to-love-ru-eroparo @ ウィキ内検索 / 「新婚リトヤミ」で検索した結果

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  • 新婚リトヤミ
    「朝です。起きてください…」 リトを揺さぶりながら起こそうとするヤミ 「んん~…。…後もうちょい…」 枕を抱きしめ、子供のように嘆願するリト 「貴方の(もうちょい)は相当な時間を要します。 だから…今起きないと、強制的に起こしますよ…」 「わかったぁーわかったぁー…」 「…っはぁ~…」 ヤミは大きな溜息をつき「わかりました」と小さな呆れ声でつぶやく リトが起きないようにドアを静かに閉めてヤミは台所に向かった 30分が経過し、リトの鼻に朝の匂いが漂ってきた 「ん?…ふぁ~~~~~…。…あれ?もう朝かぁ~」 爆発している寝癖を掻き、開いたり閉じたりする目をこする そしてしばらくぼ~っとし、この異常な寝癖を直すため、洗面所に向かった 冷たい水で顔を洗うと、手でグシャグシャと寝癖を簡単に直した… 「あ”~~~~……」 起きて早々冷たい水を受けたリトは不機嫌な顔つきになる 「そういや、ヤミに何か言わ...
  • リトヤミ
    「えっちぃのは嫌いです。」 「は?!いきなり何言ってんの?」 家の廊下でヤミとすれ違ったときにリトは言われた。 「あなたの目がそう言ってました。」 「チラ見しただけで何でそこまで言うかな~?普通…それとも…」 「きゃっ!!」 リトはヤミの背中を壁に押し付けた。 「シたいの?」 「ぁん!」 リトは中指でヤミの秘所をショーツの上から強めになぞった。 「気持ちいいだろ?」 「そ…なこと…んあ!!」 「素直になったら?」 「ぁん…い…や…」 ヤミはショーツ越しの愛撫でで、欲情をしていた。 「……やめた…」 「ぁ…え?」 リトはショーツから指を離した。 「ごめんな…」 「いいえ…うっ!!」 ヤミはリトの手刀が首にあたり気絶した。 「うっ!……っ!!え?これは!」 ヤミは目を覚ますと身を起こそうと試みたが手錠...
  • 作品2
    多くなったので分割 14スレ12 (唯×リト+モモ) ファミリーシミュレーション EP12 お泊まりデート(リト×ルン) リトと美柑 オレの妹はこんなにも可愛い 前編 リトと美柑 オレの妹はこんなにも可愛い 後編 彼女はアイドル(リト×キョーコ) リトヤミ リト×ララ if 第1話 転校生 モモリト 14スレ143(唯×リト) ファミリーシミュレーション EP13 相談(リト×ララ) 14スレ162(リト×唯 同棲) リト×ララ if 第2話 宝条 ファミリーシミュレーション EP14 勝負服(リト×里紗) ファミリーシミュレーション EP15 ターニングポイント(リト×ヤミ) ファミリーシミュレーション EP16 疑念(リト×モモ) リト×ララ if 第三話 たからもの 14スレ260(リト×ララ) ファミリーシミュレーション EP17 ...
  • 結城リトの告白(ヤミ編)
    「はい、タイヤキ20個。まいどありー」 ヤミは購入したタイヤキを少しだけかじる。 「……」 モクモクと小さな口を動かして、コクと飲み込む。 「どうだい、ヤミちゃん」 「見事な出来映えです」 少し微笑んで、タイヤキ屋の主人に素直な感想を述べる。 「へへっ。ありがとよ。毎日ヤミちゃんが買ってくれるおかげで、 こっちも張り合いがあるってもんだ。それにしても……」 「?」 「ヤミちゃん、良い表情するようになったねえ」 「えっ……」 主人はヤミに興味深そうに笑いかける。 「なんか良いことでもあったのかい? ヤミちゃん」 「良いこと……」 ヤミは頬を少しだけ赤く染めて、手に持ったタイヤキを見つめる。 そして、自分にタイヤキを教えてくれた、彼の顔を思い浮かべるのだった。 (結城、リト……) その頃。 もはや『彼』ですらなくなってしまった結城リトことリコは、 昼休みにララと猿山に彩南高校の屋上へと連れ込ま...
  • ヤミの特別恋愛指南講義
     その日、ヤミはいつもの店でいつものようにたい焼きを買っていた。 出来上がるのを待つ間ぼんやりと、自分の周りを囲む街並みに視線を向ける。やたらと男女の連れ合いが目に入った。  何か祭りでもあるのだろうか、と思案。地球に来て日が浅いヤミは、こういった行事には疎いのだ。 「あいよ、おまち」 「ありがとうございます」  もはや顔馴染みとなった恰幅の良いおばさんから包みを受け取る。気のせいか、袋がいつもより重く感じた。 「……?」  気になって袋の中身を確認してみる。案の定、中には頼んだ覚えのない茶色のたい焼きが二匹、群れの中に迷い込んでいた。 「あの……これは?」  疑問に思い訊いてみる。自分は頼んだ分の代金しか払っていなかったので、間違えだったら申し訳なかった。 「ああ、それかい? いつも買ってくれるからおばちゃんからのサービスだよ!」 「……サービス、ですか」  宇宙一の殺し屋である金色の闇...
  • リトとミオと猫
        「ふぅ…… 昨日は親父の漫画の手伝いが、ハードだったからな~」   午後の授業が終わって、身体のだるいのを感じたリトは、保健室へ行った。   「すぐ元気になる、いい薬ない?」 「滋養強壮なら、こんなのがあるわ」   少しは学習しろ、と言いたいが、まぁ、それほど疲れていたということだろう。   ******   「おつかれさまでした!」   という元気な声とともに、妹カフェの通用口が開いて、飛び出してきたのは、 髪をツイン・テールに結び、アンダー・フレームの眼鏡をかけた、沢田未央。   制服を着ているところを見ると、学校帰りに、直でシフトに入っていたらしい。   「さ~て、と……」   夕暮れの街を見回してから、視線を落とし、手首を反らして、腕時計を見る。   「ん~、寄ってこーかな、ひさしぶりに!」   ******   「お~、よしよし、こっちおいで~」   と言いながら、未央は...
