2006年3月に完成した、ニダーRPG史上屈指の異色作。 「ジョジョの奇妙な冒険」のオマージュ作品と思われるが、内容は非常に混沌としたものである。 キャラクタの台詞は常に弾け飛んでおり、推察なしにゲームで何が起こっているかを理解するのは困難。またキャラセット、敵グラフィック、BGM等も絵の具箱をぶちまけたように雑然としていて、47氏作品等に慣れてからプレイすると混乱することになる。 加えて本作最大の特徴といってよいのが多彩な「音ネタ」で、ゲームでは戦闘中、移動中を問わずどこかで聞いたような台詞や甲高い打撃音が雨あられのように降り注ぎプレイヤーの感覚神経を激しく突く。 これらが組み合わさって動く世界は、前衛的といっても過言でないほど強烈な異彩を放っており、他ニダーRPGでは恐らく絶対に味わえない感覚を体験できる。 普通のRPGに飽きたあなたに。
