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ＥＶ９０ 偵察 - (2007/06/18 (月) 01:02:37) のソース
<p><font color="#666666"><strong>【作戦】</strong></font></p>
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<p><font color="#FF0000">○基本方針<br>
・夜目が効き、暗闇でも視界を確保できるハッカー隊が先行し、その少し後を感覚が高めの舞踏子隊が追従して、見落としのない丁寧な偵察を行う。<br>
・敵性存在はなるべく回避して進む。<br>
・偶発的に敵性存在に遭遇した場合は、無理をしないで勝てそうになければ迷わず逃げる。（スローガン：いのちは だいじな たからもの！）<br>
・舞台であるＦＥＧと同じ西国で暮らしているため気候や環境には慣れている<br></font><font color=
"#3366FF"><font color="#6666FF">○陣形<br>
・前衛：ハッカー隊、後衛：舞踏子隊<br>
・進行方向に向かって＜＞のようなひし形フォーメーションを取る<br>
・中列が左右を、トップとしんがりがそれぞれ前方・後方の警戒・探索を手分けして行う<br></font></font><font color=
"#FF6666">○分担<br>
・舞踏子が探索、ハッカーがマッピングを行う<br>
・パイロット＋整備士＋舞踏子は体格が全員小柄なので探索に小回りがきく<br>
・暗がりでも視界を確保できる猫妖精＋サイボーグ＋ハッカーが先行することで、低い明度の明かりでも正確なマッピング作業を行う<br>
・ハッカーによってよくある地形パターンを予め収集しておき、それに基づく現地での舞踏子の未来予測を立てつつ進む<br>
・両隊ともオペレート行為が可能である利点を生かし、連絡を取り合うことで互いの状態や偵察情報について常に把握、指示を出し合う<br></font><font color="#6666FF"><font color="#33CC00">○行動詳細<br>
・ハンドシグナルの採用によって連携を迅速かつ静かに密にする<br>
・指をなめてかざすことで空気の流れを読み、外につながる道を見失わないようにする<br>
・マッピングした情報は常に共有する<br>
・マッピングは上から見た形だけでなく、3次元的な情報や簡単なスケッチなども必要に応じてメモしておく<br>
・ＲＰＧ的な定番知識でトラップを警戒（マッピングデータを参考に構造からリズムと裏を読む）<br>
・敵性存在に見つかりにくいよう、音は極力立てないようにする<br>
・空気の流れが明らかによくないところ（ものすごい細い道の先や下穴など）に進む際は、カンテラの炎を紙くず等（マッピング用の紙とか）に移して投げ入れ、変なガスがないか、酸素はあるかを確認する<br>
・洞窟内にトラップがある危険性を考え、長い棒や小石を用意して怪しい場所は調べてから進む<br>
・岩壁や地面に耳を当て、遠くで何か音がしないかも注意する<br>
・曲がり角は飛び出さず、特に慎重に進む<br></font></font><font color="#6666CC">○装備<br>
・明かりには明るすぎないランプ、カンテラを使用し、敵性存在に見つかりにくくする<br>
・視界の確保のために各自が灯りを手に持ち作業時には互いの足元・手元・視線の先を照らしあう<br>
・靴裏にフェルトやシリコンゴムなどを貼り付け、足音を防ぐと同時に滑りにくくする<br>
・無線機を持ち、もし万が一大きくはぐれてしまった時でも連絡を取り合えるようにしておく</font></p>
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<p><strong><font color="#666666">【ＳＳ】</font></strong></p>
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<p><font color="#FF66FF">ＦＥＧ。<br>
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猫に名だたる大国中の大国であり、その砂漠中に眠るという遺跡と渦巻く謎の敵、敵、敵。現実同様自分の国の足元に何が眠っているかなんて考古学でもやらない限りは探りようがないもので、実際燃料生産地を作る際に砂漠を掘ってもらった経験があるレンジャー連邦の一行は、そのことをよーく知っていた。<br>
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「てきとか出てこないといいなぁ・・・・・・」<br>
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そう眉間に皺を寄せながら、後ろ手にハンドシグナルを仲間に送るのは、藩王・蝶子。このイベント９０、低根源力優先という名目だったが、レンジャー連邦、広島へこの国にしては目いっぱいの、約半数、９人からの人員を送り込んでおり、メンバーが集まらないという事情があった。<br>
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「なんかあっちがあやしいきがする・・・」<br>
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青い瞳を奥に向けたのは、この藩王と志を同じくヤガミを追っかけわざわざ国を離れてもう久しい女性、サク。<br>
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「マジックアイテムみつけるぞーーー！！」<br>
