to-love-ru-eroparo @ ウィキ内検索 / 「ラコスポの逆襲」で検索した結果

検索 :
  • ラコスポの逆襲
    「う……」 薄暗い光の中、金色の闇――通称ヤミと呼ばれる少女は目を覚ました 「ここは…?」 本屋で情報収集という名の立ち読みを終え、帰宅の途につこうとしていた彼女だが 突如眼前にきらめいた光に昏倒 どれくらい気を失っていたのかは不明だが、自分ともあろうものがこんな無様を晒すとは――とヤミは自分を叱咤する (まずは状況を把握…?) そこでヤミは気がついた 四肢が拘束されている 両腕をバンザイするように開かれ、足は揃えられたままの状態 いわゆるYの字形の固定だった (無駄なことを) ヤミは自分を捕らえた犯人に嘲笑を送った ヤミの変身(トランス)能力を持ってすれば脱出は容易なのだ ならば得意になっているであろう犯人から情報を引き出すだけ引き出して 脱出するなり犯人をボコボコにするなりすればよい 「やあ、目が覚めたようだね~」 ヤミの耳に耳障りな間の抜けた声が響いた 横滑りに開か...
  • 作品
    ...特恋薬(リト×唯) ラコスポの逆襲(ラコスポ×金色の闇) 校長の日課(校長×金色の闇) フウキくんのお仕事(オリキャラ×いろいろ) ララとリト(ララ×リト) ララとリト【2】(ララ×リト) ララとリト【3】(ララ×リト) ララとリト その2(ララ×リト) ララとリト その3(ララ×リト) 3スレ340(リト×凛) 御門先生とリト前編(御門×リト) 御門先生とリト後編(御門×リト) Yami Loveる(リト×金色の闇) Yami Loveる[2](リト×金色の闇) Yami Loveる[3](リト×金色の闇) 3スレ461(リト×金色の闇) 4スレ386(リト×金色の闇) 5スレ69(リト×ララ) 唯とリト 第0話(リト×唯) 唯とリト 外伝(リト×唯) 恋する少女(リト×ルン) 3スレ548(リト女体化) 結城零紋の受難(リト女体化) 結城零紋の受難〔2〕(リト女体化) 結城零紋の...
  • Yami Loveる
    トラブル38『闇晴れる?』あるいはプロローグ 「全裸決定――!!」 (しまっ…) リトに気を取られ、イロガーマから目を切った瞬間。 金色の闇はイロガーマの口から飛び出た粘液を避けられないことを悟った。 「あうっ…」 ビチャァァ!! 粘着質な音と共に気色の悪い感触が体全体を覆い、少女は不快さに顔を顰めた。 同時に、粘液をモロに浴びる形になった漆黒の戦闘衣がジュゥゥという音とともに溶け落ちていく。 「い!!」 「い、いやっ…!」 顔を爆発させながら後ろを向くリトに構わず、金色の闇は胸を両手で抱えるようにしてしゃがみ込む。 宇宙でもトップクラスの知名度を持つ戦闘者である彼女も、一人の年端も行かぬ少女であることには変わりはない。 羞恥と屈辱に震え、両腕をかき抱く姿は直前までの凛々しさも相まって、可愛らしさを見る者に感じさせた。 「おおっ! いいザマだもん金色の闇!」 一方、惨状の仕掛け人であるラ...
  • 一つのじょうろ
    「ふぅ、やっと着いたか。」 リト達は今オキワナ星にいる。なぜこうなったかというと・・・。 「美柑、ララどこ?」 「さぁ、見かけてないけど。」 それは夏休み最終日のこと。朝早く出かけて行ったきり帰ってこなかった。 1週間後・・・ リトは美柑とザスティン、そしてヤミとペケを加えた5人で話をしていた。もちろんララのことだ。 「ちょっと結城君。」 息を切らしながら訪ねてきたのは御門先生だった。ララを探すのに協力してもらっていた。 「ララさんはオキワナ星にいるわ。」 ということでララを助けにオキワナ星に来たわけだが・・・。 今回はザスティンはいない。デビルーグは別の銀河に攻め込まれていて防戦一方だ。ザスティンもその戦場に行ってしまった。 さらに今回はオキワナ星も大変なことになっている。ラコスポの軍とギブリーの軍が衝突している。 またララをめぐる...
  • ファミリーシミュレーション EP13 相談
    ショーウインドウが並ぶ街の繁華街を黒い服に長い金髪の少女、金色の闇は歩いていた。 ふと店のショーウインドウに映る自分の姿をじっと見つめる。 そこに映る自分の姿は服装、髪型、体格は殺し屋として名を馳せたころからほとんど変わっていない。 でも… 「私…変わったかな…」 ヤミはぽつりとつぶやいた。 ショーウインドウに映る自分の目は昔の自分のそれとは明らかに異なっていた。 原因はわかっている。 ラコスポの依頼で結城リトの抹殺のため地球にやって来たものの、そこで自分に温もりをくれる人に出会ってしまったからだ。 ララ・サタリン・デビルーク、結城美柑、そしてターゲットで合ったはずの結城リト。 この3人の他にも彼らの友人たちも、殺し屋の自分にとてもよくしてくれた。 どうしてだろう。私が怖くないのだろうか。 ヤミはそのまま公園に向かい、ベンチに腰掛けてゲームのパスカードを取り出した。 くだらないゲームだと思...
  • ~ 欠片一つ~ 花火のあとは…
    ナナとモモの活躍によりラコスポとランジェラを撃退したリト一行 屋上で互いの無事を確認するも束の間、その場の勢いで再び祭りに行こうと言い始める ララ達の輪の中で、リトは一人、フェンスにもたれながらぐで~っと伸びていた 「どーしたの? リト」 「あの人混みの中どんだけ走らされたと思ってんだよ。もうヘトヘトだぜ…」 「オヤジくさいよリト」 「うっせー」 美柑の揶揄にもいつもの調子がでない 「じゃあリトはここで休んでてよ! 私達でもうちょっと遊んでくるから!! 唯も一緒に来るよね? ね?」 「え…」 祭りに一人遅れてやって来た唯。突然の事態に事情もわからないまま置き去りにされ やっと事情を呑み込めたと思ったら、今度は祭りの誘い 「わ、私は…」 相変わらずなララのペースに返答に困っている様子な唯に、リトは助け船を出す 「行ってこいよ! だってお前、全然、祭りまわってねーじゃん! せっかくの祭りなのに...
