2011 > 05 > 22(日) ID:OId1S3Jz0

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[[2011/05/16(月) ID:98a9U7EY0]]の続き ---- 連休に挟まれた登校日の朝。いつも通りに篤史んちの前にいる2人。 気まずい、すごく気まずい…心の中でだけ深呼吸。明鏡止水、明鏡止水だ……どんな意味だっけ? とにかく落ち着け、アイツらは…そうジャガイモだ、ジャガイモ…サツマイモじゃ駄目なのか? サツマイモって種類どんだけあったっけ?えーと、なると金時、喜界紫、サツマイヒカリ、種子島紫、紅乙女、パープルスイートロード… 「おはよー…タクちゃん?どしたのー?」 「………ぇ!?っな、な、な、くぎゅsうぇrftgh;じこp@!?」 「落ち着けバカ、釘宮病か?」 う、うるへーバカ。てめーは何でそんな落ち着いてやがる。その眼鏡塗り潰すぞバカ。大体、オレの神はみかぴい様だ。 「あ、お土産どうだった?」 「あー…日本一きびだんご?俺は味とか食感は好きだけど、ただ、なぁ…?」 「…北海道で、きびだんごって…オレ的には…ちょっと…そもそも何故に四角にしたのか…」 「あれできびだんごとは…許さない、絶対にだ」 「2人とも意外と地元LOVEだよねー」 「作ってるトコの名前はウケたけどな」 「あー、そうそう、ソレはちょっと狙ったー」 「完全にオレ向けの小ネタじゃねーか!大して面白くもねーし」 …オレ、ちゃんと話せてるか?フツーに喋れてるか?変じゃないか?ちゃんと『いつも通り』に出来てるか? 罪悪感で押し潰されそう。でも逃げちゃ駄目だ。全部、オレが悪いんだから。オレが篤史を誘ったんだから。 でも、『いつも通り』でいる事なんて、もう無理だった。 オレも、篤史も、覚えたてで…ハマってしまっていた。 「んッ…ぅん…」 「…下、触っていいか?」 「ごめ…オレ昨日晩から、生理…」 「あ、そうかスマン」 「あの…口で、しようか」 「…漲る台詞だけどムリすんな」 「ごめん…すぐ終わると思うから」 こんなのはもう終わらせた方がいいのに、それが出来ない。ホント、最低だと思う。 校内でわざわざ人気の無いトコを探して、こんな事をして…バカじゃないかと。 昼休みもあと少し、賑やかな教室でオレは悶々としながら机に突っ伏しつつ捻れていた。 「谷田、今日の帰り少し良いかな?」 「………おう、別に良いけど」 「そんなに身構えないでくれ、落ち込むじゃないか」 「んなコト言ったって…」 ついつい唇に目が行って、あの日の状況を鮮明に思い出してしまう。八重は至って普通の態度なのがムカつく。 コイツといい篤史といい何でそんなにシレっと出来るんだ? 「じゃあ、○ッピータウンの所の○ックにでも寄ろうか、奢るよ」 「いや、奢りとかはいいよ」 「こないだのお詫びだよ、こんなもので済むとは思ってないけどね」 「…ッ!?お前なー!…やっぱ行くの拒否っていいか?」 「ふふ、ゴメンゴメンつい、ね」 「~ッ…まぁ、いいよ…おーぃ!篤史ー!」 「聞こえてた把握、静花には伝えとく…で、こないだのって何?」 「ッ!?なんでもねー!!」 「思いっきりなんでもなくなさそうじゃね?まぁ、イイけど」 「フフ、じゃあ浅倉ご主人様借りるよ」 「おう、いないと困るからちゃんと返せよ」 「…お前らなー…」 田舎の○ックとはいえこの時間はフツー混んでるけど、今日は珍しく空いてる。 あ、ハッピー○ットは仮面○イダーかー、ディ○イド超欲しー。ブ○スリャーも良いな。 …って、八重のトレー、何だありゃ!?チョコパイ×10、アップルパイ×5、シェイク(チョコ味)×3…どんだけだよ。 「席、ここで良いかな?」 「何でこんな隅っこ?」 「まぁ、内緒のガールズトーク?みたいな?」 「お前、キャラじゃねーだろ」 「で、処女喪失の感想は?」 「くぎゅsうぇrftgh;じこp@!!!!!?」 「落ち着きなよ?釘宮ウイルス過敏性大脳皮質炎かい?S型は性質が悪いと聞くけど」 「バ、バカバカバーカ!」 ……多分オレのはN型だ。お嬢様かわいいよお嬢様。 「で?どうなんだい?僕はバージンだからその辺が興味津々なんだよ」 「……………………してないし」 「うん、即答出来ない、声が小さい、視線を合わせない、言葉で否定しようとそれは肯定だね」 「……………………なんで…わかるんだよ」 「前にも言ったろ?僕は見てるんだよ君のこと」 「……オレ、もう女なんだけど…」 「そうだね、でも気持ちは変わらなかった…君が今も敷島を好きなのと同じだよ」 「……」 「相手は当然、浅倉だろ?」 「……うん」 「後悔してるのか?」 「…してないって言ったら嘘になる……オレは静花を裏切ってる…」 「うん、そうだね、間違いじゃない」 「…出来れば、こんな事はもうやめて、謝りたい…でも…」 「敷島は知ってると思うけどね」 「……は?」 「君達2人の関係の変化、僕は直ぐに気付いたよ…君ら3人ほど一緒にいるわけでもないのに、ね」 「…そんな…」 「話してる距離とか、相手への触れ方とか…気付く要素はいくらでも」 「……」 「髪、弄られるてる時の顔なんか特に……アレは気を付けた方が良いよ?」 「……」 「僕でも気付いたんだよ?敷島が気付かない筈がない」 「いや、でも…だったらなんで…」 「…さあね、それは敷島本人に聞けばいいんじゃないか?」 …でも、それは……つまり… 「どっちにしろ、このままじゃ駄目だと思ってるんだろ?」 「……うん」 …多分、元の3人には戻れないだろうけど、それはオレの所為だから、全部オレの所為だから……。 「で、処女喪失の感想は?僕はバージンだからその辺が興味津々なんだよ」 「流れが台無しじゃね?」 八重と分かれた帰り道、携帯を取り出す。【電話帳:敷島 静花】…数回のコール音。 『もしもしー?タクちゃん?』 「あ、静花……今から行っていいか?」 敷島家は相変わらずデカい。マジでデカい。今日も黒いスーツの人が門のトコに立ってる。 たしか、あの人は昔、公園の件の時に病院に付き添ってくれた… 「やあ、拓武…じゃなかった今は拓海ちゃんか、お嬢に用かい」 「はい樫本さん、お邪魔します」 旅館を思わせる広い玄関、出迎えてくれるのは虎の剥製。下駄箱の上の辺には額に入った立派な書、コレ静花が書いたらしい。 静花は書道が得意で何度も大きな賞を獲ってる。コレなんかも書のコトはよく解らないけど迫力があって凄いと思う。 「タクちゃん、いらっしゃいー」 「…ぅッス…」 静花の顔を見ると、やっぱり怯む。…でも、ココに来たんだ。逃げちゃ駄目だ。 階段を上がり2階の静花の部屋へ。女の子っぽい…キレイで、可愛いくて、整理された…イイ匂いのする部屋。 フリル多めのカーテンとか、やたらふんわりしたベッドとか、小物やメイク道具が置いてある鏡台とか、 本棚の『君に○け』の隣に並んだケッ○ャムの書籍とか、壁の鳥○実のポスターとか、床に座ってる等身大の九○りんちゃんとか…おや? この部屋には何度も来てるし、昔は泊まった事もある。…オレはドキドキして寝れなかったけど。 「今日はどうしたのー?