編集段階

選択肢の予備的分析を行う。分析の仕方は、以下のやり方に分類出来る。

・コーディング
選択肢の結果を、参照点を基準にして、利得と損失に分けること。
・結合化
選択肢の中で、同一の結果に対する確率を結合して纏めること。
例:200円が得られる確率が0.25のプロスペクト(見込み)であり、200円が得られる確率が0.25のプロスペクト(200,0.25;200,0.25)は、
200円が得られる確率が0.5のプロスペクトと編集される。
・分離化
選択肢の結果を確実な部分と、危険な部分に分離すること。
例:300円が0.8の確率で貰え、200円が確実に貰えるプロスペクト(300,800;200,20)は、
200円が確実に貰えるプロスペクト(200,1.00)と100円が0.8の確率で貰えるプロスペクトに分離される。
・相殺化
比較している選択肢の中で共通している要素を無視してしまうこと。
例:プロスペクト(200,0.2;100,0.5;-50,0.3)とプロスペクト(200,0.2;150,0.5;-100,0.3)は、
プロスペクト(100,0.5;-50,0.3)とプロスペクト(150,0.5;-100,0.3)に編集され、把握される。
・単純化
選択肢の確率および結果の端数を丸めて、単純化すること。
例:プロスペクト(101,49)→プロスペクト(100,50)
・優越性の検出
全ての面で優越している選択肢を探すこと。優越された選択肢は、それ以外の評価をされない。
例:プロスペクト(500,0.2;101,0.49)とプロスペクト(500,0.15;99,0.51)が、もし両方のプロスペクトの第二番目の要素が(100,0.5)という風に単純化されると、プロスペクト(500,0.2)と(500,0.15)の比較になり、前者が後者より優越される。

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最終更新:2012年06月28日 14:49
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