは決まっただろうな お互いつまらん安売りはもう終わりだ 潮は満ちた」<br /> Pixy「まだだ まだ その時じゃない」<br /><br /> ここではまだハラは決まってなかったんだけど、その後、ベルカが自分の領土で核を使ってまで<br /> 境界線を守ろう(国境を侵されまい)としたところで<br /> 「国境てのはそこまでして守るほど大事なもんなのか?」っていう想いが炸裂して<br /> クーデター軍に参加しちゃいました、と。ちょうど離脱しやすい状況だったってのもあるけど。<br /><br /> あと設定ではベルカ出身だったりするんだよね。。。<br /> この辺を細かくやり出すと、かなり長くなると思われる。<br /><br /></dd> </dl>
<p><strong>ACECOMBAT ZERO THE BELKAN WAR</strong></p> <p>超簡単に1レスにまとめ part39-357</p> <p>詳細版 part39-335~354,368,369,375,377,379</p> <hr /><dl><dt>357 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/12(木) 22:18:51 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/356"> &gt;&gt;356</a><br /> 超簡単に1レスにまとめると、<br /> ・隣国に侵攻された国が傭兵(プレイヤー)を雇い、その活躍で自国から敵を追い出す。<br />  プレイヤーはこの間に超スゴ腕のパイロットとして敵味方から認識されるように。<br /> ・相手の国に逆侵攻するが焦土作戦で核を使われ涙目。このときプレイヤーの相棒が行方不明に。<br /> ・さすがに自国内で核を使った政府に相手国民も怒り、新政権を立ち上げ終戦調印へ。<br /><br /> ~教科書に載ってる歴史はここまで。以降は空白の半年間の出来事~<br /><br /> ・戦犯を逃れたベルカ軍上級将校らが終戦後に地下へ潜り、<br />   半年後に扇動によりクーデターが発生。その際、核弾頭が準備される。<br /> ・核弾頭を抑えるためにプレイヤーの部隊が中心になって敵拠点を制圧するも<br />  沈黙したはずの核ミサイルがなぜか発射されてしまう。<br /> ・行方不明だったプレイヤーの相棒が、戦闘機から核ミサイルの制御をしてたので<br />  弱点をついてこれを撃破。核ミサイルは大気圏外で爆発。<br /> ・核ミサイルの件は各国が隠蔽する。同時に、傭兵であるプレイヤーの事も<br />  (表の)歴史からは抹消される。<br /><br /> ・10年後、ジャーナリストが色々調べて真実に行き当たりドキュメンタリー番組を作成。<br />  取材の過程で「あの傭兵マジパなかったんすよ」っていう証言がいくつも出てくる。<br /><br /> おわり。<br /><br /><hr /></dd> <dt>335 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 1/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:08:01 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>暫定wikiに2~6、Xがあってzeroが無くて寂しかったので、勝手ながらエースコンバット ZERO(PS2)を。<br /> 分岐でいくつかミッション内容が変化するけど物語の大筋は変わらんので適当にチョイス。<br /><br /> 用語類。<br /> ・ウスティオ共和国……プレイヤーはこの国所属の傭兵。<br />  元々は後述のベルカ公国の一部だったが独立した。<br />  独立後に地下資源が見つかりベルカから狙われ、<br />  ゲーム開始時点では山岳地域など一部を除いてほぼベルカの占領下にある。<br /> ・ベルカ公国……極右政党がハバを効かせる軍事国家。伝統の空軍は多数のエースを抱える精鋭部隊。<br />  資源獲得のため隣国のウスティオへ電撃侵攻。<br /> ・B7R……ベルカ国内における「絶対防衛戦略空域」のコードネーム。<br />  直径約400kmの円形の盆地で、強い磁場を持つ鉱山地帯のため地上での部隊運用が困難。(マトモに通信デキネー)<br />  地上で部隊運用ができない≒墜とされたら救助が期待できないため、<br />  戦闘機乗りにとっては階級やら身分やらに関係なく自分の腕だけが頼りである極限の戦場。<br />  この事から上座・下座がない丸形テーブルにかけて『円卓』と呼ばれる。(要はアーサー王のアレ)<br /><br /> 人物。<br /> ・サイファー……プレイヤー。ウスティオ空軍ガルム隊の1番機パイロット、ガルム1として戦場へ。<br /> ・ピクシー……本名ラリー=フォルク。ガルム隊2番機。<br />  凄腕の傭兵パイロットで、戦闘で自機の片翼を無くしながらも機体ごと生還した過去から<br />  『片羽の妖精』又は単に『片羽』と呼ばれる。<br />  自機の片翼を赤く塗装し、敵の間でも名前が知られている。<br /> ・イーグルアイ……ウスティオの空中管制機(AWACS)から色々な指示をしてくれる人。<br /> ・ブレット=トンプソン……2005年時点における、民間のジャーナリスト。<br /><br /></dd> <dt>336 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 2/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:09:19 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>OP(2005年)<br /> ジャーナリストのトンプソンは、1995年に起きたベルカ戦争について疑問を持ち<br /> 終戦から10年経ってようやく公開され始めた資料を調べ始める。