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トラブルガールズ 王女編 - (2008/02/14 (木) 16:07:20) のソース

授業が終わる<br>
時が経つのは遅い<br>
この一日が一年に相当する、と言ったら言い過ぎかもしれないけどそれ程に長く感じた<br>
掃除を適当に終わらせ、サッカーの見学にも立ち寄らず帰ろうとすると<br>
インフォメーションが流れ、俺の名前が告げられた<br>
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「あら?結構早かったのね…結城君」<br>
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保健室に呼び出された俺は<br>
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「何の用ですか御門先生」<br>
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と少し迷惑気に言ってしまった<br>
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「…そう…やっぱり気づいてないのね…いや、何でもないわ…」<br>
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何て言おうとしたのか気になったが早く帰りたい気持ちの方が勝ったので帰りの許可を求める当の本人は腕を組み思慮深い顔立ちに変わっていた<br>
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「…ごめんなさい…いきなり呼び出したりしちゃって…でも貴方が何かにモヤモヤしてるんじゃないかと心配したから…」<br>
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さすが保健室の先生だと思ったが…特に誰かに感づかれても無いのに<br>
どうして分かるのかと疑問に思った<br>
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「もう帰って良いわよ…ごめんなさいね、こちらの手違いで…あ、これ持って行きなさい」<br>
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「これ」という代名詞は妙な薬品だった<br>
ラベルには…よく分からない文字が掲載されている<br>
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「その薬はモヤモヤしている時に飲んじゃダメよ…モヤモヤが晴れた時に使いなさい…<br>
それだけ…よ」<br>
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言ってる意味が良く分からなかった<br>
確かに俺はバカで物覚えも悪いけど、なぜ後に使うのか…<br>
そして、なぜ俺は<br>
教室に足を運ぶのだろうか…<br>
とりあえず、自分の席に座ってみる<br>
これで何かが解決出切る訳もなく、ただ時間だけが過ぎていく…<br>
やたらとでかい野球部の声、テニスボールを叩く音、サッカー部と陸上部の笛の音、上から聞こえてくる音楽…<br>
部活…か…<br>
<br>
「また貴方、ペケよww」<br>
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ピクンっ…机にうつ伏せていた体が跳ね上がる<br>
どこからともなく聞こえてきた単語<br>
ペケ?…どこかで聞いたような…ビリの言い換え板じゃなくて…<br>
ペケ…ペケ…ペケ…あ~~思いだせな<br>
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「呼びました?」<br>
…<br>
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目がグルグルしてる…あ~、ペケか!<br>
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「何ですか、その識別は……お久しぶりですね、地球人」<br>
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少々不愉快な思いをさせてしまったが少しスッキリした<br>
何で今まで気づかなかったんだ?いつも身近に居たじゃないか!<br>
そう…いつも…あいつと一緒に…<br>
ん?あいつ?そうか!俺がモヤモヤしてたのはそいつの所為だったのか<br>
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「そいつとは失礼な!結城殿!本当にお忘れになったのですか!?」<br>
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忘れた?たぶん俺は忘れたんじゃなくて忘れさせられたんだ…<br>
推測だけど…<br>
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「………半分当たりで半分違います」<br>
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ペケは俺の机の上に立った<br>
<br>
「忘れさせたのは当たりです。しかし!言葉が足りません。「悲しみ」ながら忘れさせたのです」<br>
<br>
悲しみ?おいおい、それは可笑しいだろ<br>
だってあいつはいつも笑って……笑って…笑いっぱなしで…<br>
悲しむ顔なんて見た事ない…って何で俺が覚えてるんだ?<br>
記憶を削除されたのに…なんで沸々と沸いてくるんだ…くそっ!頭が痛いし胸が苦しいし…泣いてるし…<br>
<br>
「結城殿…私がしてあげれる事は…この程度しか有りません<br>
後は、ご自分自身で私の主を笑顔に戻してして下さい…」<br>
「お願いします」<br>
<br>
―5:45教室―<br>
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突然だけど俺の好きな人は春菜ちゃんだ<br>
優しくて可愛くて…中学校からの想い人<br>
……だった その想いが揺らぎ始めたのは、いつの日だったかな…<br>
いや、その判別は出来ない<br>
なぜならあいつとの毎日の積み重ねで大事な想いを書き換えてしまったのだから<br>
あいつとの何気ない日常と、あいつのいつもの余分な笑顔と<br>
あいつの変な発明品と、あいつと…<br>
そっか…そうだったんだな…身近に居すぎて今まで気づかなかったこの気持ち<br>
ピンク色の髪の毛に、変な尻尾、おまけビームつきに、ペケに<br>
変なコスチュームに、無駄な元気に、優しさに、天然、俺の名呼んでくれる声に、毎日の笑顔…今…いやずっと前から気づいてた<br>
全部まとめて<br>
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「お前が好きだ…ララ!!」<br>
「…ふ~~」<br>
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俺は御門先生から貰った妙な薬を飲んでみた<br>
正直言って飲めるようなものじゃなく毒が入ってる<br>
体が痺れてきた<br>
目も霞んで……!?<br>
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「うっ…ひっく、うう…」<br>
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そこにいたのは俺の家の目覚まし時計よりも家族を除けば誰よりも身近に居た人物<br>
