幻想郷の女の子に死ぬ程愛されて眠れない(東方ヤンデレ)スレ まとめ内検索 / 「一輪」で検索した結果

検索 :
  • 一輪
    一輪  ロダ up0023 スレネタ ■23スレ目 一輪/23スレ/115 ■25スレ目 権力が遊ぶとき - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 11 - 12 - 13 - 14 - 15 - 16 - 17 - 18 - 19 - 20 21 - 22 - 23 - 24 - 25 - 26 - 27 - 28 - 29 - 30 31 - 32 - 33 - 34 - 35 - 36 - 37 - 38 - 39 - 40 41 - 42 - 43(完)
  • 一輪/25スレ/756-759
    タグ一覧 一輪 布都 星 権力が遊ぶときシリーズ 阿求 初めに行動を起こしたのは、案の定で雲居一輪の方であった。 「ねぇねぇ、よく考えてよ。この成金仙人の、あんな下品な商売が長続きすると思う?遅かれ早かれ飽きられるわよ。あなたも山に戻りたいんでしょ?じゃ、私が身の回りを整えるからさ。それで良いでしょ?」 彼女はとてつもなく甘ったるい声で、まるで遊郭街で効く事が出来そうな声色と体の使い方で、件の歩荷にしなだれかかりながらも、しっかりと彼の腕を掴んで。 慎ましく行きましょう等と、清い事を口では言っているがその実で清貧なのは言葉だけで。それ以外の部分はみだらと言ってよかった。 雲居一輪は精一杯、自分の肉体的魅力を使いながら件の歩荷が山を人生の一部にしている事を、可能な限り尊重した後。いやらしく物部布都の方に目線をやった。 誰も別にそんなことは言っていないが、自然と、...
  • 一輪/25スレ/762-769
    タグ一覧 一輪 布都 早苗 権力が遊ぶときシリーズ 阿求 一輪は件の歩荷にお金を渡すために、遊び仲間である村紗やぬえからの誘いに対しても断らなければならなかった。 その点では布都の方がずっと有利だ、商売の分け前を少しばかり、件の歩荷に対して有利な数字にするだけで済む。 一輪と同じく、この歩荷のためならば少々の不利益は不利益とは思わずに、飲み込む事が出来る。 布都から一輪にとって不利な事実を羅列されたことにより、一輪は明らかに狼狽を強めていた。 その狼狽を何とかして振り払おうと、ただでさえ密着している件の歩荷に対して、一輪は更にくっつこうとするが。 既にスキマを見つける事の方が難しくなっている状態なのに、更にくっつくと言うのは、それは無理な力が件の歩荷に対してかかると言う事であり。 しかしながらこの歩荷は、だからこそ惚れられたという向きもあるけれども、奥歯を噛...
  • 一輪/25スレ/551-554
    タグ一覧 ナズーリン 一輪 屠自古 布都 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 白蓮 神子 諏訪子 阿求 「こんばんは」 稗田○○の言う、演劇風味が強すぎると言った意味がようやく分かってきた。 彼は雲居一輪が借りている倉庫の中にずかずかと入りこんだ。雲居一輪も何が起こっているのかようやく、全ての理解が進み始めてきた。稗田○○の姿を見れば、依頼は取り消されていなかったのだなと、断言を与える材料としてはこれ以上の物はない。 「一応、ナズーリンさんの名誉の為に弁解させてくださいな。ナズーリンさんは確かに、依頼の取り消しを求めてきましたが……一度話を貰った以上は、私の方が納得できないんですよ。だから勝手に調べを続けていました」 雲居一輪は稗田○○からの説明に、うんともすんとも言わずに。カラスに飛び掛かられて乱れた衣服や、張り付いた羽を捨てて行った。 特に髪の毛に関しては、くしまで取...
  • 一輪/25スレ/434-437
    ...た。 「一方は雲居一輪、もう一方は物部布都を調べてもらっている」 そう言いながら、片方の紙片はこちらに渡してくれた。もう一方も読み終われば渡してくれるだろう。 振り回されていると断言できても、○○の事を本気で嫌いになれないのは、こう言う細かな所作で相手の事をちゃんと見ているのが分かるからだ。 こちらに手渡されたのは、雲居一輪の調査報告であったが。 昨晩が随分であったから、その反動だろうか。 思ったより静かにしてくれていた。それでも命蓮寺での勤め以外に、件の男の家で細々とした雑事は。 暇を見つけてこなしてやっていた。 これでは通い妻ではないか。物部布都はよくぞ我慢できるなと言う印象を強く持った。 雲居一輪を調査した報告書を読み終えた後、○○の方を見たが。 ○○の眉や頬がピクピクと、痙攣するかのように動いていたのは。何より雄弁であった。 そのまま黙って、...
  • 一輪/25スレ/673-677
    タグ一覧 一輪 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 白蓮 阿求 「やってくれたな」 そう言いながら、稗田○○は手紙を雲居一輪に対して、苛立ちを具現化するように乱雑に放って寄こした。 いつもの稗田○○であるのならば、そう言いつつもどこか、変化どころか騒動を楽しむ性格を持ち合わせている彼ならば、隠しきれない笑みと言う物があるはずなのだが。 稗田、上白沢両夫妻の激突と、それ以前の問題としての稗田阿求の心理状況の悪化とそれに伴う悪意に満ちた行動。 それらが稗田○○にしては珍しく、平穏とやらを求め始めていたのか、○○の顔からは笑みと言う物が、わざとらしいものですら見えなかった。 しかし手紙を眼前に叩きつけられても、雲居一輪は不敵に笑って見せていた。ちょうど手先の指の手入れも、彼女なりに満足いくような状態にまで持っていく事が出来たのか、しっかりと○○たちの顔を見ていた。 ...
