スパロボキャラバトルロワイアル@ ウィキ内検索 / 「森からの移動」で検索した結果

検索 :
  • 森からの移動
    森からの移動 「ん~レーダーも使えないみたいだし、ここは勘に頼るしかないんだな、これが」 アクセルは勘で進むという非理論的な移動をしていた。 周囲には何もなく、ロボットがズシンと土を踏みしめる音だけが響いている。 彼はこのゲームに乗る気は無いが、一人で主催者を倒しに行くほど蛮勇ではない。 森の中は確かに隠れやすいかも知れないが、相手もまた同じことである。 交戦時には視界も悪いし木が邪魔で移動しづらい、敵が複数の時はそれが命取りになる。 機動力があるこの機体との相性も悪い。それに別な場所には自分と面識を持った人物もいるかもしれない。 「あれ?何で俺、そんな頭のいい考え方ができるんだろう?俺もしかして・・・・・」 と思っても失った記憶は戻ってこない。そうこう考えるうちに、広い草原に出た。 遠くに川も見える。これだけ視界がよければきっと何かに見つかるだろう...
  • 生き抜く理由
    ...投下順 第19話「森からの移動」 第17話「墜ちた勇者」 時系列順 第19話「森からの移動」 前回 登場人物追跡 次回 - 相良宗介 第58話「その手に掲げるは悪魔」
  • 勝利の鏡
    ... 次回 第19話「森からの移動」 投下順 第21話「狂気の男」 第19話「森からの移動」 時系列順 第21話「狂気の男」 前回 登場人物追跡 次回 - ヴィンデル・マウザー 第73話「戦う前から既に負け犬」
  • 無題
    ...ルマー 第19話「森からの移動
  • ツートーン遭遇
    ... 次回 第19話「森からの移動」 アクセル・アルマー 第69話「誕生、ガンダムタッグ!」 第38話「コックVSケモノ」 テンカワ・アキト 第69話「誕生、ガンダムタッグ!」
  • 1~50
    ...4 299 019 森からの移動 アクセル クロスボーンガンダムX1 初日 G-5 301 020 勝利の鏡 ヴィンデル ジャスティスガンダム 初日 B-5 302 021 狂気の男 ラッセル マジンカイザー 初日 C-8 303 022 後の者の為に 東方不敗 零影 初日 H-8 322 023 正調・じょんがら節(デュエットver.) マシュマーミオ 魚竜ネッサーボスボロット 初日 A-4 331 024 女傑と少年 ハマーンハチロー アッガイジャイアントロボ 初日 B-3 356 025 無題 ジョシュア ガンダム試作2号機 初日 H-4 364 026 無題 イサムルリ ドラグナー3型スカイグラスパー 初日 C-6 374 027 無題 ヒイロ M9ガーンズバック 初日 D-6 382 028 白き飛竜 フォルカ エスカフローネ 初日 E-1 391 029 美少女と親父 ラ...
  • 第一回放送まで
    ... 299氏 019 森からの移動 アクセル クロスボーンガンダムX1 初日 G-5 301氏 020 勝利の鏡 ヴィンデル ジャスティスガンダム 初日 B-5 302氏 021 狂気の男 ラッセル マジンカイザー 初日 C-8 303氏 022 後の者の為に 東方不敗 零影 初日 H-8 322氏 023 正調・じょんがら節(デュエットver.) マシュマーミオ 魚竜ネッサーボスボロット 初日 A-4 331氏 024 女傑と少年 ハマーンハチロー アッガイジャイアントロボ 初日 B-3 356氏 025 無題 ジョシュア ガンダム試作2号機 初日 H-4 364氏 026 無題 イサムルリ ドラグナー3型スカイグラスパー 初日 C-6 374氏 027 無題 ヒイロ M9ガーンズバック 初日 D-6 382氏 028 白き飛竜 フォルカ エスカフローネ 初日 E-1 391氏 02...
  • IF投下順
    ...G-4 019 森からの移動 一日目 G-5 020 勝利の鏡 一日目 B-5 021 狂気の男 一日目 C-8 022 後の者の為に 一日目 H-8 023 正調・じょんがら節(デュエットver.) 一日目 A-4 024 女傑と少年 一日目 B-3 025 無題 一日目 H-4 026 無題 一日目 C-6 027 無題 一日目 D-6 028 白き飛竜 一日目 E-1 029 美少女と親父 一日目 B-2 030 ベトレイヤー 一日目 E-2 031 幸せの材料 一日目 H-3 032 与えられたのは力と迷い 一日目 C-2 033 水面下の状景 一日目 ヘルモーズ 034 怪獣VS怪獣 一日目 D-7 035 敵と味方と 一日目 H-3 0...
  • IF時系列順
    ...G-4 019 森からの移動 一日目 G-5 020 勝利の鏡 一日目 B-5 021 狂気の男 一日目 C-8 022 後の者の為に 一日目 H-8 023 正調・じょんがら節(デュエットver.) 一日目 A-4 024 女傑と少年 一日目 B-3 025 無題 一日目 H-4 026 無題 一日目 C-6 027 無題 一日目 D-6 028 白き飛竜 一日目 E-1 029 美少女と親父 一日目 B-2 030 ベトレイヤー 一日目 E-2 031 幸せの材料 一日目 H-3 032 与えられたのは力と迷い 一日目 C-2 033 水面下の状景 一日目 ヘルモーズ 034 怪獣VS怪獣 一日目 D-7 037 暴走少女~全ては愛しき彼の為に~ ...
