型月×リリカルなのはクロスまとめwiki内検索 / 「はやてルート1話」で検索した結果

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  • はやてルート12話
    70 :Fateはやてルート62:2008/06/11(水) 01 31 58 ID 2/s9b31J 士郎に肩を預けながらも鋭く言峰を見据えるはやて。 その表情は出逢った頃の、切嗣に辛くあたっていた姿を思い起こさせた。 「はやて…」 「どうして、私のその名前知っとるか聞いてもええか?」 鷹揚に言峰は答える。 「十年前、冬木市で身よりのいなくなった子等は教会で一時期預かった。 そのリストの中には当初、後見人を亡くし孤独の身となっていた近隣の街の娘もいた。 足に原因不明の病を患っていたその娘はもう一人の子と一緒に衛宮切嗣に引き取られた。 ということが記録に残っている」 神父の答えに失望とともに視線も柔らかくもどる。 「そやったんですか…あ、神父さん、クロノって名前のイギリス人に覚えはありません?」 「私が最近知っているその名前は、黒野智和という日本人くらいだが...
  • はやてルート1話
    俺は切嗣にはやてと一緒に拾われてから切嗣を父のようにはやてを妹のように思ってきた。 そして切嗣はもう持たないかもしれない。はやても長くないのかもしれない。 そんな事はもちろん認められない。けれど考えど何もできない自分の無力さに腹が立ち 寝たきりの切嗣の前でただ唇を噛みしめていた。 「士郎…わかっているだろうけど僕はもう長くない。 それではやてのことで頼みがあるんだ」 「そんな事いうなよ!爺が自分でやれよ!俺は聞かないからな!」 切嗣の頼みを聞いたら切嗣がそのまま逝ってしまいそうで嫌だった。 「士郎…はやてのことは好きかい?」 なんでさとかわしたかったけど切嗣の目は真面目だった。 「ああ、爺と同ように大切に思ってる。俺にとっては妹みたいなもんだよ」 「…妹か、少し微妙かな」 「何がさ?」 一呼吸置いて切嗣は続けた。 「僕は...
  • はやてルート11話
    389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/04(水) 00 19 29 ID vayG1giE はやてルート続き投下させていただきます 390 :Fateはやてルート56:2008/06/04(水) 00 21 14 ID vayG1giE 泰山、その味、まさに閻魔の座所の名にふさわしく地獄を今、この地に再現する。 悪業により報いを受け、鬼に責め続けられるというその苦行を 現世にまで引っ張り出すようなその赤き料理を平然と食す者はとうに人を辞めた者に他ならない。 一行の中で沈まずにこの、灼熱を想わせる物体を啜る人外は2名。 晴れてこの地で偽りの姉妹となった西洋人の容貌をした、女、2人。 「どうかしら?私ここの料理が好きなのよね」 レンゲを手に周囲の空気とは別世界のような無邪気な笑顔を浮かべる 設定年齢現在27歳。 ...
  • はやてルート15話
    218 :Fateはやてルート80:2008/07/07(月) 06 32 00 ID 8tWlriDU 暗い森の奥にそれはそびえ立つ。この国のものとは明らかに異質な様式で築かれた石造りの城。 城が城ならばその主人もまた、この国の住人とは姿形を異にしている。 正確に言えば彼女はこの国の血が混じっている。けれど連綿と続く北の一族の思いの強さか、血の濃さ故か彼女には 父の面影というものはあまり見受けられなかった。 代わりに母と瓜二つの銀髪と赤い瞳を持つ少女は今、不機嫌な態度を 隠そうともせず不満を口にし命令する。 「あんなのに私のバーサーカーが負けるっていうの?どきなさい」 「あれはダメ。行くのよくない」 巨大な武器を片手に白衣のメイドは体を張ってイリヤスフィール行く手を遮る。 淡々とした口調でありながらも意志は堅いのか主人の言葉に対しても頑として動こうとはしない。 そ...
  • はやてルート13話
    741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 06 51 21 ID rfb+krFj はやてルート続きいきます。 742 :Fateはやてルート67:2008/06/20(金) 06 52 44 ID rfb+krFj 円蔵山の長い石段を登り中腹まで至れば、彼の住まいである柳洞寺が見えてくる。 十数年歩きなれたこの道は何も考えずとも自分の寝起きする我が家へと足を進めさせた。 並び立つ西側の建物の一番奥、離れへふと、目を向けると、 兄と慕う男が最近ふらりと連れてきた女性が玄関先に立っており 目を合わせることとなった。 「お帰りなさい。どうだったのかしら、お友達とのわきゃわきゃアハハな時間は?」 「わきゃ?丸1日遊び尽くして、今はすっきり、学園の改革を進める英気を養ったというところです」 「そう?じゃあ私に対する小姑っぷり...
  • はやてルート16話
    912 :Fateはやてルート89:2008/07/22(火) 22 52 31 ID LbYY7RN9 二年C組、そこは衛宮士郎にとって親しい人間の多いクラスであり 彼にとって過ごしやすいところであった。 「副会長、衛宮はどうしたのだ?」 「それやけど、ちょお体調崩してな。午後からくると思う」 クロスワードを広げつつ柳洞一成は尋ねる。 「ほんとにお前は衛宮、衛宮ってマジで衛宮の尻狙ってるわけ?これだからホモは」 「…廊下に出るか…間桐…」 奥歯を噛み締め暗い表情で立ち上がると、慎二を睨みつける一成。 「はい、はいせっかくクロスワードを柳桐君がもってきてくれたんやから 慎二も得意な名推理見せてや。二人とも座った、座った」 はやてが椅子を叩き、二人を席に誘うと渋々と席につく二人。 「ふん、僕のこの鋭い推理をクロスワードだけで満足させろってのかよ?」 「慎...
