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*文族事始め・ぱあと4:『幻をぶっとばせ!』
初めてやることや、不慣れなことって、知らないことばかりだからすごく怖いですよね。で、実際にやってみると、案外怖くない、なんてことも結構あったりします。
文章を書く場合、怖いことって、難しそうだっていう印象が一番だと思いますが、
やっぱり大抵幻です。
て、テーマって何!?とか、ぷ、プロットだとお!?とか、設定、設定ってなんだ、どうやって書けばいいんですか、とかいう風に、未知の用語と、それに対して自分で作り上げたイメージと格闘すると、小説の場合、酷い目にあいます。
失敗した時、目に見えるものを作っているならまだわかりやすいのですが、小説の場合、本当に作り上げるものは文章そのものではなく、それによって何を感じさせようとしていたかという、浮かび上がるイメージ、印象、感想、そういったものの方が本体だからです。
テーマとはかくあるべきで、プロットとはこう作り、設定はこれを決めなければいかん!
なんてことは、一切ありません。
もしそういうものが見えたとしたら、それは幻です。
テーマは、要するに書きたいもののことです。おっと、「この物語はこういう壮大な物語だ!」とか、「この物語はこんな萌え萌えした物語ですよー」とか、そういうことじゃないですよ。それは大枠というのです。テーマではありません。
はっきり言って、最初から揺るぎないテーマが見えていたら、その人はほっといても小説を書きます。わざわざ何か教えるまでもありません。間違いなく勝手にすごいものを書いてくれるでしょう。
あなたの書きたいものはなんですか?
このキャラクターが描きたい、このキャラクターの、こういうシーンを描きたい、いや、こういう表情、こういう台詞、そんな滅茶苦茶断片的なもので構いません。むしろそれこそが本体です。こういう展開が書きたいけどそのためにどう話を持っていったらいいか全然まったくさっぱりわからん!それでいいのです。
ぶっちゃけ、それを無理なく1つのお話にまとめるだけで、いつの間にかテーマっぽいものは出現してます。
プロットってつまり、それらを無理なく1つのお話にまとめるための、読者のためのタイムテーブルみたいなものです。本当に起こる出来事を、1つ残さず完璧に作者が把握し順番に漏らさず書き記さなければいけないなんてことはまったくありません。案外そこらへんはかなり適当でもなんとかなります。出てきた矛盾のつじつまあわせをしようとするうちに、なるほどこれはこういうことだったのか、と、自分でも驚くようなくらいうまく話がつながることがあります。というか、しょっちゅうです。
もちろん、それらを完璧に最初からイメージし、緻密に組み立てる人もいるでしょう。けれど、あなたが書きたいものを書くために、はたしてそれをする必要はあるでしょうか?考えてみてください。
ある!というのなら、頑張ってください。でも、案外ない人は多いはずです。よーし小説書いちゃうぞーと気負って、まずは形から入ろう、テーマ、プロット、設定、かっちり決めてやってやるぜ!なんて気持ちで挑戦すると、書きたいものには関係のないものに振り回されて、なんだかよくわからんごった煮を作る羽目になってしまいます。
設定ってつまり覚え書きです。その寄せ集めが、いつの間にか1つの立派な塊になることもあるし、書きたいものによっては設定ってなんですか?というくらいそんなものどうでもよくてほとんど集まらないこともあります。
書いているうちに、つい調子に乗って最初考えてもいなかったような設定を書き込んでしまったら、それも覚え書きにまとめておいて、せいぜい後はなるべく破綻のないよう死ぬ気で努力するぐらいで構いません。
あなたの書きたいものは何ですか?
破綻のない世界?違うはずです。
小説は、読んだ人の心を旅に誘うためのものです。そのための妨げにさえならなければ、破綻なんていくらでもあって構いません。「お前、死んだはずじゃあ!」「フッ…地獄の底から甦ってきたぜ」という無茶な展開が、ベタでも廃れないのは、それが燃える展開を加速させるのにぴったりの素材だからで、まあ、この場合は使われすぎて新鮮味がなかったりしちゃいますが、いかに破綻なく納得させるかの工夫の部分でそれは大分取り戻せたりするように、案外破綻は小説を書く上で問題になりません。
ただ、あまりに破綻が多いと長い場合はお話そのものが成り立たなくなることもあるので、やっぱり破綻はなるべく減らしておいた方が嬉しいよねということで、死ぬ気で破綻を減らすべく努力するわけです。単発ならそれこそまったく気にしなくて構いません。
小説とは、いつだって心にもっとも染みる配列、心にもっとも響く文章が正解であって、時系列順である必要も、また、すべてをその場で描ききる必要も、設定を決めきっておく必要もありません。
まずはのびのびやってみてください。
それが一番楽しい書き方です。楽しくないと、続きませんし、やってる意味もないですから。
*→[[ぱあとふぁいなる:『』>文族事始め・ぱあとふぁいなる:『』]]へ、行ってみる?
