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井沢×新田 - (2009/05/02 (土) 06:59:20) の最新版との変更点
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430 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/04 12:15 ID:yNAa6RHx
井沢×生意気新田ちゃん(のつもり)です。
(このごろ井沢さんに佐野が懐いてる。
そりゃ井沢さんは誰にでも優しいけどさ。ちょっと複雑な気分。
あぁ佐野!横に座ってる!!しかも井沢さんも笑ってるし!
そこは、そこはオレの場所なのに!!
う~~~。佐野!おめーは次藤さんにくっついてろ!)
『なんて顔してんだ新田?お前メシぐらい普通に食べろよ』
などと石崎にツっこまれても全く気付いていないらしい。
(佐野め…顔にメシ粒つけて呑気に喋るなーー!あ!井沢さんが
取ってやってる!“顔にメシ粒ついてるぜ”って!!
ずるいーーー!!ぜってーゆるさねーーー!佐野覚えとけよ!)
『おい、新田。頼むから普通にメシを食え』
来生に頭をはたかれてとりあえずご飯を食べる。
ご飯はちょっぴり涙の味がした。
431 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/04 12:16 ID:yNAa6RHx
(井沢さんは佐野の事どー思ってんだろう…)
体を洗いながらぼーーっと井沢の方を見る新田。
(あ!また一緒にいる!!佐野めー!なんの話をしてるんだー!)
なんのことはない。長髪3人組(若島津、井沢、佐野)が
どのシャンプーが良いかって話で盛り上がっていただけなのだ。
しかし新田にはそんなコトは関係ない。
(あとで井沢さんとこに行こう)
何だか良く分らない決意を胸に秘める新田だった。
439 名前: 前スレ776() 投稿日: 02/03/05 23:31 ID:z0BS2TXX
ちょっと決心してから部屋をノックした。
部屋に入ると井沢は隣から遊びにきたらしい反町と喋っていた。
(あぁぁぁ゙!今度は反町さんと……!!しかもめちゃめちゃ楽しそうだ……)
またもやショックを受ける新田。
楽しそうな井沢を見て思わずちょっと涙ぐんでしまった。
『新田。どーしたんだよ何かヘンだぞ?』
ご飯頃から様子がおかしな新田に井沢はさすがに心配になったようだ。
『あ、あの!井沢さん!あの、オレ、オレ、オレ…』
よっぽど言いたいことが沢山あるのか、言葉にならないらしい。
顔まで赤くなっている新田を見て、反町がからかいの一言をかける。
『なんだー新田。お前まるで今から井沢に告白でもするみたいだぞー?』
微妙にビンゴ。
しかし、ここでそんな事を言うわけにはいかない。
『…………え、え、あ、…ち、違いますーーー!』
『あ、そー。オレの井沢に手を出しちゃダメよん♪』
『ーーー!!!』
(え゙え゙え゙ぇぇ!!反町さんと井沢さんってもしや…らぶらぶなのか!?)
横で反町が井沢に「誤解を招くようなこと言うなーー」と蹴りを入れられているのも
新田の目には入らないらしい。
440 名前: 前スレ776(井沢×新田) 投稿日: 02/03/05 23:54 ID:z0BS2TXX
タイトルのとこ書き損ねてウツ…。
『ごめんな新田。で、どうしたんだ?』
反町を部屋からつまみ出して井沢が尋ねる。
(あー井沢さんがこんなそばにいる。今がチャーーーンス!!)
がば!
新田は思いっきり井沢に抱き付いた。
『わわっ、新田!?』
『井沢さん!』
(井沢さんはオレのんだもん。佐野にも反町さんにも渡さないー!)
