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#inc(Script/track)
#divid(track_args){
|album=[[屠]]
|circle=[[凋叶棕]]
|vocal=めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind
}
#divid(lyrics){
今際のときにさえ
その道を説くこと
その心に幾ばくかの影 在れば或いはと
いとしきその名を呼び
どれほど惜しんでも
その声が此方を向くことは 終ぞ此の時
ありはしなかった
せめて 最後には 応える言葉を
一言二言さえあれば
あるいはそれが かなしむ&ruby(むね){胸中}
取除いて くれたかと
嘆きの&ruby(こえ){哭} 呼びさますことも
できずに 届かぬ距離を&ruby(おも){錯覚}う
私はこうして独りになっていった。
もう、誰もいない。独りになる。
それが恐ろしいのかと。&ruby(と){自問}えば。
そうでもあり。そうではなく。
ただなぜか&ruby(わなな){戦慄}く手の。
わけのわからぬまま。止められなく。
その衝動に埋もれながら。
私は何を怖れている。
握り締めていた手を
開いて見つめれば
見る影無く枯れ細った手に 老い白んだ髪
私はあなたほど
強くも無ければと
この心に幾ばくかの影 振り払うなど
できはしなかった
曰く そも受け入れ難きことにも
心の在り方を正せばと
寄辺とした &ruby(そいえ){教示}さえ今
空しければ 意味は無く
うつろうべく 生きることは苦と
思い至ることも必定と
わたしはこうして独りになっていく。
そう、生きていたい。消えてしまう。
それが恐ろしいのだと。気付く。
&ruby(なん){何物}でもなく。&ruby(だれ){何者}でもなく。
ただこの身だけを惜しんで。
老いて消えゆくまで。止められなく。
その衝撃に打ちのめされて。
私は怯えているのだ。
こうして消えていくは世の倣いであるなど
わたしはもはや認められない
あの花の&ruby(いろどり){彩}を移したこの髪さえ
わたしはもはや認められはしない
ゆえに、手繰り寄せる。この両手で。
道を踏み外そうとも。それが。
信じたもの。縋ったもの。
全てに背を向けようとも。
我を喪うこと。止められよう。
その願いさえ叶うのならば。
生きてこそ至れるものへ。
―もう、何も怖れない。
}
#right(){【登録タグ:&tags()】}
#inc(Script/track)
#divid(track_args){
|album=[[屠]]
|circle=[[凋叶棕]]
|vocal=めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind
|dam_req=none
|joy_req=none
|prev=[[Ⅱ. 幽明境を分かつこと]]
|next=[[Ⅵ. from the corpse to the journey]]
}
#divid(lyrics){
今際のときにさえ
その道を説くこと
その心に幾ばくかの影 在れば或いはと
いとしきその名を呼び
どれほど惜しんでも
その声が此方を向くことは 終ぞ此の時
ありはしなかった
せめて 最後には 応える言葉を
一言二言さえあれば
あるいはそれが かなしむ&ruby(むね){胸中}
取除いて くれたかと
嘆きの&ruby(こえ){哭} 呼びさますことも
できずに 届かぬ距離を&ruby(おも){錯覚}う
私はこうして独りになっていった。
もう、誰もいない。独りになる。
それが恐ろしいのかと。&ruby(と){自問}えば。
そうでもあり。そうではなく。
ただなぜか&ruby(わなな){戦慄}く手の。
わけのわからぬまま。止められなく。
その衝動に埋もれながら。
私は何を怖れている。
握り締めていた手を
開いて見つめれば
見る影無く枯れ細った手に 老い白んだ髪
私はあなたほど
強くも無ければと
この心に幾ばくかの影 振り払うなど
できはしなかった
曰く そも受け入れ難きことにも
心の在り方を正せばと
寄辺とした &ruby(おしえ){教示}さえ今
空しければ 意味は無く
うつろうべく 生きることは苦と
思い至ることも必定と
わたしはこうして独りになっていく。
そう、生きていたい。消えてしまう。
それが恐ろしいのだと。気付く。
&ruby(なん){何物}でもなく。&ruby(だれ){何者}でもなく。
ただこの身だけを惜しんで。
老いて消えゆくまで。止められなく。
その衝撃に打ちのめされて。
私は怯えているのだ。
こうして消えていくは世の倣いであるなど
わたしはもはや認められない
あの花の&ruby(いろどり){彩}を移したこの髪さえ
わたしはもはや認められはしない
ゆえに、手繰り寄せる。この両手で。
道を踏み外そうとも。それが。
信じたもの。縋ったもの。
全てに背を向けようとも。
我を喪うこと。止められよう。
その願いさえ叶うのならば。
生きてこそ至れるものへ。
―もう、何も怖れない。
}