<br /> いくつかの資料に共通する、1人の傭兵に関しての記述と<br /> そこに残された「鬼」という単語に興味をもったトンプソン。<br /><br /> 「私はこの傭兵を通してベルカ戦争を追いかけることにした。<br />  その先に何かがある。この戦争の隠された姿か、ただのおとぎ話か」<br /><br /> ベルカ戦争の真実を求め、当時の関係者に取材を行う。<br /> 件の傭兵について知りたいトンプソンは、ベルカ戦争当時に彼の相棒だった<br /> 『片羽』ことピクシーにインタビュー。<br /> 国境近くの紛争地帯で今も傭兵として戦っているピクシーが、カメラの前で語り出す。<br /><br /> 「あいつの事か。ああ、知ってる。古い話だ。話せば長くなる……。<br /><br />  あれは雪の降る寒い日だった」<br /><br /></dd> <dt>337 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 3/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:10:11 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年4月2日 ウスティオ共和国 山岳地帯 ヴァレー空軍基地<br /> プレイヤー(サイファー)はガルム隊1番機パイロットとして<br /> ウスティオの最後の砦となったこの基地へ配属される。<br /> ピクシー「(雪が)降ってきたな」<br /> 基地司令部「ガルム隊へ。敵の爆撃機がこの基地に向かっている。これを撃墜せよ」<br /> ピクシー「ガルム2了解。 雪山でベイルアウトは悲惨だ。頼むぜ1番機」<br /> 指示どおり、爆撃機を全機撃墜し、ガルム隊は基地へ帰還。<br /> ピクシー「サイファー、お前とならやれそうだ。よろしく頼む、相棒」<br /><br /><br /> 2005年 インタビュー中<br /> ピクシー「そう あの雪の日が始まりだった。<br />  最初の印象は……そうだな 筋は良かったな」<br /><br /></dd> <dt>338 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 4/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:10:56 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年4月15日<br /> ガルム隊は、ベルカとウスティオを繋ぐ主要道路を奪還するミッションに参加。<br /> ウスティオにとって主要補給路になる国道を無事に確保する事に成功し<br /> 周辺各国の協力も得て連合軍となったウスティオは、ベルカへの反攻を開始。<br /> イーグルアイ「悪運は今日も味方だったな、『片羽』」<br /> ピクシー「翼なしの帰還はもうお断りだ」<br /><br /> 1995年4月20日<br /> ガルム隊は、ベルカ絶対防衛戦略空域 B7R 通称『円卓』の強行偵察任務へ。<br /> 「円卓での交戦規定はただ一つ『生き残れ』」と言われるほどの過酷な戦場。<br /> ベルカ軍パイロット「反応は2機だけだ。あいつら『円卓』を知らないのか?」<br /> 遭遇した敵機を撃墜後、敵エース部隊の一つが増援に来る。<br /> イーグルアイ「ガルム隊へ。撤退は許可できない。迎撃せよ」<br /> ピクシー「だろうな。報酬上乗せだ」<br /> 増援のエース部隊も撃墜したところで、AWACSから通信が入る。<br /> イーグルアイ「連合軍作戦司令部より入電。『連合軍海上部隊は進軍を開始。貴隊の活躍に感謝する』」<br /> ピクシー「なるほど、俺たちは捨て駒だったようだ。   よう相棒、まだ生きてるか?」<br /><br /> その後、連合軍海上部隊の航路を確保するため港に駐留するベルカ軍を殲滅するミッションや<br /> 味方空挺部隊の降下を援護するミッションなどを経て、とうとうウスティオの首都ディレクタスへ。<br /> ここでもベルカ空軍エース部隊の一つと遭遇するが、ガルム隊はこれを撃墜。<br /> 1995年5月13日、首都ディレクタスの解放が実現する。<br /> ピクシー「サイファー、自由を手にする民衆の声が聞こえるか!」<br /><br /></dd> <dt>339 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 5/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:12:00 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「この戦争の本質はここからだ。記事や資料によって捉え方が全く異なる。<br />  戦場はベルカ内部へと移り、『彼』もまた戦争の中心へと押し上げられて行く。<br />  そして私の興味の対象も、戦争から『彼』へと移っていく……」<br /><br /> 1995年5月17日<br /> ウスティオ首都ディレクタスの解放後まもなく、<br /> ベルカによる核兵器開発と、大量破壊兵器『V2』の開発計画が明らかになる。<br /> 連合軍は、核兵器査察と資源権益確保を確実なものとするため<br /> 国境を越えてベルカ国内への進軍を決定した。<br /><br /> ガルム隊の活躍もあり、ベルカ国境防御線の要であるグラティサント要塞が落とされるが<br /> 同時刻、ウスティオ空軍の別動隊が正体不明の攻撃を受け壊滅状態に。