  • ファミリーシミュレーション EP 18 露呈・前編
      ある日の昼下がり、籾岡里紗と沢田未央は二人でお茶をしていた。 里紗はアイスコーヒーに口をつけ、少し飲んでからコップを置いた。 「ねえ里紗、ヤミヤミがあれからどうなったか知ってる?」 未央はヤミの恋の行方がどうなったのか未だに知らずにいた。 だが里紗もヤミと公園で別れてから彼女がどうしたのか、アタックをかけたならその結果はどうなったのか、一切知らなかった。 「さあ?ま、リトの奴にはちゃんと気づいてあげなよって釘刺しといたけど、ヤミヤミも不器用だからねえ…」 「ああ、そう…ん?」 ここで未央ははたと気づく。 「あれ?里紗、結城のこと下の名前で呼んでたっけ?」 未央は里紗のリトに対する呼び方が変わっていたのを聞き逃さなかった。 「それに釘刺したって、あの後あいつに会ったりしたわけ?」 「ああ…」 里紗は仕方なくあの日自分が未央と別れた後何をしていたかを白状した。 ヤミとの公園でのやり取り、そ...
  • リトと唯 プロローグ 恋の時計 中編
    「ん? どーしたんだ?」 「え? べ、別になにも…」 リトは唯の視線の先を目で追っていく。すると―――― 「へ~、ああいうのしたいんだ?」 今度は唯が小さく呻いた リトの視線の先にあるのは、ゲームセンターの入口に設置されたUFOキャッチャー 「いいじゃん! やっていけば?」 「ち、違…私は別にあんな物…」 「まーいいじゃん。ちょっと行ってみよ?」 「え、え…ちょ……結城くん!?」 リトは言いよどんでいる唯を連れてUFOキャッチャーに向かった ケースの中には、イヌやネコといった動物のぬいぐるみがいっぱい入っている 「かわいいなァ、ホラあのネコとかさ」 「う、うん。ちょっとかわいいかも…」 間近で見るかわいいネコのぬいぐるみに、唯の胸がときめく そんな唯の横顔を見ながらリトはふっと笑みを浮かべた 「…ったく、しょうがねーなー」 「え?」 「オレが取ってやるよ。得意なんだこーゆうの! で、どれが...
  • 10スレ76
    知的探求心というものは、好奇心の一種に分類される。 知らないものを知る事が出来るという可能性。 知らなかった事を知る事が出来たという経験。 その内容が本人にとって負担となるものでない限りにおいて、 誰にとっても知の領域の拡大は心を豊かにする建設的な行為だ。 知的探求心の高いもの程、殊更に未知の経験を欲する。 或いは、かつて経験した事柄を、もう一度再確認してみたいと思う。 彼女にとっては、その程度の理由でしかなかった。 図書室で本を読み漁る事や、興味のある人間達と触れあう事と、何ら変わらない。 だから金色の闇が結城美柑にその申し出をした事に、特段の下心は無かった。 「また入れ替わりたいの? 別に良いけど……」 かつてララの発明、〈まるまるチェンジくん〉によって 一時的にヤミと美柑は肉体を交換した。 それは美柑から望んだ事であり、 その時はヤミはただ暇だからという理由で快諾したのだが、 まさか...
  • ファミリーシミュエーション EP15  ターニングポイント
      ピンポーン 結城家の玄関のチャイムが鳴り、来客を知らせた。 「はーい、どちら様…」 美柑がチャイムの呼び出しに応じて玄関に出ると、そこにはヤミが立っていた。 淡いエメラルドグリーンに黄色い花模様のワンピース、向日葵のついた可愛らしいサンダル、涼しげなガラス細工のネックレス、白いリボンでポニーテールに束ねられた髪、こんな格好のヤミは見たことがなかった。 いや、それだけではない。 今日のヤミは昨日までのヤミと何か違う。 服装などの見た目ではない、何か。 美柑はなんだか胸がやけにざわざわするのを感じた。 「おはようございます、美柑…」 「あ…うん。おはよう、ヤミさん」 なぜこんなに胸がざわめくのだろう。 ヤミがかわいい服を着るのはいつもなら喜ばしいことではないか。 美柑はいつもなら言える「かわいいね」の一言が今日はなぜか出てこなかった。 昨日言っていたヤミが好意を寄せる相手の正体に勘付いた...
  • 11スレ141
    セリーヌの花粉で咲いたヤミの頭の上の花はやっととれた。 「なせさせてくれなかったのですか?」 ヤミはリトに訪ねた。 「だって、正気じゃない時にするもんじゃないだろ。」 ヤミは呆れた。この者はなぜこんなにお人好しなのだろうか。もしくはそういうことに興味がないのだろうか。 プリンセスがこの者を選んだのかわからない。 でも一緒にいるとなんだか言葉にできない気持ちになる。 それなら徹底的に調べてみよう、と思いヤミはリトに言った。 「ではもう少しついてきてください。」 リトは黙ってヤミについて行った。 ついたのはいつしか通った大人道、 「お、おい。」 リトは制止を掛けたがヤミは止まらなかった。それどころか 「早く」 と言ってリトの手を握って引っ張っていった。 「二人で・・・。」 ヤミはその中の「ホテルウッチー」に入ってチェックインまでしだした。 「そ、それは。」 普通にかぎを受け取った後、ヤミはずっ...
  • あけましてにゅるにゅる
    朝目が覚めると、結城リトはにゅるにゅるの液体生物になっていた。 (な、なんでーっ!?) 鏡に映った醜い自分の姿。トロトロと蕩けた、一定の形状を持たない黄緑色のゲル状の、 それでいてぷよぷよと僅かに弾力を残したスライムのような体。 どういうわけか視力・聴力・触感は残っていたが、このままでは満足に移動することも、 言葉を発することも出来ない。 (ま、またララがなんか……!?) パタン! 部屋の扉を開き、ララが入って来た。スライムになったリトの体を見るなり、 「あーっ。スライム君だー。可愛いー♪」 にゅるにゅるのリトの体に顔をすり寄せて来たが、 「でもリト、どこにいっちゃったのかなー」 そう呟いて、あっさり部屋を出て行ってしまう。 (おいっ! こらっ! 待てぇっ!!) そう思って見ても、にゅるにゅるの体ではどうすることも出来ない。 (ど、どうしよう、オレ……) そこに…… スト。 (え?) 窓枠...