  • はやてルート17話
    880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 20 51 08 ID VWIPz8op はやてルート続き投下します。 881 :fateはやてルート100:2008/08/05(火) 20 52 02 ID VWIPz8op (ホントにやるのかよ。はやてはそんなの…望んでない) (わかっている、が、時間は貴重だ。機会があるなら活用しない手はない。 この件は私が責任を取ると言ったろう?主には気づかれずに終わすつもりだ。 サーヴァントという連中はやっかいだがな。 マスターという魔術師達は私達が不意をつけば比較的容易に始末できる。 心配するな、失敗の可能性は低いし心臓発作となれば目の前で殺しても 主に殺人の嫌疑がかかることもないだろう) (そんなのシャマルの腕次第じゃんか。シャマルはやれるっていってるのか?) (もちろんだ。湖の騎士を信じるんだな。もうす...
  • はやてルート14話
    :Fateはやてルート73:2008/06/28(土) 17 10 00 ID Qq0Y1lDX 1992年冬 つまりは7歳の冬、まだ海鳴という場所に一人で住んでいた頃 あの人は一通の手紙をしたためて送ってきた。仕事の件で来日する。君に直接会いたい。と そうしてやって来たのは父の友人というおじさん。 彼は娘だという2人の女の子を連れ私の家へやって来た。 落ち着いていて物腰柔らか、優しげな眼差しが印象的なグレアムさん。 元気いっぱい、私を弄って、倒して、慌てるロッテさん。 途中まで一緒に遊んでいるのにロッテさんが慌てるようなことになる時には 要領よくいなくなっている、物静かで抜け目ない、けど、根は優しいアリアさん。 三人が滞在した時間は数ヶ月と短かい間やったけど確かに私に暖かいもんをくれた。 何故今になって突然とか、何をしにとか疑問に思わなかったわけやないけど。 ...
  • はやてルート10話
    (なんだってはやてを!?) (彼女に取り憑いている闇の書、これは使い方を誤れば星を滅ぼしかねない。 その兆候が現れている、と僕は踏んでいる。 元々こちらの世界のものだ。責任はこちらでとるつもりで―――) (ふざけるな!!) 士郎の憤りは念話のみならず顔にでるほど激しいものだった。 「し、士郎…どうかした?」 「黙ってろ」 心配そうに覗き込む声を士郎は堅い口調で遮る。 (あの本が、はやてが地球を滅ぼすだって!?冗談も休み休みに言えってんだ! そんな条件、飲めないし、いらない。仮にあんたが無理矢理連れて行こうってなら 俺やシグナム達が黙ってない!) 士郎の対応に、念話越しにも相手から溜め息が聞こえるようだった。 (…引き渡して欲しいと言っても彼女に危害を与えるつもりはないんだ。 闇の書の件がこちらの技術...
  • はやてルート19話
    夜の帳が降りようとする冬木の街。その中の、ひどく暗き場所、人が住まうには些か 汚濁にまみれた地下に老人は一人笑う。和装を纏い、蠢く異物を眺めながら、カラカラと。 戦いは始まったのだ。待ち望むという程この十年は長くはなかった。むしろ、準備する時間は足りないくらいだった。 けれど、満足できる結果は得られるだろう。あれが成れば、彼は他の古き盟友の助力などいらなくなるのだ。 この度は目移りしそうなくらい、良き獲物が眼前にウロウロている。だが、急ぎはすまい時間はたっぷりとある。 寿命という概念においては誰にも引けはとらぬ身。 ある意味、超越したと言ってもよい。腐ることへの恐怖は拭えないとしても… 時間はたっぷりとある、はずだ… 拘るはただ一点のみ… 家の入り口に人の気配、打った手がいかなる結果となったか、 ねっとりとした風を肌に感じながら老人は報告を待つのだった。 ...
  • はやてルート4話
    少女がスカートの裾を持ち優雅な仕草で挨拶をする。 銀の髪と赤い瞳が特徴的なその少女はヴィータよりも少し年長に見えた。 大男とは存在自体が異質なこの少女の出現にはやての足は止まる。 「はやて妹いたのか?」 「いやぁーあれは近所のお姉ちゃんとかそういう意味やと思うなー多分」 大男の威容に顔を強ばらせていたはやてはぎこちない苦笑いで答える。 「違うわはやて、近所のお姉ちゃんなんかに 殺意が沸くほど私は節操なしじゃないもの」 「…そこのでかいのがサーヴァントとかいうやつだな!! はやてのことはあたしがぜってーやらせねーからな!! ガキはガキらしく家で寝てやがれってんだ」 並々ならぬ決意をもってヴィータはデバイスを構える。 ヴィータの言葉に銀髪の少女は口端を釣り上げヴィータを睨み付けた。 「…あなたがサーヴァントもどきね…生意気、 私の知らな...
  • はやてルート3話
    「だ、誰や?」 「きたな!はやては隠れてろ!何もみるな!来いよ殺人鬼、狙いは俺なんだろ」 士郎は手近の交換するために放置していた蛍光灯を掴み天井の声を庭へ誘った。 「ま、そうなんだけどな。同じ人間を1日に二度も殺すのは気分がわりい。さくっと死ねよ」 天井から勢いよく飛び降りると全身青ずくめの男は士郎と対峙しゆっくりと庭へ向かっていった。 「ああ、そうだ、そこの嬢ちゃんはさっさと呼んどけよ?」 男は士郎の後ろで狼狽えているはやてにそう言い捨てていった。 「さぁどこからでも来い!」 「本気で言ってるのか?この広い場所じゃお前が勝てる見込みはこれっぽっちもねぇぞ」 男は半身になってその得物を肩に乗せ好戦的な瞳で士郎を面白そうに値踏みした。 無言のまま棒状の武器を構え男を見据える士郎に男は得心したのかたのか 「死にな」 ...
