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「FOREVER BLUE」(2009/03/16 (月) 22:21:16) の最新版変更点
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<p><strong>FOREVER BLUE</strong></p>
<p>part32-193~199,307~311、part44-310~322</p>
<hr /><dl><dt>193 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:00:48 ID:ZGX+/ogsO</dt>
<dd>はじめまして! バオウル共和国が誇る神秘の楽園<br />
マナウライへようこそ<br /><br />
ここマナウライ南太平洋有数のダイビング天国<br />
きままにダイビングするもよし<br />
いろいろな伝説に触れるもよし<br />
かならずや その青い海は<br />
あなたの期待に応えてくれるはずです。<br />
<br />
ではお気をつけて!<br /><br /><br /></dd>
<dt>194 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:17:52 ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd>バオウルに入国するなり早速ダイビングにいそしむ主人公。<br />
(名前は仮にアリカとします)<br /><br />
「アー アー 無線はきこえる?<br />
あなたの相棒 キャサリン・サンデーよ<br />
私は必要な時にあなたに助言するわ。<br />
とりあえず東のほうへ泳いでちょうだい」<br /><br />
キャサリンに促されるまま泳いでいくと、やがて小さな湖にでた。<br /><br />
「そこはラグーン。マナウライ島の西部に位置する<br />
小さな塩湖よ。<br />
ちょっとした熱帯魚の楽園ってところね。<br /><br />
さて、そろそろ私たちの船ガッビアーノ号へ戻ってきてちょうだい。」 <br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>195 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:28:34 ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd>「おつかれさま。さすがにプロのダイバーね。<br />
私たち海上駐在員の仕事は海の環境と生物を見守ること…<br />
だからダイバーの力がどうしても必要だったのよ。<br /><br />
え?具体的な仕事内容?<br />
……しいていうなら、ここでのんびりしてることなんだけどね。<br /><br />
たまに財団(*1)から依頼がくることもあるけど 基本的にいたって自由なものよ」<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>196 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:51:44 ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd>「今日からあなたはここで生活するの。<br /><br />
海と空以外 何もない このマナウライの海で――」 <br /><br />
と、その時メールの着信音が鳴り渡った。<br /><br />
「あら……本島から連絡みたい。<br />
キャビンにいってメールを確認してきてちょうだい」 <br /><br />
早速仕事のようだ… <br /><br /><br />
つづく<br /><br /><br />
*1主人公は、ポー財団のバオウル支部長から<br />
依頼をうけバオウル共和国へ来たダイバー、という設定。<br />
前作までの主人公・レオにも匹敵する超人w<br /><br />
ちなみに前作までと同じ世界設定のため、<br />
ダイダロス島の事もちょっとだけ出てきます<br /><br /></dd>
<dt>198 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/08/09(木) 10:28:30
ID:XR75Bh53O</dt>
<dd>例の、バグが出たっていうWiiのダイビングゲームか。ちょっと面白そう。<br />
前作とかあるの?初耳だ<br /><br /></dd>
<dt>199 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/08/09(木) 11:29:07
ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd><a href="http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1184085406/198" target="_blank">>>198</a>アリカ開発・カプコン販売という形で<br />
エバーブルー無印と2が発売されてる。<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>307 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆YHmIR1tK9M</a>:2007/08/25(土)
12:17:26 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>キャビンに入り、携帯端末をチェックする。<br />
コーラルフォレストというスポットの地形調査の依頼だ。<br /><br />
「コーラルフォレストは、ここからすぐ西ね。とりあえず地形調査用の白地図も渡しておくわ。<br />
コーラルフォレストはとってもきれいな場所よ。<br />
え?私?行ったことないわよ。<br /><br /><br /><br />
だって……私 泳げないもの。<br /><br />
人にはね、努力ではどうにもならない…向き不向きがあるのよ…」<br /><br /><br />
やれやれ… <br /><br /><br /><br />
「それじゃ地形調査に向かってちょうだい。<br />
小型カメラであなたの様子は常に見てるから<br />
何かあったらすぐ連絡するわね。」<br /><br /><br /></dd>
<dt>308 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/25(土)
12:46:22 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>ラグーンから西へ泳いでいくと、程なく目的地へ着いた。<br /><br />
「ここがコーラルフォレスト。<br />
名前のとおり、サンゴの塔が森のように並び立つ場所よ。」 <br /><br /><br />
と、その時目の前をイルカが横切っていった…。<br />
どうやら群れからはぐれたようだ。すぐにどこかへいってしまった。<br /><br />
「…OK、データは取れたわ。地形調査は終了よ おつかれさま!<br />
あとは自由にダイビングを楽しんでちょうだい」<br /><br /><br />
船に戻ると、なぜかペンギンがいる…… <br /><br />
「ねえ 見て見て ガッビアーノ号にかわいいお客様よ<br />
新任のあなたにあいさつに来たみたい。<br />
この子…ケーブペンギンは普通はアフリカ南岸にいる<br />
中型のペンギンだけどマナウライにもなぜか生息してるのよね。」<br /><br />
「『気に入った!友達を連れてまた来るぞ!』 って言ってるみたいね。<br />
え……?ことばがわかるのか?って? <br /><br />
よく聞いてくれたわね!私ぐらい海洋生物学の知識があれば<br />
注意深い観察と経験とで…… 動物の言いたいことがある程度わかるの<br /><br /><br />
…………<br /><br /><br />
まあ 半分ぐらいはカンなんだけどね。」<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>309 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/25(土)
13:11:56 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>メールをチェックすると、スポット案内が来ていた。<br />
コーラルフォレストの南にある、ブルーホールには<br />
海流の関係で珍しいものが流れてくるらしい。<br />
早速向かってみると、テーブルサンゴになにかメダルの様なものが流れ着いている。<br />
メダルを回収していると、一頭のイルカがあらわれた。<br />
先ほど会ったイルカのようだ。<br /><br />
「なんだか興味しんしんって感じね。スキンシップでも取ってみたらどうかな?せっかくだし!」<br /><br /><br /></dd>
<dt>310 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/25(土)
13:47:14 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>早速 ひゃあ!しようとしたが、物凄い勢いでどこかへ行ってしまった。<br /><br />
「んー…ちょっと驚かせちゃったわね。<br />
ラグーンの方に逃げて行ったみたいだけど……<br />
とりあえずガッビアーノ号へ戻ってきて。それからラグーンにいってみましょうか?」<br /><br />
船を移動し、ラグーンに潜ってみると…いた!<br />
「あのイルカ…ラグーンに入り込んで出られなくなったみたいね。<br />
イルカって生物はね、超音波を出して自分の位置と姿勢を調べるのよ。<br />
