Beforeテツジ ~その名はまだ、ついていなかった~

 テツジが高校時代ボートをやっていたのはご存じの通り。初期設定。
もちろん彼はボート部に見学に行った。
そこに俺が居合わせたのは神がかり的な奇跡です。
それが運命とか宿命とか言うんだったら、神様はなんてもったいない使い方をしたんだろう。
履修相談とかやってもらって、なんかその場のノリで連れてかれたら、果てしなく遠い、しかも雨が降ってる中でボートを漕ぐはめになったんだよ。

いかにも「スポーツやってた」って感じの1回生が集まる中、違うオーラを放つ獣が一匹。

「僕は経験者です」みたいなセリフを聞いた気がする。さだかじゃない。
「僕は賢者です」ではなかっただろう。でも、それくらいの威厳を感じたぞ。

だいたい彼は行きの電車の中で立ちながらパソコンを開いていたんだぞ。
そんな雰囲気で新歓行く1回生いるか?皆無だ。
誰かが「何やってるの?」的なこと聞いたら、「合格体験記を書くように頼まれちゃって」みたいな返しをしていたと思う。
何回も言うが、俺はその時テツジのことは全く知らなかったわけで、セリフとかいちいち覚えていないんだ。
彼の存在に気付いて、行動を覚えているだけでも評価してくれ。まあ、きやつの存在感は強制ダウンロードで脳みそにたたき込まれるので、俺の手柄じゃないけどね。

そこからは全然ネタになるようなことがないけど、途中で帰ったやつがいて、それがテツジだったと思うな。
ここからは推測だけど、ボート部の人たちのテツジへの対応の仕方はシーラさんのそれに似てた気がするな。
なんていうか・・・「この子はこういう子なんだ」みたいな対応の仕方ですね。

その後の彼の道のりだが、乗馬部を経由してうちに来たらしい。なんでも馬の世話がとにかく大変だそうだ。(これ誰か書いたっけ?)
馬は好きだけど世話は好きじゃないみたいなこと言ってなかったっけ。好きに突っ込んでくれていい。

そののち、彼はうちの部室の扉をたたくわけで。そこに都合よく俺がいるわけで。
確かスーツだったな。もうデフォルトか。それだけだ。そのシーンの描写は雑にしたい。

うん。なんか書いてるうちに、俺はみんなの中でも縁が深い方なんじゃないかと錯覚し始めた。
やめてくれ。俺はただの観察者でいいよ。


あとがき

どうでしたか「テツジエピソード0」。タイトルが変わっているのは気にするな。サブとかだと思ってくれ。
彼はこの後ライジングしていくことになる。
これを読んで今までのネタを読み返したらよりいっそう、彼の深い部分までを読み取ることができ、時間を無駄に浪費すること間違いないと断言できる。
「まあ、いいじゃないか。人間観察は大事だよ?」みたいな前向きな考え方が思いつく人は教えてほしい。最近スランプだ。

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最終更新:2008年02月19日 18:22
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