『あの!井沢さんオレ、オレ……』
『ど、どうした?』
勢いで抱き付いたものの、どうしたら良いのかちょっと新田は困っていた。
抱き付かれた井沢もやっぱり困っている。
『あの、こ…このまま抱き付かせててください!!』
『え、あ、まぁいいけど…』
ちょっと戸惑った感じの井沢の返事。
それでも新田にとってはかなり嬉しいらしい。
552 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/19 00:17 ID:JHkmOV4b
書くのが遅くてすんません。
井沢×新田です。
『すいません・・・井沢さん・・・』
非常にしおらしく見える新田だが、実は心の中ではかなり喜んでいた。
しかし井沢はとてもとても心配していた。
やはり今日の新田はおかしい。
何となく気にはなっていたけどもここまで思いつめてたなんて。
一体なにがあったのだろう。
『・・・新田、大丈夫か?落ち着いたか?』
背中を優しく撫でながら尋ねる。
抱きつけた上に背中まで撫ぜてもらって。
もう少しこのままで居たいなぁ、そんなことを思わず考える新田だが
彼には言わないといけないことがあった。
『井沢さんーーーあの!』
顔を上げて井沢を見る。
『ん?』
『あの、あの・・・・・・』
『どうした?』
何だか気恥ずかしさが先に出て次のセリフが出てこないらしい。
でもいつまでもそうしている訳にもいかず。
覚悟を決めて聞く。
『オレのことどう思ってますか!?』
553 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/19 01:04 ID:JHkmOV4b
『どうって・・・・』
どう思うか。そんな難しいことを聞かれても・・・・・・。
新田のあまりの真剣な表情にちょっと戸惑う井沢。
しかしなかなか良い表現が浮かばない。
『かわいい後輩だと思ってるよ』
『かわいいこうはい・・・?』
『そ。大事なかわいい後輩』
新田の顔があまりにも真剣なせいか、井沢はちょっと気恥ずかしそうにそう言った。
ふと見ると新田が何だか泣きそうな顔をしている。
『お、おい新田。どうしたんだよ』
『い・・・い・・・い・・・井沢さ~ん!』
再度抱き付く新田。
『本当に、本当にそう思ってます??』
『新田・・・・・・』
一体新田の身に何が起こったのだろうか。
様子がずっとおかしいけどここまでおかしいとは・・・・・・。
井沢には何が何だかさっぱり分らなかった。
『お前、何かあったんじゃないのか?悩みがあるんだったら聞くぞ?』
新田の悩み。
一言で言ってしまえば“佐野が井沢に懐いてるのが気に入らない”だけである。
しかしコレは直接にはめちゃめちゃ言いにくい。
『悩み・・・・・・』
『何かあるんだったら言えよ。本当に何かおかしいぞ』
『そうですよねぇ・・・オレおかしいですよねぇ』
妙に納得する新田。
656 名前: 書くのが遅い前スレ776 投稿日: 02/03/25 23:41 ID:C06lG61E
何となく納得はしたものの、段々と切なくなってきた。
『オレも佐野みたいに井沢さんに懐きたいだけなのに・・・』
言った後でしまったと思ってももう遅い。
井沢は目をまん丸にして新田を見ている。
そりゃそうだろう。誰が一体そんな悩みを持っていると思うだろうか。
『す・・・す・・・すみません!!』
こんな嫉妬とも言いきれない中途半端な感情を抱いた自分がすごく格好悪く思えて
そのまま新田は逃げ出そうとしたが、井沢の方が一瞬早く新田の腕を捕えた。
『すいません!すいません!井沢さん!!』
恥ずかしさのあまり新田は顔も上げずにただひたすら謝っている。
『お前なに謝ってんだよ』
井沢の手が新田の髪をそっと撫でた。
430 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/04 12:15 ID:yNAa6RHx
井沢×生意気新田ちゃん(のつもり)です。
(このごろ井沢さんに佐野が懐いてる。
そりゃ井沢さんは誰にでも優しいけどさ。ちょっと複雑な気分。
あぁ佐野!横に座ってる!!しかも井沢さんも笑ってるし!
そこは、そこはオレの場所なのに!!
う~~~。佐野!おめーは次藤さんにくっついてろ!)
『なんて顔してんだ新田?お前メシぐらい普通に食べろよ』
などと石崎にツっこまれても全く気付いていないらしい。
(佐野め…顔にメシ粒つけて呑気に喋るなーー!あ!井沢さんが
取ってやってる!“顔にメシ粒ついてるぜ”って!!
ずるいーーー!!ぜってーゆるさねーーー!佐野覚えとけよ!)
『おい、新田。頼むから普通にメシを食え』
来生に頭をはたかれてとりあえずご飯を食べる。
ご飯はちょっぴり涙の味がした。
431 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/04 12:16 ID:yNAa6RHx
(井沢さんは佐野の事どー思ってんだろう…)
体を洗いながらぼーーっと井沢の方を見る新田。
(あ!また一緒にいる!!佐野めー!なんの話をしてるんだー!)
