サカサマ ココロガ
爪さき 薄紅色 とかした
触らないで 枯れてしまうから
ゆらり 揺らめく おもいで 吹き消したら
ひとつの瞳を 隠してみましょう
砂に流されて ひとり 夜を 撫でるように
ひかり はらはらと 溢すの
「きれいな、つき」
逆さま ココロが 夢みて なくした
いつかこの空 彼方 逢えたら ひと粒の涙 下さいな
空っぽ・アイロニー uuu……
こわれた声が 今も 遠くさざめいて
朽ちていく 蝶々みたい
白い棘が やさしく 沈みこんで
わたしの瞳を あやめてゆくわ
そっと 誓った おもいで 手放したら
ふたつの実を 落としてみましょう
虚に囚われて ふたり 土を なぞるように
蕾 はらはらと 散らして 眺めた月
逆さま ココロが 夢みて なくした
いつかこの空 彼方 逢えたら ひと粒の涙 下さいな
空想・アイロニー uuu……
あいした声が 今も ずっと鳴き濡れて
迷える子羊みたい
空っぽ・アイロニー uuu……
こわれた声が 今も 遠くさざめいて
朽ちていく 蝶々みたい
解けないココロが 愛しく みつめた
どうしても忘れられないなら この魂伝えて
空っぽのココロが uuu……
離れないでと 願う
そのままで 微笑って
永久に在る このセカイで
ゆらゆら ゆらゆら
ひかりと ゆらゆら
わたし ゆらゆら