  • 俺の力・お前の力
    俺の力・お前の力 「そうか、あんたも災難だったな」  森の片隅に隠されるようにして停められた、自動車とバイク。 その傍らで、二人の男が自らの不幸を嘆いていた。 「・・・いや、そちらほどではない。  それと・・・だったじゃない、現在進行形だ」  銀髪の青年――クォヴレー・ゴードンが、もう一人の青年の科白を訂正する。 しかし、そのもう一人であるトウマ・カノウは、彼の言葉をスルーして続ける。 「だがしかし、武器がその・・・ヘッドライトビーム?だけだったんだろ?  ・・・俺のは一応ミサイルついてたし、他にも色々・・・」 「耐久力の上では、生身の部分が多いそちらが不利だろう。  それから過去形じゃない、現在進行中だ。現実を見ろ」 「・・・結構、容赦ないな。あんた」  トウマはそう言うと、軽く溜息をついた。 「記憶・・・の方は、もどる気配は...
  • 近くて遠くて
    近くて遠くて 「では、頼んだぞフォッカー君」 「任せてください、司馬先生」 ゲームを終らせるために協力する事になったロイ・フォッカーと司馬遷次郎の二人は、移動の際にあえて 平原を移動し、アルテリオンは上空、ダイアナンは地上を行く事にした。 「君は上空で警戒していてくれ、原因は不明だがセンサーがあまり役に立たないこの状況では、  目視のほうが頼りになる。平原を進めば、めったに奇襲されるという事もないだろう」 「しかし、司馬先生。それでは貴方が危険なのでは?東の森を進んだほうが良いと思いますが」 「いや、それは逆だよフォッカー君」 反対したフォッカーを、遷次郎は生徒に講義でもするかのように話しかける。 「確かに森の中を進めば発見はされにくくなる、しかし君の機体は森の中では性能を十分に生かす事は  難しいだろう。それに私とはぐれ無いように、比較的...
  • 魔神開放
    魔神開放  ゼンガー・ゾンボルトが気絶してから、どれだけの時が流れただろう。 月明かりの下で、碇シンジが大雷凰に乗ったまま、森の北東端で木にもたれて休んでいる。 放送の後、湧き上がる恐怖心からゼンガー(とサーバイン)を近くの森へ隠したのだ。 「お腹、空いたな・・・ウルベさん、遅いな・・・・」  シンジは東の空を見つめながら、十数回目の溜息をついた。 まだ哨戒に出たウルベは戻ってこない。勝手に森へ移動してしまったが、森の端からなら 簡単に戻ってくるウイングランダーを発見できるはずだった。 「・・・ミサトさん・・・アスカ・・・綾波・・・カヲル君・・・・・・・・・・・父さん」  じっとしていると元の世界の事を思い出す。楽しい事もあったが辛い事の方が多かった。 そして、ふと最初の部屋いたアスカの事を思い出す。顔を見た訳ではないが特徴的な髪飾りに 見間違え...
  • 歪み
    歪み 鉄也のガイキングを上部に載せたボスのダイタンクは土煙をあげ疾走していた。 「大丈夫かよぉ、鉄也」 「やられたのは機体だけだ。俺には傷一つ無い」 そういう鉄也の額には汗が滲み出ていた。 彼は己の腕に自身もあり、支給された機体もスペックを見れば上々・・・ 正直に言えばそうそう相手に遅れはとらないと思っていた、それがこの様だ。 「そんな事よりどちらに向かっているんだ」 「おお、とりあえずはさっきの廃墟地帯に」 「駄目だ、さっきの放送を聞かなかったのか、あそこは禁止エリアになる。そうだな・・・」 鉄也は地図を開き、辺りの地形を確認する。 「よし、同じ廃墟でもE-2の小島にしばらく潜むとするか」 「E-2・・・なるほど、廃墟は四つのエリアにまたがってるから陣取れれば、  禁止エリアにされても少...
  • 檻の中のケモノ
    檻の中のケモノ  森と草原の境を一匹のケモノが歩いている。 その紫の鬼神の中で、三輪防人はいらつきを隠せずにいた。 「電源ケーブルだと!何と、使い勝手の悪い……」  エヴァ初号機―――おそらく『アタリ』に入るであろうこの機体。 だが、初期位置の悪さにより……三輪は完全に閉じ込められていた。 (今は、まだいい……こちらに近づいてくる者を皆殺しにすればいい) ……しかし、禁止エリアとやらに、ここが指定されれば? 先程の男のように、この機体の移動範囲外に逃げられたら? 「それに・・・その方法だと、ワシが楽しくないからな……」  三輪はそう呟くと、ハイウェイにむけて移動を開始した。 ……より、多くの死を撒き散らすために。 【三輪防人 搭乗機体:エヴァンゲリオン初号機  パイロット状況:健康、いらついている  機体状況:良好  現...
  • 幸せの材料
    幸せの材料  広大な森を眼下に、魔装機ノルス=レイが高台へむけて上空を移動していた。 そのコクピットに窮屈そうに座っているのは、邪魔大王国の幹部イキマ。 「ヒミカ様、アマソ、ミマシ、俺は必ずや邪魔大王国を・・・」  イキマの行動原理は至極、単純だった。 邪魔大王国を再建する。その為にもこの戦いを生き残る。 「まずは、鋼鉄ジーグだ。奴を倒し、その後は・・・」 などと呟いていたイキマの耳に、戦場には似つかわしくない音が聞こえてきた。 『・・・たばかりのときめき・・・』 それは歌であった。女性数人の歌声が、眼下の森から聞こえてきたのだ。 「誰かは知らぬが、愚かな奴だ。遠慮なくやらせてもらうぞ!」 イキマは不審に思いつつも、間の抜けた獲物を狩るべく、機体の高度を下げた。 「ちょ・・・これ、何で止まらないのよ!?」  VF-1Aバルキリーのコ...