必死に涙を手で拭いている、声を殺している<br>
体の震えはどうやら少しもカバー出来なかったらしい<br>
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「ララに涙なんて、似合わねーと思うよ」<br>
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出来るだけ優しく出来るだけいつもと同じように<br>
俺の行動が気持ちと比例する<br>
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「ぅ…ぅぅ…リ…トォ…リト~!」<br>
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ララの繊細な体をグッと抱き寄せる<br>
崩れさせないように…離れさせないように…<br>
こんなに身近にいたのに手を伸ばせなかった<br>
泣いていたであろうララを、もっと早く抱きしめてあげられなかった<br>
一時、ララの笑顔を涙に変えてしまった<br>
何より…思い出してあげられなかった…<br>
自分の所為だと自分を責め、湧き出る感情を押し殺す<br>
俺がララを笑顔にさせる<br>
俺に出来る事はそれしかないのだから<br>
やたらとでかい野球部の声やテニスボールを叩く音やサッカーや陸上部の笛の音や上から聞こえてくる音楽やらそんな雑音は全て俺とララがいる教室には聞こえて来なかった<br>

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「ララ…寒くないか?」<br>
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ララは首を大きく横に振る<br>
そして首を上げ俺に向かい満面の笑み(笑顔)で<br>
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「ううん!リトがいるから平気♪!!」<br>
<br>
何だ…俺が何かをする必要なんてなかったんだな…まぁ、そうだよな…ララはララだ<br>
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「いつも笑顔だもんな」<br>
「うん!リトが傍にいるからね♪!」<br>
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いつもと変わらない笑顔<br>
それが一番の好きな理由と言っても…過言なわけないか<br>
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「な、なー…さっきの、そのー、俺が言ってた言葉、聞いてた?」<br>
「もちr…ううん♪分かんなかったからもう一度言って!」<br>
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ララってこういう性格だっけ?<br>
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「だ、だから…俺は…ずっと前から…お前の事が…す、好きでした!」<br>
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最後の台詞を言う時、より一層抱きしめる力を強くした<br>
両想いだって知っているのに緊張しないわけがなかった<br>
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「…嬉しいな♪やっぱり…凄く嬉しい!」<br>
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ララの女の子らしい言動や言葉には俺も反応せざるをえなかった…<br>
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「リ、リト!?何か下の方テント張ってるけど?何これ?」<br>
「ま、待てララさ、さらるな(ヤベ噛んだ)」<br>
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興味深そうに俺の社会の窓ら辺を触り始めたララ<br>
好奇心が有り余るほどあるのは知ってるが物と場所を…<br>
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「うあっ!ララ…ちょっ…触るな…よぉ」<br>
「へー、触れば触るほど大きくなる仕組みかー」<br>
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仕組みって…<br>
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「リト…ズボン下げるよ♪」<br>
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ズルッ…俺の一物が露出した<br>
完全に何かの機械を作るときの目になっている<br>
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「ほぇ~~大きくて硬くて…うわぁ、まだ大きくなる♪」<br>
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無残に俺の理性は崩壊、いや、頑張ったほうだ<br>
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「ララ!口あけて!」<br>
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ララが疑問文を述べる前に頭を掴みシェイクさせた<br>
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「うむ、ちゅぱっうん、んん…ちゅぱ」<br>
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ララは抵抗しなかったと言うよりされるがままと言ったほうが合っている<br>
俺を信用してくれているという証拠だ<br>
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「ララ!イクぞ!うっ」<br>
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次々に溢れ出す俺の欲望<br>
やろうと思えばいつだって…というかララから無意識に迫っているのだから<br>
それにもっと早く答えてあげれば良かったのにと後悔する<br>
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「うう~ん?あんまり美味しくないね… でもリトが気持ち良さそうだったから良かった!」<br>
「…ここまで来たら…仕方ないよな…」<br>
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本番…あるのみ<br>
俺はララに服を脱がすように言った<br>
服を脱いで裸になっても恥じらいが無いのが残念極まりない<br>
っていうかペケが作ってんだっけ…その場で<br>
<br>
「脱いだよ?」<br>
「あ、ああ…じゃあ仰向けに寝転がって」<br>
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ララは不思議そうな顔をしている<br>
地球にきてそういう事は学習しなかったのか…<br>
<br>
「じゃあ、胸、揉むぞ」<br>
<br>
当然ララの胸を鷲掴みにすることは出来ず<br>
できる限りの範囲でゆっくりと揉む