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07 雨帰り - (2009/01/13 (火) 23:38:56) の編集履歴(バックアップ)
雨帰り
お気にの傘 くるくるして
はしゃいでいた 雨と帰る道
「長靴履けば 無敵なの」と
水溜りは 小さな湖
意外と 深かったりするけど
大丈夫 裸足になれば まだ遊べる
晴れた空の下では 部屋の窓際に
てるてる坊主 逆さに吊るして
雨 待ってる
そんな 些細な事だけで わくわくも出来た
いつか あの頃に 戻りたくて
空 見上げる
大人になって あくせくして
2進数(ビット)の雨に 濡れて 歩いて
お気にの傘 小さすぎて
臨む海は あまりに大きくて
蛙の鳴き声が 聞こえる
私は そう いつでも 思い出せるはず
曇り空の下では 人目を気にして
頬杖ついた 窓際の外
雨 待ってる
無敵だった長靴は もう履けないけど
きっと あの頃より 届きそうな
空 見上げる
家へと続いてく 帰り道
昔と 変わらずに 私を待ってる
雨の空の下では 今は 水溜り
長くなった 歩幅の分だけ
飛び越えられる
晴れた空の下では 部屋の窓際に
てるてる坊主 逆さに吊るして
雨 待ってる