  • 一輪/25スレ/561-563
    タグ一覧 一輪 布都 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 白蓮 神子 阿求 「これでも、お主に対しては感謝すらしているのだぞ?のう、雲居一輪」 きっと最初から、と言うか鬼の宴会に巻き込まれていた時から、何らかの作為は物部布都ほどの存在ならばおよその予想をつけれているだろうから。 自分たちのやった事、雲居一輪のやっていそうなこと、いずれは相対するだろうから。 星熊勇儀からしこたま酒を流し込まれながらも、きっと物部布都はいざ相対したときにぶつける言葉を、確実にそして虎視眈々と作っていたのだろう。 しかし幸いな事に、まだべろんべろんすらをも通り越した状態であるがゆえに。口調はひどくゆっくりで、目に光こそ灯っているが、目線の安定は一切存在していなかった。 真横に自らの勢力の首魁である、豊聡耳神子がいることにすら気づいていないと言う時点で。べろんべろんの件も含めて、おかしくな...
  • 一輪/25スレ/645-648
    タグ一覧 一輪 布都 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 白蓮 阿求 「よし、よし。阿求、ここに座ろう……と言うか、どうかここに座ってくれ」 稗田阿求に力仕事を、色々な意味でさせるわけにはいかないとして、上白沢夫妻が率先して作り直した会談の席に、稗田○○は戦々恐々とした様子を、隠す事も出来ずにいたが。 何故ならもはや、会談の席自体が異様としか言いようがなかったからだ。 差し向かいなのは、まだ先ほどの会談の席と同じであったが。差し向っている距離と言うのがここでは問題になる。 長机の端と端に座ろうとしているのだ、一番距離が遠い、話し合うには明らかに不便な距離を稗田夫妻及び白蓮と一輪はとろうとしている。 そして長机の中央辺りに、普通の会談の席のように上白沢夫妻は差し向って座った。 上白沢の旦那は既に憔悴しきった顔をしていたが、これは力仕事が原因などでは絶対になかった、妻である...
  • 一輪/25スレ/744-747
    タグ一覧 一輪 布都 慧音 早苗 権力が遊ぶときシリーズ 白蓮 諏訪子 阿求 「おお!お主!!奇遇であるなぁ!!」 命蓮寺参道から聞こえた、沸き立った声からほどなくして。やはり物部布都が勢いよくやってきた。 その後ろには、○○から協力を依頼されている洩矢諏訪子だってもちろんのことで、布都の事を追いかけていた。 諏訪子は、何故かいる東風谷早苗の事を見て、唖然としたようで彼女らしくもない格好、口を開けたままで早苗に向かって指さしながら、何でここにいるんだ?と言う感情をぶつけたが。 遊郭に入り浸りながらたまに稗田家と密談をして、また遊郭に向かってほとんど洩矢神社にいない諏訪子の事は、まともに相手したくないようで、早苗はプイっと分かりやすく顔を背けて。あなたとはしばらく話をしたくありませんと、返答をしたような物である態度を取った。 布都は、追いかけてきた諏訪子の事な...
  • 一輪/25スレ/613-615
    ...にしたりまでした雲居一輪と比べれば、随分とまだ好きに動く事を許されていた。 それでも首魁である豊聡耳神子から、さすがに早く帰ってくるようにと言われたり。 それ以外ではこの程度の処分で済んでいる事に不満がある蘇我屠自子から横目で何度も見られたり、面白い事になったとしか思っていない霍青娥が度々話しかけてくる。 はっきり言ってその程度で済んでいた。だから物部布都は、稗田邸で上白沢慧音が大暴れした後も……そもそも暴れる理由を作ったのが雲居一輪の単独犯であるから余計に。 一線を踏み越えてしまっている物部布都は、ただの商売人でございますと言う風を、さすがに首魁である豊聡耳神子にはかしこまっていたが。 裏で動いていた蘇我屠自子にはかなりわざとらしい様子を、挑発も含んで見せていた。 霍青娥はそもそも、最初から外野であったくせに面白そうだと思うと、急に近づいてくるのがうっとうしかった。 ...
  • 一輪/25スレ/636-638
    タグ一覧 一輪 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 白蓮 阿求 「さてと!やぁ、聖さん!こんばんは」 聖白蓮が、雲居一輪と一緒に待ってくれている部屋に入った時。稗田○○は非常に明るい、そしてわざとらしい声を出しながら着席をした。 不幸な事に、寅丸星は境内でタバコを吸いだしたので。追いかけてきてくれているはずもなかった。 彼女の呆れと疲れと、その他もろもろの感情がにじんだ表情があれば。聖白蓮に対する説明の何割かを、それだけで担う事が出来たのだけれども。 そういった、事情の一端も知りえない、雲居一輪の監視に注力しなければならない聖白蓮にとっては、何も知らない状況に追い込まれている今の状況は上白沢の旦那には、それを可哀そうだと思える程度の余裕はある。 しかし稗田○○には、○○が稗田姓を名乗り続けるためにも、そのような余裕は持てない。 それぐらいは理解できてしまえた。 「捜査...
  • 一輪/7スレ/777
    ...べれるんだよ」 「一輪はお料理が上手ですからね」 皆と談笑している○○。 二ヶ月前に人里で倒れているのを偶然保護して以来、そのまま里に住みついた外来人。 私が密かに想いを寄せてる人でもある。 とは言うものの、自分以外にも彼を慕う者は多い。 彼は人間でも妖怪でも分け隔てなく接してしまうから。 私だけを見てほしい、けど焦ることもないかなと思っている。 彼に一番近いのは、恐らく私だから。 一番最初に仲良くなったのも、一番知っているのも私。 後は○○がどう思ってくれてるのか……、それだけが分からないのよね。 「さて、そろそろ帰るとするかな」 あっ、○○が帰っちゃう。まだあんまり話してないんだけど……。 「今日は泊っていかないのですか?」 「はい、少し仕事が残ってるので」 「では誰かに送らせましょう。そうですね……」 「えっ、そんな1人で大丈夫ですって」 ...
  • 一輪/25スレ/541-544
    ...って一番の問題は雲居一輪のやった事だ。 彼女が人質――ネズミだが――に取っているネズミたちの事、そしてその奪還作戦を天狗の力まで借りて行った事。 今日の今日で手紙まで命蓮寺に渡しているという事は、その事も書いてあると思うべきだ。 ナズーリンは仲間を殺されかけているし、物部布都の所属する神霊廟とは激突の危険性がはらんでしまったし。 そうならないために稗田家が、上白沢夫妻が、気位の高さが往々にして問題視される天狗の力まで借りている。 深刻に受け止めるなと言われる方が、最早どうかしている状態である。もっと早い段階で知りたかったとも思うけれども。 雲居一輪は巧妙に、ナズーリンの手下を人質にまで取っていたのでそれも叶わなかった。 真面目な人柄が有名な聖白蓮が、顔を見せないわけにはいかない。 「その……入りますよ?上白沢ご夫妻」 だが同時に、上白沢慧音が一線の向こう側だと...