<br /> 連合軍司令部はこの謎の攻撃の調査を開始する。<br /><br /> 1995年5月19日<br /> 続いて、ベルカの第二次防衛ラインと目される対空陣地の攻略戦へ。<br /> この防衛ラインによって連合側の空輸による補給ルートが阻害されていたが<br /> 陣地攻略によりベルカ国内の更なる奥地への侵攻が可能に。<br /> しかしまたも謎の攻撃が連合側の空軍を襲い、陣地攻略作戦は成功したものの被害も甚大。<br /> 謎の攻撃は、ベルカのタウブルグ平原に建造された巨大構造物からの大出力レーザー攻撃と判明する。<br /><br /></dd> <dt>340 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 6/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:16:40 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年5月23日<br /> ミサイル防衛構想の下に開発された ベルカの対空防衛化学レーザー兵器。<br /> コードネーム『エクスキャリバー』。高さ1kmに及ぶレーザー増幅塔を中心に<br /> 周囲にはジャミング施設、対空砲などが複数配備され、強固に守られている。<br /> レーザー反射鏡を備えた航空機や人工衛星を用いての最大有効射程は1200kmにも及び、<br /> これを破壊しなければ今後のベルカ国内での作戦展開が難しくなる。ガルム隊は援軍と共同でこれの攻略に当たる。<br /><br /> PJ「こちらクロウ隊の3番機、PJ。  ガルム隊、可能な限り援護する」<br /> (本名:パトリック=ジェームズ=ベケット。22歳。恋人もち)<br /> ピクシー「たった数機の戦闘機が心強い援軍ね……。<br />  クロウ3へ。落ちるなら俺の見えないところで頼む」<br /> PJ「了解です、任せといて下さい」<br /><br /> エクスキャリバーに直接ミサイルを撃ち込んでも、ジャミングにより逸らされてしまう。<br /> イーグルアイの指示により、まず周辺のジャミング施設と対空砲の破壊を優先する。<br /> 味方パイロット「よし、そのまま『王者の剣』もぶっこ抜くぞ」<br /> イーグルアイ「いける。エクスキャリバーを潰せ。サイファー、君ならできる」<br /> そしてとうとう丸裸になったエクスキャリバーを破壊することに成功。<br /> 味方パイロット「あの剣が抜かれた。やったのはウスティオの1番機!」<br /><br /> タウブルグ平原からベルカの空を制した剣が、爆炎の中に消えていった。<br /><br /></dd> <dt>341 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 7/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:17:07 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年5月28日<br /> 連合軍司令部「B7R、通称『円卓』の存在は、長らくベルカの政治的・軍事的な<br />  強大さの象徴とされていた。しかし、本日決行される作戦により<br />  連合軍はこのB7Rへ大規模な航空部隊による進撃を図る。<br />  ベルカ絶対防衛戦略空域・B7Rへ赴き、これを攻略せよ」<br /><br /> 味方「連合軍航空戦力は既にその40%を損失!   手に負えん! 増援はまだか!」<br /> ピクシー「よし、花火の中へ突っ込むぞ!」<br /> 味方「援軍が来た? どこの隊だ? 識別信号確認……  ガルムだ、援軍はガルム」<br /> ベルカ軍「タウブルグの『剣』を抜いた奴が紛れ込んだ  警戒しろ!」<br /><br /> 「あのウスティオの傭兵  なんて野郎だ!  あいつが戦況をひっくり返してやがる」<br /><br /> 「奴はバケモノか!?」   「悪魔だ……」<br /><br /> 「そんな生易しいものじゃない  ああいうのはな…… 『鬼神』って言うんだよ」<br /><br /> ベルカ軍基地から増援に出たエース部隊も含め、全ての敵機の撃墜が確認される。<br /> B7Rでの激戦が終わり、『円卓』が陥落した。<br /> PJ「すげえ! サイファーが敵機撃墜!」<br /> 味方「円卓が生んだ鬼か…」<br /> ピクシー「よう相棒、まだ生きてるか?」<br /><br /></dd> <dt>342 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 8/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:17:43 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「『鬼神』と呼ばれた傭兵。その凄まじい活躍に心が踊った。<br />  仕事を忘れ、手にした資料を読みふけった。<br />  ――彼が『鬼神』と呼ばれ始めたこの時期、南ベルカに厭戦ムードが漂い出している。<br />  各都市が非武装宣言を行い、連合軍へ無血開城されていく。終戦の足音が近づいていた」<br /><br /> 2005年 ピクシーへのインタビューの続き<br /> ピクシー「場数を踏む度、あいつの強さが目についた。<br />  『鬼神』と呼ばれるのも納得だ。並んで飛ぶこっちは苦労したがな。<br />  出撃のたびに見送りが増えてたな。皆あいつの姿を目に焼き付けようとしてた。