  • 美柑の未来計画
    ……最初からこうしてれば良かったんだ…… 私達は兄妹だからいつか離れ離れになってしまう だから…利用すれば…、でも誰でもってワケじゃない… ヒトとの関わりが極端に少ない人…ふふ… だから  友達に   なったんだよ?    寂しがり屋?そんなの冗談に決まってるでしょ…? 私はリトといられればそれでいいの…、寂しがる理由なんてないもの だってリトが好き…大好きだから…       リト…リト…リト       リト…         ずっと   一緒だから   「お、おい!?」 私は寝てたリトの上に小さな体を精一杯伸ばし、覆いかぶさった 私が顔を近づけるとリトは顔を遠ざけ背ける 「ねぇ…どうして顔を背けるの?…。…そうだよね兄妹だもんね…」      嫌  ? リトは目を丸くさせ、怖いものを見るような感じで私を見てくる 「何?その目?…昔のリトはそんな目した事なかったよ?」 「ぅ…だ、だって...
  • ファミリーシミュエーション EP16  疑念
     ヤミとデートした日の夜、リトが床に就こうとしていたらモモが部屋にやってきた。 「リトさん、今日は一緒に寝ませんか?」 「そっか。朝は結局最後まで相手できなかったもんな…」 リトはモモを抱き寄せてベッドに倒れ込む。 リトとモモは裸になってお互いの体を求め合った。 「リトさん。今日見てましたけど、ヤミさんまで虜にしてしまうなんてすごいです…」 「ああ…」 リトはモモに言われてようやく今日のヤミとのデートがモモに監視されていたことを思い出す。 「やっぱり林の中でのことも…」 「もちろん見てましたよ」 モモはくすりと笑ってリトに体をすり寄せて甘える。 「ヤミさんに嫉妬しちゃいそうです。朝のお預けの分まで愛してくださいね?」 「わかったよ、モモ」 リトはモモの割れ目にそっと触れる。 モモの膣口からは愛液が染み出しており、もういつでもリトを受け入れる準備ができていた。 リトはモモの脚の間に体を滑り込...
  • 8スレ18
    花火大会のあと、夜遅くなったということで 美柑の提案でヤミは結城家で一泊することに 翌朝 「ヤミさん!これから私たちと一緒に住まない?」 美柑の問いかけに、ヤミは 「それはできません。迷惑をかけます」 「そんなことないよ。だってヤミさんずっと一人なんでしょ?私も一人の寂しさを知っているし・・・」 「私も賛成!一人でも多いほうが楽しいよ!」 美柑にララが続く 「結城リトはいいのですか?」 「えっ、っ!?いいんじゃないかなぁー。美柑とララ、それにヤミがよければ」 突然のフリに驚きながらも冷静に答えるリト 「お人よしですね」 「なんで?」 「あなたは私の標的ですよ?いつ始末されてもおかしくないのですよ?」 強い口調にリトは黙ってしまう 「うぅ・・・」 (少し、言い過ぎましたか・・・) ヤミが下方修正案を出す 「しかし、始末するのは先になりそうです。美柑やプリンセス、たくさんの友人が悲しみますから...
  • ファミリーシミュレーション Extra Episode 2 御奉仕のススメ?
    「おかえりなさい、おにいちゃん♪」 ここは沢田未央がアルバイトしている妹喫茶、ピンクのふりふりのメイド服を着た未央がリトともう一人の少女を出迎える。 「……」 リトは無言で居心地の悪そうな顔をしていた。 リトに手を引かれて店に入って来た少女は長い金髪をツーサイドアップにし、フランス人形のように端正な顔立ちをしている。 少女は初めて入る妹喫茶という空間に興味津々なのか、落ち着かない様子できょろきょろと店内を見回していた。 まさかヤミとここに来ることになるとは… 始まりは今から15分ほど前、リトとヤミは二人で普通にデートを楽しんでいたのだが…。 「やっぱり地球の夏は暑いですね。どこか涼しい店にでも入ってお茶にしませんか?」 ヤミはハンカチで額の汗を拭いながらそう提案した。 リトも喉が渇いていたのでヤミの提案には賛成だった。 「じゃあ店探そうか」 リトとヤミはそう言って手頃な店はないかと探してい...
  • ファミリーシミュレーション EP13 相談
    ショーウインドウが並ぶ街の繁華街を黒い服に長い金髪の少女、金色の闇は歩いていた。 ふと店のショーウインドウに映る自分の姿をじっと見つめる。 そこに映る自分の姿は服装、髪型、体格は殺し屋として名を馳せたころからほとんど変わっていない。 でも… 「私…変わったかな…」 ヤミはぽつりとつぶやいた。 ショーウインドウに映る自分の目は昔の自分のそれとは明らかに異なっていた。 原因はわかっている。 ラコスポの依頼で結城リトの抹殺のため地球にやって来たものの、そこで自分に温もりをくれる人に出会ってしまったからだ。 ララ・サタリン・デビルーク、結城美柑、そしてターゲットで合ったはずの結城リト。 この3人の他にも彼らの友人たちも、殺し屋の自分にとてもよくしてくれた。 どうしてだろう。私が怖くないのだろうか。 ヤミはそのまま公園に向かい、ベンチに腰掛けてゲームのパスカードを取り出した。 くだらないゲームだと思...
  • たい焼きバレンタイン
    夕暮れの帰り道。リトは珍しく、一人で家路に着いていた 俯き気味の顔は、いつもより少し元気がないように見える 「ハァ…。今日は、ホント、スゲー疲れた…」 どういうわけか、唯はいつもの二割増しのツンツン状態だし、ララは巨大なチョコを手に 追いかけてくるし 朝から放課後まで、リトの気の休まる時間は、少しもなかった カバンの中には、みんなから貰ったチョコが数個 貰った状況はどうあれ、女のコからチョコを貰うことに、悪い気なんて起こるはずもなく 今日はそれだけが唯一の救いであったかのように、チョコが入ったカバンをリトは 大事そうに肩に持った そんなリトの前を一人の女の子が遮る 「見つけました。結城リト」 「え…?」 その女の子は、リトにとっては一番、意外な女の子だった 「ヤミ…!?」 「探しましたよ…結城リト」 そう言いながら、一歩、一歩と近づいてくるヤミ 「探す…? ってまさかっ!?」 リトの脳裏に...
  • 4スレ386
    時間が流れるのは早い…だが待ち望んでる物が大きいほど長く感じるものだ。 ヤミはこの日、とても緊張をしてた。初めて人の家に招かれそれが自分の好きな相手なら尚更だ。 家に近づくに連れてどんどんと胸は高まってくる。胸を締付ける力が強くなる。 あの日、分かれて以来日に日に増してきた。 会ったら何と言えば良いのか、そんなことが頭の中でループしていた。 少女らしいところもあるのだ。 「『……どうしたら…なんて言ったらいいんでしょうか……』」 ループから抜け出せず目的地…結城家についてしまう。 門に手をかけてそこで、動きが止まる。 本人の家の前で硬くなってしまったのだ。 どのくらいの時間が立っただろうか…ヤミは勇気を振り絞って最初の1歩を踏み出す。 震える足で1歩1歩前に進む、そして震える指でインターホンを押す。 チャイムが鳴り響き…その音は胸の鼓動を加速させる。 ガチャ…扉が開かれる。ひょっこりと幼い...
