【用語補足】 流体:数千億の素詞から成る空間の素体。作中世界を構成する唯一の元素。 遺伝詞:流体内部の素詞の組み合わせ(流体の形の種類)。 個人の意識や物質のみならず、時間や神などの概念もこれに含まれる。 【作品名】都市シリーズ 機甲都市 伯林 【ジャンル】ライトノベル 【名前】ハイリガー・カールスルーエ 【属性】世界を喰らう黒竜 【大きさ】直径3.2km弱、全長64km超過 【攻撃力】 言詞銃(ベイベルゲヴェーア) :黒竜の口から放たれる、空間そのものを砕き散らす砲撃。 射撃直後に光が爆裂し、一撃で半径128km超過の範囲の遺伝詞を破砕し素の流体へと還元した。 準備は口を開くだけの一瞬。また、黒竜自身は爆心地でも無傷。 ※一度しか撃たなかったため、同じものを繰り返し撃てるかは不明。 竜詞砲(ドラッへ・カノーネン) :黒竜の額や首元から発射される口径4.5m級の砲。最低でも六門同時射撃が可能。 射程は800m以上。一門でも”魔王”(特殊能力参照)を一撃で大破させるものより高威力。 衝撃波:黒竜が動くだけで常時発生。一撃で10m弱の重騎(鎧武者程度?)が大破する程度の威力。 数十m程度の至近距離のみに影響。 【防御力】素の防御力は不明だが、最低でも獣並み。 再生:45m四方の空間切断を顔面に受けても即座に修復。75mm砲や88mm徹甲弾の連射に対しても同様。 直径27m直線距離32kmにおいて都市大破壊を起こす程度の砲撃で 喉を貫通するが、 多少よろめいた程度で活動を続行。 直後に喉を失ったまま砲撃を行っているため、大規模な損傷の再生には時間が必要。 一応生物なので、頭部の大部分が欠けると行動不能。作中では喉から後頭部にかけて失った。 【素早さ】行動・反応共に音速超過。飛行可能。 【特殊能力】 強臓式義腕”悲愴(トラーギシュ)” :ハイリガー・カールスルーエの両義腕。 これによって一人の人間が言詞銃を内蔵した施設の残骸と合一したのが現在の姿である。 後に元の人間に戻れたため、人間としての理性は多少なり残っていると思われる。 遺伝詞乱散:周囲の大気や大地の遺伝詞を破壊しつつ取り込んで巨大化を続ける。 破砕した相手も取り込む。1時間で16km以上伸長した。 ”魔王(エルルケーニッヒ)” :黒竜に取り込まれた航空戦艦が進化した、七匹の闇色の竜。飛行可能。 黒竜の胴体から放たれる形で出現する。 それぞれ全長1.6km以上で獣程度の思考能力を持つ。攻撃手段は突撃のみ。 攻撃力・防御力は大きさ相応の獣並みで、行動・反応速度は音速超過。 【長所】巨大さと言詞銃の有効範囲、そして再生・吸収能力。 【短所】力任せの戦闘しか出来ない。”魔王”が戦法的にあまり役に立たない。 【戦法】初手で言詞銃を発射。回避・防御されたら”魔王”を体内から射出し 衝撃波を伴って突撃しつつ竜詞砲を斉射。 【備考】主人公と敵対する組織の総大将(テンプレ時) また、比較の簡易化のため作中のヤード/マイル表記より1ヤード=0.9m、1マイル=1.6kmで換算している