08 亡き貴女の為のセレナーデ ~Forget-me-not~

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08 亡き貴女の為のセレナーデ ~Forget-me-not~ - (2013/08/12 (月) 00:31:23) のソース

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アルバム:[[World's End Garden]]
サークル:[[魂音泉]]
Vocal:たまちゃん
原曲:亡き王女の為のセプテット


貴女と二人で描いたキャンパス

懐かしくて悲しくて捨ててしまった

壊れた時計は枕元にある

何回も捨てようと思っていたのに

テラスでお茶を飲む私のそばで佇む貴女を

「他愛の無い会話だけでは退屈」と困らせたりした

でもそんな日々を誰よりも愛していた貴女が

記憶の中から色褪せないように棺に詰めた

運命が裂いた

二人の夜に手向けた花は既に枯れて

片割れの月水面に独り

霧に隠れて涙を流すの

私が一人で描いたキャンパス

愚かしく空しくて燃やしてしまった

欠けたグラスはまだ戸棚にある

何年も使われず了われ続ける

ガラスの向こうには誰の影さえ映りはしない

永遠に死んだ彼女の影を見出そうと立ち明かす

まだ伝えていない伝えてきれてない数多の言葉

今更になって溢れてくるのは何故なのかしら?

運命に敗れ平伏しても尚

傾けた杯は零れはしない

誰が為の月汀に歪み

そっと切り裂く爪先は濡れて

運命が裂いた

二人の夜に手向けた花は枯れ果てたけど

心に咲いた小さな花は夜の終わりを優しく告げる
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