  • 3スレ461
    リトは窓の外を見てボーとしていた 一昨日御門先生に犯されてこれからどうするかと考えていた 一度覚えてしまうと止められないものだ(やらないといけない身体に改造された) 昼休みになりいつも通りララが一緒に飯を食おうと誘ってきた 飯を食って俺はちょっと用事があるといってララと分かれて歩き出す どこに向かおうか考えた揚句1番静かで誰も人のいない図書室に決定した 途中ぼ~としいた為人とぶつかりそうななるが何とか避けて辿り着く 図書室の扉に手をかけると図書室の電気が消えている事に気がつく 『鍵が閉まってるし…仕方ない』 リトは無人図書室の常連である それは言うまでも無く父親のパシりだからだ だから、図書室の扉の開け方の1つや2つすぐに覚えてしまった 針金を取り出して軽く鍵穴に入れてまわすと最初は重たいが急に軽くなった それが鍵が開いた合図…周りに人がいないのを確認してからそ~と図書室に入る 入った後内...
  • ファミリーシミュエーション EP14 勝負服
      「お世話になりました…」 昼ごろに差し掛かる前にヤミは結城家から出ていった。 「あんな行為を…」 ヤミの耳にはまだ昨晩のリトとララの性行為のときの言葉や吐息の音が残っていた。 いけない…。私、なにを考えてるんだろう…。 ヤミは頭を小刻みに横に振り、前を見る。 ちょうどショーウインドウが並ぶ商店街に差し掛かっていた。 「…」 ヤミはふと立ち止まり、女性用の衣服を扱っている店を覗き込む。 …あのときかわいいって言ってくれたこと、嘘じゃないのかな… ヤミが物思いにふけっているそのときだった。 「やっほーヤミヤミ!こんなところで奇遇だねえ!」 「なにしてるのー?」 明るい声でヤミの胸を揉んでくるスキンシップ過剰な二人組、籾岡里紗と沢田未央の二人にヤミは捕まった。 個人的には今あまり会いたくなかった人物である。 「おお?ひょっとしてまた服を買おうと思ってたとか?」 里紗がヤミの胸を揉みながら店内...
  • もし付き合っていたら…
    ーガラガラー 人気の無い図書室に静かに歩み寄る少年 制服のポケットに手を突っ込みながらいつもどおりにだらけた格好 辺りをキョロキョロ見渡しながら、図書室内の周りを歩く 「…ヤミ?」 そう彼は呟き、そう呼ばれた少女は彼に振り向く 持っていた本を片手に持ち替え、少しだけ表情を変えた 「結城…リト…」 とくに驚いたような声色はなく逆に、いつも通りの軽い声だった そして友達ですら見抜けないヤミの表情は、この少年結城リトだけには見抜けた   安心と喜び……笑顔… 「…何の本?」 その少女を後ろから抱きしめながら、耳元で囁く ビクッ  …ヤミは少しだけ体を強張らせた だがそれはリトに対しての喜びを伝えようと、彼女なりの精一杯の動作であった 勿論それはお見通し、それさえも分かってヤミは行為を行った...
  • リトララ記憶喪失 第一話 【1】
      「……朝、か………」   目覚めとともにオレの身体を襲うどんよりとしただるさ 頭が重い 目が腫れ上がるように痛い 声を出してみると喉の奥もガラガラに涸れている カーテンの隙間から見える空は今にも泣き出しそうに曇っている まるで今のオレの気分を現してるみたいだ そうか、思い出した オレは昨日泣いてたんだ だからこんなに暗い嫌な気持ちなんだ 疑問が晴れ少しだけ楽になる でも…   「なんで…?どうして泣いてたんだっけ…」   今度は別の、もっと重要な(気がする)疑問 オレは自分がどうして泣いていたのか、なぜそれを思い出せないのかわからない 春菜ちゃんにフラれたわけでもレンのバカと喧嘩したわけでもヤミに殺されそうになったわけでも春菜ちゃんにフラれたわけでもない それなのになんで泣いてたんだ? 思い出そうとしても記憶に穴が開いたみたいに思い出せない 何か大事な……そう、忘れちゃいけない大切なも...
  • ファミリーシミュレーション EP 20 兄妹
      まだ空が明るくなり始める時間、モモは既に目を覚まして自室のベッドの上でごろごろしながら考えていた。 美柑さんがあんな風になるなんて… ヤミを落としてハーレム計画に障害は無くなったと思っていたモモにとっては完全に誤算だった。 ため息をひとつつき、上体を起こす。 考えてみれば、今まで誰が一番長くリトのそばにいたのだろう。 今まで誰が一番長くリトのことを好きでいたのだろう。 今まで誰が一番リトとお互いを支え合ってきたのだろう。 「…馬鹿ね、私…」 美柑がリトのことを好きなのは知っていた。 だがそれが仇となり、今や自分の計画も空中分解しそうになっている。 リトが美柑のことで立ち直れないようならばもうどうしようもない。 「…ふう…朝食の準備をしよう…」 しばらく頭を悩ませていたモモだが、時計を見て一階に下りていった。 モモが階段を下りると、キッチンには既に人がいた。 モモが覗いてみると、林檎が朝...
  • ファミリーシミュエーション EP18 露呈・前編
      ある日の昼下がり、籾岡里紗と沢田未央は二人でお茶をしていた。 里紗はアイスコーヒーに口をつけ、少し飲んでからコップを置いた。 「ねえ里紗、ヤミヤミがあれからどうなったか知ってる?」 未央はヤミの恋の行方がどうなったのか未だに知らずにいた。 だが里紗もヤミと公園で別れてから彼女がどうしたのか、アタックをかけたならその結果はどうなったのか、一切知らなかった。 「さあ?ま、リトの奴にはちゃんと気づいてあげなよって釘刺しといたけど、ヤミヤミも不器用だからねえ…」 「ああ、そう…ん?」 ここで未央ははたと気づく。 「あれ?里紗、結城のこと下の名前で呼んでたっけ?」 未央は里紗のリトに対する呼び方が変わっていたのを聞き逃さなかった。 「それに釘刺したって、あの後あいつに会ったりしたわけ?」 「ああ…」 里紗は仕方なくあの日自分が未央と別れた後何をしていたかを白状した。 ヤミとの公園でのやり取り、そ...