だからこういった狭くて浅い場所じゃ自分がどこにいるかわからなくなって…‥<br />
座礁しちゃう可能性があるの。う~ん 心配だわ……ねえ、助けてあげられないかしら?」<br /><br />
イルカに近づいて近づいてみると、どうやらこちらについてくるようだ。<br /><br />
なんとかコーラルフォレスト付近まで連れて行くことに成功する。<br /><br />
「どうやら あなたこのイルカに気に入られたみたいね!」<br /><br />
船にもどるとキャサリンが迎えてくれた。<br />
「さっきは驚いたわ!野生のイルカがあんなふうに懐くなんてめったにないことよ!<br />
この国 バオウルじゃイルカは……神様の使者って言われて信仰されているの。<br />
せっかく友達になったのなら大事にしないとバチがあたるかもね?」<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>311 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/08/25(土) 13:52:15
ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>このイベント以降はパートナーと一緒に潜るか<br />
選択できるようになります。<br /><br /><br />
続きはまた後ほど。<br /><br /></dd>
<dt>310 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:47:51
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>WikiのFOREVER BLUE(Wii)が序盤までしかないので、需要はないと思いますが一応最後まで補完します。<br />
2年前に書かれていた方に似せて、キャサリンの台詞ベースで書き起こしましたが、<br />
かなり長くなってしまいました。お許し下さい。<br /><br />
※ フォーエバーブルーはストーリーより自由な海中散策をのんびり楽しむ癒しのゲームです<br />
※ 文中のキャラクターの台詞やメール内容は正確ではなく、省略・再構成しています<br />
※ 主人公は話しません。男女選べますがグラフィック以外の違いはありません<br /><br />
(前の方の続き、状況紹介から)<br />
ゴンドウイルカのパートナーもでき、財団からはナイトダイビング用水中ライトも送られてきた。<br />
その後は派遣元の財団から紹介される観光客のダイバーたちのダイビングガイドや、<br />
海洋雑誌に載せる魚たちの写真撮影もときどき依頼されるようになります(受けても受けなくても可)。<br /><br />
他にも<br />
「バオウル本島でアクアリウム(水族館)が来月からオープンするんだけど<br />
水槽の中をコーディネイトしてくれって頼まれてるの」<br />
とアクアリウムのコーディネイトを依頼されたり。<br /><br />
アクアリウムはプレーヤーの趣味で今までに見つけた魚たちを水槽の中に配置して楽しめるオマケ要素。<br />
初期版ではこのアクアリウムにバグがあり「シノノメサカタザメ」を配置しようとするとフリーズが発生しました。今は回収・交換済。<br /><br />
それではメインストーリーの続きを追っていきます<br /><br /></dd>
<dt>311 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:49:47
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>ときどき海中写真の撮影を依頼してくるフリーライターのダグラスから気になるメールが届いた。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:人魚伝説の洞窟!<br />
マナウライ付近に住む民族の間には、こんな伝承があったらしい。<br /><br />
――昔々、マナウライには大きな城があったが 地震とともに海に沈んでしまった。<br />
城に住んでいた王女は 白い洞窟に逃げるが、そこもまた海に沈んでしまう。<br />
結局、逃げおくれた王女は人魚になってしまった――<br /><br />
それらしい洞窟を見つけたりしたらぜひ連絡くれないかな?<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
キャサリンに相談すると、ケイブダイビング(水没洞窟での潜水)の心得をレクチャーしてくれ、<br />
「白い洞窟ってことは鍾乳洞かもしれないわね。マップの東南付近を探してみたら?」とアドバイスもくれた。<br /><br />
さっそくマップの東南でダイビング開始。1頭のアオウミガメがゆったり泳ぐ後を追うと、そこには大きな海底洞窟の入り口が。<br />
「もしかしたらこの洞窟が人魚の洞窟かしら? 入ってみましょうよ!」<br /><br />
洞窟の中には、真っ白な水中大鍾乳洞が広がっていた。<br />
「信じられないわ! マナウライにこんな場所があったなんて……!<br />
ここまで大規模な水中鍾乳洞なんて聞いたことがないわ」<br /><br />
キャサリンも、財団もこの発見には驚いた。<br />
「近年まれにみる大発見じゃないかしら。まったく、あなたには驚かされるわ!」<br /><br />
ダグラスからもメールが届いた。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:緑のともし火<br />
「白い洞窟」を見つけたらしいな!全く、おまえさんはたいしたヤツだよ。<br />
そういえば例の伝説には続きがあったんだ。<br /><br />
――白い洞窟から唯一、逃げのびたのは王女の侍女<br />
彼女は精霊が指し示す緑色のともし火を追うことで道に迷わずにすんだ――<br /><br />
緑色のもの……もし、複雑な地形に迷ったりしたら思い出してみてくれ。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
さあ、どういう意味なんだろう<br /><br /></dd>
<dt>312 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:52:00
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>夜、キャサリンが海に向かって祈りを捧げながら何かつぶやいている<br />
「……父さん ごめんなさい、あなたの……遺した仕事……まだ わたしには……<br />
あっ……あら、いたのね。何をしていたのかって?<br />
海の神様に、私たちの安全を……そういうわけ 別に何もないわよ」<br /><br />
いつも陽気なキャサリンにも、何か悩みごとがあるのだろうか?<br /><br /><br />
「そういえば 海底に大きな亀裂があるのを見たことある?」<br />
キャサリンの情報に従い “ディープバレー”というスポットに潜ってみると、<br />
驚いたことに、巨大なクジラがその亀裂の中へと潜っていくのに出くわした。<br />
「マッコウクジラだわ!沈降していったみたいだけど……<br />
まるで奈落……とても深い亀裂だわ。専門装備もないのにこれ以上深く潜るのは危険よ」<br />
今のダイビング装備では、追いかけられないらしい。やむなく一旦引き上げることに。<br /><br />
船に戻ると、財団から「大深度潜水用特殊混合エアのテスト」の依頼が届いていた。<br />
150m以上潜れるスグレモノらしい。グッドタイミング!<br /><br />
「マナウライにそんな深い場所あったかしら?<br />
そういえば以前マッコウクジラが深い亀裂にもぐっていかなかったっけ?」<br />
ちょっとキャサリンがボケてるみたいだけど、気にせずあのクジラのことを追うことにしよう。<br />
(※ 普通に進めていれば、一瞬前のことをド忘れしているようにしか見えない)<br /><br />
再びディープバレー“奈落”へ。ちょっとグロテスクな深海魚たちが泳ぐ奈落の底には、<br />
大きなクジラの骨が散らばる「鯨の墓場」があり、先ほど出会ったマッコウクジラが回遊していた。<br />
「非科学的かもしれないけど何か「意志」みたいなものを感じる……<br />
たとえば「門番」みたいな意志を……」<br /><br />
奈落の底ではシーラカンスやダイオウイカなどの珍しい生物にも出会える。<br />
「いよいよもってマナウライって不思議な海だわ<br />
あんな大規模な亀裂がぱっくり口をあけていてしかも独自の生態系が広がってるなんて」<br /><br /></dd>
<dt>313 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:54:55
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>船のデッキでキャサリンが歌っていた。<br />
「…………♪ …………♪ あらやだ聞かれちゃったかしら<br />
この歌? 私の好きな歌よ。小さい頃お母さんから教えてもらった歌……<br />
故郷のバオウルに戻ってきてから……いいえ このマナウライで海を見つめていると<br />
なぜか心によみがえって来たわそれと一緒に いろいろな思い出も……ね」<br />
悲しい思い出なのだろうか。キャサリンは、自分のことは何も話してくれない<br /><br /><br />
また新しいスポット“マリジ環礁”近辺をダイビングしていると、<br />
岩壁に囲まれた道の先、激しい潮の流れに邪魔されて進入できない場所があるのに気付く。<br />
「かなり強い潮流が流れてきているからこれ以上は誰も進んだことはないの」<br /><br />
船に戻ると「ジンベエザメの回遊ルート調査」依頼が財団から届いていた<br />
ちょうどマリジ環礁のあたりで目撃されているらしい。再びマリジ環礁に潜るとビンゴ!回遊するジンベエザメに遭遇<br />
