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フォーンプラグ - (2006/02/18 (土) 11:13:33) の最新版との変更点

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*フォーンプラグ(標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグ) : |>音声信号を伝送する[[コネクタ]]の一つ。近年では映像信号もこの[[コネクタ]]で伝送することもよくある。 **意味と呼称 : |>フォーンプラグとは太めの標準プラグ、比較的細いミニプラグ、さらに細い超ミニプラグの総称である。また、標準プラグとミニプラグは全く別のものと勘違いされやすいが、構造上同じで、ただ単に標準プラグの大きさを小さくしたものである。(構造については、後に詳しく記述)よってここでは同じ項目として捉える。 **形状 : |>&html(<center><img src="http://harrypocchary.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/joyful/img/45.jpg"></center>) >フォーンプラグは太いものと細いもの、さらに極細のものがある、これらの太さ(直径)は標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグ(またはスーパーミニプラグ)の順に6.3 3.5 2.5であるため、6.3とか3.5とかと呼ばれる。このように直径(Φ)によって呼ぶ事はあまり無い為、ここでは、太さの順に標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグという呼び方で説明する。また、フォーンプラグといえば、これら3つのプラグを指すこととする。 >そもそもフォーンとは電話(TelePhone)のPhoneからきている。理由は電話交換士である。彼らは電話をつなぐ際にこの標準プラグを目的の電話の相手に一回ずつ接続することを行っていた。このことからこの名前がついた。現在は自動で行われており、電話交換士は存在しない。しかし、この刺しやすさにより非常に普及している一つである。 **構造 : |>[[ピンプラグ]]と違って一本の棒で複数の信号を取り扱うことが出来る。もちろん、[[モノラル]]音声で一つの信号も取り扱える。 >一番先端が左側音声信号真ん中が右側音声、根元がグラウンドである。 >モノラルの場合は真ん中の右側音声が伝わらなくなる。よって、モノラル信号をステレオのフォーンジャックに接続すると、左側音声のみが鳴る。 >(写真を掲載する予定) >[[マイクロフォン]]などの平衡(バランスケーブル)を送る際、フォーンプラグの標準プラグを使うことがあるが、[[XLRキャノンプラグ]]を使うのが一般的なのでここでは割愛させていただく。 >根元がグラウンドであるため、信号を送っている際に抜き差しすると機材に負担が掛かってしまう。勿論最近の機材はこれに対応した安全回路が内蔵しているが機材を大切にする意味でもこのような行為はやめるべきである。ただし、[[XLRキャノンプラグ]]などはグラウンド部分が長く出ていて接続時に電位差を解消する構造となっているため、通電中でも何の問題が無いが、安全上、あまり好ましい行為ではない。詳しくは[[XLRキャノンプラグ]]の項目を参照のこと。 **用途 : |>安めの[[マイクロフォン]]ではフォーンプラグがよく利用される。 >フォーンプラグは構造の関係上、引っ張った際に抜けやすいため、ギターなど動きのあるような場所で多用される。ギターの音源はモノラル信号なのでモノラルの端子を利用される。また、ギターをやる人はよく、この標準プラグが両方についた[[ケーブル]]を「シールド」と呼ぶ。これは、ケーブル内部に入っている静電気などから守るためのものがシールドと呼ぶからであるが、音響業界では一般的ではない。 >ミニプラグは小さくてすむためiPodなどのヘッドフォン出力など、小型化されたような音源などに使われる。PCの音声出力は特殊なサウンドボードを使わない限り、ミニプラグが利用されている。 >超ミニプラグになると、あまり使われておらず無線機や古い携帯電話など、利用範囲は狭いため、超ミニプラグをミニプラグに変換する[[変換ピン]]がよく利用される。最近の携帯は超ミニプラグはあまり使われなくなった。 **放送研究部での使われ方 : |>ミキサーの入出力端子では標準プラグが大概使われる。