<br />  俺も――もう少し見ていたかった」<br /><br /></dd> <dt>343 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 9/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:18:41 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年6月6日<br /> 連合側は、ベルカの主要工業都市にある軍需産業の工場群を夜間強襲し制圧。<br /> 生産能力を失ったベルカ軍は敗走を続けるが一部の都市では根強い抵抗が続く。<br /> そんな中、AWACSから緊急入電が入る。<br /> イーグルアイ「核を搭載したベルカ爆撃機部隊がウスティオへ向け飛び立った!<br />  ガルム、クロウ隊は迎撃に向かえ」<br /> この部隊を叩くため、ガルム隊はクロウ隊と共に出撃。<br /> PJ「核なんて……絶対に阻止してやる!」<br /> 爆撃機の阻止には成功したが、その戦闘中に視界が白く染まり<br /> 通信が困難になるほどの爆発を確認する。計器類もまともに働いていない。<br /> ベルカ軍の強行派の別働隊が、自国の都市に被害が出るのを覚悟のうえで<br /> 小型戦術核爆弾『V1』計7発を使用したのだった。これによりベルカ南部の7都市が壊滅。<br /> そして、爆発の余波から立ち直りつつあったサイファーが見たものは<br /> 相棒であったはずのピクシーが自機へと向ける銃口だった……。<br /> イーグルアイ「ガルム2、何をしている! それは敵機ではない! 攻撃を中止せよ!」<br /> ピクシー「悪いな、ここでお別れだ……」<br /> サイファー、ピクシー共に撃墜こそされなかったが、戦場の混乱の中、ピクシーは消息を絶つ。<br /><br /> 「まさか自国内で核を使用するとは」という、連合側にとって想定外の事態だったため<br /> 追撃態勢にあった連合軍の混乱と受けたダメージは大きく、<br /> ベルカ残存軍の北部地域への脱出を許してしまう。<br /> ベルカ南部地域はほぼ全域で武装解除を達成するが、北部地域への進軍は一時的に断念された。<br /><br /></dd> <dt>344 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 10/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:19:48 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「当時学生だった私の脳裏にも、あの日のニュース映像は焼きついている。<br />  ベルカの地で、彼らの手により七つの核が起爆した。全てを巻き込んだ壮絶な自決。<br />  ベルカの古き強国主義者は、連合軍の侵入を許せなかったのだろうか?<br />  残された無残な光景。ベルカの人たちは、それをどう見たのだろう……」<br /><br /> 1995年6月13日<br /> 自国内での核使用に反発した国民を中心に、ベルカで暫定的に新政権が発足するも<br /> 北部に脱出した残存軍の抵抗が終わらない。消息を絶ったピクシーの補充要員として<br /> クロウ隊のPJが新たにガルム隊2番機として合流。残存軍の掃討へ向かう。<br /> 掃討作戦のさなか、用途不明の巨大な格納庫が発見されるが、そこに収まるべき兵器は<br /> 発見されなかった。連合軍上層部は引き続き、この巨大格納庫について調査を進めていく。<br /><br /> 2005年 トンプソンの語り<br /> 「1995年6月20日、ベルカ暫定政権と連合側の間で降伏調印式が行われる。<br />  無事に停戦条約が結ばれ「ベルカ戦争」は一応の終結を見る。<br />  戦いの舞台がテーブルの上へと移され、ベルカが開戦に踏み切った最大の理由<br />  「地下資源」を巡る利権について、各国の政治家たちがしのぎを削ることになった。<br />  <br />  こうして、半年の時が流れていく。そして、ここからが隠された真実の歴史。<br />  私はその事実に目を見はった。『彼』を追いかけてきたことに間違いは無かったのだ」<br /><br /></dd> <dt>345 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 10/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:20:53 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年12月15日<br /> 半年前の終戦時に地下に潜り、戦犯を逃れたベルカ軍上級将校らの扇動によりクーデターが発生。<br /> 『国境無き世界』を名乗ったクーデター組織は、コードネーム『XB-0』と呼ばれる<br /> 巨大ガンシップを持ち出し、調印式の舞台となった都市ルーメンを爆撃した。<br /><br /> ウスティオ空軍ヴァレー基地でXB-0の迎撃の準備をしていたサイファーの耳に<br /> 緊急警報が鳴り響く。 「所属不明機が当基地に接近中! 全機ただちにスクランブル……」<br /> 今なお残るベルカ空軍エース部隊に護衛されたXB-0がヴァレー基地を奇襲し基地は大打撃を受ける。<br /> 敵エース「これだけの見世物、観客がいないのが残念だな」<br /> 滑走路で炎上する味方機を横目に、空に上がったガルム隊が見たのは<br /> 半年前まで連合軍として共に戦ったサピン国、オーシア国などの機体が混ざった敵部隊だった。<br /><br /> イーグルアイ「待て、あれはサピン軍の機体だ。友軍だ。<br />  サピン軍機へ告ぐ。こちらウスティオ航空師団。攻撃を中止せよ……」<br /> しかし相手の攻撃が止まない。