安価『可愛さあまっていじめたり冷たくしていた妹が(略)』

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安価『可愛さあまっていじめたり冷たくしていた妹が(略)』 - (2011/06/04 (土) 00:58:01) のソース

 >>226
 可愛さあまっていじめたり冷たくしていた妹が、女体化して華奢で小柄になったとたん逆にこっちを弄ってくる。
 恥ずかしいけど距離が縮まったようで嫌じゃない、そんな感じ。

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「っだぁ~…ぁぁッ」
「アンタ何朝から溶けてんの?締まりの無い顔が余計崩れてるわよ?」

うるへーバーロー可愛いから文句ねーだろ…自分で言っててなんかアレだな。イヤ、流石に口には出さんが。

「………白」
「は?何が…あッ!?……スマン」
「アンタまだ自覚足りてないの?…まぁ、この子もだけど」

ンな事言われても、『私』もソイツもなったばっかしで自覚もクソも無ぇよ…察しろ。
しかし、なんだ?ぱんつ見られただけなのにこの恥ずかしさというか居た堪れない感じ。
仮にもソイツは今は女で…私も『同性』なのに。

「そんなんだから女体化した子はチョロいとか思ってるバカが寄って来んのよッ?!」

キッ!とコイツが周りを見渡すとバツが悪そうに目を逸らしたりワザとらしくケータイ弄りだす輩が多数。まあ、わかるけど。
今の私は見た目はどう見ても三つ編みが似合う小柄で華奢ながら出るトコはしっかり『ぽよん』としてる美少女だ。
…うん、まだ我が身だと自覚が薄いから言えるんだろうな、やはり口には出さんが。

お前が大事に扱ってるソイツも無口で小動物的な可愛いショートカットっ娘だから男子の人気が高いのも頷ける。
…男の時から姿形は変わってないけどなソイツ…元々、一部の連中からはコアな人気が有ったのが女体化して顕在化しただけだな多分。

そんな美少女が女としての自覚も無く無防備にウロウロしてたら、そら『いただきます』したくもなるわな。
……うあ、私が男にヤらてるトコ想像しちゃったよ…恐ろしい、気を付けよう。

「でェ、何でアンタそんな玩具の方のスライムみたいな様になってんの?」
「そこまで溶けてねーだろ!?」
「……グロブスター、みたい」
「え?グロ…スマン、何だソレ?」
「あー、この子のこーゆーネタはスルーが常識でしょッ!で、何かあったの?」
「あ、イヤ…妹がオカシイんだよ」
「アンタの妹?あー、あの大人しそうなちょっと喋り方イタい子」
「大概失礼だな!?イタくねーよ?可愛いだろうが!!」
「ハイハイ…で、そのオカシイ妹がどうしたって?」
「…っあのなー…まあ、いい…なんか私が女体化してから、その、スキンシップが過剰と言うか…」

…最早アレはスキンシップとは言えない部分もあるけど。

「良いコトじゃない、仲悪いワケじゃないんでしょ?兄が姉になって同性だから甘え易くなったとかじゃないの?」
「いや、どうなんかな…ソレにしてはちょっと…なんと言うか…」
「ハッキリ言いなさいよ、どんな感じなのよ?」
「えっと、風呂に入ってたら凸して来たり、いちいち私の着替えを手伝おうとしたり、なんか何かにつけて纏わりついて来んだよな」
「興味あるんじゃないの?どこに出しても恥ずかしいバカ兄がこんな見た目は華奢で可憐な美少女になったんだから…中身はバカ兄だけど」
「なぁ、俺お前に怨まれる様なコト何かしたか?」
「『俺』に戻ってるわよアンタ、それも妹に指摘されて矯正したんでしょ?」

女体化後すぐに温厚な妹が結構マジな感じでコレは指摘してきた。他にも言葉遣いや仕草なんかも直した方が良いと言われるけど
全部対応出来る様になるのは…当分先だろうな…。

「ぐぬゥ…わ、私はー…そういう事が言いたいんじゃなくて、えっとコレは妹の『復讐』なんじゃないかと思って…」
「復讐?」
「そう…私な、女体化する前位まで、その…妹が可愛過ぎて結構冷たく当たったり苛めてたりしたんだよな」
「アンタ妹とはいえ女の子をぶったりしてたのッ?サイっテー」
「いや、そういう暴力とかはしてないっ!精々、妹の持ってる『KR○VAのベスト盤』を『鳥○実』に、
 『西野○ナのtoLOVE』を『ちっ○いぱんCD』に中身をすり替えたり、ケータイのデータフォルダを立○夕子と
 野崎○ンビーフの画像で埋めてみたり、『ひだまり○ケッチ』でうめてんてーのファンになった妹の為に録画しといた
 『魔法少女ま○か☆マギカ』を一緒に観てあげたりした位だって、3話辺りで恐慌状態になった妹を見た時など
 胸がすく様な気持ちだったけど」
「……アンタ、それ殺されても文句いえないわよ」
「……マジおにちく」

ん!?間違ったかな?


