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中中辞典(現代中国語)案内 - (2009/04/14 (火) 01:53:56) の1つ前との変更点

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<div class="main"> <div><span style="color:#ffff00;"><span style="font-size:24px;">中中辞典(現代中国語)案内</span></span></div> <p> </p> <p> </p> <div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 以下に、現代中国語の中中辞典について案内します。中中辞典は、中日辞典に比べて使われる頻度が高くないかも知れません。しかし、上級者の方は(できれば中級者の方も)、ぜひ使ってほしいと思います。</font></span></div> <p> </p> <p> </p> <div> <p><span><span style="font-size:18px;"><font color="#00FFFF">(1)『現代漢語詞典 第五版』中国社会科学院語言研究所詞典編輯室(商務印書館 北京 '05)/第三版</font></span></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 大陸刊行の中型中中辞典として最も高い地位を持つ、スタンダードとも呼ぶべき存在です。見出し語(収録語彙数)は約6万5千。</font></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 語釈・例文共にしっかりしており、定評があります。普段は中日辞典をメインに使っている人も、分かりにくい抽象語などを調べる際は、これを併用するのがよいでしょう。</font></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 実は、この辞書はCANONの中国語電子辞書<font color="#FFFF00">G90</font>にも収録されています。<font color="#FFFF00">G90</font>は、他社のライバル製品と比べいくつかの欠点はあるものの、1、収録されている中国語辞書の質・量ともに優れている、2、見出し語のみならず、用例の串刺し検索ができる、という2点が、圧倒的に優れているといえます。私は、中国語を本格的に勉強したいという人には、電子辞書は<font color="#FFFF00">G90</font>をお勧めしています。</font></span></p> </div> <p> </p> <p> </p> <div> <p><span><span style="font-size:18px;"><font color="#00FFFF">(2)『現代漢語大詞典』(全2冊)同書編委会(漢語大詞典出版社 上海 '00)</font></span></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> </font><a href="http://www39.atwiki.jp/suyama/?page=%E4%B8%AD%E4%B8%AD%E8%BE%9E%E5%85%B8%EF%BC%88%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E6%BC%A2%E8%AA%9E%EF%BC%89%E6%A1%88%E5%86%85"><font color="#996241" size="3">『漢語大詞典』</font></a><font size="3">の現代漢語部分を抽出したものに、さらに語句を追加した大型辞典です。収録漢字1万5千余、見出し語10万余。</font></span></p> </div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> コンセプトは、「20世紀以来の白話文によって著された著作中の語彙と、口語など普通語詞彙を主に、これまでに使用された文言詞や広 範囲で使用される方言及び外来語を収める」のだそうです。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 出版されてまだ日が浅く、評価が定まっていない嫌いはありますが、元になっている辞典が良質なので、信用できるでしょう。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 親字の配列がピンイン順ではなく画数順なので、引きづらいのが難点です。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> なお、この辞書は中国大陸で発売されている電子辞典、<font color="#FFFF00">CASIO EW-V3500L</font>にも収録されています。<font color="#FFFF00">EW-V3500L</font>には<font color="#FFFF00">『漢英大辞典(第二版)』</font>も収録されているので、プロフェッショナルとして中国語を使っている人にとっては、日本で発売されている電子辞典よりも有用かもしれません。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> なおこの製品は、実は日本でも購入可能です。ただし、中日辞典は<font color="#FFFF00">『クラウン中日辞典』</font>しか入っていませんので、初学者にはあまりお勧めできません。</font></span></div> <p> </p> <p> </p> <div> <p><span><span style="font-size:18px;"><font color="#00FFFF">(3)『新華詞典』(商務印書館 北京 '80)</font></span></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> (1)と同じく中型の辞典です。(1)と比べると、日常的に使うことばの語釈は少なく、むしろ収録語彙には専門用語に関するものが多くなっています。</font></span></p> </div> <br /><div> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> その意味では、百科事典的な用途に適しているのかもしれません。ただ、百科事典として使うのであれば、むしろ大型のものを引くがよいかという気もします。大陸では結構有名な辞書なんですけど、使い道はあまりなさそうです。</font></span></p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> </div> </div>
