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スキジャナイ - (2017/05/21 (日) 00:40:07) の編集履歴(バックアップ)



「…ひっ!ななな、何ですか?!」
「覚えてる?…あの日のこと。」
「好きな人がいたんです。もうずっと、前のことだけれど。」

「わたしは生きるよ、さいごまで。」

スキジャナイ/陣内 紗矢(じんない さや)
性別:女
年齢:17歳(高校三年)
身長:157cm
体重:43kg
誕生日:3/24
一人称:わたし
二人称:貴方、きみ、~さん
あんた(好感度低めの相手に)

【彼女について】
女子高生。数年にわたり初恋の少女を忘れられずにいたが、やがて全てを受け入れる。
大人しい性格でクラスではあまり目立たないが、友達はきちんといて孤立しているわけではない。
好き嫌いがはっきりしており、思ったことはきちんと言う。基本的に年上(に見える相手)には敬語を使うが、それ以外にはタメ口。敬語がいいと言われればそうする。最近近所の子供たちに異様に懐かれて少し戸惑っている。ほっぺはぷにぷにでもちもち

幼い頃は表情が乏しく、やけに落ち着いたいわゆる「子供らしくない子供」だった。中学に入り少しずつ表情が豊かになったが、卒業後から笑顔が消え、泣いてばかりになった。しかし、時間の経過、様々な人たちと出会ったことで、再び少しずつ笑うようになった。現在は普通の少女が笑うように、笑顔を見せる。演劇部所属。高校2年までは裏方をやっていたが、3年になってから役者をやり始めた。演技中はまるで何かが乗り移ったかのように役を演じる。

幽霊や妖怪が見え、それにより悩んだ時期もあったが、現在ではほとんどのものに折り合いをつけうまく生活している。それでもどうしようもないものたちへの対処の仕方を学ぶため、叔父の仕事を手伝っている。

【家族構成について】
もともとは両親と双子の弟の四人家族。両親はともに死亡、弟は全寮制の学校に通っているため現在は一人暮らし。
母親の一族は祓い屋を生業としていた。父親は教会に通う金髪で青い瞳をした男だった。
曰く。他の親族の霊は時たま見かけることもあるが、父と母の霊は見かけないという。
叔父が一人いる。一緒には住んでいないものの、仲は良好。

【初恋と『あの子』について】
私立中学に入学するがいじめに遭い、本人は気にしていなかったが(父親の死によって過保護になっていた母親の強い薦めがあり)二年の初めに公立中学に転校。
転校した先でもターゲットにされかけるが、当時クラスの中心だった鈴村優(後述)の一言でターゲットから外れる。その後は少々浮き気味ではあるものの、クラスに馴染んでいった。夏休みが始まる少し前、鈴村に誘われて時々授業を抜け出し、屋上に行くようになる。沢山話をして、同じ時間を過ごすうち、少しずつ感情が豊かになり、いつしか鈴村に恋心を抱くようになった。
三年になり、クラスが離れても授業を抜け出すのは相変わらずで、屋上での二人だけの時間を楽しみにしていた。

他の学校より少し遅い卒業式の日、偶然にも彼女の誕生日に、鈴村は屋上から飛び降りた。遺書などは見つかっておらず、理由は未だわかっていない。

鈴村優
スキジャナイと同学年の女子生徒。
思ったことをハッキリと言う性格。成績は普通だが頭の回転が早い。考え方が非常に大人びており常にクラスの中心にいる。

【口調について】
[普段]
「…目が覚めた?おはよう。」
「こら、もう帰る時間でしょうが。この辺は暗くなったら危ないんだから。」
「ね、笑って。わたし、貴方の笑った顔が好きなの。」
「好き。そばに居てほしい。それだけじゃ、だめ?」

[不機嫌・好感度低め]
「…なに、わたしに何か用?今忙しいのだけれど。」
「あのねえ、それさっきも答えたわ。いい加減覚えて。」
「はぁ?あんた一体何を聞いてたの?」
「あーもう邪魔なのよあんたたち!痛い目見たくなかったらとっとと消えなさい!」