  • Yami Loveる[3]
    トラブル41『チョコっとパニック』あるいは第2話 「……っ、はぁ…はぁ…」 「お、おい…?」 結城リトは困惑していた。 黒衣の少女がその小さい口に何かを入れたかと思えば、彼女の顔の赤みが増し、息が荒くなったのだ。 最初は薬か何かかと思ったのだが、こうなると毒でも飲んだのかと思わざるを得ない。 まあ、ある意味ではその推測は間違いではないのが… リトの心配を他所に、少女の様子は刻々と悪化していく一方だ。 戦いを糧にしている者とは思えないほどの滑らかな肌からは玉のような汗がポツポツと浮かび始めている。 薄らと開かれた瞳は潤み始め、右手はぎゅっと胸元を苦しそうに握り締める。 その苦悶の表情は幼い容姿ながらもとても色っぽく、リトは思わずドキドキしてしまう。 「と、とにかく御門先生を――ってうわっ!?」 どさっ! 少女から離れようとしていたリトの身体がほっそりとした手に引かれて逆に引き寄せられる。 不...
  • モモリト
    ある冬の夜リトは自室でくつろいでいるとノックをする音が聞こえた。 「モモです。」 「なに?」 リトはドアを開けながら言った。 「リトさん!!」 部屋に入るといきなりモモはリトに抱きついた。 「うわ!」 「私と付き合ってください!!!」 「は!?」 リトは鳩が豆鉄砲を食らった顔をした。 「待てよ…俺はララと西連寺が好きだから…」 「なら…」 モモは服を床に脱ぎ落とした。 「ちょっ…何してるんだよ?!」 リトはモモを止めようと近づくと、下着姿でモモはリトを抱きしめた。 「私は二番目でいいです…だから…だから私を抱いて?」 「無理だ!俺は好きな娘としか抱かない…」 「そうですか…」 モモは俯き落ち込む振りをしながら舌なめずりをした。 「ごめんなモモ…ん?!」 モモはリトにディープキスをした。 「モモ?うわ!?」 モモはリトをベットに押し倒し、ズボンとパ...
  • ファミリーシミュレーション EP21 思い出
    ライブの終わった彩南ホール、ルンとキョーコは控室で私服に着替えていた。 「リトくん、ちょっとは元気になったかな…」 ルンは不安げに口を開く。 「リトくんって妹さんと仲良かったんだよね?」 キョーコは美柑に直接会ったことはなかったため、美柑に会ったことのあるルンに確認する。 「私は美柑ちゃんと話したことはあまりないんだけどね。でも傍から見てるだけでも超仲いいんだってわかるよ。リトくんから聞いた話なんだけど、 リトくんの両親って仕事で家にいないことが多くて、美柑ちゃんとずっと二人きりだったらしいよ。両親がいないから二人でずっと支え合ってきたんだと思う」 「そう…。二人三脚も同然で過ごしてきた兄妹か…」 二人三脚、これはリトと美柑の関係を表すのにもっとも適した表現かもしれない。 美柑が歩けなくなったらリトも歩けなくなる、その逆もまた然り、それだけの絆が二人にはあったのだ。 「行こう、ルン」 キ...
  • リトララ
    「やっとできた!」  額の汗を拭い、ララは出来たばかりの発明品を見下ろす。  それはかわいらしいピンク色のポットのように見える。  だがもちろん湯を沸かすためのものではない。  ララはそれを抱えて駆け出した。 「きっとリト、よろこぶよね」  服に変身しているペケに呼びかけたが、ため息しか返ってこなかった。  部屋に入るとリトはベッドに寝転んで本を読んでいた。 「リト、プレゼントもってきたよ」  ララはそばに駆け寄って、持っているポットを見せた。 「ポット?」  リトは身体を起こしてララが抱えているそれを見た。「台所にあるやつ……とは違うような」 「うん、違うよ。私の発明品」  その言葉を聞いたリトが顔色をなくした。 「またなんか変なものじゃねーの?」 「いい物だよ。リトのために作ったんだ。さ、これ飲...
  • リト&凛
    「うわわぁ〜〜何でこうなるんだーー!」 廊下を走る少年は周りの目を気にせず、ただ後ろからの容赦無い攻撃を頑張って避けていた 一方、その攻撃を行っている少女、名を「九条凛」 竹刀を四方八方に振りかざし、これもまた周りが見えていない 「くっ!逃げ足の速い…。こうなったら、っはぁ!」 俊敏な動きから、地面を蹴り高く飛ぶ凛 まるで忍者のような速さと跳躍力で、あっという間にリトの近くまで距離を縮めた 「観念しろ!結城リトっ!!」 「もうヤダぁーーーーーーー!!!…ってうごぉぉぉぉぉぉ〜!?」 ドッス〜ン!バタンっ!! 見事リトを捕らえることに成功 凛はすぐさま竹刀をリトの顔に突きつける 「さぁ…もう終わりだな」 勝ち誇ったような笑みでリトに言い放つ凛だが… 「せ、先輩…。ぱ、パンツが///」 「…パンツ?…っは!ま、またしても、貴様〜」 ...
  • リト×唯
    6時間目の授業が終わり、一気に開放感が広がる教室内。 帰りのホームルームを前に、仲の良い友人どおしが集まって 今日どうする? カラオケでも行こーよ などと楽しげな会話が教室中で展開されている。 ある一角を除いて――― 「結城君!あなたって人は、また授業中居眠りして!!」 声の主は、古手川唯。 もう少しで腰にまで届こうかという長く美しい黒髪。 整った顔立ち、細く長い脚。 美少女揃いと評判の二ーAでもトップクラスの美少女だ。 しかしこのクラスのいったい何人が彼女の美しさに、 いや、かわいさに気づいているのだろう。 つまり唯はクラスの男子からウケが悪いのだ。 曲がったことが大嫌いでな性格で、風紀にうるさいことから 男子は皆唯を避けている節があり、いつも明るく元気なララや おっとりした西蓮寺春菜を好みのタイプとしてあげることが多い。 そして唯は今日も今日とて男子に向かって怒っていた。 顔をやや紅潮...
