「EV90 探索」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

EV90 探索 - (2007/06/18 (月) 20:56:06) の編集履歴(バックアップ)


【作戦】

 

○基本方針
・夜目が効き、暗闇でも視界を確保できるハッカー隊が先行し、その少し後を感覚が高めの舞踏子隊が追従して、見落としのない丁寧な探索を行う。

○ペアワーク
・ハッカー&舞踏子で2人1組のペアを組む
○分担
・舞踏子が探索、ハッカーがマッピングを行う
・パイロット+整備士+舞踏子は体格が全員小柄なので探索に小回りがきく
・暗がりでも視界を確保できる猫妖精+サイボーグ+ハッカーが先行することで、低い明度の明かりでも正確なマッピング作業を行う
・ハッカーによってよくある地形パターンを予め収集しておき、それに基づく現地での舞踏子の未来予測を立てつつ進む
・両隊ともオペレート行為が可能である利点を生かし、連絡を取り合うことで互いの状態や情報について常に把握、指示を出し合う
○行動詳細
・ハンドシグナルの採用によって連携を迅速かつ静かに密にする
・マッピングした情報は常に共有する
・マッピングは上から見た形だけでなく、3次元的な情報や簡単なスケッチなども必要に応じてメモしておく
・RPG的な定番知識でありそうなところに目星をつける(マッピングデータを参考に構造からリズムと裏を読む)
・岩壁や地面に耳を当て、音がしないか、あるいは叩いてみて音に変化がないかも注意する
○装備
・視界の確保のために各自が灯りを手に持ち作業時には互いの足元・手元・視線の先を照らしあう

 

【SS・イラスト(連動) ~レッツ・ハッカーズ!~】

 

マッピングデータを参照しながら遺跡を行く、3人のハッカーたち。

「洞窟探検・・・小説のネタになるな」

(絵:蝶子)

文族一筋の城華一郎(じょう かいちろう)。この男、ネタになりさえすればとにかく何でもよく、レンジャー連邦でしょっちゅう奇異なところをふらふらしているため、妙にこんな場所にいるのも似合っていた。

「ねこようせいなんでくらがりもバッチリです!!」

(絵:蝶子)

こちらは同じく文族の冴木悠(さえき ゆう)。入国時、数少ないサイボーグ歩兵をまっさきに選んだ硬骨の士である。今は通称めかにゃんこのアイドレスをまとっているため、ちょっと力をもてあまし気味だ。

「マッピングって、いかにも探検、って感じですよね!」

(絵:蝶子)

そしてつい最近に入国し、先の大戦でもハッカー部隊として活躍した、遊佐 呉(ゆさ くれ)。同じ名字の国民が他国にいるため国内では、呉さん、呉さんとみんなから早くも親しまれている。

「うーん、頭脳労働は得意だけどフィールドワークというのははじめてだねえ」

のんきなことをいう華一郎。

「あ、私もですー」

呉も同意。

「元はサイボーグ歩兵だったんで、行軍だけなら得意ですよ!」

冴木はやたらに元気である。

「あ、ところで道はこっちでいいのかい?」
「壁の具合は、と…」
「こっちに何かありそうですよ」

(絵:サク)

 


藩国よりマジックアイテム探索の任を仰せつかって、その当の藩王と一緒に遠く山形から東京のFEGまでやってきた彼らは、舞踏子にこそ劣るものの、ナショナルネットワーカーならではの鋭い感覚と、そして舞踏子にはないたっぷりの知識とでそれを補うことが出来ている。

ちくちくと、「ダンジョントラップ100選」だの「宝物はここだ! ~冒険者、その華麗なる経済状況~」だの、「隠し扉の向こう側」だの、あれこれ参考になるデータを手元で展開しながら進めるのは、彼らならではの技である。敵が機械ではなくとも、相手が情報であるならば、それは既に我が領域、とは誰が言ったセリフだったか。着々と目星をつけながら、三人は共有しあうマップデータを次々に更新させていく。

彼らにとり現実は現実のありのままではない。それは頭の中に入った瞬間から解析し解体し運用すべきデータの欠片、塊として認識されるのだ。

きらーん、と猫妖精の猫目を暗がりに輝かせながら、いよいよ彼らはこの冒険の核心へと迫ろうとしていた…。


(文責:城 華一郎)

 

【RP】