やむを得ず全機撃墜の決断をくだし、<br /> 基地への爆撃を終え離脱していくXB-0を追いかける。<br /> イーグルアイ「操縦席付近を狙え! 奴の操舵を奪うんだ」<br /> ガルム1により撃墜されるXB-0。<br /> PJ「XB-0に致命弾! サイファーだ、サイファーがやった!」<br /><br /> XB-0の撃沈に浮かれるPJの元に、一つの通信が入る。<br /> PJ「何だ、無線で信号が送られてきてる? 解読します。<br />  …………『よう相棒、まだ生きてるか?』……これって……」<br /><br /></dd> <dt>346 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 12/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:22:15 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>↑の名前欄末尾は「11/20」ですスンマセン<br /><br /><br /> 1995年12月31日 11:00<br /> ヴァレー基地司令部<br /> 「当基地を襲撃したクーデター組織は<br />  『国境無き世界』を名乗る、大規模なクーデター軍だということが判明した。<br />   高度に組織化されたこの革命軍の兵士構成は、ベルカはもとよりオーシア、サピンなど<br />  多国籍に及び、多くの兵器を保持していると思われる。<br />  クーデター軍はベルカ北部のムント渓谷にあるアヴァロンダムの地下施設を占拠し<br />  この施設に試作段階の大量破壊兵器『V2』を配備している。<br />  直ちにアヴァロンダムへ向かい、V2を破壊せよ。<br /><br />  なお、ヴァレー空軍基地からムント渓谷までのルートには、B7Rがその行く手を阻む。<br />  B7R及びムント渓谷には、強固なクーデター軍勢力が配備されている可能性が高い。<br />  陸・空、如何なる攻撃にも対応できるよう、搭乗機体は慎重に選べ。<br />  同時に連合軍航空機部隊も別ルートからアヴァロンダムに向かっている。<br /><br />  今作戦は、目標地域においてのV2の破壊と貴機の帰還をもって成功とする。<br />  必ず生還しろ。それ以外は許可しない」<br /><br /></dd> <dt>347 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 13/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:22:48 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>イーグルアイ「B7Rを通過するぞ。最悪の場所だが、最速の近道だ……。<br />  ……エリアB7Rにレーダー反応、敵性航空部隊の接近を確認。<br />  別の空路をとっている暇はない。『円卓』の敵勢力を排除・突破する」<br /><br /> 敵エース「 円卓の鬼神 別の形で会いたかったものだ」<br /> PJ「『円卓』なんてもう意味ないのに。何してんだよ!戦争はとっくに終わってんだよ!」<br /> 敵エース「戦場を知らぬ政治家どもがテーブルについている」<br /> PJ「戦後の話し合いだ。平和な世界を作るための」<br /> 敵エース「醜いパイの奪い合いだ。だから終わりにする」<br /><br /> 最後のエース部隊との激戦を制し、目標地点への飛行を継続。<br /> 敵エース「これが鬼神の飛ぶ空か!」<br /> PJ「サイファーの軌跡を見届ける。必ず」<br /><br /> 空中給油で燃料を補充し、そのまま別ルートからの部隊と合流してアヴァロンダムへ。<br /><br /></dd> <dt>348 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 14/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:23:17 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年12月31日 15:00<br /> 司令部「情報によれば、ダム周辺には強力な対空防衛網が配備されている。<br />  そこで 連合軍航空部隊が 上空で敵対空火器を引き付ける。<br />  ガルム隊は連合軍のアヴァロンダム攻撃部隊と共に、攻撃目標地点まで峡谷沿いに低空侵入せよ。<br />  それが、今作戦を成功に導く為の唯一のルートだ。<br />  『V2』の発射制御装置を破壊すれば、発射は阻止できるはずだ。<br />  V2には 核弾頭が搭載されているものと推測され、この1発による被害は<br />  半年前の7発の戦術核による被害を大きく上回る可能性が高い。発射を必ず食い止めろ。行くぞ!」<br /><br /> イーグルアイ「アヴァロンへは水面を低空で向かえ。上からの進入は狙い撃ちされる。<br />  敵要塞に接近し、十分に近づいたところで高度を上げ、ダムを乗り越えろ」<br /> 味方機「ガルム隊か 待っていたぞ!<br />  アヴァロンまでは俺たちがエスコートする。ついて来い!<br />  上の連中も盛大にやってる。頼むぜ、持ちこたえてくれ!」<br /><br /> 「左翼をやられた、すまない。サベージ4、離脱する!」<br /> 「ギズモ2、踏ん張れ! ガルム隊がV2をヤルまで耐えろ!」<br /> 「ドミノ2が落ちた。攻撃部隊 残機7!」 「ドミノ3も落ちた、攻撃部隊 残機4! 凌げよ!」<br /><br /> 防衛するクーデター軍の猛攻を受け、攻撃部隊が次々に脱落していく中、<br /> サイファーとPJが突破に成功する。