提督たちの憂鬱 支援SSほか@ まとめウィキ内検索 / 「ネタ8_ひゅうがさま_接触2~銀河帝国サイド~」で検索した結果

検索 :
  • ネタ8_ひゅうがさま_接触2~銀河帝国サイド~
    944 :ひゅうが:2012/01/14(土) 20 03 40 続いてしまったネタ →846-848 の続き 接触2~銀河帝国サイド~ ――宇宙暦788(帝国暦479)年 銀河系 オリオン腕 銀河帝国   ヴァルハラ星系 惑星オーディン 銀河帝国国務尚書 クラウス・フォン・リヒテンラーデ候は厳しい表情で「黒真珠の間」へ向かっていた。 実質的な宰相である帝国国務尚書をつとめること8年の彼は、帝国の現状を憂いていた。 腐敗は言うまでもないが、硬直した貴族制は統治機構を蝕み、また国力の低下を加速させていた。 彼にとって許せないのが、伝統と気風を重んじるべき帝国貴族たちが堕落し、これを際限ないものにしているという事実だった。 まして、「自由惑星同盟を称する叛徒ども」との戦争が延々と続いている中で―― 彼は、大扉の横に備え付けられている使用人用...
  • 銀河憂鬱伝説
    本作はearth氏の『提督たちの憂鬱』と『銀河英雄伝説』をもとにしたネタ作品です。両者を読んでからご覧下さい。 by ひゅうがさま 本編 1.ネタ版銀欝伝 2.接触1~自由惑星同盟サイド~ 3.接触2~銀河帝国サイド~ 4.接触3~大日本宇宙帝国(笑)サイド~ 5.――大日本宇宙帝国(笑)について 6.――サジタリウス回廊防衛地帯 7.ネタ短編―派遣船団―1 8.小ネタ――伝統と格式 9.小ネタ(こうなるとは保障できません) 11.ネタ――派遣船団2 10.「伊予・安芸星域」※派遣船団3に相当すると思われます。 12.ネタ――幕間 「協議」 13.ネタ――派遣船団4 14.ネタ――会見1 15.ネタ――会見2 16.ネタ――~「星渡りの歌会」~ 17.ネタ――ヤンの宇宙軍大学校訪問1 18.ネタ――ヤンの宇宙軍大学校訪問2 ~ネタ暴走~ 19...
  • ネタ8_ひゅうがさま_接触1~自由惑星同盟サイド~
    846 :ひゅうが:2012/01/14(土) 00 19 00 つづいてしまったネタ 接触1~自由惑星同盟サイド~ ――宇宙暦788(帝国暦479)年 銀河系 いて座(サジタリウス)腕   バーラト星系 惑星ハイネセン 自由惑星同盟 最高評議会 この年、自由惑星同盟は恐るべき激震に襲われることになる。 「では、報告を聞こうか。」 最高評議会議長は、円卓の前で腕を組んだ。 「はい。」 辺境星域担当特命委員長という名の閑職についている男は、胃酸が口元にまで逆流してきそうなのを堪えながら報告書(人類はついに「紙」を駆逐できなかった)を手にとった。 「本年7月7日未明、辺境星域エア星域の重力溜りに調査のために放たれた無人長距離偵察プローブが明らかに人工の信号を探知しました。 信号傍受の結果、コードは旧銀河連邦時代の標準通信...
  • 艦これ 神崎島
    ooiさま_「神崎島地図」  ooiさま_「神崎島海底油田分布図」 ネタ71_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――柳田國男 「神崎島考」 ネタ71_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――柳田國男 「神崎島考 その1」 ネタ71_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――柳田國男 「神崎島考 その2」 ネタ71_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――「wikiped○a風 神崎島概略」 ネタ71_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――「第32回神崎島安全保障会議議事録抄録」 ネタ72_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――「接触」 ネタ72_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――「接触」その2 ネタ72_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――「接触」その3 ネタ72_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――「接触」その4 ネタ73_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――幕間「帝国政府の憂鬱」 ネタ73_ひゅう...
  • 海神(リヴァイアサン)の雷
    「海神(リヴァイアサン)の雷」世界 架空戦記系ネタ119_ひゅうがさま_「サンクス・フェデリズム(連省主義)!」 架空戦記系ネタ119_ひゅうがさま_「バブルにはバブルをぶつけて」 架空戦記系ネタ119_ひゅうがさま_「円経済圏」 架空戦記系ネタ119_ひゅうがさま_「合衆国こそ新たなローマ」 架空戦記系ネタ120_ひゅうがさま_「両洋艦隊計画(スターク・カールビンソン案)」「新八八艦隊計画」 架空戦記系ネタ120_ひゅうがさま_「ドイツ人の債務はドイツ人に!」 架空戦記系ネタ122_ひゅうがさま_海神の雷世界SS―――「発動前夜」 架空戦記系ネタ122_ひゅうがさま_海神の雷世界SS―――「発動」 架空戦記系ネタ122_ひゅうがさま_海神の雷世界SS―――「第1次ニューファンドランド沖海戦(栄光)」 架空戦記系ネタ122_ひゅうがさま_海神の雷世界SS間話――「息抜き...
  • ネタ8_ひゅうがさま_ネタ版銀欝伝
    820 :ひゅうが:2012/01/13(金) 23 10 54 【ネタ・嘘予告】 銀河連邦建設時――連邦加盟国となった星系国家が存在した。 13日間戦争を独自の軍備により生き残り、独立独歩を地でいき、ついにはシリウス戦役をも乗り切った特異な国家・・・ 史上最後の国民国家と称される「大日本帝国」がそれである。 時代を下り、銀河連邦末期の停滞時もルドルフ・フォン・ゴールデンバウムの台頭に最後まで反対したことから帝国成立時に目の敵にされた彼らであるが―― 彼らは忽然と姿を消した。表向きは討伐とされたが、それこそが銀河帝国が常に一定以上の軍備を維持した理由であったのだ。 そして、宇宙暦780年代。自由惑星同盟は常に緊張を強いられる辺境星域から細々と続けられていた「連邦時代の版図再発見」の結果、新たな勢力と接触する。 「はじまりましたね。」 「ああ・・・...
