機材・教材について


必須項目



・ノートPC

基本的にはPCを持ち寄って教えるほうが効率が良いことと大学に入学する時点でノートPCが必要になることが多いため。
スペックは高いほうがいいに越したことはないが、メモリが2GB程度でもDAWを動かすことができます。(なお作曲技術が上がってくると厳しくなりやすい)



・DAW(体験版)

録音、打ち込み、エフェクターの起動、ミキシング・マスタリングといったCDに曲を収録するための工程をこのソフトで全部行えます。すごい。
無料で使える体験版が多数存在しますが、サークル内で最初に使うDAWを統一すると教えやすいと考えています。以下DAWの紹介です。


Studio One


メリット:UIがしっかりしているためDTMをやっている感触を味わいやすい。エフェクターのUIがわかりやすい。動作が軽い。録音に関しては体験版の中で一番扱いやすい。
デメリット:VSTという外部プラグイン規格を使えない(シンセ講座をやる場合DAWを変更する必要あり)。付属音源がショボい。

総括:動作が軽く、UIがしっかりしているため初心者にオススメしやすい。特に自分で楽器を弾いて録音するタイプの制作方法であればこれでずっとやり切れる場合もある。しかし、打ち込み方面に関しては音源関連が残念なのでクラブミュージックなどを作りたい場合は適さない。


FL Studio

詳細:https://www.image-line.com/flstudio/flstudio12.php
(一番下のDEMOというところからダウンロードしてください)

メリット:UIがしっかりしているためDTMをやっている感触を味わいやすい。付属音源やエフェクターが充実している。VSTという外部プラグイン規格が使える。
デメリット:プロジェクトの保存ができない。基本的に中身が英語なので操作方法がわかりにくい。他のDAWと操作感覚が全然違うので環境の移行が難しい。

総括:体験版の中で一番できることが多いのが特徴。しかし保存ができないので作りこむことが難しいのと、初心者が触るには操作が複雑すぎるのが難点。


REAPER


メリット:VSTという外部プラグイン規格が使える。
デメリット:全体的に古くて見にくい。

総括:現状ではVSTが使えて保存ができるだけのDAWといったところ。ちなみに執筆者は基本的にはStudio Oneで作業、VSTを使いたい時だけREAPERを起動してwavファイルを書き出してそれをStudio Oneに貼り付けるという運用をしてました。


(Domino)


メリット:とてつもなく軽い
デメリット:DAWではなくシーケンサーなのでMIDIを打ち込む以外の作業ができない

総括:DTMをしたいというよりも作曲だけをやりたいという人向け。またMIDI検定という検定を受けようと考えてる人にもオススメ(Dominoを初めとするシーケンサーを触っていないと分からない問題がでるため)。DTMサークルとしてDominoを中心に運用するのはあまりオススメできない。




・ソフトシンセ

テクノ系を作るときだけではなくポップスを作るときも必要になる場合もあるので知っておいて損はない

Synth1


国内外で一番流通している無料のソフトシンセで、かつ解説も充実しているので割とこれ以外に選択肢がない。(あったら教えてください)
VSTという外部プラグイン規格を用いているのでFL StudioやREAPERなどのDAWが必須。



選択項目(作る曲のクオリティを更に上げたいという方向け)


・有料のDAW

上記の体験版のDAWよりも欠点が修正されていたり、出来ることが多くなっている。入部初年度の夏休み前に買うのがオススメ。以下上で紹介していないDAWの紹介。

Cubase


メリット:全国の大型家電量販店に置いてある。
デメリット:お値段が高め。

総括:DAWといえばこれと言ってもいいほどのメジャーなDAW。他のDAWはCubaseをパク...もとい参考に作られていることが多いので環境の移行が楽。URシリーズというオーディオインターフェースを買うとCubase AIという下位バージョンがついてくるのでオススメ。

SONAR


メリット:全国の楽器屋に置いてある。
デメリット:動作が不安定で停止しやすい。

総括:楽器店に行くとオススメされやすいDAWランキング1位(個人的な感想です)。良くも悪くも普通のDAW。



・音源(ソフトシンセサイザー・サンプリングCD等)

音源の力はクオリティに直結しやすいので集めておいて損はない。


Native Instruments社


一番楽器屋や家電量販店に製品が置かれてるメーカー。ネット上で解説等がよく出回っているので失敗しにくい。なお、お値段は高め。


Sonicwire


音源やサンプリングCDを扱う通信販売の代理店。日本語のサイトなのでやさしいのと量が多い。


その他シンセ等を無料配布しているサイト


シンセやサンプリングCDを無料で配付している情報を集めているサイトがあるので積極的に探して試してみると良さげ。
ex)http://icon.jp/


・ヘッドホン&スピーカー

一般にモニタリングヘッドホンやモニタリングスピーカーと呼ばれるものがDTM向け。値段はピンからキリまであるのと良いもの程値段は高いのでお財布と相談しよう。
最終更新:2016年12月15日 12:21