  • 唯とリト 外伝
    「え…?」 リトは言われたことの意味がわからず、顔をぽかんとさせる 「だから、責任取ってくれるの?って聞いてるんだけど…」 顔を赤くさせながらそう呟く唯 「おまえ何…言って…」 頭ではわかってはいても、この状況がまだ理解できないリトは目を彷徨わせる (せ、責任って…つまり……) リトだって男だ 普段は奥手で純情なリトでも、唯の言葉やその表情で何が言いたいのかわかってしまう ゴクリ――――と、リトは唾を呑み込んだ 自然と視線が唯の太ももや胸にそそがれ、頬が赤く上気していく 「あ、あのさ古手川。その…」 「……」 唯はさっきからずっと無言だ。相変わらず目を合わせようとはしない。けれどもリトの返事を待っているその顔は、どこか期待に満ちている様に見える 俯く唯の肩からキレイな黒髪がさらりと頬に落ち、リトの鼻に唯の匂いが届く 「責任ってつまり…ええっと……」 しどろもどろな言葉を繰り返すだけのリトに...
  • リトララ 
    くちゅくちゅといやらしい音がしている。 「ひゃっ…ぅ…うっ…ううぅっ…」 ぷるぷると震える尻尾が手の中にある。 「ほら、ララ。口がお留守だろ?」 「はううぅぅ…」 ララは尻尾が弱い。弄くると涙目になって身体を小さく震わせる。 それが可愛くて可愛くて、弄りまわさないではいられない。 「リト…リトぉ…」 顔が真っ赤だ。頼りなく開いた唇と、オレとの間をララの唾液がつないでいる。 「うーん?」 そんないやらしい顔をされたら虐めないではいられない。 オレは敏感な尻尾を強めにつかんでしごきあげた。 「ひゃうぅうんっ」 ララの身体が大きく仰けぞる。椅子に座ったオレの膝の先で、綺麗な胸が揺れている。 こちこちに硬くなった乳首がいやらしすぎて手が止まらない。 自分のモノをしごく時よりもっと、容赦なく右手を上下させてやる。 「あっ…やっ…ひゃっ…リト…リト…リトぉ…!」 オレの名前を繰り返すようになると限界が...
  • 一つのじょうろ
    「ふぅ、やっと着いたか。」 リト達は今オキワナ星にいる。なぜこうなったかというと・・・。 「美柑、ララどこ?」 「さぁ、見かけてないけど。」 それは夏休み最終日のこと。朝早く出かけて行ったきり帰ってこなかった。 1週間後・・・ リトは美柑とザスティン、そしてヤミとペケを加えた5人で話をしていた。もちろんララのことだ。 「ちょっと結城君。」 息を切らしながら訪ねてきたのは御門先生だった。ララを探すのに協力してもらっていた。 「ララさんはオキワナ星にいるわ。」 ということでララを助けにオキワナ星に来たわけだが・・・。 今回はザスティンはいない。デビルーグは別の銀河に攻め込まれていて防戦一方だ。ザスティンもその戦場に行ってしまった。 さらに今回はオキワナ星も大変なことになっている。ラコスポの軍とギブリーの軍が衝突している。 またララをめぐる...
  • ララとリト
    「ねェリト、エッチしよ」 その言葉にリトは危うく飲んでいたジュースを噴き出しそうになってしまう 「お、おま…ちょっと待てなに言ってんだよ!?」 顔を真っ赤にしながらもリトは慌てて自分にくっ付こうといているララを引き離す 「え~だって、好きな人同士みんなエッチしてるってリサ達が言ってたよ?」 「そ…そりゃそうかもしれないけど……」 なおも体を密着させてくるララから距離を取りながら リトは心の中でリサ達に悪態をつく (あいつらララにいったいなに教えたんだよ!) 「ねェ~リト~」 再び距離をつめてくるララを手で制止ながらリトは声を大きくする 「ちょ、ちょっと待ておまえ!エッチとかそんなこと人前でいうなっ! だ…だいたいオレとおまえはそんな仲じゃ…」 「ん?だって私リトが好きだもん!だからリトなら 私の初めてをあげてもいいかなって□□□□」 「は…初めてって……□□□□」 言葉を...
  • フウキくんのお仕事
    「ねえ、リト」 「ふーきって何?」 「へ?」 進級後、委員長が春菜に決まり無事新クラスが始動したある日 ララは唐突にそんな質問をリトに投げかけた 「ほら、唯がいつも言ってるじゃない。ふーきふーきって」 「ああ、確かに言ってるな」 主に俺たちのせいで とは言っても無駄だとわかっているのでリトはあえて言わない 毎度毎度、起こす騒動起こす騒動が唯の言うところのハレンチなことばかりなのだ リトとて立派な男なのだから騒動に付随するお色気ハプニングが嬉しくないわけがない しかしだ、学校や街中でそれが頻繁に起こるのでは一般的な神経を持つリトとしてはたまったものではない そういう意味では唯の言いたいところは非常によくわかるのだが… (注意してどうにかなるような奴じゃないもんなぁ、コイツ) 「ん? リトどうしたの?」 「いや、なんでもない…っと風紀の話だったな」 恐らくはララに理解させることが一番...
  • リト×ララ
    「リトはね、宇宙で一番頼りになる人だよ。」 臨海学校の、あの夜以来ーー俺は、ララの事が気になっていた。 今までは、結婚だ許嫁候補だと、様々なトラブルに巻き込まれていて、 正直、鬱陶しいことこの上無かった。 でも、今は何故か、ララが気になってしまう。 (春菜ちゃんの事が好きなのに…) 女性経験が少ないリトには、それが何か分からなかった。 そんなある休日の朝… 今日は、蜜柑は友達の家に泊まりにいってるし、親父は 相変わらず仕事で家には帰ってこない。 (久々に今日はゆっくり寝れる…) リトがそう思った瞬間、布団がもぞもぞと動き出した。 「うわっ!?」 まさか、また…!?と、リトが焦り出す。臨海学校以降、 ララがリトの布団にはいることはなかったから、リトが慌てるのも無理はない。 「な...