  • リトとリサの話
    たそがれは逢魔が刻、という。 べつに妙なものに出くわさなくても、魔が刺す、ということはあって、 それが物憂い秋ならば、なおさらのことである。 すでに日も暮れかかって、放課後の教室はオレンジ色に染まっていた。 無人の机がズラリと並んでいる中に、ポツンと黒い影がひとつ。 机に覆い被さるように、ぐったりとしている―――― 結城リトである。 「はあ……」 静まり返った空間に、ため息が溶けていく。 リトは疲れていた。 ララの妹たちが家に転がり込んできてから、心の休まる時がない。 学校だけでなく、家でもあんな調子が続くのでは、たまったものではない。 彼とても健全な男子であるから、四六時中、桃色の空気に包まれていると、 危うく自制を失いそうになることもあるわけで、つまり、疲れるのである。 そして今、ララを先に帰して、ひとりでボンヤリしているリトであった。 そもそも、彼の日常に女の子が関わるようになったの...
  • 濃縮美柑ジュース
    「ふー……あつ」 まったく。まだ6月だってのに、なんでこんなに暑いんだろ。 チキューオンダンカって奴の影響? ほんっとに、はたメーワクな。 「ふう……」 おでこからダラダラ出てる汗を手でグイッと拭った。 なんなんだろ、このムアッとした空気。うー、気持ち悪。 (あー、はやく家に帰ってアイス食べたい……) あの甘くって、冷たくって、たまんない味…… 「ただいま」 「あ、お帰りー。美柑!」 居間に行ってみたら、リトとララさんがもう帰ってた。 「あれ? ララさん。今日は早いんだね」 「えへへ……。なんか、授業が早く終わったんだよ! ラッキー♪」 「ラッキー♪ じゃねえだろ……」 リトがなんだか不機嫌そうに言った。 「そりゃ、校舎が半壊すれば授業どころじゃねえに決まってるだろ……」 「えー? でも私、ちょっと実験を面白くして上げようとしただけなのにー」 「あー、もういいよ。なんとなく分かったから」 ...
  • 10スレ76
    知的探求心というものは、好奇心の一種に分類される。 知らないものを知る事が出来るという可能性。 知らなかった事を知る事が出来たという経験。 その内容が本人にとって負担となるものでない限りにおいて、 誰にとっても知の領域の拡大は心を豊かにする建設的な行為だ。 知的探求心の高いもの程、殊更に未知の経験を欲する。 或いは、かつて経験した事柄を、もう一度再確認してみたいと思う。 彼女にとっては、その程度の理由でしかなかった。 図書室で本を読み漁る事や、興味のある人間達と触れあう事と、何ら変わらない。 だから金色の闇が結城美柑にその申し出をした事に、特段の下心は無かった。 「また入れ替わりたいの? 別に良いけど……」 かつてララの発明、〈まるまるチェンジくん〉によって 一時的にヤミと美柑は肉体を交換した。 それは美柑から望んだ事であり、 その時はヤミはただ暇だからという理由で快諾したのだが、 まさか...
  • 校長の日課
    日もどっぷりと暮れたある日 闇の中の学校の廊下をのっそりと動く影が一つ 「ふふ~んふ~ん♪」 影は機嫌良さ気に鼻歌を歌いつつ歩いていた 小柄でぽっちゃり系の容姿 派手な柄物のスーツに黒いサングラスと怪しいことこの上ない風体 そう、影の正体は彩南高校の校長だった 彩南高校の校長といえば学生の間では有名な人物である 勿論、それは良い意味ではなくほとんどが悪い意味での話だが 彼はとにかくエロい、ハレンチ、ロリコンと救い様のない三拍子を揃えている 教師という聖職者が生徒に欲情してる段階でかなりダメなのだが 彼の恐ろしいところはそれを隠そうとしないところだ 風で女生徒のスカートが捲くれ上がるシーンに遭遇すれば迷わずカメラの有無を確認する シャワー室に忍び込んでノゾキをする スキンシップと称して尻を触る こういった行動は日常茶飯事なのだ というかこんな奴がなんで校長? ていうかなんでクビにされ...
  • 3スレ548
    「御門先生ぇ~…」 とある日の放課後、結城リトは保健室を訪れていた。 その様子は正に、『今ものすごく疲労困憊です』オーラが全身から醸し出されているかのようだ。 「あらら、どうしたの結城君?随分お疲れの様だけど…」 御門先生がちょっと苦笑いしながら聞いてみる。 「まぁ、色々と…」 今日もいつもの如く、ララが引き起こす騒動に巻き込まれ、いつもの如くルンに抱き付かれ、いつもの如く古手川にブン殴られ、いつもの如く金色の闇に殺されそうになったりと、文字通り身も心もボロボロの状態で現在に至る。 ていうか、毎日こんな目にあってよく過労死しないものである。 「あー…。なんてゆーか、結城君も気苦労が絶えないわねぇ…(汗)」 「ええ、ホントもう頭が痛くてしょうがないんですよ。しかも最近胃の辺りもキリキリと痛み出して…」 「あー、それきっと神経性胃炎ね。そろそろなってもいい頃だとは思ってはいたけど…」 そう...
  • 喫茶店にて
    「だからっ! 待って下さいって!」 古手川君が私を追いかけて来る。 私は聞こえないフリをしてさっさと歩いて行く。 ま、さすがにあれだけ私をコケにしてくれた人は初めてだしね。 「待って! お願いですから!」 それにしてもあの娘、ボーイッシュで、明るくって、胸もおっきくて、 どこかのアイドルみたいだったよね。 結局古手川君も、若い可愛い娘が好きなフツーの男の子だったってワケだ。 ちょっとだけ、他の男の子と違うかな、って思ってたんだけどな……。 ガッ。 私の肩に古手川君の手がかかる。 あー、追いつかれちゃったか。 「だから、あの娘はオレの恋人でも、浮気相手でもないんですっ」 「へー。古手川君はそう思ってるんだ。あの娘、すっごく嬉しそうな顔してたけど」 「あれは、そういう意味じゃなくて……」 「じゃあ、どういう意味?」 「え、えっと……」 まったく。言い訳も出来ないなんて。あーあ、古手川君もその程...
