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799: 加賀 :2019/06/09(日) 02:03:11 HOST:p2376131-ipngn200804osakachuo.osaka.ocn.ne.jp 「油……無いですね」 「機動部隊と巡洋艦以下しか使用出来んがソロモン方面は動かないからな」 「ですが、ルンガ沖夜戦でフレッチャーを捕獲したのは御の字ですね。解析中ですか?」 「あぁ、奴さんら射撃装置に仰天してるよ」 「……ところで山本長官の視察の件はどうにかなりませんか?」 「……本人の強い希望なんだよ」  12月上旬、橋本らは内地で久しぶりに会合をしていた。話の内容は主に船団護衛やルンガ沖で捕獲した艦艇の話だった。 「船団護衛はどうなっていますか?」 「六隻の海防艦を引き入れたからな。何とか遣り繰りはしているがトラックに油が来るのはまだ少し先だな」  橋本の言葉に古賀中将はそう答える。 「ケ号作戦には間に合いますか?」 「十分に間に合う。手間取ってるのは役所仕事のせいだよ」  7月に新設されたばかりの海上護衛隊は阿部大佐を筆頭の協力者により史実とは異なっていた。二個護衛隊は存在するが軽巡4、旧式駆逐艦12、海防艦6、水雷艇4、哨戒艇4が現在の在籍である。護衛方式も阿部大佐らの奮闘により大船団主義を採用され内地~南方間をひっきりなしに航行している。  対潜兵器も一式水中聴音器(史実三式)と一式爆雷(史実三式)が配備された事で対潜活動も向上、牧羊犬は牧羊犬らしく近寄ってくる狼を追い払う事に成功していた。また、船舶も第一次戦時標準船が着々と就役して内地と南方を行ったり来たりする日々を送る事になっていた。 「今の備蓄は?」 「……内地の備蓄は残り20万だ」  橋本の言葉に古賀は顔をしかめ面をしながらそう答えた。 「やはり南太平洋と第三次ソロモンが響いてますな」 「だが陸さんとの交渉で南方の油も分けて貰えるようになっている。タンカーの配分は六対四になったがな」 「以前は五分五分では?」 「ソロモン作戦とニューギニア撤退に力を貸すからな」  なお、譲歩した事に艦隊決戦派の佐官達は反対をしたりするが第三次ソロモン海戦で負傷して軍令部へ異動した栗田に睨まれて左遷されたりしている。 「それで内地に回航した『フレッチャー』の解析はどのような具合で?」 「艦本が発狂してるよ。特に射撃装置とかな」  第三次ソロモン海戦後、日本軍は機関故障でサボ島沖で洋上停止していた駆逐艦『フレッチャー』を回収、内地に回航され調査により射撃装置の性能を思う存分叩きのめされたのである。 「成る程。ところで三艦隊は?」 「小沢さんの元で何とか錬成しとるよ」  南太平洋海戦後、ミッドウェーの復讐を果たした南雲は一旦横須賀付となって降りた。後任は開戦前から機動部隊の運用を提唱していた小沢中将である。小沢本人は憑依者は憑依してないが阿部や五藤達の行動の意味を理解しており出来る限りの支援も行っていた。  なお、本人曰く「機動部隊は経験がある山口君とかにして儂は南遣で良いがな」と漏らしていたりする。 「三艦隊は錬成地を呉から舞鶴に移動している。漸く『翔鶴』等が復帰したからな」  第二次ソロモン海戦で損傷していた『翔鶴』等が改装修理が完了し対空電探や対空機銃の増設が成されていた。 「それに『翔鶴』には南方で捕獲したボフォースを載せている。弾は『フレッチャー』から拝借している」 「拝借というより強奪ですね」  『翔鶴』には対空砲火の増強として陸軍が南方作戦で捕獲したボフォース40ミリ機銃を連装で25ミリ三連装の場所を退かして搭載、少々ごたついたので復帰が遅れたのもこれが原因だったりする。なお、『翔鶴』は連装を4基搭載し陸海軍はこの40ミリを共同開発生産(コピーとも言う)する事で合意して作業に取りかかっていたのである。 800: 加賀 :2019/06/09(日) 02:04:41 HOST:p2376131-ipngn200804osakachuo.osaka.ocn.ne.jp 夜中ですが投稿します 本来は2100くらいに投稿予定だったのですが飲み会で潰れて投稿予定を過ぎてしまい、しかも投稿予定だった話も間違って消してしまったので慌てて書いたので予定したのより少ないです。ほんとに申し訳ありません

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