  • 一輪/25スレ/370-374
    タグ一覧 ナズーリン 一輪 布都 権力が遊ぶときシリーズ 「その男の人、幸福にも雲居一輪さんの意中のお相手は、今どちらにおられますか?接触は無理でも、姿ぐらいは確認したい」 「今の時間なら、命蓮寺に行けば多分いる。正式な檀家や信者になったわけでは無いが。興味があるのか、度々来てくれて。ちょっとした手伝いもやってくれる」 「なら、善は急げだ。行きましょう!」 「その格好で、か?」 ナズーリンは思わず勘弁してくれと言う感情を出してしまった。 もしかしたら稗田○○は、稗田阿求から甘やかされすぎて。自分が有名人だということを失念しているのではないかとすら勘繰る。 歯に衣着せぬ言い方が許されるのであれば、お前が命蓮寺に来たら、変な騒ぎが出てきかねない。 いきなり、依頼した事を少しばかり後悔しはじめたが。一線の向こう側を探るには、同じように一線の向こう側である必要がある。 ...
  • 一輪/25スレ/565-568
    タグ一覧 一輪 布都 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 白蓮 神子 阿求 「言うに事欠いてそれか!?雲居一輪!!私に夫を蔑みやがって、お前はどれほどの存在だと思っているのだ!?」 上白沢慧音にとっての琴線、絶対に触れてはならない虎の尾、超えてはならない部分。それはやはり旦那に対するいわれもない悪口であった。 彼女自身は別に、意外と耐えれるのだ。自分が強い事を知っているから。 「良い!慧音は俺が止める!!」 幸い、上白沢慧音が振り上げた湯飲みは上白沢の旦那が飛び掛かった事により。宙こそ舞ったが、雲居一輪に激突することはなかった。 「○○!お前は稗田阿求の近くにいろ!!慧音は俺が外に連れ出す!!」 しかしながら雲居一輪は、明らかに上白沢の旦那に対してさげすむ様な表現を使った。 ぶつからなかった湯飲みは牽制でも意思表示でもない、ただの先制攻撃でしかないのは論ずるまでもない...
  • 一輪/25スレ/419-421
    タグ一覧 ナズーリン 一輪 屠自古 布都 権力が遊ぶときシリーズ 阿求 上白沢の旦那にとっては、喋る必要が無いとも言えるが。見方を変えればこれは、特等席で舞台を見ているような物であった。 あるいはこの感情自体が、現実逃避の最たるものなのではとも考えてしまえるが。 「一つ目の疑問」 蘇我屠自古とナズーリンが、事態の進捗を知るため。また、ナズーリンの場合はネズミを借りるための。 ネズミはナズーリンの個人的な配下だから、円満に使うためのいくらかのすり合わせ。だけで終わってくれと。 屠自古もナズーリンも期待と言うか望むと言うか、祈ってすらいたが。 「この状況で激突が起こっていないという事は、雲居一輪と物部布都の間には、何らかの協定があるはず。その協定の中身」 件の男、ナズーリンと蘇我屠自古が台風の目ではないかと疑い。調査を依頼したあの男が。 もはや台風の目ですら...
  • 一輪/25スレ/358-362
    タグ一覧 ナズーリン 一輪 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 阿求 「……ああ、何かきやがったな」 寺子屋の窓から何気なく外を見やった上白沢の旦那は、穏やかな外の様子にも関わらず、1人愚痴るような声を出してしまったが。 「どうした……ああ、あの人力車。稗田のだな」 妻である慧音も、疑問に思うような声は始めだけで。人力車がいきなり寺子屋に乗り付けてきたのを見れば。 そんな高級品をそんな使い方が出来るのは、ましてや上白沢慧音相手に。稗田阿求以外には思いつかない。 幻想郷の神様なら、洩矢諏訪子もそうだけれども。意外と目立つのが好きだから、往来を堂々と歩いてくる。 「誰も降りてこないな」 上白沢の旦那が渋い顔を浮かべたままでいると、慧音がまた声を出してくれた。 人力車からは確かに降りてくる気配は無い、引いてくれる人足夫が足早にこちらに向かうのみ。 懐に手を入れたか...
  • 一輪/25スレ/500-504
    ...。 だが今度は雲居一輪と物部布都の。両名がじかに顔を合わせての衝突の危険が出てくるのだけれども。 しかもこの二人は、はっきり言ってただの人間よりもずっと強いし。どちらとも中々に、血の気が多い生き物でもある。 もしかしたあら時間を稼げたというのは、錯覚かもしれないなと。 とつとつと考えているうちに、○○はより悲観的な方向に思考を傾けたが。 「それでも、あなた。場合によっては時間すら稼げない例だって、いくらだってあるんですから。 それに依頼人の、上役にばれたくないという希望に叶うように動いているのですから。 あなたはとてもよくやっています。制限付きの中で動いているのに!」 ○○が悲観的な分の反動とでも言うべきか ――だからと言って、○○が楽観的ならばそれに阿求は乗っかるが。 ○○のやっている事は、現状を鑑みれば実によくやっている。ともすれば、この状況で○○以上に...
  • 一輪/25スレ/710-714
    ...する。そして次は雲居一輪もふるのかい?」 二股扱いされている事も件の歩荷である彼からすれば、非常に手厳しくて辛い一言であるだけに。 物部布都をふったという事実、そして雲居一輪にも……○○が思った通り、やはり彼女の事もふるつもりだったようで、彼の所作がピンとした。 かなりわざとらしい姿勢の良さになった。これは敬うだとかそうではなくて、恐怖からのそれであった。 だがこの歩荷が恐怖を感じようが、どう思うが、そこは些末として○○は考えずにいる事にしてやった。 それはそれで事情を知らないでいる彼にとっては、非常に辛い時間が流れる事になるけれども……そこは耐えてもらうしかなかった。 それにどうせ、彼が雲居一輪もふってしまうという部分にも、そう悪い判断ではないという思いはあった。 彼には荷が重かったのだ。たとえ付き合っている相手が物部か雲居のどちらか一人であったとしても、似たような状...