  • 一人煌く
    一人煌く (このペースならば・・・いけるか?・・・いや、やってみせる!) そこはD-8,地図上の最南端,市街地の一角。 G-6にある基地を目指し、ガルドは今もなお 自らの機体であるエステバリスのバーニアをふかしていた。 その進路は後30分弱で禁止エリアとなるE-7へと向いている。 普通ならば誰もが迂回して進む場所である。 万が一そこでトラブルが発生してしまえば命にかかわるのだから当然といえよう だが、彼にとってはそれが逆に狙い目となっていた。 今現在、自分がいる市街地や誰もが避けて通る禁止予定区域ならば 途中誰かに見つかる可能性も低くなる。 ならばこそ、周りを警戒する必要性も低下し、より高速で飛行できるというものだ かなりの時間短縮となるだろう・・・ もちろん、これは多少なりとも危険を要する、一種の賭けである...
  • 第222話
    第222話 「戦闘の跡、か……」 二つ目の首輪を入手したシロッコは、D-6を経由してG-6基地へと向かうべく、北上していた。 だが移動を始めてからそう間もなく……左手に、大きな戦闘の跡を発見する。 破壊された街並み。倒壊した多数のビル。 (特にこれといった手掛かりはなさそうだが……む?) 中央の地面に、ロボットが一機通れそうな巨大な穴がひとつ開いていた。 その穴に違和感を感じたシロッコは、穴の中を覗いてみる。 その奥には、通路が広がっていた。 (人為的に作られたもののようだな……隠し通路か?) 少々調べてみる必要がありそうだ……グランゾンは、地下通路へと足を進めた。 それから、どれだけの時間が流れただろうか。 地下通路は暗い上に意外と広く、探索に思いのほか時間がかかってしまった。 そして今、シロッコの目の前には、蒼い粒子の舞う謎の渦...
  • 緑の交錯
    緑の交錯   瓦礫が飛散する半壊した病院わき、そこに二人の男はいた。   一人は自分の機体に搭乗しており、   もう一人はこれまた己の機体を整備しているようであった。   辺りには静けさが漂っている。   男たちは押し黙っていた。   張り詰めた静寂の中、カチャカチャと整備の機械音だけが響いている。   不意に『キィッ』と扉が開く音がした。   男たちが慌てて振り向く、だがそこに人影はなかった。   半壊し、立付けの悪くなった病院の扉が風によって開いたのだろう。 「彼は何処へ消えてしまったというのか・・・」   機体に乗っていたほう、自らをチーフと名乗った男がそう呟いた。   もう一人のほうの男、ガルドもまた、しばらく扉を見つめ何かを考えているようであったが   一度ため息を漏らすと再び機体の整備に取りかかっていった   病院わきにまた機械音...
  • 骸は語る
    骸は語る 作戦通り森の端に沿って移動し続けて5時間余り。 森が途切れてフォッカー達の視界にD-4の廃墟地帯が見えてきたのは、もう日もとっぷりと暮れた頃だった。 もちろんフォッカーのアルテリオンだけならもっと速く移動できたのだが、 司馬遷次郎のダイアナンAの歩調に合わせていたら思ったより時間がかかってしまったのである。 そのダイアナンAへ向けて、フォッカーは通信回線を開いた。 「司馬先生、もうあたりも暗くなってきました。ここらで一旦腰を落ち着けませんか?」 「そうだな、フォッカー君。夜間の移動は危険だ。……しかし、結局他の機体には出会わなかったな」 「そうですね……幸か不幸か」 平原を移動してきたという事は、それだけ他の機体に見つかる可能性も高いはずなのだが、 この5時間、二人は一度も他の機体と接触することは無かった。 危険な状況に陥らずにすんだと...
  • 遭遇
    遭遇 『た、助けていただいてありがとうございます』 南東にしばらく進み、プレシアはガルドに声をかける 『いや、いい。それよりイサム・ダイソンという男を知らないか?』 『イサム・ダイソンさんですか?知りませんが……』 『そうか……』 どこか気落ちした声でガルドが言う。 『知り合いなんですか?』 『信頼できる仲間だ。』 詳しくは語らないが、その口調からははっきりとした信頼が感じ取れた。 『手間を取らせたな。俺はイサムを探さなくてはいかん。…すまんな』 『い、いえ』 なにかのために行動する人を自分で引き止めてはいけない。プレシアは自分と一緒にいて欲しいという言葉を飲み込んだ。その様子を感じたためだろうか、飛び去るときこう付け加えた。 『イサムにあったら共にいるといい。あいつはゲームに乗るような男ではない。……また、会おう』 また会おうという...
  • ZEST SEVEN
    ZEST SEVEN カラン…… 疲労も落ち着き、B-3の地点に戻ってきたディス・アストラナガンは落していたZ・Oサイズを拾う。 ガンスレイブの補充には至っていないものの、竜王機に受けたダメージはもうほとんど再生している。 「さて、これからどうするかな……」 フム、と独り言をこぼすクルーゼ。彼は狂気の男でもあるが、同時に冷静な男でもある。 「南に、いたような気もするが……」 彼は潜伏していたときに、南に機体の反応のようなものを見つけていた。 薬の時間をチェック。あと20時間は服用しないでいい。 「行ってみないことにはなんともいえんな」 バサリ、と大きな翼を広げ、ディス・アストラナガンは悪意を撒き散らすために空に浮き上がった。 「これは!?」 「ん……ブンちゃん一体どうしたの?」 見張りのためレーダーを見ていたブンタにうつらうつらして...