  • はやてルート8話
    新都に着いた士郎達の中に藤村大河の姿はなかった。 彼女はバスを途中で降り、士郎達と別れた。 それは彼女が社会人であり、責任ある立場の教師であるため。 休日ではあるが穂群原学園は教師を集め会議を開く… 大河は突然掛かってきた電話に出、切った後、そう、士郎達に説明した。 「じゃあ、私の分まで楽しんできて。あ、柳洞君そんな顔しちゃ、駄ー目。 今日のことは、生徒であるあなたには、関係ないことなのよ。 生徒会長だからって休日は学生らしく遊ばないと、いい大人になれないわ」 その言葉を一成らに向け柔らかな笑顔で告げた藤村大河は、優しくも芯の強い 大人の女性だった。 「藤ねぇ……」 「士郎が沈んじゃみんな楽しめないじゃないの。ほーら、元気だしなさいって。 わくわくざぶーんは逃げないし、いつでもみんなで来れるわ。 お姉ちゃんはシグナムには...
  • はやてルート6話
    意と覚悟は固まった。 ならば、次に求められるのはその思いを形にする計画である。 今度の方針を定めることが遅れて争いに参加した 士郎達の急務だった。 「まず、私達はすでに大きな戦略的痛手を被っている。 士郎、それが何かわかるか?」 シグナムは真剣に戦士の顔で問う。 「…敵に本拠地がバレてることだな。少なくとも青い男に」 「ま、お前のせいだけどな」 と、ヴィータ。その遠慮のない指摘に士郎は 言葉を詰まらせた。 「責めはせん。だが、事実を理解しておけ。 この不利を覆すためにも、私達は一刻も早く敵の所在を掴まなければならない。 これはザフィーラとシャマルに任せる。 めぼしい標的が見つかり次第、私とヴィータとセイバー あと、期待はしないが士郎で一気に叩き潰す。 異論はないか?」 「シグナム、異論はないけ...
  • はやてルート2話
    「凛、いいのか?生きてるとしられたらあの男はまた襲われるぞ」 「あっ?そういえば!……ていいわ。ほっとく」 一瞬しまったという顔をした凛だったがすぐに何かを思い出したように 落ち着きを取り戻した。男は凛の挙動に不審を覚え尋ねた。 「宝石一個無駄になるが?」 「いいのよあの狸の家にはサーヴァントもどきが四体もいるんだから!」 遠坂凛はそう、少しばかり腹立たし気に言い放った。 衛宮はやては家族六人プラスαの料理を作っていた。 「ザフィーラとヴィータは散歩、シャマルは蛍光灯を買いにか、シグナムはわからんな… 士郎は相変わらず人助けと…まぁみんなそろそろ戻てくるやろ」 てきぱきと具材を処理していく。それが一段落してはやてが一息いれようとした時玄関の方から物音がした。 「お、誰か帰てきよった。バタバタと 騒がしいなー。これは大河ちゃ...
  • はやてルート18話
    追撃を行ったもののマスターを殺すという目的までは達成することはできなかった。 だが、追う最中に見た男に抱えられた遠坂凛は出血も少なくなく長くはないと感じられた。 ならば目的は達成したと納得し揚々と帰ればいいのだが確証は得ていないのと、 何より目の前の男の表情がそれを躊躇わせた。 屋根の上から見下ろす顔は未だに余裕を保っている。短い間の観察とはいえ この男はそういう男だと判断すればよかったのだが生来の生真面目さゆえに 男の余裕はマスター健在のためと思えてしまうのだった。 「もう踏み込んでこないのか?まだ、余力を残しているようだが」 変幻自在…投擲された剣は読みづらい曲線を描きザフィーラの足を封じていた。 邸内への突入は無理をすればできないことではない。 しかし、その時は男とて全力で止めにかかってくるだろう。はたして一人で危険を犯すことが最良だろうか。 そして...
  • はやてルート7話
    士郎の朝は早い。なんたって10人近い人間の朝食である。 仕込みの時間は多いに越したことはない。 「士郎、今日は朝食の分だけなのだな」 そんな士郎を後ろから獣化した状態で見上げるのがザフィーラの日課。 「ああ、多分今日は昼も夜も外食になるからな。 ザフィーラの分は別に作っておく」 「すまないな…士郎」 士郎が台所に立つ時のみザフィーラは残飯orドッグフードから解放される… 桜は当然、もう一人も何故か桜同様だった。 「おはよ。士郎、ザフィーラ。ん?仕込みはあらかた終わってもうたか。 じゃ、私はザフィーラにご飯やろかな。ザフィーラご飯やよ~」 居間に顔を出したはやては士郎の仕事具合を確認すると 満面の笑みをザフィーラに向けた。 (…ザフィーラ…) (よいのだ…士郎…主の心遣いは嫌いではない…) ...
  • はやてルート5話
    はやては買い物を済まし寒空の行程をゆっくりと家に戻り 玄関を開けた。と我が家を支配する空気に顔をしかめる。 我が家の雰囲気はまさに劣悪。一種の呪いのような黒い恨み節というか食べ物の恨みというか とにかく鬱々とした感情が現在の衛宮家を支配していた。 これほど場を支配するような気配をただ感情の発露だけで行えるのは 英霊と呼ばれる士郎が先刻呼んだ少女くらいだろうか。 どうやら今はとりあえず英霊様のご機嫌を取らなければならないようだ。 自分とヴィータが外出した時、士郎は席を外しそれをザフィーラ、シグナムが追いかけていった。 その後自分とヴィータが買い出しに出たということは家内に残っていたのはシャマルとセイバー… シャマルはセイバーのような人とトラブルを起こすようなことはないはず。 逆に青い男から助けてもらったことを深く感謝していることだろう。 シャマルが...