  • 13スレ139
    朝の目覚めはたいていモモのフェラからはじまる。 目覚まし時計より早いから、最近時計がいらなくなりつつあるんだよな。 モモのフェラは上目遣いでじっと見つめながら、おはようの代わりに舌の動きが変化するのが特徴的だ。 はじめの頃は耐えられなくて、すぐに口の中に射しちゃってたんだけど、最近やっと慣れて、耐えられるようになった。 すると、モモは俺が起きるのを待って、充分に勃ったそれを膣に導くようになった。 こっちは小さくて締まりがいい上にすごい動きをするもんだからすぐ射しちゃう。 満足しきって寝ちゃったモモをベッドの中に残して俺は部屋を出る。 たまに、ナナがモモを出し抜いてフェラをしてくるときもある。 だけど、八重歯があたって痛いからすぐにわかる。 ただ、こっちが痛そうな反応を見せるとしゅんとした顔になってどきりとさせられる その上、痛みをやわらげるように丁寧な舌使いをしてくれるから、こっちもついつ...
  • 御門先生とリト後編
    立ち上げってショーツに手をかける御門にリトの小さな声がかかる 「その先生……オレもういろいろ限界なんだけど…」 見るとさすがに二回連続の射精はきつかったのかリトのそれは萎れたままだ そんなリトの様子に御門の目がキュッと細められる 「何を言ってるのかわからないわよ結城くん?」 その声は今まで聞いてきたどの声より静かで落ち着いていたがリトの心臓を刺し貫くものだった 「ねえもう一度言ってみてくれる?」 その長い脚がリトのモノに伸ばされる 「えっだから…その…」 「早くしゃべりなさい。私をあんまり待たせないで」 御門は腰に手を当てたまま足の指を袋から裏筋に這わしていく 「うっ…あぁ」 「ほら早くッ!どうしたの?ちゃんとわかるように話なさい」 爪でカリの周りを擦る様に滑らせていく 「さすがにちょ、ちょっと…きゅ、休憩した……」 「だから何をいってるのかわからないって言ってるでしょう?」 その声はどこ...
  • ファミリーシミュレーション Extra Episode 2 御奉仕のススメ?
    「おかえりなさい、おにいちゃん♪」 ここは沢田未央がアルバイトしている妹喫茶、ピンクのふりふりのメイド服を着た未央がリトともう一人の少女を出迎える。 「……」 リトは無言で居心地の悪そうな顔をしていた。 リトに手を引かれて店に入って来た少女は長い金髪をツーサイドアップにし、フランス人形のように端正な顔立ちをしている。 少女は初めて入る妹喫茶という空間に興味津々なのか、落ち着かない様子できょろきょろと店内を見回していた。 まさかヤミとここに来ることになるとは… 始まりは今から15分ほど前、リトとヤミは二人で普通にデートを楽しんでいたのだが…。 「やっぱり地球の夏は暑いですね。どこか涼しい店にでも入ってお茶にしませんか?」 ヤミはハンカチで額の汗を拭いながらそう提案した。 リトも喉が渇いていたのでヤミの提案には賛成だった。 「じゃあ店探そうか」 リトとヤミはそう言って手頃な店はないかと探してい...
  • 心、縛られて…
    「まったく…銀河通販の試供品って空気を読むことを知らないんだから……」 廊下を歩きながら愚痴るルンがその手に持っているのは、かつてララに使おうとして失敗し、 春菜を一時的に性格最悪のドS少女に変貌させたワルクナール・Sの試供品。 銀河通販のお得意様会員であるルンの元に、昨日再度送られてきたものだった。 前回の大失敗で懲りているルンはもうこれをララに使おうという気はさらさらなかった。 しかしこの試供品、スプレー缶である。そのままポイっとゴミに出すことはできない。 まず缶を空にして…と人に間違ってかけないように庭の隅で中身を噴射していたら雑草が他の草を枯らして増殖し、 草むらの中の虫たちが一斉にルン目がけて体当たりをしてきた。 中身使い切り作戦、失敗。持て余してどうしようかと悩みながら、何となく学校まで持ってきてしまったのだった。 (どーしたものかなー…やっぱり送り返しちゃうのが一番かな) ぼ...
  • トラブルガールズ 王女編
    授業が終わる 時が経つのは遅い この一日が一年に相当する、と言ったら言い過ぎかもしれないけどそれ程に長く感じた 掃除を適当に終わらせ、サッカーの見学にも立ち寄らず帰ろうとすると インフォメーションが流れ、俺の名前が告げられた 「あら?結構早かったのね…結城君」 保健室に呼び出された俺は 「何の用ですか御門先生」 と少し迷惑気に言ってしまった 「…そう…やっぱり気づいてないのね…いや、何でもないわ…」 何て言おうとしたのか気になったが早く帰りたい気持ちの方が勝ったので帰りの許可を求める当の本人は腕を組み思慮深い顔立ちに変わっていた 「…ごめんなさい…いきなり呼び出したりしちゃって…でも貴方が何かにモヤモヤしてるんじゃないかと心配したから…」 さすが保健室の先生だと思ったが…特に誰かに感づかれても無いのに どうして分かるのかと疑問に思った 「もう帰って良いわよ…ごめんなさいね...

  • 【前編】 『よう、里紗』 私の部屋のドアが開いて、あいつが声をかけて来る。 んー。もう朝なのかな。 まだ寝てたいよー。 『たく。何やってんだよお前。メシ出来たぜ』 メシ……か。 とりあえず私は、自分の食欲と睡眠欲、どっちが大事か考えてみる。 ……。 ぐぅ。 『ほら、さっさと起きやがれって』 あっ。 あいつが私を約束された安眠の地から追い出そうとする。 やめろー。迫害だー。 うー、寒いよー。 ま、仕方ないかな。 精一杯あいつに文句の一つでも付けてやることにするか……。 「……」 起き上がると、そこはいつも通りの私の私による私だけの部屋だった。 私の貴重な布団を剥がそうとする不埒な輩なんてこれっぽっちも見当たらない。 ふう……。 (また、見ちゃったな……) あいつの、リトの夢。 それにしてもまあ、なんでこんなに微妙な夢なんだろ。 なんつーか、キスする所くらい思い浮かべてもいいのにねえ。 なんで...
  • リトと唯 第十話 ハートの夜 前編
    十一月最後の日曜の午後 久しぶりに一人で彩南町の商店街へとやってきた唯 街の景色は、すでに秋が終わり、すっかり冬の景色に変わっていた ウインドウショッピングを楽しんでいた唯の元にも、冬の風がやってくる しっかりと首に巻いてあるはずのマフラーの隙間から忍びこんできた木枯らしに、肩を震わせた 「うう…すっかり寒くなったわね」 「今日の午後は暖かくなります」という天気予報を信じて手袋を着けてこなかった唯の 白い手は、白を通りこして真っ白になってしまっていた テレビの向こうの予報士に顔をムッとさせると、唯は両手を擦り合せながら、はぁ、と息を吹きかける これ以上寒くなる前に今日はもう帰ろう、と歩きかけた唯の足がふいに止まった 唯の前方に人だかりができていたのだ 唯は眉を顰めた 「何かしら?」 新しく買ったブーツを石畳に鳴らしながら近付いて、輪の外からひょい、と覗きこむと、 サンタの格好をしたケーキ屋...
