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「ラングリッサー4」(2011/04/10 (日) 19:53:50) の最新版変更点
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<p><strong>ラングリッサー4<br /></strong>>>24-495~499、25-84~89・170~176</p>
<hr /><dl><dt>495 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:40:06ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>【登場人物紹介】<br />
●レーゲンブルク連邦王国<br />
大陸最大の国家。その武力を背景に領土拡大中。<br />
○クレオネス大王<br />
連邦の盟主。温厚な性格だけど病弱で床に伏せがち<br />
○ローゼンシル姫<br />
大王の娘。婚約者候補の1人、将軍アルダンが好き<br />
○フレデリック王子<br />
ローゼンシル姫の弟。王位継承するのはこっち<br />
○リヴァース元帥<br />
連邦軍最高司令官。話の分かる男だがそれが原因で・・・<br />
○アルダン将軍<br />
貴族の青年。貴族至上主義。ローゼンシル姫の婚約者候補の1人<br />
○ランフォード将軍<br />
貴族の青年。士官学校主席の天才用兵家<br />
○エミリー副官<br />
ランフォードの副官。若い女性<br />
ラングリッサー世界の副官は平時は秘書だけど有事は副将軍的な面のが強いって感じ<br />
○バルク将軍<br />
現場たたき上げの平民で部下の信望も厚い。貴族嫌い<br />
現在、国境警備の任に付いているため国を空けている<br />
○ギザロフ将軍<br />
貴族。将軍の中では1人だけ魔法使い<br />
○クルーガー<br />
ギザロフの息子。軍人でやっぱり魔法使い<br />
あの失敗作とは大違いだな、とクルーガーを見てほくそえんだギザロフの姿を彼は知らない<br />
○宰相<br />
SRPGだけに政治方面の人は・・・<br />
○ラッセル<br />
宰相の息子。ローゼンシル姫のもう1人の婚約者候補<br /><br />
●連邦領内ゴダール村<br />
税も満足に払えない貧しい村。<br />
○村長<br />
ランディウスの養父<br />
○ランディウス<br />
主人公<br />
○レイチェル<br />
ランディウスの義妹。村長の実子<br />
○リッキー<br />
レイチェルの弟。村長の実子。上品だけど自信過剰。でもランディウスを立ててくれる<br /><br /></dd>
<dt>496 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:40:36ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>●カコンシス王国<br />
連邦に隣接する小国。王族を人質として連邦に差し出すことで和平条約を結んでいる<br />
半島を領土とするため海洋貿易が盛んで操船技術なら連邦以上<br />
○カコンシス王<br />
自信過剰でわがままな子供、といった性格<br />
○カコンシス王妃<br />
常識人<br />
○シェルファニール姫<br />
人質になっていた兄が病死したため、新たな人質として連邦へ旅立つ<br />
○アンジェリーナ姫<br />
シェルファニール姫の双子の妹。姉と一緒に連邦へ<br />
○ウィラー提督<br />
王国軍最高責任者。頭脳派の青年。剣の腕は無きに等しい。王のわがままに嫌気が<br />
さした上官が次々出奔し繰り上がりで提督になる。姫の警護のため連邦へ<br />
○セレナ将軍<br />
若き女将軍。姫の警護のため連邦へ<br />
○ブルーノ将軍<br />
国に居残り中<br /><br />
●その他<br />
○マクレーン<br />
放浪の戦士。<br /><br /><br />
注)戦闘要員は全て指揮官クラスなので例え1人旅に見えようが、いつでもどこも<br />
1人当たり最大40人の部下が付きます。<br /><br /><br />
●物語の舞台になる周辺の地図<br />
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■■■■■■■■■■■■■■■■ ■…連邦領<br />
■■■■■■■ ■■■■■□□ ①…連邦王城<br />
■■■■■■ ③□□□□□□ □…カコンシス領<br />
■■■■ □□□□□□□□ ②…カコンシス王城<br />
□□□□□□□□ ③…カコンシス最大の港町<br />
□□□□□□□□□□□ 白いとこ…海<br />
□□□□□□□□□□□<br />
□□□□②□□□□□<br />
□□□□□□□□□□□<br />
□□□□□□□<br /><br /><br /></dd>
<dt>497 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:41:13ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>ベルダン方面の暴動を鎮圧した連邦軍将軍ギザロフ。<br />
かねてからの働きもあり、新たに肥沃なロットバイル地方を拝領する。だがギザロフは、<br />
それほどの豊かな地は陛下が治めてこそ有益、と辞退し替わりに功績を認めて頂いた証に<br />
と辺境の小さな村ゴダールを所望するのだった。<br />
だが、それは思惑あってのこと。領主になったとたん村の税率を2倍に上げるギザロフ。<br />
今までですらまともに税を払えなかった村人達は、減税の交渉に応じないギザロフに<br />
追い詰められ反乱を決意するのであった。<br />
そして主人公ランディウスもそんな村人の中の1人である。<br /><br />
徴税官がゴダール村を訪れたその夜、襲撃をかける村人達。<br />
だが徴税官を討った直後、ギザロフが兵を引き連れて出現。ギザロフは反乱鎮圧を息子の<br />
クルーガーに任せ、自身はテレポートで女子供が避難していた教会に侵入し村に伝わる<br />
秘宝・賢者の水晶を奪い、偶然だが高い潜在魔力を感じとったランディウスの義妹<br />
レイチェルを行きがけの駄賃とばかりにさらって消え去ってしまう。<br />
ことここに至ってギザロフの目的がワザと暴動を起こさせ、討伐を隠れ蓑に秘密裏に<br />
賢者の水晶を奪うことにあったと気付く村長達。このままでは全滅しかねないと<br />
ランディウスとその義弟リッキーを逃がすためクルーガー隊の前に立ち塞がる村長達。<br />
賢者の水晶、アレは動かしてはならないものだ、と水晶とレイチェルの奪還を託された<br />
2人は涙を飲んで村を後にするのであった。<br /><br />
ゴダ-ル村近くの森の中、暴動の一部始終を見守る一人の男がいた。<br />
彼の名はランフォード。ギザロフと同じく連邦の将軍の1人である。<br />
ギザロフの強引な手口に嫌悪感を示すものの村人から先に手を出した以上、庇うことも<br />
できず臍を噛むランフォードだったが、村から逃れてきたランディウス達と出会い<br />
2人を茂みに隠れさせ追っ手をやり過ごすさせるのだった。<br />
そして、ランディウスを兄と呼ぶリッキーに気付き、あまり似てないことから本当の<br />
兄弟なのか、とランフォードが口を滑らすと気を悪くすることもなく自身の素性を<br />
打ち明けるランディウス。<br />
ランディウスの過去、それはかつて山麓にある村が洪水に見舞われ、親を失い一人<br />
残された赤ん坊のランディウスをリッキーの父であるゴダール村村長に拾われたという<br />
ものだった。<br />
そして義妹を助けるためにギザロフの屋敷を目指すというランディウス達に、ギザロフの<br />
領地で起こったことにこれ以上口を挟むことはできないと別れを告げランフォードは<br />
去っていくのだゅた。<br /><br />
旅路を急ぐランディウス達だったが、そこへクルーガー配下の追っ手が立ち塞がる。<br />
力づくで突破をはかるも、次々と追っ手が集まってきて苦戦する兄弟。<br />
そこへ謎の戦士が登場。連邦兵と戦うランディウス達になにやらかしたんだと聞いて<br />
くるが問答してる場合じゃないので妹を助けに行くだけだ、と叫ぶと何か感じるものが<br />
あったのか力を貸すぜと参戦。なんとか追撃部隊を撃破するのだった。<br />
その後、妹のために軍隊を敵に廻そうなんて他人事とは思えないとマクレーンが同行を<br />
申し出てきてくれて一緒に旅をすることとなる。<br /><br /></dd>
<dt>498 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:42:40ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>一方、連邦軍最高司令官のリヴァース元帥の下へ一通の書状が届く。<br />
それは連邦と和平条約を結ぶ替わりに実質人質として元帥邸へ居留するカコンシス王国の<br />
双子の王女達の母親、カコンシス王妃が危篤状態に陥ったという内容であった。<br />
そして元帥は独断で王女及び一緒に付いてきたカコンシス軍最高責任者ウィラー提督、<br />
女将軍セレナを一時帰国させるのだった。もちろん同情だけではなく彼女達の人となりを<br />
知っての判断だが。<br /><br />
カコンシスへの帰路、書状が自分達で無くリヴァース元帥に直接届いたことに不穏なものを<br />
感じ取った提督は書状が偽者の可能性を示唆する。このまま帰国すると最悪カコンシス攻めの<br />
口実に利用される危険性が、とは言え本物だった場合のことも考がえ折衷案としてセレナ将軍に<br />
先行して帰国してもらうことに。<br />
だが悪い予感が当たったか、先行するセレナ将軍に連邦兵が襲い掛かる。<br /><br />
裏で手を引いていたクルーガーはセレナ将軍襲撃が失敗に終わったことを知ると、<br />
このままでは策が露見するのも時間の問題とカコンシスの王女達をも襲撃するよう<br />
指示を出す。<br />
さらに、ギザロフ将軍が兵士を引き連れ元帥邸を訪れる。<br />
カコンシスの王女達を逃亡させたとして元帥を連行しに来たのだった。そして元帥と<br />
手を組んで連邦に反旗を翻そうとする旨の書かれたカコンシスからの書状を元帥に<br />
突きつけるギザロフ。書状によると反乱の合図は王女の帰国と書かれていたが、身に<br />
覚えが無いと抵抗する元帥をギザロフは殺してしまうのだった。<br /><br />
連邦兵に追われる王女一行。<br />
そこへ通りかかったランディウス達を、見られた以上生かして返さぬと連邦兵が<br />
襲い掛かる、のだが返り討ちに。結果的にとはいえ王女を救出したことから感謝される。<br />
本来、元帥の元に戻るべきなのだが連邦兵に襲われたことから敵の懐に飛び込むような<br />
もの、元帥邸に着く前に命を落としかねないとカコンシス帰還を提案する提督に、それならばと<br />
ランディウス達の妹救出を手伝おうと言い出す妹姫アンジェリナ。受けた恩は返しましょうと<br />
いう母の教えの賜物か姉姫シェルファニールも了承する。実は王女達はカコンシスが小国と<br />
いうこともあって十分な兵力を保持していないことからシェルファニールは魔法の技を、<br />
アンジェリナは剣の腕を磨いてきたのだった。提督は頭脳派で戦闘力0だったするが・・・<br />
アンジェリナがランディウスの方をチラチラ見るのが気になるがこうして予想外の<br />
戦力増強に成功するランディウス一向だった。<br /><br />
一方、クレオネス大王より件の元帥反乱疑惑の書状からカコンシス軍部の印が確認<br />
できた旨の報告を受ける将軍達。さらに反乱を未然に防いだ功績によりギザロフが空位に<br />
なった元帥位に就き、ギザロフの将軍位は息子のクルーガーに与えられる。<br />
そしてギザロフは元帥着任の初仕事としてカコンシス侵攻を宣言するのだった。<br />
この件に関してはもちろん大王からも了承を得るのだが、病気で抵抗力が落ちていた<br />
大王はこの時すでにギザロフの怪しげな術で傀儡となっていた。<br /><br />
だが未だ前元帥の反乱を信じられない者達もいた。<br />
その1人、フレデリック王子はアルダン将軍に本心を明かすが彼は口ごもるばかり。<br />
ローゼンシル姫も書状の印からみて少なくともカコンシス側にその気はあったのでは<br />
ないかと取り合ってくれない。彼女はただ婚約者候補であるアルダンが戦場に出る<br />
ことになるのを寂しがるだけだった。<br />
そしてもう1人、ランフォード将軍もまた前元帥の反乱を疑問視していた。<br />
確認した限り書状は確かに正規の物だったが、そもそもギザロフはアレをどこで入手<br />
したのか?その考えは前元帥を陥れるための策略の可能性にまで及ぶのであった。<br /><br /></dd>
<dt>499 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:43:52ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>ギザロフ元帥の屋敷を目指すランディウス一行の前に一軒の邸宅が姿を現す。<br />
その寂れ具合とは不釣合いの警備兵の数に警戒心を強めていると、こちらに気付いた兵が<br />
先走ってゴダール村の生き残りだ、娘を取り返しに来ただの騒ぎ出す。<br />
必然的に邸宅へ乗り込むことになり無事レイチェル救出に成功する。実はここはギザロフの<br />
魔導研究所で地下には怪しげな地下牢があり、そこでマクレーンは妹の指輪を発見する。<br />
そしてポツポツと過去を語りだすマクレーン。<br />
3年前、彼が妹のマリーと用事で隣村へ行った帰り、急に意識が遠くなり気がついた<br />
時には見知らぬ場所に倒れていてマリーは見当たらず、時間も1年が過ぎ去っていた<br />
という。その一年間の記憶はすっぽりと抜け落ち、改造?されて継ぎ接ぎだらけの醜い<br />
姿になった彼を故郷の者達ですら恐れ、以来人前では鎧を脱がず過ごしてきたと。<br />
未だ何が起きたのかは分からない。だがここに監禁されていたことだけは確実と<br />
ギザロフへの復讐を決意するのマクレーンだった。<br /><br />
その後、ウィラー提督にギザロフと敵対する立場ならばとカコンシスに誘われる一行。<br />
カコンシス王城に着いてみるとやはり王妃は元気だった。先に帰還したセレナ将軍は<br />
怪我を負って詳しい報告をする前にダウンしたらしく説明を求めてくるカコンシス王。<br />
だがその時、連邦王国から宣戦布告の報が入る。慌てた王は提督に今すぐクレオネス<br />
大王に謝罪して来いと言いつけるが、殺されに行くようなものと庇う王女達。<br />
そいつが死んで戦争が避けられるなら喜んで死んで来い、と吐き捨てる王に対し<br />
国を守るためには提督の力が必要と将軍ブルーノが自ら交渉に志願する。<br />
癇癪の治まらない王を鎮めるため、せめてこれをと渡された使い捨てのテレポート<br />
リングを手にブルーノは旅立っていくのだった。<br />
そして戦争が回避できると信じて疑わない王のため軍を動かせないでいる提督の要請に<br />
より密かに監視の任務に就くランディウス一行。これには軍人ではない王女達も同行する。<br /><br />
その頃、ギザロフよりカコンシス討伐の命を受けるアルダン将軍。カコンシスの予想兵力<br />
1万に対し2万の兵を与えられ出撃する。だがこれは補給線の確保を計算に入れてない<br />
兵員数だった。ギザロフはワザとアルダンが苦戦するよう仕向け、息子のクルーガー将軍を<br />
援護に出し手柄を独り占めさせようとしていたのだ。<br /><br />
やがてブルーノが無事帰還するも結果は交渉決裂だった。<br />
無能と罵る王。無事に帰ってきただけでも良かったじゃないですかと庇う提督を見て<br />
また怒り心頭。交渉一つまとめられない男なぞ死んでも惜しくないはと吐き捨てる王に、<br />
それより連邦への対策をと話をそらす提督。だが提督の立てた策はリスクが高すぎると<br />
却下され、作戦は俺が立てるといって軍に待機命令が出されてしまう。<br /><br />
そして敵が目前まで迫った時、これ以上待てないと出撃命令を要請するのだがここで<br />
前の作戦でいいぞと許しをもらう。が、その作戦は今からでは実行不可能だった。<br />
それを告げるとおまえ達は俺がいないと何もできないのか!とまた激怒。とにかく<br />
なんとかしろと言い張る王を残し退席する提督たち。そして、もしもの保険にと<br />
先行させていたランディウス達に作戦開始の合図を送ることに。<br />
作戦はこう。元々連邦の進軍ルートは予測出来ていたので同じく予測した伝令基地を<br />
ランディウス達に見張らせていたが、この基地を押えれば部隊単位での孤立を誘え、<br />
各個撃破も可能になる、というもの。そして伝令基地を落とすのは会戦直後か直前が<br />
望ましいと。この作戦は見事に成功。伝令兵を一網打尽にしたランディウス達は<br />
継続してその場で待機することになるが提督率いるカコンシス軍は部隊を小分けして<br />
包囲陣形を敷いていた連邦軍を敗走させる。<br />
この敗走は失策に気付いたアルダン将軍が兵の被害を最小限に押えるためもあったのだが<br />
敗戦の懲罰として将軍職から降格。バルク将軍の配下に組み込まれることとなる。<br />
が、貴族至上主義のアルダンは平民出のバルクの下につくのを拒み。同じ貴族である<br />
ランフォード将軍の隊へ志願する。だがそれは未だ国境警備の任から戻らないバルク隊<br />
に対し、カコンシス攻めの第2陣として出撃しようとしているランフォード隊に休む<br />
まもなく同行するということでもあった。<br /><br /></dd>
<dt>84 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 03:45:04
