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九頭竜湖と秘境の集落」(2015/03/27 (金) 21:25:53) の最新版変更点

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#googlemaps(){<iframe src="https://www.google.com/maps/d/embed?mid=zYYv4xKuPWQY.ksH9owNE_-As" width="640" height="480"></iframe>} **関係あるとみられるもの 博麗神社(ほぼ全作品) 竜神(東方求聞史紀など) **住所 穴馬神社 福井県福井県大野市野尻54-1-2(JR越美線「九頭竜湖駅」より徒歩1時間半)       白龍神社 福井県福井県大野市下山地内(JR越美線「越前下山」より徒歩30分。) **九頭竜川 福井県嶺北地方及びその支流の一部が岐阜県の郡上市を流れる一級河川。 「崩れ川」の異名を取るほどに過去幾度も氾濫を繰り返し、人里に水害をもたらす一方で、豊かな水量をもって大野盆地を肥沃な穀倉地帯たらしめてきた。 なぜこの川が九頭竜川と呼ばれるようになったかについては、 ①9世紀頃に白山権現が顕現し自らの像を川に流すと、九つ頭の龍が現れその像を対岸まで運んだ。以後、九頭竜川と呼ばれるようになった。「越前名蹟考」 ②五世紀頃に雄略天皇らが川の治水工事を行い、安寧を記念して黒龍大神と白龍大神を勧請したのを機に九頭竜川と呼ばれるようになった。 ③天地創造の頃より日本には四方の守護神がいた。そのうち北の守護神が越前の黒龍大神であり、それが九頭竜川の由来となった。「越前国主記」 ④川の氾濫を見て農民たちが&bold(){「崩れりゅぅぅ…!」}と嘆いたのが&bold(){かっこよく言いなおされて}“九頭竜”になった説。 などの諸説がある。        **九頭竜峡 九頭竜川の上流部に存在する渓谷。福井県大野市に属し、奥越高原県立自然公園の一部でもある。 東海北陸道白鳥インターチェンジを出て険しい峠道(油坂峠)を1時間あまり超えるか、福井市方面から2時間かけて車で走るかすると着く。 また、福井市内で北陸本線に接続する「越前花堂駅」より終点「九頭竜湖駅」までJR越美線が運行しているが、その&bold(){スッカスカな時刻表}は、 &bold(){都会派魔法使い}が驚嘆とともにめまいを覚えかねないものである。 **九頭竜信仰 九頭竜ないし九頭竜大神とは、一般的に九つを頭を持った巨大な竜の姿を取るとされる神である。 九頭竜にまつわる伝承は戸隠(長野県)、箱根(神奈川県)、鹿野山(千葉県)、葛城山(大阪府)など比較的各地に分布しているが、 これらの伝承が同一の根源から発生したものであるかどうかは定かではない。 九頭竜川は古代よりその名で呼ばれていたことから、九頭竜信仰の地の一つあるいは&bold(){九頭竜信仰発祥の地}と考えても然るべきところであるが、 &bold(){九頭竜大神そのものに関する伝承が全くと言っていいほど残されておらず}、かえって不自然の度合いを高めている。 上記九頭竜川の項に著したとおり、この地を流れる川が九頭竜と呼ばれるようになった理由についてはいくつかの伝承が存在しているのに対し、 その本体たる神にまつわる伝承がほとんどなく、名称にまつわる伝承だけが取り残されているような状況なのである。 このような奇怪な構造は、東方projectにおいて、2007年(第122季)に守矢神社が出現するまで幻想郷唯一の神社であったにもかかわらず、 『幻想郷縁起(稗田阿求が著したとされる書物。東方求聞史紀収録)』においてすら主祭神の名が明らかにされていない博麗神社と類似するものがある。 **九頭竜ダム(九頭竜湖) 九頭竜川水系に建設されたダム。高さ128メートルのロックフィルダム(岩石や土砂を積み上げて作るダム)である。ダム湖を九頭竜湖と呼ぶ。 このダムを建造するにあたり、旧和泉村(現大野市)の上半原、米戸、箱ヶ瀬、大谷、野尻(字)集落計500世帯あたりが湖の底に沈むこととなり、 また地上に残るもののダム湖の造成にともない孤立する集落を含め800余名が同地より立ち退き、主に中京圏に転居した。 過疎化に伴い住居だけを残して人々が消える「廃村」と同様に、かつては人の栄え、生活の音の絶えなかったであろう集落が幻と消えていく様相は、 「幻想入り」とどこか重なりあう部分があるようにも見える。 **穴馬総社 #image(http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=40%E7%A9%B4%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG,width250,height175,http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=40%E7%A9%B4%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG) 九頭竜湖に沈んだ集落で祀られていた神、氏神等を合祀した神社である。 旧集落の春日神社、神明神社、立合神社、白山神社等がここに集められていると考えられる。 **白龍神社 #image(http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=24%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E4%BE%8B%E5%A4%A7%E7%A5%AD%28%E7%84%A1%E4%BA%BA%29.JPG,width=250,height=175,http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=24%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E4%BE%8B%E5%A4%A7%E7%A5%AD%28%E7%84%A1%E4%BA%BA%29.JPG) 国道158号線・荒島スノージェット内から分岐(橋をわたる)、荒島岳登山口付近に鎮座する小さな神社。 不釣り合いなほどに巨大な明神鳥居が建っており、国道沿いからもよく見える(荒島スノージェット手前からgoogleストリートビューで確認可)。 祠状のお社が境内にいくつか建てられているほか、その最奥に神籬(ひもろぎ)と思しき岩が鎮座している。 #image(http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=28%E6%81%90%E3%82%89%E3%81%8F%E3%80%81%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG,width=250,height=175,http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=28%E6%81%90%E3%82%89%E3%81%8F%E3%80%81%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG) この神社においては、その社名から白龍大神(闇龗大神。クラオカミ)を祀っているものと思われる。 5世紀に応神天皇が現九頭竜峡に黒龍大神と白龍大神を勧請とされているので、これに由来するものであるならば、その歴史はかなり古い可能性もある。 白龍大神は上述の黒龍大神(高龗大神。タカオカミ)と同一の神(もしくは二つで一つの神)とされ、その総称が龗神(オカミノカミ)とも言われる。 古くより水の神として崇敬を集め、特に雨に宿る神として雨乞いの際に祈りを捧げられることもある。 東方projectに登場する幻想郷最高神としての「龍神」もまた、天候にまつわる伝承をもっていることから、龗神(オカミノカミ)である可能性がある。 なお、完全に無人の神社ではあるが6月の第2週頃に例大祭が催されているらしい。 &bold(){白龍神社例大祭(はくりゅうじんじゃれいたいさい)}と聞くと、なんだかとっても聞き覚えある響きのように感じるが、&bold(){多分気のせいである}。 #pcomment(reply)
#googlemaps(){<iframe src="https://www.google.com/maps/d/embed?mid=zYYv4xKuPWQY.ksH9owNE_-As" width="640" height="480"></iframe>} **関係あるとみられるもの 博麗神社(ほぼ全作品) 竜神(東方求聞史紀など) **住所 穴馬神社 福井県福井県大野市野尻54-1-2(JR越美線「九頭竜湖駅」より徒歩1時間半)       白龍神社 福井県福井県大野市下山地内(JR越美線「越前下山」より徒歩30分。) **九頭竜川 福井県嶺北地方及びその支流の一部が岐阜県の郡上市を流れる一級河川。 「崩れ川」の異名を取るほどに過去幾度も氾濫を繰り返し、人里に水害をもたらす一方で、豊かな水量をもって大野盆地を肥沃な穀倉地帯たらしめてきた。 なぜこの川が九頭竜川と呼ばれるようになったかについては、 ①9世紀頃に白山権現が顕現し自らの像を川に流すと、九つ頭の龍が現れその像を対岸まで運んだ。以後、九頭竜川と呼ばれるようになった(『越前名蹟考』)。 ②五世紀頃に雄略天皇らが川の治水工事を行い、安寧を記念して黒龍大神と白龍大神を勧請したのを機に九頭竜川と呼ばれるようになった。 ③天地創造の頃より日本には四方の守護神がいた。そのうち北の守護神が越前の黒龍大神であり、それが九頭竜川の由来となった(『越前国主記』)。 ④川の氾濫を見て農民たちが&bold(){「崩れりゅぅぅ…!」}と嘆いたのが&bold(){かっこよく言いなおされて}“九頭竜”になった説。 などの諸説がある。        **九頭竜峡 九頭竜川の上流部に存在する渓谷。福井県大野市に属し、奥越高原県立自然公園の一部でもある。 東海北陸道白鳥インターチェンジを出て険しい峠道(油坂峠)を1時間あまり超えるか、福井市方面から2時間かけて車で走るかすると着く。 また、福井市内で北陸本線に接続する「越前花堂駅」より終点「九頭竜湖駅」までJR越美線が運行しているが、その&bold(){スッカスカな時刻表}は、 &bold(){都会派魔法使い}が驚嘆とともにめまいを覚えかねないものである。 **九頭竜信仰 九頭竜ないし九頭竜大神とは、一般的に九つを頭を持った巨大な竜の姿を取るとされる神である。 九頭竜にまつわる伝承は戸隠(長野県)、箱根(神奈川県)、鹿野山(千葉県)、葛城山(大阪府)など比較的各地に分布しているが、 これらの伝承が同一の根源から発生したものであるかどうかは定かではない。 九頭竜川は古代よりその名で呼ばれていたことから、九頭竜信仰の地の一つあるいは&bold(){九頭竜信仰発祥の地}と考えても然るべきところであるが、 &bold(){九頭竜大神そのものに関する伝承が全くと言っていいほど残されておらず}、かえって不自然の度合いを高めている。 