  • ルンひとり語り
        殺風景なスタジオの楽屋、ぽつんと置かれた椅子に、ルンが座っている。   予定分の収録も終わって、本来なら、引き払っているべき時間なのだが、 制作に話を通して、しばらくの間、一部屋を占領することにしたのだった。   この楽屋に、今夜、リトが来る。   キョーコのサインをもらっておいたのを、リトが受け取りにくるという話で、 ララを喜ばせる結果になるのは気に入らなくても、口実としては悪くない。   スタジオに来てほしい、と持ちかけてみたら、リトは二つ返事で承知した。   人目の多いところに違いない、と考えて、特に警戒もしなかったのだろう。   しかし、収録後の楽屋裏にはマスコミも局員もいなくて、制作だけだから、 変な噂も立ちにくいし、局と違って来客に甘いので、密会には向いている。   そう、今夜の約束は、まさに密会だった。   強引なことになってもいいから、思いを遂げてしまおう、と心に決...
  • 5スレ69
    リトの家には3人が住んでいる。 一人は結城美柑…結城家の長女であり末っ子である。 もう一人は宇宙からの訪問者ララ・サタリン・デビルーク… そして最後は一人は結城リト、結城家長男でこの家の家主代理である。 家主は栽培なのだが、今は漫画家であるため連載などに追われて 全く家に帰ってこれない状況だ。 「『さて、親父の状況はどうでもいいが、俺の今の状況はどうしたものか   なんか、急展開過ぎないか?ってか冒頭でこのシーンはどうよ?』」 今のリトの状況……それは自分の胸に抱きついて眠るララのことだ。 この状況になったのは数時間前の出来事である。 いつもどおり、3人でご飯を食べて、順番に風呂に入り、入ってない時はTVを見て、 そんな日常の繰り返しに、とうとう非日常が割り込んできた。 リトは……と言うより男は大体家族でも一番最後に入るのが当たり前になる。 それが年頃の娘二人と男一人ならもっとだ。 まぁ結...
  • トラブル 130 誰がためにベルは鳴る if…
    ────それはまだ、結城家にララが来るずいぶん前の話し テレビ画面に映る色取り取りのリボンやハートが、軽快な音楽に合わせて、画面狭しと踊り出す その光景に、一人、ぼぉ~っとテレビを見ていた美柑の黒い瞳が小さく揺れる 「クリスマスか…」 美柑にとってクリスマスは、まだ未知の世界だった 才培はいつもの様に漫画の締切りに追われ、林檎はファッションショーのミーティングで海外 自分は、いつもの様にリトと二人で留守番 そして、朝、目が覚めると、枕元に申し訳なさそうに置かれているプレゼント それが、幼い美柑にとってのクリスマスの全てだった 『今日はクリスマス。女のコが好きな男のコと一緒に過ごす、一年に一度っきりの女のコの ための特別な夜でもあるんですよ』 幼稚園の先生が、ちょっと照れながら、こそっとそう言っていたのを思い出す 「クリスマス…」 テレビではまた違うクリスマスのCMが流れている そして、いつ...
  • 結城零紋の受難〔2〕
    ――――――保健室――。「それで、結局下着買いに行く羽目になっちゃった訳?」「ぇぇ……まぁ…」「だから言ったじゃないの、せめてショーツ位は穿いて行きなさいって。結城君が変に拘ったりなんかするから――」試験管を軽く振りながら、御門先生が呆れた様な声で言う。「いや、だって…、オレにだって男としてのプライドってモンがありますから、そんな女の下着を付けるなんてマネ…」「あなたに今更そんなプライドなんて物が有ったんですか?結城リト」「………それどーゆー意味だよ?ヤミ」窓際で小難しそうな分厚い本を読みながら失礼なツッコミを入れる金色の闇を軽く睨むリト。「大体お前何でこんな所に居るんだよ?いやそもそも何でオレが『結城リト』だって事知ってるんだよ?」「居たり知ってたりしちゃ悪いんですか?」本から目を離さずに憎まれ口を返すヤミ。「なんかね、何時も居る図書室が今日は大掃除をやってて入れないらしくて。それで「こ...
  • ファミリーシミュレーション EP12 お泊まりデート
    「リトくーん!こっちこっち!」 晴れ渡る夏空の下、ルンはリトに向かって手を振った。 「おかえり、ルン。沖縄は楽しかったか?」 「うん。でも今日リトくんと二人っきりでデートできることのほうがもっと嬉しい♪」 ルンはそう言ってリトの右腕にしがみつく。 「ちょっと、ルン…」 周りに人がいる前で女の子にしがみつかれるのが恥ずかしいのか、リトは顔を赤くして顔を背ける。 「二人っきりは初めてだね」 ルンは心の底から嬉しそうに言った。 今日のルンの服装はかなり気合が入っており、胸元の開いた淡いブルーのワンピースに白いリボンのついたかわいらしいサンダルを履き、アクセサリーとしてシルバーのハートのネックレスをつけている。 「ルン…その…きょうの服装かわいいな」 照れながらもリトはルンの服装を褒める。 ルンは顔を輝かせてリトにしがみつく腕にぎゅっと力を込める。 「えへへ。リトくんが気...
  • ファミリーシミュレーション EP21 思い出
    ライブの終わった彩南ホール、ルンとキョーコは控室で私服に着替えていた。 「リトくん、ちょっとは元気になったかな…」 ルンは不安げに口を開く。 「リトくんって妹さんと仲良かったんだよね?」 キョーコは美柑に直接会ったことはなかったため、美柑に会ったことのあるルンに確認する。 「私は美柑ちゃんと話したことはあまりないんだけどね。でも傍から見てるだけでも超仲いいんだってわかるよ。リトくんから聞いた話なんだけど、 リトくんの両親って仕事で家にいないことが多くて、美柑ちゃんとずっと二人きりだったらしいよ。両親がいないから二人でずっと支え合ってきたんだと思う」 「そう…。二人三脚も同然で過ごしてきた兄妹か…」 二人三脚、これはリトと美柑の関係を表すのにもっとも適した表現かもしれない。 美柑が歩けなくなったらリトも歩けなくなる、その逆もまた然り、それだけの絆が二人にはあったのだ。 「行こう、ルン」 キ...