<br /> 味方機「2機抜けた!  抜けたのはどいつだ? ガルムか!<br />  全機、上空で攻撃をひきつける!  V2はガルム隊に任せるんだ!」<br /><br /></dd> <dt>349 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 15/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:23:57 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>クーデター軍「V2、リフトオフ準備完了。発射カウントダウン開始」<br /> イーグルアイ「ダムの底に発射制御装置が3箇所ある。そいつを破壊しろ!」<br /> 狭いダムの中で必死に機体を操り、制御装置の破壊を目指す途中で、クーデター軍の演説が流れてくる。<br /> 「戦いは会議室に移った。国境を引きなおすために。その戦が新たな戦いを生む。<br />  軍隊も国家も越え、我々『国境なき世界』は1つになる。<br />  理想のため、民衆のため、制約も争いもない理想の世界だ。<br />  V2でリセットをかける。国境なぞは消し去る!」<br /><br /> 発射までのカウントダウンが始まる中、時間とも戦いながら制御施設の破壊へ。<br /> イーグルアイ「発射制御施設を覆う隔壁が閉まる前に制御装置を破壊しろ!」<br /> クーデター軍「制御施設に損害! モジュールを一部切り離します!」<br /> イーグルアイ「サイファー、トドメを刺すのはお前だ! V2を叩け!未来を終わらせるな」<br /> そして、3つの制御施設を破壊することに成功する。<br /> クーデター軍「制御施設にさらに損害!」<br /> イーグルアイ「V2制御施設の全破壊を確認! これより状況確認に入る。ガルム隊は上空で待機せよ」<br /><br /> PJ「これで戦争も終わる。俺、実は基地に恋人がいるんすよ。<br />  戻ったらプロポーズしようと、花束も買ってあったりして」<br /> イーグルアイ「警告! アンノウン急速接近中!  散会しろ!」<br /> PJ「うあああああっ!」<br /><br /> アヴァロン上空にて、正体不明機からのレーザー攻撃がガルム隊を襲う。<br /> PJはサイファーをかばってレーザーを受け、撃沈。<br /> そして、PJを落とした謎の戦闘機から通信が入る。<br /> ????「戦う理由は見つかったか?        相棒」<br /><br /></dd> <dt>350 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 16/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:24:31 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>1995年12月31日 15:10<br /> 雪が降り始めた中、破壊したはずの制御施設に代わって何者かがV2の発射機構を再起動する。<br /> イーグルアイ「ダメだ! 核サイロの再起動を確認! ガルム隊、作戦続行! 交戦せよ。<br />  状況分析を開始する。それまで持ちこたえろ!」<br /><br /> ピクシー「降ってきたか」<br /> 片翼を赤く塗った機体に乗り、消息不明だったピクシーが攻撃を仕掛けてくる。<br /> ピクシー「不死身のエースってのは戦場に長く居た奴の過信だ。  お前のことだよ、相棒」<br /> イーグルアイ「第一分析終了!  敵機から地上への信号を確認。奴が『V2』発射を握っている!」<br /> ピクシー「ここから境目が見えるか?国境は俺達に何をくれた?全てをやり直す。そのためのV2だ」<br /><br /> 広範囲を巻き込む散弾ミサイルと、自在に振り回せるレーザー砲でサイファーを追い込むピクシー。<br /> 激しい戦闘の中、とうとう地上からV2が発射される。   「時間だ」<br /> イーグルアイ「くそっ! V2の発射を確認!」<br /> ピクシー「歪んだパズルは、一度リセットするべきだ。<br />  このV2で全てを『ゼロ』に戻し、次の世代に未来を託そう」<br /><br /> V2はいわゆるICBMで、一度大気圏外まで上昇してから目的地へ向かう。<br /> 大気圏への再突入の前に、V2の制御を行っているピクシーの機体を墜とす事ができれば、<br /> コントロールを失ったV2はその場で爆散し、地上への被害を防ぐ事が可能。<br /> イーグルアイ「こちらAWACS! 聞け、ガルム1。 敵機体の解析が完了した。<br />  コード名は 『モルガン』。 この機体はECM防御システムで護られている。<br />  唯一の弱点は前方のエアインテークだ。正面角度から攻撃を行いモルガンを撃墜せよ。<br /><br />  今そこで彼を討てるのは君だけだ。   円卓の『鬼神』、幸運を祈る!」<br /><br /></dd> <dt>351 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 17/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:26:19 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>イーグルアイ「V2の大気圏再突入まであと4分」<br /> ピクシー「俺とお前は鏡のようなもんだ。向かい合って、初めて本当の自分に気づく」<br /> イーグルアイ「V2再突入開始まであと3分」<br /> ピクシー「ここで全てが決まる。来い!」<br /> イーグルアイ「V2再突入開始まであと2分」<br /> ピクシー「撃て、臆病者!」