04 name for the love

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04 name for the love - (2020/10/06 (火) 16:09:29) のソース

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|album=[[辿]]
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|vocal=めらみぽっぷ
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|original=天狗が見ている ~ Black Eyes;永遠の巫女
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(わたしのことばが、わかりますか。

わたしをおそれて、なくのですか。

そらを、ゆびさすのは、なぜなのですか。

そこにいまから、いくことを、
あなたはきづいているのですか。

あなたの、そのなまえの、しめすとおりに。

そらへとたどるみちを、わたしとともに、さぁ)


頭上には月のない、星降る空
きらり、きらりと、降り注ぐそれが貴女の全てをあまねく照らす。

貴女はその目の奥に、得も言われぬ、無間の&ruby(いろ){幻想}を湛え、
言葉なくも、私をまるで見下ろさんばかり。

嗚呼、無垢というには、あまりに、冷たい色を具しながら、
この世の全てに属さぬことを決めたようで。

それは、きっと或いは。
得られぬものへの&ruby(どうけい){憧憬}か?


「愛」という言葉をたとい、私が囁いたとしても、
貴女がいずれ求める“それ”の代わりにはなりはしない。

「愛」を求めず、生きて行けと。
清き在り方を、いたく願う。


私の意思など求められていないから。
機械的に、そう、事務的に、ただ&ruby(こと){役目}をこなせばいいだけなのだが。

ひとつ思い添えることが許されるなら、
生まれた限りはその命の、あらん限りに生き抜くべきであると。

嗚呼、人でありながら「架け橋」としても生きよと言われて、
その持つ命は、いったい誰のものだろうか?

それは、きっと或いは。
全てを憎む運命か?

「愛」という言葉がたとい、貴女に理解できたとしても、
貴女が求めるであろう“それ”の代わりにはなれはしない。

「愛」を探さず、生きて行けと。
正しき在り方を、ただ願う。


いつしか、「愛」無き故に足を止めてしまったら、
くびきを、取り去る役目を担いたい。

その名が、秘める願いの通りに生きる貴女は、
「愛」など、探す必要はないのだと。

…それが、きっと或いは。
名を得たものの意味なのだ。


その名は、
ただ、ひとつの名は、
与えられたことが確かなら、

それこそ、そこに「愛」の在る、確かな証となるだろう。

いつしか、その名ではない、
何かと呼ばれることになろうとも、

それでも、ほかの誰にも、その名は決して奪われない。

「愛」の在り処を胸に抱いて。
いざ、渡るは、この&ruby(ゆめ){幻想}の先へ。
}
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