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リファレンス - (2008/08/05 (火) 23:18:01) の最新版との変更点

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**型 - nil -- ソース中では nil で表現されます。 - SYMBOL -- シンボルです。英数字と記号で表現します。 - REF -- シンボルの先頭に '$' をつけたもので、シンボルの内容を現します。 - LIST -- '(' と ')' で囲まれた任意の型表現です。 - INTEGER -- 整数です。 - REAL -- 浮動小数点です。 - STRING -- " と " で囲まれた文字列です。 - BLOCK -- '{' と '}' で囲まれたスクリプトです。実行時にはクロージャになります。 - EVAL -- '[' と ']' で囲まれたスクリプトで、行が実行される際に事前に評価されます。 - OBJECT -- オブジェクトです。new コマンドと class コマンドによって生成されます。 - EXCEPTION -- 例外です。throw コマンドによって生成されます。 - CLOSURE -- BLOCK が実行されるとクロージャになります。クロージャは実行時の環境(ローカル変数、オブジェクト)を保持します。 - FUNC -- 関数です。fun コマンド、defun コマンドや、method コマンドで生成されます。 - CONTROL -- return/break/continue/redo/retry により生成されます。 **評価の方法 -スクリプトは、複数の行から構成されます。 -各行は ';' (セミコロン) で終了します。 -スクリプトの各行が順次実行されます。 -各行の評価方法は次のとおりです: --行内の各、REF(ex. $XXX)、EVAL(ex. [XXX; ...]) を評価します。 --行の先頭のシンボルを調べ、これが関数の場合は、その行の残りをパラメータとして関数を実行します。 --行の先頭がオブジェクトの場合、2番目のシンボルを調べ、オブジェクトのメソッドであれば、3番目以降を引数としてメソッドを実行します。 -すべての関数、制御構造は、上記のとおり関数として実行します。 例: if {$i > 10} then: {println "true"}; 上記の場合、まず、'if' という関数が存在するかを調べ、この関数に対して {$i > 10} 、then: {println "true"} を引数として渡します。 if 関数は、{$i > 10} を評価し、この結果により then: ブロックを実行します。 $x foo 1; 上記の場合、$x がオブジェクトの場合、$x のメソッドとして 'foo' を調べます。foo が見つかった場合、$x のオブジェクト環境を設定し、foo の引数として 1 を渡し、実行します。 **コマンドリファレンス 組み込みのコマンド(関数)の一覧です。 -false --nil を返します。toy の場合、nil のみが偽として扱われます。 -true --true を返します。 -set --ローカル変数に値を設定します。 -sets --インスタンス変数に値を設定します。 -defvar --グローバル変数に値を設定します。 -fun --名前無しの関数を生成します。 -defun --名前つきの関数を生成します。 -info --引数により次の情報を返します。local:ローカル変数、self:インスタンス変数、func:コマンド、class:クラス、global:グローバル変数。 -return --引数を伴い関数から抜けます。 -break --while/each から抜けます。引数を指定すると、while/each の戻り値となります。 -continue --while/each の次のイテレーションを実行します。 -redo --while/each の現在のイテレーションを再実行します。 -retry --while/each を最初からやり直します。try コマンドの catch: ブロックで使うと、tryを最初からやり直します。 -new --オブジェクトを作成します。 -if --コンディションの真偽により、then:ブロック、else:ブロックのいずれかを実行します。 -while --コンディションが真の間中、do:ブロックを実行します。 -print --引数を表示します。改行はしません。 -println --引数を表示し、改行します。 -time --ブロックの実行時間を秒で表示します。 -class --クラスを生成します。 -try --ブロックを実行し、EXCEPTIONが発生した場合、catch: ブロックを実行します。そのさい、var: で指定した変数で EXCEPTIONを参照できます。fin: ブロックが定義されていた場合、try の終了時点で必ず実行されます。 -throw --EXCEPTIONを発生します。 -case --第一引数の内容にマッチするブロックを実行します。 -set? --ローカル変数が設定されていれば真を返します。 -sets? --インスタンス変数が設定されていれば真を返します。 -unset --ローカル変数を消去します。 -unsets --インスタンス変数を消去します。 -self --自オブジェクトを返す関数です(変数ではありません)。 **Objectクラスのメソッド - vars --インスタンス変数のシンボルをリストで返します。 - method --メソッドを定義します。 - var? --インスタンス変数の内容を返します。 - set! --インスタンス変数に外部から値を設定します。 - type? --オブジェクトのタイプのシンボルを返します。 - delegate? --オブジェクトのデレゲータとして設定されているオブジェクトのリストを返します。 - string --オブジェクトの文字列表現を返します。 **Integerクラスのメソッド - +,-,*,/,% -- 四則演算、剰余演算。 - =,!=,>,<,>=,<= -- 比較演算。 - ++,-- -- インクリメント/デクリメント演算。オブジェクトの内容が直接変更されます。 - each -- オブジェクトの値から、to: で指定された値まで、do: ブロックを実行します。その際、var: で指定した変数が設定されます。 **Realクラスのメソッド - +,-,*,/ -- 四則演算。 - =,!=,>,<,>=,<= -- 比較演算 **Listクラスのメソッド - last -- リストの最終要素を返します。 - item/car -- リストの先頭要素を返します。 - next/cdr -- リストの2番目以降の要素を返します。 - append!/+ -- リストに要素を追加します。元のオブジェクトが変更されます。 - each -- リストの要素が順番に取り出され、do:ブロックが実行されます。その際、要素は var: で指定した変数で参照できます。 - len -- リストの長さを返します。 - null? -- リストが空のとき真を返します。 **Stringクラスのメソッド - len -- 文字列の長さを返します。 - =,!= -- 比較演算。比較対象は、Object::string により変換されるため、どのようなオブジェクトも文字列として比較されます。 **Hashクラスのメソッド - init -- Hashのコンストラクタ。 - set -- Hashに値を設定します。 - get -- Hashから値を取り出します。 - set? -- Hashに値が設定されていれば真を返します。 - keys -- Hashに設定されたすべてのkeyをリストで返します。 - pairs -- Hashに設定されたすべてのkey、value の対をドット対のリストで返します。 - len -- Hashの要素数を返します。 - unset -- Hashから値を削除します。 **Blockクラスのメソッド - eval -- クロージャを実行します。 **Fileクラスのメソッド - open -- ファイルをオープンします。mode: でオープンモードを指定します(i: 入力(デフォルト)、o: 出力、a: 追加書き出し)。 - close -- ファイルをクローズします。 - gets -- ファイルを行単位(\nで区切られた行)で読み込みます。 - puts -- ファイルに書き出します。 - flush -- ファイルに書き出した内容をフラッシュします。 - stat -- ファイルの状態を表示します。 - eof? -- ファイルが EOF に達している場合、非 nil を返します。 **Arrayクラスのメソッド - + , append -- Array の最後の要素に値を追加します。要素数は自動拡張します。 - set -- Array の指定位置にオブジェクトを設定します。 - get -- Array の指定位置のオブジェクトを返します。 - len -- Array の要素数を返します。 - each --Arrayの要素が順番に取り出され、do:ブロックが実行されます。その際、要素は var: で指定した変数で参照できます。 ----
**型 - nil -- ソース中では nil で表現されます。 - SYMBOL -- シンボルです。英数字と記号で表現します。 - REF -- シンボルの先頭に '$' をつけたもので、シンボルの内容を現します。 - LIST -- '(' と ')' で囲まれた任意の型表現です。 - INTEGER -- 整数です。 - REAL -- 浮動小数点です。 - STRING -- " と " で囲まれた文字列です。 - BLOCK -- '{' と '}' で囲まれたスクリプトです。実行時にはクロージャになります。 - EVAL -- '[' と ']' で囲まれたスクリプトで、行が実行される際に事前に評価されます。 - OBJECT -- オブジェクトです。new コマンドと class コマンドによって生成されます。 - EXCEPTION -- 例外です。throw コマンドによって生成されます。 - CLOSURE -- BLOCK が実行されるとクロージャになります。クロージャは実行時の環境(ローカル変数、オブジェクト)を保持します。 - FUNC -- 関数です。fun コマンド、defun コマンドや、method コマンドで生成されます。 - CONTROL -- return/break/continue/redo/retry により生成されます。 - RQUOTE -- 正規表現を記述します。シングルクオート(') で囲んだ文字列です。 **評価の方法 -スクリプトは、複数の行から構成されます。 -各行は ';' (セミコロン) で終了します。 -スクリプトの各行が順次実行されます。 -各行の評価方法は次のとおりです: --行内の各、REF(ex. $XXX)、EVAL(ex. [XXX; ...]) を評価します。 --行の先頭のシンボルを調べ、これが関数の場合は、その行の残りをパラメータとして関数を実行します。 --行の先頭がオブジェクトの場合、2番目のシンボルを調べ、オブジェクトのメソッドであれば、3番目以降を引数としてメソッドを実行します。 -すべての関数、制御構造は、上記のとおり関数として実行します。 例: if {$i > 10} then: {println "true"}; 上記の場合、まず、'if' という関数が存在するかを調べ、この関数に対して {$i > 10} 、then: {println "true"} を引数として渡します。 if 関数は、{$i > 10} を評価し、この結果により then: ブロック(もしくは else: ブロック)を実行します。 $x foo 1; 上記の場合、$x がオブジェクトの場合、$x のメソッドとして 'foo' が存在するかを調べます。foo が見つかった場合、$x のオブジェクト環境を設定し、foo の引数として 1 を渡し、実行します。 **コマンドリファレンス 組み込みのコマンド(関数)の一覧です。 -false --nil を返します。toy の場合、nil のみが偽として扱われます。 -true --true を返します。 -set --ローカル変数に値を設定します。 -sets --インスタンス変数に値を設定します。 -defvar/setvar --グローバル変数に値を設定します。defvar は、グローバルに設定されていない場合に実行可能です。setvar は、すでに存在するグローバル変数の内容を変更します。 -fun --名前無しの関数を生成します。 -defun --名前つきの関数を生成します。 -info --引数により次の情報を返します。local:ローカル変数、self:インスタンス変数、func:コマンド、class:クラス、global:グローバル変数。 -return --引数を伴い関数から抜けます。 -break --while/each から抜けます。引数を指定すると、while/each の戻り値となります。 -continue --while/each の次のイテレーションを実行します。 -redo --while/each の現在のイテレーションを再実行します。 -retry --while/each を最初からやり直します。try コマンドの catch: ブロックで使うと、tryを最初からやり直します。 -new --オブジェクトを作成します。 -if --コンディションの真偽により、then:ブロック、else:ブロックのいずれかを実行します。 -while --コンディションが真の間中、do:ブロックを実行します。 -print --引数を表示します。改行はしません。 -println --引数を表示し、改行します。 -time --ブロックの実行時間を秒で表示します。 -class --クラスを生成します。 -try --ブロックを実行し、EXCEPTIONが発生した場合、catch: ブロックを実行します。そのさい、var: で指定した変数で EXCEPTIONを参照できます。fin: ブロックが定義されていた場合、try の終了時点で必ず実行されます。 -throw --EXCEPTIONを発生します。 -case --第一引数の内容にマッチするブロックを実行します。 -set? --ローカル変数が設定されていれば真を返します。 -sets? --インスタンス変数が設定されていれば真を返します。 -defvar? --グローバル変数が設定されていれば真を返します。 -unset --ローカル変数を消去します。 -unsets --インスタンス変数を消去します。 -self --自オブジェクトを返す関数です(変数ではありません)。 -stack-trace --スタックトレースを示す文字列を返します。 -trap --UNIXシグナルのハンドラを設定します。ハンドラを省略した場合、ハンドラは削除されます。 -load --スクリプトをロードし、評価します。 -sid --関数の script-id を返します。(デバッグ用) -!/and/or --論理演算の 否定/積/和 です。 -sdir --ロードされたスクリプトのリストを返します。 -alias --変数の別名を定義します。変数 i の別名を a として定義する場合、次のようにします。 alias i a --また、up: 数値 を指定すると、コールスタックを遡り参照ができます。 -sleep --ミリ秒単位で sleep します。 -file --ファイルに関する問い合わせコマンドです。 ---file exists? ----ファイルが存在すれば真を返します。 ---file dir? ----ファイルがディレクトリであれば真を返します。 ---file read? ----ファイルが読み込み可能であれば真を返します。 ---file write? ----ファイルが書き込み可能であれば真を返します。 ---file exec? ----ファイルが実行可能であれば真を返します。 ---file list ----指定したディレクトリのファイルリスとを返します。 -exists? --変数が存在すれば真を返します。変数の存在チェック順序は、$による参照順序と同じです。 **Objectクラスのメソッド - vars --インスタンス変数のシンボルをリストで返します。 - method --メソッドを定義します。 - var? --インスタンス変数の内容を返します。 - set! --インスタンス変数に外部から値を設定します。 - type? --オブジェクトのタイプのシンボルを返します。 - delegate? --オブジェクトのデレゲータとして設定されているオブジェクトのリストを返します。 - string --オブジェクトの文字列表現を返します。 **Integerクラスのメソッド - +,-,*,/,% -- 四則演算、剰余演算。 - =,!=,>,<,>=,<= -- 比較演算。 - ++,-- -- インクリメント/デクリメント演算。オブジェクトの内容が直接変更されます。 - each -- オブジェクトの値から、to: で指定された値まで、do: ブロックを実行します。その際、var: で指定した変数が設定されます。 **Realクラスのメソッド - +,-,*,/ -- 四則演算。 - =,!=,>,<,>=,<= -- 比較演算 **Listクラスのメソッド - last -- リストの最終要素を返します。 - item/car -- リストの先頭要素を返します。 - next/cdr -- リストの2番目以降の要素を返します。 - append!/+ -- リストに要素を追加します。元のオブジェクトが変更されます。 - each -- リストの要素が順番に取り出され、do:ブロックが実行されます。その際、要素は var: で指定した変数で参照できます。 - len -- リストの長さを返します。 - null? -- リストが空のとき真を返します。 - join -- リストの各要素を STRING へ変換し結合します。sep: キーワードが指定された場合は、要素間にセパレータ文字列を挿入します。 - add -- リストに要素を追加し、オブジェクト全体を返します。 - . -- リスとに要素を追加しますが、元の変数は変更されません。 - filter -- ブロックの実行結果が真である要素のみのリストを返します。 - map -- ブロックの実行結果による要素のリストを返します。 **Stringクラスのメソッド - len -- 文字列の長さを返します。 - =,!= -- 比較演算。比較対象は、Object::string により変換されるため、どのようなオブジェクトも文字列として比較されます。 - + -- STRING オブジェクトに引数の要素を追加します。 - eval -- 文字列をスクリプトとして評価します。 - =~ / match -- 文字列に対して、引数で指定された正規表現(RQote … 'regex')がマッチすれば、そのマッチした情報(開始位置、終了位置)のリストを返します。 **Hashクラスのメソッド - init -- Hashのコンストラクタ。 - set -- Hashに値を設定します。 - get -- Hashから値を取り出します。 - set? -- Hashに値が設定されていれば真を返します。 - keys -- Hashに設定されたすべてのkeyをリストで返します。 - pairs -- Hashに設定されたすべてのkey、value の対をドット対のリストで返します。 - len -- Hashの要素数を返します。 - unset -- Hashから値を削除します。 **Blockクラスのメソッド - eval -- クロージャを実行します。 - >> -- ブロックの実行結果をファイルへ出力します。 **Fileクラスのメソッド - open -- ファイルをオープンします。mode: でオープンモードを指定します(i: 入力(デフォルト)、o: 出力、a: 追加書き出し)。 - close -- ファイルをクローズします。 - gets -- ファイルを行単位(\nで区切られた行)で読み込みます。 - puts -- ファイルに書き出します。 - flush -- ファイルに書き出した内容をフラッシュします。 - stat -- ファイルの状態を表示します。 - eof? -- ファイルが EOF に達している場合、非 nil を返します。 - ready? -- ファイルが読み書き可能な状態であれば真を返します。 **Arrayクラスのメソッド - + , append -- Array の最後の要素に値を追加します。要素数は自動拡張します。 - set -- Array の指定位置にオブジェクトを設定します。 - get -- Array の指定位置のオブジェクトを返します。 - len -- Array の要素数を返します。 - each --Arrayの要素が順番に取り出され、do:ブロックが実行されます。その際、要素は var: で指定した変数で参照できます。 ----

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