  • 征独世界
    征独世界 架空戦記系ネタ134_ひゅうがさま_――征独日本世界ネタ 「主力空母狂奏曲」その1 架空戦記系ネタ134_ひゅうがさま_―――征独日本世界ネタ 「主力空母狂奏曲」その2 架空戦記系ネタ135_ひゅうがさま_―――征独日本世界ネタ「征独日本世界におけるボタンの掛け違い」 架空戦記系ネタ135_ひゅうがさま_―――征独日本世界ネタ「1947年2月11日(日本時間) ベルリン入城式にて ドワイト・アイゼンハワー」 架空戦記系ネタ136_ひゅうがさま_―――征独日本世界ネタ総力戦演説(ネットワーク百科事典 電百より抜粋) 架空戦記系ネタ137_ひゅうがさま_―――征独日本世界ネタ「ナチスと人種偏見 1942-」 架空戦記系ネタ137_ひゅうがさま_―――征独日本世界ネタ「カレーについてのエトセトラ」 架空戦記系ネタ137_ひゅうがさま_―――征独日本世界ネタ 帝国陸軍 ...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_銀河憂鬱伝説ネタ――「ノイエシュタウフェン公の憂鬱」~交渉 帝国サイド~
    801 :ひゅうが:2012/01/29(日) 22 00 38 ※ 支援でいただきましたノイエシュタウフェン公を使用させていただきました。投稿支援ありがとうございます! 銀河憂鬱伝説ネタ――「ノイエシュタウフェン公の憂鬱」~交渉 帝国サイド~ ――帝国暦480(皇紀4249)年2月 銀河系 フェザーン回廊 フェザーン自治領 「貴国は、叛徒どもと軍事同盟を組んだわけではないのですな?」 「その通りです。ただし、貴国によりわが国の国体に危害が加えられた場合、その限りではないですが。わが国はこちらから貴国に敵対する意思は持っておりません。」 どうだか・・・とノイエシュタウフェン公は目の前でにこにこと笑う月詠宮女王(にょおう)の表情の裏にあるものを探ろうとしていた。 しかし、それは徒労に終わる。 「わが国は、『自由惑星同盟』を国家とし...
  • ネタ9_ひゅうがさま_接触3~大日本宇宙帝国(笑)サイド~
    431 :ひゅうが:2012/01/15(日) 21 21 14 前スレ944から948の続き、続いてしまったネタ 接触3~大日本宇宙帝国(笑)サイド~ ――同 皇紀4248(西暦3588=宇宙暦788)年 銀河系   白鳥座腕 秋津洲星系第3惑星 大日本帝国 帝都「宙京(そらのみやこ)」 「よくぞ集った我が精鋭たちよ!!」 「陛下・・・いえ殿下。はっちゃけすぎです。」 「そうか?まぁそれはともかくとして、またら君に会えて朕も――もとい余も嬉しいぞ?」 この人ってこんな性格だったっけ?と嶋田は溜息をついた。 気が付いたら日本が星間国家になっていた。しかも銀英伝の。 嶋田の感覚からいうと、こんな感じになる。 「はっはっは。嶋田さんも恥ずかしがらずに素直に来て下さればよかったのに。」 「誰のせいだと思っているん...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_これまでのあらすじ
    210 :ひゅうが:2012/01/24(火) 15 42 59 はじめて読む人向けにあらすじをば。 ――これまでのあらすじ 宇宙暦788年(帝国暦498年)8月・・・ 自由惑星同盟の辺境、エア星系において哨戒と調査の任についていた宇宙船は、重力だまりの調査中に古い銀河連邦コードでの警告文を受信する。 相手は、銀河帝国草創期にルドルフ・フォン・ゴールデンバウムの討伐を受け消滅したはずの旧銀河連邦加盟国 日本帝国を名乗った・・・。 突如自由惑星同盟の背後に出現した「最も古く、最も新しい」プレイヤーの存在に銀河帝国、フェザーン、そして自由惑星同盟はそれぞれ驚愕しながら調査・交渉団を派遣する。 一方の日本帝国側も、長きにわたる硬直した防衛態勢と国家体制の再編を進めるべく新たな刺激を欲しており、急ピッチで作業が進められていた。 そしてその背後には、やはり「彼ら」...
  • シリーズ
    プラント、異世界 1未知の遺跡 2派遣軍 3『初めてのおつかい』 4『統合学術都市』整備計画 by earthさま BBS 1.ネタSS『今上陛下が某巨大掲示板に降臨されますた』 by earthさま 2.第3次世界大戦 by ひゅうがさま HELLSING 1.憂鬱版HELLSING by 雑談スレ その2 846名無しさま 2.偉大なるヒラコー将軍様は永久に不滅です by ひゅうがさま 若返り 1.絶対ネタ。軽い話 by earthさま 2.嶋田総帥、さすがっす! by ひゅうがさま ジパング 1.「ジパング(笑)にお客さんが来ました」 by ひゅうがさま 2.「ジパング(笑)にお客さんが来ました」勝手に3次 by ヒナヒナさま ...