  • 移動・攻撃・[説得]・待機
    移動・攻撃・[説得]・待機 日が替わり、夜明けが近い今もシロッコ達は身を潜ませていた。多少出遅れた形となったが、シロッコに焦りはない。市街地という優位点。他者の目を引きやすく、身を隠しやすい地形は絶好の待ち伏せ場所となりえた。いつまでも潜伏している訳には行かないが、少なくとも夜間行軍を行うよりは堅実な選択といえる。夜の間、着実に食料や使えそうな工具の調達、休息、周辺地形の把握、補給地点の確認と万全の体制を確保している。それに加えてキラからの得る情報は、デタラメな現状を真面目に考えるキッカケとなった。 「なるほど、キミの話はとても参考になる。少しは状況が飲み込めて来たよ」  食事を取りつつ、コズミック・イラの情勢について聞き出したシロッコは思考を巡らせる。 一応、宇宙世紀と同じく地球を母星としているが、歴史的に大きく食い違いがあり、とても 同一世界とは思えなかった。それ...
  • 明日はどっちだ
    明日はどっちだ 見晴らしのよい草原で1つの球体が飛び跳ねている。 もともとその球体……RB-79《ボール》は、重力下での運用を視野に入れて造られた機体ではない。 故にブースター最大噴射で宙を飛び、エンジンが悲鳴をあげだしたら出力を下げ地面へと不時着する。 それの繰り返しで移動をしているのだ。 着地時の衝撃は並大抵ではなく、生身の人間ならばとっくに負傷もしくは気絶をしているだろう。……あくまでも生身ならばの話だが。 「ちぃっ!なんて乗り心地の悪いマシンだ」 コクピットにて操縦者である機械生命体クロノス族のバグ・ニューマンが呻く。 彼は宇宙最強の拳法と噂される天空宙心拳を習得しており、攻撃の技だけならば師であるキライ・ストールをも上回る使い手である。 が、師の考えが理解できなかったために免許皆伝の前に師の元を去る。 その後、クロノス星の小さな町に対して略奪...
  • 冥府の邪神
    冥府の邪神 「やっぱり僕、ガルドさんのところに戻ります!(さて…時間としては30分。ククク…もういいだろう…)」 町へ向かう途中、唐突にマサキがそんなことを言い出した。 「ええ!?マサキさん一体どうしたんですか!?」 プレシアも驚くが、すぐにそれに正確な指摘を入れる。 「彼は今、命を懸けて戦っている!僕には戦える力があるのに、放っておくなんてできない!(予想通りの回答だ。ここまで単細胞とはな。)」 内心嘲笑うマサキ。ドス黒い心をおくびにも出さず、演技を続ける。 「そうかもしれないですけど、美久さんをどうするんですか!」 「分かっています!でも僕は!どうすればいいんだ!(もう少し、さぁもう一歩踏み込んでこい!)」 「私だってどうにかしたいです!けど…」 プレシアも心にしこりのような思いがあるのか、声をすこし荒げた後、か細い声で「けど」と付け加えた。 ...
  • 無題078
    無題 十字路に着いて、とりあえず十字路の右に行ってみるリュウセイ。すこし行くと 「ウルトラマンのカラータイマーが欲しい!!」とか壁一面に書いてあった。 今度は左に行くと妙な鷹のマークの壁画と「ショッカー万歳!」と大きく壁に書いてあった。 仕方ないから十字路の最後の一方に行ってみる。 「おっ、今度は当たりか?」 そこには蒼い粒子を光らせながら渦巻く水のようなものがあった。 奥にはうっすら「旅の扉 経過3時間」と書いてある。 とりあえず少し触ってみようとフェアリオンの手をそれに突っ込んだ瞬間! 「う、うわあああああ!?」 フェアリオンはどこかに引きずり込まれた・・・・・・・ ズシーン・・ズシーン・・ 重低音を響かせながらビッグオーが歩いている。 確かにビッグオーの移動速度は速いとはいえない。しかしもう日も暮れだしているが、 遠くで...
  • 第二の出会い
    第二の出会い 「……十二人、か。ゲームが始まってから六時間、三十分に一人が死んでいる計算になるな」  ゲームの進行状況を伝える放送を聞きながら、シロッコは陰鬱な溜息を吐いた。  ゼオラ・シュバイツァーにより機体を破壊されてからこっち、シロッコは機体の修理が可能な工場を求め、市街地の探索を行っていた。  このダンガイオー、決して弱い機体ではない。マニュアルを見る限り、スペックとしてはMS以上のものを持っている。  だが、片腕を失い、また機体の性能を完全に引き出す事が出来ない今の状態では、それも宝の持ち腐れである。  この過酷な生存競争が行われている中でそれでも生き抜く事が出来ると信じられるほど、シロッコも現状を楽観視してはいない。  それで、なんとか片腕の修復だけでも行えればと、修理工場の類が無いか捜索を続けてはいたのだが……。 「少なくとも……この周辺に、機...
  • ファイナルステージ・プレリュード
    ファイナルステージ・プレリュード レビ・トーラーを退けたバプテマス・シロッコは、リュウセイ・ダテの懇願を聞き入れることにした。 大破したアーバレストから、支給されたサバイバルキットと小型のロボットの様な物体を取り出して、リュウセイがゆっくりと這い出してくる。 それをグランゾンの手のひらで受け止め、なるべく揺らさないように動き出す。 リュウセイの指示した方向にそびえ立つ黒き鋼の巨人、BIG-Oことメガデウスの下へ。 「ところで…そのロボットは何かね?機能は停止しているようだが」 移動しながらシロッコが質問した。 重体の人間に質問するのは正直はばかられるが、元々この男を助けたのは情報を得るためだ。 無神経と思われようが聞いておきたいことは山ほどある。 「ああ…エルマっていうAI搭載のロボットだ。少し…オーバーヒートしただけですぐ…目を覚ますさ」 怪我が辛...