ID:FR360bLT0</dt>
<dd>伝令基地壊滅の一件で感謝されるランディウス一行。<br />
とは言え連邦だけでなくカコンシス王のご機嫌取りにまで気を裂かねばならぬウィラー<br />
提督は、この場にいながら思ったことを瞬時に前線に伝えられれば便利だろうと思わず<br />
こぼす。それを受け、そういえば聞いたことあるぜとマクレーン。<br />
彼の案内で、思ったことを相手の鏡に映し出すという伝意の鏡を探しに秘宝の眠る<br />
古代遺跡目指して連邦領内へ侵入することとなる。<br /><br />
そのころ連邦王城では辺境警備に出ていたバルク将軍が帰還。戦場に出るランフォード<br />
将軍はバルクに引継ぎ報告をせねばならないのだが、バルクを貴族嫌いの偏見持ちと<br />
こぼし、気使いから平民出身の副官エミリーに報告書を届けさせる。<br />
そしてランフォードのことを悪し様に言うバルク。話はアルダン将軍の平民を見下した<br />
言動にまで及ぶのだが、ランフォード様に限って言えばそれは無いとエミリー。貴族同士<br />
で庇っても説得力は無いと続けるバルクにエミリーは自分の出自を打ち明ける。<br />
自分は洪水で滅んだ小さな村の出身で、洪水に巻き込まれ母は死別、父と弟は行方不明。<br />
そして孤児院で育ったのだと。これはランフォード様も知らないことだが能力さえあれば<br />
差別などしない方だと語るエミリーにバルクは素直に非を認めるのだった。<br />
一方、アルダンの失脚に気を良くしたギザロフ元帥は軍部はもはや掌握したと新たに<br />
政治的権力を求め、ローゼンシル姫と己の息子クルーガーとの婚姻を企てる。<br /><br />
2万の兵を1万で破ったのは、俺が地の利のある懐深く引き寄せたからだと大笑する<br />
カコンシス王。次もこの手で行くぞと言う王に、提督はさすがに同じ手には乗らない<br />
でしょうと進言するのだが王は聞く耳を待たず。<br />
そして連邦軍のとった策とは国境付近に位置するカコンシス最大の港町フィジットの<br />
占拠だった。アルダンの失策-伸びきった補給線の確保に兵力を取られすぎた先の戦を<br />
踏まえ、敵地に深くは踏み込まず連邦領から直接補給を受けることも可能なカコンシス<br />
の海洋貿易の拠点フィジットに留まり経済の混乱を招く。この作戦によりわずか半月で<br />
何の策も講じない国に対する民衆の不満は爆発寸前だった。平民など放っておけという<br />
王だったが、カコンシス王妃から領地を奪われて黙っている様な王に貴族達は付いては<br />
こない。それどころか自衛のために敵方に付くかも知れないとの助言を受けようやく重い<br />
腰を上げると提督達に出撃命令を下すのだった。<br />
そこへおりよくランディウス一行帰還。連邦領内を巡回中のバルク隊と遭遇、カコンシス<br />
王女が同行していたためすぐに身元が明らかになりに追い回さもしたが、何とか敵を<br />
退け鏡を持ち帰ることに成功する。二枚一組で音と風景を伝え合うこの鏡を手に入れた<br />
ことにより作戦の幅も広るとランディウスに鏡を一枚預け遊撃隊とし、フィジット<br />
目指して進軍を開始する。<br />
本隊を山脈沿いに移動させる提督。これをワザと発見させることにより連邦軍は防御に<br />
不利な港町を捨て、より優位な戦場を求めて移動するはず。今回も2万の兵を揃えて<br />
来た連邦軍相手に、フィジットを戦場にした方が有利なのだが民間に被害を出したく<br />
ないという提督の苦肉の策だった。<br />
連邦軍を率いるランフォードとは旧知の仲、彼が民間人を巻き込まないだろうとの読みは<br />
当たりフィジットを離れる連邦軍。北西と東に部隊を分け挟撃を図ろうとする連邦に<br />
対し、敵将ランフォードの存在を確認出来た北西の部隊を本隊で叩き、東は遊撃隊で<br />
足止めを図ることとなる。もちろんまともにぶつかれば少数の遊撃隊が相手になる<br />
はずもないが、敵の斥候部隊を見つけ全滅させれば後続隊は用心して進軍速度を落とす<br />
はず。半日稼げれば北西のランフォード隊を討つことも可能。いや、これしか手は<br />
無いと作戦が決行された。<br />
遊撃隊は無事任務を果たすと後続隊の監視任務に入る。そしてこの戦いで東方部隊の<br />
斥候部隊を率いていたアルダン元将軍は死亡するのだった。<br />
地の利を生かし先に有利な地形を押え優勢に戦いを進めるカコンシス本隊。そこへ<br />
遊撃隊から連絡が入る。後続隊の監視任務に付きおよそ半日、しかしその後続隊が<br />
一向に姿を表さないというのだった。偵察も出したが一万の部隊が隠れて進軍出来る<br />
はずもないと言うランディウスに斥候は囮、東方部隊はそのまま南下し一路カコンシス城<br />
へ攻め込もうとしていると睨んだ提督は高速部隊を編成、セレナ将軍に預けると<br />
南下部隊の後ろを突けるかもと出撃させ、遊撃隊にも急ぎ城への帰還を命じる。<br />
ランフォードの策に唸る提督だが、しかし私にも信頼できる仲間がいると不敵な笑みを<br />
浮かべるのだった。<br /><br /></dd>
<dt>85 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 03:45:41
ID:FR360bLT0</dt>
<dd>クレオネス大王私室。病のため床に伏しがちな大王と彼を励ます息子達。大王も<br />
ローゼンシルの花嫁姿を見るまでは死ねないと気勢を張る。そこへアルダン戦死の報が<br />
入り、悲しみのあまり部屋を飛び出すローゼンシル。大王も衝撃を受け容態が急変する。<br />
その戦死の報はギザロフ元帥やバルク将軍の耳にも入り、姫の悲しみを察するバルク。<br />
だが、クルーガー将軍はこれを機に傷心のローゼンシルに優しい言葉をかけ急接近<br />
するのだった。<br /><br />
南下する部隊より一足早く城へ帰還したランディウス達遊撃隊。そこへセレナ将軍から<br />
の伝令の早馬が到着する。南下部隊に追いつける見込みが無いため補給線を断ちに<br />
回るとのこと。お蔭で勝機の見えてきたランディウス達は篭城戦に徹することで城を<br />
守り抜くことに成功する。しかしランフォード将軍は攻城戦に失敗したときのことも考え、そのときは戻ってくる南下部隊と彼の隊とでカコンシス本隊を挟撃するよう指示を<br />
与えていたのだった。だがその時ランフォードの元へ早馬が駆けて来る。なんと<br />
リヴァース前元帥の死とその処罰に反感を抱く者達がリヴァース前元帥の息子アレックス<br />
の下に集い、クーデターも時間の問題という緊迫した状況になっていると言うのだ。<br />
前元帥邸といえば国境にも近く、もしクーデターが起これば退路が断たれることに。<br />
この挟撃作戦の前にもはや戦局は見えたとランフォードは指揮を配下の者に任せて<br />
クーデターを止めるためアレックスの下へと1人馬を走らせる。<br /><br />
北上する南下部隊を追撃する遊撃隊。このままいけば本隊が挟撃されることになるのは<br />
見えているのだが、こちらに敵を叩くだけの戦力は無く、ウィラー提督と連絡を取る<br />
ことに。まもなくイグナス渓谷に差しかかろうとしているのを知った提督より策を授け<br />
られる一行。道幅の狭い渓谷では部隊が細く長く伸び、どこを攻めても援軍はすぐに<br />
来れない。おりしも天候は崩れ今にも嵐になりそう。となれば以前、山賊退治に使って<br />
いた今は無人の砦を今夜の野営地に使うはず、と。そして嵐にまぎれ敵の本陣を<br />
ピンポイントで叩く遊撃隊。その活躍で敵部隊は混乱をきたし挟撃は阻止される。<br />
背後の憂いを断った提督の本隊は眼前の敵を無事敗走させるのだった。<br />
2度に渡り倍の兵を退けたカコンシス軍。嵐が味方したということもあり、この頃から<br />
カコンシス王は自らを天に選ばれし者と思い込むようになる。<br /><br />
一方、前元帥邸。父の仇、とギザロフに憎しみを募らせるアレックスにランフォードは<br />
ギザロフを討てば貴方の気は済むかもしれないがあなたに付いていった貴族や兵士達は<br />
どうなる、と情に訴える。そして、リヴァース様の恩に報いるためなら命など、と息巻く<br />
周囲の者を静めると、ギザロフの不正を暴き無念を晴らしてくれと言い残し責任は全て<br />
私にあるとアレックスは自決するのだった。<br />
アレックスのためにも事件の真相をと屋敷を後にするランフォード。そこへランフォード<br />
隊敗北の報が届けられる。残存兵力は1万と数千。もはやカコンシス攻略は不可能と知る<br />
のだった。<br />
クーデターを未然に防いだ功績により、今回の敗北の懲罰は不問に問われる。<br />
代わってクルーガー・バルクの両将軍が動き出す。今度は海路より2万、陸路より1万の<br />
戦力が用意され、さらに陸路を行くバルク隊の補給物資もクルーガーの船団で運ぶことで<br />
行軍速度・兵数も削がれることなく進軍が可能である。<br />
だが、ギザロフを快く思わないものはなにもアレックス達だけではなかった。<br />
婚約者候補である息子ラッセルを差し置いて姫に近づくクルーガーと、その背後で糸を<br />
引いているであろうギザロフを危険視づる宰相は、同じくギザロフに害意を持つと言う<br />
魔族を従えた謎の魔術師フェアラートと手を組んで、影でカコンシス侵攻を妨害して<br />
いたのだった。今回の渓谷を襲った嵐もその一つ。そして天候すら自在に操るフェアラート<br />
の魔力が再びクルーガーの率いる船団に襲い掛かるのであった。<br /><br /></dd>
<dt>86 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 03:46:17
ID:FR360bLT0</dt>
<dd>連邦の船団を発見したカコンシス軍。カコンシスの高い操船技術を持ってすればこれは<br />
逆に打って出るチャンス。上陸前に海上で始末しようと出撃許可を求める提督だったが<br />
カコンシス軍にはそもそも軍船が2隻しかなく、船団を組むとなると民間から船を買い<br />
上げる必要があり金がかかると王に却下される。そこへ局地的な嵐により連邦船団の大半が沈んだと報告が入る。俺は初めからこれを知っていたのだ、と吹かすカコンシス王に<br />
より手持ちの船で敵艦を拿捕して来いと命じられる。<br />
さすがに旗艦は頑丈に出来ており、これをランディウス達が、その他の小型艦はブルーノ<br />
将軍が当たることに。そして提督は敗北を重ねた連邦が船団だけでは甘すぎると陸路<br />
からの進軍を予想し出撃する。<br /><br />
戦艦拿捕に成功し港町フィジットに寄港したランフォード一行。<br />
アンジェリナ姫と2人きりになった時、ビコースの森で迷子になったことない?と<br />
訊ねられる。実はアンジェリナは子供の頃、森で迷子になり同じく迷子のランディウス<br />
に励まされ一緒に森を抜けたという過去があったのだ。その時ランディウスが落として<br />
いったペンダントは今でも大事にしまってあるとアンジェリナ。洪水で命を落とした<br />
母の形見だからいずれは返してくれとランディウスに言われるが、本当は肌身離さず<br />
身に付けていたのだった。<br /><br />
ランフォード将軍の元にクルーガー将軍帰還の報。しかしバルク将軍の元にはクルーガー<br />
退却の報は伝わってないという。ギザロフ元帥の専横を食い止めたいランフォードは<br />
バルクの力を必要としていた。だが、貴族嫌いのあの男が自分が助けに行って喜ぶの<br />
かと悩む。そんな時、副官エミリーにそんなことにこだわっている場合ではないでしょう、と諭され物資もなく取り残されたバルクを救出のため出撃する。<br /><br />
陸路攻めを読まれ退却を余儀なくされるバルク。ここで逃がすまいと包囲網を引いた<br />
提督は、ランフォードの遊撃隊にバルク隊との直接対決を依頼する。<br />
そして遊撃隊により、あと一歩のところまで追い詰められるのだがランフォード隊が<br />
救援に現われる。何故貴族のお前が、と難色を示すバルクにエミリーが貴族、貴族と<br />
階級にとらわれているのは将軍の方ですと諭すと、おぬしのお蔭で目が醒めたとバルク。<br />
ともあれ間一髪のところで包囲網から抜け出すことに成功する。<br />
こうしてランフォードとバルクの誤解は解け友情が深まることに。そしてその立役者<br />
とも言うべきエミリーに話が移ると、バルクは先ほどのカコンシスの司令官(ランディウス)<br />
を見ているとエミリーとだぶると言い出す。もしやエミリーの生き別れの弟なのでは、と。<br />
この話はランフォードにとっては初耳なのだが、以前彼と洪水で親を失ったとの話を<br />
聞いたことを思い出す。このことは事実関係がハッキリするまで秘密にしておこうと<br />
いう事になり、それまではエミリー達が戦うことのないよう手を廻すこととなる。<br /><br />
カコンシス攻略の第3陣を全滅こそ出来なかったものの大打撃を与えたことに気を<br />
良くした王は遂に連邦攻めを宣言する。無茶だと王女達が止めるに女子供は黙りなさいと<br />
1人の男が現われる。いつの間に雇ったのか自ら天才軍師と称するこの男アイヴァーの<br />
入れ知恵によりすっかり乗り気な王により連邦攻めは強行される。しかも俺が指揮を<br />
とると言い出し進軍にまで付いてくるという。<br /><br />
そのころ宰相の執務室へと押し入ってくるギザロフ。軍部機密を漏洩したと詰め寄り<br />
親子共々極刑にしようとする。すでに宰相の放った密偵も捕らえられており言い逃れも<br />
出来ずこれまでかと覚悟を決めるのだったが、ギザロフに付き従う女魔術師ジェシカが<br />
ギザロフ様の出世を妬む者が多いのも事実、ここで宰相親子を極刑にすれば返って敵が<br />
増えるだけ、ここは流刑で十分かと、と取り成し宰相親子はかろうじて一命を取り留める。<br />
婚約者候補のアルダンが戦死、ラッセルは流刑となり、クレオネス大王はもはや生きてる<br />
うちにローゼンシルの花嫁姿を見ることは適わぬかと落胆する。だが、ローゼンシルは<br />
その願いは近いうちに叶えられますわ、とささやくのだった。<br /><br /></dd>
<dt>87 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 04:03:34
ID:RgDXNXYG0</dt>
<dd>斥候としてランディウスの遊撃隊を先頭に、次いでブルーノ将軍隊、殿にセレナ将軍隊の<br />
布陣で連邦領内を進軍するカコンシス軍は山越えで連邦王城を目指す。<br />
(ウィラー提督・カコンシス王・軍師アイヴァーはセレナ隊に同行)<br />
先行する遊撃隊が山脈越えの難所と呼ばれた渓谷に差し掛かったときクルーガー将軍の<br />
部隊に待ち伏せを受ける。さらに後方からも敵が現われ厳しい戦いとなるも何とか敵を<br />
退かせることに成功するのだが後ろからはブルーノ隊が来ているのに敵部隊に後ろに<br />
回りこまれるものなのかと疑問に思う一行。そして戦闘は結構長引いたはずなだが<br />
後続隊は影も形も見えず、なにかあったのではと山道を戻ることに。<br />
しかし、いくら戻ってもブルーノ隊の姿は見えず、遂にセレナ隊に遭遇するまで戻って<br />
きてしまう。いや、そこには隊と呼べる程のものはすでに無く、バルク将軍隊の襲撃に<br />
より王の命すら風前の灯であった。間一髪の差で間に割って入る遊撃隊。さらには<br />
ランフォード将軍隊も現われ激しい戦いとなるも最後まで残ったのはカコンシス軍だった。<br />
戦闘中は怯えてい王だが、安全になったと見るや天に認められたこの俺が死ぬわけ<br />
無いと息巻いてはみるものの軍師は戦闘中真っ先に逃走、ブルーノ隊は消えうせ、<br />
セレナ隊は壊滅。となればもはや王も退却を認めざるを得なかった。<br />
そして提督はこの度の遠征で多数の兵を失ったこともあり再三求めていたランディウス<br />
達の正規軍入りをここでも王に嘆願する。提督の要望としてはランディウスを将軍と<br />
して迎え、部隊を失ったセレナを補佐に付けるというものだったが、そこはこれまでも<br />
どこの馬の骨とも知れぬ、と取り合わなかった王のこと。正規軍入りは認めたものの<br />
奴が勝ってこれたのは俺の娘がいたからだ、とシェルファニール姫を将軍にと言い出す。<br />
姫は内心では実際の指揮はランディウスやセレナやに任せればよい、と場を納める<br />
ためにも将軍となるのを了承する。<br /><br />
そのころ連邦王都ではクルーガー将軍とローゼンシル姫の婚礼の式典が行われ、お前の<br />
花嫁姿を見れてもう思い残すことはない、とクレオネス大王は逝去するのだった。<br />
一方、カコンシス軍の予想進路上にて迎撃の兵をまとめるランフォード。<br />
時間の合間に士官学校で同期だったウィラーのことを思い返す。教官達はウィラーの<br />
用兵を奇策、奇策と認めなかったが固定概念にとらわれない全く新しい発想に<br />
ランフォードは注目していた。とはいえウィラーの策には大きな問題点もあった、<br />
それは彼の策を理解し実行する実働部隊がいないということ。だが、ランディウス達の<br />
出現でそれもクリアした現在、決して侮れないと、もしもの場合も考えバルクには港へ<br />
回ってもらい、会わせまいと思いつつなにかとランディウスとめぐり会ってしまう副官<br />
エミリーにはギザロフ元帥の監視をと王城への帰還を命じる。<br />
しかしそこへ退却中のカコンシス軍が現われると、機会を逸したエミリー共々戦闘に入る。<br />
が、連邦王城より駆けつけた早馬により事態は急変する。早馬よりの知らせはなんと<br />
大王が崩御。そして次の大王位は姫の婿に譲ると書き記された大王の遺言状を持ち出して<br />
きたギザロフにより正統後継者と目されたフレデリック王子を差し置いてクルーガーが<br />
新たなる大王に即位したと言うのだ。さらに此度の件に異を唱える王子派がギザロフに<br />