  • ネタ8_ひゅうがさま_総大主教猊下
    959 :ひゅうが:2012/01/14(土) 20 48 41 そのまたネタ ~??サイド~ 「なんということだ・・・」 「驚きましたな。まさかニホン人が生きていたとは・・・」 趣味の悪い神殿の地下、そこで男たちが密談をしていた。 見る者が見れば「どこのシ○だよ」と言いたくなることが確実な黒い外套で顔を隠している。 「輝かしき地球の時代において最強を誇った強国。」 「それでいて、宇宙へと自ら飛び立った裏切り者。」 「しかし憎きシリウスめの地球攻撃に最後まで抵抗し文化遺産を攻撃目標から外させた。」 「左様。この地球が汚染から立ち直り、緑なす大地へと再び蘇りつつあるのも日本人のおかげともいえますな――」 「しかし、だからといって――」 「静まれ。」 意見を戦わせていた男たちは、上座に座する老人の一言...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_閑話――「銀河帝国要塞事情」
    415 :ひゅうが:2012/03/11(日) 21 35 07 銀河憂鬱伝説ネタ 閑話――「銀河帝国要塞事情」 ――銀河帝国要塞事情 銀河帝国には、宇宙要塞が比較的数多く存在する。 その理由は、始祖であるルドルフ大帝以前から跳梁する宇宙海賊対策や航路防衛用拠点として旧銀河連邦が積極的に建造を行っていたためであった。 もともとは中継ステーションや資源採掘基地、さらには宇宙都市だった場所が拠点化し、城壁を築き兵舎たる艦隊軍港を整えるのは、中世西欧の「都市の武装」とあるいは似ていたのかもしれない。 旧ローマ帝国のライン・ドナウ防衛線のごとき文字通りの「防衛線」が崩れたとき、すなわち人類の版図が拡大から縮小に転じ「宇宙海賊」という名のアウトローたちに根拠地を与えてしまったときに終わりははじまった。 さながら騎馬民族が中華中原を襲うが如く、辺境星系を本拠に...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_「父」
    352 :ひゅうが:2012/02/05(日) 22 55 06 銀河憂鬱伝説ネタ 本編――「父」 ――帝国暦480(宇宙暦789=皇紀4249)年3月 銀河系 オリオン腕    銀河帝国 帝都オーディン 「来るはずもないと思っていたお前が来たということは――」 男は意外にしっかりした顔で金髪の少年を見つめ、言った。 「そうか、知ってしまったということか。」 「本当なのか?」 黙って頷くことでセヴァスティアン・フォン・ミューゼルはラインハルト・フォン・ローエングラムになった少年の質問を肯定した。 なぜ――と少年の瞳が彼を射抜く。 対するセヴァスティアンはギラギラした目を不敵に釣り上げ、ちょっと待っていろと言って家の奥に消えた。 バシャバシャという音が聞こえ始めたところをみると身だしなみを整えているらしい。 今年幼...
  • ネタ8_ひゅうがさま_瀬戸の花嫁
    630 :ひゅうが:2012/01/11(水) 06 59 22 軽めのネタ――瀬戸の花嫁 ――西暦194X(昭和1X)年 戦後ちょっと経った頃 「どうしよう・・・。」 「いや、どうしようか、じゃないか?」 都内のとあるラーメン店で夢幻会の面々が頭を抱えるのを、鬼頭千万太は冷や汗をかきながら見つめていた。 まさかこんなことになるなんて・・・という思いはある。 「あー。斎藤君。いや鬼頭くん、そうかしこまらずともいいよ。」 「いえ神崎先輩。仮にも帝国宰相を筆頭にした方々の前ですから。」 鬼頭千万太のそんな姿に、嶋田繁太郎は「変わらないな。」と苦笑した。 もう年齢は何十年も離れてしまっていたが、彼は平成世界での彼の後輩だった。 といっても、入社時期が2年ほど違うだけだがなぜかウマがあい、個人的にもよくの飲みに行った仲だった...
  • ひゅうがさま
    ひゅうがさま ある造船技術者の憂鬱 On the Beach1943〜パンジャンドラムに愛をこめて On the Beach1943 その2〜救国兵器1号 その名は・・・ 英国面より愛をこめて ロケットの夏の男たち〜1944年 北海道 ネタSS ゴジラ誕生秘話 レッド・シールド 西暦1943年8月 ニューブリテン島 西暦1894年 日本 理化学研究所 ネタSS「器は崩れず」 suuri sotalaivasto〜われらフィンランド海軍「大艦隊」〜1 suuri sotalaivasto〜われらフィンランド海軍「大艦隊」〜2 suuri sotalaivasto〜われらフィンランド海軍「大艦隊」〜3 「友邦」 ネタSS――南極の奇跡〜スコット隊〜 東北航空小史1 東北航空小史2〜「富嶽」ノースロップ案 東北航空小史3〜萱場「かつをどり」飛翔〜 銀座狂騒曲 ...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_ある日の夢幻会
    992 :ひゅうが:2012/02/01(水) 18 32 44 銀河憂鬱伝説ネタ――「ある日の夢幻会」 ――皇紀4249(宇宙暦789)年3月 白鳥腕 日本帝国 帝都宙京    「マッハ軒」 「では――自由惑星同盟と銀河帝国との国交樹立交渉の完了を祝して!」 「「「かんぱーい!」」」 じゅーじゅーとお好み焼きを焼く音と共に、ガラスコップを打ち合わせる音が響く。 ここは、夢幻会員が経営する「古きよき昭和の」風味を存分に有する鉄板焼き店。 名前がマッハ軒というのは仕様である。 「同盟御一行様の接待お疲れ様でした、嶋田さん、山本さん。」 近衛公が接待役として一行に付き添っていた二人にホッピーをつぐ。 「まぁ貴族のどら息子の相手ではなかったからそれほどでもありませんでしたよ。」 「本当に、あの巡航艦の接触でどうなる...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_銀河憂鬱伝説ネタ――「イゼルローン文書」
    564 :ひゅうが:2012/01/27(金) 10 00 25 →562 妄想してみました。 銀河憂鬱伝説ネタ――「イゼルローン文書」 ――「この文章を読む者へ。 諸氏がいかなる者かは私にはわからない。 旧銀河連邦の市民であるかもしれないし、あるいは銀河帝国の臣民であるかもしれない。 だが、この宙域まで至ったということは君たちが少なくともその版図の拡張を企図した結果であると我々は信じる。 我々は、いわば諸氏らの先達にあたる。 銀河帝国皇帝による専制支配をよしとせずに国土の移転を図り、我々はここまでやってきた。 そして、更に遠くへ向かう予定だ。 よってこの先、銀河系サジタリウス腕は我々の保有するところではない。 かつて銀河連邦はこの地にいたり、人類の未来のために開発を行おうとした。 しかしながらそれは果たされ得ず、調査結果を示す星図のみがこうして残っ...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_ネタ――幕間 「協議」