  • 結城零紋の受難 番外編〔リサミオ編〕
    「ホラホラ見てよレモりん♪コレなんか妙にリアルっぽくない?」 「ぅわ…、こんなのもあるんだぁ…。すっご~…」 「……///」 放課後、(何故か)誰もいない教室で、籾岡里沙と沢田未央が結城リト――もとい、結城レモンに対してある物を見せびらかしていた。 それは――。 「…………………ねぇ籾岡さん、沢田さん…///」 「ん?なぁにレモりん?」 「これは…………一体…?///」 「ピンクローター♪」 「バイブレーター♪」 分かり易く言うとオトナのおもちゃ♪ 「んなこたぁ聞いてないの!!何でボクがこんな所でこんなモン見せられなきゃなんないのよ!! いやその前に学校になんちゅーモン持って来てんのさ!!?あと女の子が恥ずかしげも無くそんなモン見せびらかすなぁ!!///」 ぜーはーぜーはーと息を切らしながら、現在の状況について行けないのと重なって 恥じらいの欠片も無い籾岡と沢田に対しておもわず三段ツッコミ...
  • 彼女はアイドル
    リトは夏休み終盤の夜、ベットに寝転がり、腕を額に当ててぼうっとしていた。 「明日も暇だな~…」 リトは一人、部屋で呟いていた時、リトの携帯が鳴った。 「もしもし?」 『あ、リト君?』 「キョーコさん?」 『うん!』 リトは素早く起き上がった。 「それで、どうしたの?」 『うん…明日ね…よかったら私とデートしてくれる?』 「え?うん!いいよ?」 『ありがとう!それじゃあ明日、10時に採南駅前で合おう?』 「うん、わかった。」 『それじゃ明日!楽しみに待ってるよ~!お休み!』 「うん!また明日!お休み。」 リトは携帯を切ると、すぐ眠りに堕ちた。 翌日------ 9時50分採南駅前、予定より10分速くリトはキョーコを待っていた。 「あ、リトく~ん!!」 声のするほうに振り向くと、キョーコがリトの元へ走ってきた。 「おはよう!」 「おはよう!」 「...
  • リト×セリーヌ
    「え、今夜美柑いないの?」 居候で宇宙人のララとの帰り道。金曜日の放課後は皆、浮足立って見える。 「そうなんだって。友達のお家にお泊まりするみたいだよ。聞いてなかった?」 「聞いてなかった。」 今朝はとんでもなく眠かったんだよなあ。ゲームに夢中になっちゃってさ。俺ってゲーム結構好きだし得意なんだ。 しかし美柑がいないとなると・・・ 「メシは?」 俺もララも料理はからきしだ。 「作り置きしてあるってさ。」 残飯喰うはめになるかと思ってあせったよ。モモは料理できるけど、なんか悪いしな。 まともなメシが食えるならよかった。ちょっと寂しいけど。美柑も友達ン家に泊まるようになったかー。 「風呂当番は繰り上がってナナかな。」 「あたしたちもいないよ?」 「え?」 「もーリトったら全然聞いてないっ。たまにはみんなでパパに会おうって話になったでしょ。」 「そう...
  • クイーンの想い
    雨上がりの道路は独特の雰囲気を持っている 花の葉っぱについた雫、溜まった水溜りが太陽の光に照らされて光る。 運がよければ虹も見る事ができるだろう プラチナブロンドの髪を縦ロールにした、いかにもお嬢様な雰囲気をだし、 天条院沙姫はそんな道を歩いていた 彼女は別に散歩が趣味だからとこの道を歩いているわけではない。 「(き、来ましたわ!)」 電柱の影にそっと隠れるようにして見る。 彼女の視線の先には 自転車カゴの中にたくさんのスーパーの買い物袋をいれてこいでいる 黒服の男・・・ザスティンがいた。 「(今日も、素敵ですわ・・・)」 うっとりとしばらくその姿を眺める。 ここの道をザスティンが毎日通ると知ってからというもの、 これが沙姫のいつも一緒にいる綾や凛も知らない秘密の日課となっていた。 「(ザスティン様・・・)」 出会って恋に落ち、様々なアプローチを掛けてきたものの、 今のところすべて失敗にお...
  • はるみかん
    キーンコーンカーンコーン…… 放課後。いつもなら楽しい放課後。 そんなある日の私の放課後。 「はあ」 「美柑ーっ! どったの? 今日一日元気ないじゃん」 「そうそう。美柑さ、おなかでも壊した?」 「んー……」 「それとも、おなかでも太った?」 「美柑は細いから、まだまだ大丈夫よ!」 「そうじゃないんだけどー……」 朝から、なんかいろいろ考え中。今日は一日こんな感じ。 「あのさ、二人とも兄弟っていたっけ?」 「? うちは兄貴がいるよ」 「ええとさー……なんてゆーか……なんていうのかな~……」 「美柑って兄弟いたっけ?」 「お兄さんいたよね。確か」 「そうなんだけど...
  • おっぱいチェンジ!?
    「わ……わわ、わたっ…… 私の胸がっ…… 無いんですけど……」 「あはは! どうやらあたしの方が胸が大きくなる素質があったみたいだな~♪ まっ、気にする事ないって! ペタンコでも(はぁと)」 ポンポン。 「はうっ! ぐうぅ……」 グサグサッ。 ナナに肩叩きされたモモの胸に、女の自信を喪った哀しみの矢が突き刺さる。 「だ、大丈夫か、モモ!」 「はうぅ……リトさん……」 すがる様な目でリトを見つめるモモの脳裏には、朝のベッドシーン(妄想)が浮かんでいた。 『り、リトさん、私のおっぱい、好きにしても……』 『あ、モモ。今日はもう良いぜ。オレ、ナナとヤってるから』 『お、つるぺたモモじゃねーか。元気にやってるかー?』 むにゅん、むにゅん。 ボリュームたっぷりの巨乳でリトのペニスを挟み込み、自信満々の笑みを返すナナ。 『あぅっ! ナナ、お前のおっぱい、サイコーだぜ!』 はぁ……はぁ…… 真っ赤な顔で...