(※ ものすごくコワイけど、このゲームの中ではどんな危険な生物も襲ってこない、ふしぎ!)<br /><br />
「このままついていけば 回遊ルート調査もできそうだわ<br />
ここは潮流が強い場所だけど しっかりジンベエザメにつかまっていれば進めるかしら……?」<br /><br />
キャサリンの提案でこっそりジンベエザメのヒレにしがみついていると、一緒にマリジ環礁の奥へ進むことができた。<br /><br /></dd>
<dt>314 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:56:08
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>誰も入ったことのない環礁の奥には、信じられない風景が広がっていた。<br />
そこにあったのは巨大な石造りの遺構、古代の“海底遺跡”だった。<br /><br />
「なんでこんなものがこんなところにあるの!?<br />
マナウライに伝えられる洪水伝説に関係しているものかもしれないわね……」<br /><br />
先ほどのジンベエザメが見張るようにゆったりと遺跡の上を回遊している。<br />
複雑な潮の流れに邪魔されながらも、海底遺跡の調査を始めた。<br /><br />
「マナウライ島の謎と神秘を読みとく全ての鍵になるわ<br />
だってこの島に残る伝説や神話の多くは はるか昔ここに海に沈んだ国があったことを<br />
示しているのよ。学者魂に火がついちゃう!」<br /><br />
この歴史的な大発見にキャサリン、そして知らせを受けた財団も大興奮のようだ<br />
考古学や地質学の研究者と連絡をとって、調査を進めることになった<br /><br />
遺跡のあちこちで文字のようなものが刻まれた石板・石碑を発見<br />
それらを照らし合わせ、古代マナウライ文字で刻まれた6つの石碑のストーリーを解読<br />
(※ 6つの文の順番は定かではありません、予想です)<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
……永劫の眠りが大地を覆わんとす 王国最後の歴史をここに刻まん……<br />
……七種族を統治する白き王の治世 太古の神の怒りが洪水を呼んだ……<br />
……王は証を持ち嵐の神を従え 洪水を起こす神に立ち向かった……<br />
……最後の日、王は白き者に腕輪を与え 王子に従うように言い含めた……<br />
……最後の日、王は黒き者に宝玉を与え 王女に従うように言い含めた……<br />
……王はついに破れ都は水に飲まれたが その子孫は西へ新たな王国を建てた……<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
そこには古代王国の滅亡の歴史が刻まれていた<br /><br />
(※ この伝説の通り、宝玉=「人魚の涙」を拾っていると黒いイルカ「オキゴンドウ」をパートナーに、<br />
この遺跡に落ちている「古代の腕輪」を拾うと白イルカ「ベルーガ」をパートナーにできる)<br /><br /></dd>
<dt>315 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:57:55
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>海底遺跡の調査中に「蕃神の偶像の欠片」というものを発見。蕃神とは異国や異世界の神のことだという。<br /><br />
キャサリンに見せるため船へ戻ると<br /><br />
『……血の汚れに罰を……』<br /><br />
どこからか声が聞こえたような気がした……空耳?<br /><br />
キャビンに戻ると差出人不明のメールが届いていた<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:後ろを向いてはダメだ<br />
偶像を見つけたようだね・・・。あれの呪いが君をねらっている。<br />
もしかしたらすでに君の後ろに 「いる」 のかもしれない。<br />
深入りすると髪が白くなるほどの恐怖を味わうことになるだろう。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
悪戯メールだろうか。しかし偶然とはいえ偶像の欠片を見つけたばかり。ちょっと気味が悪い<br /><br /><br />
海底遺跡調査を続けているとまた「蕃神の偶像の欠片」を発見。回収して船へ戻ると、<br /><br />
『……ヒンとホアンの子よ……』<br /><br />
やはり、なにかが聞こえたような気がした。<br /><br />
更にまた悪戯メールが届いていた<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:それを捨てろ<br />
これは警告だがすぐさま捨てるべきだ。偶像には古代の呪いがかけられている。<br />
あれは旧石器時代を支配した邪悪な神のよりしろなのだ。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
まさか、どこかから見られている?<br /><br />
でもここは誰も居ない海の上、キャサリンと2人きりの小さな船の上なのに。<br /><br /></dd>
<dt>316 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:59:57
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>その後も次々に「蕃神の偶像の欠片」を発見してしまう<br />
そしてその度に、気味の悪い囁き声が聞こえ、謎のメールが届き続ける<br /><br />
『……ワーガに呪いあれ……』<br /><br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:声が聞こえるか?<br />
君にはもう彼の呼び声が聞こえているだろうか。それは深淵の底の暗黒の呼び声だ。<br />
生きとし生けるもの全てを呪う邪神のささやきだ。<br />
私が何者かって? ……そんなことはどうでもいい<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br /><br />
『……眠れる神に贖罪を……』<br /><br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:今なら間に合う<br />
彼の目に捉えられる前に逃げ出すんだ。部屋の四方には銀紙を張るといい。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
ついに頭・腕・体・足の4つの欠片が揃ってしまった。何も気付いていないキャサリンが「蕃神の偶像」を復元してくれた。<br />
すると、やはりメールが届いた……。<br /><br />
--------------------------------------------------------------<br />
Title:これが最後になるだろう<br />
偶像を復元してしまったようだね。もはや手遅れだ。<br />
総髪が白くなるほどの恐怖を君は味わうことになるだろう。<br />
ああなんということだ。監視していたのは私だけでは無かった。 <br />
彼もまた私を……。<br /><br />
もうだめかもしれ<br /><br /><br />
窓から何かが<br /><br />
--------------------------------------------------------------<br />
メールは不自然に途切れ、そして二度と届くことはなかった。<br />
果たして悪戯だったのか。それとも……?<br /><br /><br />
※メインストーリーには関係ないイベントですが、ゲーム中唯一の恐怖要素なので紹介<br />
警告メールの内容はかなり端折っています<br />
この後、あなたには呪いらしきものの影響はまったくないのでご心配なきよう<br />
勿論プレイしている中の人の身にもなにも……おや、こんな時間なのにお客さんみたいだ……<br /><br /></dd>
<dt>317 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 22:01:12
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>海底遺跡の調査も、素人のダイバーにできる範囲のことはすべて終わった。<br />
のんびりとした日常が戻ってくるはずだったけど、キャサリンがまたふさぎこんでいるみたい。<br /><br />
「ねえ あなたは自分の「なすべきこと」って考えたことある?<br />
「使命」 そう言ってもいいわ<br />
自分が自分であるためになしとげなくてはならない仕事……」<br /><br />
「……私はこのバオウル共和国で生まれたの<br />
お父さんはヨーロッパ人 お母さんがバオウル人<br />
でもちょっとした事情で子供の頃にこの国を離れて 欧米で育ったわ<br />
そして財団のバオウル駐在員として 20年ぶりに故郷に戻ってきたわけ<br />
それで 思い出したの 私の「なすべきこと」を<br />
……あら いやだわ つまらないことをしゃべっちゃったわね 今の話は忘れて」<br /><br />
やっと悩み事を話してくれるかと思ったけれど、まだダメなようだ。<br /><br />
こんなメールも届いた<br /><br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:購入申請の件ですが……<br />
キャサリン、あなたが先日財団に対して購入を申請した高額機材ですが<br />
これはどういうものでしょうか?<br />
機材の内容は、我々現地駐在員にとってほとんど必要がない<br />
超高感度センサーやその備品などです。<br />
納得のいく説明がなければ、この購入申請は却下いたします。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