<br /><br /> 何度目かのヘッドオン(戦闘機同士の真正面からの撃ち合い)を経て、<br /> 前方エアインテークを通したサイファーの一発が、モルガンの左翼エンジンへ命中する。<br /><br /> ピクシー「C'mooooooooon! (撃て!)」<br /><br /> あわや正面からの激突かと思われるほどの近距離でのすれ違いの直後、モルガンが爆散。<br /> そして、遙か上空にあるV2の核弾頭が爆発する。地上への2度めの核被害は免れた。<br /><br /> イーグルアイ「サイファー、任務完了だ。さあ、帰ろう。俺たちの家へ」<br /><br /> ※余談ですがニコ動見れる人は「sm750590」超オススメ。<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/350">&gt;&gt;350</a>からの場面のリプレイ動画。<br /><br /></dd> <dt>352 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 18/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:27:39 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年<br /> サイファーやピクシーを相手に戦った、ベルカ軍エースパイロット達へのインタビューが続く。<br /><br /> 「『彼』と会ったのはこの空の上だ。あの日のミサイルアラートがまだ耳に残っている。<br />  どこまでも喰らいついてくるんだ。やっと振り切ったと思っても、また直ぐに。<br />  鳴り止まないミサイルアラートの音に、私は初めて恐怖を感じたよ」<br /><br /> 「当時のオレの仕事は、エスケープキラーってやつだ。あの日も逃亡機の撃墜命令が舞い込んできた。<br />  別に特別なことじゃない。あの日の目標は、命令違反をして逃亡したベルカのトップエースだ。<br />  そしてそいつは、わざわざ混戦状態の『円卓』に逃げ込みやがった。噂通りに切れる男だ。<br />  だが問題はそんなことじゃない。  その先に『片羽』と『奴』、噂の化け物コンビが居たことだ。<br />  おかげで目標をロストしちまった。こうなったら、こいつらだけでも叩いてやろうと思った。<br />  それが――オレの運の尽きってやつだ」<br /><br /> 「『鬼神』とはよく言ったものだ。奴が触れたものは全て壊れていったよ。<br />  俺も軍に属していた頃にはエースと呼ばれていた。相手に恐怖を感じたことは無かった。<br />  でも奴との戦闘中、何かが芽生えた。――最初は何か解らなかった。<br />  操縦桿を持つ手が震えているのに気付いて、初めて解った。ああ、これが恐怖なんだと」<br /><br /></dd> <dt>353 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 19/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:29:06 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>2005年 トンプソンの語り<br /> 「これが隠されたもう一つの歴史。『彼』の消息もここで途絶える。<br />  七つの核の影響は大きく、それを目の当たりにした戦勝国達は世界的な軍縮へと進む。<br />  まるで自らへの戒めのように。 また 『V2』の存在も隠蔽される。<br />  終戦後に起きた出来事は人々の記憶から消え、<br />  そして彼らも同時に歴史の闇へ封印されたのだ」<br /><br /> 2005年 ピクシーへのインタビューの続き<br /> ※最終戦で左翼エンジンに被弾した後、機体が爆散する直前に脱出して生き残っている<br /> ピクシー「痛む体を引きずってたどり着いた場所は、あの核の爆心地だったんだ。<br />  何も無い光景。それがなんだか悲しくてしょうがなかった。<br />  でも、そこで強く生きる人々がいた。俺は彼らに助けられたんだ。<br /><br />  世界に境目なんて必要ないかもしれない。しかし無くすだけで変わるんだろうか?<br />  俺はまだ戦場に居る。国境の近くだ。確かめたいんだ、国境の意味を。<br />  そしてそこで生きる人々の意志を。ここに答えなど無いのかもしれない。でも探したいんだ」<br /><br /> (インタビュアーのトンプソンに向かって)<br /> ピクシー「この映像はあいつも見るのか? もし会ったら伝えてくれ。」<br /><br /> (ピクシーがカメラに向き直る)<br /><br /> 「よう 相棒  まだ生きてるか?<br />   それと、ありがとう、戦友。   またな 」<br /><br /><br /></dd> <dt>354 :<a href="mailto:sage"><strong>エースコンバット ZERO(PS2) 20/20</strong></a>:2008/06/12(木) 21:29:38 ID:ipc1ZsGO0</dt> <dd>トンプソン「  『円卓の鬼神』<br />  ベルカ戦争を駆け抜け、畏怖と敬意の狭間で生きた戦士。<br />  『彼』はたった数ヶ月の間だけ、空に存在していた。その後の消息は不明。<br />  ついにその人間性までは迫る事が出来なかった。<br />  ただ、『彼』の話をするとき、皆、少し嬉しそうな顔をしていた。<br />  それが 答えなのかもしれない」<br /><br /> トンプソンが取材した内容は、後に報道ドキュメンタリー番組として放送され、<br /> 24.4%という高い視聴率をマークした。