  • リトとミオと猫
        「ふぅ…… 昨日は親父の漫画の手伝いが、ハードだったからな~」   午後の授業が終わって、身体のだるいのを感じたリトは、保健室へ行った。   「すぐ元気になる、いい薬ない?」 「滋養強壮なら、こんなのがあるわ」   少しは学習しろ、と言いたいが、まぁ、それほど疲れていたということだろう。   ******   「おつかれさまでした!」   という元気な声とともに、妹カフェの通用口が開いて、飛び出してきたのは、 髪をツイン・テールに結び、アンダー・フレームの眼鏡をかけた、沢田未央。   制服を着ているところを見ると、学校帰りに、直でシフトに入っていたらしい。   「さ~て、と……」   夕暮れの街を見回してから、視線を落とし、手首を反らして、腕時計を見る。   「ん~、寄ってこーかな、ひさしぶりに!」   ******   「お~、よしよし、こっちおいで~」   と言いながら、未央は...
  • ファミリーシミュエーション EP17 異常
     美柑がリトの後をつけた日、リトは一体何をしていたのだろうか。   「あ、リトくん」 「春菜ちゃん。ごめん、待たせたかな?」 「約束の時間ちょうどじゃない。何言ってるのよ」 春菜は腕時計を指差してくすくすと笑った。 前髪のヘアピンは外され、切りそろえられていたはずの後ろ髪も少しすいていて、以前よりもアクティブな印象を与える。 「春菜ちゃん…なんか変わったね…」 リトは印象の変わった春菜をまじまじと見つめる 「ヘアピン無い方がいいって言うから、それに合わせてちょっとイメチェンしようかと思って髪をすいてみたの…」 春菜はリトの視線に耐えかねて目を逸らした。 「似合わない…かな?」 春菜のそのしおらしい言葉にリトは今にも昇天しそうになる。 見た目が少し変わってもやっぱり春菜は春菜だった。 「そんなことないって!」 現に今の春菜は以前よりも垢ぬけた感じがした。 自分とのデートにより可愛くなって彼女...
  • 美柑×ザスティン
    その日、美柑は帰り道を一人で歩いていた。 「みんな、ガキ・・・・・・」 彼女はぼそっとつぶやいた。最近クラスでは、誰それが男の子とキスしたとか、そういった話題で盛り上がる事が多かった 少しでも大人ぶりたい小学生ならこのような話題で他人より抜きん出たいと思う事は極当然の事である。だが、当の彼女だけ しばしばその輪から外れていた。年に似合わない耳年増ではあるものの、ほとんどの小学生がそうであるように、美柑はいまだに 一回の性体験を持ってなかったのだ (私だってその気になれば、恋愛の一つや二つくらい、すぐに出来る。だけど、クラスの男子はてんで子供だし・・・・・・) この手の子供は大抵、同級生を自分と同じくらいあるいはそれ以下の「子供」と見る事が多い。そして憧れの人はみんな 年上に限るのである。彼女も例外に漏れず、付き合うなら大人の男性と心に決めていた。大人の男とい...
  • リトと唯 第一話 結城家にようこそ! 前編(修正バージョン)
    「―――じゃあ、ホントにいいんだよな?」 「ええ…。いいわ」 唯の白い喉がコクンと音を立てた 白い頬は見つめられる時間の長さだけ、ぽぉっと熱くなっていく いつにもまして真剣なリトの目に吸い込まれそうになるのを唯は、グッと踏みとどまりながら、リトの視線を真正面から受け止める (私…私…) 胸がトクン、トクン、と心地いいリズムを奏でる そっと手で触れると、よりはっきりと手の平から胸の音が伝わる 唯の瞳の表情が、夢見るようなとろんとしたモノになっていく   「…古手川」 「結城…くん」 「古手川」 「結…城っ…くん…」 名前を一つ呼ばれる度に体から力が抜けていく 長い睫毛が揺れ、黒い瞳が濡れる (私…私…今から結城くんと…) 華奢な両肩に置かれたリトの両手にわずかな力がこもり、唯は小さく息を呑む 「へーきか?」 「え、ええ…」 「ムリならさ…」 「やッ」 唯は反射的にリトの制服を握りしめた ...
  • はるなのあなる
    「なー、ハルナ。アナルセックスってなんだ?」 「え……!?」 ナナの部屋を訪れていた春菜に、いきなりナナが突拍子もない質問をしてきた。 (あ、アナルって……お、お尻でエッチすることよね……) カアァ…… もちろん意味を知っている春菜は、たちまち顔が真っ赤になってしまう。 「あたし、この間ネットで大人の恋愛について調べてたんだけどさー。 そしたら、みんなその話してるんだ。それって、面白いのか?」 「え、えっと……それは、その……」 「それで、こんなの買ってみたんだ」 ナナはそう言いながら懐から何やら緑色の液体状のものが入ったボトルを取り出した。 ラベルにはこう書かれていた。 『絶対安全! 貴女の快適アナル・セックス・ライフを保証する、愛のアナル・スライム』 (ええっ!? こ、これって……) 「一応買ってみたんだけどさー。説明の意味がよく分からないんだよなー。 ハルナ、分かるか?」 そう言って...
  • 13スレ534
    「ん~♪りとぉ~」 猫なで声でオレの腕にすりよる華奢な体。 上気した頬は髪の毛に負けないくらいピンク色に染まり上がり、ひどく扇情的だ。 エメラルドグリーンの潤んだ瞳に、心なしかいつもより艶のある唇。 そのうえやわらかい豊満な2つの物体を惜し気もなく押し付けられてしまっては、この理性が崩れ去るのも時間の問題だろう。 このまま彼女を押し倒して全て味わい尽くしてしまいたい。 唇も、首筋も、双丘みたいなバストも、スカートの裾からチラリと覗く健康的な太股も、そしてその付け根にある神秘の扉も。 しかし、今の彼女にそんなことをするのは憚られた。 初めてというわけじゃない、今までだって数はそう多くないけど体は重ねてきた。 彼女のことが好きだから。 そして彼女もオレを想ってくれるから。 だからそれをすること自体には何の躊躇いもない。 でも、それでも。 オレはもう一度彼女――ララを頭から爪先まで眺める。 しっ...
  • リトと美柑 オレの妹はこんなにも可愛い 前編
    長い長い夏休みの間中、結城家では、相変わらずの騒動が毎日の様に繰り広げられていた そんな慌ただしくも賑やかで楽しい夏休みも残すところ今日だけ リトやララ達は、それぞれ思い思いの最後の日を満喫している そんな中、広い家の一室から少女の艶かし声が聞こえてくる 「ん…んっく…」 ベッドの上で自らの下腹部に指を這わせる美柑 スカートは捲れ上がり、下着が膝まで下がっている姿は、普段の美柑からは想像もできない光景だった すでに割れ目から溢れた愛液で指は、淫らな光を帯びている シーツにも小さな染みが出来ていた 美柑の指が割れ目からクリトリスへと伸び、先端を軽く摘まむ 「あぁあ…ぁ」 声はさらに高くなり、美柑は体を丸めると肩で息をし始める 夏の暑さもあるが、美柑の体は、これまでの行為でたっぷり汗を掻いていた 「…何やってんだろ、私…。洗濯物とか、夕飯の仕度とかあるのにな…」 言...