~きたくっ!~─────────────────────────────────────────────────────────


『まぁ、苛めの内容はともかく嫌われてる様子じゃないんでしょ?じゃあ、やっぱり単なる興味とかスキンシップとかじゃない?』

果たしてそうなのか?それにしちゃあ何か違う含みがあるような…。

『アンタも案外「うはッWW妹に纏わりつかれるとかッWWグルーチョ萌エスッッWW」とか思ってんじゃないのッ?』

それは無い。断じて否だ。そういうのはアレだ、幻想だ。妄想だ。実在の妹に萌えとか有り得ない。…可愛いのは認めるが。
大体アイツ私をどーゆー目で見てんだ?あのデコいっぱいに油性マジックで『ツンデレ』って書いてやろうか。

「ただいまぁ」
「お帰りなさぁいです姉の人、鞄持ちますよ」

うん、可愛い。妹は今日も正常運転だ。今朝私の布団の中で添い寝てしてた時はマジ焦ったけど。てか気付けよ私。

「父の人も母の人も今日も遅くなるみたいなので晩ご飯は簡単なのでいいですか」
「うん、私も手伝おうか?」
「大丈夫です、姉の人はゆっくりしていて下さい」
「悪いな、じゃあお言葉に甘えて」

リビングから台所を覗き見る。中学生らしいボーダーの長袖Tシャツにデニムのスカート、その上にエプロンを着けてる姿は
なんつーか、もう『おさな妻』とか『お嫁さん』とかそういう雰囲気あるよなアイツ…。
ウチは両親共働きだからアイツは小さい頃から家事熟してるし。それに比べて私は…駄目だなぁ。
…『お嫁さん』か、私ももう女だからその内彼氏とか出来て、ゆくゆくはそうなるのか…想像出来ねーな。

「あのさ…やっぱ何か手伝うわ」
「?そうですか、じゃあこれにお味噌入れて下さい」
「おう、えーと…」
「あ、これでお箸で溶きながら…」
「え?ハイ…こうかな?」
「えっと、あ、そもそもお味噌の量が…」
「えッ?!あ…ごめん」

お嫁さん…私には無理じゃね?

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食事も終え、リビングで寛いでると『お風呂が沸きました』のアナウンスが聞こえた。

「あ、お前先に入れよ」
「いえ、姉の人お先にどうぞ入ってください」

屈託の無い笑顔、悪意がある様には到底見えない。でも昨日は私が入ってるとコイツはバスタオル一枚で「お背中流します」って入ってきやがった。
今もソファに座ってるワケだが、距離が不自然な程に近い。ほぼ密着していると言っても良い。なんなんだコレ。

「よっ…と」

ブラウスを脱ぎ、ブラジャーのホックを外す。最初は腕が攣りそうになったもんだが大分慣れてきた。掛け声はいまだ必須だけど。
前屈みになると重力と慣性に遵い揺れる乳房。なかなか立派なもんだ。女体化してすぐは「うはッWWWコレがッWWW」とか思ったが、なんつーかもう見飽きた。
日常生活では邪魔なんだよなコレ、何かと痛い目に遭うし。役に立つのなんか結局『夜』限定じゃね?……駄目だ昨日の悪夢が…。

「……ふぃ~…」

ウチの風呂は一般家庭にしては大きい。今の私だと充分過ぎる程だ。つい、だらーんと伸びて顎先まで浸かってみる。

「今日もお背中流しまぁす」
「ちょっ?!くぁwせdrftgyふじこlp…っ!!…っゴベバビビュ……!!?ッッ………げはッげはッ…!!」

……全身浸かった。頭の先まで。

「姉の人ぉ、昨日と同じリアクションですよ」
「……じゃあ昨日と同じ事はしないでくれるかな?妹よ」

バスタオルだけを纏った女性らしい肢体。自分のは見慣れたとはいえ、他人の体をナマで見るのはまだ照れる。
いや、妹のなんだけど、そうゆう意味の他人ではなくて…駄目なんだって、まだ私の中には健全な男子高校生(童貞)が残ってんだよ!
エロ本も名残惜しくて捨てれないんだよ!察してくれ!