対し武力行使に出たのだ。こうしてはいられぬとエミリーを連れランフォードは王都へ<br />
帰還。指揮の乱れた隙を突かれたランフォード隊はカコンシス軍に撃破されるのだった。<br /><br />
ギザロフの追撃を逃れ落ち延びる王子派の面々。そこへランフォードが馳せ参じる。<br />
もとよりギザロフをリヴァース前元帥を陥れた黒幕と身辺を探っていたランフォードは<br />
思いを同じくしていた王子に忠誠を近い、軍部の実権を握るギザロフに対し半ギザロフ<br />
勢力を取りまとめ対抗しましょうと提案する。バルク将軍、クーデターに失敗した<br />
ものの前元帥を信奉する貴族達、さらには流刑中の宰相親子。彼らの協力を取り付ける<br />
ことが出来れば何とか対等に戦えるはずと。<br /><br /></dd>
<dt>88 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 04:04:42
ID:RgDXNXYG0</dt>
<dd>夜陰にまぎれ森の中をひっそりと進むカコンシス軍残党。<br />
こんな惨めなマネはもう嫌だとカコンシス王が騒ぎ立て、海路で帰ると言い出す。未だ<br />
連邦領内にもかかわらず我が国の操船技術は大陸一、連邦の船に負けはせん、と。<br />
海上にも網が張られているはず、カコンシスの船乗りはおろか軍船も手配できないと<br />
ウィラー提督が諭すのだが頑として意見を変えない王にこれ以上騒がれたら敵に<br />
見つかりかねないと諦めて海路で帰ることになる。<br />
最寄の漁村。アンジェリナ姫が1人になったときランフォード将軍の副官エミリーが<br />
現われる。身構えるアンジェリナに戦いに来たのではないと告げるエミリーはペンダント<br />
を取り出して、これに見覚えはないかと聞いてくる。慌てて自分の持つペンダントを<br />
取り出すアンジェリナは今も身に付けているの確認して安心する。それを見たエミリーは<br />
さらに問いかける。これは私の両親がおそろいで作った父の形見、貴方はそれをどこで<br />
手に入れたの?と。これまでの数度に渡る戦いの中、時には剣を交えた2人だったが<br />
そのときアンジェリナの胸元からこぼれたペンダントを見てもう一度確認しにきた<br />
エミリーだった。それじゃあ貴方と彼は、と漏らすアンジェリナ。それを聞き、やっぱり<br />
誰かにもらったのね、教えて、私の生き別れの弟かもしれないの、と激しく問うてくる<br />
エミリーにランディウスの名を告げる。今まで何度も戦ってきたカコンシスの司令官の<br />
名を挙げられショックを受けるエミリーは、このことは2人の秘密にしてと言い残し<br />
去ってゆくのだった。<br /><br />
カコンシス残党が近くの漁村で数隻の小船を購入したと報告を受けるバルク将軍。<br />
カコンシスとの戦争中に覇権争いを繰り広げるフレデリック王子とギザロフ元帥に<br />
呆れながらもギザロフを快く思っていなかったバルクは王子側につくことを決意する。<br />
後顧の憂いを断つためにもカコンシスとの戦いに終止符を討とうと出撃する。<br />
複数の小船に分断されたランディウス達は、海に空にと兵を繰り出すバルクの攻撃に<br />
翻弄され続ける。だがそこへお困りのようだね、とフェアラートと名乗る魔術師が<br />
テレポートしてくる。今までも影ながらカコンシスに助力してきたというこの魔術師は<br />
配下の魔物の一団を残し去って行く。そして魔物の力によりバルクは退けられる。<br />
なぜ、魔物がカコンシスに味方を?それはバルク、カコンシス軍共に疑問に思うところ<br />
であった。<br />
そしてカコンシス王は、俺の命を守るためなら魔物ですら助けにくる、それがこの世界<br />
を統べるこの俺への当然の義務だと1人大笑するのであった。<br /><br />
フレデリック王子の元へ続々と集まる反ギザロフ勢力。その中には宰相親子もいた。<br />
話は聞いているなとランフォード。遺言状の筆跡も署名も確かに父上のものだったと<br />
未だ信じられない様子の王子に、宰相はギザロフの後ろにさらなる黒幕の存在を感じると<br />
告げる。さらにギザロフに付き従う怪しげな女魔術師の存在も報告する。<br />
その後、席を外した宰相親子はクルーガー大王を倒し、ローゼンシルを奪い返そうと<br />
密談をする。戦力的には未だこちらが不利、ランフォードだけに任せず何か策をと<br />
知恵を絞っているところへ来客が訪れる。それは以前宰相の元へ出入りしていたあの<br />
フェアラートであった。兵が足りないと言うなら奴等の敵を味方につければいいという<br />
フェアラート。言いたいことは分かるが我々が行ったところで信用するかどうかと苦い<br />
顔をする宰相に、殿下に同盟の件を伝えておいてくれとフェアラート自らが交渉に赴く。<br />
だが、クルーガー率いる検問部隊に発見され戦闘になり、付き従える女魔族リスティル<br />
を今度は失敗するなよ、とその魔力で突破口を作り先行させるとクルーガー隊と激戦を<br />
繰り広げるのだった。<br /><br />
何とかカコンシス城への帰還を果たしたカコンシス残党。そこへ消えたはずのブルーノ<br />
将軍が出迎える。彼が言うには進軍中、連邦軍が戦力不在のこの城に向かって進撃して<br />
いるとの情報を得て急いで戻ってきたというのだ。伝令は送ったというが届いておらず、<br />
その話が本当なら敵に倒されたかと推測する。実際、城を空にしての行軍は危険だったの<br />
だとのウィラー提督の言葉に当初は怒りをあらわにした王だったが何とか納まり、疲れた<br />
寝所の用意をと言ってブルーノを引きつれ城に入る。真偽の程は定かではないがブルーノ<br />
の部隊が無事だったのは大きいと提督。そしてランディウス達にも休息を勧めるのだった。<br /><br /></dd>
<dt>89 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 04:07:19
ID:RgDXNXYG0</dt>
<dd>今後の方針を決めるため提督達を集め軍儀を始めるカコンシス王。そこへ女魔族<br />
リスティルが急ぎの用と押し入ってくる。リスティルの持ってきた連邦との同盟話に<br />
驚くカコンシスの面々。それは和平を結ぶということ?と問うセレナ将軍に現在の<br />
連邦の情勢を語るリスティル。王位争いにより軍部を押えたギザロフ元帥派と正統後継者<br />
たるフレデリック王子派が争い、戦力の劣る王子派がカコンシスに同盟を申し込む。<br />
ようやく話が見えた王は、王子派が勝利すれば戦争もなくなると同盟に乗り気に。<br />
いや、彼だけでなく全員が同盟締結には賛成だった。ただ1人、軍儀に同席していた<br />
ランディウスを除いては。魔族を使っているような国と組むなんて考えられないと<br />
同盟に反対するランディウスに皆は同盟を組むことの優位性を挙げて説得しようと<br />
するのだが同盟の必要性は分かるが魔族がいるのは納得できない、と意見を曲げない<br />
彼に、この国の未来を台無しにする気か、と王は激怒し別の作戦をやれと、手近な<br />
ギザロフ派の砦制圧に出されることになる。しかもそれはランディウス・義弟リッキー・<br />
マクレーンの3人だけで、さらに義妹レイチェルはランディウス達が逃げないよう保険<br />
として城に取り残されるのだった。売り言葉に買い言葉、やればいいんでしょ、と<br />
飛び出すランディウス。<br />
そして王は俺に歯向かうとどうなるか教えてやると言って、ランディウス達が連邦と<br />
戦っているところを後ろから襲って殺してしまえと命令を出すのだった。<br /><br /></dd>
<dt>170 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:08:29
ID:Aa0rE5ce0</dt>
<dd>女魔族リスティルの要請により彼女の主であり同盟の正式な使者、魔術師フェアラート<br />
を救出に出るカコンシス軍。先ずは同盟の締結をとランディウスの討伐は後回しになり、<br />
その間に王の機嫌も直ればいいのだがとウィラー提督。この救出作戦は成功に終わり<br />
無事同盟が結ばれる。<br /><br />
ギザロフ派の砦の一つへ向かうランディウス一行。巻き込んですまないと謝るランディウス<br />
だったが、リッキーもマクレーンも水臭いこをと逆に励ましてくる。そしてピスコンシー<br />
川に差し掛かったとき、魔物を連れたリスティルが立ちはだかる。さっきはよくもコケに<br />
してくれたね、とリスティル。野放しにしておくと後々面倒なことになりそうだと襲い<br />
掛かってくる。しかし魔族が人間を下等生物の様に見下した態度を取るのも周知の事実。<br />
魔族を信頼できないというのは決して不自然な発言でもなかった。<br />
そしてリスティルを返り討ちに。もう俺たちの邪魔をするなと立ち去るランディウスに、<br />
このところ失敗続きのリスティルは、このまま帰ったら殺される、あたいも一緒に<br />
連れてっておくれよと懇願し、仏心を出したリッキーの口添えもあってリスティルと<br />
その配下、人面蛇身の魔族ナールは以後、ランディウス達と行動を共にする。<br />
これ以降、ランディウスはおりに触れリスティルに人間の習慣を教えていく。<br /><br />
連邦王城。そこには不遜にも玉座に座る元帥ギザロフの姿があった。そしてカコンシス<br />
を見限りギザロフに取り入る天才軍師アイヴァー。アイヴァーの口上をそのまま信じた<br />
わけではないが、優秀な人材を欲するのはどこも同じ。とりあえずチャンスをと戦略価値<br />
は低いものの砦を一つ預けるギザロフ。だが、程なくしてランディウス一行に攻め落と<br />
されることとなる。ギザロフの叱責を恐れるアイヴァーは、王城に帰るに帰れず野を<br />
彷徨っていたのが、そんな彼に接近する一つの影があった。その名は闇の王子ボーゼル。<br />
だが、その姿は宰相に協力するあの男、魔術師フェアラートその人であった。<br />
そして王城に帰ったアイヴァーはギザロフより城から放逐されかかるも、女魔術師<br />
ジェシカをカコンシスのスパイと吹き込み、半信半疑の様子ながらギザロフから<br />
かろうじて許しを得るのだった。<br /><br />
ウィラー提督が何かと理由を付け引き伸ばしてはいるランディウス討伐命。、そう<br />
いつまでもは持たないだろうと動揺を隠せないアンジェリナ姫。ランディウスこそが<br />
いつだったか妹が話していた初恋の少年だと察したシェルファニール姫は妹を城内から<br />
逃がす決意をする。姉の好意に甘え城を出るアンジェリナ。レイチェルも一緒にと<br />
誘うのだが、儀兄の立場を考える彼女は城に残るという。<br />
一方、カコンシス王の元にギザロフより同盟申し入れの書状が届けられる。そこには<br />
カコンシス王の力を高く評価し、勝利の暁には倍の領土を約束すると書き記されていた。<br />
とはいえすでにフレデリック王子派と同盟を結んだ身。ほいほいとギザロフに付く<br />
わけにもいかず、さりとて領土は惜しい。ならば、とブルーノ将軍の提案で王子派に<br />
この書状をぶつけ、彼等にも誠意を見せてもらおうということになるが、これが原因で<br />
王子派とは決別、ギザロフと手を組むこととなる。<br /><br />
王子の護衛に副官エミリーを残し、進撃するランフォード将軍隊。バルク将軍隊を正面<br />
から攻めさせ、その隙に側面から挟撃を図る。あえて不利な地形を進む戦いの定石から<br />
は外れた策だったのだが、ギザロフ派はその策を読み切り待ち伏せをしていたのだった。<br />
自らランフォード隊を退けたクルーガー大王はさらにバルク隊が川沿いに進軍している<br />
と知ると川に毒を流す。そして川の水を飲用水に利用していたバルク隊はこれにより<br />
戦線離脱を余儀なくされる程の被害を負う。<br /><br /><br /></dd>
<dt>171 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:09:16
ID:Aa0rE5ce0</dt>
<dd>砦を攻略し、なんとか同盟を破棄させようと帰路を急ぐランディウス一行。<br />
だがそこにはシェルファニール姫将軍率いるカコンシス軍が待ち構えていた。王に<br />
裏切られたことを知るランディウス達。そこへ一足遅れでアンジェリナ姫もやってくる。<br />
必死に姉を止めるアンジェリナだが、お父様を見捨てることが出来ない、とシェルファ<br />
ニールはランディウス達に襲い掛かり、アンジェリナはお父様の命令とは言え<br />
間違ってる者に従えないとランディウス側に付くことに。そして、シェルファニール<br />
隊を打ち破るランディウス。<br />
実はシェルファニールがこうまでしてランディウス達と争った裏にはウィラー提督の<br />
謎の失踪があったのだ。提督なき今、王を守ろうと必死になるシェルファニールに<br />
君だって王の命令が理不尽なのは分かっているだろ、と説得するランディウスだが<br />
シェルファニールは逆に、同盟反対の理由に魔族と協力できないと言ったはずが今では<br />
魔族を仲間にしていることをなじって来る。自分の責任のような言われ方をしてムッと<br />
した女魔族リスティルは、あんた等最初から魔族と協力していたじゃないか、と言い返す。<br />
なんと、彼女の言を信じるならブルーノ将軍は魔族だというのだ。だとしたら一体何故?<br />
これは一刻も早く王の耳にとシェルファニールはセレナ将軍を連れ慌てて城へと帰還する。<br />
だが、ブルーノが魔族と分かったのはランディウス達のお蔭といわんばかりのシェルファ<br />
ニールの言葉に怒りをあらわにする王。奴等が言ったのならウソに決まっていると<br />
再出撃の命を下す。しかし、その一方でブルーノの身辺も探らせるのだが、そのことが<br />
ブルーノに露見するとギザロフに送り込まれたスパイだったブルーノは、知られた以上は<br />
と王を殺害する。その魔の手はシェルファニール達にも及び、ブルーノ配下の魔物の<br />
群れに襲われるのだったが、放っては置けないと後を追ってきたランディウス一行に<br />
救出される。<br />
そして王の死により結果的に和解したランディウス一行にシェルファニールを預け<br />
セレナ将軍は提督の行方を追うべく別行動を取る。<br /><br />
フレデリック王子派を圧倒するギザロフ元帥。そこへもはや勝敗は見えたと女魔術師<br />
ジェシカが現われる。実はジェシカは邪神により天界から奪われた賢者の水晶を回収する<br />
ためにこの地を訪れた使者だったのだ。アレは200年前の災いを封じたもの、人の世に<br />
あってはならないと詰め寄るジェシカだったが、ギザロフの拒絶により実力行使にでる。<br />
しかし、戦闘中テレポートで割って入った軍師アイヴァーが一瞬の隙をついてギザロフ<br />
より水晶を奪い逃走し、水晶が奪われた今ここにはもう用はないとばかりにジェシカも<br />
テレポートで消え去り、1人残されたギザロフは激怒するのだった。<br />
闇の王子ボーゼルの甘言により密かに魔族側へと付いていたアイヴァーはまんまと水晶を<br />
ボーゼルの元へと持ち帰ることに成功。水晶の正体、それは魔剣アルハザードと聖剣<br />
ラングリッサーの結びついたものだった。200年前の光輝(ひかり)の末裔との戦いに<br />
より魔族の象徴であるアルハザードは奪われ、アルハザードに対抗する力を与えられた<br />
ラングリッサーの力で封印され天界に保管されていたはずだったがどういう経緯でか<br />
地上に現われ、遂に魔剣の主ボーぜルの手へと戻ってくる。アルハザードを手にした今<br />
ボーゼルの魔力は数倍に膨れ上がり、その力を持って魔族が仕えし混沌の王カオス降臨の<br />
儀式を執り行う。そして魔族の世界を創生せんと地上には魔物の群れがあふれ出るのだった。<br /><br />
一度はクルーガー大王に退けられたランフォード将軍隊。だが後続部隊と合流すると<br />
再進撃を開始する。だが既にバルク将軍隊が戦わずして破れたことを知らないラン<br />
フォード隊は窮地に陥る。が、そこへアイヴァー率いる魔物の群れが乱入。その混乱に<br />
乗じて戦場を離脱することには成功するものの双方共に大きな被害を受ける。<br />
これ以上の戦闘は不可能と判断したランフォードは部隊を帰し、ギザロフを暗殺せんと<br />
単身連邦王城へ乗り込むのだった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>172 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:17:58
ID:BUBfQtuf0</dt>
<dd>カコンシス王城で待ち構えるブルーノ将軍とそれを打ち破らんとするランディウス一行。<br />
追い詰められたブルーノは王妃を人質に取り、王女達にランディウス達を攻撃するよう<br />
脅しをかける。まさか王女達を討つわけにもいかず窮地に追い込まれたランディウス<br />
だったが、そこへジェシカが現われる。ギザロフと敵対する者と名乗る彼女の助力に<br />
よりブルーノは動きを封じられ、その隙に王妃を奪還。ブルーノを撃退する。<br />
また、ジェシカからの情報により義妹レイチェルがギザロフの手に落ちたことを知る。<br />
ブルーノの王殺しによって同盟は事実上瓦解。新たに女王として立ったシェルファニール<br />
の元、ギザロフとの決戦に向け決意を新たにするカコンシス王国だった。<br /><br /></dd>
<dt>173 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:18:49
ID:BUBfQtuf0</dt>
<dd>裏切りの報いをとブルーノに敵意を燃やすアンジェリナ姫。国民への示しもあり、<br />
ギザロフ元帥討伐に先駆けカコンシス軍はブルーノを狙う。<br />
そしてホーフェン砦にブルーノの姿ありとの情報を得、砦へ攻め入るランディウス隊。<br />