そんなものを何に使おうとしていたんだろうか…?<br /><br />
「……そうね……あんな機材はふつう私たちの仕事にはいらないからね……<br />
ごめんなさい 今は何も言えない。 「なすべきこと」を成しとげるまで……<br />
おねがい……これ以上聞かないで このことは 私個人の事情<br />
他人に話すような ことじゃないから……」<br /><br /></dd>
<dt>318 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 22:03:14
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>ライターのダグラスからメールが届いた。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:グリーンガーデンを探すんだ!<br />
よぉ兄弟。話は聞いてるぜ。なんでもキャサリンの様子がおかしいらしいな。<br />
俺は彼女が子供のころ、まだバオウルに住んでいたころから知っているからな。<br />
きっと……彼女は自分に「過去」にこだわって思いつめているんだと思う。<br /><br />
その「過去」については、彼女から直接聞いたほうがいい。だが、きっと彼女は<br />
心を閉ざし教えてくれないだろう。心をひらくためのてがかりが必要だ。<br />
彼女が海に向かって祈りをささげているのを見たことはないか?<br /><br />
祈りの先に何があるか……それはグリーンガーデンだ。<br />
グリーンガーデンに彼女の心をひらくてがかりが残されているはずだ。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
さっそくケルプ(海草)に囲まれたダイビングスポット“グリーンガーデン”に潜って探索。<br />
海底に落ちていた「パトリックの懐中時計」を拾い、船へ戻ると、<br /><br />
「それは……! まさかお父さんの!? あの海の底で 見つけた……のね<br />
そうよ 私のお父さんはこのマナウライの海で見果てぬ夢を追った末に命を失ってしまった<br />
いいわ あなたに隠し事はできないようね 「なすべきこと」について 話してあげるわ」<br /><br />
「……以前に言ったように 私はバオウルで生まれた<br />
バオウルには 古くから「ある伝説」がある<br /><br />
知っているかしら? 白き慈母ホワイトマザー……<br /><br />
全ての命の原点だと伝えられる巨大な白鯨の姿の神<br />
そして20年前 彼女はお父さんの前に姿を現したの……<br />
シロナガスクジラ以上の史上最大規模の新種生物だと信じ 科学的な追跡と調査をはじめた<br />
でも迷信深いバオウルではいつしか私たちの家族は社会から 拒絶され孤立していった……<br />
そしてついにある日 お父さんは潜水調査中の事故で行方不明になったの……<br /><br />
私の「なすべきこと」はそう父の成し遂げられなかった ホワイトマザーを見つけ出すこと<br />
そして お父さんの無念を晴らして名誉を回復する それが望みなの<br />
……話は以上よしばらく一人にしてちょうだい 聞いてくれてありがとう」<br /><br />
やっとキャサリンが事情を話してくれた。<br />
今はまだ落ち込んでいるようだけれど、これで少しは前に進めるようになったかな…?<br /><br /></dd>
<dt>319 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 22:06:15
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>すみません、今日はここまでで・・・<br />
明日か明後日の夜に最後まで書きます、すみません<br /><br />
あと6レスくらいです<br /><br /></dd>
<dt>320 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2009/03/11(水) 22:23:06
ID:YkYmeTE70</dt>
<dd>乙であります!<br /><br />
FOREVER BLUEといえばCMで流れてたBGMの『祈り(prayer)』は良かったなぁ…<br />
元々、本家のSecret Gardenの『祈り』が大好きだったから<br />
初めてCMを見たときびっくりしたのを覚えてる<br /><br /><br />
しかしサメはサメででもジンベイザメは人を襲う凶暴な奴ではないし、<br />
クジラみたいにプランクトンや小魚を食べる仕様の口じゃなかったっけ?<br /><br /></dd>
<dt>321 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2009/03/11(水) 22:55:22
ID:5ukwS4hd0</dt>
<dd>ジンベエザメは大人しくて怖がりでのんびり泳ぎながらプランクトンとか<br />
小魚とか海藻とかを濾過して食ってるデカイ鮫。人を襲う事はまずないわな<br /><br /></dd>
<dt>322 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 23:08:59
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1233788818/320" target="_blank">>>320</a><br /><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1233788818/321" target="_blank">>>321</a><br />
しまった! やってしまった……お恥ずかしい<br />
ジンベエザメは確かに襲ってきませんよね<br /><br />
ちなみにホホジロザメやシャチ、毒のあるエイやクラゲ<br />
巨大な牙を持つセイウチやらを触りまくっても全然大丈夫なんです……<br /><br /></dd>
</dl>
<p><strong>FOREVER BLUE</strong></p>
<p>part32-193~199,307~311、part44-310~322,342~346</p>
<hr /><dl><dt>193 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:00:48 ID:ZGX+/ogsO</dt>
<dd>はじめまして! バオウル共和国が誇る神秘の楽園<br />
マナウライへようこそ<br /><br />
ここマナウライ南太平洋有数のダイビング天国<br />
きままにダイビングするもよし<br />
いろいろな伝説に触れるもよし<br />
かならずや その青い海は<br />
あなたの期待に応えてくれるはずです。<br />
<br />
ではお気をつけて!<br /><br /><br /></dd>
<dt>194 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:17:52 ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd>バオウルに入国するなり早速ダイビングにいそしむ主人公。<br />
(名前は仮にアリカとします)<br /><br />
「アー アー 無線はきこえる?<br />
あなたの相棒 キャサリン・サンデーよ<br />
私は必要な時にあなたに助言するわ。<br />
とりあえず東のほうへ泳いでちょうだい」<br /><br />
キャサリンに促されるまま泳いでいくと、やがて小さな湖にでた。<br /><br />
「そこはラグーン。マナウライ島の西部に位置する<br />
小さな塩湖よ。<br />
ちょっとした熱帯魚の楽園ってところね。<br /><br />
さて、そろそろ私たちの船ガッビアーノ号へ戻ってきてちょうだい。」 <br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>195 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:28:34 ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd>「おつかれさま。さすがにプロのダイバーね。<br />
私たち海上駐在員の仕事は海の環境と生物を見守ること…<br />
だからダイバーの力がどうしても必要だったのよ。<br /><br />
え?具体的な仕事内容?<br />
……しいていうなら、ここでのんびりしてることなんだけどね。<br /><br />
たまに財団(*1)から依頼がくることもあるけど 基本的にいたって自由なものよ」<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>196 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/09(木)
00:51:44 ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd>「今日からあなたはここで生活するの。<br /><br />
海と空以外 何もない このマナウライの海で――」 <br /><br />
と、その時メールの着信音が鳴り渡った。<br /><br />
「あら……本島から連絡みたい。<br />
キャビンにいってメールを確認してきてちょうだい」 <br /><br />
早速仕事のようだ… <br /><br /><br />
つづく<br /><br /><br />
*1主人公は、ポー財団のバオウル支部長から<br />
依頼をうけバオウル共和国へ来たダイバー、という設定。<br />
前作までの主人公・レオにも匹敵する超人w<br /><br />
ちなみに前作までと同じ世界設定のため、<br />
ダイダロス島の事もちょっとだけ出てきます<br /><br /></dd>
