蟲師(6)
天辺の糸
蒼天より垂れる白い糸、掴んだ娘は虚空に消えた・・・。山越えの途中ギンコは、樹の頂上に座り込む、記憶を失った娘を拾う。娘はギンコの協力で村へと帰るが、怪異に出会った事で蟲の領域へと引きずられていた。戸惑う娘の恋人に対し、娘を人に戻す為ギンコが示す方法とは・・・。
セイジロの吹への愛が吹を救ったんだと分かります。
囀る貝
海辺に生きる少女が貝を拾い耳にあてる。そこから聞こえる調べは波の音…のはずだった、貝の鳴き声を聞き少女は声の出し方を忘れてしったそして・・・。他人々は助け合わないと生きていけないんだと思えます、厄災が起こることが分かるなんて便利だと思いました。
夜を撫でる手
夜の山中に漂う腐臭の混じった光酒の匂いを辿ったギンコはその先で、異様な殺気を放つ人影に行き当たる。翌朝、山を抜けた先の村で人影の正体である男と出会ったギンコは、その殺気の正体が光酒の腐敗したモノ、腐酒であることを見抜き治療することを提案するが・・・。 弟を思うことが我を思い出す気掛けになったんだとおもいます。
雪の下
冬の湖、ほんの一時目を離した隙の事故により妹を失った少年は、未だその死を受け入れきれずにいた・・・。
雪蟲類の研究に雪降る山里へとやって来たギンコは、旅籠の娘から希少種の雪蟲に憑かれた少年の話を聞き、少年の元を訪れる。蟲に憑かれた事から寒さを感じず、暖の一切を受け付けることの出来なくなった少年の身体に痛みを診てとったギンコは治療を進めるが・・・。凍えた身体・・・凍えた心・・・凍えた記憶・・・。 妙を救いたいと思う気持ちが妙とトキを助けたんだと思いました
野末の宴
父の造る酒は美味かった・・・。名杜氏であった父を目指し精進を続ける男は、ついに黄金色に輝く見事な酒を造ることに成功する。深い喜びと共に酒を片手に父のもとに帰る夜の山中、酒のもたらす酩酊の中で男は異形の生物を見る。誘われるままに生物を追った男の行き着く先は、奇妙な集団の不思議な宴・・・。
最終更新:2006年12月11日 21:22