06 花咲く春のある限り

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花咲く春のある限り


アルバム:[[Hypothetical Box Act.2]]
サークル:[[Unlucky Morpheus]]
Vocal:天外冬黄 
原曲:春の湊に


無為に繰り返す朝
見えない敵は鏡の向こう側
塞ぎ 手の鳴る方へ
躍りて見れば妄想

やけに空が青い
心模様は似合わぬ五月雨の
病 気の毒なこと
君を阻むは万象

春の雪の名残の様
それはそれは些細なこと
顔を伏せて歩く者の
拓く道は泥濘るばかり

派手に転んでみる
毛羽立つ心 態度と裏腹に
誘う 袋小路の
正体は自分自身

土に眠る息吹のよう
それはそれは容易なこと
見えぬ程に育つ鼓動
早く早く目を覚まして

ちっぽけな君にも誇れるものがあるだろう
本当はずっとずっと熱い胸の奥に
埃を被ってさ 息を潜めて笑ってる
それが宝物だ 君が見つけるんだ

まだこの世界には知らないことばかりだろう
いつか大人になる君たちのあの日を
昔話にしよう 馬鹿みたいだって笑うよ
二度と来ない今日に 春が巡る限り

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