<dt>198 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/08/09(木) 10:28:30
ID:XR75Bh53O</dt>
<dd>例の、バグが出たっていうWiiのダイビングゲームか。ちょっと面白そう。<br />
前作とかあるの?初耳だ<br /><br /></dd>
<dt>199 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/08/09(木) 11:29:07
ID:aO0HOQDaO</dt>
<dd><a href="http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1184085406/198" target="_blank">>>198</a>アリカ開発・カプコン販売という形で<br />
エバーブルー無印と2が発売されてる。<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>307 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆YHmIR1tK9M</a>:2007/08/25(土)
12:17:26 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>キャビンに入り、携帯端末をチェックする。<br />
コーラルフォレストというスポットの地形調査の依頼だ。<br /><br />
「コーラルフォレストは、ここからすぐ西ね。とりあえず地形調査用の白地図も渡しておくわ。<br />
コーラルフォレストはとってもきれいな場所よ。<br />
え?私?行ったことないわよ。<br /><br /><br /><br />
だって……私 泳げないもの。<br /><br />
人にはね、努力ではどうにもならない…向き不向きがあるのよ…」<br /><br /><br />
やれやれ… <br /><br /><br /><br />
「それじゃ地形調査に向かってちょうだい。<br />
小型カメラであなたの様子は常に見てるから<br />
何かあったらすぐ連絡するわね。」<br /><br /><br /></dd>
<dt>308 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/25(土)
12:46:22 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>ラグーンから西へ泳いでいくと、程なく目的地へ着いた。<br /><br />
「ここがコーラルフォレスト。<br />
名前のとおり、サンゴの塔が森のように並び立つ場所よ。」 <br /><br /><br />
と、その時目の前をイルカが横切っていった…。<br />
どうやら群れからはぐれたようだ。すぐにどこかへいってしまった。<br /><br />
「…OK、データは取れたわ。地形調査は終了よ おつかれさま!<br />
あとは自由にダイビングを楽しんでちょうだい」<br /><br /><br />
船に戻ると、なぜかペンギンがいる…… <br /><br />
「ねえ 見て見て ガッビアーノ号にかわいいお客様よ<br />
新任のあなたにあいさつに来たみたい。<br />
この子…ケーブペンギンは普通はアフリカ南岸にいる<br />
中型のペンギンだけどマナウライにもなぜか生息してるのよね。」<br /><br />
「『気に入った!友達を連れてまた来るぞ!』 って言ってるみたいね。<br />
え……?ことばがわかるのか?って? <br /><br />
よく聞いてくれたわね!私ぐらい海洋生物学の知識があれば<br />
注意深い観察と経験とで…… 動物の言いたいことがある程度わかるの<br /><br /><br />
…………<br /><br /><br />
まあ 半分ぐらいはカンなんだけどね。」<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>309 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/25(土)
13:11:56 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>メールをチェックすると、スポット案内が来ていた。<br />
コーラルフォレストの南にある、ブルーホールには<br />
海流の関係で珍しいものが流れてくるらしい。<br />
早速向かってみると、テーブルサンゴになにかメダルの様なものが流れ着いている。<br />
メダルを回収していると、一頭のイルカがあらわれた。<br />
先ほど会ったイルカのようだ。<br /><br />
「なんだか興味しんしんって感じね。スキンシップでも取ってみたらどうかな?せっかくだし!」<br /><br /><br /></dd>
<dt>310 :<a href="mailto:sage"><b>フォーエバーブルー</b>◆l1l6Ur354A</a>:2007/08/25(土)
13:47:14 ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>早速 ひゃあ!しようとしたが、物凄い勢いでどこかへ行ってしまった。<br /><br />
「んー…ちょっと驚かせちゃったわね。<br />
ラグーンの方に逃げて行ったみたいだけど……<br />
とりあえずガッビアーノ号へ戻ってきて。それからラグーンにいってみましょうか?」<br /><br />
船を移動し、ラグーンに潜ってみると…いた!<br />
「あのイルカ…ラグーンに入り込んで出られなくなったみたいね。<br />
イルカって生物はね、超音波を出して自分の位置と姿勢を調べるのよ。<br />
だからこういった狭くて浅い場所じゃ自分がどこにいるかわからなくなって…‥<br />
座礁しちゃう可能性があるの。う~ん 心配だわ……ねえ、助けてあげられないかしら?」<br /><br />
イルカに近づいて近づいてみると、どうやらこちらについてくるようだ。<br /><br />
なんとかコーラルフォレスト付近まで連れて行くことに成功する。<br /><br />
「どうやら あなたこのイルカに気に入られたみたいね!」<br /><br />
船にもどるとキャサリンが迎えてくれた。<br />
「さっきは驚いたわ!野生のイルカがあんなふうに懐くなんてめったにないことよ!<br />
この国 バオウルじゃイルカは……神様の使者って言われて信仰されているの。<br />
せっかく友達になったのなら大事にしないとバチがあたるかもね?」<br /><br /><br /><br /></dd>
<dt>311 :<a href="mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2007/08/25(土) 13:52:15
ID:DdfPOMSHO</dt>
<dd>このイベント以降はパートナーと一緒に潜るか<br />
選択できるようになります。<br /><br /><br />
続きはまた後ほど。<br /><br /></dd>
<dt>310 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:47:51
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>WikiのFOREVER BLUE(Wii)が序盤までしかないので、需要はないと思いますが一応最後まで補完します。<br />
2年前に書かれていた方に似せて、キャサリンの台詞ベースで書き起こしましたが、<br />
かなり長くなってしまいました。お許し下さい。<br /><br />
※ フォーエバーブルーはストーリーより自由な海中散策をのんびり楽しむ癒しのゲームです<br />
※ 文中のキャラクターの台詞やメール内容は正確ではなく、省略・再構成しています<br />
※ 主人公は話しません。男女選べますがグラフィック以外の違いはありません<br /><br />
(前の方の続き、状況紹介から)<br />
ゴンドウイルカのパートナーもでき、財団からはナイトダイビング用水中ライトも送られてきた。<br />
その後は派遣元の財団から紹介される観光客のダイバーたちのダイビングガイドや、<br />
海洋雑誌に載せる魚たちの写真撮影もときどき依頼されるようになります(受けても受けなくても可)。<br /><br />
他にも<br />
「バオウル本島でアクアリウム(水族館)が来月からオープンするんだけど<br />
水槽の中をコーディネイトしてくれって頼まれてるの」<br />
とアクアリウムのコーディネイトを依頼されたり。<br /><br />
アクアリウムはプレーヤーの趣味で今までに見つけた魚たちを水槽の中に配置して楽しめるオマケ要素。<br />
初期版ではこのアクアリウムにバグがあり「シノノメサカタザメ」を配置しようとするとフリーズが発生しました。今は回収・交換済。<br /><br />
それではメインストーリーの続きを追っていきます<br /><br /></dd>
<dt>311 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:49:47
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>ときどき海中写真の撮影を依頼してくるフリーライターのダグラスから気になるメールが届いた。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:人魚伝説の洞窟!<br />
マナウライ付近に住む民族の間には、こんな伝承があったらしい。<br /><br />
――昔々、マナウライには大きな城があったが 地震とともに海に沈んでしまった。<br />
城に住んでいた王女は 白い洞窟に逃げるが、そこもまた海に沈んでしまう。<br />
結局、逃げおくれた王女は人魚になってしまった――<br /><br />
それらしい洞窟を見つけたりしたらぜひ連絡くれないかな?<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
