アイクとマルスが黄金の太陽の世界に迷い込んだようです

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アイクとマルスが黄金の太陽の世界に迷い込んだようです - (2009/08/26 (水) 02:19:46) のソース

アイクとマルスが黄金の太陽の世界に迷い込んで巻き込まれるお話。
長編かもしれない。


「アイク、起きて、アイク!」
聞きなれた声で名前を呼ばれ、アイクは目を覚ました。すぐ隣にはかなり焦った表情の青髪の少年(と言っても18歳)がいる。
というかその場の異変に気づくのはそんなに遅くなかった。
目の前の彼はなぜかさかさま。頭が下にきているような状態で。
昼寝する前に自分が横になっていた寝台は無く、自分もまたおかしな体勢で。
耳に入ってくるのは「ゴオオオオオ」という強風の音。
下を見ると果てしない黒の空間。
つまり、これは───。

「落ちて、いる・・」
「やけに冷静だね」

*アイクとマルスが黄金の太陽の世界に迷い込んだようです。

アイク「…これはどういうことだ?」
マルス「僕にも分かんないよ。目が覚めたらこの状況だったんだ」
アイク「ってことは…寝てる間に何処かから落とされたってことか?」
マルス「うーん…どうだろう…」
アイク「ところでこれ、何処に落ちてるんだ?下が見えないぞ」
マルス「僕が聞きたいぐらいだよ」
アイク「取り合えず状況を整理しよう」
マルス「そうだね。まず、僕達は部屋で昼寝をしていた」
アイク「そうだ。それで目が覚めたら落ちてたんだ」
マルス「&bold(){何も整理できてないよアイク…}」
アイク「またマスターハンドあたりの仕業か?寝てる隙を見て俺達で何か実験しようとしてるのかもしれん」
マルス「畜生あの手袋め、死んだら呪ってやる」

&bold(){「仮面は…とる!」}


マルス「ん?今下から声が…」
アイク「見ろ、マルス!下が見えてきたぞ!」
マルス「本当だ!あれは…誰だろう?」
アイク「そんなこと言ってる場合じゃないぞ!落下速度が上がってきた!」
マルス「ほっ本当だ…このままじゃあの人達の上に…!」

アイク&マルス「&bold(){うわあああああああああ}」

ひゅるるるるるる…

&bold(){ずでーん!!}

???「のわっ!」
マルス「あうっ」
アイク「うおっ」

メナーディ「だ、大丈夫か?ガルシア!」
ガルシア「あ、ああ大丈夫だ。こいつらは…」

スクレータ「なんじゃ?突然上から…」
ジャスミン「兄さん…」

サテュロス「お前たち、いったい何者だ!」

マルス「何者だ!って言われても…」
アイク「おい、あれを見ろ、マルス」
マルス「ん?あ、あれは・・ロビンじゃないか!どうしてこんな所に・・」

スクレータ「?お主ら、ロビンを知っているのか?」

アイク「知ってるも何も…なあ」
マルス「うん… あ、もしかして…」
アイク「なんだ?」
マルス「僕達、黄金の太陽って言うゲームの世界に迷い込んじゃったんじゃないかな?ロビンは黄金の太陽のキャラクターだし」
アイク「なるほど…あの手袋…」

メナーディ「そうよな、こいつらはどうする?」
サテュロス「&bold(){そうよな言うな。}そうだな…今はエレメンタルスターが先だ。彼等には後で話を聞かせてもらおう」

ガルシア「…心配させたな、ジャスミン。あの日俺が助かったのは、奇跡…としか言えない」
サテュロス「我々が助けたのだ」
メナーディ「川に流されてるところに、偶然通りかかったのだ」
ガルシア「彼等と行動し…色々経験したよ」

