第三セクター鉄道

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第三セクター鉄道 - (2012/03/17 (土) 13:23:22) のソース

第三セクター鉄道とは県・沿線市町村・企業の出資で経営されている鉄道で線路等の鉄道設備を県・市町村が管理維持し、そのレールの上を運営会社の鉄道が走るという運営会社に負担がかかりにくい運営方法を取った鉄道で新幹線と並行する在来線いわば[[並行在来線]]にもその特性が見られる。例えば並行在来線であるために経営分離をした信越本線だった第三セクター鉄道第1号[[しなの鉄道]]がある。第二号は肥薩おれんじ鉄道、第三号はIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道であり、今後は新潟県、富山県、石川県にもできる予定だが新潟県は一足早く会社を設立している。会社の懐が小さいので運賃は移管前よりも高くなる傾向がある。

==会社一覧==
===国鉄再建法に伴うもの・元国鉄===
;国鉄が慢性的な赤字をかかえていて不採算路線を撤廃する事になった中で廃止に選ばれた路線の沿線では市町村が存続を求め第三セクター鉄道を設立する。ただし、国鉄がJRになった後で分離したものといえば[[木原線]]がその例である。この路線は元々分離予定だったためJRになった後でもJRはしばらく引き継いだままだったことになる。


===新幹線開通に伴うもの・元JR===
*[[しなの鉄道]]
:並行在来線分離第三セクター鉄道・第1号。この鉄道は篠ノ井~軽井沢間を運行する鉄道会社です。JRは「信越新幹線が開通ならと並行在来線・信越本線・群馬横川~篠ノ井を切り離すぞ」と言ってきたので自治体は篠ノ井~軽井沢間だけ引き継いで残った軽井沢~群馬横川は維持費がバカにならんとしてそのまま廃止された。なお、高崎~群馬横川と篠ノ井~長野間はある程度需要が見込めると判断されたのか現在もJR線でいる。また当時の田中県知事は経営分離する時に篠ノ井~長野も分離をするようなことを要求してきたが長野~篠ノ井は連日満員も日常で繁盛しているためと名古屋から[[JR篠塩線]]を介してやってくる特急しなの号が乗り入れてくることでダイヤを組むのは小企業が行えば無理難題となるため分離をしたがらない。そのため信越新幹線が延伸するまでこの問題はしばらく棚上げになったが信越・北陸新幹線開業年に近づくにつれて問題は再燃した。しかし先述通りしなの号が乗り入れるなどの過密ダイヤを維持するのは大変だという結論が出て信越・新幹線延伸・北陸新幹線開通になっても中抜き状態で運営する予定。
:信越・新幹線延伸・北陸新幹線開通で分離する区間は信越線・豊野~直江津とされていて長野県側の会社が引き継ぐのは県境で切りよくするために豊野~妙高高原とした。
:当初は新会社を立ち上げる計画だったが古間~妙高高原付近は長野県でも屈指の豪雪地帯で除雪費などが嵩むなどしてしなの鉄道が引き継ぐのと比べると断然しなの鉄道が引き継いだ方が負担が軽い事がわかりしなの鉄道運行で決定した。しかし除雪費などがかさむのでしなの鉄道に重圧がかかることには変わりはない。また貨物輸送も数十年前になくなっており、スイッチバック駅である二本木駅もスイッチバックである意味がなくないつつある。そのため当面の間国と県と市町村で赤字欠損部分を埋めることに決定。今後はどうなるのかが不明。仮に長野~豊野がしなの鉄道になると飯山方面へは長野~豊野間+豊野~飯山方面になるので料金が高くなる可能性がある。青春18切符でも長野~豊野間の別料金を払わねばならないので大変だ。ここは18きっぱーのために豊野以北を推奨する。さらに北長野付近は車両基地もあるので入庫出庫ごとに乗り入れねばならなくなるので大変である。信越線は高崎から北長野までは複線だが黒姫~妙高高原を除いて直江津間で単線となる。
*肥薩おれんじ鉄道
:九州新幹線・新八代~鹿児島中央が暫定開通し八代~薩摩川内までの区間がコイツに移管された。電車が高くて買えないので運行列車は全て汽車。ただし線内には貨物列車も運行しているので電化設備だけは維持している。この貨物乗り入れ料は同社の貴重な収入となっている。開業当初から赤字に悩まされており、途中にある特急も止まったという阿久根駅前は寂れ果てている。万が一廃止にするならバス転換も考えるとか言う始末だ。なんとか残せないだろうか?実際、薩摩川内~鹿児島中央も分離されていたなら少し違ったかもしれない。ちなみに九州新幹線は既に全線開通したが八代~博多に分離した在来線は一切ない。
*IGRいわて銀河鉄道
:今まで盛岡止だった東北新幹線が八戸まで開通したため東北本線のうち・盛岡~目時を移管、今に至る。運賃だって高いよ。目時は青い森鉄道との境界駅だがどちらの列車も折り返そうとはしない青い森鉄道は二戸まで、IGRは八戸まで運行してるっぽい。またこの会社は副業として駅周辺の居住を誘導するために不動産業を営んでいる。さらに車内にアテンダントが乗務する事があり検札をしたり高齢者の具合を尋ねたりなど親切な対応をしており、駅前から出るタクシー乗り場までの案内までこなすことがある。IGR地域医療ラインとかいう企画列車を運行しアテンダントが金田一温泉~盛岡間に全席優先席の看板を
取り付け優先席を設け盛岡市内の巨大な病院への足を確保している。介護客や通院客には[[あんしん通院きっぷ]]などの割引切符を販売するなどして対応している。
*青い森鉄道
:走っている線路は元々東北線だったが東北新幹線延長でIGRと同期にうち目時~八戸を移管したやつ。そのため青森県に入ってすぐの目時から八戸までを運行していたが東北新幹線が新青森まで延長したため八戸~青森も運行する事になり総延長は第三セクター鉄道では肥薩おれんじ鉄道を抜いて第一位になった。IGRと同期に誕生したいわば双子の兄弟みたいなもの。線路の維持管理は県が行っていて同社は鉄道を運行するだけして乗り入れ料を県に献納するシステムだ。これは先述通り運営会社に負担をかけぬように乗り入れ料だけ献納するだけでOKらしい。野内駅の移転や東青森~青森間・筒井地区に新駅を計画しているが野内は既に移転済み。筒井地区の駅はたぶん陸奥筒井駅だろう。
*新潟県並行在来線鉄道
:長野以北(豊野~直江津)と直江津~市振を運営する予定だが鉄路の維持管理は県市町村にする予定。会社名は暫定的なもので公募で決めて2012.06に決まる予定。
==外部リンク==
;[http://www.tohokunoeki100.jp/localline/second/ao/index.html 東北を走る鉄道]
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