花散里について

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花散里について - (2012/08/03 (金) 00:16:44) の編集履歴(バックアップ)


~泰平の世を、導くために~

百年前の金毛九尾の変を境に、勢力図や内情が大きく変わった国です。
変の影響により、最盛期よりも大きく力は弱まってしまいましたが、その代わり国内での絆に関しては四国一です。

  • 武人とは
純粋な人間としての力に優れた者、それが武人である。
「純粋な人間としての力」は、道具の扱いの巧さや武術の取得の早さといった形で現れる。

◇特徴
大掛かりな儀式や特別な技術を用いることで、陰陽師たちのように霊的な力を行使することもできる。
その点を見ると、あらゆることに満遍なく通じる優れた者たちといえるだろう。
しかしながら四種族中で唯一、髪の姿を自らの姿で目視することができない。

  • 帝の血筋
その昔、神代の時代にこの世界の混沌期をおさめ、今日に至るまでの帝の血筋のもととなったのは、武人たちの中から現れた男・倭伽武琉である。
「一は全のために、全は一のために」とは、人とはかくあるべきであると彼が残した言葉であり、
武人たちはその言葉を胸に、誇り高く、そしてより良き世界を思い、日々の暮らしを送っている。

  • 堅き結束
百年前に起こった「金毛九尾の変」により、いくつもの家が陰陽師の土地へと移住したため、勢力としてのちからは、最盛期から大きく衰えている。
その代わりに、団結力、そして国を救った英雄である春馬家に対する忠誠心は四国一強い。

  • 花にあふれて
温暖なこの国では、一年中、桜を筆頭とした春の花が咲き誇る。
土地に住まう者は桜を愛し、たびたび花見の席を設けるほか、桜を家紋としている者も多い。
一番大きな桜は御神木として特に大切にされており、そこには女神・咲耶姫と知流姫が宿っている。
また、桜の意匠を施した繊細な工芸品が多いのも特徴である。

  • 金毛九尾の変
その騒乱は、金毛九尾の妖狐・玉藻によって起こされた。
玉藻はその身を美女の姿に変え、当時の花散里の君主を誑かし、国内を大きく混乱させた。

国力が衰えていく中、玉藻の討伐に乗り出したのが春馬家である。
その後、決行された討伐作戦は上手くいったものの、残念ながら完全に討伐することは叶わず、玉藻はその身を石に変えると
花散里の東北の一帯を瘴気の満ちる地へと変えてしまった。

しかしながら当初の目的を果たし、国の危機を救った討伐軍の面々は、以後国の中核を担うこととなる。

◇騒乱の影響
この騒乱を見て、かねてより勢力拡大をはかっていた陰陽師の国・沙更が動いた。
妖怪に対する有効な対抗手段が確率されていること、そして「地位を与え優遇する」という条件から、特に国境付近の家が沙更へと移り、
武人たちはその勢力範囲を狭めることとなった。