【あんたの為じゃ】なにそのツンデ霊まとめ@wiki【ないんだからね】内検索 / 「今年の春・・・」で検索した結果

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    ...ったその日・・・ 今年の春・・・ ツンデレエビ 強盗撃退鼻血 明日の予想 濡れ女子(おなご) 元祖の味!「つくも」 口裂け女3 謎作品 ツンデレ虫 君ノ代ワリニ 洋子の振り込め詐欺 振り込め詐欺の洋子 洋之助と洋太郎 返せ! ツンドロ? 家に帰ったら 永久ノ時刻 そうだ。墓参り行こう。 幽霊の掟 命日のタクシー乗客 君と電話 髪伸びる人形を簡潔にツンデ霊化 微笑ましいメリーさん 絆創膏と貞子 メリーさんの嘲笑 積んで車 待ち合わせは交差点 ドラゴンツンデレボール 私とファイトなさいファースト 私とファイトなさいセカンド オカズのツンデ霊 WAWAWA忘れもの・・・? 君の見たいスレ+α アル日森ノ中 私とファイトなさいサードシーズン 早紀 免じて許せ だるまさんが転んだ 君の寝顔 よかったな ざまあみろ...
  • 明日は・・・
    部屋でハムポンを見ながら至福の時を過ごしていると レイポンが話しかけてきた。 「・・・あのさ。明日は何の日か知ってるよね?」 当然だ。僕がその日を忘れるはずがない。 「ああ。レイポンも知ってたのかい?明日はハムポンがうちに来た日・・」 「な・・・ばっかじゃないのっ!」 なんだというんだ。新発売のおやつを新聞のチラシでチェックした。 明日はハムポンに買ってきてあげるつもりだったのに。 「ばっかじゃん・・・いいよもう」 それきりレイポンは黙り込んでしまった。掃除やエサをあげる係りを独占している くせに。このところのレイポンは情緒不安定だ。 プルプルプル・・・・ 珍しい事に携帯がなった。親は今海外に旅行中だし、かけてくる奴なんかいたろうか? 「はい。もしもし」 「・・・明日はひな祭り。あんたどうせ気づいてないでしょ」 ...
  • パパ・・・ママ・・・
    友達から聞いた話で、結構ぞくっとしたのを一つ。 ある若いカップルに子供ができてしまい、 おろそうかどうしようか悩んだあげく、産むことにした。 しかし、まだ若い二人は育てることも出来ず、 相談した結果、その子を殺すことにした・・・。 二人は夜中に湖に行き、おいてあるボートに乗って 真ん中あたりまで漕いで行った。 彼女は何度も「ごめんね、ごめんね。」 と言いながら赤ん坊を湖にポチャンっと落とした。 それから何年かして、そのカップルはようやく 結婚することになった。 そして二人の間に女の子が産まれ、幸せに暮らしていた。 その女の子が4歳くらいになったある日、その子が 突然湖に行きたいと言い出した。 父親は気が進まなかったが、あまりにしつこく言うので 仕方なく親子3人で出かけることに。 湖につくと今度は「パパ、あれ乗りたい。」 ...
  • ・・・ってやる
    朝目覚めるとちゃぶ台の上に朝ごはんが 用意してあった。 そういえば昨夜、また用事で朝からでるといっていた。 どこに行くんだろう・・・。 気にはなるけど、いわないのなら聞かない。 ハムポンは朝はもう寝ている。夜行性だから仕方ない。 ふと見るとメモが一枚添えられていた。 「勘違いしていい気にならないでよね。帰りにキャベツを買ってくること。 私はあなたにとりついているんだから。餓死とかされちゃ困るからだからね。 私があなたを祝ってやるんだから。祝って祝って祝いまくるんだから。 いってきます」 ・・・・誕生日でもないのにそんなに祝われても困るなぁ。 だが・・・ほんのり気になる。彼女に聞いてみようか。 彼女・・・霊感少女だ。 「これを見てくれないか」 例の霊の残した書置きを見せた。 「・・・・何これ?あんた...
  • なんでもない・・・かも
    ツデ霊「・・・」 男「ん?」 ツデ霊「なんでもない・・・かも」 男「うそこけ」 ツデ霊「べ、別にかまってほしいわけじゃないかも・・・」 男「・・・わかったわかった。一緒にポップンミュージックやろう」 ツデ霊「・・・」ぱぁ~ 男「・・・まぁ、いいか?」
  • ある日、夜中に目が覚めたことが・・・
    102 :レプ ◆riDYjNSHkc :2005/11/17(木) 23 52 54 ID lD1GO6mY0 ある日、夜中に目が覚めたことがあったな・・ ふと見ると枕元に長髪の女の子の霊がいたんだけども、 眼孔が黒く落ち窪んでて、凄い憎憎しげに睨んできてるんだよね。 んで、可愛い声で口をニヤリとさせて「死ね・・・・死ね・・・」とつぶやき続けてるの。 確かに目が真っ黒でキモ怖かったけど、寝ぼけてたのもあって、思わず彼女の腕を掴んでしまったのよ俺。 すると、彼女は「きゃ、な・・何するの・・!」と思いっきり慌ててさ、その瞬間に目も可愛らしいちゃんとした目に変わったわけ。 その顔が凄く可愛くてさ、寝ぼけてたのもあって思わず「か、かわいい・・」と呟いたんだよ。 その瞬間だよ。いきなりグーパンチ。 幽霊にグーパンチされたのって俺くらいじゃないか? 一瞬で眠気が...