[敬語・目上の相手]
「お久しぶりですね。それとも初めまして、の方がいいんでしょうか?ああ、いえ、なんでもないんです、ふふ。」
「父を亡くしたのは幼い頃のことでしたから…実のところ、あまり覚えていないのです。悲しかったのかどうかさえも。」
「お初にお目にかかります、榊原家16代目当主、紗矢と申します。尤も、まだまだ見習いの身ですけれども、ふふ。どうか暫くの間、この地に入ることをおゆるしくださいな。」
「あの人はわたしの憧れなんです。…内緒ですよ?」

「苦しくないよ。それがわたしの、この血を継ぐ者の宿命、だから。」

「わたしはもう行くから。…いつかまた、ね。」
「好きだよ。どんな姿でも、貴方のことが。」

貴方が好き。
貴方の帰りをずっと待っている。
貴方の声が聞きたい。
貴方と手を繋いで歩きたい。
貴方の隣で眠りたい。
貴方のことが、大好き。

…貴方って、誰だっけ?

全ては、周りに心配をかけない為の演技。
本当の彼女は以前のように泣き虫で、弱虫のまま、何も変われていないのである。
大抵の相手は誤魔化せるものの、一部の人にはバレている。


【五年後】

「さようなら。きみの未来が、どうか光溢れるものでありますように。」
「そうだね、誰も貴方を許さない。……でも、誰も貴方を恨んでなんかいないんだよ。」

年齢:22歳
身長:160cm
体重:45kg
一人称:わたし、私(わたくし)
二人称:貴方、きみ、~さん

【「彼女」について】
大学卒業後、伸ばしていた髪を切り、叔父の後を継ぎ祓い屋となる。平凡に毎日を過ごす一方で、一門の長として修行の日々を送っている。素質だけなら歴代最強と言われた叔父を遥かに凌いでいるが、経験不足から危険な目に遭うことも少なくない。しかし、数年前の彼女からは想像もつかないほど明るく、そして強くなった。彼女の母に、よく似ている。

全ては演技。そのはずだった。
しかし、いつしか本当の自分がわからなくなってしまった。
今の彼女は自らの母の記憶を頼りに、「大人の女性」を演じている。

【口調について】
[普段]
「守るよ、命に代えても。わたしはみんなが、みんなに出会えたこの場所が、貴方がいるこの場所が、大好きだから。」
「わたしね、進むことにした。やっぱり、貴方の言うとおりだったね。」
「帰ろう。みんなが待ってる。」

[敬語]
「隠れていてください。どうか、ここを出ないで。これから起こることは全て泡沫の夢にすぎません。全てが終わったら、忘れて家に帰り、ゆっくり眠るのです。いいですね?」
「貴方には私が付いていますから、ご安心くださいな。」
「先代は健在ですよ、ええ。今は現役を退いていますが。」
「さあ、立って。ここにいてはずっと悲しいままでしょう?一緒に行きましょう。」

「許してもらえるかな、貴方を救えなかったこと。」

製作者:EL(twitter:EL_sk_)
使用制限:過度なネタ利用はお控え下さい。それ以外でしたら過去、現在問わずご自由にどうぞ。

好き要素:成長/赤リボン/サイドテール/色白/ゆるいくせ毛/妹/姉/双子/一人称わたし/平行世界/よく笑う/まっすぐ/受容/全知/祓い屋/決して越えられない存在がいる天才/高圧的な口調/敬語/全ては演技//


 

「それでも、またわたしを縛るの?」

彼女は彼女という存在がある限り何度でも蘇る。彼女は夢の世界から永遠に抜け出すことは出来ない。次の彼女は同じ世界の中で何度でも生まれ死んでゆくだろう。

スキジャナイは永遠に死なない。
一度死ぬと時間はリセットされ、17歳の高校三年生として通っている高校のプールの中で蘇る。
高校側はそのことを把握しており、冬でもプールの水は綺麗なままである。
まるで、彼女の死を心待ちにしているかのように。