ジャスミン「どうして…ひとりぼっちだったわ…」
ガルシア「ジャスミン…」
ジャスミン「ひどいわ兄さん…」

マルス「なんかよく分かんないけど…僕達どうなるんだろうね」
アイク「さあな…参ったな」

サテュロス「感動のご対面は後でゆっくりやればよかろう」
メナーディ「そうだな。今はまず、エレメンタルスターのことだ」
サテュロス「保障はできたな?我々が約束を違えようとしてもガルシアが止めるだろう。妹を守るためにな…」
スクレータ「…」

マルス「これって僕達関係なくない?」
アイク「いやでも取り乱したしな…一応この小説俺達が主人公なんだよな」

メナーディ「ガルシアが保障だ。エレメンタルスターを渡せ!」


どうなるアイク、マルス!
第二話へ続く。



*第二話

暗く、そして静かな空間。
底は水で満たされ、何によるものか見当もつかない、怪しくも美しく輝く光で溢れている。
神話に語られる世界の始まりとは、まさしくこのような状態であったのかもしれない。
そんな幻想的な風景の中、女の怒号が響き渡る。
「ガルシアが保障だ。エレメンタルスターを渡せ!」
その女――メナーディの放った怒号の届く先には、少年が二人、古の彫像の前で立ち尽くしていた。
そのうち一人の手に握られているのは、先ほどまで彫像の手に納められていた光り輝く宝石状の球体。
この世のすべてを手に入れられるとさえ言われる伝説の四つのエレメンタルスターの一つ、マーズスターである。
ルビーよりも紅く輝き、まるでその内に炎を宿しているかのようである。

今、そのマーズスターを巡り、二人は窮地に立たされていた。
仲間を助けるべきなのか、誰ともわからぬ相手に凄まじい力を秘めた石を渡してしまうのか……、選択の猶予はもはやなかった。
「エレメンタルスター、渡すしかないよな?」
ほうきのような頭の少年がもう一人の少年に問いかける。
答えを求められた少年――ロビンは少し考え、静かに答えた。
「命にはかえられない……、渡そう、ジェラルド」
そう言うと、ロビンはマーズスターをジェラルドに託した。
いくら凄いものだとはいえ、仲間を見捨ててまで手に入れようとは思えなかった。

一方メナーディの一行が立つ岩場では、異なる世界からの来訪者、アイクとマルスが行動を起こそうとしていた。
「なんかこいつら悪そうだよね。ねえアイク、やっつけちゃわない?見事にシカトされてるし今がチャンスだって。」
アイクは戸惑った。いくら隙があるとはいえ、相手もかなりの手練れであることは間違いない。
それに、もしロビンと同じような力を相手が使えるとしたら、剣術一辺倒のこちらはかなり不利であった。
とはいえこの状況を黙って見過ごすつもりもなかったので、一つ作戦を練り上げようとしたそのときであった。
「やい!そこの悪人面二人!ロビンたちが困ってるじゃないか!くらえ!」
一足遅かった。王子は既に行動を起こしてしまったのである。アイクもこうなればやけくそである。
「もうどうなっても知らんぞ!」
幸い敵の隙をつけたのか、人質になっていたジャスミンとスクレータを敵から切り離すことに成功した。
「おのれ、貴様ら何をする!」
サテュロスも剣を構え、マルスに斬りかかる。
その剣からは炎が吹きだし、剣と一体となってマルスに襲い掛かってきた。
「あつい!なんなのこの火は!」
「気をつけろマルス、敵はロビンたちと似たような力を持っている。落ちついて戦うんだ!」
そうは言うものの、アイクも焦っていた。アイクの目線の先には、
死神を連想させる巨大な鎌を携えるメナーディの姿があった。
それだけではない、そのメナーディの手からも、不可思議な炎が出ているのである。
敵はどうやら二人とも火のエナジーを使えるらしい。その上剣さばきも並大抵のものではなかった。
「貴様らに邪魔はさせん、どこから来たかは知らないが、地獄に送り返してくれよう!」
そう言い放つとメナーディは周囲を爆炎で包み込んだ。アイクは対応する間もなく直撃を食らってしまう。
「くそ…まだまだこれくらいでは!」
アイクもただやられているだけではない。幸い傷は軽く、すかさず体勢を立て直した。
敵に突進すると、その巨大な剣を常人では真似できないスピードで振り下ろす。
「早い!なんという馬鹿力だ…」
あっけにとられ防いだものの、その勢いにメナーディは体勢を崩してしまった。
そしてアイクが追撃をしようとした、その時だった。