  • 寂しいな・・・
    寂しいな・・・ 一 へ……部屋、に……にゅ、入居者、が……来た……。……はっ……はじ、初め……て……。 ど……どっ、どんな……人……だろ……。 …………お、男の……人……。 二 ご、飯……たべ、食べてる……。 お皿を……てっ、テーブ、ルの……、う、上で……すっ……すべ、滑ら、せ……る……。 お、驚い……てる……。……ふ……。 294 :本当にあった怖い名無し :2006/05/03(水) 21 33 06 ID gCxofF+aO 289 291 そっ、そんなに持ち上げたって……成仏なん…て………しないん……だから 三 てっ、テレビ……見て、る……。 いきな、り……てっ、テレビ……の……でっ、電源、を、……消す……。 ふ……不思議、そう……な、顔……。……ふ、ふ……。 四 ...
  • 少年の居る風景
    1/6 「はぁぁ・・・」 何度付いたか分からない溜息。 高校に入って付き合い始めた彼と些細な事で喧嘩してしまった。 「・・・背が低いからって、子ども扱いすることないじゃん」 わたしは背が低い。最悪小学生に見られる事もあった。 最大コンプレックスであり、引くに引けなくなった理由だ。 今日は土曜日。 いつもなら彼と出かけている時間だった。 わたしは机に突っ伏し、鳴らない携帯電話を眺めていた。 「はぁぁ・・・」 鬱だ、溜息が自然と出てくる。 『なにこのネガティブな部屋!?』 突然の声にビクッと身体を振るわせる。 部屋にはわたし一人だし、両親は朝方から出かけている。 『雨降りみたいにジメジメしてて、なにやってんだか』 空耳じゃなかった。キョロキョロと周りを見渡す。 「誰か・・・いるの?」 ”キシッ” 部屋の隅にあるベ...
  • WAWAWA忘れもの・・・?
    865 :本当にあった怖い名無し:2006/01/29(日) 03 30 47 ID 7pacwqMB0 夜、友人のマンションに遊びに行った帰り、携帯電話を忘れてきたことに気付き、 あわてて引き返した。 あずかっていた合鍵でドアを開けると、部屋の明かりは消えて物音もしなかった。 暗くて何も見えないので、明かりをつけようか少し悩んだが、 おそらく友人は寝ているのだろうと思い、やめておいた。 暗い部屋の中、心細いのでひとり「携帯、携帯」などとつぶやきながら手探りで探していると、 コトリと音がして足元に携帯が落ちてきた。 そのころには多少目も慣れていて、かんたんな周囲の状況くらいは見て取れたが、 ちょうどテーブルからも遠く、こんな場所に携帯が落ちてくるなどということはありえなかった。 まさか幽霊の仕業か。 おそろしくなって、落ちてきた携帯を手に取ると、あ...
  • おはぎ
    『本当は俺は忙しいんだぞ。全国津々浦々、気ままな独り旅を満喫中だったんだからな。  ただ、あれだ。たまたま彼岸花が咲いてて彼岸になったんだなって思ったら、  そしたらお前や息子がそろそろ墓前に顔出しに来るだろうから戻っ・・・いやそれはお前達を待っているという意味ではなく、その、お、おー、・・・おはぎ・・・そう、お前の作るおはぎを待っているだけであってだな』 お袋には聞こえちゃいないんだがそれでもお袋の後ろで一生懸命言い訳する親父、かっこ半透明かっことじ。 聞こえちゃいないはずなんだが。 「今年もお父さんが待ってるから、おはぎこさえようね」 にこにこしながら準備を始めたお袋。 今年も秋になったんだなー。
  • ソフト帽の付喪神、かぶる時
    何よあんた 「いや何って・・・一応持ち主なんだけど」 何よソレぇ!?和服着るときだけ持ち主ヅラぁ!?  年に数回しか着ないくせに!おまけに今年は浴衣着なかったじゃない!  アタシ一年以上押入れに入りっぱなしだったのよ!? 「しょうがないじゃん。今年は機会無かったんだしさ。  そのかわりほら、週末に京都行くから」 知らないわよそんなの!いつもみたいに後ろの人たちと仲良くしてればぁ!? 「え」 『貴方・・・』 《マスター・・・》 【padrone・・・】 「いやあの何だ、和服にはやっぱり帽子よりも傘というのが双方にとっての礼儀かと」 『何がですか!和服であっても男子の正装はソフト帽というのがこの国の流儀です!  大体なんですか!雨具ですわよソヤツ!  晴れてたら何の意味も無いではありませんか!』 あ、雨具だったら何なのよぅ!もし雨が降ってきたら...
  • 番傘ちゃんとソフト帽さんと
    <番傘ちゃん>『ソフト帽さん』《MISSテンガロン》【イタリア製ソフト帽】です 何よあんた 「いや何って・・・一応持ち主なんだけど」 何よソレぇ!?和服着るときだけ持ち主ヅラぁ!?  年に数回しか着ないくせに!おまけに今年は浴衣着なかったじゃない!  アタシ一年以上押入れに入りっぱなしだったのよ!? 「しょうがないじゃん。今年は機会無かったんだしさ。  そのかわりほら、週末に京都行くから」 知らないわよそんなの!いつもみたいに後ろの人たちと仲良くしてればぁ!? 「え」 『貴方・・・』 《マスター・・・》 【padrone・・・】 「いやあの何だ、和服にはやっぱり帽子よりも傘というのが双方にとっての礼儀かと」 『何がですか!和服であっても男子の正装はソフト帽というのがこの国の流儀です!  大体なんです...
  • 幕開け
    今日このアパートに越してきた。 念願の一人暮らし。胸が膨らむぜ。 だが、その夜。 「でた」んだ。 青白い肌。白い服の女性。 寝ようと電気を消した部屋に、急に現れた。 そして、 「でていけ」 そう言った。 しかし俺は頭が混乱し、完全に腰が抜けて固まっていたので返す事ができない。 そんな俺にもう一度、 「私の部屋だ でていけ」 と言った。 かすれるような、悲しみのような怒りのようなモノが詰まった声で言った。 俺はなんとか冷静になるように自分に問い掛け、 やっと絞り出した声で目の前の幽霊に言い放った。 「こここここはおれおれの部屋だだだだぞぞ」 「私の部屋だ 出ていけ。」 即答された。もう泣きたい・・・ どうすりゃいいんだ。 目の前の幽霊は、ただじっと俺の事を睨んでいる。 俺...
