MouseGestureL.ahkでスクロール

「MouseGestureL.ahk」は、「WheelBall」のようなスクロール操作を行うことが出来る。
下記2パターンの設定方法を紹介してみよう。
 A.単ボタンで操作
 B.右ボタン長押し+左ボタンでスイッチ

A.単ボタンで操作

 こちらのページを参考にスクリプトを登録を行うと「WheelBall」のように操作可能となる。

  • 「MouseGestureL.ahk」への登録方法
1.「ジェスチャー」タブで下記を登録する。
名称 ジェスチャー 操作 ターゲット コメント行 スクリプト
X1B_ X1B_ X1ボタン Default 任意 下記
操作方法:
 ・X1ボタン(戻るボタン)を長押しをしている間、カーソル移動がスクロールモードとなる

2.「メイン」タブでアクションスクリプトを記述する。

 (1)中央枠「ジェスチャー(G):」から、新規登録した"X1B_"を選択
 (2)右下枠「アクションスクリプト(S):」に下記をコピー&ペースト
;X1ボタン長押しでスクロール
   MouseGetPos, sx, sy, hwnd, ctrl, 1
   while GetKeyState("XButton1", "P")
   {
     MouseGetPos, x, y
     delta := sy - y
     if(delta != 0)
     {
         wParam := 0x10000 * 120 * (delta / Abs(delta))
         lParam := sx + sy * 0x10000
         loop % (Ceil(Abs(delta) / 10))
         {
           PostMessage, 0x20A, %wParam%, %lParam%, %ctrl%, ahk_id %hwnd%
         }
     }
     MouseMove, sx, sy, 0
   }
 (3)「アクションスクリプト(S):」右横の「追加」ボタンを押下し、 右上枠「アクション(A):」に登録されていることを確認。
 (4)画面右下「OK」ボタンを押下し、設定を保存。

3.「認証認識」タブの右下「拡張マウスボタンの動作」

 「第4ボタンのデフォルト動作を無効化する」にチェックを入れる。
 このチェックを入れておかないと、スクロールする以前に「戻る」と認識されてしまうため。

  • 応用:AutoHotKeyのキーリスト
キー名 説明 「認証認識」タブの右下「拡張マウスボタンの動作」
LButton 左ボタン
RButton 右ボタン
MButton 中ボタン (ホイールクリック) 中央のデフォルト動作を無効化する
XButton1 拡張ボタン1 (戻る) 第4ボタンのデフォルト動作を無効化する
XButton2 拡張ボタン2 (進む) 第5ボタンのデフォルト動作を無効化する
ホイールクリック、進むボタンでも設定可能である。
その場合、下記部分(スクリプト3行目)の"XButton1"を変更すること。
   while GetKeyState("XButton1", "P")


B.右ボタン長押し+左ボタンでスイッチ

1.「ジェスチャー」タブで下記を登録する。
名称 ジェスチャー 操作 ターゲット コメント行 スクリプト
RB_LB__ RB_LB__ 右+左 Default 任意 下記
操作方法:
 ・右ボタン長押しのまま、左1クリックでスクロールモードにスイッチ
 ・右ボタン長押しをしている間、カーソル移動がスクロールモードとなる
 ・右ボタンを放すとスクロールモードは解除される

2.「メイン」タブでアクションスクリプトを記述する。

 (1)中央枠「ジェスチャー(G):」から、新規登録した"X1B_"を選択
 (2)右下枠「アクションスクリプト(S):」に下記をコピー&ペースト
 ;右ボタン長押しでスクロール
 MouseGetPos, sx, sy, hwnd, ctrl, 1
    while GetKeyState("RButton", "P")
    {
      MouseGetPos, x, y
      delta := sy - y
      if(delta != 0)
      {
          wParam := 0x10000 * 120 * (delta / Abs(delta))
          lParam := sx + sy * 0x10000
          loop % (Ceil(Abs(delta) / 10))
          {
            PostMessage, 0x20A, %wParam%, %lParam%, %ctrl%, ahk_id %hwnd%
          }
      }
      MouseMove, sx, sy, 0
    }
 (3)「アクションスクリプト(S):」右横の「追加」ボタンを押下し、 右上枠「アクション(A):」に登録されていることを確認。
 (4)画面右下「OK」ボタンを押下し、設定を保存。

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最終更新:2016年05月25日 01:15