  • この夏の目標
    ある日の放課後――。 「ざぶーん」 ――という謎の言葉を発しながら、古手川唯は誰も居ない教室で謎の行動を取っていた。 教卓の上に真っ直ぐうつ伏せに寝て、手足を規則的にバタつかせ、 時々顔を上げてぷはーっと大きく息を吐いてはすぐに吸い込んで顔を下げる…。 この一連の動作を、彼女は休む事無く延々と続けていた。 端から見てると怪しさ爆発な事この上無いのだが、本人の目はいたって真剣だ。 何か大きな…、とても大事な事を成し遂げようという決意が表れている様にも見える。 『ガラッ』 「ふー、いっけね~。教室にノート忘れて来ちゃってたよ~」 だがここで、突然誰かが教室に入って来た。 その人物とは言わずもがな、『都合が悪い時に限ってのエンカウント率100%』を誇る我らが主人公、結城リトである。 「………って、古手川?」 「……へ?」 『ピシッ!!』 ふと視界に入って来た異様な光景を目撃してしまったリトと、自...
  • 7スレ621
    デビルーク星の王女の婚約者候補というだけで、 俺は腐る程大量の宇宙人から命を狙われる羽目になってしまった。 連載初期の頃はまだこの漫画の路線も定まってはいなかったようで ちょっとバトルモノっぽくなりかけていた時期もあったし その頃はしょっちゅういろんな宇宙人が俺を狙ってきたものだ。 この金色の闇という少女もその一人。 いつの間にか俺を殺そうとする事を止め、周囲と馴染みきって、 ヤミ、ヤミと呼ばれて親しまれるようにはなったが 未だにこの少女が俺を殺す事を止めた理由はよくわからない。 本人はまだ俺を狙っている風に話すが、その割には全く手を出してこない。 (俺の方からアクシデントで彼女に不快な思いをさせた時は別) そんな彼女は、いつしか俺を殺さないばかりか、 俺を守ったり、俺を庇って戦うようになっていた。 ついこないだ現れた、糸を使う刺客と戦った時もそうだ。 この人は私の得物……じゃない、獲物と...
  • ルンのお引っ越し
    「それで、新しい部屋は決まったの?」 携帯電話の向こうから霧崎恭子の声がする。ルンは声を弾ませて答えた。 「うん!いい部屋見つかったよ!引っ越しが今週末なの」 ルンは荷物をまとめたダンボールの山を見渡しながら額の汗を拭った。 地球に来て以来ずっと宇宙船で生活をしていた彼女だが、ルンの事情を知る宇宙人のマネージャーが病気にかかり、しばらく仕事に就けなくなったため、急遽代わりに地球人のマネージャーが就くことになったのだ。 彼はルンの事情を全く知らないため、立ち入り禁止区域に宇宙船暮らしをしていると知られてはまずいと判断した彼女は、町のマンションに引っ越すことにしたのだった。 「私もルンの引っ越し手伝うよ。今週末は私もオフだしさ」 「ありがと、キョーコ。じゃ、土曜日にね」 ルンはにっこりと笑って親友の申し出を受けることにした。本当はレンをこき使って引っ越しの荷物運びをやらせるつもりだったが、親友...
  • 悪い娘
    私が結城君に、精一杯告白したあの日。 あれからしばらく経ったんだけど、私達の関係にはなんの進展もない。 『オレ自身がけじめを付けるまで……本当のこと言うの、待ってて欲しいんだ』 私の頭に今も響く、結城君の言葉。 (結城君、いつになったら私に告白してくれるのかな……) はぁ……。ため息をついちゃう。 そんなことを考えながら今日もお姉ちゃんと朝ごはんを食べてた。 そしたら、 「ふぅ」 なぜか私の向かい側に座ってるお姉ちゃんまで軽くため息をついた。 (あれ、珍しいな……) いつも自信満々なお姉ちゃんがため息なんて。 なんだか気になった私は、お姉ちゃんに尋ねてみた。 「お姉ちゃん、どうかしたの?」 「んー……」 お姉ちゃん、なんだか遠くを見つめながら、 「15勝1敗」 変な事言い出した。 「は?」 私が聞き返すと、お姉ちゃん、フッと笑みを浮かべて、 「フラれるのって久々だけど、やっぱりあんまり良い...
  • リトと美柑 オレの妹はこんなにも可愛い 後編
    「え、えと美柑…」 「……何…?」 目を合わせないまま、美柑はボソッと応えた 相変わらず顔は赤いままだけど、胸の中はスゴイ事になっていた だってさっきのキスは、美柑にとって初めてのキスになるのだから けれども今は、自分の事よりもリトの反応の方が気になる 美柑はキスの後、初めてリトに視線を向けた リトは目をパチパチとさせ、驚いたままだ (……何とか言ってよ…!) 無言のリトに次第に美柑のイライラも募っていく やがて十数秒が経ち、イライラが限界に達した頃、ようやくリトは動きを見せた 照れ隠しなのか、頭をポリポリと掻いて、苦笑いを浮かべるリト 「えっと……なんつーか…ほら、アレだよな? 小さい子供がよく『ありがとー』ってホッペにチュってするやつ」 「―――ッ!?」 「ま、まあ、ビックリしたけどお礼なんだし…」 リトの言葉が終わる前に、美柑は立ち上がった そして――...
  • リトと唯 if…「特恋薬」
    「ハイ、コレが持って来たプリント」 「あ…ありがと…」 ソワソワと目線を動かしながら唯は、リトからプリントを受け取った (お、落ち着かない…) 自分の部屋なのに、まるで知らないところにいるかの様だ (結城くんが私の部屋にいる───…) ただ、それだけの事実が唯からいつもの調子を根こそぎ奪っていってしまう (た…頼まれた事とはいえ、結城くんが私の家に来るなんて…) 生まれて初めて異性が、それも好きな人が自分の部屋にいる事に、さっきから心臓の音が うるさいほど高鳴っている そしてリトはというと───― (う…。女のコと部屋で二人っきりって妙にキンチョーするぜ…。何か…何か話さねーと) 慣れないシチュにさっきから目はキョロキョロ、おかしな汗まで掻き始めていた (何か…何か話さねーと…) (…結城くんが私の部屋に来てる…結城くんが…) (あぁ…。やっぱ何話していいのかわかんねーよ…) (ってどうし...