キャサリンに相談すると、ケイブダイビング(水没洞窟での潜水)の心得をレクチャーしてくれ、<br />
「白い洞窟ってことは鍾乳洞かもしれないわね。マップの東南付近を探してみたら?」とアドバイスもくれた。<br /><br />
さっそくマップの東南でダイビング開始。1頭のアオウミガメがゆったり泳ぐ後を追うと、そこには大きな海底洞窟の入り口が。<br />
「もしかしたらこの洞窟が人魚の洞窟かしら? 入ってみましょうよ!」<br /><br />
洞窟の中には、真っ白な水中大鍾乳洞が広がっていた。<br />
「信じられないわ! マナウライにこんな場所があったなんて……!<br />
ここまで大規模な水中鍾乳洞なんて聞いたことがないわ」<br /><br />
キャサリンも、財団もこの発見には驚いた。<br />
「近年まれにみる大発見じゃないかしら。まったく、あなたには驚かされるわ!」<br /><br />
ダグラスからもメールが届いた。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:緑のともし火<br />
「白い洞窟」を見つけたらしいな!全く、おまえさんはたいしたヤツだよ。<br />
そういえば例の伝説には続きがあったんだ。<br /><br />
――白い洞窟から唯一、逃げのびたのは王女の侍女<br />
彼女は精霊が指し示す緑色のともし火を追うことで道に迷わずにすんだ――<br /><br />
緑色のもの……もし、複雑な地形に迷ったりしたら思い出してみてくれ。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
さあ、どういう意味なんだろう<br /><br /></dd>
<dt>312 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:52:00
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>夜、キャサリンが海に向かって祈りを捧げながら何かつぶやいている<br />
「……父さん ごめんなさい、あなたの……遺した仕事……まだ わたしには……<br />
あっ……あら、いたのね。何をしていたのかって?<br />
海の神様に、私たちの安全を……そういうわけ 別に何もないわよ」<br /><br />
いつも陽気なキャサリンにも、何か悩みごとがあるのだろうか?<br /><br /><br />
「そういえば 海底に大きな亀裂があるのを見たことある?」<br />
キャサリンの情報に従い “ディープバレー”というスポットに潜ってみると、<br />
驚いたことに、巨大なクジラがその亀裂の中へと潜っていくのに出くわした。<br />
「マッコウクジラだわ!沈降していったみたいだけど……<br />
まるで奈落……とても深い亀裂だわ。専門装備もないのにこれ以上深く潜るのは危険よ」<br />
今のダイビング装備では、追いかけられないらしい。やむなく一旦引き上げることに。<br /><br />
船に戻ると、財団から「大深度潜水用特殊混合エアのテスト」の依頼が届いていた。<br />
150m以上潜れるスグレモノらしい。グッドタイミング!<br /><br />
「マナウライにそんな深い場所あったかしら?<br />
そういえば以前マッコウクジラが深い亀裂にもぐっていかなかったっけ?」<br />
ちょっとキャサリンがボケてるみたいだけど、気にせずあのクジラのことを追うことにしよう。<br />
(※ 普通に進めていれば、一瞬前のことをド忘れしているようにしか見えない)<br /><br />
再びディープバレー“奈落”へ。ちょっとグロテスクな深海魚たちが泳ぐ奈落の底には、<br />
大きなクジラの骨が散らばる「鯨の墓場」があり、先ほど出会ったマッコウクジラが回遊していた。<br />
「非科学的かもしれないけど何か「意志」みたいなものを感じる……<br />
たとえば「門番」みたいな意志を……」<br /><br />
奈落の底ではシーラカンスやダイオウイカなどの珍しい生物にも出会える。<br />
「いよいよもってマナウライって不思議な海だわ<br />
あんな大規模な亀裂がぱっくり口をあけていてしかも独自の生態系が広がってるなんて」<br /><br /></dd>
<dt>313 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:54:55
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>船のデッキでキャサリンが歌っていた。<br />
「…………♪ …………♪ あらやだ聞かれちゃったかしら<br />
この歌? 私の好きな歌よ。小さい頃お母さんから教えてもらった歌……<br />
故郷のバオウルに戻ってきてから……いいえ このマナウライで海を見つめていると<br />
なぜか心によみがえって来たわそれと一緒に いろいろな思い出も……ね」<br />
悲しい思い出なのだろうか。キャサリンは、自分のことは何も話してくれない<br /><br /><br />
また新しいスポット“マリジ環礁”近辺をダイビングしていると、<br />
岩壁に囲まれた道の先、激しい潮の流れに邪魔されて進入できない場所があるのに気付く。<br />
「かなり強い潮流が流れてきているからこれ以上は誰も進んだことはないの」<br /><br />
船に戻ると「ジンベエザメの回遊ルート調査」依頼が財団から届いていた<br />
ちょうどマリジ環礁のあたりで目撃されているらしい。再びマリジ環礁に潜るとビンゴ!回遊するジンベエザメに遭遇<br />
(※ ものすごくコワイけど、このゲームの中ではどんな危険な生物も襲ってこない、ふしぎ!)<br /><br />
「このままついていけば 回遊ルート調査もできそうだわ<br />
ここは潮流が強い場所だけど しっかりジンベエザメにつかまっていれば進めるかしら……?」<br /><br />
キャサリンの提案でこっそりジンベエザメのヒレにしがみついていると、一緒にマリジ環礁の奥へ進むことができた。<br /><br /></dd>
<dt>314 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:56:08
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>誰も入ったことのない環礁の奥には、信じられない風景が広がっていた。<br />
そこにあったのは巨大な石造りの遺構、古代の“海底遺跡”だった。<br /><br />
「なんでこんなものがこんなところにあるの!?<br />
マナウライに伝えられる洪水伝説に関係しているものかもしれないわね……」<br /><br />
先ほどのジンベエザメが見張るようにゆったりと遺跡の上を回遊している。<br />
複雑な潮の流れに邪魔されながらも、海底遺跡の調査を始めた。<br /><br />
「マナウライ島の謎と神秘を読みとく全ての鍵になるわ<br />
だってこの島に残る伝説や神話の多くは はるか昔ここに海に沈んだ国があったことを<br />
示しているのよ。学者魂に火がついちゃう!」<br /><br />
この歴史的な大発見にキャサリン、そして知らせを受けた財団も大興奮のようだ<br />
考古学や地質学の研究者と連絡をとって、調査を進めることになった<br /><br />
遺跡のあちこちで文字のようなものが刻まれた石板・石碑を発見<br />
それらを照らし合わせ、古代マナウライ文字で刻まれた6つの石碑のストーリーを解読<br />
(※ 6つの文の順番は定かではありません、予想です)<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
……永劫の眠りが大地を覆わんとす 王国最後の歴史をここに刻まん……<br />
……七種族を統治する白き王の治世 太古の神の怒りが洪水を呼んだ……<br />
……王は証を持ち嵐の神を従え 洪水を起こす神に立ち向かった……<br />
……最後の日、王は白き者に腕輪を与え 王子に従うように言い含めた……<br />
……最後の日、王は黒き者に宝玉を与え 王女に従うように言い含めた……<br />
……王はついに破れ都は水に飲まれたが その子孫は西へ新たな王国を建てた……<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
そこには古代王国の滅亡の歴史が刻まれていた<br /><br />
(※ この伝説の通り、宝玉=「人魚の涙」を拾っていると黒いイルカ「オキゴンドウ」をパートナーに、<br />
この遺跡に落ちている「古代の腕輪」を拾うと白イルカ「ベルーガ」をパートナーにできる)<br /><br /></dd>
<dt>315 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:57:55
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>海底遺跡の調査中に「蕃神の偶像の欠片」というものを発見。蕃神とは異国や異世界の神のことだという。<br /><br />
キャサリンに見せるため船へ戻ると<br /><br />
『……血の汚れに罰を……』<br /><br />
どこからか声が聞こえたような気がした……空耳?<br /><br />
キャビンに戻ると差出人不明のメールが届いていた<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:後ろを向いてはダメだ<br />
偶像を見つけたようだね・・・。あれの呪いが君をねらっている。<br />
もしかしたらすでに君の後ろに 「いる」 のかもしれない。<br />
深入りすると髪が白くなるほどの恐怖を味わうことになるだろう。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
悪戯メールだろうか。しかし偶然とはいえ偶像の欠片を見つけたばかり。ちょっと気味が悪い<br /><br /><br />
海底遺跡調査を続けているとまた「蕃神の偶像の欠片」を発見。回収して船へ戻ると、<br /><br />