なんのことはない。長髪3人組(若島津、井沢、佐野)が
どのシャンプーが良いかって話で盛り上がっていただけなのだ。
しかし新田にはそんなコトは関係ない。
(あとで井沢さんとこに行こう)
何だか良く分らない決意を胸に秘める新田だった。
439 名前: 前スレ776() 投稿日: 02/03/05 23:31 ID:z0BS2TXX
ちょっと決心してから部屋をノックした。
部屋に入ると井沢は隣から遊びにきたらしい反町と喋っていた。
(あぁぁぁ゙!今度は反町さんと……!!しかもめちゃめちゃ楽しそうだ……)
またもやショックを受ける新田。
楽しそうな井沢を見て思わずちょっと涙ぐんでしまった。
『新田。どーしたんだよ何かヘンだぞ?』
ご飯頃から様子がおかしな新田に井沢はさすがに心配になったようだ。
『あ、あの!井沢さん!あの、オレ、オレ、オレ…』
よっぽど言いたいことが沢山あるのか、言葉にならないらしい。
顔まで赤くなっている新田を見て、反町がからかいの一言をかける。
『なんだー新田。お前まるで今から井沢に告白でもするみたいだぞー?』
微妙にビンゴ。
しかし、ここでそんな事を言うわけにはいかない。
『…………え、え、あ、…ち、違いますーーー!』
『あ、そー。オレの井沢に手を出しちゃダメよん♪』
『ーーー!!!』
(え゙え゙え゙ぇぇ!!反町さんと井沢さんってもしや…らぶらぶなのか!?)
横で反町が井沢に「誤解を招くようなこと言うなーー」と蹴りを入れられているのも
新田の目には入らないらしい。
440 名前: 前スレ776(井沢×新田) 投稿日: 02/03/05 23:54 ID:z0BS2TXX
タイトルのとこ書き損ねてウツ…。
『ごめんな新田。で、どうしたんだ?』
反町を部屋からつまみ出して井沢が尋ねる。
(あー井沢さんがこんなそばにいる。今がチャーーーンス!!)
がば!
新田は思いっきり井沢に抱き付いた。
『わわっ、新田!?』
『井沢さん!』
(井沢さんはオレのんだもん。佐野にも反町さんにも渡さないー!)
『あの!井沢さんオレ、オレ……』
『ど、どうした?』
勢いで抱き付いたものの、どうしたら良いのかちょっと新田は困っていた。
抱き付かれた井沢もやっぱり困っている。
『あの、こ…このまま抱き付かせててください!!』
『え、あ、まぁいいけど…』
ちょっと戸惑った感じの井沢の返事。
それでも新田にとってはかなり嬉しいらしい。
552 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/19 00:17 ID:JHkmOV4b
書くのが遅くてすんません。
井沢×新田です。
『すいません・・・井沢さん・・・』
非常にしおらしく見える新田だが、実は心の中ではかなり喜んでいた。
しかし井沢はとてもとても心配していた。
やはり今日の新田はおかしい。
何となく気にはなっていたけどもここまで思いつめてたなんて。
一体なにがあったのだろう。
『・・・新田、大丈夫か?落ち着いたか?』
背中を優しく撫でながら尋ねる。
抱きつけた上に背中まで撫ぜてもらって。
もう少しこのままで居たいなぁ、そんなことを思わず考える新田だが
彼には言わないといけないことがあった。
『井沢さんーーーあの!』
顔を上げて井沢を見る。
『ん?』
『あの、あの・・・・・・』
『どうした?』
何だか気恥ずかしさが先に出て次のセリフが出てこないらしい。
でもいつまでもそうしている訳にもいかず。
覚悟を決めて聞く。
『オレのことどう思ってますか!?』
553 名前: 前スレ776 投稿日: 02/03/19 01:04 ID:JHkmOV4b
『どうって・・・・』
どう思うか。そんな難しいことを聞かれても・・・・・・。
新田のあまりの真剣な表情にちょっと戸惑う井沢。
しかしなかなか良い表現が浮かばない。
『かわいい後輩だと思ってるよ』
『かわいいこうはい・・・?』
『そ。大事なかわいい後輩』
新田の顔があまりにも真剣なせいか、井沢はちょっと気恥ずかしそうにそう言った。
