俺は煙草に火をつけた。
肺を満たした紫煙は俺の乱れた心を落ち着かせるのに充分だった。

…さて、この状況はいかようなものか。
家に帰るなり目に飛込んできたのは、奇妙で、ある意味滑稽な、形容し難い光景だった。

そこには寝息を立てている……、猫耳少女がいた。
この時間に開いている病院は何処だったかな?
それとも最近エロゲやりすぎたか?
睡眠時間が少な……
「にゃあ」
「うぉッ!!」
「うにゃあ!」
「……」
「……」

いつの間に起きたんだよ?
そして異文化コミュニケーションに戸惑う俺。
「にゃあ…」
「……??」
ぐぅ~~
「////」
もしかして腹へってるのか?
「…なんか食う?」
「にゃ!」

すごい威嚇されてるし。
「あ、いらないんだ?」
「うにゃあ~」


「なんだよ、その顔。いるなら最初からそう言えよな?」
「ふにゃ…」
「とりあえず魚焼くから待ってろよ」

台所の鏡には正座しながらwktkしてるミケ(仮名)の姿が。
…振り向くと急にそっぽ向くのは何故?

「ほい、出来たぞ?」
「……」
「ん?熱くて食えないか?」
「うにゃ」
「俺の箸じゃん。…俺も食うの?」
「にゃ」
「……、いただきます(そんなに睨まなくても…)」


そんなこんなで俺とミケ(仮名)の生活が始まった。
最終更新:2011年03月03日 21:05