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カンテラ片手に気合いを入れたのは、ドランジ妖精、舞花だった。やはりこの女性も一度国を離れており、愛ゆえに、の国らしい、華やかな舞踏子３人娘が、そうして太陽系総軍の青黒い母なる海の色をまとって並んでいると、こんな場所にも、心に海はあるのだと、ハッカー隊にいた男性二人は、そう、感じさせてくれるような気が、してきた。<br>
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まとっていた砂避け用のマントは同じＦＥＧだからこそ役立った。<br>
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「んー・・・」<br>
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流れる空気に手袋を外し、指先をなめてかざす。<br>
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舞踏子の感覚は優れている。それは、レンジャー連邦においては、愛しい人をどこにいても感じられるように発達したものだとまことしやかに語られている。<br>
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慎重に辺りを探りながら様子をうかがう三人。サクが参謀として鍛えた経験を活かしながら、中核となって指示する藩王をサポート、舞花が吏族ならではのデータ能力で、マッピング用に探索情報を次々まとめ、ハッカーへ手渡すという連携を手際よくこなし、彼女たちは奥へ奥へと偵察行を続けた。<br>
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骸骨まではいい。ミノタウロス、ドラゴンあたりが出てきたら、即座に迷わず手ぶらで逃げるつもりが、このメンバーにはあった。<br>
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「これまであんまりトラップらしいトラップはないですが、それでも用心しないといけませんね」<br>
「むしろ蜘蛛やミイラがトラップだった気もするけど…」<br>
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情報公開されているアイドレスの仲間たちの戦歴には、聞くほどに恐ろしい体験談が山と盛り込まれていた。この部隊には、最低限の白兵戦能力以外、医療も侵入も何もない。Ｉ＝Ｄに乗ってこその舞踏子で、敵がメカであればこそのハッカーなのだ。<br>
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「大丈夫ですよー、ガンガンいけますよー。さすがにこのメンバー相手に無茶な敵とか出てきたりしませんって！」<br>
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男性陣２人を尻目に女性ハッカー・呉が言う。そうこうする三人の手元でマッピング用データがダイレクトにやりとりされ、この日のためにためこんでおいた、ゲーマーとしての知識の中からパターン照合を繰り返している。<br>
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とても静かな足音。声をひそめた会話も、ほんの僅かな灯りの向こうの闇に吸い込まれて消えていく。<br>
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フォーメーションを守りながら、一行は偵察を続けた。<br>
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数こそ力。その数を支えるのは、人間を人間たらしめている「間」の力、つまり連携だ。<br>
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サイトカバーを分担し、手元足元の光量を庇いあい、探る先に見えるものは……</font></p>
<p><font color="#FF66FF">（文責：城 華一郎）</font></p>
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<p><strong><font color="#666666">【イラスト】（舞踏子３人娘／蝶子・サク・舞花）</font></strong></p>
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<p><img src="http://joy.atbbs.jp/0ranger8i8/img/8.jpg"><a href=
"http://joy.atbbs.jp/0ranger8i8/img/8.jpg"></a></p>
<p><img src="http://joy.atbbs.jp/0ranger8i8/img/9.jpg"><a href=
"http://joy.atbbs.jp/0ranger8i8/img/9.jpg"></a></p>
<p><img src="http://8824.teacup.com/ty0k0/img/bbs/0000178M.jpg"></p>
<p>（絵：蝶子）</p>
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<p><strong><font color="#666666">【ＲＰ】</font></strong></p>
