738 :475:2014/01/19(日) 17:29:37そんなわけで、下手の横好きをまた書いてみます。「消えた小銃」AK-47という小銃を知らない人はいないだろう、皆様ご存知のソビエト連邦の自動小銃だ。しかし、ロシアが黒く染まったこの世界では事情が違った。ロシアがファシズム化したこの世界ではドイツとの軍事的交流が深く、例えばT-44は、E-50をベースに砲を85mmに、エンジンをディーゼルに換装したものであったし、後にはE-75の発展型とも言えるT-46も生まれている。 航空分野では、ホルテン兄弟やリピッシュ博士がロシア人航空技術者達に混じって設計をしていた。その為、全翼機や無尾翼機がロシアの空を飛翔することとなり、英国面ならぬ露国面なる言葉が、生まれることになるのだが、これはまた別の話としていつか語られるはずなので、今回は省く。他にはイタリアからレーションを比較用に購入したため、味は史実よりも改善されていたり、民生面では、フェルディナント・ポルシェ博士が亡命したためロシア版国民車計画がスタートしていたりするのだが、一方で、史実で存在したものがないケースもある。 今回語る自動小銃の話はまさにその典型だ。史実では、1946年に急死したアレクセイ・ズダエフ氏の存命によって、AS-44つまり1944年式ズダエフ自動小銃が採用された。これにより、銃器開発者としてのズダエフ氏の名声は不動のものとなった。尚、3年後に新型小銃であるAk-47が開発されるが、採用はされなかった。(一説によると日本の二式小銃に余りにもフォルムが似すぎていたからとの事らしい)その為、Ak-47は知る人ぞ知るマニアックな銃となっている。やがて、AS-44は日英側映画などで露出が増えた為、ロシアのアサルトライフル=AS-44シリーズという図式が成立することになる。余談だがこの話を聞いた某秘密結社では、 「なんで、カラシニコフがマイナー扱いなんですか、と言うかAS-44って何?」と言う声があったとかなんとかというわけで、ロシアの兵器事情&ズダエフ氏救済SSでした。(これがSSと呼べるかどうかは知りませんが)露国面についても、いつか書いてみたいです。
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