時同じくしてウィラー提督の行方を追っていたセレナ将軍も姿を現す。実は提督は戦争の<br />
責任の一端は僕にもあると、孤児院へ個人的援助を行い戦災孤児達を養っていた。それを<br />
知ったギザロフ派の手により孤児はさらわれ、彼等を人質に提督を自軍の軍師として<br />
招きいれたというのだ。ランディウス達は知らないことだが、フレデリック王子派からの<br />
カコンシス切り取りもランフォード将軍隊の迎撃も全ては提督の策だった。そして孤児の<br />
行方を突き止めたセレナは捕虜収容所を兼ねたこの砦へとやって来たのだった。<br />
協力して砦を落としたランディウス達に死にゆくブルーノは最後の力を振り絞り、<br />
カコンシス王殺害の秘密を語る。彼の話によると、経緯は不明だがギザロフは魔族を<br />
従えており、魔人グラーズなる魔物をブルーノに取り付かせたという。王を殺めたのも<br />
魔物に操られてのこと。そしてグラーズは今、フレデリック王子殺害の命を受け宰相に<br />
取り付いているという。女魔族リスティルからの情報によると、グラーズとは邪神<br />
ゲンドラシルに仕える魔族で、人の影に入って人を操る能力を持ち、その主のゲンドラ<br />
シルは邪神の末席に位置する死者の魂を喰らう神で、彼女たちの崇拝する混沌神カオスを<br />
倒し、より高位の神になろうと企てているとのこと。だが、グラーズのことが気になる<br />
ものの王子派との同盟は既に失われ連絡の取りようもなかった。<br /><br />
連邦王城に忍び込んだランフォードはギザロフと対峙する。王子はすでに死んだと<br />
ギザロフは告げ、もはや戦う理由はなしと己の元に戻って来いと言う。<br />
その言葉どおり、宰相に手により副官エミリーの目の前で王子は殺害されていた。<br />
騒ぎを聞きつけてやってきた宰相の息子ラッセルは父が連行されていくのを見て、<br />
ここには居られないと1人姿を消すのだった。<br />
王子派との決着をつけたギザロフは王子派の残存兵力を吸収。カコンシスとの同盟を<br />
一方的に破棄し侵攻を再開する。ついにカコンシスへの侵攻が始まったと悩むウィラー<br />
提督だったが、そこへ伝意の鏡によりランディウスから連絡が入る。人質が開放された<br />
ことを知った提督は密かに連邦王城を抜け出す。<br />
一方、ホーフェン砦を落とされたクルーガー大王を、貴様も所詮人形かとなじるギザロフ。<br />
失敗が続くクルーガーを見限り、その出生の秘密-人の腹から生まれたのではなく人工的<br />
に生み出されたことを明かす。ショックを隠せないクルーガーは逃げるようにその場を<br />
去り、ギザロフはその背中にお前に親など居ない、いや魔導研究所の装置がお前の親だ<br />
と嘲笑と共に追い討ちの言葉をかけるのだった。<br /><br />
魔族をも従えるギザロフの底知れない野望を阻もうとカコンシス城をセレナ将軍に任せ<br />
進軍を続けるランディウス隊は立ちはだかるバルク将軍を激闘の末、遂に討ち果たす。<br />
もはや彼等を阻むものなしとなったとき、ようやく魔族のことを考える余裕が生まれる。<br />
リステティルがせっついた事もあり、ギザロフより魔族の方が急を要すると判断し闇の<br />
王子ボーゼルの居城へと進路を変更する。<br />
地下祭壇に潜む混沌の王カオス。カオスを封じることが出来るのは聖剣ラングリッサー<br />
のみ。聖剣を扱えるのは光輝の末裔だけと余裕を見せるカオスだったが、リスティルや<br />
救援に駆けつけたジェシカにあなたなら使いこなせるかもと言われたランディウスは<br />
その言葉を信じ、魔族には触れることすら適わぬゆえ祭壇に安置されていたラング<br />
リッサーを奪い、見事カオスを封じることに成功するのだった。さらにボーゼルを倒す<br />
ものの魔剣アルハザードを奪われまいと死の間際にアルハザードを空の彼方へと飛ばして<br />
しまう。ラングリッサーをランディウスに預けジェシカは魔剣を捜しに、ランディウス<br />
隊は再びギザロフを目指し進軍する。<br /><br /></dd>
<dt>174 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:19:51
ID:BUBfQtuf0</dt>
<dd>バルク戦死の報を受けるランフォード将軍。連邦領内にそれだけのカコンシスの勢力が<br />
入ったのならば、カコンシス城の守りは手薄になっているはずと直接カコンシス城を<br />
目指す。しかしセレナ将軍の采配により城の首尾は固められ膠着状態に陥るランフォード隊。<br />
気付けば側面攻撃を仕掛けるはずの副官エミリーの部隊が戦果を上げておらず、聞けば<br />
エミリーが行方をくらまし指揮系統が混乱していると言うではないか。さらに北東より<br />
敵の大群が押し寄せてきたため、このまま挟撃されてはたまらぬと撤退を決意する。<br />
だが、この大群は連邦より帰還したウィラー提督が馬に木を引かせて砂塵を巻き上げ<br />
させただけのまやかしだった。ランフォードの撤退をチャンスと見た提督により追撃<br />
作戦が開始され、挟撃のためランディウス隊にも連絡が飛ぶ。<br />
撤退するランフォード隊だったが、前方に魔物の群れに追われるエミリーを発見する。<br />
否、その魔物は宰相の影を抜けエミリーに取り付いた魔神グラーズの配下だった。<br />
未だフレデリック王子の死に疑いを持つランフォードを邪魔に思ったギザロフの命により<br />
一時は暗殺を謀ったもののエミリーの必死の抵抗により体の自由が利かず、業を<br />
煮やしたグラーズは魔物を使った力づくの作戦に出たのだ。だがそこへランディウス<br />
隊が現わる。女魔族リスティルによりエミリーの正体は暴かれ聖剣ラングリッサーの<br />
力によりグラーズは滅び去る。そして王子殺害の真相をランフォードも知ることとなり、<br />
ランディウス達に共闘を申し出る。疲弊したランフォード隊の兵をエミリーに預け先へ<br />
進もうとするランフォード達だったが、ここでエミリーから自分はランディウスの<br />
実の姉だと告げられる。赤ん坊のころに生き別れたランディウスにとって姉が居たこと<br />
すら初耳だったが。ともかく姉弟が仲良く暮らせる世界をつくるためにもギザロフを<br />
倒さねばとランフォード。<br /><br />
水槽に浮かぶ無数の人影。ギザロフ元帥の言葉に従い魔導研究所にやってきたクルーガー<br />
大王はその光景を見てまたも衝撃を受ける。そこへ語りかけてくる邪神ゲンドラシル。<br />
ギザロフがここまでのし上がってこれた裏には邪神の助力があったのだ。だが、己の力を<br />
過信して自分をないがしろにするようになったギザロフを面白く思わないゲンドラシル。<br />
とはいえ実体を持たず闇の水晶という姿を取る彼はまさに手も足も出せず苦い思いを<br />
していたのだ。クルーガーをギザロフのクローンだと明かし、逆に言えばギザロフ本人とも<br />
言えると吹き込み、ギザロフに取って代わるべくそそのかすゲンドラシル。絶望状態<br />
だったクルーガーはその申し出を受け闇の水晶を奪い研究所を後にする。<br />
ジェシカには不可能だったが魔剣アルハザードの追尾に成功していたゲンドラシルに<br />
よりクルーガーはいち早くアルハザードを見つけ出す。だがそれはゲンドラシルの罠。<br />
アルハザードの魔力を用いクルーガーの肉体を乗っ取る形でゲンドラシルは実体化する。<br />
もとより不死への執着が強かったギザロフに複製の技術を与えたのはこのため。<br />
そして、クルーガーの生前の希望通りギザロフを血祭りに上げるべく行動を開始する。<br />
しかしギザロフも古代文明の遺産、魔動巨兵ガイフレームを復活させていたのだった。<br />
自ら与えた知識によりゲンドラシルは破れ、その魔力ごとギザロフに吸収されてしまう。<br /><br />
連邦王城に辿り着くランディウス隊だったが、城はもぬけの空。ギザロフを求め一行は<br />
国内最大の魔動研究所へ。そこにはギザロフとガイフレームが待ち構えていた。<br />
しかもガイフレームにはさらわれたランディウスの義妹レイチェルが魔力の供給源として<br />
乗り込まされていた。一体何のためにここまでする。そう問いかけるランディウスに<br />
ギザロフは人間の可能性への挑戦だと答える。強大な魔力で寿命をも延ばす。歴史に名を<br />
残すなどとは言わぬ、ワシが歴史そのものを作り上げるのだ、と。<br />
だが、ギザロフは破れる。皮肉にも自分の可能性を信じた戦士達によって。<br />
力を得て他人を利用しようとしたギザロフ。対して仲間を得て力としたランディウス達。<br />
その違いは何だったのか・・・<br /><br /><br /><br />
おわり<br /><br /></dd>
<dt>175 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:24:51
ID:OpTkcOjX0</dt>
<dd>以上。<br />
ゲームは途中ABCと3分岐するんだけどこれはC分岐。<br />
なんか攻略サイトみるとA分岐が正規ストーリーらしいんだけど<br />
今回まとめたC分岐の方がラングリ5に繋がるらしいんでこっちにしといた。<br />
あと、ラングリッサーシリーズって伝統的に操作キャラのその後ってのが<br />
エンディングロールに流れるんでそれも紹介しとくね。<br /><br /><br />
○ランディウス<br />
連邦との誤解も解けたし戦争が終わればエミリーともいつでも会えるとカコンシスに残る。 <br />
カコンシスの外交使節の一員となって連邦王国の復興に大活躍。<br /><br />
○リッキー<br />
カコンシスの最年少将軍になって勝利をもたらし続ける。シエルファニール王女のために。<br />
(ランディウスがシェルファニールにいっぱい嫌われればリッキーとくっつくらしい。)<br /><br />
○レイチェル<br />
ガイフレームから無事引きずり出された後、連邦の復興に尽力する。そのうち連邦で<br />
伝染病が猛威を振るうけど新薬の開発に成功。近代医学の母と呼ばれる。<br /><br />
○マクレーン<br />
記憶喪失の原因は魔力で人為的にブロックされてたからなんだけど、それを直して<br />
くれたジェシカに惚れたらしい。ラングリッサーとアルハザードもってエルサリア<br />
大陸(1~3の舞台)に帰ったジェシカを追いかけて大陸に渡る。<br /><br />
○シェルファニール<br />
女王になって間もない内にカコンシス黄金期って呼ばれるくらい繁栄させる。<br />
んで、偉大な女王として名が残る。<br /><br />
○アンジェリナ<br />
将軍になって近隣諸国から戦いの女神と一目置かれる。ある日、野盗に襲われる一団を<br />
助けたら小国の王子発見。恋に落ちて電撃結婚。<br /><br />
○ランフォード<br />
連邦からの独立を狙う小国を平定しまくる。安定したころ寿命で死ぬ。<br />
(つうか活躍してないキャラは死ぬようになってるんだけど(リッキーの<br />
自信過剰なところが鼻に付いて戦闘中後ろから味方に切られるみたいな)<br />
最終戦直前に仲間になったからこれは失敗版だと思う)<br /><br />
○リスティル<br />
魔族嫌いのランディウスからまさかの告白。森の中の小さな家で花嫁修業中。<br />
(告白イベントってのがあってリスティルに告白した場合。普通に考えれば<br />
アンジェリナがヒロインだけどw ちなみにリスティルは角と羽と緑の肌以外は<br />
人間型。クラスチェンジ次第ではゴーレムや半人半蛇の魔物にも出来る)<br /><br />
○ナール<br />
何カアッタライツデモ呼ベ、と言い残して山に消える。<br /><br /></dd>
<dt>176 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:25:57
ID:OpTkcOjX0</dt>
<dd>A分岐簡易まとめ<br /><a href="http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1154441601/89" target="_blank">>>89</a>の王子派が同盟を求めてきたときに賛成する→魔術師フェアラートを助けに行く<br />
→その間にブルーノ将軍がカコンシス王殺害→目撃者のウィラー提督が追い掛け回される<br />
→帰ってきたランディウス隊と鉢合わせてブルーノ退散→同盟するのに王がいないのも<br />
格好つかないからシェルファニール姫が女王に→フレデリック王子派本拠地へ<br />
→提督に全軍指揮権が与えられる→手の空いたランフォード将軍がランディウス隊に参加<br />
→本隊が正面から攻撃してる間にランディウス隊が秘密の洞窟を使って連邦王城に迫る<br />
→そのまま城を攻め落とすけどギザロフ親子には逃げられる→ローゼンシル姫発見。<br />
クレオネル大王崩御後軟禁されていたらしくほとんど何も知らない→王子が玉座につく<br />
→落し物の賢者の水晶発見→逃げ送れた?女魔術師ジェシカが連れてこられる<br />
→フェアラートもやってくる→2人とも賢者の水晶を欲しがる→水晶を渡せ、渡すなの<br />
言いあいが始まってどっちを信じるかという話になる→ジェシカを信じる<br />
→気を悪くしたフェアラート帰る→でもギザロフ配下だったジェシカは牢に<br />
→水晶は宝物庫へ→宰相がしまう役→フェアラートやってくる→もともと水晶は<br />
自分のものと宰相を殺害する→それを見ていた軍師アイヴァーが自分を売り込みに<br />
やってくる(成功)→水晶というか魔剣アルハザードを取り戻したフェアラートの<br />
手により混沌の王カオス復活→各地で魔物の被害→ジェシカに話し聞く<br />
→フェアラートの正体が闇の王子ボーゼルで魔物被害の原因だと知る<br />
→カオス討伐命令が出る→レイチェル行方不明→それは置いといて魔族の居城で戦闘<br />
リスティル、ナール、アイヴァーぶち殺す→それが鍵になってカオスの元へ繋がる階段出現<br />
→そのころ死者の魂食べて実体化した邪神ゲンドラシルがカオスに戦いを挑む<br />
→頑張ったけど返り討ちに→代わりにランディウスがボーゼル共々ぶち殺す<br />
→アルハザードは普通に回収できる→ギザロフのところでゲンドラシルが水晶に戻る<br />
→密かに狙ってた邪神の力を弱った隙に吸い取るギザロフ→吸い取りきれない魔力は<br />
さらってきたレイチェルと魔動巨兵ガイフレームに受け流す→ギザロフのところで<br />
レイチェルを見たとの報告あり→ギザロフ退治に出発→ブルーノがいたのでぶち殺す<br />
→ギザロフ親子もぶち殺す→おわり<br /><br /><br />
B分岐簡易まとめ<br />
A分岐のフェアラートとジェシカの言い争いでフェアラートを信じると言う<br />
→賢者の水晶奪うとこらまでは一緒→フェアラートが逃げる前にランディウス達を<br />
誘いにくる→この世界は停滞してる、ほっとけば澱み腐ってしまう。救えるのは<br />
カオスの混沌の力による破壊と再生の力のみ、みたいなことをいって丸め込まれる<br />
→フェアラート改めボーゼルと一緒に行くランディウス、リッキー、マクレーン<br />
→ギザロフが賢者の水晶を取り返しにガイフレームを差し向ける→破壊してレイチェルを救出<br />
→洗脳されてたのでボーゼルが直すと称して逆洗脳→ギザロフぶち殺しにいく<br />
→ギザロフは殺せたけど闇の水晶を持ってクルーガーが逃げる<br />
→帰り道、提督、セレナ、ランフォード、エミリー、バルクが襲ってきたので皆殺しに<br />
→シェルファニール、アンジェリナ、ジェシカがボーゼルの居城まで攻めてきたのでやっぱり皆殺し<br />
→ジェシカが死の間際レイチェルの洗脳を解く→魔族に付いたことなじるレイチェルも殺す<br />
→カオス降臨→世界は破壊され始める→再生のことは次回の講釈で→おわり<br /><br /><br /><br /><br />
A分岐はC分岐に較べて、<br />
王子とバルク将軍が生きてる。ローゼンシルが確認できる。<br />
出番ないけどラッセルが逃げてない。エミリーが姉なのをランディウスだけ知らない。<br />
あたりが違うだけだね。<br />
B分岐は頑張ればリッキーも殺せるみたい。<br />
こっちのその後は全員魔将軍になる。アイヴァーだけは役立たずと魔軍追放された後、<br />
酔っ払いに刺し殺されたけども。<br /><br /></dd>
</dl>
<p><strong>ラングリッサー4</strong></p>
<p>・要約版:要約スレpart2-609</p>
<p>・詳細版:part24-495~499、part25-84~89・170~176</p>
<hr /><dl><dt>609 :<font color="#008000"><b><a href="mailto:sage">ラングリッサー4</a></b></font>:2007/07/07(土) 09:51:54 ID:2MIYAcIv0</dt>
<dd><br />
ラングリッサー4 (うろ覚え)<br /><br />
聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザード(両方ともいわゆる『伝説の剣』)をまとめて封印した『賢者の水晶』が<br />
主人公のランディウス(名前変更可。以下『主人公』)の村に宝物としてあった。<br />
それを知ったギザロフ様(敵側の主役)が村に重税が課し、反乱を起こさせて鎮圧。<br />
これを奪う。ついでに主人公の義妹のレイチェル(以下『妹』)も奪う。<br />
からくも逃げ出した主人公と義弟のリッキー(ナルシストで腹黒姫に惚れる)は妹を救うために動き出す。<br />
そしてそんな彼らに自分を重ねて共に戦うマクレーン。<br />
ギザロフの敵国のカコンシス王国の姫にして和平の使者(=人質)だったシェルファニール(以下『腹黒』)とアンジェリナ。<br />
そしてウィラー提督(どこから見ても銀英伝のヤン提督)が合流し、いったん逃げることに。<br />