  • およげたいやきくん
     とっても、潮風は気持ちがいいもんだった。沈んでいく夕日。  出店で売ってた鯛焼きを無理して食べたからお腹の餡子が少し重い。  それにしても、海は広い。見てると今年で二十歳になるのに心が弾んでしまう。  海中では桃色をしたサンゴがゆらゆら手を振っているだろう。 「・・・ここで、良いんだな」 「うん」  俺は、少女に問う。今まで結構長い間話してきた。  こいつは、俺がたまたま釣り上げて食った鯛焼きの霊だ。  正しく言えば、それの化けた姿。名前は麻凛。  思い返ってみると、鯛焼きを釣り上げて、それを食べて、麻凛が俺の前にに現れて昨日で一年。  あの日は、お盆だった。魂が戻ってくる日。  そして、今日は逆。見送らないといけない日。 「・・・」  どうしてだか、泣けてきた。いや、理由は解ってる。  俺は麻凛に恋をしているから。今まで一番の恋を...
  • 萌萌!祟り神様(何というタイトルだ・・・)
    夏休みになったので久しぶりに栃木の実家でのんびり過ごしていたが、都会に慣れた身には田舎は退屈すぎる。 暇つぶしに裏山に散歩に出掛けると古ぼけたホコラを発見した。 子供の頃に祖母に聞いたことがある。 昔この辺りでは疫病が猛威をふるい 病を恐れた人々は、はやり病を祟り神として祭り鎮めたとか。 祟り神様を敬わねば恐ろしいバチが下る、と祖母はよく言っていたものだった。  無知ゆえの意味の無い信仰だ。 「馬鹿馬鹿しい…神頼みなんかよりワクチンのが効果的だっつーの」 非科学的な事柄が嫌いな俺は思わず口にだしてしまった。 その瞬間辺りの空気が一変した。 峻厳にして威圧するような空気に。 「我を愚弄するか、不埒ものが‥!」 ホコラの方から声が響く。 そちらを見ると異様なものが立っていた。 一言で言えば、巫女服を着たゾンビ...
  • 花見に行こう
    あんたのためじゃないわ。 折角綺麗に飾ったのに、見に来てくれる人がいないと張り合いがないだけ。 待ってるわけじゃないけど、その、今年も、ここに・・・ ええっと、とっくに咲いてるんだから!散っちゃうでしょ!? 早く気づきなさいよねっ! 寝ているとそんな声を聞いた。目を覚ますと枕元には薄紅の花びらが一枚。 そんなわけで明日は花見に行きます。
  • 卒業
               終わった。 俺は生徒会だから当然卒業式にはそれなりの立場で関わる必要があった。 司会を俺は担当していたがなんだ?感動も何もない。 ま、当事者の3年でもなければ送辞を読むわけでもない。会計なんだからしょうがない。 6クラス240人、退学者もいれば留年者もいるわけだ。俺には関係ないけどな。 何事にも中途半端に位置する俺は他の奴等と一緒に3年が座っていたパイプ椅子を片付ける。 めんどくさい。3年も教室で使っている椅子使えよ。 5組の一番最後、40人目の椅子を片付けようとした。 「すいません、どいてくれますか?」 あきれた。まだ感傷に浸ってる奴がいるのか。邪魔だ。 彼女は悲しそうな目で式台を見つめていた。5のマークの組章がきらりと光る。 「あの・・・・すいません」 「・・・・チィ」 彼女は舌打ち...
  • ボク自殺しマッスル
    就職活動にも失敗した。 それ以前に単位も足りなかった。見通しが甘かった。 この時代、もう俺オワタwwww という訳で、今ビルの上。飛び降りて人生オワタ。 なんか惰性で過ごしてきたような人生だったなぁ。 「何この遺書?センスの欠片もないわねっ『ボクはー氷河期のー』」 「なっおまっ人の遺書朗読すんなwwww」 「『先立つ不幸をーお許しくださいーみたいなー』ってみたいなってなんだよっ」 「ってかお前が誰だよっ」 人の渾身の遺書をひらひらさせながら、へんな女は見下すようにボクを見てる。 2ちゃんねるにも、既に自殺する宣言してる。もう後には引けなかった。  ・・・そう。ねらーになったのが、ボクの人生の終わりだったのかも。 「氷河期ってどんな状態か知ってていってるの?説明してみなさいよっ」 「ちょwwww氷河期www」 「...
  • 夢を追いかけて
     夢を追いかけていた俺。挫折した俺。  何もかも、砕けた。何もかも、滅びた。  そんな俺を笑顔にしてくれたあいつが今は居ない。  俺は、ふらふらとそこへと向かう為に歩く。  ―――バカ。あんたのためじゃないんだから!  そんな恥ずかしがりやのあいつ。  ―――寂しいじゃないの・・・バカ。  そういえば、口癖がバカだったな。  ―――バカ!!  ああ、今思えば、俺はバカだな。  ―――ぐす・・・バカ・・・・・。  俺は、どうしたら良いのかわからないんだから。  ―――必ず、帰ってきてね・・・。  お前の居ない家は、悲しすぎる。  お前が居なければ、俺は死ぬ予定だったんだ。  それが、遅くなっただけ。ただ、違うのは楽しい思い出が出来たこと。  悲しいけど、凄く楽しかった一時の恋の思い出。  俺は、これから死んであの...