*フォーンプラグ(標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグ) : |音声信号を伝送する[[コネクタ]]の一つ。機材の小型化に伴い近年ではアンテナ信号をこれを使って伝送することもある。 **分類とその呼称 : |フォーンプラグ(フォンプラグとも)は3種類に太さで分類することが出来る。以下にその一覧を記す。(近年見られる映像もまとめて伝送するようなケーブルは割愛した) &html(<p align="center">フォーンプラグの分類</p><TABLE border="1" bordercolor="red" align="center"><TR><TD rowspan="6">フォーンプラグ</TD><TD rowspan="2">標準プラグ{φ6.3}</TD><TD>ステレオ(3極)標準プラグ</TD></TR><TR><TD>モノラル(2極)標準プラグ</TD></TR><TR><TD rowspan="2">ミニプラグ{φ3.5}</TD><TD>ステレオ(3極)ミニプラグ</TD></TR><TR><TD>モノラル(2極)ミニプラグ</TD></TR><TR><TD rowspan="2">超ミニプラグ{φ2.5}</TD><TD>ステレオ(3極)超ミニプラグ</TD></TR><TR><TD>モノラル(2極)超ミニプラグ</TD></TR></TABLE>) もっとも太いプラグを標準プラグ、比較的細いものをミニプラグ、さらに細い物を超ミニプラグ(スーパーミニプラグとも)と呼ぶ。 ギター関係を中心に、ケーブル内部の構造から由来して標準プラグ(主にモノラル)を「シールド」と呼ぶ。また、これらは、構造上同じである(構造については、後に詳しく記述)。 また、極の数からステレオフォーンプラグを3極プラグ、モノラルフォーンプラグを2極プラグと呼ぶことがある。TRSフォーンとも。 そもそもフォーンとは電話(TelePhone)のPhoneからきている。電話交換士が電話をつなぐ際にこの標準プラグを目的の電話の相手に一回ずつ接続することにより利用者は通話を行っていた(現在は自動)。このことからこの名前がついた。現在刺しやすいという利点からかなり普及している。 **形状 |&ref(phoneplug.jpg)|■フォーンプラグ■&br()&br()左から順に&br()標準プラグ(ステレオ)&br()標準プラグ(モノラル)&br()ミニプラグ(ステレオ)&br()ミニプラグ(ステレオ)&br()ミニプラグ(モノラル)&br()超ミニプラグ(ステレオ)。&br()境界線が2本線が入っているものがステレオであることが分かる。| : |フォーンプラグの太さ(直径)は標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグの順に6.3[mm] 3.5[mm] 2.5[mm]であるため(ステレオ、モノラルは直径に影響しない)、直径の大きさで6.3や3.5と呼ばれることもある。ただしここでは、この直径による呼び名を使わず標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグという呼び方で記述する。 2極プラグ(モノラルプラグ)の先端をチップ、根元(接地部)をスリーブと呼ぶ。また、3極プラグ(ステレオプラグ)のスリーブとチップにはさまれた部分をリングと呼び、境界線部分を絶縁リングと呼ぶ。 また、写真右の超ミニプラグのように狭い接続部分に接続する際にケーブルの方向を変更する為にL字型になったものがある。 **構造 : |[[ピンプラグ]]と違って2つの信号を取り扱うことが出来る。もちろん、一つの信号も取り扱える。 一番先端(チップ)が左側音声信号、真ん中(リング)が右側音声、根元(スリーブ)がグラウンド(接地)である。 モノラルの場合は真ん中(リング)の右側音声が伝わらなくなる。よって、モノラル信号をステレオのフォーンジャックに接続すると、左側音声のみが鳴る。 [[マイクロフォン]]などの平衡(バランスケーブル)を送る際、フォーンプラグの標準プラグを使うことがあるが、[[XLRキャノンプラグ]]を使うのが一般的なのでここでは割愛させていただく。 根元(スリーブ)がグラウンド(接地)であるという構造上、信号を送っている際に抜き差しすると機材に負担が掛かってしまう(ただし最近の機材は安全を考慮して付加が掛かっても壊れにくいように安全回路が内蔵しているものも多い)。ただし、[[XLRキャノンプラグ]]などはグラウンド部分が長く出ていて接続時に電位差を解消する構造となっているため、通電中でも何の問題が無いが、あまり好ましい行為ではない。詳しくは[[XLRキャノンプラグ]]の項目を参照のこと。 **用途 : |安価な[[マイクロフォン]]では音声出力はフォーンプラグがよく利用される。 フォーンプラグは構造の関係上、引っ張った際に抜けやすいため、ギター演奏など動きのあるような場所で多用される。ギターアンプ間など。ミニプラグはプラグが小さいことからiPodなどのヘッドフォン出力など、携帯音楽プレーヤーに使われる。PCの音声出力は、ミニプラグが多い。 超ミニプラグは、あまり使われておらず無線機や古い携帯電話などに利用される程度。超ミニプラグをミニプラグに変換する[[変換ピン]]を用いてしまうことが多い。最近は超ミニプラグ自体あまり見られなくなった。 **放送研究部での使われ方 : |フォーンプラグは様々な場面で使われる。ミキサーの入出力端子では標準プラグが使われる。ミニプラグ、超ミニプラグはあまり使われることはない。

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