04 6階の魔女

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6階の魔女


アルバム:[[ノスタルジック幻想状態]]
サークル:[[鉄腕トカゲ探知機]]


赫色にまみれた部屋で一人 本を読む 少女が 
ぼんやりとランプの明かりの下 眠たげな瞳で 

悪魔さえ眠る 夜に一人 知識の探求者は 
けぶるような笑み うかべながら 本の中にこもる

ページをめくれば 次の言葉 それは空理空論 
誰も信じない 嘘くさい 理想を吐き捨てる 
ページをめくれば 先の言葉 それは夢語りで 
あまり不思議な その理想は 幻想となり果てていた 

世界の端っこを 覗き込んだ そんな気持ちになる 
何もかも全てが 色づいていく 快楽にさえ似て 

誰かが 残した 記憶に 溺れる 

ページをめくれば 夢の言葉 それは空前絶後 
誰も知らない 新しい 呪文が宙を舞う 
ページをめくれば 千の言葉 それは神語りで 
あまりに甘美な 知識の詩 理性を壊されそうになる

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