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フォーンプラグ - (2006/02/28 (火) 00:20:46) のソース

*フォーンプラグ(標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグ)
: |>音声信号を伝送する[[コネクタ]]の一つ。機材の小型化に伴い近年ではアンテナ信号をこの[[コネクタ]](小型)で伝送することもある。

**意味と呼称
: |>フォーンプラグとは太めの標準プラグ、比較的細いミニプラグ、さらに細い超ミニプラグの総称である。ギター関係を中心に標準プラグを「1/4"フォーン・プラグ」などと呼ぶ事もある。また、標準プラグとミニプラグは全く別のものと勘違いされやすいが、構造上同じで、ただ単に標準プラグの大きさを小さくしたものである。(構造については、後に詳しく記述)よってここでは同じ項目として捉える。

**形状
|&ref(phoneplug.jpg)|■フォーンプラグ■&br()&br()左から順に&br()標準プラグ(ステレオ)&br()標準プラグ(モノラル)&br()ミニプラグ(ステレオ)&br()ミニプラグ(ステレオ)&br()ミニプラグ(モノラル)&br()超ミニプラグ(ステレオ)。&br()接続部に2本線が入っているものがステレオであることが分かる。|
>
: |>フォーンプラグは太いものと細いもの、さらに極細のものがある、これらの太さ(直径)は標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグ(またはスーパーミニプラグ)の順に6.3 3.5 2.5であるため、6.3とか3.5とかと呼ばれる。このように直径(Φ)によって呼ぶ事はあまり無い為、ここでは、太さの順に標準プラグ、ミニプラグ、超ミニプラグという呼び方で説明する。また、フォーンプラグといえば、これら3つのプラグを指すこととする。
>そもそもフォーンとは電話(TelePhone)のPhoneからきている。理由は電話交換士である。彼らは電話をつなぐ際にこの標準プラグを目的の電話の相手に一回ずつ接続することを行っていた。このことからこの名前がついた。現在は自動で行われており、電話交換士は存在しない。しかし、この刺しやすさにより非常に普及している一つである。

**構造
: |>[[ピンプラグ]]と違って一本の棒で複数の信号を取り扱うことが出来る。もちろん、[[モノラル]]音声で一つの信号も取り扱える。
>一番先端が左側音声信号真ん中が右側音声、根元がグラウンドである。
>モノラルの場合は真ん中の右側音声が伝わらなくなる。よって、モノラル信号をステレオのフォーンジャックに接続すると、左側音声のみが鳴る。
>(写真を掲載する予定)
>[[マイクロフォン]]などの平衡(バランスケーブル)を送る際、フォーンプラグの標準プラグを使うことがあるが、[[XLRキャノンプラグ]]を使うのが一般的なのでここでは割愛させていただく。
>根元がグラウンドであるため、信号を送っている際に抜き差しすると機材に負担が掛かってしまう。勿論最近の機材はこれに対応した安全回路が内蔵しているが機材を大切にする意味でもこのような行為はやめるべきである。ただし、[[XLRキャノンプラグ]]などはグラウンド部分が長く出ていて接続時に電位差を解消する構造となっているため、通電中でも何の問題が無いが、安全上、あまり好ましい行為ではない。詳しくは[[XLRキャノンプラグ]]の項目を参照のこと。

**用途
: |>安めの[[マイクロフォン]]ではフォーンプラグがよく利用される。
>フォーンプラグは構造の関係上、引っ張った際に抜けやすいため、ギターなど動きのあるような場所で多用される。ギターの音源はモノラル信号なのでモノラルの端子を利用される。また、ギターをやる人はよく、この標準プラグが両方についた[[ケーブル]]を「シールド」と呼ぶ。これは、ケーブル内部に入っている静電気などから守るためのものがシールドと呼ぶからであるが、音響業界では一般的ではない。
>ミニプラグは小さくてすむためiPodなどのヘッドフォン出力など、小型化されたような音源などに使われる。PCの音声出力は特殊なサウンドボードを使わない限り、ミニプラグが利用されている。
>超ミニプラグになると、あまり使われておらず無線機や古い携帯電話など、利用範囲は狭いため、超ミニプラグをミニプラグに変換する[[変換ピン]]がよく利用される。最近の携帯は超ミニプラグはあまり使われなくなった。

**放送研究部での使われ方
: |>ミキサーの入出力端子では標準プラグが大概使われる。