  • 考察
    考察 何もない真っ白な紙にインクが落ち黒々とした線がひかれていく。 『遠き慮りなきときは、必ず近き憂いあり』とは誰の言葉だったかな―― とか考えながらシロッコは紙にロワのルールを書き込んでいく。続いて現在判明していることをなるべく事細かに淡々と書き綴る。 遠い先のことを見据えあらゆる事態を想定し考えておくことそれは必要な作業だった。 首輪の解析、それはたしかに必要だった。しかし、今現在主催者との間には大きな知識の差があることは明白。 首輪の全てを理解することは不可能と思わざるえなかった。 だが首輪の全てを理解する必要はない。ようは無力化さえすればいいのだ。 一通り紙に書き写し終えた彼はいくつかのルールに目をとめる。 一つは機体の乗り換えルール。前の搭乗者が生きているうちの乗り換えは不可。 主催者と参加者をつなぐものはこの首輪だけな以上、首輪が何...
  • 彼らの選択(前編)
    エピソード0 今思えば、それはどこか不愉快な感覚だった。 自分の中にある何かが薄れ、徐々に消えていく。 消えていくごとに、言いようのない苦痛が脳内を蝕んだ。 それに代わって、新しい何かが刻み込まれていく。 刻まれるごとに、苦痛は引いていった。 そして苦痛が完全に消えた時―― 調整完了のアラームが鳴り響き、カプセルの蓋は開いた。 私は身を起こし、重い瞼を開く。 そこで最初に目に入ったのは――仮面を被った男の姿。 そう……彼こそが、我が主。 「目覚めたな、W17。私の名はユーゼス・ゴッツォ。お前の創造主だ」 人形としてあるまじき思考であるが―― この時、呼びかけてくる主の姿に、私は得体の知れない不快感を抱いた。 だが、それもほんの一瞬。 私の中に設定されたプログラムが、次に何をすべきかを指示してくる。 「お前は我が計画のための道具として、こ...
  • 不信と決意
    不信と決意  砂漠の中をはしる一筋の道を、三つの影が移動している。 「でも良かった・・・ラト、貴方が無事で」 「ゼオラこそ無事で良かった。・・・アラドも大丈夫だよ、きっと」  先を行く二機の機体には、楽しげに会話する少女たち。 「・・・・・・・・・」  そして、その後を追う紺色の機体には老齢の男性が乗っている。 彼、タシロ・タツミは殺し合いという現状に、激しい憤りを感じていた。 あの場に居た参加者たちの中には、彼女らのような少女・少年達が大勢、混じっていた。 (彼らを、殺し合わせてはいけない・・・) タシロは心の底からそう思う。  確かに自分の指揮していた艦にも、うら若き少年少女たちが居た。 地球を守るためとはいえ・・・未来ある若者たちに、辛い戦いをさせていた。 だが、こんな馬鹿げた『ゲーム』を強制するなど到底、許すことは出来ない。 ...
  • てのひらの切り札
    てのひらの切り札 「またも直々のお出ましとはな、ユーゼス・ゴッツォッ!」 姿を現した怨敵に木原マサキはグランゾンを踏み込ませ剣を振るう。 しかしその出会いがしらの一撃は、難なくディバインアームに防がれる。 「ふん、何度も言わせるな、私に役目を終えた道具を残す趣味はない」 大方の魂を回収し終え、ゼストの降臨が確定した今、 もはや特異点たるグランゾンとそれを自在に操る木原マサキは、 ユーゼスにとって予測不能の障害に過ぎない。 アースクレイドルの存在を生存者たちに気づかれる可能性は考慮していたが、 これほどの早期に空間転移をもって乗り込まれるとは流石に予想外であった。 クロスゲートパラダイムシステムが健在なら予測可能だったかもしれない事態に、 内心彼は舌を噛む。やはりこの男は危険だ、このまま放置すれば何をやらかすかわからない。 だからこそリスクを承知で自らマサキを排除...
  • 戦闘マシーン
    戦闘マシーン 「鉄也ぁまだつかねえのかよ、もう6時間も運転しっぱなしだわさ」 「弱音を吐くなボス。もうすぐ着く、ほらもうそこにみえるぞ。(やはり本物にしか見えんな・・・俺の考えすぎのようだな)」 この移動の時間、いろいろと怪しまれない程度に探ってみるが、矛盾は見つからない。 (いかんな、仲間を疑うなど。何を考えているんだ) 「やっと着いただわさ、降りたら一休みす―――んん?」 「どうしたんだ、ボス?」 訝しげなボスの声に対して鉄也が聞く。 「いや今なんかレーダーにポチっと写ったような・・・」 「写っただって?」 鉄也がレーダーを改めようとした時・・・ ズガガガガガガァン!! 「何っ!?」 大量のラスタバンビームがダイファイターとガイキングに襲い掛かる。 「うわったたた!一体鉄也、なんなんだわさ!?」 「敵襲だ!急いで高度を落とせ!...