  • Yami Loveる[2]
    トラブル40『凶悪バレンタイン』あるいは第1話 「バレインタインデー、ですか…」 悲喜こもごもの男女がそれぞれの足取りで歩く朝の雑踏。 金の髪を持つ黒衣の少女がベンチに腰掛けていた。 手には『宇宙人にもわかるバレンタイン!』と表紙に書かれている本。 そんな少女の姿を人々は奇異なものを見るようにして通り過ぎていく。 「地球には理解しがたい文化があるのですね」 ふぅ、と溜息一つ。 少女――ヤミはぱたんと本を閉じる。 (しかし、チョコレート…あれはなかなか美味でしたね) 本日のメインアイテムともいえるお菓子。 女性が親しい、あるいは恋する男性に渡すとされる甘い食べ物。 ヤミは鯛焼きの具という形ではあったが、それを食べたことがあった。 スタンダードな餡には及ばないものの、あの甘味は今でも舌に残る美味しさだ。 チョコだけ、という形ではまだ食べたことはないが、きっと美味に違いない。 だが、今考えるべき...
  • ファミリーシミュレーション EP10 放浪
    今のままリトには会えない…。 ララはまだ暑くなる前の街をとぼとぼと歩いていた。 「これからどうしよう…」 財布の中には一応お金はあるので一日くらいならなんとかなる。 だがいつまでもふらふらしているわけにはいかないし、何よりリトは自分のことを心配するだろう。 私…リトの所に帰ってもいいのかな…。 「ララさんがいなくなった?」 美柑は驚いて兄を問い詰める。 「あんた何かしたんじゃないでしょうね?リト?」 「そ…そんなわけないだろ!とにかく、俺、探しに行ってくるよ」 リトは靴下を取りに一度自室に戻ろうとしたが、自室の前でナナとモモが待ち構えていた。 「リトさん…。お姉様のこと、心当たりがあるんですよね?」 「おいリト…。姉上を泣かすなんてどういうつもりなんだよ?」 モモは比較的冷静だったがナナは頭に血が上っていた。 今にもリトに掴みかかりそうなナナをモモが制する。 「ナナ、とりあえず何があったの...
  • 1スレ781
    ギシギシとベッドが軋む音が聞こえてくる 「あんっ・・・んっんん、リ・・トぉ・・んぁぁ」 嬌声と喘ぎが洩れてくる 「まったくまるで盛りのついた犬ね・・・・」 天井を見上げ二階で行われていることを考えながら結城美柑はつぶやく 「まったくリトのバカったら沙姫さんと付き合いだしてからずっとあんな調子なのよ ただでさえ変態だっていうのに・・・・・・ねぇ、ヤミちゃん」 ヤミちゃんと呼ばれた少女は顔を真っ赤にして俯いたままだ 「あ・・あの。あれってつまりその・・・・なにをしているのかというと・・・////」 「へ?なにってエッチしてるのよ。わかるでしょ?」 「えっと・・・それはつまり・・」 言いよどむヤミになにかを感じ取ったのか美柑の目が妖しく光る 「ふ~ん・・・ヤミちゃんて・・・・」 「な、なんですか?」 「ヤミちゃんひょっとして・・・エッチなこ...
  • リト×ララ 
    「リトーッ、お昼の時間だよー!」 負のオーラならぬ正のオーラ(?)を体中から発しているようなララの笑顔、仕種、言葉。 「一緒に食べよ!」 「俺早弁しちゃったよ」 高校生の男ならそんなものだろう。 「じゃあ私の分けてあげるねっ!」 常に元気一杯なララは、リトの前の席の人間がいないのをいいことにさっさと机の向きをかえるとそれをくっつけてくる。 「何が食べたい?」 ニコニコと、少しだけ得意げに、無邪気な表情のお手本のような顔つきだ。 「別にいいよ」 ドキドキしてしまっているから口調もぶっきらぼうでそっけなくなる。 「そんなこと言わないでよー。せっかく分けてあげるって言ってるのに」 その向かいにいる少女は、瞬時に表情を変えて今度は唇を尖らせる。 本当にコロコロと変化する、それ。 おまけに絶世の美少女であるため、彼女の顔を眺めているだけでもまず退屈などしないだろう。 「さっき同じの食ったし・・・」 ...
  • リト×春菜
    春菜が何とか部屋に来たララ達を一旦追い出したのが分かり、リトは安堵とともに布団を抜け出す。 春菜は若干顔を赤くしながら廊下に誰もいないことを確認すると、リトに帰るように促す。 「先生は‥‥ふぅ、もう大丈夫みたい。」 しかし、布団に隠れている際に感じた春菜の温もりが彼の欲を肥大させる。熱のこもった声で言う。 「さ、西蓮寺‥これから、もうちょっと二人で話さない?」 言った瞬間、リトは後悔する。『だ~!!こんなん無理に決まってるじゃん!!なに言ってんだ俺、俺の馬鹿!!』 熱いテンションは見る影もなくなり、どんよりと顔を俯かせる。 その様子を見ていた春菜は若干考えた後 「結城君?‥‥うん、いいよ」 と(リトにとって)意外に承諾する。 その後リトは部屋をうまく抜け出し、春菜はララ達に適当に言い訳すると、二人で外に出る。 今いる非日常の空間が彼らの背中を後押...
  • リトと唯 第一話
    「それじゃあ……いくよ!!」 「ええ……」 リトのいつにもまして真剣な目に唯は吸い込まれそうになってしまう (あァ…私…私……) 胸においた手から激しい鼓動が伝わってくる ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ 両肩に置かれたリトの手に導かれる様に、唯の体はリトに引き寄せられる 「唯…」 「あっ////」 互いの息が掛かる距離まで二人は縮まり、その唇がふれる瞬間―――― 「やっ…」 「え?」 「やっぱりハレンチすぎるわこんなことッ!!」 リトの体は後ろに吹っ飛んだ 「あははははっ」 「笑いごとじゃねーよ……」 うなだれるリトの横を笑いながらララが並んで歩く 「だってリトこれで何回目なの?」 リトは頭の中で過去の唯との成績を思う浮かべその惨々な結果に溜め息をもらす 古手川唯とリトが付き合って数週間、二人の間はまったく進歩がなかった だけどリトだって男だ、これまで唯にアプローチしようと色々やってき...
  • リトと唯 第二話
    「そんなの嫌っ!」 唯は突き放つ様にそう言うとリトを睨みつける 「なんで……」 「なんでじゃないわよっ!あなた最近そればかりじゃない!!」 腰に手を当てて怒る仕草、それは唯の本気を表すものでありリトの体はそれに小 さくなる 「だってオレは…」 「だってじゃないの!私がそういうこと嫌いだって知ってるんでしょう?なのに どうしてあなたは……」 と、そこで昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る 「もうこんな時間だわ……と、とにかく私は嫌だから、結城くんももっとちゃん と考えて!わかった?」 唯のお説教が苦手なリトはチャイムに救われたコトに安堵の表情を浮かべると即 答する 「わかったよ」 「……ならいいんだけど、それじゃあ教室に戻るわよ」 前を歩く唯の背中を見つめながらリトは一人納得のいかない顔をしている (なんでなんだ?……唯だって本気で嫌ってるはずねーと思うんだけどなあ) 窓に映るリトの横顔はさ...