    265 :ひゅうが:2012/01/18(水) 23 54 21 本日最後の投稿です。 ネタ――幕間 「協議」 ――同 フェザーン自治領 ホテル・シャングリラ 「では、はじめましょうか。」 二コリと笑った相手に、フェザーン駐在の高等弁務官 レムシャイド伯は冷や汗を流しながら頷いた。 理由は簡単。この場には「自由惑星同盟を僭称する叛徒ども」が仲介者という名目で存在しており、そのため―― 「用向きは何だ?わざわざ叛徒どもに仲介を頼むなど、我らを侮辱しているのか!?」 こいつだ。とレムシャイド伯は苦虫を噛み潰したかのような苦い思いに囚われていた。 スピッツベルゲン候フリードリヒ。 財務尚書カストロプ公オイゲンの一門に連なり、カストロプ公に可愛がられている人物である。 典礼省の禄を食む彼は、高等弁務官府の弁務官補佐官という地位にある...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_「理由」
    26 :ひゅうが:2012/02/01(水) 21 33 34 ※ 本作は銀河英雄伝説の中に独自設定と考察をぶちこんでおります。そういったものが嫌いな方は閲覧を取りやめられることを強くお勧めいたします。    また、閲覧によって生じたいかなる精神的・肉体的苦痛についても当方に責任はないものといたします。    同意できる方のみ、どうぞ。 銀河憂鬱伝説ネタ――「理由」(『ワルキューレは汝の勇気を愛せり』を演奏しながらお読みください) ――帝国暦479(宇宙暦789=皇紀4249)年3月3日 銀河系オリオン腕    ヴァルハラ星系 帝都オーディン 新無憂宮 後宮 「委細は滞りなく進んでおるか。」 「は。」 国務尚書リヒテンラーデ候は堅い声音で一礼した。 フリードリヒ・フォン・ゴールデンバウム、銀河帝国皇帝の地位にあり、フリードリヒ...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_ネタ――会見2
    773 :ひゅうが:2012/01/21(土) 18 30 51 →771 乙です。私のほうもちょっと投稿いたします。→622-624の続きです。 ネタ――会見2 ――同 皇紀4249(宇宙暦789=帝国暦480)年1月   日本帝国 帝都「宙京」 皇居「松の間」 そこは、豪華とは言い難い空間だった。 しかし、控えの間とはまったく違う丹朱色の絨毯が敷かれ、儀典の場らしく比較的広々とした空間が広がっている。 日本建築らしい落ち着いた空間の外郭は古典的な御簾と几帳の色彩が彩っており、一段高くなっている奥の玉座と段の部分には金色の菊花紋があった。 天井は、漆塗りの格子で仕切られ、それぞれに様々な花の意匠があしらわれている。 銀河帝国のそれのように石材を用いてはおらず、いずれも木材の質感を前面にし落ち着いた、しかし厳粛な佇まいだった。 「跪く必要は...
  • ネタ8_ひゅうがさま_「夢幻会vs世界帝国」
    433 :ひゅうが:2012/01/08(日) 22 19 45 おお!乙です閣下!時間がかぶってしまいましたが私もネタを投稿いたします。 ネタSS――「夢幻会vs世界帝国」 「なんだあれは・・・。」 征東行省を任されている男は、そう言うことしかできなかった。 彼の視線の先、かつて倭と呼ばれた国の海岸線には、いくつもの旗が翻っていた。 彼は舌打ちする。 あの超大国に服属した彼らは、自ら戦って属領を手に入れることで生き延びるという戦略を構想していた。 ゆえに、海東の野蛮なところを自ら服属させ、皇帝に献上するという目的のために手段は選んではいない。 自ら日の本と名乗る連中が何とか大元や蒙古と対等に付き合おうとするなど認めない。 高麗こそが元の第一の臣として野蛮な倭人を従え、もって海東に君臨するのだ・・・ そのためにまず侵攻した...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_「共同宣言と経済効果」(短説明文)
    972 :ひゅうが:2012/02/01(水) 13 23 24 銀河憂鬱伝説ネタ――「共同宣言と経済効果」(短説明文) ――皇紀4249(宇宙暦789=帝国暦490)年3月1日 この日、フェザーン自治領に到着した日本帝国の正式な全権委任代表団と、銀河帝国のノイエシュタウフェン公を団長とする代表団は、数時間の討議を経てそれまでの実務者協議により作り上げられていた「共同宣言」を承認するに至った。 要旨は下記の通り。 1、 日本帝国と銀河帝国は互いに国家ないしはそれに準じる団体であることを承認する。 2、 日本帝国と銀河帝国は双方に大使を派遣し外交関係を構築する。 3、 両国の関係については基本的に平和裏な協議により決定されるものとする。 4、 自由惑星同盟に対する日本帝国の態度については銀河帝国は一時棚上げとする。 5、 両国は経済的関...
  • TS、パンデミック
    若返り 1.絶対ネタ。軽い話 by earthさま 2.嶋田総帥、さすがっす! by ひゅうがさま 1.もしもあの人が…男の娘、ショタ-new2012.06.30 by VISPさま TS(性転換)tsネタ注意 1.ネタ(笑)「もしもあの人たちが少女になっていたら?」 2.BAD END(嶋田青年の人生的な意味で) by ひゅうがさま BAD ENDのゲートネタ by New ◆QTlJyklQpIさま 美少女元帥の憂鬱 美少女元帥の憂鬱~第2話~ 美少女元帥の憂鬱~第3話~ 美少女元帥の憂鬱~第4話~ 美少女元帥の憂鬱~第5話~ 美少女元帥の憂鬱~第6話~ by じんつう(196名無し)さま パンデミック 大人がウイルスで全滅して子供だけの世界 by ネタ8_826名...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_小ネタ――伝統と格式
    39 :ひゅうが:2012/01/17(火) 21 55 42 小ネタ――伝統と格式 ――ある日の銀河帝国フェザーン高等弁務官府 コンコン。 ???「こんにちはー。」 帝国貴族「誰か?(誰だよニホン人との交渉で忙しいのに)」 ???「あ。私、こういうものです。」 帝国貴族「えー。なになに?ロシア帝国政府外務省?帝国を名乗るなど不遜な。(どこだっ け。)」 露外交官「そんな失礼な。どうやら交渉が難航しているようなので、あなたがたが受け入 れやすい白人系の私たちが仲介しましょうかと申し入れに来たのに。」 帝国貴族「はん!帝国といったってそんな聞いたこともない――大したことはないだろ う?それよりどうだ。皇帝陛下の民として悔い改めるなら使ってやらんこともな いぞ」 露外交官「(かちんとくる)・・・ローマって御存じですか?」 帝国貴族「知らぬと思ってか?偉...