  • エイプリルフールネタで
    ○年某日 「寂しいなら一緒においでよ」 「…本当に…いいの…?」 「いいよ」 「…自分から取り殺されたいなんてバカじゃないの…?  …あんたみたいな奴、あたし、だ、大嫌いなんだからっ!!  覚悟しなさい、すぐに取り殺してやるんだからねっ!!」 ×年3月31日 「あ、あんたなんか大嫌い!」 「うん、毎日言われてるから知ってる」 「…その、今日何の日か知ってる?」 「今日? 3月最後の日? 年度末?」 「えっ」 「えっ」 「(一日間違えた…)…その…バカ、大嫌い!!」(半泣き逃走) △年4月3日 「……(今年は間違えないぞ今年は間違えないぞ今年は)」 「暫く静かだけど何か悩みあ 「きゃ!? あ、その、そう、あんたなんか大嫌い!!  …と、その、今日は…」 「4月3日? 何の日だろ?」 「!!(ま...
  • 兄への手紙
    兄への手紙 都会の学校も少子化が進み、一クラスの生徒の数は随分と減った。 私は危惧されていた、過疎地の分校へ転任を願い出た。 過疎地では逆に教員が足らず、遠くの学校へ行かねばならない生徒もいると 聞いたからだ。 教育は誰もが平等に受けられる恩恵であり、子供の主張できる数少ない権利だ。 こんな考えも今はもう古く、私は正直若い教員の間で勤めるのに疲れたのもあった。 山間の分校。生徒は片手で足りた。 村役場は来年は統合され町になる。そんな寒村に私は来た。 だが・・・純朴でまっすぐな瞳の生徒たちの歓迎は私を熱くした。 残り少ない教員生活。ここで終わるのに、なんの悔いがあろうか。 「せんせーっさようならーっ」 「はい。さようなら。気をつけてお帰り」 「せんせーっ明日も遊んでねーっ」 「はい。遊びましょう」 三々五々帰...
  • チロルチョコ
    普段は人影が鏡に映りこむ程度。 偶に殺される夢を見たり部屋や自分が血まみれになる幻覚。 片付け苦手なんだが、いつもきれいな俺の部屋。 ごみや荷物を投げっぱなしにしていると、金縛りと家鳴りで眠れないほど。 羽目を外して大騒ぎした夜の帰宅時。それから二日酔いでグダグダしていた翌日。 バケツ一杯くらいの水をぶっかけられた。 風邪をこじらせ意識を失った。 次に目を覚ましたときは、湯たんぽに氷枕に暖かいお粥と至れり尽くせりだった。 チョコ貰ったことないなー…。TVCM見ながら独り言。 今年の2月14日、帰宅するとチロルチョコが一個机の上においてあった。 俺、事故物件で独り暮らし。
  • 干し芋の精霊
    ある日、干し芋を買ったら部屋に変な女の子が現れた。何でも、干し芋の精霊らしい。 曰く、食べないで欲しいとのことだった。なので、仕方なく食べないで置くことにした。 干し芋の精霊は加賀愛と名乗った。 毎日、愛を風呂に入らせれば干し芋にカビとか汚れはつかないらしいのでとりあえず入らせた。 何かある度に「すいません、すいません」と謝られた。 料理を作ってくれて美味しいよ、と言ったら「別にあんたの為に作ったんじゃないんだからね」と言われた。 素直になれないみたいだった。 それから一年経っても俺の部屋には干し芋が朽ちずに置いてあった。 相変わらず愛は何かあれば謝ってくるし、素直になれない。 だけど、彼女も最近になって素直になってきた。慣れてきたのかもしれない。 そんなある日、 「ずっとここに居ても良いですか? あ、私なんか居たら迷惑ですよね。すいません...
  • カエル
    「・・・・め・・・・・・・・あ・・・・・」  ・・・また、あの夢か。小さい頃から繰り返し見てるけど、真っ暗な所でもごもご言 われても、何を言っているのかさっぱりわからない。どうせ見るなら、あんなに切迫 した声じゃなくて、もっと甘い声で囁かれたいよ。 今日は変な夢を見た上に、今日は小学生からの友人Aと待ち合わせがある。 はっきり言って気が乗らない。一日家の中でじっとして何処にも出たくない気分だ。 だけど、行かないわけには行かないんだ。なんだかんだ言ってもAは数少ない友人 の一人だ。仕方ねえ、出かけてくるか。 うだるような暑さの中、俺は駅前にいる。 まだ5月だというのに真夏日って言うのは地球温暖化のせいなのかね? 温暖化ガスより先に目の前にいるイチャイチャしてる奴らを何とかした方がよっぽど 温暖化を防げるんじゃないんでしょうか...
  • モノクロモノローグ2
    (この作品はモノクロモノローグの続きです) 戦争が終わったなんていっても、暮らしがすぐに変るわけじゃなかった。 相変わらず食べ物は少ねぇし、天から家や財産が降ってくるでもなかった。 疎開組の大人たちは不安と悲しさが混じったみたいな暗い顔をしちょった。 恨み言をぶつける相手も無いし、やり場の無い怒りや悲しみに耐えてたんじゃろな。 そんでもまぁ村の大人たちが気丈に励ましてくれてたけんどな。 あの幽霊は、あれから一度も姿を見せなんだなぁ。 無事な親類や家族が居るもんはぼちぼち下に下りてったが、 わしらは一番最後に下りた組じゃった。 こんなことでも無ぇと親類が集まるなんてこたぁ滅多にねぇ、なんて 村に残る爺さんの弟が見送りながら言っていた。気でも遣ったじゃねぇだかな。 最後まで振り返り振り返りして、悪ガキたちと名残を惜しんだ振りしてたが...