八重ちゃんとどっか寄るって…」 「…………」 「タクちゃん?」 息が苦しい、身体が重い、視界が暗い、胸が痛い、話さなくちゃいけないのに口が上手く動かない。 「…静、花……ごめ…オレ」 「タクちゃん」 「篤史と…したん、だッ、その…ック…セックスを、したんだ……」 「……」 「ごめん…ごめん、なさい…」 「うん、私知ってたよー?」 「…ッ!…そっ…か」 「うん…知ってて何も言わなかったのー」 「な、んで…」 「…多分、私は篤史くんが誰とそういう事をしてても気にしなかったと思う」 「え…」 「篤史くんも私がそうしても、特に気にしないんじゃないかなー?」 「…いや、意味がわかんね」 「…相手がタクちゃんじゃなければ、だけどー」 「…?」 「好きなんだー、タクちゃんが」 「は?」 「私は…ずーっと昔からタクちゃんが大好き」 静花の顔はいつも通りのほんわかとした笑顔で……気が付いた。 静花はずっと『この顔』をしている。大体ぼやっとしてるけど、静花はいろんな表情をする、 喜んだり、怒ったり、困ったり、泣いたり、拗ねたり…でも、どれも『この顔』なんだ。全部、同じ感じの顔をしてるんだ。 ……オレが字がキレイだねって褒めた時に見た様な、公園でボコられてる篤史を助けようとした時に見た様な、 ちゃんと、本当に感情が入ってるって感じの顔をオレは殆ど見てないんじゃないか? 「…静花、あの…オレ……」 「言わないで」 「静花?」 「駄目……タクちゃんの気持ちは知ってるよー…でも、それは言わないで」 「……静花?」 「…それ、聞いちゃったらー、私…絶対に……だからー、駄目だよー?」 「……静花」 「……ねぇ、タクちゃん…キスしていいー?」 「え……?……あの…」 「タクちゃん」 「………ぅん…いいよ」 ----
[[2011/05/16(月) ID:98a9U7EY0]]の続き ---- 連休に挟まれた登校日の朝。いつも通りに篤史んちの前にいる2人。 気まずい、すごく気まずい…心の中でだけ深呼吸。明鏡止水、明鏡止水だ……どんな意味だっけ? とにかく落ち着け、アイツらは…そうジャガイモだ、ジャガイモ…サツマイモじゃ駄目なのか? サツマイモって種類どんだけあったっけ?えーと、なると金時、喜界紫、サツマイヒカリ、種子島紫、紅乙女、パープルスイートロード… 「おはよー…タクちゃん?どしたのー?」 「………ぇ!?っな、な、な、くぎゅsうぇrftgh;じこp@!?」 「落ち着けバカ、釘宮病か?」 う、うるへーバカ。てめーは何でそんな落ち着いてやがる。その眼鏡塗り潰すぞバカ。大体、オレの神はみかぴい様だ。 「あ、お土産どうだった?」 「あー…日本一きびだんご?俺は味とか食感は好きだけど、ただ、なぁ…?」 「…北海道で、きびだんごって…オレ的には…ちょっと…そもそも何故に四角にしたのか…」 「あれできびだんごとは…許さない、絶対にだ」 「2人とも意外と地元LOVEだよねー」 「作ってるトコの名前はウケたけどな」 「あー、そうそう、ソレはちょっと狙ったー」 「完全にオレ向けの小ネタじゃねーか!大して面白くもねーし」 …オレ、ちゃんと話せてるか?フツーに喋れてるか?変じゃないか?ちゃんと『いつも通り』に出来てるか? 罪悪感で押し潰されそう。でも逃げちゃ駄目だ。全部、オレが悪いんだから。オレが篤史を誘ったんだから。 でも、『いつも通り』でいる事なんて、もう無理だった。 オレも、篤史も、覚えたてで…ハマってしまっていた。 「んッ…ぅん…」 「…下、触っていいか?」 