『……ヒンとホアンの子よ……』<br /><br />
やはり、なにかが聞こえたような気がした。<br /><br />
更にまた悪戯メールが届いていた<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:それを捨てろ<br />
これは警告だがすぐさま捨てるべきだ。偶像には古代の呪いがかけられている。<br />
あれは旧石器時代を支配した邪悪な神のよりしろなのだ。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
まさか、どこかから見られている?<br /><br />
でもここは誰も居ない海の上、キャサリンと2人きりの小さな船の上なのに。<br /><br /></dd>
<dt>316 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 21:59:57
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>その後も次々に「蕃神の偶像の欠片」を発見してしまう<br />
そしてその度に、気味の悪い囁き声が聞こえ、謎のメールが届き続ける<br /><br />
『……ワーガに呪いあれ……』<br /><br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:声が聞こえるか?<br />
君にはもう彼の呼び声が聞こえているだろうか。それは深淵の底の暗黒の呼び声だ。<br />
生きとし生けるもの全てを呪う邪神のささやきだ。<br />
私が何者かって? ……そんなことはどうでもいい<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br /><br />
『……眠れる神に贖罪を……』<br /><br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:今なら間に合う<br />
彼の目に捉えられる前に逃げ出すんだ。部屋の四方には銀紙を張るといい。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
ついに頭・腕・体・足の4つの欠片が揃ってしまった。何も気付いていないキャサリンが「蕃神の偶像」を復元してくれた。<br />
すると、やはりメールが届いた……。<br /><br />
--------------------------------------------------------------<br />
Title:これが最後になるだろう<br />
偶像を復元してしまったようだね。もはや手遅れだ。<br />
総髪が白くなるほどの恐怖を君は味わうことになるだろう。<br />
ああなんということだ。監視していたのは私だけでは無かった。 <br />
彼もまた私を……。<br /><br />
もうだめかもしれ<br /><br /><br />
窓から何かが<br /><br />
--------------------------------------------------------------<br />
メールは不自然に途切れ、そして二度と届くことはなかった。<br />
果たして悪戯だったのか。それとも……?<br /><br /><br />
※メインストーリーには関係ないイベントですが、ゲーム中唯一の恐怖要素なので紹介<br />
警告メールの内容はかなり端折っています<br />
この後、あなたには呪いらしきものの影響はまったくないのでご心配なきよう<br />
勿論プレイしている中の人の身にもなにも……おや、こんな時間なのにお客さんみたいだ……<br /><br /></dd>
<dt>317 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 22:01:12
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>海底遺跡の調査も、素人のダイバーにできる範囲のことはすべて終わった。<br />
のんびりとした日常が戻ってくるはずだったけど、キャサリンがまたふさぎこんでいるみたい。<br /><br />
「ねえ あなたは自分の「なすべきこと」って考えたことある?<br />
「使命」 そう言ってもいいわ<br />
自分が自分であるためになしとげなくてはならない仕事……」<br /><br />
「……私はこのバオウル共和国で生まれたの<br />
お父さんはヨーロッパ人 お母さんがバオウル人<br />
でもちょっとした事情で子供の頃にこの国を離れて 欧米で育ったわ<br />
そして財団のバオウル駐在員として 20年ぶりに故郷に戻ってきたわけ<br />
それで 思い出したの 私の「なすべきこと」を<br />
……あら いやだわ つまらないことをしゃべっちゃったわね 今の話は忘れて」<br /><br />
やっと悩み事を話してくれるかと思ったけれど、まだダメなようだ。<br /><br />
こんなメールも届いた<br /><br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:購入申請の件ですが……<br />
キャサリン、あなたが先日財団に対して購入を申請した高額機材ですが<br />
これはどういうものでしょうか?<br />
機材の内容は、我々現地駐在員にとってほとんど必要がない<br />
超高感度センサーやその備品などです。<br />
納得のいく説明がなければ、この購入申請は却下いたします。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
そんなものを何に使おうとしていたんだろうか…?<br /><br />
「……そうね……あんな機材はふつう私たちの仕事にはいらないからね……<br />
ごめんなさい 今は何も言えない。 「なすべきこと」を成しとげるまで……<br />
おねがい……これ以上聞かないで このことは 私個人の事情<br />
他人に話すような ことじゃないから……」<br /><br /></dd>
<dt>318 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 22:03:14
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>ライターのダグラスからメールが届いた。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br />
Title:グリーンガーデンを探すんだ!<br />
よぉ兄弟。話は聞いてるぜ。なんでもキャサリンの様子がおかしいらしいな。<br />
俺は彼女が子供のころ、まだバオウルに住んでいたころから知っているからな。<br />
きっと……彼女は自分に「過去」にこだわって思いつめているんだと思う。<br /><br />
その「過去」については、彼女から直接聞いたほうがいい。だが、きっと彼女は<br />
心を閉ざし教えてくれないだろう。心をひらくためのてがかりが必要だ。<br />
彼女が海に向かって祈りをささげているのを見たことはないか?<br /><br />
祈りの先に何があるか……それはグリーンガーデンだ。<br />
グリーンガーデンに彼女の心をひらくてがかりが残されているはずだ。<br />
-------------------------------------------------------------------------<br /><br />
さっそくケルプ(海草)に囲まれたダイビングスポット“グリーンガーデン”に潜って探索。<br />
海底に落ちていた「パトリックの懐中時計」を拾い、船へ戻ると、<br /><br />
「それは……! まさかお父さんの!? あの海の底で 見つけた……のね<br />
そうよ 私のお父さんはこのマナウライの海で見果てぬ夢を追った末に命を失ってしまった<br />
いいわ あなたに隠し事はできないようね 「なすべきこと」について 話してあげるわ」<br /><br />
「……以前に言ったように 私はバオウルで生まれた<br />
バオウルには 古くから「ある伝説」がある<br /><br />
知っているかしら? 白き慈母ホワイトマザー……<br /><br />
全ての命の原点だと伝えられる巨大な白鯨の姿の神<br />
そして20年前 彼女はお父さんの前に姿を現したの……<br />
シロナガスクジラ以上の史上最大規模の新種生物だと信じ 科学的な追跡と調査をはじめた<br />
でも迷信深いバオウルではいつしか私たちの家族は社会から 拒絶され孤立していった……<br />
そしてついにある日 お父さんは潜水調査中の事故で行方不明になったの……<br /><br />
私の「なすべきこと」はそう父の成し遂げられなかった ホワイトマザーを見つけ出すこと<br />
そして お父さんの無念を晴らして名誉を回復する それが望みなの<br />
……話は以上よしばらく一人にしてちょうだい 聞いてくれてありがとう」<br /><br />
やっとキャサリンが事情を話してくれた。<br />
今はまだ落ち込んでいるようだけれど、これで少しは前に進めるようになったかな…?<br /><br /></dd>
<dt>319 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 22:06:15
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd>すみません、今日はここまでで・・・<br />
明日か明後日の夜に最後まで書きます、すみません<br /><br />
あと6レスくらいです<br /><br /></dd>
<dt>320 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2009/03/11(水) 22:23:06
ID:YkYmeTE70</dt>
<dd>乙であります!<br /><br />
FOREVER BLUEといえばCMで流れてたBGMの『祈り(prayer)』は良かったなぁ…<br />