<div class="main"> <div><span style="color:#ffff00;"><span style="font-size:24px;">中中辞典(現代中国語)案内</span></span></div> <p> </p> <p> </p> <div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 以下に、現代中国語の中中辞典について案内します。中中辞典は、中日辞典に比べて使われる頻度が高くないかも知れません。しかし、上級者の方は(できれば中級者の方も)、ぜひ使ってほしいと思います。</font></span></div> <p> </p> <p> </p> <div> <p><span><span style="font-size:18px;"><font color="#00FFFF">(1)『現代漢語詞典 第五版』中国社会科学院語言研究所詞典編輯室(商務印書館 北京 '05)/第三版</font></span></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 大陸刊行の中型中中辞典として最も高い地位を持つ、スタンダードとも呼ぶべき存在です。見出し語(収録語彙数)は約6万5千。</font></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 語釈・例文共にしっかりしており、定評があります。普段は中日辞典をメインに使っている人も、分かりにくい抽象語などを調べる際は、これを併用するのがよいでしょう。</font></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 実は、この辞書はCANONの中国語電子辞書<font color="#FFFF00">G90</font>にも収録されています。<font color="#FFFF00">G90</font>は、他社のライバル製品と比べいくつかの欠点はあるものの、1、収録されている中国語辞書の質・量ともに優れている、2、見出し語のみならず、用例の串刺し検索ができる、という2点が、圧倒的に優れているといえます。私は、中国語を本格的に勉強したいという人には、電子辞書は<font color="#FFFF00">G90</font>をお勧めしています。</font></span></p> </div> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font color="#FF9900">※補足:<font color="#FFFF00">G90</font>の後継機である<font color="#FFFF00">V903</font>、あるいはさらにその後継の<font color="#FFFF00">V923</font>では、<font color="#FFFF00">G90</font>にあった欠点の多くが改善されていますので、2009年3月現在ではこちら(特に<font color="#FFFF00">V923</font>)の方がお勧めです。</font></span></p> <p> </p> <p> </p> <div> <p><span><span style="font-size:18px;"><font color="#00FFFF">(2)『現代漢語大詞典』(全2冊)同書編委会(漢語大詞典出版社 上海 '00)</font></span></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> </font><a href="http://www39.atwiki.jp/suyama/?page=%E4%B8%AD%E4%B8%AD%E8%BE%9E%E5%85%B8%EF%BC%88%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E6%BC%A2%E8%AA%9E%EF%BC%89%E6%A1%88%E5%86%85"><font color="#996241" size="3">『漢語大詞典』</font></a><font size="3">の現代漢語部分を抽出したものに、さらに語句を追加した大型辞典です。収録漢字1万5千余、見出し語10万余。</font></span></p> </div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> コンセプトは、「20世紀以来の白話文によって著された著作中の語彙と、口語など普通語詞彙を主に、これまでに使用された文言詞や広 範囲で使用される方言及び外来語を収める」のだそうです。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 出版されてまだ日が浅く、評価が定まっていない嫌いはありますが、元になっている辞典が良質なので、信用できるでしょう。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> 親字の配列がピンイン順ではなく画数順なので、引きづらいのが難点です。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> なお、この辞書は中国大陸で発売されている電子辞典、<font color="#FFFF00">CASIO EW-V3500L</font>にも収録されています。<font color="#FFFF00">EW-V3500L</font>には<font color="#FFFF00">『漢英大辞典(第二版)』</font>も収録されているので、プロフェッショナルとして中国語を使っている人にとっては、日本で発売されている電子辞典よりも有用かもしれません。</font></span></div> <br /><div><span style="font-size:14px;"><font size="3"> なおこの製品は、実は日本でも購入可能です。ただし、中日辞典は<font color="#FFFF00">『クラウン中日辞典』</font>しか入っていませんので、初学者にはあまりお勧めできません。</font></span></div> <p> </p> <p> </p> <div> <p><span><span style="font-size:18px;"><font color="#00FFFF">(3)『新華詞典』(商務印書館 北京 '80)</font></span></span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> (1)と同じく中型の辞典です。(1)と比べると、日常的に使うことばの語釈は少なく、むしろ収録語彙には専門用語に関するものが多くなっています。</font></span></p> </div> <br /><div> <p><span style="font-size:14px;"><font size="3"> その意味では、百科事典的な用途に適しているのかもしれません。ただ、百科事典として使うのであれば、むしろ大型のものを引くがよいかという気もします。大陸では結構有名な辞書なんですけど、使い道はあまりなさそうです。</font></span></p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> </div> </div>

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