  • リトと唯 第五話 小さくたって…
    「やだッ」 「あのなァ唯…」 「やだーッ!」 唯はそう言いながら、腕をブンブン振って自分の気持ちをアピールする リトは溜め息を吐いた ルンの持ってきたスカンクの影響で、唯を含め、ララや他の生徒の大半が幼児になってしまったのだ その上、元に戻るのに一日掛かると言われた 「唯。いい子だからおウチに帰ろ、な?」 リトは小さくなった唯と視線を合わせるため、膝を屈めると、やさしく話しかける けれど、その口調は完全に子供と話すもの 「やだ」 「頼むよ唯…」 唯はほっぺたを膨らますと、ムッとリトを睨む 「だ、だってこんなカッコ、家族になんて話ちたらいいのよッ!!?」 「そうだよなァ…」 リトは頭を抱えた。家の人に宇宙人の仕業でこうなった!なんて言っても信じてくれるはずがない 途方に暮れるリトの腕の中から、ララが身を乗り出す 「じゃー唯、ウチに来るといいよ!今日はお泊りしよ♪」 リトに抱っこされて、その声...
  • 9スレ571
    実用化された仮想空間と言うものは、とかく便利なものだ。 内部世界ではどんなに派手に騒ごうが喚こうが、 その声も物音も現実世界には一切届かない。 コンピューターゲームに転用出来る技術力が伴うのなら、 それは理想的なバーチャルゲームを形成する事が出来る。 外宇宙から見て科学力の遅れは否めない地球人にとっても、 例えばXB○X360等のオンラインゲームをプレイする事を考える事を 引き合いに出して頂ければ、幾分馴染みやすいだろう。 仮想空間内でどれだけ動こうが、チャット機能で他者と会話しようが その内容が隣の家の無関係な住人に漏れる事は、まぁ無い。 テレビの音量を大きくするとかであれば話は別だが、 それならテレビの電源は切っておけば良い。 テレビがついていなくとも、ハードウェアの中ではシステムが稼働し続け、 ゲームは常に続行中である。 それを外部から視認する事が出来ないだけの話だ。 今、結城家にし...
  • リトと唯 第七話 とある真夏の出来事 前編:
    朝、眠い目を擦りながら階段を降りてくると、唯は、あるモノの前で立ち止まった 「おはよう」 と天使も見惚れてしまいそうなとびきりの笑顔で挨拶をした相手は、水槽の中の金魚だ 夏祭りの時のリトからのプレゼント あれから少し経つというのに、唯は、大切に大切に育てていた 水槽を買い、金魚の本を見ながら、慣れない事にも必死にやってきた それもこれも リトからの プレゼントだから 「ちょっと待っててね」 学校の誰も聞いたことのない、弾む様な声でそう話しかけると、唯は、金魚の朝食の準備に取り掛かる 「…さあ、朝ゴハンよ。リ…」 と 秘密の名前 を口にしかけた時、唯の背中にいつもの眠たそうな声がかかる 「…なんだよ。朝から金魚の世話かよ。ご熱心なこって!」 「ひゃッ!!?」 と情けない声を出しながら振り返った唯が見たものは、上半身裸の遊 「お、お兄ちゃん!! もぅ、驚かさないでよねッ!」 「あぁー? 知らね...
  • 遊園地デート
    【唯編・前編】 「おーい、リト!」 彩南高校の昼休み、猿山がリトの所に駆けて来た。 「当たっちまった! 彩南遊園地、ペア2組ご招待券!」 「へー。良かったな」 「だから、な! な! リト! リコちゃん誘ってくれねーか! お前も来ていいからさ!」 「はあ!? ちょ、ちょっと……」 リトの言うことも聞かずに、猿山が唯の方に振り返る。 「あ、そう言えば古手川。お前、リコちゃんと仲良さそうだったな。お前も一緒に来ねーか?」 「え!? わ、私!?」 今度はリトの方に振り返る。 「な、リト。お前だって、古手川のことが好きなんだろ?」 「え、そ、それは……」 言い淀んでしまうリト。それに敏感に唯が反応する。 「あれー? 確かこの間、遊園地に連れて行ってくれるって言ったよね。 まさか今さら、イヤだって言うの?」 「い、いや、そうじゃなくて……」 「じゃあ、良いじゃないの。何が悪いのよ」 「だから……えっと...
  • 結城零紋の受難
    ―――――― 「ん……ぅ~ん……」 窓から射し込む日の光を受け、結城リトは目を覚ました。 「むぅ……朝か…」 そしてリトは、ベッドから起き上が――。 (あれ?) ――ろうとしたが出来なかった。 それどころか、まるで身体が何かに押さえつけられているかの様に、動くことさえできなかった。 (………って) ふとリトは気付いた。 自分の身体に何か柔らかいものが当たってる事に。 (まさか…(汗)) 恐る恐る、横目でチラリと隣を見てみると…。 「すぅ…すぅ………んみゅ~……リトぉ~…♪」 最早お約束といってもいいかの如く、ララが裸で抱き付いて寝ていた。 (……) ……………。 …………。 ………。 「ぬあぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!///」 これもお約束といっても過言ではない、リト朝一の絶叫。 「ララまたかよ!!オレのベッドで寝るなっていつも言ってるだろ!!しかも裸でよぉ!!///」 ...
  • リト×唯 ヒトリジメ
    街がイルミネーションの輝きに満ちる、一年で最も煌びやかな季節。 12月23日。 今日は「恋人達の日」の前日だ。 カラーン♪ 「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」 「えーと、待ち合わせなんですけど・・・」 愛想よく微笑みかけてくれた女性店員に答えつつリトは店内を見回す。 来ていないはずがない。 想い人はすぐに見つかった。 窓際の角席。 本を読んでいるのか、やや俯き加減に、しかし背筋はしっかりと伸びている。 リトを魅了してやまない長く美しい黒髪を湛えた少女が、そこにいた。 「遅いっ。3分遅刻!」 大きな瞳を微かに細めて見せる不機嫌な表情は、不満を顕わにする猫のようだ。 「ごめん、思ったより身だしなみに時間がかかっちゃって・・・」 そんなことより今日も可愛いね、なんて軽口を叩けるほどリトは器用じゃない。 そもそもごく一部の時間を除けば完全に尻に敷かれているわけで。 下手なことを言うと説教モード...
  • @wiki全体から「ラコスポの逆襲」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索