元々、本家のSecret Gardenの『祈り』が大好きだったから<br />
初めてCMを見たときびっくりしたのを覚えてる<br /><br /><br />
しかしサメはサメででもジンベイザメは人を襲う凶暴な奴ではないし、<br />
クジラみたいにプランクトンや小魚を食べる仕様の口じゃなかったっけ?<br /><br /></dd>
<dt>321 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2009/03/11(水) 22:55:22
ID:5ukwS4hd0</dt>
<dd>ジンベエザメは大人しくて怖がりでのんびり泳ぎながらプランクトンとか<br />
小魚とか海藻とかを濾過して食ってるデカイ鮫。人を襲う事はまずないわな<br /><br /></dd>
<dt>322 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/11(水) 23:08:59
ID:OeL+QaN50</dt>
<dd><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1233788818/320" target="_blank">>>320</a><br /><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/test/read.cgi/gsaloon/1233788818/321" target="_blank">>>321</a><br />
しまった! やってしまった……お恥ずかしい<br />
ジンベエザメは確かに襲ってきませんよね<br /><br />
ちなみにホホジロザメやシャチ、毒のあるエイやクラゲ<br />
巨大な牙を持つセイウチやらを触りまくっても全然大丈夫なんです……<br /><br /></dd>
<dt>343 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/13(金) 22:10:15
ID:x5idK7we0</dt>
<dd>翌朝<br />
「ずっと考えてたんだけど ホワイトマザーを探すことは <br />
やっぱりあきらめられないわ……」<br />
キャサリンは前よりずっとパワーアップして、決意を新たにしていた。<br /><br />
こうなったら仕方ない。キャサリンに協力してあげよう。<br /><br />
「え……! 私の「なすべきこと」に 協力してくれるって言うの?<br />
うれしいわ! あなたが そう言ってくれるなんて!<br />
たぶん今あなたは この地球上で一番マナウライの海にくわしい人間……<br />
あなたの協力があれば きっとホワイトマザーを見つけることができるはずよ<br />
ほんとうに…… ありがとう」<br />
<br />
「まず ホワイトマザーがこの海に存在しているという確証を得る必要があるわ<br />
目星をつけているのは 前に混合エア実験で行った あの巨大な亀裂……鯨の墓場<br />
私の研究では 一つの海域のクジラは一つの墓場を「聖域」として共有し<br />
生きている時にも 何度か訪れるらしいわ。 ホワイトマザーも例外じゃない<br />
奈落の底には 何か手がかりがあるはず そういうワケで さっそく調査をお願い!」<br /><br />
さっそく“ディープバレー”の“奈落”へダイビング。<br />
すると一緒に潜っていたパートナーのイルカが海底で何かを見つけたようだ<br /><br />
「これは……? 生体組織のようだけどヒゲクジラの ヒゲかしら……<br />
ともかく何か手がかりになるかも。 サンプルを採集して戻ってきて!」<br /><br /></dd>
<dt>344 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/13(金) 22:10:55
ID:x5idK7we0</dt>
<dd>サンプルを分析したところ、<br />
「遺伝子鑑定を行ったところ これはシロナガスクジラに非常に近いものの<br />
明確に別種で、とてつもない大きさの生物の持ち物。<br />
…ホワイトマザーの表皮に違いないわ!」<br /><br />
次はホワイトマザーの出没場所を分析するため、<br />
マナウライ海域の他のクジラたちの情報を集めることになった。<br />
ここまでストーリーを進めていれば簡単な調査だ。<br /><br />
「あなたが集めてきてくれた クジラの情報を検証したところ<br />
ホワイトマザーが回遊ルートにしている可能性のある場所が見つかったわ!<br />
今までの調査で ようやく財団に 例の高性能センサーを購入してもらったわ<br />
これを候補地5箇所にセットして監視し続ければ 彼女を補足できるはずよ」<br /><br />
次はセンサーの設置。<br />
キャサリンが通信で指示する通り、海底にセンサーを仕掛けていたのだが……<br /><br />
「あれ? どうしたの? 様子が変だけど……」<br /><br />
しまった、トラブル発生だ。<br /><br />
「えっ!? ケルプに足を取られて浮上できない?<br />
ど どうしましょう このままじゃ……」<br /><br />
このままじゃ、タンクのエアーがなくなって死んでしまう。<br />
何か役立つものは……そうだ、海獣に合図を送るのに使う「海笛」があった!<br />
海笛を数回吹き鳴らすと、パートナーにしたイルカたちがやってきた。<br />
「あっ! この子たち あなたを助けにきてくれたのね! ケルプが外れたわ!」<br /><br />
なんとか助かって船に戻ることができた。<br />
「おかえりなさい! 無事でよかったわ!<br />
ごめんなさいね 取り乱してしまって<br />
……私のお父さんも グリーンガーデンで同じような事故で<br />
帰ってこれなくなったから それを 思い出してしまったの……」<br /><br />
「全部のセンサーを設置したわね。あとは 待つだけね……」<br /><br />
果たしてホワイトマザーは見つかるだろうか?<br /><br /></dd>
<dt>345 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/13(金) 22:11:59
ID:x5idK7we0</dt>
<dd>「センサーから反応があったわ! 行ってみましょう!」<br /><br />
反応のあった現場に急行。<br />
すると――外海のほうからゆったりと、見たこともないほど巨大で真っ白なクジラが<br />
ゆっくりと近づいてきた。<br /><br />
「あれは……!<br />
こ……これが……もしかして……白亜の巨鯨 ホワイトマザー……<br />
なんて雄大な 姿かしら……! まるで夢のようだわ こんな……<br />
……でもあなたが このことが現実である 何よりの「証人」<br />
神秘のヴェールに包まれていた ホワイトマザーは現実に存在する生物<br />
それを証明してくれた ……ありがとう」<br /><br />
こうして、パトリック、そしてキャサリンの悲願は遂に果たされた<br /><br />
(ここでスタッフロールが入る)<br /><br />
「あれからずいぶんと 時間がたったように感じるわね<br />
地球最大の哺乳類ホワイトマザーの発見は またたく間に<br />
世界中が知ることになったわ<br />
学名を決める論文とか書いたりしなきゃいけないから<br />
これからしばらく忙しくなるかもね<br />
お父さんの無念は きっと晴らされたはず<br />
あらためて ありがとう 全てはあなたの おかげよ……」<br /><br />
「え? これからどうするのかって?<br />
これからも何も 私たちは海上駐在員じゃない<br />
今までも これからも 何も変わりはしないわ<br />
ただ この青い海を ずっと見守り続けていく<br />
きっとそれが あなたの「なすべきこと」……」<br /><br />
メインストーリーは、これでひとまず終わりです。<br /><br /></dd>
<dt>346 :<a href="mailto:sage"><b>FOREVER BLUE</b></a>:2009/03/13(金) 22:13:16
ID:x5idK7we0</dt>
<dd>ストーリー≒キャサリンの台詞&受信メール なので、<br />
長々と書いてしまいました。読まれた方、お疲れ様でした<br /><br />
ホワイトマザーの発見後、財団やダグラス、ガイドしてあげたダイバー達から<br />
祝福とねぎらいのメールがたくさん届きます<br /><br />
こんな人からも……<br />
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Title:とても興味深い海だ<br />
はじめまして。突然メールをして驚かせてしまったかもしれないけど、<br />
私は海洋での潜水活動を専門にさせてもらっている者だ。まあ、同業者だな。<br /><br />
君の活躍のウワサを最近よく聞くんだ。同時にマナウライの海のこともね。<br />
新種の巨大ナガスクジラ発見の件もそうだけど、古代遺跡も見つかってるそうだね。<br />
私としてはそっちの方にとても興味があるんだ。<br />
石碑とか人面岩とか、純粋に好奇心からサルベージしてみたくなる。<br />
機会があったらそちらの海にも行くかもしれない。その時はよろしくたのむよ。<br /><br />
From:レオナルド・D<br />
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姉妹作となるエバーブルーシリーズの主人公レオからのメールです<br />
レオといえば、サルベージ!ですよね<br /><br />
さて、あとはのんびり、海中散歩や図鑑集めを楽しんでください。<br />
オマケで“幽霊船”や“海の墓場”というスポットも見つけられます。<br /><br /></dd>
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