そのあと妹を取り返したり、主人公が将軍になったり、ギザロフの部下の副官が主人公の実姉だったり、<br />
温泉覗いてメテオ食らって死んだり(このシリーズでは主人公の死=ゲームオーバーなのでかなり珍しいことだったり)、<br />
また妹を奪われたり、我儘な国王に顎で使われたり、戦争したり、天災軍師アイヴァーが雇われて逃げたりする。<br />
そしてギザロフとそこそこ戦って状況が不利な時に援軍が現れる。魔族の。<br />
リーダーの名前は『フェアラート』。でも姿はピンクの長髪に黒い兜。声は塩沢兼人。<br />
とどめに部下のリスティル(あほの子で魔族。でもヒロイン)の呼びかけが「ボーゼ……フェアラート様」<br /><br />
どう見てもボーゼルです。ありがとうございました。<br /><br />
ここでルート分岐。<br /><br />
Aルートは魔族と同盟を組んでギザロフ倒してジェシカおばさんが牢屋で拗ねて魔族も倒してめでたしめでたし。<br />
2のヘインがアニキと一緒に出てくるのはこのルート。<br />
Bルートは魔族と同盟組んでギザロフ倒して人間倒してカオスが復活して妹殺しておしまい。<br />
Cルート(正史っぽい)では魔族と同盟に反対して、リスティルがヒロインになって、王様が死んだり、<br />
魔族を倒したり、天災魔軍師アイヴァーを倒したり、ギザロフを倒したりしてめでたしめでたし。<br /><br />
どのルートでも賢者の水晶はボーゼルの手で元通りになって主人公に聖剣が渡るようになっている。<br /><br />
あと、おなじみとなったステージセレクトでステータスを上げきったことが前提の難易度の最強面の舞台は<br />
『ニューブリッジ(新橋)のヴァイオレット(村さ来)』だったりする。<br /><br /></dd>
<dd>
<hr /></dd>
<dt>495 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:40:06ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>【登場人物紹介】<br />
●レーゲンブルク連邦王国<br />
大陸最大の国家。その武力を背景に領土拡大中。<br />
○クレオネス大王<br />
連邦の盟主。温厚な性格だけど病弱で床に伏せがち<br />
○ローゼンシル姫<br />
大王の娘。婚約者候補の1人、将軍アルダンが好き<br />
○フレデリック王子<br />
ローゼンシル姫の弟。王位継承するのはこっち<br />
○リヴァース元帥<br />
連邦軍最高司令官。話の分かる男だがそれが原因で・・・<br />
○アルダン将軍<br />
貴族の青年。貴族至上主義。ローゼンシル姫の婚約者候補の1人<br />
○ランフォード将軍<br />
貴族の青年。士官学校主席の天才用兵家<br />
○エミリー副官<br />
ランフォードの副官。若い女性<br />
ラングリッサー世界の副官は平時は秘書だけど有事は副将軍的な面のが強いって感じ<br />
○バルク将軍<br />
現場たたき上げの平民で部下の信望も厚い。貴族嫌い<br />
現在、国境警備の任に付いているため国を空けている<br />
○ギザロフ将軍<br />
貴族。将軍の中では1人だけ魔法使い<br />
○クルーガー<br />
ギザロフの息子。軍人でやっぱり魔法使い<br />
あの失敗作とは大違いだな、とクルーガーを見てほくそえんだギザロフの姿を彼は知らない<br />
○宰相<br />
SRPGだけに政治方面の人は・・・<br />
○ラッセル<br />
宰相の息子。ローゼンシル姫のもう1人の婚約者候補<br /><br />
●連邦領内ゴダール村<br />
税も満足に払えない貧しい村。<br />
○村長<br />
ランディウスの養父<br />
○ランディウス<br />
主人公<br />
○レイチェル<br />
ランディウスの義妹。村長の実子<br />
○リッキー<br />
レイチェルの弟。村長の実子。上品だけど自信過剰。でもランディウスを立ててくれる<br /><br /></dd>
<dt>496 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:40:36ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>●カコンシス王国<br />
連邦に隣接する小国。王族を人質として連邦に差し出すことで和平条約を結んでいる<br />
半島を領土とするため海洋貿易が盛んで操船技術なら連邦以上<br />
○カコンシス王<br />
自信過剰でわがままな子供、といった性格<br />
○カコンシス王妃<br />
常識人<br />
○シェルファニール姫<br />
人質になっていた兄が病死したため、新たな人質として連邦へ旅立つ<br />
○アンジェリーナ姫<br />
シェルファニール姫の双子の妹。姉と一緒に連邦へ<br />
○ウィラー提督<br />
王国軍最高責任者。頭脳派の青年。剣の腕は無きに等しい。王のわがままに嫌気が<br />
さした上官が次々出奔し繰り上がりで提督になる。姫の警護のため連邦へ<br />
○セレナ将軍<br />
若き女将軍。姫の警護のため連邦へ<br />
○ブルーノ将軍<br />
国に居残り中<br /><br />
●その他<br />
○マクレーン<br />
放浪の戦士。<br /><br /><br />
注)戦闘要員は全て指揮官クラスなので例え1人旅に見えようが、いつでもどこも<br />
1人当たり最大40人の部下が付きます。<br /><br /><br />
●物語の舞台になる周辺の地図<br />
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■<br />
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■<br />
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■<br />
■■■■■■■■■■■■■■■■■■<br />
■■■■■■■■■■■■■■■■ ■…連邦領<br />
■■■■■■■ ■■■■■□□ ①…連邦王城<br />
■■■■■■ ③□□□□□□ □…カコンシス領<br />
■■■■ □□□□□□□□ ②…カコンシス王城<br />
□□□□□□□□ ③…カコンシス最大の港町<br />
□□□□□□□□□□□ 白いとこ…海<br />
□□□□□□□□□□□<br />
□□□□②□□□□□<br />
□□□□□□□□□□□<br />
□□□□□□□<br /><br /><br /></dd>
<dt>497 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:41:13ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>ベルダン方面の暴動を鎮圧した連邦軍将軍ギザロフ。<br />
かねてからの働きもあり、新たに肥沃なロットバイル地方を拝領する。だがギザロフは、<br />
それほどの豊かな地は陛下が治めてこそ有益、と辞退し替わりに功績を認めて頂いた証に<br />
と辺境の小さな村ゴダールを所望するのだった。<br />
だが、それは思惑あってのこと。領主になったとたん村の税率を2倍に上げるギザロフ。<br />
今までですらまともに税を払えなかった村人達は、減税の交渉に応じないギザロフに<br />
追い詰められ反乱を決意するのであった。<br />
そして主人公ランディウスもそんな村人の中の1人である。<br /><br />
徴税官がゴダール村を訪れたその夜、襲撃をかける村人達。<br />
だが徴税官を討った直後、ギザロフが兵を引き連れて出現。ギザロフは反乱鎮圧を息子の<br />
クルーガーに任せ、自身はテレポートで女子供が避難していた教会に侵入し村に伝わる<br />
秘宝・賢者の水晶を奪い、偶然だが高い潜在魔力を感じとったランディウスの義妹<br />
レイチェルを行きがけの駄賃とばかりにさらって消え去ってしまう。<br />
ことここに至ってギザロフの目的がワザと暴動を起こさせ、討伐を隠れ蓑に秘密裏に<br />
賢者の水晶を奪うことにあったと気付く村長達。このままでは全滅しかねないと<br />
ランディウスとその義弟リッキーを逃がすためクルーガー隊の前に立ち塞がる村長達。<br />
賢者の水晶、アレは動かしてはならないものだ、と水晶とレイチェルの奪還を託された<br />
2人は涙を飲んで村を後にするのであった。<br /><br />
ゴダ-ル村近くの森の中、暴動の一部始終を見守る一人の男がいた。<br />
彼の名はランフォード。ギザロフと同じく連邦の将軍の1人である。<br />
ギザロフの強引な手口に嫌悪感を示すものの村人から先に手を出した以上、庇うことも<br />
できず臍を噛むランフォードだったが、村から逃れてきたランディウス達と出会い<br />
2人を茂みに隠れさせ追っ手をやり過ごすさせるのだった。<br />
そして、ランディウスを兄と呼ぶリッキーに気付き、あまり似てないことから本当の<br />
兄弟なのか、とランフォードが口を滑らすと気を悪くすることもなく自身の素性を<br />
打ち明けるランディウス。<br />
ランディウスの過去、それはかつて山麓にある村が洪水に見舞われ、親を失い一人<br />
残された赤ん坊のランディウスをリッキーの父であるゴダール村村長に拾われたという<br />
ものだった。<br />
そして義妹を助けるためにギザロフの屋敷を目指すというランディウス達に、ギザロフの<br />
領地で起こったことにこれ以上口を挟むことはできないと別れを告げランフォードは<br />
去っていくのだゅた。<br /><br />
旅路を急ぐランディウス達だったが、そこへクルーガー配下の追っ手が立ち塞がる。<br />
力づくで突破をはかるも、次々と追っ手が集まってきて苦戦する兄弟。<br />
そこへ謎の戦士が登場。連邦兵と戦うランディウス達になにやらかしたんだと聞いて<br />
くるが問答してる場合じゃないので妹を助けに行くだけだ、と叫ぶと何か感じるものが<br />
あったのか力を貸すぜと参戦。なんとか追撃部隊を撃破するのだった。<br />
その後、妹のために軍隊を敵に廻そうなんて他人事とは思えないとマクレーンが同行を<br />
申し出てきてくれて一緒に旅をすることとなる。<br /><br /></dd>
<dt>498 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:42:40ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>一方、連邦軍最高司令官のリヴァース元帥の下へ一通の書状が届く。<br />
それは連邦と和平条約を結ぶ替わりに実質人質として元帥邸へ居留するカコンシス王国の<br />
双子の王女達の母親、カコンシス王妃が危篤状態に陥ったという内容であった。<br />
そして元帥は独断で王女及び一緒に付いてきたカコンシス軍最高責任者ウィラー提督、<br />
女将軍セレナを一時帰国させるのだった。もちろん同情だけではなく彼女達の人となりを<br />
知っての判断だが。<br /><br />
カコンシスへの帰路、書状が自分達で無くリヴァース元帥に直接届いたことに不穏なものを<br />
感じ取った提督は書状が偽者の可能性を示唆する。このまま帰国すると最悪カコンシス攻めの<br />
口実に利用される危険性が、とは言え本物だった場合のことも考がえ折衷案としてセレナ将軍に<br />
先行して帰国してもらうことに。<br />
だが悪い予感が当たったか、先行するセレナ将軍に連邦兵が襲い掛かる。<br /><br />
裏で手を引いていたクルーガーはセレナ将軍襲撃が失敗に終わったことを知ると、<br />
このままでは策が露見するのも時間の問題とカコンシスの王女達をも襲撃するよう<br />
指示を出す。<br />
さらに、ギザロフ将軍が兵士を引き連れ元帥邸を訪れる。<br />
カコンシスの王女達を逃亡させたとして元帥を連行しに来たのだった。そして元帥と<br />
手を組んで連邦に反旗を翻そうとする旨の書かれたカコンシスからの書状を元帥に<br />
突きつけるギザロフ。書状によると反乱の合図は王女の帰国と書かれていたが、身に<br />
覚えが無いと抵抗する元帥をギザロフは殺してしまうのだった。<br /><br />
連邦兵に追われる王女一行。<br />
そこへ通りかかったランディウス達を、見られた以上生かして返さぬと連邦兵が<br />
襲い掛かる、のだが返り討ちに。結果的にとはいえ王女を救出したことから感謝される。<br />
本来、元帥の元に戻るべきなのだが連邦兵に襲われたことから敵の懐に飛び込むような<br />
もの、元帥邸に着く前に命を落としかねないとカコンシス帰還を提案する提督に、それならばと<br />
ランディウス達の妹救出を手伝おうと言い出す妹姫アンジェリナ。受けた恩は返しましょうと<br />
いう母の教えの賜物か姉姫シェルファニールも了承する。実は王女達はカコンシスが小国と<br />
いうこともあって十分な兵力を保持していないことからシェルファニールは魔法の技を、<br />
アンジェリナは剣の腕を磨いてきたのだった。提督は頭脳派で戦闘力0だったするが・・・<br />
アンジェリナがランディウスの方をチラチラ見るのが気になるがこうして予想外の<br />
戦力増強に成功するランディウス一向だった。<br /><br />
一方、クレオネス大王より件の元帥反乱疑惑の書状からカコンシス軍部の印が確認<br />
できた旨の報告を受ける将軍達。さらに反乱を未然に防いだ功績によりギザロフが空位に<br />
なった元帥位に就き、ギザロフの将軍位は息子のクルーガーに与えられる。<br />
そしてギザロフは元帥着任の初仕事としてカコンシス侵攻を宣言するのだった。<br />
この件に関してはもちろん大王からも了承を得るのだが、病気で抵抗力が落ちていた<br />
大王はこの時すでにギザロフの怪しげな術で傀儡となっていた。<br /><br />
だが未だ前元帥の反乱を信じられない者達もいた。<br />
その1人、フレデリック王子はアルダン将軍に本心を明かすが彼は口ごもるばかり。<br />
ローゼンシル姫も書状の印からみて少なくともカコンシス側にその気はあったのでは<br />
ないかと取り合ってくれない。彼女はただ婚約者候補であるアルダンが戦場に出る<br />
ことになるのを寂しがるだけだった。<br />
そしてもう1人、ランフォード将軍もまた前元帥の反乱を疑問視していた。<br />
確認した限り書状は確かに正規の物だったが、そもそもギザロフはアレをどこで入手<br />
したのか?その考えは前元帥を陥れるための策略の可能性にまで及ぶのであった。<br /><br /></dd>
<dt>499 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/03(日)
00:43:52ID:gyA0bD0X0</dt>
<dd>ギザロフ元帥の屋敷を目指すランディウス一行の前に一軒の邸宅が姿を現す。<br />
その寂れ具合とは不釣合いの警備兵の数に警戒心を強めていると、こちらに気付いた兵が<br />
先走ってゴダール村の生き残りだ、娘を取り返しに来ただの騒ぎ出す。<br />
必然的に邸宅へ乗り込むことになり無事レイチェル救出に成功する。実はここはギザロフの<br />
魔導研究所で地下には怪しげな地下牢があり、そこでマクレーンは妹の指輪を発見する。<br />
そしてポツポツと過去を語りだすマクレーン。<br />
3年前、彼が妹のマリーと用事で隣村へ行った帰り、急に意識が遠くなり気がついた<br />
時には見知らぬ場所に倒れていてマリーは見当たらず、時間も1年が過ぎ去っていた<br />
という。その一年間の記憶はすっぽりと抜け落ち、改造?されて継ぎ接ぎだらけの醜い<br />
姿になった彼を故郷の者達ですら恐れ、以来人前では鎧を脱がず過ごしてきたと。<br />
未だ何が起きたのかは分からない。だがここに監禁されていたことだけは確実と<br />
ギザロフへの復讐を決意するのマクレーンだった。<br /><br />
その後、ウィラー提督にギザロフと敵対する立場ならばとカコンシスに誘われる一行。<br />
カコンシス王城に着いてみるとやはり王妃は元気だった。先に帰還したセレナ将軍は<br />
怪我を負って詳しい報告をする前にダウンしたらしく説明を求めてくるカコンシス王。<br />
だがその時、連邦王国から宣戦布告の報が入る。慌てた王は提督に今すぐクレオネス<br />
大王に謝罪して来いと言いつけるが、殺されに行くようなものと庇う王女達。<br />
そいつが死んで戦争が避けられるなら喜んで死んで来い、と吐き捨てる王に対し<br />
国を守るためには提督の力が必要と将軍ブルーノが自ら交渉に志願する。<br />
癇癪の治まらない王を鎮めるため、せめてこれをと渡された使い捨てのテレポート<br />
リングを手にブルーノは旅立っていくのだった。<br />
そして戦争が回避できると信じて疑わない王のため軍を動かせないでいる提督の要請に<br />
より密かに監視の任務に就くランディウス一行。これには軍人ではない王女達も同行する。<br /><br />
その頃、ギザロフよりカコンシス討伐の命を受けるアルダン将軍。カコンシスの予想兵力<br />
1万に対し2万の兵を与えられ出撃する。だがこれは補給線の確保を計算に入れてない<br />
兵員数だった。ギザロフはワザとアルダンが苦戦するよう仕向け、息子のクルーガー将軍を<br />
援護に出し手柄を独り占めさせようとしていたのだ。<br /><br />
やがてブルーノが無事帰還するも結果は交渉決裂だった。<br />
無能と罵る王。無事に帰ってきただけでも良かったじゃないですかと庇う提督を見て<br />
また怒り心頭。交渉一つまとめられない男なぞ死んでも惜しくないはと吐き捨てる王に、<br />
それより連邦への対策をと話をそらす提督。だが提督の立てた策はリスクが高すぎると<br />
却下され、作戦は俺が立てるといって軍に待機命令が出されてしまう。<br /><br />
そして敵が目前まで迫った時、これ以上待てないと出撃命令を要請するのだがここで<br />
