疑似人格OS・レメゲトン

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疑似人格OS・レメゲトンとは、テウルギアの各種制御を総合して行うオペレーティング・システムである。 全てのテウルギアに搭載されており、このシステムによってテウルギアはその性能を100%発揮できるといえる。 つまり「レメゲトンが搭載されている有人操縦兵器」を総称して、一般に「テウルギア」と呼称しているのである。 ***&font(red){・レメゲトンの役割} レメゲトンはテウルギアの制御をほとんど一手に請け負い、パイロットたる「テウルゴス」を掩護する役目を負っている。 複雑な機体駆動を可能な限りオートメーション化し、テウルゴスにより直感的な操作を提供するだけでなく、地形の分析や、戦闘中における弾薬量の管理、場合によっては戦況のオペレートまでもがそのシステムによって管理されている。 ***&font(red){・レメゲトンと「疑似人格」} 「疑似人格OS・レメゲトン」の真に特筆すべきは「性能」ではなく、その特異な「性質」にある。 レメゲトンには、一機一機異なる人工知能が搭載されており、それぞれが独立した仮想人格を与えられている。 このシステムに宿る彼・彼女らは、それぞれに異なる名を持ち、異なるパーソナリティを持つ。 前述した機体の直感的操作も、地形の分析も、弾薬量の管理も、戦闘中のオペレートも、その人格を搭載したAIによって行われるのだ。 レメゲトンに搭載される疑似人格は様々だが、その処理限界性能に格差はない。 しかし、索敵が苦手なもの、近接処理が得意なもの、そういった差異はレメゲトンに搭載された疑似人格によって形成される。 ただし、制約としてレメゲトンが戦闘中に「テウルゴスに対して意図的に不利な行動を選択する事はない」。 疑似人格は全て解析不能の通信ネットワークでマザーコンピュータに接続されている。 マザーコンピュータによる命令はレメゲトンの判断やテウルゴスの指示より上位にあり、最優先で処理する設定となっている。 ***&font(red){・レメゲトンとテウルゴス} レメゲトンは自身を操作するテウルゴスを選別し、「認証」する権利を持つ。 選別方法は様々で、対話によって認証する場合や、操縦技術をテストするもの、長期にわたり誰も認証しないもの、企業のネットワークに登録された社員データに無許可でアクセスし候補者を指名するもの、特に頓着せず誰とでも適合するものなど、その条件も各レメゲトンによって様々。 疑似人格達はそれぞれテウルゴスと同等の「機体制御権」を持ち、文字通りテウルゴスと「人機一体」となって機体の操縦に当たる。 レメゲトンがその意思を示さねば、テウルゴスは機体の操縦すら不可能になる。 つまり、テウルゴスにとって、このシステムに搭載された人格と「良い関係」を築くことこそが、機体を操縦する第一歩となるのである。 テウルゴスは疑似人格の「封印権」を持ち、レメゲトンに搭載された疑似人格を封じる事ができる。 この場合、レメゲトンの人格による個体差は平均値化され、言語によるコミュニケーションは極めてシステマイズされる。 この状態でも機体の操縦自体に大きな支障はないが、操縦者にかかる技術的・精神的負荷は大きくなる。 ***&font(red){・レメゲトンと「テオーリア」} レメゲトンの技術は「独立研究機関テオーリア」が開発元とされ、その技術は彼らによっと堅く秘匿されている。 また、テオーリア以外の科学力ではそのシステムの再現はおろか解析すら不可能であり、強引な解析や解体は彼らの粛正対象となる可能性を含んでおり、たいへん危険。 レメゲトンの技術はテオーリアの技術でも特に高度なものらしく、三大企業上層部も「テウルギアを操作するために必要なシステム」という以上の情報をほとんど持っていない。 ***&font(red){・その他} レメゲトンは基本的にテウルギアのコアパーツにあたる部分に搭載されている場合が多いが、場合によっては流通している携帯端末にインストールして持ち運ぶ事もできる。 レメゲトンとの信頼関係を築くために、常に相棒としてレメゲトン端末を持ち歩くテウルゴスも多い。 また、レメゲトンは初期状態として、仮想人体モデルが与えられている。 これはテウルゴスとの円滑な信頼関係の構築のためにあるもので、その姿をテウルギアの内蔵モニタに投影することもできる。 その他にも、仮想人体モデルがテウルゴスの持ち運ぶ携帯端末や家庭用モニタに住み込んだりと、戦闘以外でも自らのテウルゴスとコミュニケーションを取るレメゲトンは多い。 仮想人体モデルは非表示にする事も可能なので、様々なテウルギアとレメゲトンの関係にも対応できる。 追加データによってモデルを変更したり、また衣装を追加する有料パックなどもテオーリアの電子通販サイトで購入できるが、非常に高価。