  • 一輪/25スレ/426-429
    タグ一覧 ナズーリン 一輪 勇儀 布都 権力が遊ぶときシリーズ 諏訪子 「おや……?」 稗田○○が、自分が知る状況が断片的過ぎてまだ、理解が深まらずに寺子屋で上白沢の旦那を話し相手に、頭を悩ませている頃。 洩矢諏訪子も、彼女も彼女の立場に置いて。少しばかり変化を感じ取っていた。 「物部布都と星熊勇儀?珍しい顔ぶれだねぇ……」 珍しい顔ぶれと言うのは、往々にして何かが起こる前触れでもあるのだけれども。 ただそれが、殆どの場合は放っておいても大丈夫な物なのだ。けれど殆どという事は全部では無い。 だから不愉快とまでは行かないが、どうしても頭の端っこに置いて引っかかってしまう。 立場が立場だから、色々な事を覚えて置いて頭を悩ませなければならないのは、それが辛い所だとは。よくぼやく。 ……しかし。事実上、遊郭街のケツもちとなり遊郭街を守る方向に動いているので、そこに囚わ...
  • 一輪/25スレ/470-472
    ...ていますよ」 雲居一輪と物部布都が、一方的に言いつけた時間が近くになったのを、壁掛け時計で見やった早苗は。 せっかく射命丸が用意してくれたお茶とお茶菓子がまだ残っているのにと、恨み節にも近い雰囲気を出しながら奥に向かった。 射命丸は、一言声をかけようとしたが。これが終わったら美味しいものを食べに行く約束があるので。そこで何とかするしかなかった。 どちらにせよ、一線の向こう側が二人も射命丸の自宅兼作業場に乗り込む前に。他の事はやるべきではなかった。 少なくとも今の状況で何とかしようとするのは、早苗に迷惑というか、不義理であろう。 早苗が奥の部屋で待機しだすと、場が一気に寒々しいものに変わった。 これがしばらくすれば、修羅場一歩手前にまで発展してしまうのである。 何を考えているのかは知らないが、恋敵がわざわざ同じ場所に介することを計画している。 どちらも相手を嫌が...
  • 一輪/25スレ/453-455
    ...無論のこと犯人は雲居一輪と物部布都。 互いが互いを恋敵だと理解して、認めるには程遠い敵対関係だと言うのに。意中の男に利益があれば変なところで共闘。 しかも物部布都が最近、鬼と急接近を果たしていると言う新情報も与えられてしまい。 この会談にて射命丸を呼びつけた成果と言うのは、なるほど確かに存在していた。調査するならば、知らないままでいるよりも知っていた方が良い。 だが一気に与えられてしまえば、望んでいた未知の情報とは言え頭がくらくらとしてしまう。 ○○はさすがに意識を飛ばしこそはしなかったが、その代わりに眉間やおでこに深いしわを刻みながら、今すぐに対応を考える羽目となった。 上白沢の旦那は稗田阿求の方を確認してみたが……やはり確認しない方が良かったなと言う感覚に襲われた。 なんともまぁ、楽しそうな顔をしていたのであった。 さすがに夫である稗田○○が真横にいる手前、...
  • 一輪/25スレ/528-531
    ...ていった。 「雲居一輪と稗田家がつるんでいるのか!?またなんで、何の利益が!?」 ナズーリンは仲間が人質に取られているから仕方がないが、頭に一気に血が上ったようで大きな声を上げた。 だがそれが、稗田家の権力とこの場の不気味さを際立たせている。 ナズーリンの怒声に対しても、店員はおろか客『役』の者たちも、眉根を一切動かさずに。ただ正面だけを見据えて、コーヒーを。 全員が温かいコーヒーを飲んでいた。稗田家の奉公人は、信仰心の高い信者とほぼ同義であるから。 病弱な稗田阿求が、寒さや冷たさが体に毒であるから、その奉公人や協力者たちも、稗田阿求に合わせて夏場でも温かいお茶を飲むという。 そこまでの連中を、今この場では集めているのだ。 さすがにナズーリンも、自分がかなりの怒声を喚き散らした事に気づいて。そこに気づけば、今の状況が極めて異質なことには、容易く気づけてしまえる。 い...
  • up0097
    ...  彼女の名前は雲居一輪。命蓮寺に住む妖怪の一人である。  手には買い物籠が握られており、中には人里で買った食材が入っている。お使いに行っていたのだ。 「………………」  その一輪は今、命蓮寺の正門の前で立ち尽くしていた。  あとは扉を開けるだけだというのに、考え事でもしているのか、それとも別の理由があるのか、中々動こうとしない。  まるで帰ることが嫌であるかのようだった。  門を開こうと手を伸ばしては引っ込めてしまう。それを何度か繰り返した後、ついに何かを決心したかのように扉を掴み―――― 「おはよーございます。おはよーございますッ!!!」 「~~~ッッッ!!??」  突如響いた大声に、飛び上るほどに驚いた。 「ええ、おはようございます。……というか、もうすぐこんにちわですけどね」 「声が小さいですよ! ほら、もっと...
  • 一輪/25スレ/661-662
    ...だろうけれども、雲居一輪と同一視されたと思ったらしく、それいたく誇りを傷つけられたような反応を、物部布都は示したが。 早苗からの声がまぁまぁ聞こえているのは、ともかくとしても。やはりその動き方には、問題しか見えなかった。 一気に動いて、雲居一輪と似たような存在だと言ってきたことへの抗議を、布都流行りたかったのだろうけれども。泥酔状態でそんな、急激な動きをすれば。 「うぉえ……」 「まぁこんなのを○○さんが相手するのも可哀そうか」 早苗は明らかに嘲笑するが。また布都の喉奥から、怪しい声が聞こえてきたのならば、はっきり言って案の定だとしか言えないので、早苗からしてもクスリと笑う程度であった。 神奈子はまだ、早苗の服の袖を引っ張ったりして、早苗の精神衛生に悪いこんな場所からは早く立ち去ろうと、そう提案しているけれども。 早苗がここに、意地を張って居座る理由も実は神奈子としては...