ずしんという音とともに、空間全体に激震が走った。


第三話に続く。




*第三話

アイク「なんだ?!地震?!」
マルス「そもそもここ何処なのさ」
アイク「知らん!」
メナーディ「どうした?何がおきた!」
サテュロス「くう、これは…あの時のようだ!」

干上がる水を噴きあがるマグマ!

ジャスミン「キャッ水が!」

…。

ガルシア「…なぜ皆黙っているんだ?」
サテュロス「いや、本来ここで台詞を言ってるはずであろう奴がいないからだ」
ジャスミン「ああ、あれは何?!」

ワイズマン「…」

マルス「い、岩…?ひとつめの…」
アイク「(何が何だか…)」

ジェラルド「岩が…浮いてる。なんだろう?分かるかロビン?」
ロビン「いや・・わかるわけないだろ…」
ジェラルド「だよなあ…」

マルス「あ、そうだ!  えーっとそこの女の子と御爺さん!早く逃げて!」
ジャスミン「えっ?」
マルス「なんかよく分かんないけど…こいつらは僕らが抑えとくから!早く!」
ジャスミン「で、でも…」
スクレータ「いいのかの…?」
アイク「ぐずぐずしてないで、早く行け!(ドンッ」

ガルシア「ジャスミン!」

マルス「君は…あの子の兄上か?だったら早くここから脱出するんだ!」
ガルシア「だが…」

???「メナーディ!サテュロス!ガルシア!」

マルス「?」

メナーディ「その声…アレクスか?」

アレクス(テレポートで出てくる)
サテュロス「アレクス、今まで何をしていた?」
アレクス「言い訳はしません。これはいったい…そちらの二人は?」
メナーディ「突然現れて我々に攻撃をしかけてきた奴等だ。さっさとかたづけ…」
アレクス「待ってください」
サテュロス「アレクス?!」
アレクス「貴方達、ハイディアの者ではありませんね?何者なのです?」
マルス「え、ええーと…」

ジェラルド「なあ…俺達…逃げた方がよくないか?」
ロビン「そうだな…一刻も早く…」

ワイズマン「…火山の噴火は近い…」

ジェラルド「は?」
ロビン「噴火…まさか…アルファ山が噴火するのか…?!」

マルス「あ、今さらだけどなんなのあれ?(話を逸らす)」
アレクス「! あれは…巨大な力です…」
メナーディ「このままでは…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ(凄い地響き)

その場にいた全員「!」
アイク「酷いことになってしまったな…」
マルス「どうするんだよもう!」
アイク「逆ギレすんなよ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ(さらに凄い地響き)

ワイズマン「火山の噴火だ…逃げよ…  ワイズマンパワー!!!メイクアーップ!!!!」(なんか凄いエナジーと光

その場にいた全員「うわああああああああああああああああああああああ」


----

アイク「う、うーん………っ?!ハッ…ここは…?」
ジャスミン「うーん…」
アイク「! お、おい、あんた大丈夫か?!なんでこんなところに…」
マルス「…っ」
スクレータ「イタタタタ…」
アイク「マルス!」
マルス「んん…あ、アイク…ここは?」
ジャスミン「ん…あ、あれ・・・?私…」
スクレータ「おお、ジャスミン!無事じゃったか」
ジャスミン「スクレータ!」