前の作戦でいいぞと許しをもらう。が、その作戦は今からでは実行不可能だった。<br />
それを告げるとおまえ達は俺がいないと何もできないのか!とまた激怒。とにかく<br />
なんとかしろと言い張る王を残し退席する提督たち。そして、もしもの保険にと<br />
先行させていたランディウス達に作戦開始の合図を送ることに。<br />
作戦はこう。元々連邦の進軍ルートは予測出来ていたので同じく予測した伝令基地を<br />
ランディウス達に見張らせていたが、この基地を押えれば部隊単位での孤立を誘え、<br />
各個撃破も可能になる、というもの。そして伝令基地を落とすのは会戦直後か直前が<br />
望ましいと。この作戦は見事に成功。伝令兵を一網打尽にしたランディウス達は<br />
継続してその場で待機することになるが提督率いるカコンシス軍は部隊を小分けして<br />
包囲陣形を敷いていた連邦軍を敗走させる。<br />
この敗走は失策に気付いたアルダン将軍が兵の被害を最小限に押えるためもあったのだが<br />
敗戦の懲罰として将軍職から降格。バルク将軍の配下に組み込まれることとなる。<br />
が、貴族至上主義のアルダンは平民出のバルクの下につくのを拒み。同じ貴族である<br />
ランフォード将軍の隊へ志願する。だがそれは未だ国境警備の任から戻らないバルク隊<br />
に対し、カコンシス攻めの第2陣として出撃しようとしているランフォード隊に休む<br />
まもなく同行するということでもあった。<br /><br /></dd>
<dt>84 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 03:45:04
ID:FR360bLT0</dt>
<dd>伝令基地壊滅の一件で感謝されるランディウス一行。<br />
とは言え連邦だけでなくカコンシス王のご機嫌取りにまで気を裂かねばならぬウィラー<br />
提督は、この場にいながら思ったことを瞬時に前線に伝えられれば便利だろうと思わず<br />
こぼす。それを受け、そういえば聞いたことあるぜとマクレーン。<br />
彼の案内で、思ったことを相手の鏡に映し出すという伝意の鏡を探しに秘宝の眠る<br />
古代遺跡目指して連邦領内へ侵入することとなる。<br /><br />
そのころ連邦王城では辺境警備に出ていたバルク将軍が帰還。戦場に出るランフォード<br />
将軍はバルクに引継ぎ報告をせねばならないのだが、バルクを貴族嫌いの偏見持ちと<br />
こぼし、気使いから平民出身の副官エミリーに報告書を届けさせる。<br />
そしてランフォードのことを悪し様に言うバルク。話はアルダン将軍の平民を見下した<br />
言動にまで及ぶのだが、ランフォード様に限って言えばそれは無いとエミリー。貴族同士<br />
で庇っても説得力は無いと続けるバルクにエミリーは自分の出自を打ち明ける。<br />
自分は洪水で滅んだ小さな村の出身で、洪水に巻き込まれ母は死別、父と弟は行方不明。<br />
そして孤児院で育ったのだと。これはランフォード様も知らないことだが能力さえあれば<br />
差別などしない方だと語るエミリーにバルクは素直に非を認めるのだった。<br />
一方、アルダンの失脚に気を良くしたギザロフ元帥は軍部はもはや掌握したと新たに<br />
政治的権力を求め、ローゼンシル姫と己の息子クルーガーとの婚姻を企てる。<br /><br />
2万の兵を1万で破ったのは、俺が地の利のある懐深く引き寄せたからだと大笑する<br />
カコンシス王。次もこの手で行くぞと言う王に、提督はさすがに同じ手には乗らない<br />
でしょうと進言するのだが王は聞く耳を待たず。<br />
そして連邦軍のとった策とは国境付近に位置するカコンシス最大の港町フィジットの<br />
占拠だった。アルダンの失策-伸びきった補給線の確保に兵力を取られすぎた先の戦を<br />
踏まえ、敵地に深くは踏み込まず連邦領から直接補給を受けることも可能なカコンシス<br />
の海洋貿易の拠点フィジットに留まり経済の混乱を招く。この作戦によりわずか半月で<br />
何の策も講じない国に対する民衆の不満は爆発寸前だった。平民など放っておけという<br />
王だったが、カコンシス王妃から領地を奪われて黙っている様な王に貴族達は付いては<br />
こない。それどころか自衛のために敵方に付くかも知れないとの助言を受けようやく重い<br />
腰を上げると提督達に出撃命令を下すのだった。<br />
そこへおりよくランディウス一行帰還。連邦領内を巡回中のバルク隊と遭遇、カコンシス<br />
王女が同行していたためすぐに身元が明らかになりに追い回さもしたが、何とか敵を<br />
退け鏡を持ち帰ることに成功する。二枚一組で音と風景を伝え合うこの鏡を手に入れた<br />
ことにより作戦の幅も広るとランディウスに鏡を一枚預け遊撃隊とし、フィジット<br />
目指して進軍を開始する。<br />
本隊を山脈沿いに移動させる提督。これをワザと発見させることにより連邦軍は防御に<br />
不利な港町を捨て、より優位な戦場を求めて移動するはず。今回も2万の兵を揃えて<br />
来た連邦軍相手に、フィジットを戦場にした方が有利なのだが民間に被害を出したく<br />
ないという提督の苦肉の策だった。<br />
連邦軍を率いるランフォードとは旧知の仲、彼が民間人を巻き込まないだろうとの読みは<br />
当たりフィジットを離れる連邦軍。北西と東に部隊を分け挟撃を図ろうとする連邦に<br />
対し、敵将ランフォードの存在を確認出来た北西の部隊を本隊で叩き、東は遊撃隊で<br />
足止めを図ることとなる。もちろんまともにぶつかれば少数の遊撃隊が相手になる<br />
はずもないが、敵の斥候部隊を見つけ全滅させれば後続隊は用心して進軍速度を落とす<br />
はず。半日稼げれば北西のランフォード隊を討つことも可能。いや、これしか手は<br />
無いと作戦が決行された。<br />
遊撃隊は無事任務を果たすと後続隊の監視任務に入る。そしてこの戦いで東方部隊の<br />
斥候部隊を率いていたアルダン元将軍は死亡するのだった。<br />
地の利を生かし先に有利な地形を押え優勢に戦いを進めるカコンシス本隊。そこへ<br />
遊撃隊から連絡が入る。後続隊の監視任務に付きおよそ半日、しかしその後続隊が<br />
一向に姿を表さないというのだった。偵察も出したが一万の部隊が隠れて進軍出来る<br />
はずもないと言うランディウスに斥候は囮、東方部隊はそのまま南下し一路カコンシス城<br />
へ攻め込もうとしていると睨んだ提督は高速部隊を編成、セレナ将軍に預けると<br />
南下部隊の後ろを突けるかもと出撃させ、遊撃隊にも急ぎ城への帰還を命じる。<br />
ランフォードの策に唸る提督だが、しかし私にも信頼できる仲間がいると不敵な笑みを<br />
浮かべるのだった。<br /><br /></dd>
<dt>85 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 03:45:41
ID:FR360bLT0</dt>
<dd>クレオネス大王私室。病のため床に伏しがちな大王と彼を励ます息子達。大王も<br />
ローゼンシルの花嫁姿を見るまでは死ねないと気勢を張る。そこへアルダン戦死の報が<br />
入り、悲しみのあまり部屋を飛び出すローゼンシル。大王も衝撃を受け容態が急変する。<br />
その戦死の報はギザロフ元帥やバルク将軍の耳にも入り、姫の悲しみを察するバルク。<br />
だが、クルーガー将軍はこれを機に傷心のローゼンシルに優しい言葉をかけ急接近<br />
するのだった。<br /><br />
南下する部隊より一足早く城へ帰還したランディウス達遊撃隊。そこへセレナ将軍から<br />
の伝令の早馬が到着する。南下部隊に追いつける見込みが無いため補給線を断ちに<br />
回るとのこと。お蔭で勝機の見えてきたランディウス達は篭城戦に徹することで城を<br />
守り抜くことに成功する。しかしランフォード将軍は攻城戦に失敗したときのことも考え、そのときは戻ってくる南下部隊と彼の隊とでカコンシス本隊を挟撃するよう指示を<br />
与えていたのだった。だがその時ランフォードの元へ早馬が駆けて来る。なんと<br />
リヴァース前元帥の死とその処罰に反感を抱く者達がリヴァース前元帥の息子アレックス<br />
の下に集い、クーデターも時間の問題という緊迫した状況になっていると言うのだ。<br />
前元帥邸といえば国境にも近く、もしクーデターが起これば退路が断たれることに。<br />
この挟撃作戦の前にもはや戦局は見えたとランフォードは指揮を配下の者に任せて<br />
クーデターを止めるためアレックスの下へと1人馬を走らせる。<br /><br />
北上する南下部隊を追撃する遊撃隊。このままいけば本隊が挟撃されることになるのは<br />
見えているのだが、こちらに敵を叩くだけの戦力は無く、ウィラー提督と連絡を取る<br />
ことに。まもなくイグナス渓谷に差しかかろうとしているのを知った提督より策を授け<br />
られる一行。道幅の狭い渓谷では部隊が細く長く伸び、どこを攻めても援軍はすぐに<br />
来れない。おりしも天候は崩れ今にも嵐になりそう。となれば以前、山賊退治に使って<br />
いた今は無人の砦を今夜の野営地に使うはず、と。そして嵐にまぎれ敵の本陣を<br />
ピンポイントで叩く遊撃隊。その活躍で敵部隊は混乱をきたし挟撃は阻止される。<br />
背後の憂いを断った提督の本隊は眼前の敵を無事敗走させるのだった。<br />
2度に渡り倍の兵を退けたカコンシス軍。嵐が味方したということもあり、この頃から<br />
カコンシス王は自らを天に選ばれし者と思い込むようになる。<br /><br />
一方、前元帥邸。父の仇、とギザロフに憎しみを募らせるアレックスにランフォードは<br />
ギザロフを討てば貴方の気は済むかもしれないがあなたに付いていった貴族や兵士達は<br />
どうなる、と情に訴える。そして、リヴァース様の恩に報いるためなら命など、と息巻く<br />
周囲の者を静めると、ギザロフの不正を暴き無念を晴らしてくれと言い残し責任は全て<br />
私にあるとアレックスは自決するのだった。<br />
アレックスのためにも事件の真相をと屋敷を後にするランフォード。そこへランフォード<br />
隊敗北の報が届けられる。残存兵力は1万と数千。もはやカコンシス攻略は不可能と知る<br />
のだった。<br />
クーデターを未然に防いだ功績により、今回の敗北の懲罰は不問に問われる。<br />
代わってクルーガー・バルクの両将軍が動き出す。今度は海路より2万、陸路より1万の<br />
戦力が用意され、さらに陸路を行くバルク隊の補給物資もクルーガーの船団で運ぶことで<br />
行軍速度・兵数も削がれることなく進軍が可能である。<br />
だが、ギザロフを快く思わないものはなにもアレックス達だけではなかった。<br />
婚約者候補である息子ラッセルを差し置いて姫に近づくクルーガーと、その背後で糸を<br />
引いているであろうギザロフを危険視づる宰相は、同じくギザロフに害意を持つと言う<br />
魔族を従えた謎の魔術師フェアラートと手を組んで、影でカコンシス侵攻を妨害して<br />
いたのだった。今回の渓谷を襲った嵐もその一つ。そして天候すら自在に操るフェアラート<br />
の魔力が再びクルーガーの率いる船団に襲い掛かるのであった。<br /><br /></dd>
<dt>86 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 03:46:17
ID:FR360bLT0</dt>
<dd>連邦の船団を発見したカコンシス軍。カコンシスの高い操船技術を持ってすればこれは<br />
逆に打って出るチャンス。上陸前に海上で始末しようと出撃許可を求める提督だったが<br />
カコンシス軍にはそもそも軍船が2隻しかなく、船団を組むとなると民間から船を買い<br />
上げる必要があり金がかかると王に却下される。そこへ局地的な嵐により連邦船団の大半が沈んだと報告が入る。俺は初めからこれを知っていたのだ、と吹かすカコンシス王に<br />
より手持ちの船で敵艦を拿捕して来いと命じられる。<br />
さすがに旗艦は頑丈に出来ており、これをランディウス達が、その他の小型艦はブルーノ<br />
将軍が当たることに。そして提督は敗北を重ねた連邦が船団だけでは甘すぎると陸路<br />
からの進軍を予想し出撃する。<br /><br />
戦艦拿捕に成功し港町フィジットに寄港したランフォード一行。<br />
アンジェリナ姫と2人きりになった時、ビコースの森で迷子になったことない?と<br />
訊ねられる。実はアンジェリナは子供の頃、森で迷子になり同じく迷子のランディウス<br />
に励まされ一緒に森を抜けたという過去があったのだ。その時ランディウスが落として<br />
いったペンダントは今でも大事にしまってあるとアンジェリナ。洪水で命を落とした<br />
母の形見だからいずれは返してくれとランディウスに言われるが、本当は肌身離さず<br />
身に付けていたのだった。<br /><br />
ランフォード将軍の元にクルーガー将軍帰還の報。しかしバルク将軍の元にはクルーガー<br />
退却の報は伝わってないという。ギザロフ元帥の専横を食い止めたいランフォードは<br />
バルクの力を必要としていた。だが、貴族嫌いのあの男が自分が助けに行って喜ぶの<br />
かと悩む。そんな時、副官エミリーにそんなことにこだわっている場合ではないでしょう、と諭され物資もなく取り残されたバルクを救出のため出撃する。<br /><br />
陸路攻めを読まれ退却を余儀なくされるバルク。ここで逃がすまいと包囲網を引いた<br />
提督は、ランフォードの遊撃隊にバルク隊との直接対決を依頼する。<br />
そして遊撃隊により、あと一歩のところまで追い詰められるのだがランフォード隊が<br />
救援に現われる。何故貴族のお前が、と難色を示すバルクにエミリーが貴族、貴族と<br />
階級にとらわれているのは将軍の方ですと諭すと、おぬしのお蔭で目が醒めたとバルク。<br />
ともあれ間一髪のところで包囲網から抜け出すことに成功する。<br />
こうしてランフォードとバルクの誤解は解け友情が深まることに。そしてその立役者<br />
とも言うべきエミリーに話が移ると、バルクは先ほどのカコンシスの司令官(ランディウス)<br />
を見ているとエミリーとだぶると言い出す。もしやエミリーの生き別れの弟なのでは、と。<br />
この話はランフォードにとっては初耳なのだが、以前彼と洪水で親を失ったとの話を<br />
聞いたことを思い出す。このことは事実関係がハッキリするまで秘密にしておこうと<br />
いう事になり、それまではエミリー達が戦うことのないよう手を廻すこととなる。<br /><br />
カコンシス攻略の第3陣を全滅こそ出来なかったものの大打撃を与えたことに気を<br />
良くした王は遂に連邦攻めを宣言する。無茶だと王女達が止めるに女子供は黙りなさいと<br />
1人の男が現われる。いつの間に雇ったのか自ら天才軍師と称するこの男アイヴァーの<br />
入れ知恵によりすっかり乗り気な王により連邦攻めは強行される。しかも俺が指揮を<br />
とると言い出し進軍にまで付いてくるという。<br /><br />
そのころ宰相の執務室へと押し入ってくるギザロフ。軍部機密を漏洩したと詰め寄り<br />
親子共々極刑にしようとする。すでに宰相の放った密偵も捕らえられており言い逃れも<br />
出来ずこれまでかと覚悟を決めるのだったが、ギザロフに付き従う女魔術師ジェシカが<br />
ギザロフ様の出世を妬む者が多いのも事実、ここで宰相親子を極刑にすれば返って敵が<br />
増えるだけ、ここは流刑で十分かと、と取り成し宰相親子はかろうじて一命を取り留める。<br />
婚約者候補のアルダンが戦死、ラッセルは流刑となり、クレオネス大王はもはや生きてる<br />
うちにローゼンシルの花嫁姿を見ることは適わぬかと落胆する。だが、ローゼンシルは<br />
その願いは近いうちに叶えられますわ、とささやくのだった。<br /><br /></dd>
<dt>87 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 04:03:34
ID:RgDXNXYG0</dt>
<dd>斥候としてランディウスの遊撃隊を先頭に、次いでブルーノ将軍隊、殿にセレナ将軍隊の<br />
布陣で連邦領内を進軍するカコンシス軍は山越えで連邦王城を目指す。<br />
(ウィラー提督・カコンシス王・軍師アイヴァーはセレナ隊に同行)<br />
先行する遊撃隊が山脈越えの難所と呼ばれた渓谷に差し掛かったときクルーガー将軍の<br />
部隊に待ち伏せを受ける。さらに後方からも敵が現われ厳しい戦いとなるも何とか敵を<br />
退かせることに成功するのだが後ろからはブルーノ隊が来ているのに敵部隊に後ろに<br />
回りこまれるものなのかと疑問に思う一行。そして戦闘は結構長引いたはずなだが<br />
後続隊は影も形も見えず、なにかあったのではと山道を戻ることに。<br />
しかし、いくら戻ってもブルーノ隊の姿は見えず、遂にセレナ隊に遭遇するまで戻って<br />
きてしまう。いや、そこには隊と呼べる程のものはすでに無く、バルク将軍隊の襲撃に<br />
より王の命すら風前の灯であった。間一髪の差で間に割って入る遊撃隊。さらには<br />
ランフォード将軍隊も現われ激しい戦いとなるも最後まで残ったのはカコンシス軍だった。<br />
戦闘中は怯えてい王だが、安全になったと見るや天に認められたこの俺が死ぬわけ<br />
無いと息巻いてはみるものの軍師は戦闘中真っ先に逃走、ブルーノ隊は消えうせ、<br />
セレナ隊は壊滅。となればもはや王も退却を認めざるを得なかった。<br />
そして提督はこの度の遠征で多数の兵を失ったこともあり再三求めていたランディウス<br />
達の正規軍入りをここでも王に嘆願する。提督の要望としてはランディウスを将軍と<br />
して迎え、部隊を失ったセレナを補佐に付けるというものだったが、そこはこれまでも<br />
どこの馬の骨とも知れぬ、と取り合わなかった王のこと。正規軍入りは認めたものの<br />
奴が勝ってこれたのは俺の娘がいたからだ、とシェルファニール姫を将軍にと言い出す。<br />
姫は内心では実際の指揮はランディウスやセレナやに任せればよい、と場を納める<br />