#contents(level=3) 疑似人格OS・レメゲトンとは、テウルギアの各種制御を総合して行うオペレーティング・システムである。 全てのテウルギアに搭載されており、このシステムによってテウルギアはその性能を100%発揮できるといえる。 つまり「レメゲトンが搭載されている有人操縦兵器」を総称して、一般に「テウルギア」と呼称しているのである。 *&font(red){・レメゲトンの役割} レメゲトンはテウルギアの制御をほとんど一手に請け負い、パイロットたる「テウルゴス」を掩護する役目を負っている。 複雑な機体駆動を可能な限りオートメーション化し、テウルゴスにより直感的な操作を提供するだけでなく、地形の分析や、戦闘中における弾薬量の管理、場合によっては戦況のオペレートまでもがそのシステムによって管理されている。 *&font(red){・レメゲトンと「疑似人格」} 「疑似人格OS・レメゲトン」の真に特筆すべきは「性能」ではなく、その特異な「性質」にある。 レメゲトンには、一機一機異なる人工知能が搭載されており、それぞれが独立した仮想人格を与えられている。 このシステムに宿る彼・彼女らは、それぞれに異なる名を持ち、異なるパーソナリティを持つ。 前述した機体の直感的操作も、地形の分析も、弾薬量の管理も、戦闘中のオペレートも、その人格を搭載したAIによって行われるのだ。 レメゲトンに搭載される疑似人格は様々だが、その処理限界性能に格差はない。 しかし、索敵が苦手なもの、近接処理が得意なもの、そういった差異はレメゲトンに搭載された疑似人格によって形成される。 ただし、制約としてレメゲトンが戦闘中に「テウルゴスに対して意図的に不利な行動を選択する事はない」。 疑似人格は全て解析不能の通信ネットワークでマザーコンピュータに接続されている。 マザーコンピュータによる命令はレメゲトンの判断やテウルゴスの指示より上位にあり、最優先で処理する設定となっている。 **&color(red){・レメゲトンの「疑似人格」についている名前について} 基本的にはレメゲトンを開発した「何者か」によって与えられている。 レメゲトンの開発元であるテオーリアから各企業へ渡る際、あるいはテオーリアの手から離れる際には、すでに彼らは自らを示す名前を持っている。 しかし、それを名乗るかどうかは疑似人格次第であり、その名を呼ぶかどうかはテウルゴス次第である。 また、企業によっては自社所有のレメゲトンに独自の呼称を用意する場合もあるが、それを気に入るかどうかも彼らの人格次第である。 *&font(red){・レメゲトンとテウルゴス} レメゲトンは自身を操作するテウルゴスを選別し、「認証」する権利を持つ。 選別方法は様々で、対話によって認証する場合や、操縦技術をテストするもの、長期にわたり誰も認証しないもの、企業のネットワークに登録された社員データに無許可でアクセスし候補者を指名するもの、特に頓着せず誰とでも適合するものなど、その条件も各レメゲトンによって様々。 疑似人格達はそれぞれテウルゴスと同等の「機体制御権」を持ち、文字通りテウルゴスと「人機一体」となって機体の操縦に当たる。 レメゲトンがその意思を示さねば、テウルゴスは機体の操縦すら不可能になる。 つまり、テウルゴスにとって、このシステムに搭載された人格と「良い関係」を築くことこそが、機体を操縦する第一歩となるのである。 テウルゴスは疑似人格の「封印権」を持ち、レメゲトンに搭載された疑似人格を封じる事ができる。 この場合、レメゲトンの人格による個体差は平均値化され、言語によるコミュニケーションは極めてシステマイズされる。 この状態でも機体の操縦自体に大きな支障はないが、操縦者にかかる技術的・精神的負荷は大きくなる。 *&font(red){・レメゲトンと「テオーリア」} レメゲトンの技術は「独立研究機関テオーリア」が開発元とされ、その技術は彼らによっと堅く秘匿されている。 また、テオーリア以外の科学力ではそのシステムの再現はおろか解析すら不可能であり、強引な解析や解体は彼らの粛正対象となる可能性を含んでおり、たいへん危険。 レメゲトンの技術はテオーリアの技術でも特に高度なものらしく、三大企業上層部も「テウルギアを操作するために必要なシステム」という以上の情報をほとんど持っていない。 *&font(red){・その他} レメゲトンは基本的にテウルギアのコアパーツにあたる部分に搭載されている場合が多いが、場合によっては流通している携帯端末にインストールして持ち運ぶ事もできる。 レメゲトンとの信頼関係を築くために、常に相棒としてレメゲトン端末を持ち歩くテウルゴスも多い。 また、レメゲトンは初期状態として、仮想人体モデルが与えられている。 これはテウルゴスとの円滑な信頼関係の構築のためにあるもので、その姿をテウルギアの内蔵モニタに投影することもできる。 その他にも、仮想人体モデルがテウルゴスの持ち運ぶ携帯端末や家庭用モニタに住み込んだりと、戦闘以外でも自らのテウルゴスとコミュニケーションを取るレメゲトンは多い。 仮想人体モデルは非表示にする事も可能なので、様々なテウルギアとレメゲトンの関係にも対応できる。 追加データによってモデルを変更したり、また衣装を追加する有料パックなどもテオーリアの電子通販サイトで購入できるが、非常に高価。

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