  • はやてルート9話
    士郎が走り寄った時、間桐慎二と胸元のネームプレートに研修中、 黒野と下げた従業員の青年の空気は険悪になりつつあった。 すでに罵詈雑言を言い放つ慎二に青年も耐えきれなくなってきているようで 口元を震わせている。 冷静そうな外見とは裏腹に意外と沸点は低そうな人だな、と士郎は感じた。 「慎二、やめたらどうだ。その人困ってるぞ」 嫌いだが無視できない声にはたと青年への暴言を止め、振り向く慎二。 「あ?衛宮かよ。なんだって?」 「士郎はそのつまんねぇ口を閉じろっつたんだよ慎二」 慎二はヴィータの姿を認めると口を歪ませた。 「ちっ、怪力チビもいるのかよ。おい、みんな、 こんな駄目社員とロリコンはほっといて向こうの波のプールにいこうぜ」 嫌そうな顔を、振り返ると同時に入れ替え 後輩の女子弓道部員達に笑顔を振りまく。 ...
  • はやてルート20話
    それは、彼女の日課だ。もはや誰も咎めだてすることなく我が家のように振る舞うことこそ自然。 むしろ、他人行儀などとろうものなら、それこそこの家の住人達は訝しむだろう。 だから、チャイムは鳴らさない。ここが自分の家だと感じられる理由を大事に思いつつ。 始まりは偽り事であっても今心にある想いはきっと本物。 汚れきったこの病み袋が初めて手にした一般人も患うであろう熱病。 強くも脆い心には赤髪の少年は眩しすぎた。 手放したくない、と病状が急速に悪化するのに時間はかからなかった。 けれど病の感染源は彼女の想いには気づかない。決して離したくない掌の珠は この家の中にこそあるというのに。 その想いの届かない理由と原因を彼女は一つの事実としてすでに知っていた。 だからそれが彼女の日課。 「こんばんはー」 のんびりとした声が屋敷に現れたな...
  • はやてルート21話
    「そんなことは特に考えていない。偶然の中で死んで欲しい というのは不確実すぎる。それなら最初から僕自身でケリをつける」 何を馬鹿な。という顔のクロノ。その顔を見ても 綺礼は当てが外れて残念という風でもなかった。 「情報か…そういえば最近この教会の付近に猫の幽霊が出没する という噂が仕切りに寄せられて、神父としてどうにかしたいと思っていたところだ」 「聖杯戦争と何の関係があるんだその話は?」 興味が惹かれる話ではなかったからかクロノの態度はぞんざいなものだ。 「ある、とすれば前回の聖杯戦争とだな。お前も知ってのとおり、 ギル・グレアムの墓がこの教会にあるがそれが原因かもしれん」 猫とグレアムを繋ぐ答えにクロノはハッとする。 知らないはずがない。グレアムと猫といえばリーゼ姉妹以外にはありえないのだから。 「まさ...
  • Fateはやてルート氏
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    長編 Fateはやてルート氏 スバティアin三咲町氏 リリカルブラッドの作者氏 Lyrical Night氏 鎮魂歌氏 調べ屋氏 英霊スバル氏 リリころ氏 KING氏 ash氏 KO-j氏 黒鍵代行者リリカルエレイシア氏 アーチャーの嫁氏 HaRiyante氏 魔法少女の開始氏 ネコ歩く氏 とあるキャスター氏 なのはの聖杯戦争EX氏 EXTRA白い魔導師氏 トップへ
  • fateはやてルート外伝:英霊なのは
    本来なら数時間で終るはずの簡単な業務だった。 B級ガジェットを駆使する次元犯罪者の確保、および連行。それが私の今日の任務。 響きだけは良いけど、なんてことない。ただの後始末な訳で。 ガジェットたちはあらかた本局の新入り魔導師達が勲功を競うようにいそいそと倒してしまい 荒野に残るは数機のガジェットと、その壊れた瓦礫の上に立ち、薄汚れた襤褸を纏いながらも気高そうなお爺様だけである。 「にははっ、らしくないよね~」 金色に光る愛機『レイジングハート』を優しく撫でながら愚痴る。 愛機は小さくなコエで慰めた 入隊したての、いつだって前線に立ち続けた頃は、誰よりも早く飛び、誰よりも高く跳ね、誰よりも多くの人を守ることを心掛けた。 そして、いつのまにか私に付いていた称号が『エースオブエース・無敵の空戦魔導師』。 名誉に思わないわけではない、ただ嬉しくはなかっ...
  • 小ネタ
    小ネタ 小ネタ1スレ目 2スレ目 3スレ目 4スレ目 5スレ目~ 10スレ目~ 16スレ目~ 21スレ目~ 31スレ目~ 1スレ目 1-205氏 1-213氏 1-245氏 1-270氏 1-432氏 1-625氏 1-737氏 1-748氏 1-838氏 1-982氏 上へ 2スレ目 2-26氏 リリカルブラッドの作者氏 ギル×スカ バーバー藁気屋 言峰VSなのは 2-234氏 2-234 2-321 2-829 3-581 2-295氏 2-336氏 2-372氏 2-810氏 上へ 3スレ目 ヴィヴィオに仕えるハサンの一日氏 3-296 3-571 3-309氏 3-472氏 キャロ、バーサーカー召喚 3-490氏 夢 3-565氏 fateはやてルート外伝:英霊なのは 3-5...