*文族事始め・ぱあと4:『幻をぶっとばせ!』
初めてやることや、不慣れなことって、知らないことばかりだからすごく怖いですよね。で、実際にやってみると、案外怖くない、なんてことも結構あったりします。
文章を書く場合、怖いことって、難しそうだっていう印象が一番だと思いますが、
やっぱり大抵幻です。
て、テーマって何!?とか、ぷ、プロットだとお!?とか、設定、設定ってなんだ、どうやって書けばいいんですか、とかいう風に、未知の用語と、それに対して自分で作り上げたイメージと格闘すると、小説の場合、酷い目にあいます。
失敗した時、目に見えるものを作っているならまだわかりやすいのですが、小説の場合、本当に作り上げるものは文章そのものではなく、それによって何を感じさせようとしていたかという、浮かび上がるイメージ、印象、感想、そういったものの方が本体だからです。
テーマとはかくあるべきで、プロットとはこう作り、設定はこれを決めなければいかん!
なんてことは、一切ありません。
もしそういうものが見えたとしたら、それは幻です。
テーマは、要するに書きたいもののことです。おっと、「この物語はこういう壮大な物語だ!」とか、「この物語はこんな萌え萌えした物語ですよー」とか、そういうことじゃないですよ。それは大枠というのです。テーマではありません。
はっきり言って、最初から揺るぎないテーマが見えていたら、その人はほっといても小説を書きます。わざわざ何か教えるまでもありません。間違いなく勝手にすごいものを書いてくれるでしょう。
あなたの書きたいものはなんですか?
このキャラクターが描きたい、このキャラクターの、こういうシーンを描きたい、いや、こういう表情、こういう台詞、そんな滅茶苦茶断片的なもので構いません。むしろそれこそが本体です。こういう展開が書きたいけどそのためにどう話を持っていったらいいか全然まったくさっぱりわからん!それでいいのです。
ぶっちゃけ、それを無理なく1つのお話にまとめるだけで、いつの間にかテーマっぽいものは出現してます。
プロットってつまり、それらを無理なく1つのお話にまとめるための、読者のためのタイムテーブルみたいなものです。本当に起こる出来事を、1つ残さず完璧に作者が把握し順番に漏らさず書き記さなければいけないなんてことはまったくありません。案外そこらへんはかなり適当でもなんとかなります。出てきた矛盾のつじつまあわせをしようとするうちに、なるほどこれはこういうことだったのか、と、自分でも驚くようなくらいうまく話がつながることがあります。というか、しょっちゅうです。
もちろん、それらを完璧に最初からイメージし、緻密に組み立てる人もいるでしょう。けれど、あなたが書きたいものを書くために、はたしてそれをする必要はあるでしょうか?考えてみてください。
ある!というのなら、頑張ってください。でも、案外ない人は多いはずです。よーし小説書いちゃうぞーと気負って、まずは形から入ろう、テーマ、プロット、設定、かっちり決めてやってやるぜ!なんて気持ちで挑戦すると、書きたいものには関係のないものに振り回されて、なんだかよくわからんごった煮を作る羽目になってしまいます。
設定ってつまり覚え書きです。その寄せ集めが、いつの間にか1つの立派な塊になることもあるし、書きたいものによっては設定ってなんですか?というくらいそんなものどうでもよくてほとんど集まらないこともあります。
書いているうちに、つい調子に乗って最初考えてもいなかったような設定を書き込んでしまったら、それも覚え書きにまとめておいて、せいぜい後はなるべく破綻のないよう死ぬ気で努力するぐらいで構いません。
あなたの書きたいものは何ですか?
破綻のない世界?違うはずです。
小説は、読んだ人の心を旅に誘うためのものです。そのための妨げにさえならなければ、破綻なんていくらでもあって構いません。「お前、死んだはずじゃあ!」「フッ…地獄の底から甦ってきたぜ」という無茶な展開が、ベタでも廃れないのは、それが燃える展開を加速させるのにぴったりの素材だからで、まあ、この場合は使われすぎて新鮮味がなかったりしちゃいますが、いかに破綻なく納得させるかの工夫の部分でそれは大分取り戻せたりするように、案外破綻は小説を書く上で問題になりません。
ただ、あまりに破綻が多いと長い場合はお話そのものが成り立たなくなることもあるので、やっぱり破綻はなるべく減らしておいた方が嬉しいよねということで、死ぬ気で破綻を減らすべく努力するわけです。単発ならそれこそまったく気にしなくて構いません。
小説とは、いつだって心にもっとも染みる配列、心にもっとも響く文章が正解であって、時系列順である必要も、また、すべてをその場で描ききる必要も、設定を決めきっておく必要もありません。
まずはのびのびやってみてください。
それが一番楽しい書き方です。楽しくないと、続きませんし、やってる意味もないですから。
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