  • up0174
    ...がり角を進むと、雲居一輪と村紗水蜜の二人の姿が目に入った。 村紗水蜜は雲居一輪に体を支えられている。随分と狼狽している様子だった、その狼狽に罪悪感があるとは思わない。 きっと、先ほどの大きな呟きも聞かれていただろう。 「お前達の植えた楔は断ち切った!もう鈍痛も無い、全部思い出せたんだ!!」 そちらの方が○○にとっては却って都合がよかった、あまり会話をしたくないから。 一輪は大層な渋面を見せて、村紗は声を押し殺して泣いていた。そして村紗は○○が声を張り上げると、一輪の胸にうずくまった。 「どれくらい思い出せたの?」 「追い掛け回されて、あったはずの蔵に隠れて・・・そこから気を失うまで全部だ」 「・・・そう。失った直後の事はまだなのね」 「ああそうだ、だけどもう鈍痛も無い。全て思い出すのは時間の問題だ」 「そう・・・鈍痛も無いの。やっぱり姐さんに言わずにかけ直せ...
  • 一輪/25スレ/509-513
    ...たとは言え。 雲居一輪と物部布都は、比喩抜きでの歩荷たちにとっての命綱であるはずの道具類への細工が施した。 その厄介な連中は、○○が、『稗田」○○が。手を回し、助け舟も出してやって雲居一輪と物部布都が好いている、件の男に嫉妬している。 あの厄介な連中を、遠ざけることには成功したが。それは状況が次の段階に進んだ、あるいは沈み込んだとも言える。 共通の敵が消えたという事は、戦友などとは間違っても考えるはずのない。雲居一輪は物部布都に対して面と向かって、成金仙人と罵り。 物部布都も、さすがにそれを言えば戦争になると理解しているが。腹の底では雲居一輪の事を、色情の権化とも言うような表現を使ってけなすのを。 ともすればそのけなす対象は、実に魅力的な聖白蓮の肉体にも向かっているというのは。 それに関しての聞くに堪えない表現や言葉の数々は、遊郭街に足しげく通っている諏訪子からの報告書...
  • 一輪/23スレ/115
    ... 一輪「とりあえず新商品は食べてみる」 一輪「牛や豚より鶏肉とか魚が好き、甘党」 一輪「食事は単品より複数品食べたいタイプ」 一輪「おいしいものはとっとくタイプ」 一輪「結婚には一応前向き、修行中の身なのが気になる」 一輪「………命蓮寺に気になる相手がいる疑惑」 一輪「アイドルグループ『ミサキセブン』だとこのこが好み……」 一輪「ふぅん、こういう子が好きなんだ…」 一輪「…このこに近いのって…そうねぇ…星かなぁ…」 一輪「…………」 一輪「…引き続き○○の調査お願いね」 ○○「最近雲山のおやっさんが私の好みについてやけに聞いてくるんですよ、あれ絶対私に気がありますって…私そういう趣味ないんで困りますよ…一輪さんからそれとなく、なんか、こう、諦めてくれるように言ってくれませんかね…」 一輪「工工エエェェ(´д`)ェェエ...
  • 白蓮/22スレ/283
    ...たの?」 聖「また一輪たちがお酒飲んでたの!!ひどくない!?」ジダンダジダンダ ○○「まぁまぁ、あんまり戒律戒律言って縛りつけるのも良くないよ」 聖「すぐそーやってあなたは一輪たちの味方をするぅ!!」プンプン いつからだろう、彼女の優しさが疎ましくなったのは 聖「…一輪は吐かなかったけど、お酒を持ってきたのはあなたよね?コップがひとつ余分だったしあなたも宴会に参加してたでしょう?」 ○○「セミが鳴かなくなりましたなぁ…」 聖「なんで目そらすの?ねぇねぇ?お肉も食べたでしょ」 ○○「カルパスはセーフ⊂(・∀・)⊃」 聖「…あれ、なんの肉なの?」 ○○「昔獣の肉を食べれない僧侶がうさぎを鳥の仲間だと言い張って食べてたそうな、これがうさぎを羽と数える由来ですな」 ○○「なんのお肉かわからない内はカルパスはセーフ!!」 聖「いいもんスマホで...
  • 一輪/25スレ/682-685
    ...ようとしつつも、雲居一輪の事は絶対に悪く言わないように苦心している様子も、同じぐらいに射命丸はかぎ取る事が出来た。 ここであまりにも物部布都の肩を持ちすぎてしまえば、増してや雲居一輪の事を下げるような物言いをしてしまえば。 物部は道教ゆえに神様、神道との相性は良くは無いけれども。神様からの擁護と言うのは神道の存在ではなくとも、増してや幻想郷では強力な後ろ盾だ。 そう言った、物部布都に対する明らかな味方とならないように、諏訪子は注意していた。 どうせこの一件が終わったら、諏訪子は物部布都から離れようとするだろうし。物部布都だって意中の相手にしか興味がない。 空虚な関係だなと、射命丸はそれを悲しく思った。幸いな事は両方とも相手の事をそんなに重要視していない程度か。 しかしそれはそれで余計に空虚だが。射命丸ごときがこの案件に首を突っ込む必要はない、黙って散らかった床を掃除する作...
  • 水蜜/25スレ/952-953
    タグ一覧 一輪 村紗 過激なヤンデレ 「海神のはしたない断片」 ※○○はショタ  奇跡の「幻想郷海開き」のお祭り騒ぎの翌日。昨日賑わった屋台が一日で見違えるほど廃墟めいて並んでるサッパリ晴れた磯。まだ幼い○○と一緒に昨日余ったトウモロコシ食べてる村紗。すぐに忘れそうな世間話をしばらく続けたところで、会話の間に沈黙が通る。  村紗は鼻下に間近のトウモロコシをちらとみる。粒が小さくてかわいい、そして食べると異様なほどボロボロになっていくトウモロコシ。まるで水死。膨らんでぎっちりした後、弾けてボロボロに。しかし村紗がトウモロコシにかこつけて思いかけているのは、本当は隣のたまらない○○のことである。  会話の間の沈黙がもっとおそろしい静寂でなければならない筈が、この時二人の耳には、言葉をやると壊れる恐怖など無いで、むしろ同じ海鳴りを聞いて全てに納得したような確信...