「キィミトーワァラウーコォノハァルノォヒニーサァイターサァイターサクラーノハナガー♪」
「……」
「…そんなに警戒しないで下さい」
「……だって…」

昨日はこの流れで「おっぱいの洗い方教えまぁす」って……乳を揉まれた。いや、ちゃんと洗ってはいたと思うけど…
アレはもう辱めだと思う。うん、間違いない。なんか変な感じしたし…。

「大丈夫です、今日はおっぱいは自分で洗って下さい」
「お、おう……?」

……なんかされると思ったのは杞憂か?一通り洗い終わってもう一度湯船に…

「姉の人ぉ、まだですよ?」
「はェ?」
「今日は『ここ』の洗い方を教えまぁす」
「……………………………………………………………ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!???」

待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待てェいッッ!!?
そこはアレだ、危険だ、うん、危険だよ妹よ。落ち着け、冷静になれぇ…そうだ、ここはアレだ素数だよ!
いままでも数々のSSの主人公たちが素数で危機を……脱してねーッ?!!役に立たねーな素数!!

「そんなに縮こまらないで下さい、洗い難いです」
「そ…んなこといったって…こんな…」
「…本当にもうちんちん無いんですねぇ」
「そ、んなの見りゃわか…るッ…だろ」
「…ここはデリケートゾーンっていうくらいデリケートだからごしごし擦っちゃダメなんですよ」
「…ッ…わかったから…そんな…」
「今日は専用ソープ使いますね。よく泡立てて、このまま……」

もう、何か頭がボーっとして、でもイッパイイッパイで、色んな事を考えるんだけど一つも答えが出ない。

「ここのピラピラは軽く摘みながらこうやってやさしぃくきゅきゅってするんですよ」
「……ッ…ッ」
「ここの穴とおしっこの穴は軽ぅく、くりくりするだけでいいです、穴の中は洗わなくていいですよ」
「……ぅん…」
「先っちょは…剥けるますか?」
「……ッ?!」
「…ちょっとまだムリみたいですね、じゃあ付け根と周りだけを…」

何だろこれ、妹に弄くられてるのに…こんな…これ以上は…くっ、くやしい…でも…!

「じゃぁ流して……あれ?姉の人、ここなんかヌルヌルしてますよ?どうしてですか?」
「…………」
「姉の人…?」
「……っ……なさい……めんなさいッ…!」
「姉の人!?」
「ぅッ…ふぅッ…ひッ……ッ…い、ままでッ…いじめ…てて、ごめんッ…なさい……ゆる、してェ…」
「…ッ?!」
「わたっ…わた、しが…わるかった、からァ…もう、こんな……と…しないで…」

「違いますッ!」

背中にバスタオル越しの柔らかい感触。妹の胸が押し付けられてる…抱き締められてる。

「違うんです、姉の人…苛められた仕返しとかじゃないんです…」
「……ふぇ?」
「姉の人が、わたしを苛めてたのって…わたしが可愛くて、好きだからつい…ってことですよね?」
「……うん」

バレてたのか…すげー恥ずかしいな…。

「わたし、知ってました…だから、冷たい態度されたり苛められたりしても、ちょっとはイヤでしたけど…嬉しかったんです」
「…いや、ごめん…本当に、素直じゃなくて…」
「ふふ…『ツンデレ』なんですよね、姉の人…」
「それは違うんじゃね?…いや、合ってんのかも知れないけど」
「だから、わたしが勇気を出さなきゃいけなかったんです、でも出来なくて…だから後悔してるんです…」
「…?何が?」
「兄の人が、姉の人になった事です」
「…??いや、何でお前が後悔…」
「姉の人はわたしのこと可愛いって、好きだって思ってくれてて…わたしも同じ気持ちなのに…」

…ん?何か違う、コレ何かがオカシイぞ…。

「だから…わたしに勇気があれば姉の人が、兄の人の時に…『初めて』を貰ってあげられたのに…って」
「いや、ちょ…おま…」

違う、私の『好き』はそっちの意味じゃねー……って何で私仰向けに?!アレ?押し倒されてるッ?!!

「だから…わたし、責任を取ろうと思って…姉の人に、ちゃんと女の子の事教えて…」
「は、はぁ…あ、あの~…一先ず落ち着こう、な…妹よ…」
「わたしの『お嫁さん』にしようかな…って」

待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待てェいッッ!!?
それはアレだ、危険だ、うん、危険だよ妹よ。落ち着け、冷静になれぇ…でもって人の話を聞いてッ?!
一回だけでいいから、深呼吸しよう。深呼吸してからのヨッシャ!!…って違ッ!!!

なにバスタオル肌蹴させてんの?見えてるってッ?!全部見えてるってッ?!!隠せよッ!!
おっぱい押し付けんなッ!?私のおっぱいにおっぱい押し付けんなってッ!!乳首当ってるってッッ!!!私の乳首に乳首当ってるってッッ!!!!

「大好きです…姉の人…」

アッーーーーーーー───────────────────────────────────────────────────────────

「アンタ何朝からくたばってんの?…ってマジで顔面蒼白じゃない」
「どうしてこうなった」

「……南極のニンゲン、みたい」

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