  • 中5_ひゅうがさま_閑話――「伝説への拝謁」
    343 :ひゅうが:2012/04/02(月) 21 10 30 銀河憂鬱伝説ネタ 閑話――「伝説への拝謁」 ――皇紀4250(宇宙暦790)年 某時刻 日本帝国 帝都宙京 「おお・・・閣下だ・・・。」 「始祖さま・・・」 「神様・・・」 「ありがたやありがたや・・・。」 「――なぁ、辻(父)さん。」 「なんです?」 前世の辻とそっくりの男にひきつった表情で、嶋田は半眼になりながら目の前で自分を礼拝(らいはい)する人々を指さして言った。 手ぬぐいっぽい布を首から下げ、涙を流しながら嶋田の方を向いたかと思うと手をさすりあわせて歓喜の雄たけびやら祈りをささげている。 その横では嶋田も見慣れた巫女さん姿の女性が微笑ましいものを見るかのように彼らを温かく見守っていた。 「何です?この人たち。地球教...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_本編――「夢幻会、動く」
    968 :ひゅうが:2012/02/10(金) 23 15 02 →931-933 の続き 銀河憂鬱伝説ネタ 本編――「夢幻会、動く」 ――皇紀4249(宇宙暦789)年5月 銀河系白鳥腕   日本帝国 帝都宙京 「で?呼び出しとは何なんだ?」 「はい。実は・・・」 夢幻会の席上、外務省から上がってきた報告にいつもの面々はのけぞった。 「皇帝退位!?」 「駐日大使として赴任を要望!?」 「バカな。次はだれになるんだ?あの幼児はまだ生まれていないぞ?」 「その父です。ルードヴィヒ皇太子。皇帝フリードリヒ4世の直系で年齢は23歳。 妻は名門中の名門ですがそれゆえに権勢を誇ることのない『バランサー』ノイエシュタウフェン公家の出身で、国務官僚や現国務尚書リヒテンラーデ候とも親しい『開明的』といわれる人物です。」 ...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_ネタ――会見1
    622 :ひゅうが:2012/01/20(金) 22 36 38 ネタ――会見1 ――同日 皇居 儀典場「松の間」 皇居 千代田御所は、帝都の中央に設けられた広大な緑地帯の中にある。 国事を行う大極殿は、地球時代以来の工法で建造された和式建築であるが、それ以外に国賓の歓待や認証式などの平時の業務を行う新宮殿が設けられ、それら両者の奥に皇室の生活スペースである「御所」が設けられている。 大極殿までは普段は一般の見学も受け付けているが、新宮殿は警備が厳しく御所にいたっては一般人が立ち入る機会はほどんどないといってもいい。 この不文律は来賓や行事の行われる場所にも適用されており、たとえば知事の認証などは新宮殿内で、首相などの閣僚の認証式は新宮殿奥で、そして叙勲などの特別な行事の際は区画上は「御所」の一部ということになっている新宮殿との連結部分にある「松の間」...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_ネタ――~「星渡りの歌会」~
    796 :ひゅうが:2012/01/21(土) 19 41 56 ※本編がこうなるかどうかはわかりません(汗 ネタ――~「星渡りの歌会」~ ――ランズベルク伯アルフレッド。 銀河帝国の中上流貴族として生を受けたこの人物は、本来なら宮廷で埋没しかねない平凡な貴族として一生を過ごすはずだった。 彼は自分の政治的なセンスや軍事的才能のなさについては熟知しており、そのために生家であるブラウンシュバイク公の陪臣であるケーニヒスベルク侯爵家(彼は次男だった)の相続権を放棄し、二十代前半ですでに隠居状態にあった。 彼の夢見がちではあるが誠実な人柄に好感をもっていたブラウンシュバイク公は、自身の末の弟が養子に入ったという縁でケーニヒスベルク侯爵家に働きかけ、また自身の荘園のうち暮らすのに困らない程度の小規模なものを割いてまでして典礼省に断絶を待つだけであったランズベルク伯爵...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_【もしかしたら通るかもしれないルート】
    78 :ひゅうが:2012/03/02(金) 03 31 35 【もしかしたら通るかもしれないルート】 ――宇宙歴795年3月・・・ 「銀河帝国」は「自由惑星同盟」に対し宣戦を布告。 「帝国の実働戦力たる共和議会軍」はフェザーン・イゼルローンの両面から怒涛の侵攻を開始した。 連ねるは、帝国領内の宇宙要塞を改装し作り上げられた「機動艦隊群」18個、艦艇35万隻。 「大反乱」とその後の「革命」による内乱状態から立ち直るために貴族領の大半を直轄化し、賦役を課すことで作り上げられた巨大な軍事力を行使しなければもはや銀河帝国には未来はない。 交易国家フェザーンの富を奪ってなお、帝国臣民は血を欲していたのだった。 それを率いるのは、「共和議会軍」に属しながらも出自の秘密を抱えるラインハルト・フォン・ローエングラム。 すさまじい葛藤のもと、幽閉された叔父と「解放された国民...
  • 中6_ひゅうがさま_銀欝伝ネタ――クロス悪乗りver 「彼らは来た」
    831 :ひゅうが:2012/07/08(日) 03 52 17 ※ earth閣下が新作を投稿された嬉しさのあまり続きを考えていたらこんなのができてた。な…なにを(ry とりあえず悪乗りしたネタです。  銀欝伝ネタ――クロス悪乗りver 「彼らは来た」 ――宇宙暦796年10月1日 銀河系ペルセウス腕結節部 中央バルジ「グレートウォール」宙域「連合艦隊」 宇宙が白い。 ラインハルト・フォン・ローエングラムは溢れる星を胸いっぱいに吸い込むような気分になりながら微笑した。 この銀河帝国「統合軍」所属の機動要塞「フリードリヒ4世」の司令室は宇宙戦艦のそれと同様の全天モニターで構成されているため彼がかつて星をかけていた白い戦艦の乗り心地とほとんど変わるところはなかった。 何しろこの巨大戦艦ときたら、全長50キロを越える球体構造の後部にこれまた巨...