  • 一輪/25スレ/699-702
    ...向こう側である、雲居一輪と物部布都から同時に好かれてしまったあの男がここに来てしまったのだ。 まだ物部布都は来ていない。と言う事はかち合うのはもはや必定であり……それに○○の予測では件の歩荷は、物部布都だけではなく雲居一輪もふってしまう事で、以前の生活を取り戻そうとしていると判断していたし。 上白沢の旦那も、その○○の判断には異論の余地は無いと考えている。彼がどこまで知っているかはわからないが、激突の中心に立ちたくないのは誰だってすぐに考え付く。 ならば命蓮寺の次席に座っている寅丸星であるならば、まずい事が起こりかけているのには、件の歩荷の姿を見た瞬間から気づけるだろう。 だからひとまずは長椅子に座らせて待つように言ったが……星からすればこのまま門前払いしたいぐらいの気持ちだろう。 寅丸星がまっすぐと、稗田及び上白沢の夫妻の方向に近づいてくる際も。さっきまでタバコをすってい...
  • up0145
    ...ぽい事になる!」 一輪のなだめの返しには。里への不信感が。 「やるにしても、それは最終手段だ。まずは聖から○○に思いを伝えさせよう」 「もう遅いの!これが駄目だったらあれ、あれも駄目だったらそれをって言う時間はないって分かってるでしょ!?」 そしてナズーリンの代案にも譲らず、議論とは程遠い村紗の主張が飛ぶだけの独演会状態だった。 二人の意見にも語気を緩めない為その様相は益々濃いものとなっていた。 「ナズーリンの言うとおりです・・・聖に少しだけ時間を与えましょう」 そんな熱された場は、星の登場で一旦冷まされた。 「時間って?」 それでも村紗の勢いはまだまだ強いままだった。 「明日○○が来ます、その時聖は○○に思いを伝えます」 「二人きりにしてあげましょう。我々はどう考えても外野です、盗み聞きも許しません」 村紗の語気と勢いに負けぬよう、星は言いよどむ...
  • 一輪/25スレ/623-628
    ...一番の懸案である雲居一輪の見張りとして、本当に付きっ切りのようであったらしく、ここにはいなかった。 稗田と上白沢の両夫妻とも、段々と苛立ちを膨らませている寅丸星の方は特段気にはかけず。 慧音は半笑いの苦笑を漏らすのみ、上白沢の旦那は中々こちらを向いてくれない○○を相手に、根競べを始めた。 稗田阿求は、慧音に対してやった時ほどではないがニヨニヨした笑みを浮かべているが……まばたきの回数が多いのが気になった。 まさか寅丸星の肉体にも嫉妬していると言うのだろうか?確かに彼女は長身で、槍をもっているだけあり引き締まった体だ。 やや引き締まりすぎと思う節もあるけれども……確かに稗田阿求の病弱な体と比べれば、だれの体を比べても自分よりは光っていると思ってしまうだろう。 それでも寅丸星は色気を前に出すような性格ではないと、少し考えればわかるはずだろうと言う、呆れや腹立ちが上白沢の...
  • 水蜜/14スレ/801
    ...悲を乞うが彼女 雲居一輪は無慈悲に腰を打ち付ける ~ あなたが・・・あなたが村紗を! ~ 彼女が命蓮寺の仲間である船幽霊の村紗水蜜の異常に気付いたのは半年前だ 村紗が朝の勤行に出てこなかったのだ 一輪が村紗を探し、そして知ってしまった 水のように透き通る身体 村紗は「消えかかっていた」 通常妖怪には未練など生への執着が余りにも強い者がなるものも多い 「まさか・・・!」 彼女が恋を知ったこと それが彼女の未練 もちろん白蓮にも相談した だが白蓮は彼女を救う手段はないと話した 未練を持って永遠に孤独に生きるのが幸せなのか、それとも恋を知り成仏することが正しいのか 答えは決まっている でも・・・ 小屋を巨大な錨が破壊する 彼女が来たんだ 「一...
  • up0176
    ...的な仕事を出来る者が一輪と村紗の二人だけになってしまった。 しかし村紗は今回の一件で、感情の触れ幅がかなり不安定になってしまっている。 一人で行かせれば、爆発した時に止めれる者がいないし。一輪が付き添っても、結局は怒りをためてしまう。 ならば、一輪がその仕事を一手に引き受けるしか無かった。 しかし、一輪の方も里と無理に付き合いたくは無かった。少なくとも、しばらくは顔も見たくないと言うのが本音であった。 「何か用があったらこちらから連絡を入れるわ、しばらくは誰も来ないで」 そう言って門番にナズーリン、村紗、一輪の三人で作った手紙を叩き付けるのが、一輪の行った、唯一の対外的な仕事となった。 手紙の中身は要約すれば。“次に○○が人前に現れた時、昔から命蓮寺にいたように接しろ“だった。 細かい”設定”と必要な動きはその時に逐一指示すれば良い。随分場当たり的な対応だった...
  • 一輪/25スレ/535-540
    ... 「ああ、無い。雲居一輪がいよいよおかしくなって、私の配下を捕まえだした時に、まずいとはすぐに思えたから。他で指示を受けているネズミを可能な限り捕まえ、助けに行ったのだが。稗田○○が捕まえた三匹を除いた、あの10匹だけは、間に合わなかった」 ナズーリンがやや早口に、やはり心配なのだろう、その事を説明してくれた時でも、○○は……『稗田』○○は今後の事をよく考えていてくれていた。 「現状、このままいけば雲居一輪の失策によって、物部布都が有利になりかねない。でもやっぱりまずは……」 色々考えながらも、優先順位を決めたとき。○○は大きなため息をついた……この時の○○には、『稗田』の冠はついていない。 上白沢の旦那は、無意識のうちに、今の○○には稗田の冠がついているかどうか、それを考えてしまう自分に若干の嫌気がさしたが。 仕方がないのかなという考えも出てくる。『稗田』○○は稗田...