  • 友達
    ずっと空を見ていた。 住宅街の塀の上に腰掛けて。 足元には、もう萎れて何か分からなくなったものが刺さった瓶。 一日中此処に居るけど誰にも気付かれない。  ・・・・僕は死んでいるから。 何もしたくないと思った。 学校も嫌い。塾にも行きたくない。家に帰っても楽しくない。  ・・・このまま消えてしまいたかった。 薄暗い帰り道を一人歩く。 ありふれた、少し寂れた住宅街。 この道は歩道もないような小さな道だけど交通量が比較的多くてたびたび事故が起こっていた。  ・・突然目の前に白い光が溢れてけたたましいエンジン音が響いた。 目の前にトラックが迫っていた。 (あぁ、私死ぬんだな・・。)と思った瞬間トラックがクラクションとともに横を通り過ぎていった。 一瞬何が起きたのか分からなかったが自分は壁際に尻餅をついてどうやら生きているよう...
  • 十五年後の再開
     季節は、夏。 「はぁ・・・一人暮らしだ」  今日はこの部屋に引っ越してきた初日。高校二年生にしてやっと念願の一人暮らし。  ・・・いや、念願ではないかもしれない。  と、いうのも俺がこの部屋に引っ越してきた理由は大学生の彼女と別れたからだ。  今まで俺は彼女の家で同棲生活をしていた。  だが、つい先日その彼女と別れ、当然彼女の家から出る破目になり、ここにきた。  まぁ、この部屋ははっきり言って申し分がない。  かなり格安だし、そして広いし、何より風呂とトイレ付き。とどめは冷暖房だ。  近くにお墓があるのが凄い傷だが、まぁ、それを除けばもう最高だ。  俺のようなバイトで稼いでいる高校生には夢のような立地条件。  そんで、今日は引越しもとい彼女と別れた記念でこの部屋にて飲み会を開いた。  むろん、俺たちは二十歳未満。法律に反している。が、知った事じゃない。  それよ...
  • ひき子
    俺、諸田真は世間でいうニートだ、大学を卒業してから就職できず現在に至る。 大学から延々と住み続けているアパートの一階の1部屋が俺の住処だ、生活費 諸々は親が送ってくれる。 ある雨の日のこと、俺はやることもなく部屋の中をゴロゴロしていた、何も やることがない、暇だ。 「コンビにでも行くか…」 玄関に転がっている使い古したサンダルを履き、安物のビニール傘を持って部屋を出た 「結構降ってるな…」 ボソリと呟きながら傘を差して雨の中へと繰り出した。 しばらく歩くと雨の中傘もささずじっとしている人影が見えた、一人の少女がいた、 怨むような目で俺を見つめる少女。 ボロボロの服を着て首には首輪が付けられている、かなり萌え…じゃない、酷い格好だ。 「コスプレか?」そんなことを考えつつ、その少女を横目で見ながら通り過ぎ ようとした瞬間。 俺は地面に倒れ...
  • 除夜の鐘
    「私ね、除夜の鐘が始まったら成仏しようと思うんだ・・・」 「え?何だよ、いきなり」 「幽霊って言ってみれば煩悩の塊みたいな物でしょ?だから・・・そう決めたの」 「そっか、そうだよな。君との生活も楽しかったけどこのままで良い筈ないしな」 「うん」 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ばか」
  • 口裂け女3
    「ねえねえ、そこのお兄さん」 「え?僕かいお嬢ちゃん?」 「・・・・・私の顔・・綺麗・・?!」(口端を両手指でムニーッと広げている) 「?・・・・・プッ・・・・凄く可愛いよw」 「なッ・・・!?・・・な、なによなによっっ!!怖がりなさいよッ!」 「・・だってさ、ププ、本当に可愛らしいからさw」 「し、仕方ないじゃない!私は口が裂けずに生まれちゃった未熟者なんだから!!」 「分かった分かった。お前は立派な口裂け女だよw」 「ば!、馬鹿にしないでよっ!わ、わたしだって・・っ!」(意地になって口端を伸ばす) 「・・・ほんっと可愛い奴だな、お前w(なでなで」 「なッ・・・・!!あ、あう、あう・・・・」 「そんな風にしてると折角の可愛い顔が台無しになっちゃうぞ」 「・・・・あ・・・う、うん・・・」
  • レイポンの寝言
    カラカラ・・・・ カラカラ・・・・ うーん・・・ 呪うんだからねもう・・・  カラカラ・・・ もう祟るんだから・・・・ 深夜、灯りの落ちた部屋に響く音だ。最近なんか夜中にトイレに 行く習慣が出来ちゃって気付いた。 カラカラはハムポンが回し車を回す音。 ハムスターは夜行性だし、元気のバロメーターだからよしとしよう。 もうもういってるのは・・・・ 「寝言かよっっ」 「むにゃっっ?!な、ななによっやる気っ?!・・・・むーふふ・・・」 ある意味とても霊障だが、夜は何をいっても無駄なのは、この数日で 十分わかった。第一何をやるんだ。どつき合いっても姿も見えないじゃないか。 カラカラ・・・・カラカラ・・・・ 朝まではしばらくある。二度寝するか。
  • 僕とツンデ霊とハムスター
    一人暮らしの僕は、さみしさからハムスターを飼っていた。 僕の本当に大切な心の拠り所だった。 よく懐いてくれて、手から喜んでエサを食べた。 嬉しかった。 だけど、学校の帰り道・・・・僕は信号無視の車にはねられ 病院に担ぎ込まれてしまったらしい。 らしいというのは、一月意識がなかったからだ。 気がついた僕は一月後だった。泣いている両親の顔を見上げ・・・ はっと気づいた。 ハムスターは・・・一月もほったらかしてしまった! それから三日後、僕はアパートに帰る許可を貰った。 両親が付き添うといったが、田舎から出てきていたし、仕事や妹もいる。 帰らせた。なにより・・・ハムスターの埋葬の道のりなんだ。 一人でいたかった。 「・・・ただいま」 誰に言うともなく、部屋に入ると 「ちょっ・・・何やってたのっ?!あきれたわよ...