  • しろはや兄妹ネタ
    時刻は午後五時半。  夕食時を目前にして、台所は騒がしく、かつ、近寄りがたい緊張感に包まれていた。 「……し、士郎さん。卵焼きの味付け、こんなでええ?」  台所の奥。  卵焼きを一切れ差し出した主はやてが、どこかぎこちなく話しかける。  それを衛宮士郎は、 「……ん、問題ない。普段はもう少し甘くするけどな」  これまたぎこちなく返事を返し、すぐに手元の食材を切り出した。 「―――ひっでーな。シャマル、二人一緒に料理させるとか正気かよ?」  座布団の上であぐらをかきながら、ヴィータは忌憚ない意見を述べる。  ヴィータから見ても、主はやてと衛宮士郎はピリピリしているように見えているらしい。 「あの二人、放っといたらますます仲が悪くなるぜ。  んなことわかってるくせに、なんでこんなことさせたんだよ」 ...
  • 2-336
    はやて「この犬なんていうの?」 アルトルージュ「プライミッツ、プライミッツマーダーよ」 はやて「そんなマーダーやんて、恐すぎるで」 リィゾ「いや恐いも何もガイアの魔犬なんだが」 はやて「う~ん、魔犬とかガイアとかようわからへんけど、お~よしよし」 プライミッツ「バウ」 アルトルージュ「ちょwww、プラミッツを撫でてる」 はやて「プライミッツ、お手」 プライミッツ「バウ」 リィゾ「ちょwwwwプライミッツ素直に言うこときいとる!」 はやて「可愛い犬やなぁ~~」 小ネタへ
  • スバティアin三咲町6話
    「薔薇水晶萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ええい!飛び掛るなぁ!」               ゲシ! 足が自分に向かって飛び掛る男の顔面にめり込み吹き飛ばされる 「ああ、銀様に嬲られるのもいいけど、薔薇水晶に蹴られるのもまた、ハァハァハァハァハァハァハァ!!!」 吹き飛んだ男は鼻血を出しながらも荒い息をしながらこっちにやってくる、血走った目をしながら … 「ヒ、ヒィィィィィィィィィィィ!!!」 思わず絶叫を上げてしまう、歴戦であるはずの自分も目の前にある男の欲望の前では萎縮してしま う。事の発端は更生プログラムを無事終了させ、突然八神はやてと言う、かつての敵であった部隊 隊長であった人から頼まれれた「第97管理外世界において調査中であるナンバーゼロとその相 方ティアナ・ランスターの護衛」の任の元、...
  • とあるキャスター・その戦い
    「キャスター!」 「了解や」 「逃がすと思うか?」 三人の掛け声が屋上に響く。空へ舞い上がる女と飛び掛かる男。 男の赤い槍は鋭く薙ぎ払われる。空気を震わせるその横撃も標的は瞬時に はるか上空へと逃げ切っていたため惜しくも空を切った。 「ちっ空を飛びやがるのか…」 「マスター逃げてええかな?」 「あれは多分3騎士のランサーよキャスターが正面から戦っても不利。 あいつの今の攻撃を避けられただけで上出来よ。キャスター撤退を許可するわ」 睨み合う三人の動きは決まった。逃げを決めた女らに対し青い男は― 「キャスターあの男…」 「…簡単には逃がしてくれんようやね。魔力が集まってきとる」 「逃げたいようだがこのままじゃ任務不達成なんでな…やらせてもらうぜ」 「…マスター、くるよ!」 「くらいな…突き穿つ…死翔の槍…!!」...
  • 18代目の転生体
    「ああ~今日もお疲れさん乾杯」 「そういやここ最近八神一尉が無断欠勤だとよ」 「でも昨日ラフな格好で夜街を歩いてたって話なんだよな」 「あの人も若いからね~まだ16だっけ」 「俺ら陸曹が教育的指導しないとダメってかハッハ」 「…おっ噂をすれば、あの奥のカウンタに座ってるのーアレ八神一尉じゃねぇか?」 「マジだヒュー男連れてやがる。無断欠勤しといてデートに甘~いキスたぁ いいご身分なこってなぁ!」 「…おい声がでかいぞ…八神一尉の男が気づいたじゃねえか…」 「何言ってやがる…ヒック…店の客から店員まで みーんな俺らをずっと見てるじゃねえか」 「え!?…な、なんだお前らな、何見てやがる!き…気味がわりい!おい、で…でようぜ」 「お前との酒が旨くて気づくのが遅れちまったが… 経験的によ…無理だぜ…ここは異常だ」 「な、何言ってんだよ!?わっ!?誰だお前!?いきなりなん...
  • 蛇からのいざない
    「陸上警備隊104部隊で指揮研修中の八神はやて一等陸尉です。臨時部隊の指揮を任されています」 応援部隊を率い事故現場に到着したゲンヤ・ナカジマはまだ若い女性管理局員の出迎えを受けた。 歳の頃は彼の娘とそう変わりがないようであり、一般論で言えばこの大事故の指揮をとるのは難しいように思われたが 娘達を一刻も救いたいゲンヤにとっては見た目などは大して重要ではない。彼女が優秀であるかどうかだけがゲンヤの関心事であると言えた。 その点八神1尉の指揮は事態をよく掌握し、適切に行われていると出迎え後になされた状況報告から覗えたので ゲンヤは指摘事項もなく指揮を引き継いだ。 「お前さんも魔導師かい」 「はい…広域型なので空…から支援を…します」 対処の手際は見事だったが、この少女の表情には覇気がなかった。これほどの大事故なら多少委縮するのも仕方ないことかも...