  • 一輪/25スレ/490-495
    ...実行は、おそらく雲居一輪だ。ロープをネズミにかじらせるのは、ナズーリンと近い彼女がやったとみるべきだ。 となれば……物部布都は次にどう動くかな。雲居一輪の一手が思いの他、パッとしないことに。 あるいは自分にお鉢が回ってきたと思うか、それとも雲居一輪の手際が悪かったことを、本人の前でなじってくるか。 ……ど知らか一つだけ遠い宇野は考えにくい。たった一つの原因だけで事が進んでいるのならば、実に簡単で良いのだが。 両方を内包しながら。そして今はまだ○○でも思いついていない第三の感情も、あると見るべきだ。 「身内の手が血でまみれるのを、ナズーリンさんも蘇我屠自子さんも望んではいないだろう」 そう言って神妙な顔をする○○の手は、血で汚れているのだけれども。 けれどもあの時、自分の財布の中身を横領していた連中を。○○自身の手で処断していなかったら……もっと酷くなっていた。 とても...
  • 星蓮船/21スレ/320 322
    ...の距離にある井戸で、一輪は彼女にしては珍しくシニカルな笑みを浮かべた。 「まあ、雲山はまえから結構気に入ってたみたいだけどね」 あたしも年相応に老けたのかな、とぼやく彼女はどうみても年頃の少女でしかない。 肌艶も若々しく、妙齢の御婦人が聞いたならば一笑にふされるか、さもなくば手が出るだろう。 しかし、彼女とて悩みと無縁という訳ではない。 であるなら、時には皮肉や愚痴のひとつも溢したくなるのだろう。 「いいですよねぇ、響子ちゃん。秘密ですけど、毘沙門天さまもちょっとおきにかけてるんですよ」 ……まあ、そういったものが効かない相手だと知っててぼやいた訳なのだが。 その悩みのたねは至極あっけらかんとして相槌を打ってきた。 寅丸星である。 一輪はなんだか馬鹿らしくなってしまった。 寅丸と○○の関係、そしてかつての○○の想い人である白蓮。 想い人、とはいえなんら実を結ぶことな終焉を終え...
  • 一輪/25スレ/396-398
    ...。 その時はまだ、一輪も件の男の事は。出入りする業者や手伝ってくれる人の1人程度の認識でしかなかったが…… なるほど、今思えばわかった事がある。特にどこかの信者と言う訳でもないのに、聖やうちのご主人、寅丸星の話を真面目に聞いている理由が分かった。 歩荷なら、恐らく山にも頻繁に足を踏み入れているはずだからな。山に携わる人間は、基本的に信仰心が強い割合が高い。 ……それで、屋台村のような物が出来上がった後も。屋台が安全に立ち続けるように、保守点検や整備は必要だし。 命蓮寺だって、毎日いろいろと必要な物は出てくる。件の男は命蓮寺の事を気に入ったのか、その後もたびたび仕事に来てくれるようになったが…… ここで終わってくれれば良かったのだがな。段々と一輪の動きが、彼女らしくない落ちついたものに。 無理に変わろうとしていたし。その上、相場以上の金を件の男に渡していたから、今回依頼す...
  • 一輪/25スレ/396-401
    ...。 その時はまだ、一輪も件の男の事は。出入りする業者や手伝ってくれる人の1人程度の認識でしかなかったが…… なるほど、今思えばわかった事がある。特にどこかの信者と言う訳でもないのに、聖やうちのご主人、寅丸星の話を真面目に聞いている理由が分かった。 歩荷なら、恐らく山にも頻繁に足を踏み入れているはずだからな。山に携わる人間は、基本的に信仰心が強い割合が高い。 ……それで、屋台村のような物が出来上がった後も。屋台が安全に立ち続けるように、保守点検や整備は必要だし。 命蓮寺だって、毎日いろいろと必要な物は出てくる。件の男は命蓮寺の事を気に入ったのか、その後もたびたび仕事に来てくれるようになったが…… ここで終わってくれれば良かったのだがな。段々と一輪の動きが、彼女らしくない落ちついたものに。 無理に変わろうとしていたし。その上、相場以上の金を件の男に渡していたから、今回依頼す...
  • 星蓮船/25スレ/315
    タグ一覧 ナズーリン 一輪 水蜜 水蜜「〇〇~?出てきなよ~?どこにいるの~?今なら許してあげるからさ~! …早く出てこないと…私…何するかわからないよ…?」 一輪「早く出てきなって…どっちにしろ逃げたのには変わりないんだから…罪が重くなるだけだぞ…早く…あ、いたいた、全く、こんな所にいたのか」 水蜜「よかった…〇〇…会いたかったよ…よしよし、いい子だから、皆で一緒に幸せに暮らそう?な?」 ひっ…だっ、誰か…!(ドンっ うわっ…な、ナズっ! ナズ「おやおや、どうしたんだい?」 助けてくれっ!突然みんなが変になって…っ ナズ「それは困ったねぇ、もう大丈夫、私が君を助けてあげるからね」 ナズ「おいおい、〇〇をこんなに怯えさせては可哀想じゃないか、一体全体これはどうしたんだい?」 水蜜「〇〇が逃げるんだよ、早く捕まえなきゃ」 一輪「放っておくとすぐいなくなるん...
  • 秘封倶楽部/7スレ/740
    病み一輪が全然書けないので、俺も 737の派生系を考えてみた。 738が言うように幻想入りって事で1つ。 「そう、それは大変だったのね……」 「そうとも、行く先々で必ず会うんだぜ? 怖いったらなかったよ、ありゃ」 ここ、幻想郷に迷いこんで早一週間が過ぎた。 偶然結界が緩んでいた所に踏み込んだおかげで、俺もめでたく幻想入りと言う訳だ。 外の世界より若干不便だが、何、住めば都ってやつかな。 今では悪くないと思っている。 何より、ここには別嬪さんが一杯居るしな! 今も巫女とスキマ妖怪と談話中さ。 ……雰囲気や容姿が似てるのは気のせいだと思いたいが。 「でも大丈夫よ、○○」 「私達が、ずーっと守ってあげるからね」 あれ、何だろうこの既視感……。
  • 一輪/25スレ/585-587
    一輪/25スレ/585-587 タグ一覧 慧音 権力が遊ぶときシリーズ 阿求 稗田がもはや私利私欲で動く事に、何の罪悪感もないどころか。許されるとすら考えているかもしれないし、そしてそれは概ね当たっているだろう。 自分たち上白沢夫妻の城である寺子屋ですら、と慧音が言ったのならば。○○自体に悪意等は存在しなくとも、愛が暴走している稗田阿求が、恐ろしい程に問題のある存在となる。 ○○にはやや申し訳なさが先立ってしまうし、彼がいくら稗田阿求にはうんざりするほどに甘いとはいえ。 何かを覗き見たりするようなコソ泥のマネはしないと信じている。しかし彼は寺子屋に入れない方が何事かを心配せずに済む。 稗田阿求が○○の周りに、何を用意しているか分からない。少なくとも寺子屋からは遠ざけたい。 そう思った上白沢の旦那は、急いで庭に出ていき○○を出迎える事にした。 「ああ……久...