  • ヴォジョレー解禁日
    「ヴォジョレー解禁日なので買ってきた」 『ふん、流行に流されちゃって、バッカみたい』 「確か冷蔵庫に一昨日買ったカマンベールチーズがあったはず・・・」 『ぎくっ』 「あれ?カマンベールと書いてあるのにブルーチーズっぽいですよ?」 『っ、その、つまみぐいしyいやその、今日に備えて高級品にしておいたからっ』 「・・・仕方ない、つまみをコンビニで買ってこよう」  ・・・・・ 「さあ買って来ましたよ」 『おきゃえり~っていうか時間かかりしゅぎ~おしょーい~』 「・・・上機嫌だね・・・。ええと、ワインも丁度飲み頃に冷えた。早速♪」 『おつまみなにきゃってきたの~?』ガサガサゴソゴソ 「・・・なんか・・・ビネガーですか?味おかしいですよ?」 『チーズと、生ハムと、お、ぽてちげっつー!』 「・・・楽しみに、楽しみに・・・してたの...
  • レイポン・イン・ザ・ヴァレンタイン
    今日は家で今月の「かわいいハムスター」をごろんと横に なって眺めていた。 いつ見ても素敵な雑誌だ。小さかった頃、まだハムちゃんだった ハムポンを写メで撮り、投稿したりした。 掲載された雑誌は今も宝物だ。 「ふむぅ・・・むー?・・・・ふむふむ・・・・」 さっきから、耳元で鼻息が荒いのは、レイポンだ。 僕の後ろから雑誌を見ているらしい。 すぐ耳元でふむふむ言われるのは、何か気恥ずかしい。 だが・・・それ以上に僕には気がかりな事があり、実は雑誌にも身が入らなかった。 もうすぐバレンタインデーなのだ。レイポンはどう思っているのだろう・・・ 「レ、レイポン?」 「レイポンいうなっ・・・なに?」 あまり気のない返事なのは、読者投稿コーナーのハムスターたちに心奪われている からだろう。 「・・・ん。いや・・・なんで...
  • エアコン壊した理由
    「さあ設置したばかりのエアコン壊した理由を説明してもらおうか」 『それはその・・・えっと、時勢に則ってエk 「エコロジーとかにわか却下」 『あの・・・あ、あなたの我慢が足らないから鍛え直してあげようかと』 「連日30℃越えとかおまえ経験した事あるのかよ?  そもそも幽霊は気温感じる感覚あるのか?」 『・・・どっちもないです・・・』 「・・・で?」 『・・・テレビで・・・見たから・・・』 「何を?」 『・・・団扇であおぎっこ・・・』 「・・・バカだなお前。言ってくれりゃいくらでも付き合ってやるのに」 『!! べ、別に無理にとは言ってないけどやってくれるなら付き合わせてあげる!』 「で? なぜエアコン壊した?」 『・・・あなたが出かけた隙に興味本位で動かしたら止め方分からなくて、  そしたらあなたが帰ってきて焦って色々投げつけたら動か...
  • 覚り
    夜の山 闇に包まれた一軒の山小屋 一人囲炉裏にあたる若い猟師 猟師「・・・」 覚り「・・・」 猟師「・・・っ!」 覚り「お前(何だコイツ いつの間に小屋の中に!?)と思ったろう?」 猟師「・・・っ!」 覚り「お前(何だ いきなり何言い出すんだコイツ?)と思ったろう?」 猟師「・・・っ!?」 覚り「ククク・・・お前の思っているとおり私は覚りの化け物だよ」 不敵に笑い猟師の脇で囲炉裏にあたりだす覚り 猟師「・・・」 覚り「お前(壁に立てかけた銃で撃ってやろう)と思ったろう?」 猟師「!!」「・・・」 覚り「お前(銃を取れないなら何とか隙を突いて懐の鉈で・・・)と思ったろう?」 猟師「・・・っ!」 覚り「そう、お前の思っていることは全部読まれてしまうんだ    今思っているとおりお前は私にこのまま喰われてしまうのさ...
  • ドラゴンツンデレボール
    女店「ドラゴンフィッシュバーガーのLセットとアップルパイで、680ゼニーになります」 悟空「おう。・・・あれ、財布忘れてきちまった! こりゃやべえぞ!」 女店「え、それじゃあ・・・」 悟空「ああ、えーと、わるいんだけどさ、ちょっと待っててもらえっか? すぐに・・・」 べジ「ええい! なにをもたもたしている! まだ注文は決まらんのか!?」 悟空「あ、わるいなベジータ! ちょっとオラ財布忘れちまってよ!   今、瞬間移動で取ってくっから、ここで並んでてくれよ!」 女店(え、瞬間移動って・・・何言ってるんだろう・・・?) べジ「財布を忘れただと!? キサマ・・・それでも誇り高きサイヤ人か!!」 女店(サイヤ人・・・? サイヤなんて国あったっけ・・・?) 悟空「まあそうカッカするなよ~。すぐ戻るから。じゃ、ちょっと行ってくる!」 べジ「ま、まてカカロット...
  • 除霊失敗
    「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 霊媒師の読経が続く。 柏を振るい、やや過剰だが溺れる者は藁をも掴む。 僕も必死だった。高い金を払ってる・・・いや、除霊して欲しいのだ。 「・・・無駄だといってる」 「うわぁっっ」 耳元で囁く声。全然効いてないっぽいっ 「祟るよ。余計な事して怒らせるとどうなるかわかんないよ」 「ひ、ひぃぃっ」 「え、ええーいっこの悪霊めがっっ退散せーいっっ」 喧々諤々の大騒ぎがしばらく続き、結局霊媒師は『金額分は やった。俺GJ』と言い残し帰った。 部屋の空気は澱んでいる。何も変わっていない。むしろ居心地が悪い。 「・・・あんなの呼んでお祓いしようとしたのね?」 「すっすいませんっ出来心でっっ」 「許せないよ。もう許さないよー」 「あわ・・・あわわ」 「・・・から...
