平安時代、海から内陸に持ち込める限界の境界線。 海でとれた魚を内陸へ持ち込むと魚が傷んでしまう。 傷まず持ち込める限界の線でこの線を越えると魚は傷んでしまうという。 例えば駿河でとれた魚を内陸へ持ち込むと甲府に魚尻線があってだから甲府までだ。 *現代の魚尻線 現代は交通網が発達し、従来の魚尻線を越えて流通できるようになったため、かつての魚尻線は消え失せた。 がしかし、今の魚尻線は形を変えて今もある。 4次元だ。つまり時間だ。輸送に時間をかけると鮮度が低下するのは変わりないから、かつての魚尻線を越えられたに過ぎない。 すなわち足が早い食べ物は産地から遠いほど食べられにくくなるんだ。