ふと見ると新田が何だか泣きそうな顔をしている。
『お、おい新田。どうしたんだよ』
『い・・・い・・・い・・・井沢さ~ん!』
再度抱き付く新田。
『本当に、本当にそう思ってます??』
『新田・・・・・・』
一体新田の身に何が起こったのだろうか。
様子がずっとおかしいけどここまでおかしいとは・・・・・・。
井沢には何が何だかさっぱり分らなかった。
『お前、何かあったんじゃないのか?悩みがあるんだったら聞くぞ?』
新田の悩み。
一言で言ってしまえば“佐野が井沢に懐いてるのが気に入らない”だけである。
しかしコレは直接にはめちゃめちゃ言いにくい。
『悩み・・・・・・』
『何かあるんだったら言えよ。本当に何かおかしいぞ』
『そうですよねぇ・・・オレおかしいですよねぇ』
妙に納得する新田。
656 名前: 書くのが遅い前スレ776 投稿日: 02/03/25 23:41 ID:C06lG61E
何となく納得はしたものの、段々と切なくなってきた。
『オレも佐野みたいに井沢さんに懐きたいだけなのに・・・』
言った後でしまったと思ってももう遅い。
井沢は目をまん丸にして新田を見ている。
そりゃそうだろう。誰が一体そんな悩みを持っていると思うだろうか。
『す・・・す・・・すみません!!』
こんな嫉妬とも言いきれない中途半端な感情を抱いた自分がすごく格好悪く思えて
そのまま新田は逃げ出そうとしたが、井沢の方が一瞬早く新田の腕を捕えた。
『すいません!すいません!井沢さん!!』
恥ずかしさのあまり新田は顔も上げずにただひたすら謝っている。
『お前なに謝ってんだよ』
井沢の手が新田の髪をそっと撫でた。
746 名前: 忘れた頃に前スレ776 投稿日: 02/04/02 23:38 ID:yRlF6ung
『何にも謝ることしてないじゃないか』
『……井沢…さん…』
顔を上げると井沢は優しく話し始めた。
『佐野は佐野、新田は新田だろ?懐くってのはイマイチ分かんないけどそんなに他人を気にしなくて
いいと思うぞ』
新田の肩をそっと撫でて笑う。どうやら井沢は状況を微妙に理解していない。
『井沢さん…そっか、そうですよね。他人を気にしすぎるのは良くないですよね』
『そうだよ。元気出せ、な?』
『はい!ありがとうございます!』
がば!
(そっか~人目を気にしないで懐いて良いってことなんだ~♪)
思いっきり勘違いしている新田。力いっぱい井沢に抱きついた。
さっきは気づかなかったが井沢の髪から甘いシャンプーの香りがした。
『井沢さんシャンプー・・・』
『あぁ、コレな。風呂の時にどのシャンプーが良いかって話をしてたんだよな。
で、是非使ってみてくれと言われて・・・』
ティセラの胸キュンピーチとか言ってたな、と井沢がぼそっと言う。
『それって井沢さん!佐野が持ってきてるシャンプー・・・』
『そうそう、それ。女物だからちょっとアレだけどなぁ』
(ってことは!!ってことは!!佐野と井沢さん同じ匂い!?)
ブロークンハート。
『うわぁぁぁぁん!井沢さん!オレ、佐野には負けませんから!』
そういってそのまま走り去っていった。
(胸キュンって!!まさに今のオレじゃん!!)
748 名前: 一応フィニッシュ前スレ776 投稿日: 02/04/03 00:55 ID:Mijwc2Yb
翌日。
『なぁ・・・井沢。昨日新田と何かあったのか?』
来生が不審そうに問い掛ける。
『うー・・・ん・・・あったといえばあったけど・・・何で』
『何でって・・・』
ちょっと言いにくそうにしているその時、新田がやって来て井沢の側にちょこっと座った。
『井沢さ~んv』
嬉しそうにゴロゴロと懐く新田。井沢も何となくそんな新田の頭を撫ぜている。満更でもなさそうだ。
来生はやっぱり不審そうにこの2人を見ている。
しかし。
柱の影から覗く小さな影。口元には不敵な笑みを浮かべている。
『新田・・・それでオレに勝ったつもりか?・・・甘いぜ。ケケケ・・・』
井沢に年下キラーのあだ名がつく日も遠くない・・・? <おわり>