  • Lyrical Night8話
    第8話「ジャハンナムの天使 Ⅰ」  ―― 一日目 AM0 00―― 「突入!」  部隊長・八神はやての号令一下、4人の騎士と魔導師は一気にトップスピードまで加速した。  一切の光源が排された暗闇の中を風切り音が駆け抜ける。 「フォトンランサー……!」  先陣を切る白い外套の魔導師が槍状の魔力弾を放つ。  それは暗闇に閉ざされた地下道を直線的に飛翔し、唐突に弾けた。  消失の瞬間、二色の魔力光が微かに散った。  後を追う騎士が口の端を上げる。 「バリアか。やはり簡単には通してくれないようだな」  フォトンランサーがバリアに阻まれた瞬間は、後方で待機するはやてにも見えていた。 「なのはちゃん、お願い!」 「オッケー!」  はやての位置から遥か後方に、桃色の魔力光が輝く。  部隊の最後方でデバイスを構えるは、エース・オブ・エース高町なのは。  シュー...
  • おまけ2
    アルバせんせいのやさしいまじゅつこうざ アルバ「魔術師といえば魔術! しかし! 魔術には致命的な欠点が存在するのだ! それは何だと思うかい、ヤガミ!」 はやて「ハイ師匠、それは詠唱時間です!」 アルバ「そのとおり! 魔術は確かに強力さ・・・だが! 魔術を発動するための詠唱中に魔術師は完全に無防備になってしまう。       これを解決するにはどうしたらいいと思うかい、ヤガミ!」 はやて「ハイ師匠、詠唱をちゃっちゃと終わらせちゃえばいいと思います!」 アルバ「そのとおりだヤガミ! 高位と呼ばれる魔術師は厳しい修業の末にちゃっちゃと詠唱を終わらせる技術を獲得しているのだ!       その名はズバリ! 高速詠唱という! ヤガミ、今から君にその修行方法を教授しようではないか!!!」 はやて「ハイ、ありがとうございますっ」 アルバ「よくいったヤガミ! 私に...
  • とあるキャスター・夜間偵察
    「どう、わかる?ここから見えるのが私達の戦場よ」 「確認したよマスター。ん~海が近くてええ町や」 凜の後ろで大きく伸びをするはやてはそのへんのOLと変わらない雰囲気。 「あんた…やる気あるの?パスを通じて感じる魔力は飾り物なのかしら。 …はー召喚のミスは謝るからやる気出して欲しいんだけど」 ビルの屋上まで二人は普通に階段を登ってきたわけで凜はいまだに はやての魔術を確認してはいなかった。はやての出身地海鳴市の土地となりを聞いた程度。 「昼間は魔術は使ってはまずいやろ?それは私もわかっとるんよ。 せやけど、もう、ええか。ここまでは歩いて来たけど帰りは飛んでこっか」 「飛んでいく?」 「そや。いい夜景をみせたるよ。ん… …夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風、リインフォース、セットアップ」 はやては右手を伸ばし小さく呪...
  • HaRiyante01
    そろそろ冬にさしかかる頃になってきた。既に朝起きれば肌に突き刺すような寒さを感じる。 気温からの攻撃にアヴァロンにも匹敵する究極の宝具・布団を持ってして対抗していた遠坂凜はついにこの心地よい楽園から追放される時が来た事を悟った。 しぶしぶベッドから芋虫のようにもそもそ這い出たのではあるが、未だ脳の活動は半分以上停止していて彼女はどう見ても寝ぼけている。 まぶたは9割以上閉じたままで前など見えているようには見えないが、そこは勝手知ったる衛宮邸。 既にどう歩いたらいいかは体が覚えており、目をつぶっていてもいつもの居間まで迷わず行ける。 冷たい廊下を歩きながら、誰にも見せられないような大あくびを一つ。 次いで、頭をぽふぽふ叩いて櫛代わりに手で髪をすく。 その手を凜はぴたりと止めた。 髪が何となく短くなっているような気がしたからだ。 だが、それも何となくの感覚だ...
  • Lyrical Night3話
    第3話「戸惑い」  ―― 二日目 AM10 00 ――  忙殺とはこのような状況を言うのだろう。  八神はやては椅子の背もたれに体重を任せて、天井を仰いだ。  目蓋は重く、視線が宙を泳ぐ。  髪や衣服が少々乱れていることを気にする余裕もない。  一歩踏み外せば底なしの眠りに落ちてしまう――そんな境にはやては浮かんでいた。 「はやてちゃん……少しは寝ないと身体壊しちゃいますよぉ」  小さな曹長がデスクに降り立つ。  怒っているような口調だが、その表情は心配そうだ。  はやては隈のできかけた目を擦り、リインに微笑みかけた。 「心配せんでええって。お客さんとの話し合いが終わったらちゃんと寝るから」  そう約束されても、リインの顔から不安の色は消えなかった。  責務が普段の2倍にも3倍にも増えたような疲労のしようなのだ。  本音...
  • 第四話「式、機動六課と接触」
    スバルとティアナは唖然としてその光景を見つめていた。 悪い意味……自分達が間に合わず、民間人を助けられなかったと言う事では無い。 全て終わった後だったのだ。 ガジェットの残骸の中心に立つナイフを持った一人の女性。それが全てを物語っていた。 ティアナは有り得ないと言った表情でそれを見ていた。 本来、ガジェットはその性能から管理局所属の魔導師もてこずる相手なのだ。 それがリンカーコアはあるとしても、デバイスを持たないただの一般人が魔法も無しに倒せる代物では無い。 最初は手に持っているナイフが何かしらの魔力を宿しているかと思ったが、自分のデバイスである「クロスミラージュ」がそれを否定した。 あれは何の変哲も無い唯のナイフだ。 それじゃあ一体どうやって倒したのか……。謎は深まるばかりだ。 「誰だ……そこのオマエ等?」 ティアナが考えに耽っていると、その...
