スキヴァレンス
性別:男
身長:180cm
臨床心理士。
現在はとくに専属している機関もなく、個別に依頼された時だけカウンセリングを行っている。
成績としては大変優秀であり、昔は精神科医として大きな病院に勤めていたが、基本的な人間としての考え方、感情がぽっかりと欠陥している事が周知に知られてからは、さらにその欠陥が災いして、今ではのんびりと独自のスタイルを貫き通した仕事をしている。主に例をあげると一般の精神科でもお手上げのような重度患者(方向性にはバラつきがある)を抱えている。
生まれ持って激しい感情の流れがなく、人そのものの心的過程が理解できず、複雑で細かく本来は言葉では到底表現はできないそれをハッキリとした形で現れる文字列で並べたがる。故に心理学分野に興味を持ち、実際学者としては更けていたが、根本から相手の立場に立って考えるという基本的なことができないので、その点において精神分野の医師としては欠陥していた。感情が若干欠落しているようにも思えるが、のんびりとしたしゃべり口で人当たりもよいので、本来の素の表情は誰も見たことがない。(本人曰く「笑いたくなくても笑顔がはりついちゃって」)多方面のジャンルに通じていて話題性は溢れている。第一印象は優しい印象を受ける。会話のノリもよいが、なぜかボキャブラリーが少なく舌足らずな回りくどい、子供のような言葉遣いをする。
どういうカウンセリングを行っているかは当事者しかわからないが、少なくても患者は一度さらに病を重くさせた後、徐々に精神状態は良好となるが、どう扱っても社会復帰はできないような心理的に欠けている人間に成り代わっているという(病を重くさせてそのまま順調に狂っていく患者もいる)。
黒い白衣を好んで着回す。基本的には肩に引っ掛けるか、羽織っていてもだらしがない。とくに黒である必要性はないのだが、本人曰く白は汚れるから嫌いとのこと。「医者じゃないから別にいい」らしい。
体を動かすのはとても苦手な様子。
「いいねぇ、スポーツ観戦楽しいよね。僕もたまに見るなぁ」
「心は脳髄にあるものだからぁ、そんなにむねおさえても意味ないよ・・・」
「うーん、医学書以外のことを考えるとか、なんかそういうの、いらないってなーと思う」