ためにも将軍となるのを了承する。<br /><br />
そのころ連邦王都ではクルーガー将軍とローゼンシル姫の婚礼の式典が行われ、お前の<br />
花嫁姿を見れてもう思い残すことはない、とクレオネス大王は逝去するのだった。<br />
一方、カコンシス軍の予想進路上にて迎撃の兵をまとめるランフォード。<br />
時間の合間に士官学校で同期だったウィラーのことを思い返す。教官達はウィラーの<br />
用兵を奇策、奇策と認めなかったが固定概念にとらわれない全く新しい発想に<br />
ランフォードは注目していた。とはいえウィラーの策には大きな問題点もあった、<br />
それは彼の策を理解し実行する実働部隊がいないということ。だが、ランディウス達の<br />
出現でそれもクリアした現在、決して侮れないと、もしもの場合も考えバルクには港へ<br />
回ってもらい、会わせまいと思いつつなにかとランディウスとめぐり会ってしまう副官<br />
エミリーにはギザロフ元帥の監視をと王城への帰還を命じる。<br />
しかしそこへ退却中のカコンシス軍が現われると、機会を逸したエミリー共々戦闘に入る。<br />
が、連邦王城より駆けつけた早馬により事態は急変する。早馬よりの知らせはなんと<br />
大王が崩御。そして次の大王位は姫の婿に譲ると書き記された大王の遺言状を持ち出して<br />
きたギザロフにより正統後継者と目されたフレデリック王子を差し置いてクルーガーが<br />
新たなる大王に即位したと言うのだ。さらに此度の件に異を唱える王子派がギザロフに<br />
対し武力行使に出たのだ。こうしてはいられぬとエミリーを連れランフォードは王都へ<br />
帰還。指揮の乱れた隙を突かれたランフォード隊はカコンシス軍に撃破されるのだった。<br /><br />
ギザロフの追撃を逃れ落ち延びる王子派の面々。そこへランフォードが馳せ参じる。<br />
もとよりギザロフをリヴァース前元帥を陥れた黒幕と身辺を探っていたランフォードは<br />
思いを同じくしていた王子に忠誠を近い、軍部の実権を握るギザロフに対し半ギザロフ<br />
勢力を取りまとめ対抗しましょうと提案する。バルク将軍、クーデターに失敗した<br />
ものの前元帥を信奉する貴族達、さらには流刑中の宰相親子。彼らの協力を取り付ける<br />
ことが出来れば何とか対等に戦えるはずと。<br /><br /></dd>
<dt>88 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 04:04:42
ID:RgDXNXYG0</dt>
<dd>夜陰にまぎれ森の中をひっそりと進むカコンシス軍残党。<br />
こんな惨めなマネはもう嫌だとカコンシス王が騒ぎ立て、海路で帰ると言い出す。未だ<br />
連邦領内にもかかわらず我が国の操船技術は大陸一、連邦の船に負けはせん、と。<br />
海上にも網が張られているはず、カコンシスの船乗りはおろか軍船も手配できないと<br />
ウィラー提督が諭すのだが頑として意見を変えない王にこれ以上騒がれたら敵に<br />
見つかりかねないと諦めて海路で帰ることになる。<br />
最寄の漁村。アンジェリナ姫が1人になったときランフォード将軍の副官エミリーが<br />
現われる。身構えるアンジェリナに戦いに来たのではないと告げるエミリーはペンダント<br />
を取り出して、これに見覚えはないかと聞いてくる。慌てて自分の持つペンダントを<br />
取り出すアンジェリナは今も身に付けているの確認して安心する。それを見たエミリーは<br />
さらに問いかける。これは私の両親がおそろいで作った父の形見、貴方はそれをどこで<br />
手に入れたの?と。これまでの数度に渡る戦いの中、時には剣を交えた2人だったが<br />
そのときアンジェリナの胸元からこぼれたペンダントを見てもう一度確認しにきた<br />
エミリーだった。それじゃあ貴方と彼は、と漏らすアンジェリナ。それを聞き、やっぱり<br />
誰かにもらったのね、教えて、私の生き別れの弟かもしれないの、と激しく問うてくる<br />
エミリーにランディウスの名を告げる。今まで何度も戦ってきたカコンシスの司令官の<br />
名を挙げられショックを受けるエミリーは、このことは2人の秘密にしてと言い残し<br />
去ってゆくのだった。<br /><br />
カコンシス残党が近くの漁村で数隻の小船を購入したと報告を受けるバルク将軍。<br />
カコンシスとの戦争中に覇権争いを繰り広げるフレデリック王子とギザロフ元帥に<br />
呆れながらもギザロフを快く思っていなかったバルクは王子側につくことを決意する。<br />
後顧の憂いを断つためにもカコンシスとの戦いに終止符を討とうと出撃する。<br />
複数の小船に分断されたランディウス達は、海に空にと兵を繰り出すバルクの攻撃に<br />
翻弄され続ける。だがそこへお困りのようだね、とフェアラートと名乗る魔術師が<br />
テレポートしてくる。今までも影ながらカコンシスに助力してきたというこの魔術師は<br />
配下の魔物の一団を残し去って行く。そして魔物の力によりバルクは退けられる。<br />
なぜ、魔物がカコンシスに味方を?それはバルク、カコンシス軍共に疑問に思うところ<br />
であった。<br />
そしてカコンシス王は、俺の命を守るためなら魔物ですら助けにくる、それがこの世界<br />
を統べるこの俺への当然の義務だと1人大笑するのであった。<br /><br />
フレデリック王子の元へ続々と集まる反ギザロフ勢力。その中には宰相親子もいた。<br />
話は聞いているなとランフォード。遺言状の筆跡も署名も確かに父上のものだったと<br />
未だ信じられない様子の王子に、宰相はギザロフの後ろにさらなる黒幕の存在を感じると<br />
告げる。さらにギザロフに付き従う怪しげな女魔術師の存在も報告する。<br />
その後、席を外した宰相親子はクルーガー大王を倒し、ローゼンシルを奪い返そうと<br />
密談をする。戦力的には未だこちらが不利、ランフォードだけに任せず何か策をと<br />
知恵を絞っているところへ来客が訪れる。それは以前宰相の元へ出入りしていたあの<br />
フェアラートであった。兵が足りないと言うなら奴等の敵を味方につければいいという<br />
フェアラート。言いたいことは分かるが我々が行ったところで信用するかどうかと苦い<br />
顔をする宰相に、殿下に同盟の件を伝えておいてくれとフェアラート自らが交渉に赴く。<br />
だが、クルーガー率いる検問部隊に発見され戦闘になり、付き従える女魔族リスティル<br />
を今度は失敗するなよ、とその魔力で突破口を作り先行させるとクルーガー隊と激戦を<br />
繰り広げるのだった。<br /><br />
何とかカコンシス城への帰還を果たしたカコンシス残党。そこへ消えたはずのブルーノ<br />
将軍が出迎える。彼が言うには進軍中、連邦軍が戦力不在のこの城に向かって進撃して<br />
いるとの情報を得て急いで戻ってきたというのだ。伝令は送ったというが届いておらず、<br />
その話が本当なら敵に倒されたかと推測する。実際、城を空にしての行軍は危険だったの<br />
だとのウィラー提督の言葉に当初は怒りをあらわにした王だったが何とか納まり、疲れた<br />
寝所の用意をと言ってブルーノを引きつれ城に入る。真偽の程は定かではないがブルーノ<br />
の部隊が無事だったのは大きいと提督。そしてランディウス達にも休息を勧めるのだった。<br /><br /></dd>
<dt>89 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/05(火) 04:07:19
ID:RgDXNXYG0</dt>
<dd>今後の方針を決めるため提督達を集め軍儀を始めるカコンシス王。そこへ女魔族<br />
リスティルが急ぎの用と押し入ってくる。リスティルの持ってきた連邦との同盟話に<br />
驚くカコンシスの面々。それは和平を結ぶということ?と問うセレナ将軍に現在の<br />
連邦の情勢を語るリスティル。王位争いにより軍部を押えたギザロフ元帥派と正統後継者<br />
たるフレデリック王子派が争い、戦力の劣る王子派がカコンシスに同盟を申し込む。<br />
ようやく話が見えた王は、王子派が勝利すれば戦争もなくなると同盟に乗り気に。<br />
いや、彼だけでなく全員が同盟締結には賛成だった。ただ1人、軍儀に同席していた<br />
ランディウスを除いては。魔族を使っているような国と組むなんて考えられないと<br />
同盟に反対するランディウスに皆は同盟を組むことの優位性を挙げて説得しようと<br />
するのだが同盟の必要性は分かるが魔族がいるのは納得できない、と意見を曲げない<br />
彼に、この国の未来を台無しにする気か、と王は激怒し別の作戦をやれと、手近な<br />
ギザロフ派の砦制圧に出されることになる。しかもそれはランディウス・義弟リッキー・<br />
マクレーンの3人だけで、さらに義妹レイチェルはランディウス達が逃げないよう保険<br />
として城に取り残されるのだった。売り言葉に買い言葉、やればいいんでしょ、と<br />
飛び出すランディウス。<br />
そして王は俺に歯向かうとどうなるか教えてやると言って、ランディウス達が連邦と<br />
戦っているところを後ろから襲って殺してしまえと命令を出すのだった。<br /><br /></dd>
<dt>170 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:08:29
ID:Aa0rE5ce0</dt>
<dd>女魔族リスティルの要請により彼女の主であり同盟の正式な使者、魔術師フェアラート<br />
を救出に出るカコンシス軍。先ずは同盟の締結をとランディウスの討伐は後回しになり、<br />
その間に王の機嫌も直ればいいのだがとウィラー提督。この救出作戦は成功に終わり<br />
無事同盟が結ばれる。<br /><br />
ギザロフ派の砦の一つへ向かうランディウス一行。巻き込んですまないと謝るランディウス<br />
だったが、リッキーもマクレーンも水臭いこをと逆に励ましてくる。そしてピスコンシー<br />
川に差し掛かったとき、魔物を連れたリスティルが立ちはだかる。さっきはよくもコケに<br />
してくれたね、とリスティル。野放しにしておくと後々面倒なことになりそうだと襲い<br />
掛かってくる。しかし魔族が人間を下等生物の様に見下した態度を取るのも周知の事実。<br />
魔族を信頼できないというのは決して不自然な発言でもなかった。<br />
そしてリスティルを返り討ちに。もう俺たちの邪魔をするなと立ち去るランディウスに、<br />
このところ失敗続きのリスティルは、このまま帰ったら殺される、あたいも一緒に<br />
連れてっておくれよと懇願し、仏心を出したリッキーの口添えもあってリスティルと<br />
その配下、人面蛇身の魔族ナールは以後、ランディウス達と行動を共にする。<br />
これ以降、ランディウスはおりに触れリスティルに人間の習慣を教えていく。<br /><br />
連邦王城。そこには不遜にも玉座に座る元帥ギザロフの姿があった。そしてカコンシス<br />
を見限りギザロフに取り入る天才軍師アイヴァー。アイヴァーの口上をそのまま信じた<br />
わけではないが、優秀な人材を欲するのはどこも同じ。とりあえずチャンスをと戦略価値<br />
は低いものの砦を一つ預けるギザロフ。だが、程なくしてランディウス一行に攻め落と<br />
されることとなる。ギザロフの叱責を恐れるアイヴァーは、王城に帰るに帰れず野を<br />
彷徨っていたのが、そんな彼に接近する一つの影があった。その名は闇の王子ボーゼル。<br />
だが、その姿は宰相に協力するあの男、魔術師フェアラートその人であった。<br />
そして王城に帰ったアイヴァーはギザロフより城から放逐されかかるも、女魔術師<br />
ジェシカをカコンシスのスパイと吹き込み、半信半疑の様子ながらギザロフから<br />
かろうじて許しを得るのだった。<br /><br />
ウィラー提督が何かと理由を付け引き伸ばしてはいるランディウス討伐命。、そう<br />
いつまでもは持たないだろうと動揺を隠せないアンジェリナ姫。ランディウスこそが<br />
いつだったか妹が話していた初恋の少年だと察したシェルファニール姫は妹を城内から<br />
逃がす決意をする。姉の好意に甘え城を出るアンジェリナ。レイチェルも一緒にと<br />
誘うのだが、儀兄の立場を考える彼女は城に残るという。<br />
一方、カコンシス王の元にギザロフより同盟申し入れの書状が届けられる。そこには<br />
カコンシス王の力を高く評価し、勝利の暁には倍の領土を約束すると書き記されていた。<br />
とはいえすでにフレデリック王子派と同盟を結んだ身。ほいほいとギザロフに付く<br />
わけにもいかず、さりとて領土は惜しい。ならば、とブルーノ将軍の提案で王子派に<br />
この書状をぶつけ、彼等にも誠意を見せてもらおうということになるが、これが原因で<br />
王子派とは決別、ギザロフと手を組むこととなる。<br /><br />
王子の護衛に副官エミリーを残し、進撃するランフォード将軍隊。バルク将軍隊を正面<br />
から攻めさせ、その隙に側面から挟撃を図る。あえて不利な地形を進む戦いの定石から<br />
は外れた策だったのだが、ギザロフ派はその策を読み切り待ち伏せをしていたのだった。<br />
自らランフォード隊を退けたクルーガー大王はさらにバルク隊が川沿いに進軍している<br />
と知ると川に毒を流す。そして川の水を飲用水に利用していたバルク隊はこれにより<br />
戦線離脱を余儀なくされる程の被害を負う。<br /><br /><br /></dd>
<dt>171 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:09:16
ID:Aa0rE5ce0</dt>
<dd>砦を攻略し、なんとか同盟を破棄させようと帰路を急ぐランディウス一行。<br />
だがそこにはシェルファニール姫将軍率いるカコンシス軍が待ち構えていた。王に<br />
裏切られたことを知るランディウス達。そこへ一足遅れでアンジェリナ姫もやってくる。<br />
必死に姉を止めるアンジェリナだが、お父様を見捨てることが出来ない、とシェルファ<br />
ニールはランディウス達に襲い掛かり、アンジェリナはお父様の命令とは言え<br />
間違ってる者に従えないとランディウス側に付くことに。そして、シェルファニール<br />
隊を打ち破るランディウス。<br />
実はシェルファニールがこうまでしてランディウス達と争った裏にはウィラー提督の<br />
謎の失踪があったのだ。提督なき今、王を守ろうと必死になるシェルファニールに<br />
君だって王の命令が理不尽なのは分かっているだろ、と説得するランディウスだが<br />
シェルファニールは逆に、同盟反対の理由に魔族と協力できないと言ったはずが今では<br />
魔族を仲間にしていることをなじって来る。自分の責任のような言われ方をしてムッと<br />
した女魔族リスティルは、あんた等最初から魔族と協力していたじゃないか、と言い返す。<br />
なんと、彼女の言を信じるならブルーノ将軍は魔族だというのだ。だとしたら一体何故?<br />
これは一刻も早く王の耳にとシェルファニールはセレナ将軍を連れ慌てて城へと帰還する。<br />
だが、ブルーノが魔族と分かったのはランディウス達のお蔭といわんばかりのシェルファ<br />
ニールの言葉に怒りをあらわにする王。奴等が言ったのならウソに決まっていると<br />
再出撃の命を下す。しかし、その一方でブルーノの身辺も探らせるのだが、そのことが<br />
ブルーノに露見するとギザロフに送り込まれたスパイだったブルーノは、知られた以上は<br />
と王を殺害する。その魔の手はシェルファニール達にも及び、ブルーノ配下の魔物の<br />
群れに襲われるのだったが、放っては置けないと後を追ってきたランディウス一行に<br />
救出される。<br />
そして王の死により結果的に和解したランディウス一行にシェルファニールを預け<br />
セレナ将軍は提督の行方を追うべく別行動を取る。<br /><br />
フレデリック王子派を圧倒するギザロフ元帥。そこへもはや勝敗は見えたと女魔術師<br />
ジェシカが現われる。実はジェシカは邪神により天界から奪われた賢者の水晶を回収する<br />
ためにこの地を訪れた使者だったのだ。アレは200年前の災いを封じたもの、人の世に<br />
あってはならないと詰め寄るジェシカだったが、ギザロフの拒絶により実力行使にでる。<br />
しかし、戦闘中テレポートで割って入った軍師アイヴァーが一瞬の隙をついてギザロフ<br />
より水晶を奪い逃走し、水晶が奪われた今ここにはもう用はないとばかりにジェシカも<br />
テレポートで消え去り、1人残されたギザロフは激怒するのだった。<br />
闇の王子ボーゼルの甘言により密かに魔族側へと付いていたアイヴァーはまんまと水晶を<br />
ボーゼルの元へと持ち帰ることに成功。水晶の正体、それは魔剣アルハザードと聖剣<br />
ラングリッサーの結びついたものだった。200年前の光輝(ひかり)の末裔との戦いに<br />
より魔族の象徴であるアルハザードは奪われ、アルハザードに対抗する力を与えられた<br />
ラングリッサーの力で封印され天界に保管されていたはずだったがどういう経緯でか<br />
地上に現われ、遂に魔剣の主ボーぜルの手へと戻ってくる。アルハザードを手にした今<br />
ボーゼルの魔力は数倍に膨れ上がり、その力を持って魔族が仕えし混沌の王カオス降臨の<br />
儀式を執り行う。そして魔族の世界を創生せんと地上には魔物の群れがあふれ出るのだった。<br /><br />
一度はクルーガー大王に退けられたランフォード将軍隊。だが後続部隊と合流すると<br />
再進撃を開始する。だが既にバルク将軍隊が戦わずして破れたことを知らないラン<br />
フォード隊は窮地に陥る。が、そこへアイヴァー率いる魔物の群れが乱入。その混乱に<br />
乗じて戦場を離脱することには成功するものの双方共に大きな被害を受ける。<br />
これ以上の戦闘は不可能と判断したランフォードは部隊を帰し、ギザロフを暗殺せんと<br />
