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*XLRタイプ(キャノン)コネクター : |>ITT-CANNON社が開発したXLR型コネクターを意味する。キャノンコネクターと呼ぶ方が一般的。 **名称 : |>XLRキャノンプラグという名前は型から来ている。 >|名称|型番号| >|キャノンジャック(メス側)|XLR3-11| >|キャノンプラグ(オス側)|XLR3-12| >ちなみに3とは、3本出ているからである。(以下に構造を記述) **構造 : |>オス側は3本のピンが付いており、[[ピンプラグ]]のピンと一緒で一本のピンで1つの信号を伝送する。メス側はこの3本のピンを同時に収納する穴があり、穴の内部で導電する。1本のケーブルで1つの信号のみ伝えるするので、[[ステレオ]]の場合は2本用意しなければならない。 >構造上1番ピンが他のピンより先に接続されるため、1番ピンをグラウンドにすることで筐体間電位差を解消してから信号線を接続することが出来>る。[簡単に説明すると機材内部に残った電気を消費してから接続する事ができると言う事である。]キャノンコネクタのメス側を見ると1番ピンが格納される部分は導電する導電体が他の穴と比べて出ている事が分かる。このために抜き差し時のノイズを嫌うオーディオ用音声コネクタとしてスタンダードな地位を築いた。ケーブルの延長が容易に出来る点やロック機構で抜けにくい点などがメリットである。外観は銀色または黒色でつや消し処理が施されており、舞台やスタジオの照明が反射しないよう配慮されている。 >業務用・放送用機器あるいはハイエンド向けAV機器に多く使用されているため音質が良いコネクターと認識されることもあるが、ノイズ対策をはじめとして抜けにくかったりと業務用途での使い勝手が良いことが採用の理由であり、音質とは関係が無い。 > >現在のところ、マイクロフォンを始めとしてバランス回路の接続において標準的なコネクタとなっている。 > >ショート事故を防止するために、電気的な理由で一般の電子機器と逆にマイク等出力側をオス、ミキサ等入力側をメス端子にすることが一般的になった。 > >3極コネクターによる音声の平衡接続に於いて信号線の正相(HOTと呼ぶ)を2番ピンにするか(ヨーロッパ式)、3番ピンにするか(アメリカ式)は長い間混乱していたが、AESにより1992年に2番ピンをHOTとすることで規格化され、以降は2番HOT(ヨーロッパ式)が国際標準となった。いまだスタジオなどではアメリカ式を採用しているところがあるので結線時には確認の必要がある。以下は国際標準のヨーロッパ式を前提に記述する。 > >|ピンの番号|属性| >|1番ピン|[[グラウンド]]| >|2番ピン|ホット| >|3番ピン|コールド| > >3番ピンのコールドには2番ピンのホットの波形の逆転したものが流れる。これを利用してもともとの信号をノイズの影響を受けることなく取り出す。2番ピンと3番ピンのの差をとって半分にしたものと同じになる。 これは、2本のケーブルに同等のノイズが入るという事を想定に発明されたものであるが、実際問題完璧に同等のノイズが入って綺麗にノイズが消える可能性は100%ではない。 > >参考程度に実際に計算してみる >本来の信号をS、伝送中に入ってしまったノイズをnとする。 >普通の信号は+S >逆転した信号は-S >ホットに流れる信号は(S+n)…………① >コールドに流れる信号は(-S+n)……② >となる >これの①と②の差なので >①-②=(S+n)-(-S+n)=2S+n-n=2S >この2Sを半分にするとSとなるので、もともとの信号Sをノイズの影響を受けずに取り出す事が出来る。 **普及状況 : |>放送局ではこのタイプの[[コネクタ]]を積極的に利用している。 >コンサートや講義などで移動するような機材([[マイクロフォン]])に使われる。 >[[スピーカー]]の入力端子にキャノンコネクターを使われる事がある。 >ミキサーの入出力に使われている事がある。 **放送研究部での利用状況 : |>放送研究部で使うマイクロフォンはほぼキャノンコネクターである。[[オーディオミキサー]]に接続する際は1番チャンネル~4番チャンネルまでの比較的若いチャンネルに接続される。