アレクス「どうやら全員無事のようですね」

アイク&マルス「!」

ガルシア「ジャスミン!無事か!」
ジャスミン「兄さん!」
メナーディ「どうやら…ワイズマンが我々をここへワープさせたようだな…」
サテュロス「あの時の衝撃で一緒に飛ばされてきたジュピタースター、マーキュリースター、ヴィーナススターも手に入れることができた…」
アレクス「あとはマーズスターだけですね。きっとロビン達が持っているのでしょう」
ジャスミン「ロビン…」

アイク「…」
マルス「…」

アレクス「!  あなたたち…なるほど、私たちと一緒にここへ飛ばされたのですね」
メナーディ「アレクス!そいつらは…」
アレクス「まあまあ、少し彼等の話を聞きましょう」

アレクス「もう一度聞きますが…貴方達、ハイディアの者ではありませんね?」
アイク「あ、ああ…(ハイディアってなんだ?)」
アレクス「では、一体どこから来たのです?」
マルス「ぼ、僕達は……こことは違う世界から来たんだ…」
メナーディ「そんな話が信じられるか!」
サテュロス「メナーディ!ここはアレクスに任せようではないか」
メナーディ「ぐっ・・」
アレクス「ふむ………貴方達、名前は?」
マルス「僕は…マルス。アリティア王国の王子です」
ジャスミン「聞いたことのない国ね…あなた、王子様なの?」
マルス「はい…」
アイク「俺はアイク。グレイル傭兵団の団長だ。言っても分からないだろうがな」
アレクス「やはりそうでしたか」
サテュロス「どういうことだ?アレクス」
アレクス「いえ、&bold(){貴族でもなければ、このような美しい方はいないですからね}(微笑みながらマルスの手をとる」
マルス「はあ」
アイク「なっ…」

ガルシア「…で、そいつらはどうするつもりだ?アレクス」

アレクス「そうですね、一緒に来てもらいましょうか」
メナーディ「何っ?!」
サテュロス「いいのかアレクス!」
アレクス「今回の事件と…この方たちがウェイアードに来てしまったということ…関係あるとしたら(うんぬん」
メナーディ「なるほど…有り得るな」

マルス「(&bold(){無いと思うな…})」

メナーディ「…一度闘ってみたが…実力はあるようだ…使えるかもな」
サテュロス「だが彼等は奴等(ロビン達)を庇っていた。本当に使えるか?」
アレクス「それなら大丈夫です。  マルス王子」
マルス「ああ、はい」
アレクス「貴方達は必ず元の世界に返してあげましょう。ですから・・・我々に協力してくれませんか?」
マルス「…」
サテュロス「だがアレクス。彼らには灯台を灯す理由がないだろう」
アレクス「すべての灯台を灯すことで…彼等が元の世界に帰れるとしたら…」
サテュロス「なるほど…スクレータ殿、あり得るか?」
スクレータ「&bold(){ありえん(笑)}」
サテュロス「…」
アレクス「(スクレータを殴る) どうです?悪い話ではないでしょう?」

マルス「(今ありえんって…)」
アイク「(違うとおもうがな…)」

マルス「(どうする?)」
アイク「(そうだな…奴等と一緒に行動してるフリをすればいいんじゃないか?)」
マルス「(え?)」
アイク「(シナリオ的に奴等とロビン達は鉢合わせになって戦いもおこるだろう。その時に俺達がロビン達に加勢すれば…)」
マルス「(なるほど!その時に人質になってるあの子と御爺さんも助ければ…つまりスパイだね!)」
アイク「(ちょっと違う気もするが…俺達のことはまた後で考えればいい)」

マルス「…分かりました。そう言うことなら僕らも同行します」
アレクス「そう言ってくれると思っていました」
メナーディ「(嘘つくな)」
サテュロス「(嘘つくな)」
ガルシア「(嘘つくな)」

こうしてマルス達はアレクス一向と行動を共にするのであった!!
第四話へ続く。
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