  • 一輪/25スレ/387-390
    ...しくなってきた。雲居一輪だけならば、まだ、稗田邸に匿ってもらってだんまりを決め込んでも良かったろう。 第一、依頼人がナズーリンだから。そうは言っても命蓮寺の関係者が依頼者と言うのは、何かあった場合の心強さが違う。 しかし、物部布都まで舞台に躍り出たのであれば。事情が全く違ってきてしまう。 ○○程周辺の事情を調べているわけでは無いが、命蓮寺と物部布都の所属する神霊廟が、あま仲が良くない事ぐらいは知っている。 ややもすればこの依頼、二つの勢力の正面衝突にまで発展しかねない。しかも原因が男の取り合い、天狗のブンヤが沸き立ちそうな話題だ。 「一旦稗田邸に戻るか?」 「いや……」 上白沢の旦那が、少し立て直しを図るために稗田邸へ戻る事を提案したが。○○はこんな状況でも何か、考えをめぐらせれるようだ。 「広場へ行く」 「広場?」 上白沢の旦那が『何のために』と言う部分を...
  • yndr/src/up0264
    ...、大目にみてムスカリ一輪。知らないあなたにフジ一輪…… …………。 それと今日、あなたの答えもわかってきて……ストックは黄色一輪。 加えて、しなびたクチナシも一輪ね…… ……………………。 ねえ、あなたに、私の中ではこんなにも大きくなったあなたに。 私がマツムシソウを送ったらあなたは、私をわがままだと思うかしら?重たい女に思うかしら? …………………………。 ……今、貴方の顔は今までのそれよりも清々しいのね、こんな時に、こんな状況で見せるなんてシクラメンが咲いてしまう ねえ、紫陽花の様ないとし人、最後の花は、どちらか決めて 私は貴方に向ける情熱を、決して彼岸花にしたくない、決して。 ……。 私は貴方にホトトギスを捧げます、良くも悪くもホオズキはもうたくさん ……ミヤコワスレと、ホトトギス、どちらか一輪、手に持っ...
  • up0130
    ...大丈夫よ、朝ご飯なら一輪が用意してくれてるわ」 「お昼と晩御飯も一輪だけじゃなくて私や星に村紗、ナズーリンが手伝うから。○○は今日一日安静にしてればいいのよ」 聖は立ち上がろうとする○○を抱きしめながらその旨を伝えた。 朝食は一輪が気を利かしてお粥にしてくれた。それだけじゃなく漬物も一切れを更に二つか三つに切り分けてもくれていた。 皆お粥を食べている事に申し訳なく思った、普段命蓮寺での朝食はお粥ではなかったから。 自分の分の漬物も食べやすく切り分けてもくれているし、その優しさが身にしみる。 聖だけではなく、星、村紗、一輪、ナズーリンまでもが優しく接してくれた。 「今日一日といわず二三日寝て過ごしたらどうだ?」ナズーリンは特に優しかった。 ただ「だからと言って聖・・・○○は病み上がりなんだから」小言は無かったが、無言で分かっているよな?と言う視線を聖に送っ...
  • up0161
    ...。 贈り物自体は、一輪から命蓮寺宛に貰っていた。だからこそ、帰還への後腐れを絶つ。という里側の思い違いに星はすぐに気づく事ができた。 ○○もふら付いている、こっちと向こうで。それが分かるから、相変わらず静観の構えを解けなかった。 だが、その二人のことを思いやるがために行っていた静観が。時間を与えると言う行為が。 結果的に、二人にとって。最悪と言う言葉ですら生ぬるい方向へ話が動きつつある。 ふと、悪魔が星にささやいた。 このまま里の連中を暴走させて。聖を始めとした命蓮寺に対する○○の好感度を上げればどうか? 連中の謀には我々の方は知らぬぞんぜぬを押し通せばいい。 きっと里のほうも我々に目をつけられたくなく、上手く合わせてくれるだろう。 今ここで、里側に反旗を翻した所で何になる? どうせ聖が封印された時と同じ結果になるのは目に見えている。 事前に台本を...
  • 星蓮船/25スレ/336-337
    タグ一覧 ぬえ ナズーリン マミゾウ 一輪 星 水蜜 白蓮 響子 ナズ「○○、ちょっと物探しに付き合ってくれないかな?」 ○○「えー?どうしよっかなー」 ナズ「なに、タダ働きとは言わないさ。用が済んだら甘味処に寄ろう。私が手ずから食べさせてあげてもいい」 ○○「犬とお呼びください」 ナズ「ははは、君は本当に節操がないね。ま、悪い気はしないけどさ……さて、それじゃあ行こうか」 ○○「おうよ」 一輪「○○ってこうやって私が隠れてお酒飲んでるの、姐さんに言わないでいてくれてるわよね。なんで?」 ○○「酒入った一輪が色っぽいから、それを見られなくなるのが嫌だなって」 一輪「筋金入りの助平ねえ」 ○○「ふふん」 一輪「褒めてないわよ?まあでも、それなら口止め料くらいはあげてもいいかしら。はい」チラッ ○○「鎖骨っ……神はここにいたっ……」 ○○「マミ...
  • メニュー
    ... 一輪 水蜜 星 白蓮 ぬえ 星蓮船 ▼ 神霊廟 響子 芳香 青娥 屠自古 布都 神子 マミゾウ ...
  • @wiki全体から「一輪」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索