  • 5分前
    5分前 木々が生い茂る森の中を、司馬遷次郎の駆る一台のバイクが軽やかに駆け抜けていく。 上空ではロイ・フォッカーのアルテリオンが先行し、その後ろを木原マサキのレイズナーが追っていた。 (ちっ…このペースでは、このまま何もなくても基地に辿り着けるのは次の放送の直前になるな…) 前方を走っている遷次郎のスカーレットモビルを見下ろし、マサキは心の中で舌打ちした。 「おいおい、マジかよ…」 ドラグナー3型のレーダーを確認したイサム・ダイソンは驚愕した。 自分達が現在居るG-6の基地に向かう複数の機体を確認したのだ。F-6側からニ…いや、三機。 正確には、仲間であるヒイロ・ユイのM9のある格納庫の真下… 地下ドックにもう一機、惣流・アスカ・ラングレーのダイモスが眠っていたのだが… 偶然にも機体の存在を示すアイコンがM9と重なってしまい、イサムはこの存在を見...
  • 超重次元戦奏曲
    超重次元戦奏曲 ユーゼスの声がこの殺戮地帯に響き渡る。 そのさなか、平原地帯を高速で飛行するグランゾン。 そしてその後方から追撃するラーゼフォンと、グルンガストの飛行形態であるウイングガスト。 高度を落とし、前方に見える山の地形をブラインドにしながら追撃をかわそうとするグランゾンのパイロット―― 木原マサキは操縦に気を向けつつも、放送の内容を可能な限り聞き取って、情報を得ようとしていた。 (残り八人……そして禁止エリアはE-2、E-5……これだけ分かればなんとかなるか……!) 高速飛行中のコックピットに破損した部分から隙間風が入ってくる。 身を縮めてマサキは少しでもそれを回避しようとする。 時速千キロともなれば、その風で凍りつく程に体温が奪われるからだ。 「この機体に乗ってきた奴もこんな目にあいながら……いや、これか!」 風に四苦八苦しつつもマニュアルを読み込んだマ...
  • 彼らの選択(後編)
    彼らの選択(後編) E-7基地の一室で、コンソールを叩く音が響く。 ユーゼスは何かに取り憑かれたように、ゼスト修復の手段を模索していた。 傷穴は一向に塞がる気配を見せない。 本当に、魂達が悪足掻きをしているとでもいうのか。 これから6時間にも満たない時間で、自己修復できる保証はなかった。 (ならば、私の手で直接修復に着手すれば……いや、時間が足りん) 既にゼストの調整は最終段階に入っている。 傷一つの修復のために調整を中断し、今から後戻りすることなど出来ない。 もう時間がないのだ。修復と調整の両方を完全に終えるには、6時間では到底足りない。 (どうする……どうすればいい……?) とりあえず、この場を凌ぐ方法はある。 新たな別個の機体を、ゼストに取り込むことだ。 取り込んだ機体をゼストの依り代とし、一時的に器として代用する。 修復までの時間稼ぎ……...
  • すーぱーふぁんたじー大戦
    すーぱーふぁんたじー大戦  嫌味なくらいに綺麗な月明かりの下。 夜目にも映える色鮮やかな機体が、 遮るものも無い大地をゆっくりと移動している。 「無事でいてくれよ、イキマ・・・」  仲間の無事を案じ、コクピットの青年が呟いた。  ゼオラと名乗る少女に攻撃を受けてから数時間。 ジョシュアはイキマとの約束を果たすべく、湖へ向けて移動していた・・・ 「けど・・・やっぱ、この機体は目立つな」  わかっていたことだけど・・・と心の中で付け足す。 確かに、この状況で遮蔽物の無い場所にでるなど、危険な行為である。 しかし・・・ジョシュアは悩んだ挙句に、森を出ることを決意したのだった。 (・・・今のところ、レーダーに反応はなしか・・・いや、北から何か来る!?) 森を出て数時間。北方からの突然の反応に、ジョシュアは機体を止める。 2号機のモ...
  • 空と水の龍
    空と水の龍 「やれやれ、困ったものですね」 そう呟いた男は、機動兵器のコクピットにいた。 「大空魔竜にスカウトされたかと思えばこれですか。あの仮面の男、あれが暗黒ホラー軍団なのでしょうか」 男の名はハヤミブンタ。大空魔竜の七人の超能力者の一人として、コンバットフォースのスカウトを受け、 暗黒ホラー軍団の存在とその対処策などを聞きそのスカウトを受諾すると決意した彼は 突如意識を失い、気が付けばこの殺しあいに参加させられていた。 「しかしこの機体は中々不便なですね、これでは水中か空しか移動出来ないですね。  水中にいてばかりでは禁止エリアに引っ掛かり、空を行けばこの巨体では目立ってしまう」 水中に佇むその機体は人の上半身に龍の下半身を持ったような、異形のものだった。 「いや、ここにとどまっていても仕方ありませんか。  突然こんな...
  • その身に背負うものは
    その身に背負うものは 暗闇の中、ライトに照らされて浮かぶ巨大ロボットのコックピット。 パイロットシートには誰のものともわからない大量の血痕がべっとりと付いており、 その座席はまるで処刑や拷問に使う器具のように不気味にうつる。 G-5エリアに放置された機体、 グルンガストを発見したクォヴレー、トウマ、イキマの三人はこの血まみれのコックピットの前で思案に暮れていた。 発見した直後、まず三人が行ったのは機体の損傷チェックである。 胸部装甲がかなり傷ついていたが致命的ではない。 そしてメインカメラはオシャカになっていたが、サブカメラが何とか生きていた。 トウマの話によれば、このグルンガストは空陸それぞれの移動形態に変形可能な上、並の戦艦以上の火力と装甲を併せ持つ機体らしい。 それが本当なら、是非とも戦力として運用したいところだ。 クォヴレーのブライガーは強力...