「ごめ…オレ昨日晩から、生理…」 「あ、そうかスマン」 「あの…口で、しようか」 「…漲る台詞だけどムリすんな」 「ごめん…すぐ終わると思うから」 こんなのはもう終わらせた方がいいのに、それが出来ない。ホント、最低だと思う。 校内でわざわざ人気の無いトコを探して、こんな事をして…バカじゃないかと。 昼休みもあと少し、賑やかな教室でオレは悶々としながら机に突っ伏しつつ捻れていた。 「谷田、今日の帰り少し良いかな?」 「………おう、別に良いけど」 「そんなに身構えないでくれ、落ち込むじゃないか」 「んなコト言ったって…」 ついつい唇に目が行って、あの日の状況を鮮明に思い出してしまう。八重は至って普通の態度なのがムカつく。 コイツといい篤史といい何でそんなにシレっと出来るんだ? 「じゃあ、○ッピータウンの所の○ックにでも寄ろうか、奢るよ」 「いや、奢りとかはいいよ」 「こないだのお詫びだよ、こんなもので済むとは思ってないけどね」 「…ッ!?お前なー!…やっぱ行くの拒否っていいか?」 「ふふ、ゴメンゴメンつい、ね」 「~ッ…まぁ、いいよ…おーぃ!篤史ー!」 「聞こえてた把握、静花には伝えとく…で、こないだのって何?」 「ッ!?なんでもねー!!」 「思いっきりなんでもなくなさそうじゃね?まぁ、イイけど」 「フフ、じゃあ浅倉ご主人様借りるよ」 「おう、いないと困るからちゃんと返せよ」 「…お前らなー…」 田舎の○ックとはいえこの時間はフツー混んでるけど、今日は珍しく空いてる。 あ、ハッピー○ットは仮面○イダーかー、ディ○イド超欲しー。ブ○スリャーも良いな。 …って、八重のトレー、何だありゃ!?チョコパイ×10、アップルパイ×5、シェイク(チョコ味)×3…どんだけだよ。 「席、ここで良いかな?」 「何でこんな隅っこ?」 「まぁ、内緒のガールズトーク?みたいな?」 「お前、キャラじゃねーだろ」 「で、処女喪失の感想は?」 「くぎゅsうぇrftgh;じこp@!!!!!?」 「落ち着きなよ?釘宮ウイルス過敏性大脳皮質炎かい?S型は性質が悪いと聞くけど」 「バ、バカバカバーカ!」 ……多分オレのはN型だ。お嬢様かわいいよお嬢様。 「で?どうなんだい?僕はバージンだからその辺が興味津々なんだよ」 「……………………してないし」 「うん、即答出来ない、声が小さい、視線を合わせない、言葉で否定しようとそれは肯定だね」 「……………………なんで…わかるんだよ」 「前にも言ったろ?僕は見てるんだよ君のこと」 「……オレ、もう女なんだけど…」 「そうだね、でも気持ちは変わらなかった…君が今も敷島を好きなのと同じだよ」 「……」 「相手は当然、浅倉だろ?」 「……うん」 「後悔してるのか?」 「…してないって言ったら嘘になる……オレは静花を裏切ってる…」 「うん、そうだね、間違いじゃない」 「…出来れば、こんな事はもうやめて、謝りたい…でも…」 「敷島は知ってると思うけどね」 「……は?」 「君達2人の関係の変化、僕は直ぐに気付いたよ…君ら3人ほど一緒にいるわけでもないのに、ね」 「…そんな…」 「話してる距離とか、相手への触れ方とか…気付く要素はいくらでも」 「……」 「髪、弄られるてる時の顔なんか特に……アレは気を付けた方が良いよ?」 「……」 「僕でも気付いたんだよ?敷島が気付かない筈がない」 「いや、でも…だったらなんで…」 「…さあね、それは敷島本人に聞けばいいんじゃないか?」 …でも、それは……つまり… 「どっちにしろ、このままじゃ駄目だと思ってるんだろ?」 「……うん」 …多分、元の3人には戻れないだろうけど、それはオレの所為だから、全部オレの所為だから……。 