<br /><br /> ACE COMBAT ZERO ~THE BELKAN WAR~  完<br /><br /></dd> <dt>368 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/13(金) 10:11:42 ID:XVMaEU620</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/357"> &gt;&gt;357</a><br /> >プレイヤーの相棒が、戦闘機から核ミサイルの制御をしてた<br /> プレイヤーの相棒が悪いやつだったん?<br /><br /></dd> <dt>375 :<a href="mailto:sage"><strong>368</strong></a>:2008/06/13(金) 14:41:23 ID:XVMaEU620</dt> <dd>いや、要約じゃないほうも読んだんだが、<br /> ピクシーが敵に回った理由は、<br /> ベルカの使った核の爆心地の光景と、<br /> そこで生きる人々を見て国境が云々(<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/353">&gt;&gt;353</a>)<br /> だと思うのだけど、<br /> それと、<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/343">&gt;&gt;343</a>の、銃口を向けたってのが<br /> つながらないんだ。もうちょっとこの辺を詳しく教えてくれないか?<br /><br /></dd> <dt>377 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/13(金) 18:04:27 ID:naYgpIKX0</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/375"> &gt;&gt;375</a><br /> >そこで生きる人々を見て<br /> それは最終ミッション後の話。<br /><br /> ピクシーは元々国とかそういう枠組みをあまり快く思ってはおらず<br /> 『国境無き世界』の主要メンバーと面識があり、勧誘も受けていた様子。<br /><br /> ガルム隊を組んでミッションをこなすうちに両者(連合・ベルカ)の<br /> 非情な行動に嫌気が差し始め、核使用の手前のミッションでは<br /> 国という存在に対する愛想がほぼ尽きていた。<br /> そしてベルカの核使用で完全に愛想を尽かす。<br /> 想定外の核使用、およびそれに伴うEMPで連合軍の指揮系統は大混乱<br /> 離反するにはもってこいの状況になると同時に『国境なき世界』の主要メンバーが作戦空域に出現<br /> ピクシーに「迎えに来た」という旨を話し、ピクシーは組織の一員となる事を決意。ガルム1(自機)を攻撃し始める。<br /><br /></dd> <dt>379 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2008/06/13(金) 18:17:52 ID:mDR9PCkD0</dt> <dd><a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/375"> &gt;&gt;375</a><br /> 最初はウスティオ国内からベルカ軍を追い出せば終わると思ってた戦争が<br /> いつのまにか「国境を越えて」ベルカへの逆侵攻に変わっていった事に<br /> 少しずつ疑念を抱いてたのね。<br /> (<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/339">&gt;&gt;339</a>にある「この戦争の本質はここからだ」ってのが、<br />  防衛・解放戦から逆侵攻への転機を表している)<br /><br /> どこら辺かは忘れたけど、まだ味方でいるうちの戦闘中の無線で<br /> Pixy「ここ(空の上って事ね)から見ればどの国も大して変わらん」<br /> とか言ってたりする。この時から既に「国境って大して意味なくね?」と思ってるわけだ。<br /> 後にクーデターに参加するパイロット(<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/349">&gt;&gt;349</a>で「国境なぞは消し去る!」って演説してる人)から<br /> 円卓での戦闘中(<a target="_blank" href="http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/341">&gt;&gt;341</a>のミッション中)に、↓こんな無線を投げられたりもしている。<br /> 後で演説する人「考えは決まっただろうな お互いつまらん安売りはもう終わりだ 潮は満ちた」<br /> Pixy「まだだ まだ その時じゃない」<br /><br /> ここではまだハラは決まってなかったんだけど、その後、ベルカが自分の領土で核を使ってまで<br /> 境界線を守ろう(国境を侵されまい)としたところで<br /> 「国境てのはそこまでして守るほど大事なもんなのか?」っていう想いが炸裂して<br /> クーデター軍に参加しちゃいました、と。ちょうど離脱しやすい状況だったってのもあるけど。<br /><br /> あと設定ではベルカ出身だったりするんだよね。。。<br /> この辺を細かくやり出すと、かなり長くなると思われる。<br /><br /></dd> </dl>

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