  • とあるキャスター
    轟音とともに地響き。家が激しく揺れたのが地下にいながらよく理解できた。 召喚は成功したのか?失敗したのか?不安を胸に階段を駆け上がる。 無我夢中、待ち侘びていたこの時なのだから 居間への扉までなんて数瞬とかかりはしない。 扉の向こうに感じるのは膨大な魔力。存在だけなら、間違いなく大物。 少し頬が緩みかけるけれど、ここは重要なところうっかり油断して初回を誤る なんてことは真っ平ごめんだ。気を引き締め直し、ドアノブを慎重に握り、回す。 そして見たものは… 「あたた…誰やこんな酷い召喚したんは…」 ソファにすこしばかり頭をめり込ませ、 どこかの制服のような衣服を身につけた自分より少し年上に見える女性。 懸命に頭を引き抜こうとしている姿は…正直、鈍臭い…。 数分後… 「え~とあなたは私の喚んだサーウ゛ァントでいいのね...
  • Lyrical Night16話
    第16話 「暴君の剣Ⅰ -Tyrant Sword the First-」  ――八日目 PM13 10―― 「……以上が事件の概要です」 説明を終え、はやてはブリーフィングルームに集まった隊員達を見渡した。 スターズ。ライトニング。ロングアーチ。 そして機動六課以外の関係部隊の隊長格達。 ブリーフィングルームを埋め尽くすほどの視線が、壇上のはやてに注がれている。 「不明な点があれば仰ってください。解答できる範囲でお答えします」 発言を促すも、聴衆達は口を閉ざしたままだ。 無理もないだろう。 先ほどの説明で伝えた状況は、歴戦の士官達を黙らせるには充分だった。 数日前に高官達へ報告した内容よりも情報は削られていたが、あえて伏せた部分を差し引いても異常過ぎる。 "聖杯"と"サーヴァント...
  • 悪魔と狸
    「士郎が勝つためやったら…その…ええよ…」 俺の目の前ではやては頬を赤らめて俯いている。これは反則だ。 だって、いつもはあんなに人を食った奴なのに。 「私は嫌やないよ?せやから…」 俺の体は自然とはやてを引き寄せる。 「はやて…」 「士郎…」 「待ったーーーーー!!」 「とっと遠坂!?」 「凛!?」 扉をズバーっと開け放ち、息を切らしながら仁王立ちをしている遠坂。 その眼はするどく、俺達を見据えている。 うん、何故かとっても、コワイデス。 「魔力が…いるんでしょ?…わ、私だって魔力はその狸に負けないつもりなんだけど」 「いや、だってパスを繋ぐ方法は…さっきは嫌だって」 「凛、まさか!?」 遠坂は赤くなったり、しおらしくなったり、声のトーンを落としたり、と忙しい。 「べ、...
  • HaRiyante02
    自分自身を観察する。 とは言ってもその言葉が正確かどうか分からない。 鏡に映っているのは、どう見ても生まれてから一番慣れ親しんだ自分自身である遠坂凛ではないのだから。 念のために両手を両頬に当ててギュッと押してみる。 鏡の向こうの少女も頬を押しつぶしている。 続いてそのまま両手でぺしぺし両頬を叩いてみる。 鏡の向こうの少女も頭ぺしぺし頬を叩いている。ちょっと痛い。 さらに今度は肩を叩いて、腰を叩いて、お腹を叩いた。 鏡の向こうの少女も肩を叩いて、腰を叩いて、お腹を叩く。 そして最後に胸を叩いた。 「あんまり変わらないわね」 鏡に映る像が自分自身だと確認できたが、そこはかとない敗北感を感じる。 溜息を吐くと洗面所の外から人の気配が近づいてきた。 振り向くとそこには、さっきダイニングにいたピンクの髪を後ろで縛った長身の女がいた。 「主はや...
  • 調べ屋の報告書─英霊ナノハについて─その三
    英霊ナノハに関する第一回報告書二次中間報告 制作者『調べ屋』アマネ ──そこは戦場だった。戦場には多くの人が傷つき果てていくものである、 だが、彼女はそれを由とせず、自ら囮となって、 多くの人を救った。──しかし、その代償は己の右腕と、二十年来の愛杖との別れ、 そして、この世界からの別れでもあった──。 「──え?」 目が覚めると、知らない天井が目の前にあった。頭がぼんやりとしてはっきりしないが、 知らない天井だということは分かる。つまりは知らない場所というわけで・・・ 考えていくうちに段々不安になっていく彼女、そこへ 「おっ、目が覚めたのか。」 一人の男が現れた、彼女は(なにか違和感を感じながら)ベッドから身を起こすと、男を観察した、 身長180センチぐらい、身体はよく鍛えてあるようだが、筋骨隆々というよりは、しなやかな体つき、 そし...
  • 調べ屋の報告書─英霊ナノハについて─その二
    英霊ナノハに関する第一回報告書一次中間報告 制作者『調べ屋』アマネ 協力者『青崎』(『天河』『御統』) 関連項目 英霊とは 人であれ、動物であれ、機械であれ、偉大な功績を残したものは 輪廻の枠から外され、一段階上の存在となる 英霊とは、死した英雄が崇め祭られて疑似的な『神』とされたもの。 以下、詳細は別紙参照の事── それは簡単な任務のはずだった── 第97管理外世界『地球』において、断続的だが強力な魔力反応を感知。 管理局は八神はやて(当時特別捜査官)とヴォルケンリッターに調査を命じた。 仮にも闇の書事件を起した八神はやてへの、戦力の一点集中を危惧する声もあったが、 高町なのはや、八神はやて本人の例もあり、予想外の実力者がいた場合に備え、 念には念をと、リンディ・ハラオウン提督が半ば強引に押し切り、八神一家総出で調査に向...