  • 合流へ
    合流へ 「・・・こりゃ驚いたぜ。どっかのお嬢ちゃんじゃねぇか」 イサムがそう形容したのも無理がない。まるで透き通るような白い髪と肌。綺麗だがどこか鋭い金色目。 しかし見かけに反して出てきた言葉は 「私お嬢ちゃんじゃありません、少女です」 結構キツイ言葉だった。 それからしばらく信頼してもらえるよう必死に説得を試みるイサム。しかし中々ルリは応じない。 「こうなりゃしかたねぇ!」 そう言ってエンジンを切りコクピットから降りてしまう。しかも 「この通り丸腰だ!ゲームに乗る気はねぇ!」と言いながら手を上げてしまっている もしルリがゲームに乗っていれば間違いなく死んでいるだろう。 だが・・・・・・・・・・・・・・・ 「・・・・・・・・・・分かりました」 機体を得るために機体を汚さず手にしたいとしても、流石にこれはやりすぎだろう。 幾らなん...
  • アニメじゃない
    アニメじゃない  空を飛ぶ蛇のような機体が、森に入ったかと思えばまた出てくる。フラフラと飛ぶ姿はまるで酔っ払いだ。 ずんぐりとしたボスボロットが空飛ぶドッゴーラにしがみ付いている。 「マシュマーさん、意外と近くにいたりしないかなぁ? あ、あれってネッサーの頭じゃない?」 「今度こそ、当たりだと良いんですけどね」  ミオの指摘にブンタが気のない返事をして再びドッゴーラを降下させる。下では何本かの木が倒れていた。 真夜中に見れば水竜と見間違える事が出来ないこともない。 「ただの倒木のようですね。そろそろ道草はやめて、早く先程の場所まで戻りましょう」  彼らはマシュマーを探して北上した後、一度南の河へまで戻るつもりだった。しかし道中、ミオが下の森を 見回しては『あれは!』とやるものだから、あっちへふらふら、こっちへふらふら。気が付けば随分と時間は 経過し、...
  • 合流、そして放送
    合流、そして放送 移動し始めて約2時間…….. 5人は何事もなく合流に成功した。 「ルリちゃん!」 「アキトさん!」 夕日を背に少女と青年が再会する。 バックにはボロボロの機体。それは映画のワンシーンのようでとても幻想的であった………. 「「「・・・・・・・・・」」」 それをなんか遠い目で眺める3人の男たち。 「一人身は・・・」 「つらいですね・・・・」 イサムとマサキがつぶやく。 「二人ともがんばってぇん♪」 「死ね」 「くたばれ、地獄に落ちろ」 「うわ、ひでぇ」 「っていうかマサキお前・・・」 「いえ、なんでもないですよ」 (しまった、あまりの気色悪いさについ本音が・・・) 顔をそむけながら言うマサキ 「まぁ俺は帰ればいるけどな」 イサムには確かに(?)ミュンがいるからか少し余裕がある。 ...
  • 戦友の帰還を待ちながら
    戦友の帰還を待ちながら  ――そういえば、と思い出す。  このゲームが開始された直後、自分に襲い掛かって来た機体を仕留めた場所。あれは、この近くではなかったか。 「エルマ、機体の修理だけど、どんな具合だ?」 『あまり、順調とは言えません。フェアリオンとノルスは元々、壊れ掛けの状態でした。  ですから、使える部品が少なく……』 「そうか……」 『せめてもう一機、パーツ回収に使える機体があれば……』 「エルマ」  リュウセイやイキマの手伝いを受けながら、メガデウスの修理に取り掛かるエルマ。  周囲に対する警戒は解かず、セレーナは自らの相棒に話し掛ける。 『はい、なんでしょうか、セレーナさん?』 「パーツ回収に使える機体の心当たりなら、無くもないわ」 『えぇっ! ほ、本当ですか!?』 「ほら、憶えてない? このゲームで最初に戦った、怪...
  • 思いを力に
    思いを力に 「エルマ、今何時?」 「そろそろ21時です。ゲーム開始から9時間ぐらいですね」 「あと18時間で二人か・・・なかなか厳しい条件ね」 「どうしてですか?まだ3分の1しか経過してませんけど・・・」 「馬鹿ね、一回目の放送では10人死亡者が出ているわ。残りは45人。既に9時間も経ってるのにまだ一人一人で動いていると思う? 多分半分以上の人間は手を組んでいるでしょうね。わざわざ一人で行動するのは当たり前だけど危険だもの」 対複数戦闘は一対一より遥かに危険が増すことが予想されます 「そういうこと。さっすが、アルは頭良いわね~。なでなでしてあげちゃう!」 「うう、セレーナさん・・・ボクの立場が・・・」 「にしてもアル、結構貴方話せる子だったのね。言っちゃあなんだけどお姉さんびっくりよ」 私は学習機能を所有しています。マスターとエルマさんの会...
  • それぞれの思惑
    それぞれの思惑  湖から街へと下るハイウェイを、一台のバイクが走っていた。 ワルキューレ――北欧の戦女神の名を冠した、赤い車体に跨っているのは一人の青年だった。  青年の名はトウマ・カノウ。 ダイナミック・ライトニング・オーバー …通称、大雷凰に乗り地球の、いや、銀河を守る為に戦った男である。  彼らの、命をかけた戦いにより、銀河に平和が訪れた・・・はずであった。 (それなのに…ユーゼス=ゴッツォとかいう、腐れ外道め!) トウマは心の中で、ユーゼスに飛び蹴りを入れた。 (…じゃなくて、これからの事だよな) …ゴッツォの名には聞き覚えがあった。 ゼ・バルマリィー帝国のシヴァー=ゴッツォ。 (多分、奴はバルマーの元関係者だ) 「だとすれば…アルマナを探したほうがいいな」  トウマは星を越えた友人の姿を思い浮かべる。 「それに…彼女を一...