  • その他の作家さま(ネ)
    米版ジパング ふたりは戦車撃破王 ある魔王の師 憂鬱の咆哮・序章 蝶の羽ばたきがツングースカ大爆発になった件についてup2012.11.17 キシリア・ザビの憂鬱new2013.10.21 サイド6政府の憂鬱その2new2013.10.21 サイド6政府の憂鬱その3new2013.10.21 by 名無し三流さま もし欧州が夢幻会関係者を悪魔に当てはめたら。 地獄の七君主+α ヴィアードエイジ:パーソナリィティーズ ガメラ来たる by ◆4b64ie/xbQさま よろしいならば戦艦だ 開戦直後に真珠湾攻撃があったらup2012.08.03 マリみて×憂鬱up2012.09.22 夢幻会がザビ家に転生したらnew2013.10.21 by yukikazeさま 嶋田式潤滑油(シマダシキジュンカツユ) by 名無し...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_銀鬱伝ネタ――「交渉と締結」
    758 :ひゅうが:2012/01/28(土) 22 20 07 ※短めです。あと端末が違いますのでIPが違います。 銀鬱伝ネタ――「交渉と締結」 ――同 日本帝国 帝都宙京 首相官邸 「では、はじめましょうか。」 「はい。はじめましょう。」 会談は、互いのそんな言葉からはじまった。 特命全権大使 ヨブ・トリューニヒトは目の前に座る日本帝国宰相 近衛文麿の典雅な微笑をちらと見つめた。 この国の人々は微笑がうまい。 古くはオリエンタルスマイルともいうが、それに含まれた意思をくみとらないと大変なことになるだろう、と彼は思う。 自分が選ばれたのは与党内の派閥抗争の結果若手の保守政治家として選ばれたのだが、それには同盟内での深刻な意見の対立がゆえでもある。 自由惑星同盟の国家体制は民主共和制である。 しかも、「戦う民主主義」...
  • ネタ9_ひゅうがさま_――大日本宇宙帝国(笑)について
    491 :ひゅうが:2012/01/15(日) 23 59 39 続けられるかわからないのでネタの設定というか空想じみたものを投稿しておきます。 ――大日本宇宙帝国(笑)について 【領域】 大日本帝国は銀河中心核の高密度領域を除く領域、つまり地球側からみて内側から2番目に位置する「定規・白鳥座腕」およびその外側の「南十字・盾腕」をその領域としており、実効的な統治が及んでいる領域は長径2万1000光年、短径4000光年程度の領域におさまる。 これは、旧銀河連邦の統治領域のおよそ3分の2程度となる。 【位置関係】 帝都となる秋津洲星系は白鳥座腕に位置し、旧地球と銀河中心核を結ぶ直線の上の近くに存在。ちょうど白鳥座腕での領有領域の中央に位置し、5000光年ほど先には内郭ペルセウス腕へと通じるペルセウス回廊が存在する。ペルセウス腕をはるか6万光年以...
  • 中5_ひゅうがさま_「不可侵良識」~源氏物語とその影響~
    687 :ひゅうが:2012/04/22(日) 02 54 30 ネタ――「不可侵良識」~源氏物語とその影響~ ――最古の国、最古の王朝、最古の… その「くに」は伝統と格式、そして新進気鋭が同居する。 かといってモザイクのようなものではなく、まるで良質な赤ワインと鹿肉のローストをあわせたような芳醇な調和をもって文化を構成している。 のちに帝国(ライヒ)と帝国(インペリアル)を結んだと評される「大使大公」はその旅行記の冒頭にそう記している。 銀河の3分の1を構成する人々の大半にとっては雑誌の興味をひかれる記事のようなものだったり、あるいは商売の種に直結するような必要に迫られてのものだったが、銀河系内郭国家連合という新勢力についての情報はこの頃誰もが欲していた。 とりわけ、歴史の認識に大きな断絶を負っていながらも伝統という連続性を柱にした銀河帝国の貴族社...
  • ネタ110_ひゅうがさま_神崎島ネタSS――「主従問答」
    12: ひゅうが :2017/11/27(月) 12 28 16 神崎島ネタSS――「主従問答」 ――1937(昭和12)年10月12日 日本帝国 帝都東京 宮城 「激流に落ちた幼い子とその親はどうすると思う?」 「それはもちろん、子を何としても守ろうとしましょう。」 「その通り。だが、禽獣の類は別だそうだよ。」 「『島』からの知恵でございましょうか。しかしそうなると、親はどうするのでしょう?」 「獣の親は、子を足蹴にしてまで自ら助かろうとするそうだよ。」 「あさましい、と申し上げるべきでしょうか?」 内閣総理大臣 廣田弘毅は、目の前で曖昧な表情をするこの帝国の主をみて頭を回転させた。 そして思わず目を見開く。 「わが帝国がかの島に期待するところは、左様なこと、との思し召しでありましたか。」 「...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_銀河憂鬱伝説ネタ――「演説(抄)」
    968 :ひゅうが:2012/02/01(水) 12 50 31 銀河憂鬱伝説ネタ――「演説(抄)」 ――皇紀4249(宇宙暦789)年2月25日 銀河系 白鳥腕   日本帝国 帝都宙京 「議長ならびに内閣総理大臣閣下、そしてこの国の総意に基づき国家元首としての義務と施政の内閣および議員への委任を成し遂げておられる今上陛下。 この新たな友邦の最高立法機関である帝国議会の席上で拙いながらも自由惑星同盟を代表し意見を述べさせていただくことは私の無上の喜びです。 この機会を与えてくださったすべての方々にこの場を借りて感謝を捧げます。 皆様、かつてアメリカ合衆国という国家が真に理想に輝いていた時代、ある大統領がこのような言葉を残しております。 「人民の、人民による、人民のための政治」。 また、欧州大陸のドイツではこのような言葉が残されてい...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_本編――「6月の新政府」 その2
    200 :ひゅうが:2012/02/12(日) 05 24 00 銀河憂鬱伝説ネタ 本編――「6月の新政府」 その2 「しかし、それも帝国との停戦を行うことが前提でしょう。エル・ファシルのように強引な侵攻を行われたら――」 「その点に関しては、国防委員会において新規導入を計画している日本宇宙軍の『1号型要塞砲』と『機動重砲』などによる辺境星系への簡易拠点構築が答えになると思うよ。 詳しくは資料を見てほしいが、本来なら艦隊戦闘力の何割かを代替できるために2、3個艦隊を解体しても防衛力は維持できるが、改装の必要に加え質的強化を図るためにも現状維持を選択した。そのかわり第11、第12艦隊用の予算は凍結されることになっているがね。」 統合作戦本部を納得させるのは大変だったよ。とホアン国防委員長は肩をすくめた。 「ついては、これらのシステム構築には警察機...