  • 2-26
    「!!!これは・・・・・こんなもんが封印されとったなんて」 破れんばかりに資料を握り絞めるはやて 「このランクの資料は誰でも閲覧可能や・・・・」 「コリャ早いもん勝ちや!絶対回収して6課に配備や!!」 はやては部屋を飛び出した。 先日無限書庫で見つかった書類 それはかなり昔のロストロギアの回収及び封印に関する報告書 対象地域が地球でなれば一生見る事は無かっただろうそれを好奇心から借り出したはやてはとんでもない物を発見した そのころ地球では 倫敦の時計塔では一人の魔術師の少女が 日本では混血の少女が その存在を知ってしまった! 封印されし物をめぐって今闘いが始まる! コンコン コンコン 返事はないがドアが開いていたため不審に思い部屋に入ったなのは 「・・・慌ててたのかな?」 ふと机の上に散った資料が目に入った...
  • 第十一話「機動六課のある休日・・・の少し前から」
    第十一話「機動六課のある休日・・・の少し前から」 機動六課模擬演習場 時刻は丁度午後3時。 本来ならばこの時間帯には誰も居ない筈の演習場。 だが、今は廃墟が再現されたフィールドが展開され、周りには幾つもの爆発音が響き渡る。 そしてまるで一陣の疾風のように地面を駆け抜ける一人の少女、両儀式。 死神の眼を持ち、太極を二分するという意味の名を持つ時空漂流者。 正式な管理局の職員ではない式はスバル達フォワードメンバーがデスクワークをしている時間帯を自主練に当てている。 本格的にデバイスを使えるようになってからは日課になっていることだ。 一通りのメニューを終えた式は一旦フィールドの外へ出て休憩を取り始める。 その姿には疲れを感じさせる振る舞いは無く、このまま直ぐにでも再開できると言った感じだ。 「まだまだだな・・・」 先...
  • 第七話『真竜』
    #1 桜色の光弾が流星の如く降り注ぐ中を青と鉛の影が交錯する 砲撃の力押しで足止めが精々か、となのはは自分の力不足に歯噛みした 攻撃の通じる条件がいま一つ分かりにくい、 少なくてもランサーの言うところによれば 並みのサーヴァントならば落とせるだけの威力があるはずなのだが ―――ブラスターを使うか? 自問して首を振る、使ったところで通じるとは限らない、 まったく持ってやり辛いことこの上ない 責めてその辺りがわかりやすくグラフ化でもしてればなぁと思うが、 往々にして戦場はそう言うものだ、 理路整然とデータ化された状況などありはしないと思い直す 「ランサーさん!」 「む!」 囮役のランサーを退かせながら砲撃を二、三発叩き込んで動きを止める、 幸いにして純粋魔力砲の勢いそのものを打ち消すような力は...
  • 悪魔憑きと守護騎士たち
    「第一回! チキチキ納涼怪談大会~!」 闇の書事件が終結を迎えて七ヶ月ほどたった、海鳴の町。午後11時。 八神家で、そんな大会は行われようとしていた。 はやては、嬉しそうに。 なのはは、うろたえながら。 フェイトは、少しおどおどしながら。 ヴィータは、憮然としながら。 この四人が参加者である。 他に参加者は、いない。 「えと……それで怪談って、何?」 フェイトが、やや恥ずかしそうに訊ねる。ミッドチルダ人には夏の日に、 暑さを和らげるべく怖い話をして涼しくなろうなどという発想はないらしい。 「うーんと、まあ、怖い話をするんだよ」 なのはの簡潔な説明。フェイトは未だよくわかっていなさそうな顔をしていたが、 とりあえずそういうものなんだと考えたらしい。 「ま、話していけば雰囲気つかめてくるやろ。そんじゃ、誰から話す?」 ...
  • ネタレス『紳士の社交場』
    480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/23(金) 11 35 55 ID sZCB0YGu はやて「わたし、もうゲイボルクじゃスターライトブレイカーできないねん」 はやて「ゴッドハンドでナインライブズしてくるザフィーラにギガントシュラークで真ソニック…もうラグナロクや……」 481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/23(金) 17 03 11 ID xjvE2m5B 480       ィ";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙t,      彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ      イ;;;;;;;;;;;;;...
  • 第十二話『皇女』
    #1 レールウェイの線路上での攻防に決着が付く少し前 このまま行けば片が付くな ロジャー・バネット二等陸尉は状況を戦況にそう当たりをつけると司令部を呼び出した 「上空の戦況は?」 『あまり芳しいとはいえない状況です、 想定される襲撃者は魔導師ランクSSクラス相当の砲撃魔導師と推定されます、 尚、八神二等陸佐らによると何らかのロストロギアを所持している可能性が きわめて高いとのこと』 「こちらを襲撃した魔法生物がそのロストロギアである可能性は?」 『可能性はあります』 いずれにせよ油断はならない訳か…… 通信を切りながら司令部の返答をそう解釈し、空を仰ぎ見る ちかちかと瞬く昼間の星と見まごう光景はその実、地を焼き払うほどの砲撃の光である ニアSとはいえヴィータ空尉達だけで大丈夫だろう...
  • 第十六話『神殿』
    #1 「―――って訳だ」 疲れ果てて大の字に寝転んだ状態で、 男の説明にエリオは眉を寄せてああでもないこうでもないと思考をめぐらせた 聖王教会本部に人を溶解させて魂まで暴食する結界が張られようとしている 普通のやり方では解除はほぼ不可能、 犯人を見つけ出す以外に方法は無いといって良いらしい 「サーヴァントはもともと霊だからな せせこましく魔力を集めるより魂を食う方が手っ取り早いってのはある」 何故そんなことをと言う彼の問いに男はなんでもないことのようにそう答えた 「霊だ魂だと言われても そんなオカルト話にわかに信じがたいのですが」 こちらも端正な顔に僅かに―――本人的には疲労困憊の体で、 長髪のシスターが口を挟む 結局、全力かつ二人がかりでようやく一撃“入れさせて”もらった形で 二人は男から説明...
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