単身連邦王城へ乗り込むのだった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>172 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:17:58
ID:BUBfQtuf0</dt>
<dd>カコンシス王城で待ち構えるブルーノ将軍とそれを打ち破らんとするランディウス一行。<br />
追い詰められたブルーノは王妃を人質に取り、王女達にランディウス達を攻撃するよう<br />
脅しをかける。まさか王女達を討つわけにもいかず窮地に追い込まれたランディウス<br />
だったが、そこへジェシカが現われる。ギザロフと敵対する者と名乗る彼女の助力に<br />
よりブルーノは動きを封じられ、その隙に王妃を奪還。ブルーノを撃退する。<br />
また、ジェシカからの情報により義妹レイチェルがギザロフの手に落ちたことを知る。<br />
ブルーノの王殺しによって同盟は事実上瓦解。新たに女王として立ったシェルファニール<br />
の元、ギザロフとの決戦に向け決意を新たにするカコンシス王国だった。<br /><br /></dd>
<dt>173 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:18:49
ID:BUBfQtuf0</dt>
<dd>裏切りの報いをとブルーノに敵意を燃やすアンジェリナ姫。国民への示しもあり、<br />
ギザロフ元帥討伐に先駆けカコンシス軍はブルーノを狙う。<br />
そしてホーフェン砦にブルーノの姿ありとの情報を得、砦へ攻め入るランディウス隊。<br />
時同じくしてウィラー提督の行方を追っていたセレナ将軍も姿を現す。実は提督は戦争の<br />
責任の一端は僕にもあると、孤児院へ個人的援助を行い戦災孤児達を養っていた。それを<br />
知ったギザロフ派の手により孤児はさらわれ、彼等を人質に提督を自軍の軍師として<br />
招きいれたというのだ。ランディウス達は知らないことだが、フレデリック王子派からの<br />
カコンシス切り取りもランフォード将軍隊の迎撃も全ては提督の策だった。そして孤児の<br />
行方を突き止めたセレナは捕虜収容所を兼ねたこの砦へとやって来たのだった。<br />
協力して砦を落としたランディウス達に死にゆくブルーノは最後の力を振り絞り、<br />
カコンシス王殺害の秘密を語る。彼の話によると、経緯は不明だがギザロフは魔族を<br />
従えており、魔人グラーズなる魔物をブルーノに取り付かせたという。王を殺めたのも<br />
魔物に操られてのこと。そしてグラーズは今、フレデリック王子殺害の命を受け宰相に<br />
取り付いているという。女魔族リスティルからの情報によると、グラーズとは邪神<br />
ゲンドラシルに仕える魔族で、人の影に入って人を操る能力を持ち、その主のゲンドラ<br />
シルは邪神の末席に位置する死者の魂を喰らう神で、彼女たちの崇拝する混沌神カオスを<br />
倒し、より高位の神になろうと企てているとのこと。だが、グラーズのことが気になる<br />
ものの王子派との同盟は既に失われ連絡の取りようもなかった。<br /><br />
連邦王城に忍び込んだランフォードはギザロフと対峙する。王子はすでに死んだと<br />
ギザロフは告げ、もはや戦う理由はなしと己の元に戻って来いと言う。<br />
その言葉どおり、宰相に手により副官エミリーの目の前で王子は殺害されていた。<br />
騒ぎを聞きつけてやってきた宰相の息子ラッセルは父が連行されていくのを見て、<br />
ここには居られないと1人姿を消すのだった。<br />
王子派との決着をつけたギザロフは王子派の残存兵力を吸収。カコンシスとの同盟を<br />
一方的に破棄し侵攻を再開する。ついにカコンシスへの侵攻が始まったと悩むウィラー<br />
提督だったが、そこへ伝意の鏡によりランディウスから連絡が入る。人質が開放された<br />
ことを知った提督は密かに連邦王城を抜け出す。<br />
一方、ホーフェン砦を落とされたクルーガー大王を、貴様も所詮人形かとなじるギザロフ。<br />
失敗が続くクルーガーを見限り、その出生の秘密-人の腹から生まれたのではなく人工的<br />
に生み出されたことを明かす。ショックを隠せないクルーガーは逃げるようにその場を<br />
去り、ギザロフはその背中にお前に親など居ない、いや魔導研究所の装置がお前の親だ<br />
と嘲笑と共に追い討ちの言葉をかけるのだった。<br /><br />
魔族をも従えるギザロフの底知れない野望を阻もうとカコンシス城をセレナ将軍に任せ<br />
進軍を続けるランディウス隊は立ちはだかるバルク将軍を激闘の末、遂に討ち果たす。<br />
もはや彼等を阻むものなしとなったとき、ようやく魔族のことを考える余裕が生まれる。<br />
リステティルがせっついた事もあり、ギザロフより魔族の方が急を要すると判断し闇の<br />
王子ボーゼルの居城へと進路を変更する。<br />
地下祭壇に潜む混沌の王カオス。カオスを封じることが出来るのは聖剣ラングリッサー<br />
のみ。聖剣を扱えるのは光輝の末裔だけと余裕を見せるカオスだったが、リスティルや<br />
救援に駆けつけたジェシカにあなたなら使いこなせるかもと言われたランディウスは<br />
その言葉を信じ、魔族には触れることすら適わぬゆえ祭壇に安置されていたラング<br />
リッサーを奪い、見事カオスを封じることに成功するのだった。さらにボーゼルを倒す<br />
ものの魔剣アルハザードを奪われまいと死の間際にアルハザードを空の彼方へと飛ばして<br />
しまう。ラングリッサーをランディウスに預けジェシカは魔剣を捜しに、ランディウス<br />
隊は再びギザロフを目指し進軍する。<br /><br /></dd>
<dt>174 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:19:51
ID:BUBfQtuf0</dt>
<dd>バルク戦死の報を受けるランフォード将軍。連邦領内にそれだけのカコンシスの勢力が<br />
入ったのならば、カコンシス城の守りは手薄になっているはずと直接カコンシス城を<br />
目指す。しかしセレナ将軍の采配により城の首尾は固められ膠着状態に陥るランフォード隊。<br />
気付けば側面攻撃を仕掛けるはずの副官エミリーの部隊が戦果を上げておらず、聞けば<br />
エミリーが行方をくらまし指揮系統が混乱していると言うではないか。さらに北東より<br />
敵の大群が押し寄せてきたため、このまま挟撃されてはたまらぬと撤退を決意する。<br />
だが、この大群は連邦より帰還したウィラー提督が馬に木を引かせて砂塵を巻き上げ<br />
させただけのまやかしだった。ランフォードの撤退をチャンスと見た提督により追撃<br />
作戦が開始され、挟撃のためランディウス隊にも連絡が飛ぶ。<br />
撤退するランフォード隊だったが、前方に魔物の群れに追われるエミリーを発見する。<br />
否、その魔物は宰相の影を抜けエミリーに取り付いた魔神グラーズの配下だった。<br />
未だフレデリック王子の死に疑いを持つランフォードを邪魔に思ったギザロフの命により<br />
一時は暗殺を謀ったもののエミリーの必死の抵抗により体の自由が利かず、業を<br />
煮やしたグラーズは魔物を使った力づくの作戦に出たのだ。だがそこへランディウス<br />
隊が現わる。女魔族リスティルによりエミリーの正体は暴かれ聖剣ラングリッサーの<br />
力によりグラーズは滅び去る。そして王子殺害の真相をランフォードも知ることとなり、<br />
ランディウス達に共闘を申し出る。疲弊したランフォード隊の兵をエミリーに預け先へ<br />
進もうとするランフォード達だったが、ここでエミリーから自分はランディウスの<br />
実の姉だと告げられる。赤ん坊のころに生き別れたランディウスにとって姉が居たこと<br />
すら初耳だったが。ともかく姉弟が仲良く暮らせる世界をつくるためにもギザロフを<br />
倒さねばとランフォード。<br /><br />
水槽に浮かぶ無数の人影。ギザロフ元帥の言葉に従い魔導研究所にやってきたクルーガー<br />
大王はその光景を見てまたも衝撃を受ける。そこへ語りかけてくる邪神ゲンドラシル。<br />
ギザロフがここまでのし上がってこれた裏には邪神の助力があったのだ。だが、己の力を<br />
過信して自分をないがしろにするようになったギザロフを面白く思わないゲンドラシル。<br />
とはいえ実体を持たず闇の水晶という姿を取る彼はまさに手も足も出せず苦い思いを<br />
していたのだ。クルーガーをギザロフのクローンだと明かし、逆に言えばギザロフ本人とも<br />
言えると吹き込み、ギザロフに取って代わるべくそそのかすゲンドラシル。絶望状態<br />
だったクルーガーはその申し出を受け闇の水晶を奪い研究所を後にする。<br />
ジェシカには不可能だったが魔剣アルハザードの追尾に成功していたゲンドラシルに<br />
よりクルーガーはいち早くアルハザードを見つけ出す。だがそれはゲンドラシルの罠。<br />
アルハザードの魔力を用いクルーガーの肉体を乗っ取る形でゲンドラシルは実体化する。<br />
もとより不死への執着が強かったギザロフに複製の技術を与えたのはこのため。<br />
そして、クルーガーの生前の希望通りギザロフを血祭りに上げるべく行動を開始する。<br />
しかしギザロフも古代文明の遺産、魔動巨兵ガイフレームを復活させていたのだった。<br />
自ら与えた知識によりゲンドラシルは破れ、その魔力ごとギザロフに吸収されてしまう。<br /><br />
連邦王城に辿り着くランディウス隊だったが、城はもぬけの空。ギザロフを求め一行は<br />
国内最大の魔動研究所へ。そこにはギザロフとガイフレームが待ち構えていた。<br />
しかもガイフレームにはさらわれたランディウスの義妹レイチェルが魔力の供給源として<br />
乗り込まされていた。一体何のためにここまでする。そう問いかけるランディウスに<br />
ギザロフは人間の可能性への挑戦だと答える。強大な魔力で寿命をも延ばす。歴史に名を<br />
残すなどとは言わぬ、ワシが歴史そのものを作り上げるのだ、と。<br />
だが、ギザロフは破れる。皮肉にも自分の可能性を信じた戦士達によって。<br />
力を得て他人を利用しようとしたギザロフ。対して仲間を得て力としたランディウス達。<br />
その違いは何だったのか・・・<br /><br /><br /><br />
おわり<br /><br /></dd>
<dt>175 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:24:51
ID:OpTkcOjX0</dt>
<dd>以上。<br />
ゲームは途中ABCと3分岐するんだけどこれはC分岐。<br />
なんか攻略サイトみるとA分岐が正規ストーリーらしいんだけど<br />
今回まとめたC分岐の方がラングリ5に繋がるらしいんでこっちにしといた。<br />
あと、ラングリッサーシリーズって伝統的に操作キャラのその後ってのが<br />
エンディングロールに流れるんでそれも紹介しとくね。<br /><br /><br />
○ランディウス<br />
連邦との誤解も解けたし戦争が終わればエミリーともいつでも会えるとカコンシスに残る。 <br />
カコンシスの外交使節の一員となって連邦王国の復興に大活躍。<br /><br />
○リッキー<br />
カコンシスの最年少将軍になって勝利をもたらし続ける。シエルファニール王女のために。<br />
(ランディウスがシェルファニールにいっぱい嫌われればリッキーとくっつくらしい。)<br /><br />
○レイチェル<br />
ガイフレームから無事引きずり出された後、連邦の復興に尽力する。そのうち連邦で<br />
伝染病が猛威を振るうけど新薬の開発に成功。近代医学の母と呼ばれる。<br /><br />
○マクレーン<br />
記憶喪失の原因は魔力で人為的にブロックされてたからなんだけど、それを直して<br />
くれたジェシカに惚れたらしい。ラングリッサーとアルハザードもってエルサリア<br />
大陸(1~3の舞台)に帰ったジェシカを追いかけて大陸に渡る。<br /><br />
○シェルファニール<br />
女王になって間もない内にカコンシス黄金期って呼ばれるくらい繁栄させる。<br />
んで、偉大な女王として名が残る。<br /><br />
○アンジェリナ<br />
将軍になって近隣諸国から戦いの女神と一目置かれる。ある日、野盗に襲われる一団を<br />
助けたら小国の王子発見。恋に落ちて電撃結婚。<br /><br />
○ランフォード<br />
連邦からの独立を狙う小国を平定しまくる。安定したころ寿命で死ぬ。<br />
(つうか活躍してないキャラは死ぬようになってるんだけど(リッキーの<br />
自信過剰なところが鼻に付いて戦闘中後ろから味方に切られるみたいな)<br />
最終戦直前に仲間になったからこれは失敗版だと思う)<br /><br />
○リスティル<br />
魔族嫌いのランディウスからまさかの告白。森の中の小さな家で花嫁修業中。<br />
(告白イベントってのがあってリスティルに告白した場合。普通に考えれば<br />
アンジェリナがヒロインだけどw ちなみにリスティルは角と羽と緑の肌以外は<br />
人間型。クラスチェンジ次第ではゴーレムや半人半蛇の魔物にも出来る)<br /><br />
○ナール<br />
何カアッタライツデモ呼ベ、と言い残して山に消える。<br /><br /></dd>
<dt>176 :<a href="mailto:sage"><b>ラングリッサー4</b></a>:2006/09/10(日) 09:25:57
ID:OpTkcOjX0</dt>
<dd>A分岐簡易まとめ<br /><a target="_blank" href="http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1154441601/89">>>89</a>の王子派が同盟を求めてきたときに賛成する→魔術師フェアラートを助けに行く<br />
→その間にブルーノ将軍がカコンシス王殺害→目撃者のウィラー提督が追い掛け回される<br />
→帰ってきたランディウス隊と鉢合わせてブルーノ退散→同盟するのに王がいないのも<br />
格好つかないからシェルファニール姫が女王に→フレデリック王子派本拠地へ<br />
→提督に全軍指揮権が与えられる→手の空いたランフォード将軍がランディウス隊に参加<br />
→本隊が正面から攻撃してる間にランディウス隊が秘密の洞窟を使って連邦王城に迫る<br />
→そのまま城を攻め落とすけどギザロフ親子には逃げられる→ローゼンシル姫発見。<br />
クレオネル大王崩御後軟禁されていたらしくほとんど何も知らない→王子が玉座につく<br />
→落し物の賢者の水晶発見→逃げ送れた?女魔術師ジェシカが連れてこられる<br />
→フェアラートもやってくる→2人とも賢者の水晶を欲しがる→水晶を渡せ、渡すなの<br />
言いあいが始まってどっちを信じるかという話になる→ジェシカを信じる<br />
→気を悪くしたフェアラート帰る→でもギザロフ配下だったジェシカは牢に<br />
→水晶は宝物庫へ→宰相がしまう役→フェアラートやってくる→もともと水晶は<br />
自分のものと宰相を殺害する→それを見ていた軍師アイヴァーが自分を売り込みに<br />
やってくる(成功)→水晶というか魔剣アルハザードを取り戻したフェアラートの<br />
手により混沌の王カオス復活→各地で魔物の被害→ジェシカに話し聞く<br />
→フェアラートの正体が闇の王子ボーゼルで魔物被害の原因だと知る<br />
→カオス討伐命令が出る→レイチェル行方不明→それは置いといて魔族の居城で戦闘<br />
リスティル、ナール、アイヴァーぶち殺す→それが鍵になってカオスの元へ繋がる階段出現<br />
→そのころ死者の魂食べて実体化した邪神ゲンドラシルがカオスに戦いを挑む<br />
→頑張ったけど返り討ちに→代わりにランディウスがボーゼル共々ぶち殺す<br />
→アルハザードは普通に回収できる→ギザロフのところでゲンドラシルが水晶に戻る<br />
→密かに狙ってた邪神の力を弱った隙に吸い取るギザロフ→吸い取りきれない魔力は<br />
さらってきたレイチェルと魔動巨兵ガイフレームに受け流す→ギザロフのところで<br />
レイチェルを見たとの報告あり→ギザロフ退治に出発→ブルーノがいたのでぶち殺す<br />
→ギザロフ親子もぶち殺す→おわり<br /><br /><br />
B分岐簡易まとめ<br />
A分岐のフェアラートとジェシカの言い争いでフェアラートを信じると言う<br />
→賢者の水晶奪うとこらまでは一緒→フェアラートが逃げる前にランディウス達を<br />
誘いにくる→この世界は停滞してる、ほっとけば澱み腐ってしまう。救えるのは<br />
カオスの混沌の力による破壊と再生の力のみ、みたいなことをいって丸め込まれる<br />
→フェアラート改めボーゼルと一緒に行くランディウス、リッキー、マクレーン<br />
→ギザロフが賢者の水晶を取り返しにガイフレームを差し向ける→破壊してレイチェルを救出<br />
→洗脳されてたのでボーゼルが直すと称して逆洗脳→ギザロフぶち殺しにいく<br />
→ギザロフは殺せたけど闇の水晶を持ってクルーガーが逃げる<br />
→帰り道、提督、セレナ、ランフォード、エミリー、バルクが襲ってきたので皆殺しに<br />
→シェルファニール、アンジェリナ、ジェシカがボーゼルの居城まで攻めてきたのでやっぱり皆殺し<br />
→ジェシカが死の間際レイチェルの洗脳を解く→魔族に付いたことなじるレイチェルも殺す<br />
→カオス降臨→世界は破壊され始める→再生のことは次回の講釈で→おわり<br /><br /><br /><br /><br />
A分岐はC分岐に較べて、<br />
王子とバルク将軍が生きてる。ローゼンシルが確認できる。<br />
出番ないけどラッセルが逃げてない。エミリーが姉なのをランディウスだけ知らない。<br />
あたりが違うだけだね。<br />
B分岐は頑張ればリッキーも殺せるみたい。<br />
こっちのその後は全員魔将軍になる。アイヴァーだけは役立たずと魔軍追放された後、<br />
酔っ払いに刺し殺されたけども。<br /><br /></dd>
</dl>