「で、処女喪失の感想は?僕はバージンだからその辺が興味津々なんだよ」 「流れが台無しじゃね?」 八重と分かれた帰り道、携帯を取り出す。【電話帳:敷島 静花】…数回のコール音。 『もしもしー?タクちゃん?』 「あ、静花……今から行っていいか?」 敷島家は相変わらずデカい。マジでデカい。今日も黒いスーツの人が門のトコに立ってる。 たしか、あの人は昔、公園の件の時に病院に付き添ってくれた… 「やあ、拓武…じゃなかった今は拓海ちゃんか、お嬢に用かい」 「はい樫本さん、お邪魔します」 旅館を思わせる広い玄関、出迎えてくれるのは虎の剥製。下駄箱の上の辺には額に入った立派な書、コレ静花が書いたらしい。 静花は書道が得意で何度も大きな賞を獲ってる。コレなんかも書のコトはよく解らないけど迫力があって凄いと思う。 「タクちゃん、いらっしゃいー」 「…ぅッス…」 静花の顔を見ると、やっぱり怯む。…でも、ココに来たんだ。逃げちゃ駄目だ。 階段を上がり2階の静花の部屋へ。女の子っぽい…キレイで、可愛いくて、整理された…イイ匂いのする部屋。 フリル多めのカーテンとか、やたらふんわりしたベッドとか、小物やメイク道具が置いてある鏡台とか、 本棚の『君に○け』の隣に並んだケッ○ャムの書籍とか、壁の鳥○実のポスターとか、床に座ってる等身大の九○りんちゃんとか…おや? この部屋には何度も来てるし、昔は泊まった事もある。…オレはドキドキして寝れなかったけど。 「今日はどうしたのー?八重ちゃんとどっか寄るって…」 「…………」 「タクちゃん?」 息が苦しい、身体が重い、視界が暗い、胸が痛い、話さなくちゃいけないのに口が上手く動かない。 「…静、花……ごめ…オレ」 「タクちゃん」 「篤史と…したん、だッ、その…ック…セックスを、したんだ……」 「……」 「ごめん…ごめん、なさい…」 「うん、私知ってたよー?」 「…ッ!…そっ…か」 「うん…知ってて何も言わなかったのー」 「な、んで…」 「…多分、私は篤史くんが誰とそういう事をしてても気にしなかったと思う」 「え…」 「篤史くんも私がそうしても、特に気にしないんじゃないかなー?」 「…いや、意味がわかんね」 「…相手がタクちゃんじゃなければ、だけどー」 「…?」 「好きなんだー、タクちゃんが」 「は?」 「私は…ずーっと昔からタクちゃんが大好き」 静花の顔はいつも通りのほんわかとした笑顔で……気が付いた。 静花はずっと『この顔』をしている。大体ぼやっとしてるけど、静花はいろんな表情をする、 喜んだり、怒ったり、困ったり、泣いたり、拗ねたり…でも、どれも『この顔』なんだ。全部、同じ感じの顔をしてるんだ。 ……オレが字がキレイだねって褒めた時に見た様な、公園でボコられてる篤史を助けようとした時に見た様な、 ちゃんと、本当に感情が入ってるって感じの顔をオレは殆ど見てないんじゃないか? 「…静花、あの…オレ……」 「言わないで」 「静花?」 「駄目……タクちゃんの気持ちは知ってるよー…でも、それは言わないで」 「……静花?」 「…それ、聞いちゃったらー、私…絶対に……だからー、駄目だよー?」 「……静花」 「……ねぇ、タクちゃん…キスしていいー?」 「え……?……あの…」 「タクちゃん」 「………ぅん…いいよ」 ---- [[2011/05/25(水) ID:9sOh1a9Z0]]に続く ----

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