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+234: 新人艦長 :2017/10/27(金) 14:52:59
+週末投稿するつもりだった戦後世界第二次世界大戦ヨーロッパ最後の年シリーズ2話、週末の予定が変わったので3時から投稿します。
+題「英海軍本部の狂騒」
 
+235: 新人艦長 :2017/10/27(金) 15:00:03
+ロンドンのとある場所にそこは存在する。英語ではアドミラリティと呼ばれる海軍本部である。
+史実では1964年に国防省に改編された際に外務・英連邦省に移された古めかしい建物である。
+現在この数百キロ南西では史上最大の作戦が行われているがこの中も戦場とかしていた。
+
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+「おい、第18駆逐隊にコンボイを引き継がせろ。」
+「第5護衛戦隊をそっちに持っていくのは無理だ!ハリファックスからくるやつがある!」
+「ああそうだ。リパブールに着いたらすぐ整備と補給だけしてサウサンプトンに回せ。とにかく数が足りないんだよ!あの植民地連中のせいでよ!」
+「シェルブールの北西30キロにUボート!ヤンキー共が見逃しやがった。すぐにフリゲートを送れ!」
+「大変です!輸送中のマルベリーが雷撃を受けました!」
+「んなバカな…」
+「おいティルピッツはどこ行った!?シャルンホルストもだ!とにかく探せ!」
+ なぜこんな状況かというと話は1か月ほど前に遡る。
+
+ ノルマンディーに敵前上陸した連合軍だったがすぐにドイツ軍は猛烈な反撃を開始したのである。
+
+236: 新人艦長 :2017/10/27(金) 15:00:39
+ まずカーンに向かうはずのゴールド、ソード、ジュノービーチ方面にその日の夕方にドイツ軍第21装甲師団が反撃。
+ 一時的に英軍を押し戻し、その後数か月にわたりノルマンディーでは第1、第2、第9、第10、第12SS装甲師団、第21、第116装甲師団、教導装甲師団の合計7個装甲師団を中核とする大戦車部隊に数多くの歩兵師団-その多くはカレーやチャンネル諸島より送られた比較的装備に恵まれた部隊-により制空権をもってしても苦戦する。
+ そこにさらに苦しめる要素が追加される。
+
+ 海軍が動いたのである。
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+ 準備に数日かかったものの同時に100隻以上のUボートがノルマンディー沖の輸送船団に奇襲をかけ、主に練度の低下の激しかった米艦隊が護衛していた区域をやすやすと突破。その日のうち輸送船20隻を撃沈、38隻に被害を与え、さらに護衛の駆逐艦3隻、フリゲート4隻、軽巡1隻を撃沈、戦艦アーカンソーなどその他艦艇13隻に被害を与える大戦果を挙げてしまったのである。
+ さらに間の悪いことに存在だけで英海軍が本気でおびえているティルピッツ、シャルンホルストが突然行方不明になり、海軍本部は上から下まで大パニックに陥ったという。(なおティルピッツとシャルンホルストはこの数日後にオスロで、最終的にキールについたと分かると「バルト海に引っこみやがった…」「めんどくせぇとこに行くなよ…」「また空軍に頭下げなきゃいかんのかよ…」とか言う感想を漏らしたとか)
+
+237: 新人艦長 :2017/10/27(金) 15:01:40
+ で、なんでこんな大惨事になったというと、当時の米大西洋艦隊は練度の低下が激しく、この数か月前には大西洋上で米艦隊が護衛していたコンボイがウルフパックの襲撃を受け輸送船を沈められまくるどころか護衛空母が雷撃される始末(幸い魚雷は不発だった)だった。
+ こうなったのは42年の末にソロモンで艦隊が壊滅。このときの損害の補てんとして大西洋から艦艇が引き抜かれただけでなく英艦隊も虎の子の空母を米軍に持っていかれ、さらに当時受け取るはずだった多数の艦艇、航空機を損害補てんとして受け渡しが一時延期に(一部はそのまま有耶無耶に)され当時予定していた北極海航路の作戦が一時延期されてしまった。(なおそのおかげでティルピッツとシャルンホルストも生きてた)
+ この「お荷物」米艦隊のせいでノルマンディーの補給はそれからというもの断続的に途絶。それなりの損害をUボートに与えてはいるもののそれでも主に米艦隊がいるエリアを器用に見つけたUボートが次から次へと侵入、散々食い荒らして英艦隊が来る前に逃げるというのが常態化していた。(そのせいでマルベリーの建設が遅れシェルブールを落とした方が早いとか言われるほど遅れた)
+ この状況は7月以降はさらに悪化。元植民地の太平洋艦隊がマリアナで天国に転属したせいでただでさえ練度・質ともに悪かった大西洋艦隊から比較的マシな部類の艦艇が引き抜かれた結果。英海軍の仕事はとにかく増え、それを管理する海軍本部はまさに書類地獄だったという。
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+238: 新人艦長 :2017/10/27(金) 15:03:21
+ 最終的にノルマンディー戦を通して合計334隻の船舶、艦艇が漁礁に、260万トンの物資が魚の餌になり、500隻以上の船が損傷した。またその他の被害として英海軍と英国政府の高官の毛根を駆逐し、海軍本部の将校の3割を病院に送り、4名の海軍本部勤務の提督を〈戦死〉させノルマンディーの連合軍将兵をダイエットさせることに成功したのである。
+ なおこのことを聞いた極東のある会のメンバーは「チャーチルを禿げさせた…だと」「またまたチャーチル禿る」とか言ったとか言わなかったとか
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+239: 新人艦長 :2017/10/27(金) 15:06:36
+以上です。米海軍がソロモンとマリアナでやらかしたせいで史実よりUボートが大暴れした結果割とエグイことになってます。
+でもこれでも勝てるんだから連合軍すごい。
+ちなみに戦後ノルマンディー周辺は良質な魚がたくさん捕れるいい漁場になったそうな