  • 夏の風物詩
    『うらめしやー』 「古。今時白装束かよ?」 『う、うるさい!だって、仕方ないじゃない。私これしか持ってないんだもの・・・』 「これだから年代物の幽霊は・・・仕方ねえなあちょっと待ってろ」(ゴソゴソ) 『これ・・・浴衣!?』 「俺のを買うついでに買っといたんだ。あ、安物だけどな」 『綺麗・・・いやその、う、嬉しくもなんともないけど、仕方ないから着てあげる!』 「下駄と髪留めと巾着もあるけどこれは勧められたのを断りきれなかっただけで」 『も、もったいないから使ってあげるわよ!』(いそいそ着替え) 「・・・結構似合って・・・いやそのごにょごにょ・・・」 『・・・なんか恥ずかしい・・・あまり見ないでよ・・・』 「そ、そろそろ行くか。その・・・屋台物食って汚すなよ?」 『う・・・意地汚いあなたとは違うわよっ!・・・ばか』 そして夕暮れ時の人波に一組...
  • 自傷の共に君
    「・・・また血が流れてるね」 「そうね」 あたしには自傷癖があった。自分を傷つけて血を流し、安心する。 痛みと恐怖が、安心になった。 そして、またあいつが現れる。悪霊ってやつだろう。 あたしが傷をつけ、血を流すと現れる。 「舐めてほしい?」 同年代の女。いつもあたしを見下すような目をしていた。流れる血を 舐める。傷にkissをする。 「好きにすれば」 「ふん・・・・ちゅ・・・・」 「んっ・・・・・」 誰もいない部屋。誰からも愛されず必要とされないあたし。 流れる赤い血に舌をのばし、傷に唇を這わすこいつは私の死神か。 「甘い」 「・・・・そう?」 「血は・・・止まったわ」 「・・・・そう」 ワンルームの狭い部屋の中、沈黙だけが漂う。 屈み込んだまま、あたしを見つめる・・・悪霊。...
  • 熊さん
    「・・・」 何?私の顔なんか見て楽しい?あなたは誰?ここは、私の部屋だよ?それとも、強盗? まぁ、殺されてないから違うか。 「・・・・・・」 こんばんわ。随分と怖い顔で、睨むんだね。どうでもいいけどね。 窓から出入りするんだね。ああ、寒いのは好きじゃないからちゃんと閉めてね。って、 カーテンが揺れただけか。 「・・・・・・・・・」 今日も来たんだ。三日連続なんて、よく飽きないね。何かするわけでもなく、ただずっと 見てるだけで私を観察でもしてるの? 「俺の部屋に入って三日間、何をするでもなくぼけっとしながら毎度現われる俺をじっと 見るか」 へぇ、喋れたんだ。でも、可笑しいこというね。ここは、私の部屋だよ。あなたは、前に 住んでた人かな? 「四日間、何も食わずにずっと壁を眺めてて楽しいか?」 あなたと話す...
  • ジェノサイドだけはやらせない
    「・・・お別れなんだな」 「バカ・・・そんな悲しそうな顔しないでよ。また会えるから」 「・・・そうだな。ま、笑顔で送り出そう」 「・・・最後に、お願い聞いて?」 「なんだい?」 「私と・・・ファイトなさい」 「いいだろう!どっからでもかかってこいやー!!」 「その意気込み、しかと受け入れた・・・だが、間合いが甘いわー!!」 「っ!!」 「拳は強く強く握りこむのよ。でないと、骨を痛めてしま・・・きゃっ!?」 「ジェノサイドだけは・・・やらせない!!」 「・・・・・強くなったわね」 「おかげさまでな」 「それなら勝てるわ。頑張ってね」 「おう」 亀田、ランダエタと戦う数日前のことである。
  • スーパードクター
    ある日の夕方のことだ。 ある男が道を歩いていると、赤いコートを着て白い大きなマスクを口につけた女性に出会った。 女は男に近づくと一言、こう尋ねた。 「私キレイ?」 マスクで顔の下半分が隠れていたのではっきりとはわからないものの、その女性はなかなかの美人であるようだ。 男は素直に答えた。 「ええ、綺麗ですよ」 するとその女性は、マスクを取り、耳まで裂けた口を見せ、こう言った。 「これでも、キレイか!」 恐怖に歪んだ顔ではなく、男は冷静に彼女を見てこう呟いた。 「ムウ、口蓋裂だな(ぎらり)」 いつもと違ったリアクションにあっけにとられる女。男は女の手を取り、ずんずんと歩いていく。 「ちょっと!何よ!離しなさいよ!・・・・何よ・・・。」 「・・・ムウ・・・流石はスーパードクターl ・・...
  • 作品集
    1人目・・・編集完了につき編集権限凍結。 2人目・・・編集完了につき編集権限凍結。 3人目・・・編集完了につき編集権限凍結。 4人目・・・編集完了につき編集権限凍結。有志の皆様ありがとうございました! 5人目・・・編集完了につき編集権限凍結。有志の皆様ありがとうございました! 6人目・・・編集完了につき編集権限凍結。有志の皆様ありがとうございました! 7人目・・・編集完了につき編集権限凍結。有志の皆様ありがとうございました! 8人目・・・編集完了につき編集権限凍結。有志の皆様ありがとうございました! 9人目・・・編集完了につき編集権限凍結。有志の皆様ありがとうございました! 10人目・・・編集完了につき編集権限凍結。有志の皆様ありがとうございました! 11人目・・・進行中。 シリーズ物まとめ シリーズも...