  • 唯とリト 第0話
    昼休みの幽霊騒動のおかげで、結局放課後まで学校に残されていた面々は、それぞれ帰る準備をしていた その中の一人、古手川唯は夕暮れの校庭を浮かない顔をしながら歩いている 思えば今日は散々だった。結城リトにお尻を見られ、結城リトに下着を見られ、結城リトに自分の弱さを見られそして―――― 「私…結城くんに助けられちゃった……」 あの時、迫り来る人体模型や骸骨から身を挺して自分を守ってくれたリトの意外な一面に、 唯の中でリトに対する考えが少し変わり始めていた だけどそれは、まだ唯自身も気づかない小さな変化 胸の中にある正体不明のモノにモヤモヤしながら唯は学校を出た 次の日の昼休み、昨日のことがウソの様ないつもの日常に唯は安心した面持ちで本を読んでいた。 友達と呼べる友達もいない唯にとって休み時間は読書タイム それは風紀活動と同じぐらいかもしれない自分だけの大切な時間 誰にも妨げられない自分だけの世界...
  • リト×唯 第三話
    「それじゃあ、風邪など引かないよう気をつけてください」 骨川先生の言葉でホームルームが終了する。 「リトー、かえろー!!」 効果音をつけるなら間違いなくピョーンだ、 といった感じでララが飛び跳ねながらやってきた。 その瞬間、自分が声を掛けられた訳ではないのに唯の体がビクッと震える。 そう、この後には一大イベント(?)が控えている。 リトとの勉強会が。 しかし勉強会といっても決まっているのは日時が今日で、場所が図書室ということだけ。 となると、ここでのリトの反応は唯にとってとても気になることなのだ。 5時間目も6時間目も唯は放課後のことで頭がいっぱいで、 先生に指された際も周囲から多数の視線を向けられて初めて気づく有様だった。 だから唯は、リトに背を向けて教科書やノートを机から鞄の中へと移す作業をしながらも、 しっかりと耳に意識を集中させていた。 リトはというと、少し困ったような笑顔を浮かべ...
  • リト×唯 第二話
    席替えから1カ月が過ぎ、期末テストが1週間後に迫ってきている。 4時間目の教室では数学の授業が展開されている。 それまでロクに授業を聞いていなかった者たちが耳を傾け始め、 諦めている者、テストなどどうでもいい者は寝てしまうので、 授業中の生徒間の話し声が極端に少なくなっている。 リトはと言えば、ようやく父親の手伝いが一段落したところだが、 一難去ってまた一難とはこのことだ。 (ぜんっぜん分からん・・・) リトの顔を絵にしたなら、目は細められ 顔の右半分には縦線が数本入っていることだろう。 (いつもギリギリで赤は逃れてきたけど、今回はヤバイかも・・・) もともとリトはそんなに出来がいい方ではない。 しかも今回に関しては、授業中は常に睡魔との闘いだったのでほとんど理解していないのだ。 眠気を誤魔化そうと思いノートを取ったりもしたが今改めてみてみると、 そこには文字として成立していない物体が描か...
  • リト×唯 第五話
    朝から空は分厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうだった。 今日も太陽は眠りこけているのか、顔を出してはくれない。 あの日からちょうど一週間・・・テスト最終日。 あれから唯との間に会話はなかった。 テスト期間ということで、頭文字が「コ」の唯と「ユ」のリトの席は離れてしまっていた。 両者の心の内を示すかのように。 (だけど、それは今日元に戻るんだ・・・) 必ず戻してみせる。 唯の心を、自分の隣に。 必ず、包んでみせる。 唯の全てを、自分の全てで――― あの日以降、リトは自身を見つめ続けていた。 想いの全てをぶつけてきてくれた唯ともう一度向き合うためには、とことんまで自分と向き合うしかない。 同情や哀れみは必ず見抜かれるし、考えぬいた末の結論でなければ何より唯に対して失礼だ。 リトは、唯のことが好きだ。 それは紛れもなく、一人の女の子として。 あの時感じた爆発的な愛しさは、決して一時の気の迷い...
  • リト×唯 第四話
    「はぁ・・・何でこんなめんどくさいことやってんだろうな・・・」 リトは苦笑とともにため息を吐きながら、校門を通り抜ける。 何も1日の始まりである朝から、こんなことを言っているわけではない。 現在の時刻は午後4時20分。 夕日のオレンジが校舎一面を照らす中、テスト前期間のため誰一人として存在しないグラウンドを一人歩く。 向かう先は図書室―――――唯との勉強会だ。 唯との勉強会をめんどくさいとは何事だ、と唯ファンからの怒りの声が飛んできそうだが、 リトは勉強するのが嫌なわけでも、唯の教え方に不満があるわけでもない。 むしろリトは勉強が楽しくなってきてすらいるのだ。 質問をすると、唯は丁寧かつ的確にそれに答えてくれる。 さらに補足として様々な豆知識を、リトの頭脳がパンクしない程度に教えてくれるのだ。 そのうえで次に解くべき問題を指示し、考えさせるときはじっくりと考えさせる。 天才肌でどこか感覚的...
  • リト×唯 ヒトリジメ
    街がイルミネーションの輝きに満ちる、一年で最も煌びやかな季節。 12月23日。 今日は「恋人達の日」の前日だ。 カラーン♪ 「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」 「えーと、待ち合わせなんですけど・・・」 愛想よく微笑みかけてくれた女性店員に答えつつリトは店内を見回す。 来ていないはずがない。 想い人はすぐに見つかった。 窓際の角席。 本を読んでいるのか、やや俯き加減に、しかし背筋はしっかりと伸びている。 リトを魅了してやまない長く美しい黒髪を湛えた少女が、そこにいた。 「遅いっ。3分遅刻!」 大きな瞳を微かに細めて見せる不機嫌な表情は、不満を顕わにする猫のようだ。 「ごめん、思ったより身だしなみに時間がかかっちゃって・・・」 そんなことより今日も可愛いね、なんて軽口を叩けるほどリトは器用じゃない。 そもそもごく一部の時間を除けば完全に尻に敷かれているわけで。 下手なことを言うと説教モード...
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