「しゃっくりしていってね!:14スレ213」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
しゃっくりしていってね!:14スレ213」を以下のとおり復元します。
「まったく、霊が全く来ないからもしやと思って来てみたら・・・」
「へへ、すんません」
「何度言ったらわかるんでsy…ヒック」
サボっていた小町を咎めに来た映姫。
しかししゃっくりによって映姫の言葉は中断させられる。
「そいえば、しゃっくりって100回すると死ぬんでしたっけ」
「何を言ヒックのです。20代から90代まヒックで60年以上しゃっくりが続いた例もあるヒックですよ」
「へぇ、そうなんですかー」
「元はと言えば小町を叱ヒックるために声を張り上げたのが原ヒック因で・・・」
しゃっくりにもめげず説教を続ける映姫。
数分後、そこへ通りがかったのが、
「見なさい咲夜。しゃっくりしながら説教してるわよ」
博麗神社へ向かっていたレミリアと咲夜である。
「あ、今ので96回ですよ」
長時間の説教にも柳に風の小町。
「小町!今までなヒックを聞いていたのですか!ヒック私だって時間の浪費はしたヒックないのです!だというのにその態dヒック・・・」
100回目。異変はそのとき起きた。
映姫の体が縮み、
「よいぞ!」
3頭身のなんか良くわからんモノになってしまった。
「四季様!!」
「これはどういう・・・」
呆然とする小町と咲夜。レミリアはというと
「ど、どうせトリックがあるのよ」
取り乱したところを見せたくないからか、虚勢を張っていたが、
「私たちをはめyヒック・・・!!?」
まさか。
「お嬢様・・・!」
この奇病には感染力があるようだ。
「すぐに止めます!ええと、コップの上に箸を乗せて・・・」
いきなりやたら面倒なとめかたからためす咲夜。やはり慌てているようだ。一方、
「これは薬師に治せるのかなぁ」
気弱になりながら永遠亭に映姫を連れて行く小町。
永琳に事情を話し、早速診てもらった。
「どうも妙なウィルスが体内にいるようね。一定数以上に増殖した結果、こうなったとみるのが妥当」
「それで、治るんですか?」
「こんなウィルスを見たのは初めてだから、解析に時間がかかりそうね。それが終わらないことにはなんとも・・・」
その話の間に、新たな訪問者が来たようだ。
「息を、息を止めてくださいお嬢様!」
「うぐ・・・・・・ヒック」
どうやらこちらも止まらなかったようだ。
「師匠の話だと、まだ解析段階なんでどうにも・・・」
鈴仙が応対に出た。
「そこをなんとか!」
状況が状況なだけにしょうがないのだろうが、めずらしく錯乱している咲夜。
「なんとかと言われても、今すぐにどうこうできることじゃ・・・」
「・・・ヒック」
「ああああああああああああああ!!!」
努力もむなしく、レミリアは
「うー☆」
発症してしまった。
「本当に縮んだ・・・ヒック・・・え!?」
そして第三の罹患者も決定したようだ。

「いったい何があったんだ?」
魔理沙が着いたとき、永遠亭は騒然としていた。
とりあえず用件のニキビ薬だけもらって帰ろう。そう思って中に入っていくと
「よいぞ!」
「うー☆」
「・・・・・・」
珍妙な生物2体と、鈴仙の姿があった。
「どうしたんだこれは?」
と問うてみるも、
「ヒック!来ちゃダメ!」
「私は薬をもらいに来たんだが、永琳はどこなんだ?」
「今は新型ウィルスの解ヒック析中なの!ともかく帰って!早く!」
その物言いにカチンときた魔理沙。
「こっちは一応客なんだぞ。そんな邪険な言い方はないだろう!」
「ああもうとにかく帰ttヒック」
そのとき魔理沙は、信じられないものを見た。
先ほどまで話していた鈴仙が突然縮み、
「ゲラゲラゲラ」
2体いた珍妙な生物と似たような3頭身の姿になったのだ。
「ヒック・・・!!まさか・・・」
魔理沙は遅まきながら察した。
ひとつは、ウィルスが患者の身体を変質させてしまうこと。
もうひとつは、自分がそれに罹患したこと。
「うわああああああああああああああああああああああ!!!!」
錯乱の極致にあった魔理沙はその場から逃げ出していた。
そこに残されたのは3体に増えた珍妙な生物だけだった。

「ヒック・・・とまれよ・・・止まってくれよ・・・ヒック」
当てもなくただただ逃げ回っていた魔理沙。すでにしゃっくりは90回を越えていた。
「こんな・・・こんなことって・・・ヒック」
自分はただ薬をもらいにいっただけなのに、どうしてこんな目にあわなければならないのか。
「ひどすぎるぜ・・・ヒック」
100回目。
魔理沙の意識は無念の思いとともに消えていった。

「かたつむりを凍らせるのは難しいなあ・・・」
最近は蛙以外を凍らせるのにハマっているチルノ。しかしカタツムリはいくらやっても殻が割れてしまうようだ。
自覚はないながらも結果的に細かい冷気の調整トレーニングをやっているチルノのところへ、珍奇なモノが現れた。
「ゆっくりしていってね!」
それを見たチルノは思った。
(これ、白黒のヤツに似ている・・・そうだ!仮想白黒としてこれでトレーニングをしよう!)
名案を早速実行に移すチルノ。
「ゆっくりやめてね!」
「うるさい!」
「ゆぐっ!」
一回目。そして解凍。
「まりさになにするの!ゆっくりできないよ!」
「うるさいっての!」
二回目。解凍。
「どうしてこんなことするのぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!」
「黙れっての!」
三回目。解凍。
「もうやめて!おうちかえる!」
「さっさと凍りなさい!」
四回目。解凍。
「ゆ・・・ゆっくり・・・」
五回目。解凍。
「ゆ・・・ぐ・・・」
六回目。解凍・・・失敗。
「ゆぐぷっ!」
あんこを露出してソレは息絶えた。
「おー、中身があんこだったのね!」
食べてみる。
「おいしい!みんなに分けてあげよう!」
このあんこがウィルスに対する特効薬となるのだが、それはまた別の話である。






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