  • 作家ひゅうがさま(ネ)
    by ひゅうがさま ネタSS「飛んじゃった」 ネタSS――帝国の守護者 【嘘予告・嘘プロット】 エース・オブ・アイオワ ?Pressure Zero?19XX年○月×日 全国大映系ロードショー。 光を繋いだ男たち?関門トンネル1941 北米の凶鳥 海鳴D事件 寒さ 黎明の凱歌再び 「星条旗の艦隊」ネタ 格好いい嶋田さん 「IFルート 『日英米三国大同盟』編」 金曜ロードショー 某年某日 日本帝国 帝都東京 西暦194X年12月某日 埼玉県 麻帆良町 ネタSS―「安住の地」― 怪物が生まれた理由? 半島北部 「赤化した世界~AD1943~」 瀬戸の花嫁 ネタ『流転の故宮』 一発ネタSS「参謀(仮)たちの前に助っ人(プロ)が降臨されたようです」 転生者のお仕事先候補 欧州編 戦後カリフォルニアで出てそうな小説(笑)ネタ ある映画 ...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_ネタ――派遣船団4
    414 :ひゅうが:2012/01/19(木) 22 09 05 ネタ――派遣船団4 ――同 皇紀4249(宇宙暦789=帝国暦480)年1月 銀河系 白鳥腕   秋津洲星系 大日本帝国 帝都「宙京(そらのみやこ)」 「ここが、『帝都』か。」 「さすがというべきか――巨大ですな。」 「はい。秋津洲星系の第3惑星、帝都『宙京』。正式名は『そらのみやこ』ですが漢字を音読みして略称の『ちゅうきょう』とも『みやこ』とも呼ばれます。基本的に都市圏として規定される通勤圏は第2惑星『千代田』と第4惑星『八十島』第5惑星『中津』にまで伸びています。都庁の直轄区域である秋津洲特別区の国民は5億程度ですが、都市圏人口は42億ほどに達します。」 「通勤圏ということは――」 「鉄道・・・ああ、俗称ですがレールウェイといわれる環状線と放射状航路の複合体を乗...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_ネタ――派遣船団2
    138 :ひゅうが:2012/01/18(水) 15 37 00 ネタ――派遣船団2 ――同 皇紀4249(宇宙暦789)年6月 銀河系 サジタリウス回廊(エア回廊)   白色超巨星「須佐乃男」近傍 誰もが言葉を失っていた。 ヨブ・トリューニヒトもそのうちの一人だった。 彼が、自由惑星同盟が本格的に送りだす初の「全権大使」となった理由は与野党各派のかけひきの結果ではあったが、彼がおおむね「自由の闘士」としてみられており同盟市民の受けがいいこと、そして軍においても親軍派と目される彼については問題がないと思われたことがその理由とされた。 数日前に到達したエア星系――イゼルローン回廊に連なる辺境星域と中枢星域を繋ぐ大動脈から大きく外れた、サジタリウス腕の事実上の内端に位置し調査ステーションで、日本帝国側の外務官僚たちとの実務協議を済ませて代表団の派遣...
  • 銀英雑考_ひゅうがさま_ネタ 閑話――汝平和を欲さば戦争に備えよ
    530 :ひゅうが:2012/01/20(金) 08 06 32 ネタ 閑話――汝平和を欲さば戦争に備えよ ――秋津洲星系 第3惑星 帝都「宙京」 兵部省 統合軍令本部 「待たせたか?」 「いえ。我々も今来たところですので。」 型どおりの挨拶を挟み、嶋田は用意された席に座った。 兵部省内にある統合軍令本部は、嶋田たち夢幻会が中心となって設立された機関だった。 日本帝国軍という官僚組織において、部署同士の対立構造はやはり消滅し得てはいなかった。 表向きは帝国軍として統合されていた軍は、長い歴史を経ることで地球時代における陸軍に相当する「防衛軍」と海軍に相当する「打撃軍」に分裂。 軍装や組織も違ううえ、最高司令部である大本営は有名無実化し互いに協力を拒否するという「それどこの史実帝国陸海軍?」という頭の痛い状態に陥っていた。 この状況を憂い...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_本編「必殺(徹夜的な意味で)仕事人」
    106 :ひゅうが:2012/02/02(木) 22 10 05 銀河憂鬱伝説ネタ――本編「必殺(徹夜的な意味で)仕事人」 ――皇紀4249(宇宙暦789)年3月 銀河系白鳥腕 日本帝国    帝都宙京 帝国議会 「賛成の諸君はご起立願います。」 徳川家武 帝国議会衆上院(旧称貴族院)議長の朗々とした声が議場に響く。 徳川宗家から出仕して長いこの議長は眠そうな目をしていながら、声は驚くほど張りがあるバリトンを出すことで知られていた。 「賛成多数と認めます。よって本議案は可決、成立いたしました。」 議場の議員たちや、電脳の一部を割いて傍聴していた人々が発する拍手がスピーカーから鳴り響いた。 今回――来年度国会を前倒しして開催するという前代未聞の提案が承認され開催されていた帝国議会でも、最も重要であると考えられている法案は議論の末に可...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_閑話――「サジタリウス回廊は…」その7(終)
    538 :ひゅうが:2012/02/07(火) 23 46 51 →476-477 の続きです。 銀河憂鬱伝説ネタ 閑話――「サジタリウス回廊は…」その7(終) ――同 皇紀4249(宇宙暦789)年4月3日 銀河系 白鳥腕   日本帝国 帝都宙京 某所 「待ったか?」 「いや。こちらも仕事をすませてからきたからそうでもないですよ。父上。」 辻はニヤリと笑った。 貞子っぽい外見からするとかなり不気味である。 相変わらずだな。と辻義則大蔵大臣は苦笑した。 「早速だが、ご苦労だったね。急なオーダーにも関わらず宇宙軍が即応できたのは幸いだったよ。 軍規の引き締めや新型艦艇整備と組織統合、いずれも成果を発揮したようで何よりだ。」 「あの頃の方が異常だっただけですよ。まったく――いくら異なる軍は対立しがちとはいえ、あれは...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_本編――「父の心」