  • アンカーでツンデ霊
    削り所があるのかもしれないけれど判断できないのでそのままコピペですよ 23 名前:アンカーでツンデ霊: sage 2006/06/22(木) 18 57 16 ID a6SpfXi1O  ・・・寒気がする。 俺はゆっくり目を覚ました。 引っ越した当初よりこの部屋に感じていた、というより漂っていた寒気。 そこにある気配は形を生成しているのが解る。 俺は心で冷静さを欠かさないように自分に言い聞かす。 やがて輪郭をはっきり持ったそれは、お世辞抜きな可愛かった。 女の子は口を開いてこう言った。 「 24」 24 名前:本当にあった怖い名無し: sage 2006/06/22(木) 19 07 24 ID m2YpOUJJ0 「ご飯・・・食べるんでしょっ?!料理した事なんか ないけど、作ってみたから食べればっ」 25 名前...
  • 同居幽霊
    「・・・・・」 今、最高にデンジャー的な時間をすごしてます。 そりゃそうだ。ホワイト一色の装束で、恨めしそうなフェイスのガールが居るんだからな。 これはゴーストだ。やべぇ・・・これはデンジャー。オーマイゴッド。 「殺してやる・・・殺してやる・・・・・」 相手が生きてたらスカラー波受信した奴らかよ、ってアイ・キャン・パンチなのに。 「・・・・・んにしても、可愛いよな」 「(ぴくっ)」 「・・・・・」 リトルだが頬が少しレッドになってるな。こやつ、照れてるな。 「もしお前が生きてたら、きっと世界中の人間がとりこになってるだろう」 「(ぴくっ)」 「一目ぼれしちまった」 「っ・・・!!さ、さっきから何なのよ!!」 お、ついに耐え切れずにシャウトしたか。いやいや、起こったフェイスもなかなかナイス。 「だって、本当の事だし」 「ち、違う...
  • 泣いた赤鬼
    泣いた赤鬼 昔々のお話じゃ。 とある場所に、赤鬼と青鬼が住んでおった。 赤鬼は、人間と仲良くしたいと思っておったのじゃが、性格がアレじゃった。 『な、何よ。牛が溺れてて・・・可哀想だから助けた・・だけ・・・』 「うわぁーっ赤鬼がでたーっ」 赤鬼は、それでも何かと人にかかわり仲良くしようとしたんじゃが、うまく いかなかった。しょげる赤鬼を慰めるのは、いつも青鬼じゃった。 『もっと・・・言い方をかえれば・・・』 『何よっべ、別に仲良くしたい訳じゃないもんっ』 『・・・・』 ある日の事、いつものように村を草陰から見ているとなにやら騒がしい。 「た・・・助けてー」「うわーっ」 慌てて村に近付くと、なんと青鬼が暴れているではないか。 『ちょ・・・何やってるのっ!?やめなさいよっ』 『がおーっおっ赤鬼めっ人間を助けにきたのか...
  • 同居人
    冷蔵庫を開ける音にぼんやりと目が覚める まだ暗いが誰か起きて来たらしい 冷蔵庫の光が差し込むなか、電気代がもったいないなと思いながら目を閉じる ふと、自分が一人暮らしだと思い出す ゾッとして飛び起きると同時に目覚まし時計がなる。・・・朝のようだ 夢だったのかと思い冷蔵庫を開けるとハムとベーコンのパックが空になっている  ・・・・体に悪そうだ その日から夕飯にもう1人前用意し、寝る前に冷蔵庫に入れておくようにしている。 最近は好みも分かってきた。肉類(特にハンバーグ)を入れておくとキレイに食べられている 後、プリンとか甘い物も好みらしく3個入りパックを買ったら一晩で全部食われてた 健康(?)バランスを考えて野菜サラダも毎回入れているが食べられた事が無い。 「サラダもキチンと食べる事!」と張り紙を冷蔵庫に張って寝たら、朝自...
  • 自殺手前での遭遇
    小さいながらも、細々と続けてきた会社だったが 昨日ついに不渡りを出してしまった。 従業員には、心ばかりの手当てを渡した。 みな、何も言わず受け取り私を責めはしなかった。 齢50。もう、悔いはないまでは生きた。 いや・・・心残りはあるがせん無いことだ。 この工場も人に渡る。資産価値を下げてしまうのは申し訳ないが、 ここが私の終着点だ。もう疲れた 「内藤さんですか?」 誰もいない深夜の工場に、若い女性の声が響いた。 「・・・はい。私が内藤です」 早いな。私はたいして動じなかった。翌日には業者や金貸しが来るだろう。 早出してきたのだろう。家を処分しわずかなら返せる。遺書にしたためてあった。 振り向くと、髪をまとめ上げ、スーツを着た女性が立っている。20代後半くらいか。 私を見つめる瞳は厳しく、赤い口紅を塗られた唇は引き結ば...
  • ホワイトデーには
    「ただいまー」 暗いドアに明かりが灯る。 「おかえりなさい、りーは寝たよ。」 「悪いね、ホワイトデーなのに遅くなっちゃって」 「りー、拗ねてたよ。・・・・・しょうがないもんね。」 俺は靴を脱ぎ、リビングに向かう。夕食だ。 「飯、ありがとな。あと夜中までごくろー。」 俺は手をピッを上げ、椅子に座る。 「明日こそ真理のお墓、行こうね。」 向かい側に座った妻が言う。 「たまには挨拶しないとな。」 「もう、まじめに聞いてよね。」 トンカツをかじる俺にはどうやら説得力がないようだ。愛想をつかれてしまった。 「8年目だよな。」 「早いよねぇ。本当に。」 空になった食器を台所に持っていき。妻が淹れたお茶を一口。 あれは俺が父ではなく譲であり、妻が奈美の時だった。 そこにはまだ真理がいた。同じ近所に住む俺達はいわば幼馴染。 し...
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