*XLRタイプ(キャノン)コネクター : |>ITT-CANNON社が開発したXLR型コネクターを意味する。キャノンコネクターと呼ぶ方が一般的。 **名称 : |>XLRキャノンプラグという名前は型から来ている。 >|名称|型番号| >|キャノンジャック(メス側)|XLR3-11| >|キャノンプラグ(オス側)|XLR3-12| >ちなみに3とは、3本出ているからである。(以下に構造を記述) **構造 : |>オス側は3本のピンが付いており、[[ピンプラグ]]のピンと一緒で一本のピンで1つの信号を伝送する。メス側はこの3本のピンを同時に収納する穴があり、穴の内部で導電する。1本のケーブルで1つの信号のみ伝えるするので、[[ステレオ]]の場合は2本用意しなければならない。 >構造上1番ピンが他のピンより先に接続されるため、1番ピンをグラウンドにすることで筐体間電位差を解消してから信号線を接続することが出来る。[簡単に説明すると機材内部に残った電気を消費してから接続する事ができると言う事である。]キャノンコネクタのメス側を見ると1番ピンが格納される部分は導電する導電体が他の穴と比べて出ている事が分かる。このために抜き差し時のノイズを嫌うオーディオ用音声コネクタとしてスタンダードな地位を築いた。ケーブルの延長が容易に出来る点やロック機構で抜けにくい点などがメリットである。外観は銀色または黒色でつや消し処理が施されており、舞台やスタジオの照明が反射しないよう配慮されている。 >業務用・放送用機器あるいはハイエンド向けAV機器に多く使用されているため音質が良いコネクターと認識されることもあるが、ノイズ対策をはじめとして抜けにくかったりと業務用途での使い勝手が良いことが採用の理由であり、音質とは関係が無い。 > >現在のところ、マイクロフォンを始めとしてバランス回路の接続において標準的なコネクタとなっている。 > >ショート事故を防止するために、電気的な理由で一般の電子機器と逆にマイク等出力側をオス、ミキサ等入力側をメス端子にすることが一般的になった。 > >3極コネクターによる音声の平衡接続に於いて信号線の正相(HOTと呼ぶ)を2番ピンにするか(ヨーロッパ式)、3番ピンにするか(アメリカ式)は長い間混乱していたが、AESにより1992年に2番ピンをHOTとすることで規格化され、以降は2番HOT(ヨーロッパ式)が国際標準となった。いまだスタジオなどではアメリカ式を採用しているところがあるので結線時には確認の必要がある。以下は国際標準のヨーロッパ式を前提に記述する。 > >|ピンの番号|属性| >|1番ピン|[[グラウンド]]| >|2番ピン|ホット| >|3番ピン|コールド| > >3番ピンのコールドには2番ピンのホットの波形の逆転したものが流れる。これを利用してもともとの信号をノイズの影響を受けることなく取り出す。2番ピンと3番ピンのの差をとって半分にしたものと同じになる。 これは、2本のケーブルに同等のノイズが入るという事を想定に発明されたものであるが、実際問題完璧に同等のノイズが入って綺麗にノイズが消える可能性は100%ではない。 > >参考程度に実際に計算してみる >本来の信号をS、伝送中に入ってしまったノイズをnとする。 >普通の信号は+S >逆転した信号は-S >ホットに流れる信号は(S+n)…………① >コールドに流れる信号は(-S+n)……② >となる >これの①と②の差なので >①-②=(S+n)-(-S+n)=2S+n-n=2S >この2Sを半分にするとSとなるので、もともとの信号Sをノイズの影響を受けずに取り出す事が出来る。 **普及状況 : |>放送局ではこのタイプの[[コネクタ]]を積極的に利用している。 >コンサートや講義などで移動するような機材([[マイクロフォン]])に使われる。 >[[スピーカー]]の入力端子にキャノンコネクターを使われる事がある。 >ミキサーの入出力に使われている事がある。 **放送研究部での利用状況 : |>放送研究部で使うマイクロフォンはほぼキャノンコネクターである。[[オーディオミキサー]]に接続する際は1番チャンネル~4番チャンネルまでの比較的若いチャンネルに接続される。

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