    931 :ひゅうが:2012/02/10(金) 20 35 03 →858-860 の続きです。 銀河憂鬱伝説ネタ 本編――「父の心」 ――帝国暦480(宇宙暦789=皇紀4249)年5月    銀河系オリオン腕 銀河帝国 帝都オーディン 「お呼びですか?父上。」 「おお。来たな。」 フリードリヒ4世の機嫌のよさげな表情に、ルードヴィヒ・フォン・ゴールデンバウム皇太子は嫌な予感を感じつつ歩み寄った。 当年とって23歳。青年といっていい年齢の彼は、フリードリヒ4世と亡き皇后テオドラの間に生まれた最後の男子でもある。 そしてそれが、彼の「開明的すぎる」とすら言われる性向をしてこの宮中で生き残らせている原動力であった。 皇族にしては珍しく恋愛結婚で名門ではあるが権力は志向していないノイエシュタウフェン公家から妻であるカテリナをもらっ...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_本編――「憂鬱なる英雄(帰還)」
    261 :ひゅうが:2012/02/05(日) 02 35 17 銀河憂鬱伝説ネタ 本編――「憂鬱なる英雄(帰還)」 ――同 皇紀4249(宇宙暦789)年3月 銀河系白鳥腕    日本帝国 新横須賀軍港沖合 自由惑星同盟軍戦艦「アキレス」 出迎えの時と同様、見送りの式典は盛大だった。 代表団から臨時大使と公使をつとめる文官を残し、自由惑星同盟特命全権代表団は帰途についていた。 「いいところだったな。」 「ええ。また来たいです。」 「ヤン候補生は書店や博物館めぐりが目当てか?給料泥棒はあと何十年かはお預けだぞ?」 「給料に見合った仕事はしますよ。校長先生。大層なお土産の分も。」 「仕事熱心で結構だ。いつもこの調子なら心配はいらないのだろうが。」 やれやれ、と肩をすくめるシトレ大将。 そしてそれに付き合うよう...
  • 中6_ひゅうがさま_閑話――「彼の遺言」
    820 :ひゅうが:2012/07/07(土) 23 13 08 やっと時間がとれるようになったので小ネタをば。晩年なので言い訳しつつも大変きれいなあの方ということでw ――銀鬱伝ネタ 閑話――「彼の遺言」  ※ 帝国暦830年機密指定解除 本書は口述筆記の形で記され、自らの死後限られた者にだけ閲覧を許された。 評価に毀誉褒貶はなはだしいかの人物の晩年の思想を探る上で大きな助けとなると期待される。 ――「世を去るにあたり卿らにこのような形で爾後を託すことを許してほしい。 この大宇宙の生きとし生けるものはたとえ青く輝くシリウスや銀河中心から重力の糸を数百万光年先にまで伸ばす巨大ブラックホールといえどもいつかは消滅する。 その理(ことわり)にはいかな余といえども逆らうことはできぬのであるのだから。 思えばずっと走り続けてきた一生であった。 こ...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_本編――「憂鬱なる訪問~嶋田in同盟~」その1
    565 :ひゅうが:2012/03/16(金) 21 49 57 ※ 前作から数か月後の8月が舞台です。フリードリヒ4世退位とルードヴィヒ1世即位に関しては前スレ915-916のYVH氏を参照してください。(手抜き) 銀河憂鬱伝説ネタ 本編――「憂鬱なる訪問~嶋田in同盟~」その1 ――宇宙歴789(皇紀4249)年8月。 日本帝国政府による自由惑星同盟史上初の「国賓」訪問は、8月末に至り各種経済協定と軍事協定を締結し終了を迎える。 基本条約によって確認された相互承認と主権の尊重にあわせて自由惑星同盟は正式にその法的国境線を画定するに至る。 中でも、事前通告と承認さえあれば互いの国土に軍事力を派遣できるように制定された地位協定は基本条約に規定される「緊急援助」も可能としていたために銀河帝国に深刻な波紋を広げていた。 加えて、日系企業と同盟企業の合弁企業の...
  • 支援3_ひゅうがさま_革命
    14 :ひゅうが:2012/06/02(土) 01 26 18 写真by1さまに感動したので一筆書いてみました。 提督たちの憂鬱支援SS――「革命」(音楽ネタ) ――西暦1944年8月15日 日本帝国 帝都東京 上野文化楽堂 図ったな。と、男は彼の後ろに立つ男を睨みつけようとした。 しかし、できなかった。 彼を見つめる友人、すなわちNHK交響楽団指揮者の貴志康一や、コンサートマスターの黒柳守綱の瞳はあらゆる感情に満ちており、それが彼を舞台に上がるように促していた。 この新しく完成したばかりの音楽ホールのこけら落としにしては大仰な警備体制、そして今現在舞台に立っている東儀家の人々を見ればその理由に察しがついたはずだった。 今や観客たちは、二階最前列に達しつつある人々を見て直立不動になっている。 「国歌吹奏」 少...
  • 中長ネタ_ひゅうがさま_閑話――「星系工廠」
    671 :ひゅうが:2012/02/24(金) 21 05 02 銀河憂鬱伝説ネタ 閑話――「星系工廠」 ――皇紀4249(宇宙歴789)年8月21日 銀河系 南十字腕   日本帝国 呉宇宙軍工廠 呉工廠は、日本帝国宇宙軍が最初期にひらいた宇宙軍港星系である。 帝都と居住地域に定められた白鳥腕と南十字・盾腕の「迎撃地域」をつなぐ拠点にあたり、一時は最前線と考えられていた対馬星系(回廊日本側出口)から筑紫州(筑前・筑後・豊前・豊後の主要星系を含む)、そして四国州(伊予・讃岐・阿波・土佐)と門州(長門・周防・安芸・石見)をその防衛範囲とすることを考えて設けられたものだった。 現在は回廊内での漸減迎撃戦態勢の整備(計画的撤退前提の入植と軍事都市化が進行したために発生した大規模暴動「東西動乱」の戦後処理)とともに回廊側出口までの中間に佐世保軍港、呉と佐世保と等...
  • @wiki全体から「ネタ8_ひゅうがさま_接触2~銀河帝国サイド~」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索