  • 無題IF01
    無題 「そうか…また12人もの命が…」 タシロが沈痛な面持ちで呟いた。視線を横に向けると、ラトゥーニが手を震わせて、下を向いている。 「知り合いが、いたのかね?」 聞いてはいけないこととは分かっている。しかし、すこしの情報が命を左右するこの状況で聞かざるおえない。 「いえ…いませんでしたが…でも…」 声がすこし震えている。 「…そうか…」 彼には静かに答えを返すことしかできない。 「ゼオラ君の名前がなかった。彼女をほうっておくわけにもいかん。…町のほうに向かうとしよう」 「はい…」 そう言葉を交わし、ヒュッケバインmk-3ガンナーとV2アサルトバスターガンダムはA-1に向けて出発した。 「いたな…!」 鉄也が静かに呟く。レーダーで捉えられるギリギリ。2つの光点がともっている。 ガイキングはそちらを向きなおし、 「はずしはしな...
  • 基本ルール
    基本ルール 【修正事項】 (議論スレで決定された追加事項について) 各キャラは原作より参戦(他作品のキャラのことは知らない) MAPは一マス四方が50キロです。 移動時間を、大雑把でいいですから頭に入れといたほうがいいかもしれません。 ただし、MAPの端は反対側のMAPと繋がっています。 乗り換えルール(下記、ルール参照)は途中からの立案ですが、 『ルール説明』において、ユーゼスが話した事になっています。 よって、全員知ってるものとします。 MAPのどこかに補給物資搬出口があります。 (ボタン式。押すとカーペンターズが出現、補給・修復してくれる) とりあえず、失ったものは生えません・・・装甲まではOK? 特殊装備(所謂、換装パーツなど)は出てきません。 【原則】 乗り換えのルールはこれが鉄板です、変更は出来ません。 (詳...
  • 黒の交錯
    黒の交錯 「ルストトルネェェェド!」 機体のすぐ横を荒々しい竜巻が通り抜ける。気が吹き飛び、砂塵が巻き上がる強力な威力。 その高い機体性能のおかげでなんとか攻撃を避け続けているものの、プレシア=ゼノキサスにとって 今の状況は悪夢以外の何物でもなかった。 「お願いです!こちらは戦う積もりなんてないんです!だから攻撃をやめ・・・きゃぁっ!」 外部スピーカーをONにしてまるで悪魔のような姿をした機体に向けて必死で呼びかけたが、 その台詞が終わる前に跳んできたミサイルがグランゾンの装甲を直撃する。 しかしミサイル程度ではグランゾンの装甲には傷一つつかなかった。改めてその装甲の厚さに驚嘆しつつ プレシアは顔を伏せる。 (グランゾンの力・・・それは目の前で父を奪われたあたしが一番分かってる。速く、強い。ディアブロなんかと比べ物にならない) プレシアの父――ゼ...
  • それぞれの「約束」
    それぞれの「約束」 「イキマ!よく無事で!」  ジョシュアの口から、再会を祝う言葉が発せられる。  あれだけイキマの心配をしていたのだら、当然だろう。 「自分から言い出した約束を破るほど、俺は落ちちゃいないさ」  本心は嬉しくて仕方がないイキマだが、ぶっきらぼうに言葉を返すことしか出来ない。  互いの無事を喜び合った二人は、別れた後のことを語り合った。  それも一段落した後、ジョシュアは聞き辛そうに、 「その…探し人のことだけど…」  と切り出した。  今話さなくては、自分達の結束は無いも同じになってしまう。  そう決心し、イキマは自分の気持ちをありのままに語った。 「心配はいらん。 確かに、姫さんとの約束を果たせなかったのも悔しい。 司馬宙…奴と生き別れてしまったのも残念だ。 だが…俺にはお前という心強い仲間がいる。ヒミカ様の元...
  • 目覚め
    目覚め 「何もないようだな……」 ティーカップの中の紅茶を飲みながら、シロッコは周囲を見回した。 見渡す限りの、瓦礫の山。建物は全て崩れ落ち、元の形を成しているものはもはや存在しない。 核爆発。それも立て続けに二度も、だ。 その余波は、島を再起不能なまでの死の大地へと変えていた。 「何かあったとしても、あの爆発の余波で吹き飛んだかもしれんな……それにしても」 目の前の地獄絵図を前に……シロッコは改めて、自分の想像を超えた超技術の存在に驚愕する。 「核の放射能をも、数分で浄化する技術、か……」 ひとたび高度に汚染されれば、長期に渡りその地を死に追いやる、核の真の恐怖――放射能。 核爆発の瞬間、確かに大量に放出されたそれの反応は、僅か数分で完全に消失してしまった。 (主催者の放射能を消す意図はわからんが……その技術、全く持って驚かされる……) シ...
  • Invisible Tactics
    Invisible Tactics イングラム、そしてイングラムがリュウセイと呼ぶ少年との出会いから二時間。 セレーナは、G-3エリアの森林地帯を移動していた。 既に日は落ち、森は闇と静寂に覆いつくされている。 こういうとき、アーバレストの暗視機能は頼りになる。 ECSを展開したまま走るアーバレストのコクピットの中で、セレーナは黙り込んでいた。 「……レーナさん」 「…………」 「セレーナさん!」 「え!?……どうしたの、エルマ?」 「どうしたのじゃないですよ、セレーナさん。あれからずっと黙りっぱなしじゃないですか」 エルマの自分を心配する声。なんと答えていいか分からずに、セレーナはまたモニターに視線を戻した。 「やっぱり、さっきの人達の事、考えてたんですか?」 「……違うわよ、エルマ」 自分でもよく分からない。こんなところで迷ってい...
  • @wiki全体から「森からの移動」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索