上記九頭竜川の項に著したとおり、この地を流れる川が九頭竜と呼ばれるようになった理由についてはいくつかの伝承が存在しているのに対し、 その本体たる神にまつわる伝承がほとんどなく、名称にまつわる伝承だけが取り残されているような状況なのである。 このような奇怪な構造は、東方projectにおいて、2007年(第122季)に守矢神社が出現するまで幻想郷唯一の神社であったにもかかわらず、 『幻想郷縁起(稗田阿求が著したとされる書物。東方求聞史紀収録)』においてすら主祭神の名が明らかにされていない博麗神社と類似するものがある。 **九頭竜ダム(九頭竜湖) 九頭竜川水系に建設されたダム。高さ128メートルのロックフィルダム(岩石や土砂を積み上げて作るダム)である。ダム湖を九頭竜湖と呼ぶ。 このダムを建造するにあたり、旧和泉村(現大野市)の上半原、米戸、箱ヶ瀬、大谷、野尻(字)集落計500世帯あたりが湖の底に沈むこととなり、 また地上に残るもののダム湖の造成にともない孤立する集落を含め800余名が同地より立ち退き、主に中京圏に転居した。 過疎化に伴い住居だけを残して人々が消える「廃村」と同様に、かつては人の栄え、生活の音の絶えなかったであろう集落が幻と消えていく様相は、 「幻想入り」とどこか重なりあう部分があるようにも見える。 **穴馬総社 #image(http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=40%E7%A9%B4%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG,width250,height175,http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=40%E7%A9%B4%E9%A6%AC%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG) 九頭竜湖に沈んだ集落で祀られていた神、氏神等を合祀した神社である。 旧集落の春日神社、神明神社、立合神社、白山神社等がここに集められていると考えられる。 **白龍神社 #image(http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=24%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E4%BE%8B%E5%A4%A7%E7%A5%AD%28%E7%84%A1%E4%BA%BA%29.JPG,width=250,height=175,http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=24%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E4%BE%8B%E5%A4%A7%E7%A5%AD%28%E7%84%A1%E4%BA%BA%29.JPG) 国道158号線・荒島スノーシェッド内から分岐(橋をわたる)、荒島岳登山口付近に鎮座する小さな神社。 不釣り合いなほどに巨大な明神鳥居が建っており、国道沿いからもよく見える(荒島スノーシェッド手前からgoogleストリートビューで確認可)。 祠状のお社が境内にいくつか建てられているほか、その最奥に神籬(ひもろぎ)と思しき岩が鎮座している。 #image(http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=28%E6%81%90%E3%82%89%E3%81%8F%E3%80%81%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG,width=250,height=175,http://cdn63.atwikiimg.com/th_seiti/?cmd=upload&act=open&pageid=68&file=28%E6%81%90%E3%82%89%E3%81%8F%E3%80%81%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E7%99%BD%E9%BE%8D%E7%A5%9E%E7%A4%BE.JPG) この神社においては、その社名から白龍大神(闇龗大神。クラオカミ)を祀っているものと思われる。 5世紀に応神天皇が現九頭竜峡に黒龍大神と白龍大神を勧請とされているので、これに由来するものであるならば、その歴史はかなり古い可能性もある。 白龍大神は上述の黒龍大神(高龗大神。タカオカミ)と同一の神(もしくは二つで一つの神)とされ、その総称が龗神(オカミノカミ)とも言われる。 古くより水の神として崇敬を集め、特に雨に宿る神として雨乞いの際に祈りを捧げられることもある。 東方projectに登場する幻想郷最高神としての「龍神」もまた、天候にまつわる伝承をもっていることから、龗神(オカミノカミ)である可能性がある。 なお、完全に無人の神社ではあるが6月の第2週頃に例大祭が催されているらしい。 &bold(){白龍神社例大祭(はくりゅうじんじゃれいたいさい)}と聞くと、なんだかとっても聞き覚えある響きのように感じるが、&bold(){多分気のせいである}。 #pcomment(reply)

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